JP2010173038A - 昇降式台装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】頑丈で使い勝手が良い昇降式台装置を提供する。
【手段】台装置は、天枠体3と、天枠体3の四隅に固定された4本の中空可動支柱5と、天枠体3の下方において中空可動支柱5に固定された中間棚6と、中空可動支柱5に下方から嵌まった固定支柱7と、固定支柱7が四隅に固定された下棚とを有する。固定支柱7の下端にはアジャスタボルト9又はキャスタが固定される。各固定支柱7にはねじ軸が上方からねじ込まれており、ねじ軸は天枠体3に回転自在に保持されている。天枠体3には剛体のスイングフレーム4が配置されており、ハンドル10でスイングフレーム4を水平旋回させると各ねじ軸が回転して天枠体3と中間棚6とが一緒に昇降する。天枠体3には上棚2及び(又は)天板1が固定されている。
【選択図】図1

Description

本願発明は、各種作業や物品の運搬・保管等に使用される4本足方式の昇降式台装置に関するものである。換言すると、作業台やワゴンのように作業場や工場等での使用に好適な台装置に関するものである。
定置式や移動式の台装置において天板を昇降式とすることが行われている。作業台の天板は一般に平面視四角形になっており、これを足(脚又は支柱と呼んでも良い)で支持している。天板昇降式作業台において足の形態や構造・昇降方式などは様々であるが、脚の形態・構造について見ると、左右2本足方式になっている場合と天板の四隅部を支える4本方式になっている場合とに大別される。
2本方式にしても4本方式にしても、足は天板に固定された可動部材と接地する固定部材とを備えており、可動部材が固定部材に対して上下動することで足が全体として上下に伸縮し、その結果、天板が昇降するようになっている。一般に、可動部材は中空筒状になっていてその内部に固定部材が嵌まっていることが多い。
4本足方式は2本足方式に比べて安定性に優れている等の利点がある。そして、4本の足を一斉に伸縮させる機構として特許文献1,2にはねじ機構をチェーン及びスプロケットで駆動することが記載され、特許文献3には平面視日字状で水平旋回するスイングフレーム(公報の名称は「連結部材」)でねじ軸を回転させることが記載されている。
更に特許文献3について述べると、スイングフレームは上向きに開口した天枠材の内部に配置されている一方、各足は固定部材にねじ込まれると共に天枠体には回転自在で上下動不能に保持されただねじ軸を有しており、天枠材の中央部の下面に配置したハンドルを水平回転させるとスイングフレームが水平旋回し、スイングフレームが水平旋回すると各ねじ軸がクランク部材を介して一斉に回転し、これによって天枠体(及び天板と足の可動部材)が昇降する。スイングフレームを使用した昇降駆動機構は、チェーンのような使用に伴う伸びがないため動きが確実であると共に、スプロケットが不要であるためコストダウンにも貢献できる利点がある。
特許第3697625号公報 特開2001−231631号公報 特許第2873370号公報
作業等に使用される台装置は、定置式の作業台とキャスタ付きの押し移動自在なワゴンとに大別される。ワゴンは天板(又は上棚)の下方に中間棚と下棚(底棚)とが配置されていることが普通であるが、定置式作業台の場合は特許文献3の図面に表示されているように中間棚は備えていないことが多い。しかし、天板の下方に棚があると様々な物品を載置できるため何かと重宝である。
この点、特許文献1の台装置はコロを有していて押し移動自在であるためワゴンタイプと言えるもので、これは、下棚(底いたを有していると共に、チェーン等の昇降駆動機構部は蓋で覆われている。従って、駆動機構部を覆う蓋を棚として機能させることも可能であると言える。
さて、上棚又は天板の下方に中間棚と下棚(或いは底板)とを有する昇降式の台装置を人が使用する場合、一般に人は立って使用することが多いため、人の負担を少なくするという点からは、物品を台装置から取ったり台装置に戻したりするにおいてなるべく屈まなくてもよいように(腰を大きく曲げなくてもよいように)配慮するのが好ましいと言える。
そこで特許文献1を検討するに、特許文献1では、天板の下面にねじ軸を回転不能に固定して、各ねじ軸に螺合したスプロケットを受け板に回転自在に取り付け、受け板と下棚とを柱で固定すると共に受け板にはチェーンを覆う蓋を設けたものであり、蓋付きの受け板は上下動しない。換言すると、上下動しない固定式の受け板にチェーンやスプロケットを設けている。従って、天板を昇降させると天板と受け板との間隔は広狭変化することになり、天板を最も下まで下降させると受け板と天板との間隔は僅かになって、受け板の蓋は物品の載置機能を実質的に保持できなくなるため底板に物品を載せねばならず、すると人は身体を屈ませて物品の載せ降ろしをせねばならず、その結果、台装置の使い勝手が悪くなる虞がある。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、使い勝手が良くて強度的にも優れた台装置を提供することを課題とするものである。
本願発明の台装置は、平面視略四角形の天枠体と、前記天枠体の下方に配置した平面視略四角形の中間棚と、前記天枠体及び中間棚にそのコーナー部寄りの箇所で固定された4本の中空可動支柱と、前記中間棚の下方に配置した平面視略四角形の下棚とを有しており、前記下棚の各コーナー寄り部位には前記各支柱に嵌まる固定支柱が立設されており、前記各中空可動支柱が各固定支柱に対して上下スライドすることで天枠体と中間棚とが一緒に昇降するようになっている、という基本構成になっている。
そして第1の発明(請求項1の発明)では、前記基本構成において、前記各固定支柱には天枠体に向けて延びるねじ軸が螺合しており、前記各ねじ軸は天枠体又は中空可動支柱に回転のみ自在で上下方向には相対動しないように保持されており、かつ、前記天枠体には、当該天枠体の下面部に配置したハンドルを水平回転させることで各ねじ軸を一斉に回転させる昇降駆動機構が配置されている。
第2の発明(請求項2の発明)では、前記天枠体は上向きに開口した箱状の形態であって前記各ねじ軸の上端は天枠体の内部に露出しており、各ねじ軸の上端に、当該ねじ軸の軸心からずれたクランクピンを有するクランク部材が取り付けられており、天枠体の内部に、前記ハンドルの回転操作によって水平揺動することで各クランク部材を一斉に回動させる剛体構造のスイングフレームが配置されており、更に、前記天枠体の上面に上向きに開口したトレー状(或いは箱状)の上棚を配置している。
第3の発明は第1発明又は第2の発明を更に好適に具体化したもので、前記固定支柱にはねじ軸が螺合する雌ねじ穴が形成されていてこの雌ねじ穴は下棚の下方に開口しており、前記固定支柱の雌ねじ穴にアジャスタボルト又はキャスタの取り付けボルトが下方から入り込んでいる。
なお、中間棚は1つのみでもよいし複数あってもよい。また、天枠体には上棚や天板を取り付けることが可能である。天枠体に上棚を固定して更に上棚に天板を固定することも可能である。上棚や中間棚や下棚は、上面がフラットな平板状や上向きに開口したトレー状や下向きに開口したトレー状など各種のものを使用できる。
本願発明では中間棚は中空可動支柱に固定されているため、天枠体(及び上棚又は天板)と中間棚とは一緒に昇降する。従って、天枠体の高さを変えることで中間棚の収納機能や物品載置機能が低下することはない。このため人はさほど身体を屈めずに中間棚に物品を載せたり取ったりすることができ、このため台装置の使い勝手に優れている。また、中間棚によって中空可動支柱が補強されるため、台装置は全体として頑丈な構造になる。
また、ハンドルは天枠体の下面部に配置されているため、ハンドルが人の歩行の邪魔になるようなことはない。また、特許文献1の場合、仮に受け板の下面部にハンドルが配置されていると、受け板は天板の下方に位置しているため人は身体をねじるような状態にして腕を受け板の下方に差し込まねばならず、このためハンドルの回転操作をしにくいが、本願発明ではハンドルは台装置の上部を構成している天枠体の下面部に配置されているため、身体を大きくねじることなく自然な姿勢でハンドルの回転操作をすることができ、従って、昇降操作も楽に行える。
昇降駆動機構としてはチェーンやリンクなども使用できるが、第2の発明のように剛体構造のスイングアームを使用すると、チェーンのような使用に伴う伸びがないと共に構造も簡単になる利点がある。更に、第2の発明のように天枠体に上向きに開口のトレー状上棚を設けると、物品の転がり落ちを防止できるためキャスタを有する押し移動自在なワゴン式台装置に好適である(中間棚及び下棚も上向き開口のトレー状に構成するのが好ましい。)。
さて、台装置は定置式とキャスタ付きワゴン方式とに大別され、定置式のものはアジャスタボルトで支持しているのが通常である。また、キャスタには取り付け用の1本のボルトを突設しているものがあり、これは取り付け作業が楽である利点がある。そして、本願の第3の発明を採用すると、アジャスタボルト又はキャスタの取り付けボルトは固定支柱の雌ねじ穴(又は雌ねじ穴の下穴)に入り込むため(隠れるため)、下棚と床との間隔を小さくしつつアジャスタボルトやキャスタの取り付け付けボルトが下棚に露出することを防止できる。従って、台装置の安定性を向上しつつ、アジャスタボルトやキャスタを体裁良く取り付けることができる。
第1実施形態の分離斜視図である。 昇降駆動機構のおおまかな平面図である。 (A)は図2の中央部の詳細な拡大図、(B)は図2の一つのコーナー部の詳細な拡大図、(C)は(A)のC−C視断面図である。 図3の IV-IV視断面図である。 (A)は図4のA−A視断面図、(B)は図4のB−B視断面図、(C)は図4のC−C視断面図である。 棚の断面形状の別例図である。 第2実施形態を示す図で、(A)は部分的な正面図、(B)は部分的な平面図、(C)はキャスタの取り付け構造を示す一部破断分離図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5は定置式作業台に適用した第1実施形態を示し、図6は棚の構造の別例を示し、図7は押し移動自在なワゴンに適用した第2実施形態を示している。まず、第1実施形態から説明する。
(1).第1実施形態の概略
図1は作業台の分離斜視図である。この図1から理解できるように、作業台は、上から順に、木製やスチール製等の平面視四角形の天板1と、天板1の下方に配置された上向き平面視四角形の上棚2と、上棚2の下面に重なった平面視四角形の天枠体3と、天枠体3の内部に配置された平面視日字状のスイングフレーム4と、天枠体3の下面のうち四隅部の近傍に固定された中空可動支柱5と、4本の中空可動支柱5に固定された中間棚6と、中空可動支柱5に下方から嵌まった固定支柱7と、固定支柱7が固定された下棚8と、下棚8をその四隅近傍において支持する4本のアジャスタボルト9とを有している。
天枠体3の中央部にはその下方から回転操作するハンドル10が水平旋回自在に取り付けられている。ハンドル10を回転操作するとスイングフレーム4が水平旋回して中空可動支柱5が固定支柱5に対して上下動し、その結果、天板1と中間棚6は一緒に昇降する。以下、各部の詳細を説明する。
(2).天板と上棚
例えば図4に示すように、各棚2,6,8と天枠体3とは上向きに開口したトレー状(或いは箱状)の形態を成しており、それぞれ四周を構成する側板2a,6a,8aには内側に突出した折り返し部2b,6b,8bを形成している。折り返し部2b,6b,8bの形態や上下長さは任意に設定することができ、また、折り返し部2b,6b,8bを持たない構成も採用できる。天枠体4における4つのコーナー部には平面視L形のコーナーブラケット11が溶接されており、上棚4は4つのコーナーブラケット11で囲われている。
図4に実線で示すように、天板1の四隅部寄りの4カ所には、上棚2のコーナー部における折り返し部2bに内側から重なる足片12がビス止め等によって固定されており、コーナーブラケット11と上棚2の側板2aと天板1の足片12とがビス13とナット14とで共締めされている。ナット14は足片12に溶接されている。図4に一点鎖線で示すように、天板1の足片12はコーナーブラケット11の外面に重なるように配置することも可能であり、この場合は、ナット14は上棚2の側板2aに固着される。この場合、上棚2の折り返し部2bを下方に長く延ばして、ナット14を側板2aと折り返し部2aとで囲われた中空部に配置することも可能である。
コーナーブラケット11は天枠体3にビス止めすることも可能である。また、上棚2を使用せずに天板1を直接に天枠体3に重ねて、天板1と天枠体3とを足片12やコーナーブラケット11のようなブラケット類で締結することも可能である。
(3).天枠体と昇降機構
図3(A)(C)に示すように、ハンドル10は回転軸16を有しており、回転軸10はベアリング17で回転自在に保持されている(ベアリング17のインナーレースに嵌着している。)。ベアリング17のアウターレースは軸受け18に嵌着しており、軸受け18は、天枠体3の底面にビス(ボルト)19で固定された上支持板20に溶接されている(軸受け18にフランジを形成して、フランジを天枠体3にビスで締結してもよい。)。
ハンドル10の回転軸16はベアリング17の上に突出した小径部を有しており、この小径部にセンタークランク部材21をボルト22で固定し、センタークランク部材21に、回転軸16の軸心から偏心した位置において上向き突出するセンタークランクピン23を設けている。そして、日字形スイングフレーム4の中間部をセンタークランクピン23に嵌め入れている。従って、ハンドル10を回転すると、スイングフレーム4は回転軸16の軸心回りに水平旋回し得る。なお、ハンドル10は人が握るグリップ10aを有しているが、グリップ10aはその付け根を中心に回動する折り畳み式であってもよい。
天枠体3の四隅部寄りの底面には、ハンドル10の取り付けと同様に軸受け18が溶接された上支持板20がビス19で固定されており、軸受け18にはベアリンク17を介してねじ軸24の上端部が回転自在に保持されている。図4に示すように、ねじ軸24は中空可動支柱5と同心に配置されていて可動支柱5にねじ込まれている。
中空可動支柱4の上端には下支持板25が溶接によって固定されており、下支持板25と天枠体3と上支持板20とがビス19で共締めされている。また、ねじ軸24には下支持体25(又は天枠体3)の下面に当たるフランジ24aが形成されており、このためねじ軸24は上向き抜け不能に保持されている。
ねじ軸24はベアリング17の上に突出した小径部を有しており、この小径部にコーナークランク部材26をボルト27で固定し、コーナークランク部材26にコーナークランクピン28を上向きに突設している。コーナークランク部材26はセンタークランク部材21と同じ方向に延びており、かつ、コーナークランクピン28はセンタークランクピン23と同じ寸法だけ偏心している。そして、各コーナークランクピン28をスイングフレーム4のコーナー部に下方から嵌め込んでいる。従って、ハンドルを回転させてスイングフレーム4が水平旋回すると、各ねじ軸24は同じ方向に同時に回転する。
中空可動支柱5は断面正方形の角形鋼管を使用している一方、固定支柱7は円筒形(パイプ状)になっている。そこで、図4及び図5(A)に示すように、固定支柱7の上端に平面視四角形の回り止め板29を溶接している。従って、ねじ軸24の回転によって固定支柱7は改定せずに上下動する。図4及び図5(B)に示すように、中空可動支柱5の下部には、当該中空可動支柱5に外接して固定支柱7には摺動自在に嵌まるガイドブッシュ30が配置されており、ガイドブッシュ30は中空可動支柱5にビス31で固定されている。
(3).中間棚及び下棚
図4及び図5(C)に示すように、中間棚6は中空可動支柱5に中間ブラケット33で固定されている。中間ブラケット33は中空可動支柱5における内向きの1つの面に重なると共に中間棚6の2つの側板6aに外側から重なる外向き片33aを有する平面視略W形(或いは略M形)に形成されており、中空可動支柱5に溶接されている。そして、外向き片33aが中間棚6の側板6aにビス34とナット35とで締結されている。中間ブラケット33の下端には、中間棚6を支持する水平片33bが形成されている。水平片33bは点線で示すように外向き片33aに設けても良いし、一点鎖線で示すように中空可動支柱5に固定された部分に設けててもよい。
中間棚6の外周面は中空可動支柱5の外面と概ね揃っている。従って、中間棚6のコーナー部には中空可動支柱5が嵌まる四角形の切欠きが形成されている。中間棚6を上棚2や下棚8と同じ大きさとすることも可能であるが、この場合は中間棚6に中空可動支柱5が嵌まる角穴を空けねばならないため加工が面倒になるのみならず、中空可動支柱5は予め中間棚6に嵌め込んだ状態で天枠体3に固定せねばならないため組み立て作業も厄介になる。
これに対して本実施形態のように中間棚6に角形の切欠き形成してこの切欠きに中空可動支柱5を嵌める構成を採用すると、穴空け加工は不要になるため中間棚6の加工が厄介になることを防止できるのみならず、中間棚6は各中空可動支柱5を天枠体3に固定した後で最後に取り付けできるため、台装置の組み立て作業も容易になる。また、中間棚6の交換も一々台装置を分解することなく簡単に行える。
図4に示すように、固定支柱7の下端部には下棚8の底面に上から重なる支持プレート36が溶接によって固着されており、下棚8の底板(基板)を支持プレート36と押さえプレート37とで上下から挟み、支持プレート36と下棚8と押さえプレート37とをボルト38及びナット39で共締めしている。支持プレート36の存在によって下棚8による固定支柱7の支持面積が大きくなるため、各固定支柱7と下棚8とは強固に固定されている。
固定支柱7は押さえプレート37の下方に突出している。そして、固定支柱7の下面にナット板40を溶接し、ナット板40にアジャスタボルト9を下方からねじ込んでいる。この場合、ナット板40の雌ねじ穴は固定支柱7と同心に形成されており、かつ、アジャスタボルト9の外径は中空可動支柱5における雌ねじ穴の内径と同じか小さい寸法に設定している。従って、アジャスタボルト9は固定支柱7の中空部に入り込んでいる。
(4).まとめ・実施形態の利点
以上の構成において、天板1と中間棚6とは間隔を一定に保持したまま一緒に昇降するため、天板1の高さが変化しても中間棚6の物品載置機能には変化はなく、中間棚6は所定の収容量を確保した状態で使用することができる。換言すると、中間棚6は天板1の次に高さが高いため下棚8に比べて物品を取り出したり戻したりすることを楽に行える。従って、作業台は使い勝手がよい。
また、4本の中空可動支柱5は中間棚6で連結された状態になっているため、天枠体3と中空可動支柱5と中間棚6との三者が一体化した状態になっており、このため極めて堅牢な構造になっている。既述のとおり天板1を天枠体3に直接に重ねることも可能であるが、本実施形態のように天板1を上棚2の上面に配置する構成を採用すると、作業内容に応じて天板1を付けたり外したりすることができるため、便利である。
天板1を下降させ切った状態で中空可動支柱5が下棚8に当たるように設定している一方、中間棚6は中空可動支柱5の上下中途位置に配置している。従って、天板1を下降させ切っても中間棚6と下棚8との間には間隔が空いており、下棚8の棚機能は保持されている。各固定支柱7は、回り止め板29とガイドブッシュ30とで中空可動支柱5に対する同心性が保持されていると共に下棚8にも固定されており、このため中空可動支柱5と固定支柱7が相対動するものでありながら、作業台(台装置)は全体として極めて頑丈な構造になっている。
天枠体3は上下に開口した日字型に形成することも可能であるが、本実施形態のようにトレー状でしかも側板2aと折り返し部2bとを有する形態を採用すると、天枠体3は高い剛性を確保できる利点がある。また、日字型であるとチャンネル材を切断して溶接せねばならないため加工に手間がかかる虞があるが、本実施形態のようにトレー状の形態であると素材板の打ち抜きと曲げ加工だけで製造できるため、加工コストを抑制できる利点もある。
(4).棚の変形例
棚2,6,8は様々な構造を採用できる。図6では側板2a,6a,8aに折り返し部2b,6b,8bを形成した場合の別例を示している。(A)は折り返し部2b,6b,8bを2枚重ね状に形成して底面近くまでの延びており、(B)では折り返し部2b,6b,8bは側板2a,6a,8aの縁だけにしか形成していない。(C)では折り返し部2b,6b,8bは底面近くまで延びていて側板2a,6a,8aとの間に中空部が形成されている。
(5).第2実施形態
図6に示す第2実施形態はワゴンに適用したものである。この実施形態は基本的には第1実施形態と同じであり、第1実施形態との相違点は、天板1を備えていない点、アジャスタボルト9の代わりにキャスタ41が取り付けられている点、押し引きするための把手42を備えている点である。キャスタ41は上向き突出した取り付けボルト43を有しており、取り付けボルト43はナット板35に下方からねじ込まれている。
把手42は横長のバー42aを左右の受け材42bで支持したタイプであり、受け材42bはコーナーブラケット11にビスで固定されている。側面視コの字形の把手を採用して、左右2個の把手を2つのコーナーブラケット11に固定するなどしてもよい。
(6).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば中空可動支柱は断面円形とすることも可能である。各棚はメッシュ方式や穴空き方式など用途に応じて構造や形態を任意に選択することができる。固定支柱を下棚に固定する方法は、固定支柱が嵌まるリング部材を使用してこれを下棚にボルト止めするなど様々な構造を採用できる。固定支柱に中間棚を取り付けことも可能である。
上棚と天枠体とを同一寸法・同一構造に構成したり、上棚又は天枠体と下棚とを同一寸法・同一構造に構成したりして部材を共通化することも可能であり、これによってコストダウンを図ることができる。
上記のとおり、本願発明は定置式作業台やキャスタ付き(あるいは車輪付き)ワゴンに適用してその有用性を向上できるものであり、従って、産業上の利用可能性を有している。
1 天板
2 上棚
3 天枠体
4 スイングフレーム
5 中空可動支柱
6 中間棚
7 固定支柱
8 下棚
10 ハンドル
21,27 クランク部材
24 ねじ軸

Claims (3)

  1. 平面視略四角形の天枠体と、前記天枠体の下方に配置した平面視略四角形の中間棚と、前記天枠体及び中間棚にそのコーナー部寄りの箇所で固定された4本の中空可動支柱と、前記中間棚の下方に配置した平面視略四角形の下棚とを有しており、前記下棚の各コーナー寄り部位には前記各支柱に嵌まる固定支柱が立設されており、前記各中空可動支柱が各固定支柱に対して上下スライドすることで天枠体と中間棚とが一緒に昇降するようになっている、という台装置であって、
    前記各固定支柱には天枠体に向けて延びるねじ軸が螺合しており、前記各ねじ軸は天枠体又は中空可動支柱に回転のみ自在で上下方向には相対動しないように保持されており、かつ、前記天枠体には、当該天枠体の下面部に配置したハンドルを水平回転させることで各ねじ軸を一斉に回転させる昇降駆動機構が配置されている、
    昇降式台装置。
  2. 前記天枠体は上向きに開口した箱状の形態であって前記各ねじ軸の上端は天枠体の内部に露出しており、各ねじ軸の上端に、当該ねじ軸の軸心からずれたクランクピンを有するクランク部材が取り付けられており、天枠体の内部に、前記ハンドルの回転操作によって水平揺動することで各クランク部材を一斉に回動させる剛体構造のスイングフレームが配置されており、
    更に、前記天枠体の上面に上向きに開口したトレー状の上棚を配置している、
    請求項1に記載した昇降式台装置。
  3. 前記固定支柱にはねじ軸が螺合する雌ねじ穴が形成されていてこの雌ねじ穴は下棚の下方に開口しており、前記固定支柱の雌ねじ穴にアジャスタボルト又はキャスタの取り付けボルトが下方から入り込んでいる、
    請求項1又は2に記載した昇降式台装置。
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