JP6226763B2 - ポンプ式吐出容器 - Google Patents
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Description
容器本体と、該容器本体の口部に装着される吐出ポンプ体とを備え、該吐出ポンプ体の上方に設けられたノズルヘッド部を上下動させることで、該容器本体内に収容された液体を該ノズルヘッド部に設けられた吐出口から吐出するポンプ式吐出容器であって、
前記吐出ポンプ体が、
前記容器本体内と連通可能な筒状の液用シリンダ部と、
前記液用シリンダ部の内壁面と摺接して上下動が可能な筒状部材であって、該液用シリンダ部との間隙を液室として構成するとともに、その上方向への移動によって容器本体内の液体を該液室内へと吸入し、且つその下方向への移動によって該液室内の液体をその上方に設けられた開口端を通じて上方へと圧送する筒状の液用ピストン部と、
前記液用ピストン部と連動して上下動が可能であり、且つ前記液室内と連通可能な筒状の部材であって、下方で該液室内と連通するとともに末端に設けられた吐出口へと連絡する小径の内側筒状部分と、その外側を覆うように設けられた大径の外側筒状部分とからなる二重筒構造を有し、その下方向への移動によって該液室内の液体を液用ピストン部の上方開口端を通じてその内部へと流入させるとともに、該液体を吐出口から吐出するノズルヘッド部と、
前記容器本体の上方及びノズルヘッド部の下方を外側から覆うように設けられたスカート状の部材であって、上方に直立した小径筒状部分と下方に拡開した大径筒状部分とからなり、下方の大径筒状部分の内面が前記容器本体の口部の外面と螺合することで該容器本体へと着脱可能に装着されるベースキャップ部と
を備え、
前記ノズルヘッド部には、前記外側筒状部分と内側筒状部分とによって形成される空間内へと外気を取り入れることが可能な吸気孔が形成されており、且つ
前記ノズルヘッド部の外側筒状部分の下端に、下方へ向かって内側方向へと傾斜した可撓性を有する縮径筒状部分が一体に連続して設けられ、該縮径筒状部分の下方先端において前記ベースキャップ部の上方小径筒状部分の外面と摺接している
ことを特徴とするものである。
また、前記ポンプ式吐出容器において、前記ノズルヘッド部の縮径筒状部分が、鉛直方向長さ0.5〜3.0mm、平均肉厚0.1〜1.0mmであることが好適である。
また、前記ポンプ式吐出容器において、前記ノズルヘッド部の縮径筒状部分が、その下方先端部の肉厚が最も薄くなるよう形成されており、下方先端部における前記ベースキャップ部上方小径筒状部分の外面との当接長さが0.1〜2.0mmであることが好適である。
また、前記ポンプ式吐出容器において、前記ベースキャップ部の上方小径筒状部分の上端に、その外周面方向の下方に向かって傾斜する傾斜面が形成されていることが好適である。
図1に、本発明の一実施形態にかかるポンプ式吐出容器10の断面図(出荷時のノズルヘッドが上限位置にある状態の正面断面図)を示す。
本実施形態にかかるポンプ式吐出容器10は、液体が収容される容器本体12と、該容器本体の上端の口部に着脱自在に装着される吐出ポンプ体14と、該吐出ポンプ体と連通して容器本体の内部へと延びた管体16とを備えている。
スカート状のベースキャップ20は、中央部を開口した頂壁部20aと、頂壁部20aの外周縁部から垂下したスカート部20bと、頂壁部20aの開口縁部から直立した直立壁20cとからなっている。また、頂壁部20aの下面には、空気用シリンダ24Bと接触する環状筒部と、さらにそれよりも小径の環状筒部がそれぞれ垂下形成されている。ベースキャップ20のスカート部20bの内周面には雌ネジが形成されている。一方で、発泡性液体を収容する容器本体12の口部には、その外周面に雄ネジが設けられており、スカート部20b内面の雌ネジと螺合することによって、ベースキャップ20が容器本体12へと着脱自在に装着される。このようにして、容器本体12の口部及びノズルヘッド22の下方を外側から覆うように、ベースキャップ20が容器本体12の口部へと固定される。
図2(a)〜(c)に示されるように、本実施形態においては、ノズルヘッド22の縮径筒状部22iの下方先端がベースキャップ20の直立壁20cに接しており、隙間なく塞がれている。このため、図2(c)に示すように、ノズルヘッド22の押し下げが解除されて容器が復元する際に容器内が減圧状態になっても、縮径筒状部22iと直立壁20cとの隙間から水が侵入することがない。特に、浴室等の高湿度条件下で使用する場合には、直立壁20cの外表面に水が付着する可能性が高いものの、このような付着水の吸い込みを防止することができる。加えて、縮径筒状部22iは、下方内側方向へと傾斜した形状となっており、常に直立壁20cに押しつけられた状態であるため、ノズルヘッドの押し下げの繰り返しや外部からの衝撃等により、ノズルヘッド22の軸の傾きが生じた場合であっても、隙間が生じ難い。さらに、例えば、図2(c)に示されるように、ノズルヘッドの押し下げが解除されて容器が復元する際、通気空間Fは減圧状態となっているため、さらに縮径筒状部22iが直立壁20cへと押しつけられるように圧力が作用するので、より隙間が生じ難くなる。
つづいて、本実施形態にかかる吐出ポンプ体の作動状態について、以下に説明する。
図5に、本実施形態にかかるポンプ式吐出容器のノズルヘッドを上下動させた際の作動状態説明図を示す。
12 容器本体
14 吐出ポンプ体
16 管体
20 ベースキャップ
22 ノズルヘッド
24 二重シリンダ(24A:液用シリンダ,24B:空気用シリンダ)
26 液用ピストン
28 空気用ピストン
30 ボール弁
32 筒状係止体
34 弾性弁体
36 多孔体ホルダ
38 棒状弁体
Claims (6)
- 容器本体と、該容器本体の口部に装着される吐出ポンプ体とを備え、該吐出ポンプ体の上方に設けられたノズルヘッド部を上下動させることで、該容器本体内に収容された液体を該ノズルヘッド部に設けられた吐出口から吐出するポンプ式吐出容器であって、
前記吐出ポンプ体が、
前記容器本体内と連通可能な筒状の液用シリンダ部と、
前記液用シリンダ部の内壁面と摺接して上下動が可能な筒状部材であって、該液用シリンダ部との間隙を液室として構成するとともに、その上方向への移動によって容器本体内の液体を該液室内へと吸入し、且つその下方向への移動によって該液室内の液体をその上方に設けられた開口端を通じて上方へと圧送する筒状の液用ピストン部と、
前記液用ピストン部と連動して上下動が可能であり、且つ前記液室内と連通可能な筒状の部材であって、下方で該液室内と連通するとともに末端に設けられた吐出口へと連絡する小径の内側筒状部分と、その外側を覆うように設けられた大径の外側筒状部分とからなる二重筒構造を有し、その下方向への移動によって該液室内の液体を液用ピストン部の上方開口端を通じてその内部へと流入させるとともに、該液体を吐出口から吐出するノズルヘッド部と、
前記容器本体の上方及びノズルヘッド部の下方を外側から覆うように設けられたスカート状の部材であって、上方に直立した小径筒状部分と下方に拡開した大径筒状部分とからなり、下方の大径筒状部分の内面が前記容器本体の口部の外面と螺合することで該容器本体へと着脱可能に装着されるベースキャップ部と
を備え、
前記ノズルヘッド部には、前記外側筒状部分と内側筒状部分とによって形成される空間内へと外気を取り入れることが可能な吸気孔が形成されており、且つ
前記ノズルヘッド部の外側筒状部分の下端に、下方へ向かって内側方向へと傾斜した可撓性を有する縮径筒状部分が一体に連続して設けられ、該縮径筒状部分の下方先端において前記ベースキャップ部の上方小径筒状部分の外面と摺接している
ことを特徴とするポンプ式吐出容器。 - 前記ノズルヘッド部の縮径筒状部分下端の最も狭い内周径が、組立前の部品単独の状態において、前記ベースキャップ部上方の小径筒状部分の外周径よりも0.1〜0.5mm小さいことを特徴とする請求項1記載のポンプ式吐出容器。
- 前記ノズルヘッド部の縮径筒状部分が、鉛直方向長さ0.5〜3.0mm、平均肉厚0.1〜1.0mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ式吐出容器。
- 前記ノズルヘッド部の縮径筒状部分において、その下方先端部の肉厚が最も薄くなるよう形成されており、該下方先端部における前記ベースキャップ部上方小径筒状部分の外面との当接長さが0.1〜2.0mmであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のポンプ式吐出容器。
- 前記ノズルヘッド部の縮径筒状部分あるいは前記ベースキャップ部の上方小径筒状部分端において、その上下方向に切り欠き状のスリットが形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のポンプ式吐出容器。
- 前記ベースキャップ部の上方小径筒状部分の上端において、その外周面方向の下方に向かって傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のポンプ式吐出容器。
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