JP2010173416A - 乗員保護装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の衝突を迅速に検知できて、乗員を迅速に保護可能な乗員保護装置を提供すること。
【解決手段】本発明の乗員保護装置M1では、車両V1が、車体B1の前端Ba側に配置されるとともに、内部にエアを充填させる構成とされて、車体B1の前端Baより前方に突出する領域を有する端側タイヤFWを、備えている。乗員保護装置M1は、乗員D1を保護する乗員保護部材14と、乗員D1を保護可能に乗員保護部材14を駆動させる駆動機構と、を具備した乗員保護手段8を備え、さらに、端側タイヤFWに設けられる内圧検知センサ21と、内圧検知センサ21と電気的に接続されるとともに車両D1の衝突時において内圧検知センサ21が端側タイヤFWの内圧上昇を検知した際に、駆動機構に作動信号を出力する制御回路20と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の乗員保護装置M1では、車両V1が、車体B1の前端Ba側に配置されるとともに、内部にエアを充填させる構成とされて、車体B1の前端Baより前方に突出する領域を有する端側タイヤFWを、備えている。乗員保護装置M1は、乗員D1を保護する乗員保護部材14と、乗員D1を保護可能に乗員保護部材14を駆動させる駆動機構と、を具備した乗員保護手段8を備え、さらに、端側タイヤFWに設けられる内圧検知センサ21と、内圧検知センサ21と電気的に接続されるとともに車両D1の衝突時において内圧検知センサ21が端側タイヤFWの内圧上昇を検知した際に、駆動機構に作動信号を出力する制御回路20と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両の衝突時に作動して、車両に乗車している乗員を保護可能とされる乗員保護装置に関するものであり、特に、自動二輪車に好適な乗員保護装置に関する。
従来、自動二輪車用の乗員保護装置としては、乗員保護手段として、シートの前方に折り畳まれて収納されて、作動時に、シートに着座した乗員の前方を覆うように展開膨張可能なエアバッグを備える構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
この従来の乗員保護装置では、車体側に、四輪自動車等との衝突を検知可能な衝突検知センサが、設けられ、この衝突検知センサが四輪自動車等との衝突を検知した際に、乗員保護手段としてのエアバッグが展開膨張する構成であった。自動二輪車では、乗員の周囲を覆う部材がないことから、衝突後、迅速に乗員保護手段を作動させ、乗員の移動を極力抑えることが好ましい。しかしながら、従来の乗員保護装置では、この衝突検知センサが、自動二輪車の前輪を支持するフロントクォークの部位に配設される加速度検知センサであり、衝突時においてフロントクォークの部位に衝撃が加わった際に、乗員保護手段を作動させる構成であることから、乗員保護手段としてのエアバッグを迅速に展開膨張させる点に、改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、車両の衝突を迅速に検知できて、乗員を迅速に保護可能な乗員保護装置を提供することを目的とする。
本発明に係る乗員保護装置は、車両の衝突時に作動して、車両に乗車している乗員を保護可能とされる乗員保護装置であって、
車両が、車体の前後方向の一端側に配置されるとともに、内部にエアを充填させる構成とされて、車体の端部より前方あるいは後方に突出する領域を有する端側タイヤを、備える構成とされ、
乗員を保護する乗員保護部材と、乗員を保護可能に乗員保護部材を駆動させる駆動機構と、を具備した乗員保護手段と、
端側タイヤに設けられて、端側タイヤの内圧の上昇を検知可能な内圧検知センサと、
内圧検知センサと電気的に接続されるとともに、車両の衝突時において、内圧検知センサが端側タイヤの内圧上昇を検知した際に、駆動機構に作動信号を出力する制御回路と、
を、備えていることを特徴とする。
車両が、車体の前後方向の一端側に配置されるとともに、内部にエアを充填させる構成とされて、車体の端部より前方あるいは後方に突出する領域を有する端側タイヤを、備える構成とされ、
乗員を保護する乗員保護部材と、乗員を保護可能に乗員保護部材を駆動させる駆動機構と、を具備した乗員保護手段と、
端側タイヤに設けられて、端側タイヤの内圧の上昇を検知可能な内圧検知センサと、
内圧検知センサと電気的に接続されるとともに、車両の衝突時において、内圧検知センサが端側タイヤの内圧上昇を検知した際に、駆動機構に作動信号を出力する制御回路と、
を、備えていることを特徴とする。
本発明の乗員保護装置では、車両が、車体の端部より前方あるいは後方に突出する領域を有した端側タイヤを備えており、衝突時に、まず、この端側タイヤが、衝突物と、接触することとなる。そして、本発明の乗員保護装置では、この端側タイヤに、内圧検知センサを配設させていることから、衝突物と接触して、端側タイヤの内圧が上昇すれば、内圧検知センサと電気的に接続されている制御回路が、内圧検知センサからの信号に基づいて端側タイヤの内圧上昇を検知して、作動信号を、乗員保護手段の駆動機構に出力し、乗員保護手段の駆動機構が、乗員を保護させるように乗員保護部材を駆動させることとなる。すなわち、本発明の乗員保護装置では、従来の乗員保護装置のように、タイヤの内圧が上昇して、その後のタイヤの移動に伴うフロントクォークの移動で作動時のセンシングを行なう構成ではなく、車両の端側タイヤが衝突物と衝突すれば、端側タイヤの内圧を検知する内圧検知センサにより、制御回路が端側タイヤの内圧上昇自体を検知して、乗員保護部材を駆動させることから、乗員保護部材を、極力、迅速に駆動させることができる。
したがって、本発明の乗員保護装置では、車両の衝突を迅速に検知できて、乗員を迅速に保護することができる。
本発明の乗員保護装置では、具体的には、乗員保護部材を、乗員を保護可能に膨張するエアバッグから、構成し、駆動機構を、駆動時に、エアバッグ内に膨張用ガスを供給するインフレーターから、構成することが好ましい。また、乗員保護部材を、乗員を拘束可能なシートベルトから、構成し、駆動機構を、駆動時に、シートベルトを巻き取り可能なプリテンショナーから、構成してもよい。
さらに、本発明の乗員保護装置を、端側タイヤを前輪とした自動二輪車に搭載させる構成とすれば、自動二輪車の前突時に、乗員を、前方への移動を極力抑えて迅速に保護することができて、好ましい。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に本発明の第1実施形態である自動二輪車用の乗員保護装置M1を示す。この乗員保護装置M1は、図1に示すように、車両としての自動二輪車(以下、単に「二輪車」という)V1に搭載されている。第1実施形態の乗員保護装置M1を搭載する二輪車V1は、スクータ型のものであり、乗員D1の着座するシート3と、シート3の前方のハンドル1との間に、乗員D1の足部DFを載せるステップ2を、備える構成とされている。
なお、本明細書での前後左右の方向は、前進時の車両(二輪車V1,V2,V3,電動四輪車V4)を基準としており、車両に乗車している乗員D1,D2,D3,D4の前後左右の方向と一致するものである。
乗員保護装置M1は、図1に示すように、乗員保護手段としてのエアバッグ装置8と、二輪車V1の端側タイヤとしての前輪FWに設けられる内圧検知センサ21と、内圧検知センサ21と電気的に接続される制御回路20と、から、構成されている。
前輪FWは、図1に示すように、二輪車V1の車体B1の前端Ba側に配置されるもので、内部にエアを充填させる構成とされて、車体B1の前端Baより前方に突出する領域を有している。内圧検知センサ21は、前輪FWの内圧上昇を検知可能とされるもので、具体的には、前輪FWのリムに設けられたタイヤバルブの部位に配設されている。実施形態の場合、内圧検知センサ21としては、特開2007−153298公報に示されるような公知のものを使用している。また、この内圧検知センサ21は、無線によって、車体B1側に設けられる制御回路20に電気的に接続されており、具体的には、内圧検知センサ21が検出した内圧検知信号を、制御回路20の図示しない受信機に発信可能な図示しない発信機を有している。
制御回路20は、図1に示すように、二輪車V1における車体B1の所定箇所に配置されるもので、内圧検知センサ21からの内圧検知信号を受信可能な受信機を有して、内圧検知センサ21と電気的に接続されている。また、実施形態の場合、制御回路20は、車体B1の所定箇所に配置されて、二輪車V1の加速度や加速の方向等を検知可能な加速度検知センサ22とも、電気的に接続されている。そして、実施形態の場合、走行時の二輪車V1の前輪FWが衝突物に衝突して、前輪FWの内圧が上昇した際に、制御回路20は、これらの内圧検知センサ21及び加速度検知センサ22からの電気信号を入力させて、エアバッグ装置8のインフレーター9に作動信号を出力し、エアバッグ装置8のインフレーター9を駆動(作動)させる構成である。なお、加速度検知センサ22は、衝突時に、前輪FWに空気漏れ等が生じて前輪FWの内圧を検知できない場合を考慮して、二輪車V1の衝突物との衝突を補助的に検知可能に、配置されている。
乗員保護手段としてのエアバッグ装置8は、車体B1側に設けられるもので、実施形態の場合、乗員D1の着座するシート3の前端付近に、配設されている(図1参照)。エアバッグ装置8は、図2に示すように、乗員保護部材としてのエアバッグ14、エアバッグ14に膨張用ガスを供給する駆動機構としてのインフレーター9、折り畳まれたエアバッグ14を収納して保持するとともにインフレーター9を保持するケース10、膨張したエアバッグ14の前面側を支持する支持材17、及び、支持材17を引き上げるためのベルト15、を備えて構成されている。
駆動機構としてのインフレーター9は、複数のガス吐出口9bを有した略円柱状の本体部9aと、インフレーター9をケース10に取り付けるためのフランジ部9cと、を備えて構成されている。また、インフレーター9には、制御回路20から延びる作動信号入力用のリード線9dが、結線されている。
ケース10は、上端側に長方形状の開口を有した板金製の略直方体形状とされるもので、インフレーター9を下方から挿入させて取り付ける略長方形板状の底壁部10aと、底壁部10aの外周縁から上方に延びる周壁部10bと、を備えて構成されている。ケース10は、車体B1側の図示しないフレームに、図示しないブラケットを利用して連結固定されている。
なお、エアバッグ14とインフレーター9とは、エアバッグ14内に配設される円環状のリテーナ11のボルト11aを、エアバッグ14、ケース10の底壁部10a、及び、インフレーター9のフランジ部9c、を貫通して、ナット12止めさせることにより、ケース10に取り付けられている。
乗員保護部材としてのエアバッグ14は、可撓性を有した袋状とされるもので、内部にインフレーター9からの膨張用ガスを流入させて膨張した際の膨張完了形状を、図3に示すように、軸方向を略上下方向に沿わせた略四角柱状とされている。実施形態の場合、詳細には、エアバッグ14は、膨張完了時の前方側から見た形状を、下端14b側より上端14a側の左右方向の幅寸法を大きくする上広がりの略台形形状としており、膨張完了時の下端14b側の部位を、ケース10に取り付けられて、インフレーター9に連結されている。このエアバッグ14は、インフレーター9の作動時においてケース10から突出する際に、座席に着座した乗員D1の左右の大腿部DT,DTの間の隙間から上方に向かって展開し、乗員D1の腰部DWから胸部DBFにかけての前方側を覆うように、膨張を完了させる構成である(図3参照)。そして、エアバッグ14は、膨張完了時に、乗員D1の腰部DWから胸部DBFにかけてを拘束することとなる。また、エアバッグ14の膨張完了時における上端14a付近の前面側には、支持材17と連結されて支持材17を引き上げるベルト15が、配設されている。
支持材17は、図2に示すように、ケース10の周壁部10bにおける前壁10cの前方側に隣接して配設されるもので、左右方向に延びた横棒部17aと、横棒部17aの左右両端から下方に延びる縦棒部17b,17bと、を備えた略逆U字形状のパイプ材から、形成されている。この支持材17は、縦棒部17b,17bの部位を、それぞれ、車体B1側から延びる図示しないブラケットに固定される案内スリーブ18によって、上下動可能に、保持されている。そして、支持材17は、横棒部17aの部位を、ベルト15によって、エアバッグ14の膨張完了時の上端14a付近と連結されており、エアバッグ14の展開膨張に伴って上昇移動することとなり、エアバッグ14の膨張完了時には、エアバッグ14の前面側を支持するように、エアバッグ14の前方に配置されることとなる(図3参照)。実施形態の場合、エアバッグ14の膨張完了時において、支持材17の横棒部17aは、エアバッグ14の上端14aより下方となる位置に、配置される。なお、支持材17とエアバッグ14とは、収納状態で、上方側を、シート3の前端側を構成しているカバー4によって覆われており、インフレーター9の作動時に、このカバー4を押し開いて、上方へ突出することとなる。
第1実施形態の乗員保護装置M1では、二輪車V1が、車体B1の前端Baより前方に突出する領域を有した端側タイヤとしての前輪FWを備えており、走行時において、衝突物と衝突する際に、まず、この前輪FWが、衝突物と、接触することとなる。そして、第1実施形態の乗員保護装置M1では、この前輪FWに、内圧検知センサ21を配設させていることから、衝突物と接触して、前輪FWの内圧が上昇すれば、内圧検知センサ21と電気的に接続されている制御回路20が、内圧検知センサ21からの信号に基づいて前輪FWの内圧上昇を検知して、作動信号を、乗員保護手段としてのエアバッグ装置8のインフレーター9(駆動機構)に出力し、インフレーター9が、乗員D1を保護させるように、ケース10内に折り畳まれて収納されるエアバッグ14(乗員保護部材)の内部に膨張用ガスを吐出させるように作動されることとなる。すなわち、第1実施形態の乗員保護装置M1では、従来の乗員保護装置のように、タイヤの内圧が上昇して、その後のタイヤの移動に伴うフロントクォークの移動で作動時のセンシングを行なう構成ではなく、二輪車V1の端側タイヤである前輪FWが衝突物と衝突すれば、前輪FWの内圧を検知する内圧検知センサ21により、制御回路20が前輪FWの内圧上昇自体を検知して、エアバッグ装置8のインフレーター9を作動させることから、エアバッグ14を、極力、迅速に膨張させることができる。
したがって、第1実施形態の乗員保護装置M1では、二輪車V1の衝突を迅速に検知できて、迅速に膨張を完了させたエアバッグ14により、乗員D1を迅速に保護することができる。
特に、第1実施形態の乗員保護装置M1では、エアバッグ装置8が、乗員D1が着座しているシート3の前端側に収納され、エアバッグ14が、膨張完了時に、乗員D1の前面側において、大腿部DT,DT間から突出して乗員D1の腰部DWから胸部DBFにかけてを覆うように配置される構成であることから、実施形態のごとく、インフレーター9の作動開始時間が早ければ、エアバッグ14を、迅速に大腿部DT,DT間に侵入させるように膨張させることができる。そのため、エアバッグ14によって、乗員D1の腰部DWを迅速に拘束することができて、例えば、二輪車V1が、進行方向に対して斜めに衝突物と衝突した場合にも、乗員D1がエアバッグ14に対してすり抜けるように移動することを、極力防止して、膨張を完了させたエアバッグ14により、乗員D1を安定して保護することができる。
第1実施形態の乗員保護装置M1では、エアバッグ装置8が、車体B1側に配置されている構成であるが、図4に示す第2実施形態の乗員保護装置M2のごとく、エアバッグ装置を、車体側ではなく、乗員D2が着用する衣服(ジャケット25)に、設ける構成としてもよい。第2実施形態の乗員保護装置M2が搭載される二輪車V2は、エアバッグ装置を車体B2側に配設させない構成である以外は、第1実施形態の乗員保護装置M1が搭載される二輪車V1と同一の構成であることから、同一の部材には、同一の図符号を付して説明を省略する。第2実施形態の乗員保護装置M2は、乗員保護手段としてのエアバッグ装置を内蔵させた構成とされて乗車時に乗員D2が着用するジャケット25と、二輪車V2の前輪FWに設けられる内圧検知センサ21と、内圧検知センサ21と電気的に接続される制御回路20Aと、から、構成されている。第2実施形態の乗員保護装置M2では、内圧検知センサ21及び加速度検知センサ22は、前述の乗員保護装置M1における内圧検知センサ21及び加速度検知センサ22と同様の構成であり、詳細な説明を省略する。
制御回路20Aは、内圧検知センサ21及び加速度検知センサ22と電気的に接続されるとともに、ジャケット25に内蔵される駆動機構としてのインフレーター28と、無線によって、電気的に接続されている。制御回路20Aは、内圧検知信号を受信可能な図示しない受信機に加えて、インフレーター作動用の作動信号を発信する図示しない発信機を、有している。
ジャケット25は、図4に示すように、着用時に、乗員D2の上半身を、頭部及び手を除いた略全域にわたって覆う長袖状のものであり、乗員保護部材としてのエアバッグ27と、エアバッグ27に膨張用ガスを供給する駆動機構としてのインフレーター28と、から構成されるエアバッグ装置26を、内蔵させている。
インフレーター28は、制御回路20Aからの作動信号を受信可能な図示しない受信機を備える構成とされて、制御回路20Aからの作動信号の受信時に、エアバッグ27内に膨張用ガスを供給可能な構成とされている。インフレーター28は、エアバッグ27内に膨張用ガスを供給可能にエアバッグ27に接続された状態で、ジャケット25の所定位置に内蔵されている。実施形態の場合、インフレーター28は、着用時に、乗員D2の腰部DWの前面側となる位置に、内蔵されている。
エアバッグ27は、インフレーター28から吐出される膨張用ガスを内部に流入させて膨張可能な可撓性を有した袋状とされるもので、非膨張状態では平らに展開された状態で、ジャケット25内に内蔵され、インフレーター28の作動時に、内部に膨張用ガスを流入させて、ジャケット25の厚みを増すように、膨張する構成である(図5参照)。具体的には、実施形態の場合、エアバッグ27は、首保護部27aと胴保護部27bとを備えている。首保護部27aは、乗員D2の首部DNを保護可能として、エアバッグ27の膨張完了時に、首部DNの周囲を略全周にわたって囲むように配置される構成とされる(図5参照)。胴保護部27bは、乗員D2の腰部DWから背中DBRにかけてを保護可能として、エアバッグ27の膨張完了時に、腰部DWの周囲全周と背中DBRの後面側とを略全域にわたって覆うように、配置される構成とされている(図5参照)。
この第2実施形態の乗員保護装置M2においても、走行時において、二輪車V2の前輪FWが衝突物と衝突し、前輪FWの内圧が上昇すれば、内圧検知センサ21と電気的に接続されている制御回路20Aが、内圧検知センサ21からの信号に基づいて前輪FWの内圧上昇を検知して、作動信号を、乗員D2が着用しているジャケット25に内蔵されているエアバッグ装置26のインフレーター28に出力し、インフレーター28が、エアバッグ27の内部に膨張用ガスを吐出させるように作動されることとなる。そのため、第2実施形態の乗員保護装置M2においても、二輪車V2の前輪FWが衝突物と衝突すれば、前輪FWの内圧を検知する内圧検知センサ21により、制御回路20が前輪FWの内圧上昇自体を検知して、エアバッグ装置26のインフレーター28を作動させることから、ジャケット25に内蔵されているエアバッグ27を、極力、迅速に膨張させることができる。
特に、第2実施形態の乗員保護装置M2では、エアバッグ装置26が、乗員D2が着用しているジャケット25に内蔵される構成とされ、エアバッグ27が、図5に示すように、膨張完了時に、ジャケット25内において、乗員D2の首部DNの周囲と、腰部DWから背中DBRの後面側にかけての部位と、を、覆うように配置される構成であることから、実施形態のごとく、インフレーター28の作動開始時間が早ければ、エアバッグ27を、迅速に首部DNの周囲と、腰部DWから背中DBRの後面側にかけての部位と、を覆うように膨張させることができる。そのため、仮に、速い速度で衝突物と衝突した際に、乗員D2が二輪車V2から落下することとなっても、乗員D2の首部DNや背中DBRを、膨張を完了させたエアバッグ27によって、保護することができ、乗員D2を安定して保護することができる。
次に、第3実施形態の乗員保護装置M3について説明をする。第3実施形態の乗員保護装置M3は、図6に示すように、二輪車V3に搭載されている。第3実施形態の乗員保護装置M3を搭載する二輪車V3は、大型のスクータ型であり、背もたれ部34と座部35とを有したシート33と、シート33の前方のハンドル31と、の間に、乗員D3の足部DFを載せるステップ32を、備えるとともに、ハンドル31からシート33にかけての上方を屋根部36によって覆われた構成とされている。この第3実施形態の乗員保護装置M3を搭載する二輪車V3においても、前輪FWが端側タイヤとされて、車体B3の前端Baより前方に突出する領域を有している。内圧検知センサ21は、前述の二輪車V1,V2と同様に、前輪FWのリムに設けられたタイヤバルブの部位に配設されている。
乗員保護装置M3は、乗員保護手段としてのシートベルト装置38と、二輪車V3の前輪FWに設けられる内圧検知センサ21と、内圧検知センサ21と電気的に接続される制御回路20Bと、から、構成されている。また、乗員保護装置M3は、前述の乗員保護装置M1,M2と同様に、車体B3の所定箇所に配置される加速度検知センサ22を、有している。
制御回路20Bは、内圧検知センサ21及び加速度検知センサ22と電気的に接続されるとともに、シートベルト装置38の駆動機構としてのプリテンショナー40と、電気的に接続されている。
乗員保護手段としてのシートベルト装置38は、図6,7に示すように、3点拘束式とされるもので、乗員保護部材としてのシートベルト本体41と、駆動機構としてのプリテンショナー40を有したリトラクタ39と、から、構成されている。
リトラクタ39は、図7に示すように、シート33における座部35の後端側右方において、外部を車体B3に覆われるように配置されるもので、シートベルト本体41を繰り出し可能に収納するとともに、制御回路20Bからの作動信号を受けた際に、プリテンショナー40を駆動させて、シートベルト本体41を巻き取る構成とされている。
シートベルト本体41は、図7に示すように、元部41a側を巻き取られるようにして、リトラクタ39に収納可能な構成とされるもので、リトラクタ39から繰り出された部位は、背もたれ部34の右側方に配置されるベルトアンカー43を経て、先端41bを、座部35の右側方付近に固定されたベルトアンカー44に、連結させている。そして、シートベルト本体41におけるベルトアンカー43,44間の部位には、座部35の左側方付近に固定されたバックル47に結合させるためのタング45が、シートベルト本体41に対してスライド可能に、連結されている。そして、このシートベルト本体41は、使用時には、ベルトアンカー43とタング45との間の部位(胸部拘束部位41c)により、乗員D3の胸部DBF付近を押え、タング45とベルトアンカー44との間の部位(腰部拘束部位41d)により、乗員D3の腰部DW付近を押えることとなる。
この第3実施形態の乗員保護装置M3においても、走行時において、二輪車V3の前輪FWが衝突物と衝突し、前輪FWの内圧が上昇すれば、内圧検知センサ21と電気的に接続されている制御回路20Bが、内圧検知センサ21からの信号に基づいて前輪FWの内圧上昇を検知して、作動信号を、乗員保護手段としてのシートベルト装置38のプリテンショナー40(駆動機構)に出力し、プリテンショナー40が、乗員D3を保護させるように、シートベルト本体41(乗員保護部材)を巻き取るように作動されることとなる。すなわち、第3実施形態の乗員保護装置M3においても、二輪車V3の前輪FWが衝突物と衝突すれば、前輪FWの内圧を検知する内圧検知センサ21により、制御回路20Bが前輪FWの内圧上昇自体を検知して、シートベルト装置38のプリテンショナー40を作動させることから、シートベルト本体41を極力迅速に巻き取ることができる。具体的には、第3実施形態の乗員保護装置M3では、プリテンショナー40の作動時に、巻き取られたシートベルト本体41は、胸部拘束部位41cによって乗員D3の胸部DBFを拘束し、腰部拘束部位41dによって乗員D3の腰部DWを拘束することとなって、乗員D3が二輪車V3に対して相対的に前進移動することを的確に抑えて、乗員D3を保護することができる。
したがって、第3実施形態の乗員保護装置M3においても、二輪車V3の衝突を迅速に検知できて、迅速に巻き取られたシートベルト本体41により、乗員D3を迅速に保護することができる。
上記第1〜第3実施形態では、乗員保護装置M1〜M3は、端側タイヤを前輪FWとした二輪車V1〜V3に搭載されていることから、二輪車V1〜V3の前突時に、乗員D1〜D3を、前方への移動を極力抑えて迅速に保護することができる。なお、本発明の乗員保護装置は、これに限られるものではなく、第4実施形態の乗員保護装置M4のごとく、後突時に作動可能な構成としてもよい。
第4実施形態の乗員保護装置M4は、図8に示すように、電動四輪車V4に搭載されている。この第4実施形態の乗員保護装置M4を搭載する電動四輪車V4は、通常の二輪車や自動車と比較して低速で走行するものであり、乗員D4が着座するシート50には、背もたれ部51や座部52とともに、肘かけ部53が、配置されている。第4実施形態の乗員保護装置M4は、乗員保護手段としてのエアバッグ装置56と、端側タイヤとしての後輪RWに設けられる内圧検知センサ21Aと、内圧検知センサ21Aと電気的に接続される制御回路20Cと、から、構成されている。
この第4実施形態の乗員保護装置M4を搭載する電動四輪車V4では、電動四輪車V4の車体B4の後端Bb側に配置される後輪RWが、端側タイヤとされ、内部にエアを充填させる構成とされて、図8に示すように、車体B4の後端Bbより後方に突出する領域を、有している。そして、第4実施形態の乗員保護装置M4では、内圧検知センサ21Aは、後輪RWの内圧上昇を検知可能とされるもので、前述の内圧検知センサ21と同様に、後輪RWのリムに設けられたタイヤバルブの部位に配設されている。この内圧検知センサ21Aは、前述の乗員保護装置M1〜M3における内圧検知センサ21と同様に、無線によって、車体B4側に設けられる制御回路20Cに電気的に接続されている。
制御回路20Cは、図8に示すように、電動四輪車V4における車体B4の所定箇所に配置されるもので、内圧検知センサ21Aからの内圧検知信号を受信可能な受信機を有して、内圧検知センサ21Aと電気的に接続されている。第4実施形態の乗員保護装置M4では、制御回路20Cは、加速度検知センサと接続されておらず、実施形態の場合、前進走行時あるいは停車時の電動四輪車V4が衝突物に後突された際や、電動四輪車V4の後退移動時に衝突物に衝突した際等において、後輪RWに衝突物が衝突して、後輪RWの内圧が上昇した際に、内圧検知センサ21Aからの電気信号を入力させて、エアバッグ装置56の図示しないインフレーターに作動信号を出力し、インフレーターを駆動(作動)させる構成である。
乗員保護手段としてのエアバッグ装置56は、電動四輪車V4の車体B4側におけるシート50の後方に設けられるもので、図8に示すように、乗員保護部材としてのエアバッグ57を、有している。エアバッグ装置56は、第1実施形態の乗員保護装置M1におけるエアバッグ装置8と同様に、駆動機構としてのインフレーターを有し、インフレーターと折り畳んだエアバッグとを、ケース内に収納させている構成であり、これらのインフレーターとケースとは、第1実施形態の乗員保護装置M1におけるエアバッグ装置8と同様の構成であることから、詳細な説明を省略する。エアバッグ57は、可撓性を有した袋状とされるもので、インフレーターから吐出される膨張用ガスを内部に流入させて、上方に突出するように膨張する構成であり、膨張完了時に、シート50の後方において、上下方向に略沿って、配置されることとなる。具体的には、エアバッグ57は、上端57aを、乗員D4の頭部DH付近に位置させて、シート50の後方を上下左右の略全域にわたって覆うように、膨張を完了させる構成とされている(図8の二点鎖線参照)。
この第4実施形態の乗員保護装置M4では、電動四輪車V4が、車体B4の後端Bbより後方に突出する領域を有した端側タイヤとしての後輪RWを備えており、走行時において、衝突物と後突した際に、まず、この後輪RWが、衝突物と、接触することとなる。そして、第4実施形態の乗員保護装置M4では、この後輪RWに、内圧検知センサ21Aを配設させていることから、衝突物と接触して、後輪RWの内圧が上昇すれば、内圧検知センサ21Aと電気的に接続されている制御回路20Cが、内圧検知センサ21Aからの信号に基づいて後輪RWの内圧上昇を検知して、作動信号を、エアバッグ装置56の図示しないインフレーター(駆動機構)に出力し、図示しないインフレーターが、エアバッグ57の内部に膨張用ガスを吐出させるように作動されることとなる。すなわち、第4実施形態の乗員保護装置M2においても、電動四輪車V4の後輪RWが衝突物と衝突すれば、後輪RWの内圧を検知する内圧検知センサ21Aにより、制御回路20Cが後輪RWの内圧上昇自体を検知して、エアバッグ装置56の図示しないインフレーターを作動させることから、エアバッグ57を、極力、迅速に膨張させることができる。そして、第4実施形態の乗員保護装置M4においても、エアバッグ装置56が、乗員D4が着座しているシート50の後方に収納されており、エアバッグ57が、膨張完了時に、乗員D4(シート50)の後方側で、シート50の上下左右の略全域にわたって、乗員D4の頭部DHにかけてを覆うように配置される構成であることから、実施形態のごとく、インフレーターの作動開始時間が早ければ、エアバッグ57を、迅速にシート50の後方を覆うように膨張させることができる。そのため、走行速度の速い衝突物が、電動四輪車V4と衝突した際にも、迅速に膨張を完了させたエアバッグ57により、乗員D4を迅速に保護することができる。
したがって、第4実施形態の乗員保護装置M4においても、電動四輪車V4の衝突を迅速に検知できて、迅速に膨張を完了させたエアバッグ57により、乗員D4を迅速に保護することができる。
なお、本発明の乗員保護装置を搭載する車両は、上記二輪車V1〜V3や電動四輪車V4に限られるものではなく、前輪あるいは後輪が、車体の前端あるいは後端から前方もしくは後方に突出する領域を有したタイプの車両に、本発明の乗員保護装置を搭載可能である。例えば、図示しないが、サイドカー付きの自動二輪車において、サイドカーにシートベルトを搭載させた構成として、このシートベルトに、本発明を適用させる構成としてもよい。
3,33,50…シート、
8,26,56…エアバッグ装置(乗員保護手段)、
9,28…インフレーター(駆動機構)、
14,27,57…エアバッグ(乗員保護部材)、
20,20A,20B,20C…制御回路、
21,21A…内圧検知センサ、
22…加速度検知センサ、
25…ジャケット、
38…シートベルト装置(乗員保護手段)、
40…プリテンショナー(駆動機構)、
41…シートベルト本体(乗員保護部材)、
B1,B2,B3,B4…車体、
Ba…前端、
Bb…後端、
D1,D2,D3,D4…乗員、
FW…前輪(端側タイヤ)、
RW…後輪(端側タイヤ)、
V1,V2,V3…自動二輪車(車両)、
V4…電動四輪車(車両)、
M1,M2,M3,M4…乗員保護装置。
8,26,56…エアバッグ装置(乗員保護手段)、
9,28…インフレーター(駆動機構)、
14,27,57…エアバッグ(乗員保護部材)、
20,20A,20B,20C…制御回路、
21,21A…内圧検知センサ、
22…加速度検知センサ、
25…ジャケット、
38…シートベルト装置(乗員保護手段)、
40…プリテンショナー(駆動機構)、
41…シートベルト本体(乗員保護部材)、
B1,B2,B3,B4…車体、
Ba…前端、
Bb…後端、
D1,D2,D3,D4…乗員、
FW…前輪(端側タイヤ)、
RW…後輪(端側タイヤ)、
V1,V2,V3…自動二輪車(車両)、
V4…電動四輪車(車両)、
M1,M2,M3,M4…乗員保護装置。
Claims (4)
- 車両の衝突時に作動して、前記車両に乗車している乗員を保護可能とされる乗員保護装置であって、
前記車両が、車体の前後方向の一端側に配置されるとともに、内部にエアを充填させる構成とされて、前記車体の端部より前方あるいは後方に突出する領域を有する端側タイヤを、備える構成とされ、
前記乗員を保護する乗員保護部材と、前記乗員を保護可能に前記乗員保護部材を駆動させる駆動機構と、を具備した乗員保護手段と、
前記端側タイヤに設けられて、前記端側タイヤの内圧の上昇を検知可能な内圧検知センサと、
該内圧検知センサと電気的に接続されるとともに、前記車両の衝突時において、前記内圧検知センサが前記端側タイヤの内圧上昇を検知した際に、前記駆動機構に作動信号を出力する制御回路と、
を、備えていることを特徴とする乗員保護装置。 - 前記乗員保護部材が、前記乗員を保護可能に膨張するエアバッグから、構成され、
前記駆動機構が、駆動時に、前記エアバッグ内に膨張用ガスを供給するインフレーターから、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。 - 前記乗員保護部材が、前記乗員を拘束可能なシートベルトから、構成され、
前記駆動機構が、駆動時に、前記シートベルトを巻き取り可能なプリテンショナーから、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。 - 前記車両が、自動二輪車であり、
前記端側タイヤが、前輪であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗員保護装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009016942A JP2010173416A (ja) | 2009-01-28 | 2009-01-28 | 乗員保護装置 |
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JP2009016942A JP2010173416A (ja) | 2009-01-28 | 2009-01-28 | 乗員保護装置 |
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JP2009016942A Withdrawn JP2010173416A (ja) | 2009-01-28 | 2009-01-28 | 乗員保護装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013001334A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Autoliv Development Ab | 衝突判定装置、衝突保護装置、車両及び衝突判定方法 |
ITUB20152966A1 (it) * | 2015-08-07 | 2017-02-07 | Dainese Spa | Dispositivo di rilevazione di impatto |
JP2018039283A (ja) * | 2016-09-05 | 2018-03-15 | 株式会社デンソー | 乗員保護制御装置 |
-
2009
- 2009-01-28 JP JP2009016942A patent/JP2010173416A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013001334A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Autoliv Development Ab | 衝突判定装置、衝突保護装置、車両及び衝突判定方法 |
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