JP2010172717A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーチ表示パターンの表示時に、複数のキャラクタが出現して回転するようにスクロール表示を行って多様なリーチ表示パターンを確実に表示でき、遊技者の興趣を増大させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】CPUは、各スイッチボタンが押下されるか、各スイッチボタンを押下して複数のキャラクタの回転を停止させることができる時間が経過した場合には(S51:YES、S52:YES)、複数のキャラクタの回転を停止直前まで遅くした状態で、停止位置マークを2個のキャラクタが通過するように表示する(S53、S54)。そして、停止位置マークに、リーチハズレになる第3図柄が入ったキャラクタを停止させ、該キャラクタからリーチハズレになる第3図柄が出現するように表示する(S55〜S57)。
【選択図】図16

Description

本発明は、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備えた遊技機に関するものである。
従来より、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備えた遊技機に関して種々提案されている。
例えば、遊技盤表面側より視認可能な位置に配設され、可変表示機能を有して複数の図柄を可変表示する映像表示装置と、遊技盤の特定位置への打球の入賞を検出する特定入賞検出手段と、複数の数字等を所定間隔で無作為に生成する乱数発生手段と、上記特定入賞信号に基づき上記映像表示装置の可変表示を制御する可変表示制御手段と、上記特定入賞信号に基づき上記乱数発生手段から乱数を抽出する乱数抽出手段と、上記映像表示装置の可変表示を開始させる特定入賞信号に対応する乱数値に基づき上記特定入賞検出手段への入賞に対する遊技結果の判定を行う遊技結果判定手段と、所定間隔で上記映像表示装置の可変表示用の停止図柄を無作為に生成する停止図柄発生手段と、上記遊技結果判定手段からの判定信号に基づき、上記停止図柄発生手段から、上記映像表示装置の可変表示を開始させた特定入賞信号に基づく、映像表示装置の停止図柄を抽出する図柄抽出手段と、上記図柄抽出手段からの停止図柄信号を判定し特別停止図柄信号を発する特別停止図柄判定手段と、上記図柄抽出手段からの停止図柄信号を判定し特定停止図柄信号を発する特定停止図柄判定手段と、上記映像表示器へ表示する情報を送信するデータ送信手段と、上記データ送信手段からの映像制御情報を受信するデータ受信手段と、上記データ受信手段の受信情報を記憶する受信データ記憶手段と、表示映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、上記映像制御情報中のリーチ動作制御情報に基づき上記映像情報記憶手段から抽出する表示映像情報を設定し、上記映像情報記憶手段から所定の表示映像情報の抽出を指示する画面選択手段と、上記表示映像情報を上記映像表示器へ表示することにてリーチ動作を開始し進行させる表示制御手段と、を具備するように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−63230号公報(段落(0006)〜(0209)、図1〜図72)
しかしながら、上述の遊技機の構成では、変動図柄が変動後、所定の態様で停止する一つ手前の変動状態から最終停止図柄が停止する状態までのリーチ状態においては、複数個の停止図柄が表示されると共に、最終停止図柄が一定速度でスクロール方向に変動するリーチ表示パターンのみの表示であり、興趣に欠けるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、リーチ表示パターンの表示時に、複数のキャラクタが出現して回転するようにスクロール表示を行って多様なリーチ表示パターンを確実に表示でき、遊技者の興趣を増大させることができる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備え、前記複数の変動図柄がリーチ図柄を表示した後に、該リーチ図柄を前記複数の変動図柄から除いた残りの変動図柄を所定の停止表示態様で停止表示するリーチ表示パターンを表示することが可能な遊技機において、遊技機の動作状態を制御する主制御手段と、前記特別図柄表示装置を制御する表示制御手段と、前記主制御手段から入力された指示情報に基づいて前記表示制御手段に対して該指示情報に対応するリーチ表示指示情報を出力するサブ制御手段と、前記サブ制御手段に停止情報を入力する停止情報入力手段と、を備え、前記リーチ表示パターンには、前記複数の変動図柄がリーチ図柄を表示した後に、該リーチ図柄を前記複数の変動図柄から除いた残りの変動図柄の変動表示態様として、所定位置に表示されたキャラクタを指定表示に係るキャラクタとする連環状に配置される複数のキャラクタを、最初は目で追えない高速で回転するように表示後、時間経過に伴い目で追える低速で回転するように表示する態様を用い、また前記残りの変動図柄の変動停止態様として、前記複数のキャラクタの回転表示を停止し、このときの指定表示に係るキャラクタを該残りの変動図柄の停止表示態様に置き換えて表示する態様を用いて、前記複数の変動図柄を所定の停止表示態様で停止表示する特定リーチ表示パターンを含み、前記リーチ表示指示情報には、前記特定リーチ表示パターンの表示を指示する特定リーチ表示指示情報を含み、前記サブ制御手段は、前記主制御手段から特定リーチ表示パターンに対応する指示情報を入力された場合に、前記表示制御手段に対して特定リーチ表示指示情報を出力する指示情報出力制御と、前記特定リーチ表示パターンによりリーチ図柄を表示した後に前記停止情報入力手段から停止情報を入力された場合に、前記表示制御手段に対して前記残りの変動図柄を変動停止することを指示するキャラクタ停止情報を出力する停止情報出力制御とを実行し、前記表示制御手段は、前記特定リーチ表示パターンを記憶する記憶手段を有し、前記特定リーチ表示指示情報を入力された場合に、該記憶手段に記憶してある前記特定リーチ表示パターンを選択して前記複数の変動図柄を変動表示する特定リーチ表示制御と、前記特定リーチ表示パターンの表示中に指定表示に係るキャラクタを示す停止位置標識を表示する停止位置標識表示制御と、前記特定リーチ表示パターンの表示中に前記停止情報入力手段による停止情報の入力が可能であることを遊技者に対して報知する報知制御と、前記複数のキャラクタには前記リーチ図柄との組合せにより当たり図柄を構成する残りの変動図柄の停止表示態様と識別不能に関連付けた特定キャラクタを含ませてあって、前記停止位置標識により示される指定表示に係るキャラクタが該特定キャラクタである場合に、前記停止位置標識の表示態様を識別可能に変化させる識別表示制御と、前記サブ制御手段から前記キャラクタ停止情報を入力された場合、前記残りの変動図柄を変動停止したときに指定表示に係るキャラクタが前記特定キャラクタであるか否かを判定する判定制御と、前記複数の変動図柄の停止表示態様が当たり図柄を構成する場合であって、かつ前記判定制御が否定のとき、前記残りの変動図柄を変動停止させずに変動表示を継続し、指定表示に係るキャラクタが前記特定キャラクタとなるように、前記残りの変動図柄の変動停止を行わせ、一方で前記複数の変動図柄の停止表示態様がハズレ図柄を構成する場合であって、かつ前記判定制御が肯定のとき、前記残りの変動図柄を変動停止させずに変動表示を継続し、指定表示に係るキャラクタが前記特定キャラクタとならないように、前記残りの変動図柄の変動停止を行わせる変動停止制御とを実行することを特徴とする。
請求項1に係る遊技機では、サブ制御手段は、主制御手段から特定リーチ表示指示情報に対応する指示情報を入力された場合には、この指示情報に対応する特定リーチ表示指示情報を表示制御手段に出力する。また、表示制御手段は、特定リーチ表示指示情報が入力された場合には、該特定リーチ表示指示情報に対する特定リーチ表示パターンを選択後、複数の変動図柄の変動を開始する。そして、この表示制御手段は、変動開始から該特定リーチ表示パターンに基づいてリーチ図柄を表示した後、複数のキャラクタが目で追える低速で回転するように表示する。
また、この低速回転表示中に停止情報入力手段を介して複数のキャラクタの回転を停止させる停止情報の入力を遊技者に報知して要求すると共に、前記リーチ図柄を複数の変動図柄から除いた残りの変動図柄の停止表示態様が出現するキャラクタを停止させる所定位置を表す停止位置標識を表示する。そして、この低速回転表示中に遊技者が停止情報入力手段を介してサブ制御手段に停止情報を入力した場合には、サブ制御手段は表示制御手段に対してキャラクタ停止情報を出力する。また、表示制御手段は、該低速回転表示中にキャラクタ停止情報が入力されたと判定した場合には、停止位置標識内に入ったキャラクタが特定キャラクタであるか否かを判定する。そして前記複数の変動図柄の停止表示態様が当たり図柄を構成する場合であって、該停止位置標識内に入ったキャラクタが特定キャラクタでないと判定した場合には、該キャラクタが該停止位置標識内に停止しないように該複数のキャラクタの低速回転表示を継続し、指定表示に係るキャラクタが前記特定キャラクタとなるように変動停止を行わせる。
一方、前記複数の変動図柄の停止表示態様がハズレ図柄を構成する場合であって、該停止位置標識内に入ったキャラクタが特定キャラクタであると判定した場合には、該キャラクタが該停止位置標識内に停止しないように該複数のキャラクタの低速回転表示を継続し、指定表示に係るキャラクタが前記特定キャラクタとならないように変動停止を行わせる。
これにより、サブ制御手段から表示制御手段に対して特定リーチ表示指示情報が出力された場合には、表示制御手段は、特定リーチ表示指示情報に対応する特定リーチ表示パターンを特別図柄表示装置に表示する。このため、複数の変動図柄の停止表示態様が当たり図柄である場合には、リーチ図柄が表示され、複数のキャラクタが目で追える低速で回転表示される間に、遊技者が停止位置標識内に特定キャラクタが停止するように停止情報入力手段を介して停止情報を入力したときに、この停止位置標識内に当たりを報知する当たり図柄を確実に表示でき、当たりが確定表示される多様なリーチ表示パターンを確実に表示して遊技者の興趣を増大させることができる。また、複数のキャラクタは、目で追える低速で回転するため、遊技者は所望のキャラクタが停止位置標識内に入るタイミングを狙って、停止情報入力手段を介して停止情報を入力して複数のキャラクタの回転を停止させ、該キャラクタを停止位置標識内に停止させることが可能となり、遊技者のいわゆる大当たりの獲得に対する期待感を高めることができ、興趣を更に増大させることができる。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの演出パターン選択テーブル記憶エリアに格納される演出パターン選択テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの演出表示データテーブル記憶エリアに格納される演出表示データテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のCPUが、主制御基板のCPUから指示情報として変動パターンを表す指示コマンドを受信した場合に実行する制御処理を示すフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUから演出表示指示情報が入力された場合に実行する制御処理を示すメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「リーチ演出(前半)処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「ボタン入力処理1処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「リーチ演出(後半)処理1」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「リーチ演出(後半)処理2」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUから「演出パターン」として「3A」が入力された場合に、液晶表示器に複数のキャラクタAとして6個の宝箱が表示された一例を示す図である。 図19の6個の宝箱が高速回転するように表示されている状態を示す図である。 図19の6個の宝箱が高速回転から低速回転になる時に表示されて、各スイッチボタンを押下して希望する宝箱を停止位置マーク内に止めるように要求する表示の一例を示す図である。 図19の6個の宝箱が低速回転になった状態を示す図で、各スイッチボタンを押下して6個の宝箱の回転を停止することが可能な残り時間が「4秒」になったことを報知する一例を示す図である。 図22の6個の宝箱が停止する直前の状態の一例を示す図である。 図23の6個の宝箱が回転停止した状態の一例を示す図である。 図24の6個の宝箱のうち正面の宝箱からリーチハズレ図柄が出現した状態の一例を示す図である。 図25のリーチハズレ図柄が確定表示された状態の一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「当たり表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「ボタン入力処理2処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「リーチ演出(後半)処理3」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「リーチ演出(後半)処理4」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 図23の6個の宝箱のうち正面の宝箱から当たり図柄が出現した状態の一例を示す図である。 図31の大当たり図柄が確定表示された状態の一例を示す図である。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイド(不図示)や発射勢装置として機能する発射制御基板ケース30内に配設される発射制御基板等から構成され、該発射制御基板は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器(不図示)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材10Aの回動量を調節することによって、該操作ハンドル10内に取り付けられた可変抵抗器の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行うことができるように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には遊技盤41が着脱自在なように鉄板等の金属製や合成樹脂製又は合成樹脂の一体成形により形成される機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)52(図3参照)等を制御する演出表示基板260(図4参照)が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ、エラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオード等を駆動制御するサブ統合制御基板280(図4参照)が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板290(図4参照)が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、遊技盤41上の遊技領域42の構成について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
一方、特別図柄表示装置48の左側にはゲート54が配設されている。また、このゲート54にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54A(図4参照)が備えられている。また、特別図柄表示装置48の左右の下角部の外側には、通常の風車55、56が設けられている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、ゲート54のパチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部50の普通図柄が変動する。そして、このゲート54にパチンコ球が入って、普通図柄表示部50の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口57の上部に設けられるチューリップ式役物57Bが所定時間(本実施例では、約1秒間)開かれ、この始動口57にパチンコ球が入賞する確率が増加する。また、普通図柄が変動中にゲート54をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主制御基板290に設けられるRAMに記憶されて普通図柄の変動確定回数として保留される。
そして、始動口57の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉59で前面部を覆われる大入賞口60が形成された特別入賞装置61が配設されている。また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃至図8に基づいて説明する。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路(I/O)294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A等が接続されている。また、この入出力回路(I/O)294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
また、図5に示すように、RAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から359まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値359の次には最小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ293Aが設けられている。この大当たりカウンタ293Aのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当たりに対応し、その他のカウント値はハズレとなる。
尚、大当たりが抽選された場合には、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「9」、「0」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、・・・、「999」、「000」と揃って確定停止して表示され、その後、大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して、毎回30秒間又は30秒以内に10個入賞するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出されるいわゆる大当たり遊技を行うことができる。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ293Bが設けられている。かかるリーチカウンタ293Bのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチ状態かどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちにハズレとなる完全ハズレの場合に対応している。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ293Cが設けられている。かかる変動パターン選択カウンタ293Cのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。尚、変動パターン選択カウンタ293Cのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。また、この変動パターン選択カウンタ293Cのカウント値に基づいて選択される各リーチ変動パターンは、リーチ状態になった後、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンであり、本実施例においては、後述のように表示演出時間としてはリーチハズレの変動パターンとして「20秒間」、「30秒間」の2種類のものが設定されている。また、各大当たりの変動パターンとして「22秒間」、「32秒間」の2種類のものが設定されている。ここでは、例えば、カウント値「0〜4」がリーチハズレの変動パターンとして「20秒間」、大当たりの変動パターンとして「22秒間」のものに対応している。また、カウント値「5〜9」がリーチハズレの変動パターンとして「30秒間」、大当たりの変動パターンとして「32秒間」のものに対応している。
尚、リーチ状態とは、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「9」、「0」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「1↓1」、「2↓2」、・・・、「7↓7」等の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ293Dが設けられている。かかるハズレ図柄選択カウンタ293Dのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Eが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Eのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
尚、ハズレ図柄選択カウンタ293Dのカウント値、及びリーチハズレ図柄選択カウンタ293Eのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される当たり図柄選択カウンタ293Fが設けられている。かかる当たり図柄選択カウンタ293Fのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき液晶表示器(LCD)52に表示される当たり図柄が選択される。ここで、大当たり時には液晶表示器52に「111」、「222」、「333」、「444」、「555」、「666」「777」、「888」、「999」、「000」のうちのいずれかが選択されて表示される。尚、各大当たり図柄は、後述のように各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM293には、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されたときの各カウンタ293A〜293Fのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア293Gが設けられている。
尚、各カウンタ293A〜293Fの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Gは、起動時に「0」に初期化される。
また、図4に示すように、サブ統合制御基板280には、CPU281、スピーカ7や電飾ランプ6等の駆動制御プログラム等を格納するROM282、主制御基板290からの各種制御信号を格納するRAM283、主制御基板290から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)284、スピーカ7を駆動制御する駆動回路71、エラー表示電飾ランプ6等を駆動制御する駆動回路72等が配設されている。そして、このCPU281、ROM282、RAM283、及び入出力回路(I/O)284は、バス線により相互に接続されている。また、CPU281にはクロック回路285が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)284には、主制御基板290の入出力回路(I/O)294が接続されている。また、この入出力回路(I/O)284には、各駆動回路71、72及び各スイッチボタン9A、9B等が接続されている。
また、図6に示すように、RAM283には、クロック回路285から入力されるクロック信号に基づいて0から14まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値14の次には最小値0に戻る)が格納される表示パターン選択カウンタ283Aが設けられている。かかる表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値は、主制御基板290から変動パターンの指示信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値は、パラメータ記憶エリア283Bに記憶される。
そしてまた、図7に示すように、ROM282には、後述の演出パターン選択テーブル75(図9参照)が格納される演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aが設けられている。また、ROM282には、後述の各演出パターン1A、1B、・・・、13C(図9参照)を選択するための後述のサブ制御プログラム(図11)が格納されている。
また、図4に示すように、演出表示基板260には、CPU261、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM262、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM263、サブ統合制御基板280から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)264、及びCPU261から送られた表示情報を受けて液晶表示器(LCD)52に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)265等が配設されている。そして、このCPU261、ROM262、RAM263、入出力回路(I/O)264、及びVDP(Video Display Processor)265は、バス線により相互に接続されている。また、CPU261にはクロック回路266が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU261は、サブ統合制御基板280から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器(LCD)52に所定の演出表示を行う。
また、図8に示すように、ROM262には、後述の演出表示データテーブル76(図10参照)が格納される演出表示データテーブル記憶エリア262Aが設けられている。
次に、サブ統合制御基板280のROM282の演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aに記憶される演出パターン選択テーブル75の一例について図9に基づいて説明する。ここで、演出パターン選択テーブル75は、サブ統合制御基板280のCPU281が主制御基板290のCPU291から表示指示情報を入力された場合に、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出表示指示情報としての演出パターンを選択する場合に使用するものである。
図9に示すように、演出パターン選択テーブル75は、主制御基板290のCPU291から入力された変動パターンの指示情報を表す「指示コマンド」と、該CPU291から入力された最終的に確定停止時に表示する3列の各図柄を表す「停止指示図柄」と、該CPU291から指示情報が入力された際の表示パターン選択カウンタ283Aのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「演出パターン」とから構成されている。この「演出パターン」は、演出表示基板260のCPU261に対して液晶表示器(LCD)52に演出表示するように指示する演出表示パターンを表している。
また、演出パターン選択テーブル75の「指示コマンド」には、演出表示時間が5秒間の完全ハズレの変動パターンを表示するように指示する「1」、演出表示時間が20秒間のリーチハズレの変動パターンを表示するように指示する「2」と、演出表示時間が30秒間のリーチハズレの変動パターンを表示するように指示する「3」と、演出表示時間が22秒間の大当たりの変動パターンを表示するように指示する「12」と、演出表示時間が32秒間の大当たりの変動パターンを表示するように指示する「13」とが予め格納されている。
また、演出パターン選択テーブル75の「停止指示図柄」には、「指示コマンド」の「1」に対応して完全ハズレの停止図柄を表す「完全ハズレ図柄」、「指示コマンド」の「2」及び「3」に対応してリーチハズレの停止図柄を表す「リーチハズレ図柄」、「指示コマンド」の「12」及び「13」に対応して大当たりの停止図柄を表す「当たり図柄」が予め格納されている。
また、演出パターン選択テーブル75の「カウント値」には、「指示コマンド」の「1」、「2」、「3」、「12」、「13」のそれぞれに対応して「0〜4」、「5〜9」、「10〜14」の3種類のカウント値が予め格納されている。
また、演出パターン選択テーブル75の「演出パターン」には、「指示コマンド」が「1」で「カウント値」が「0〜4」に対応して「1A」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「1」で「カウント値」が「5〜9」に対応して「1B」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「1」で「カウント値」が「10〜14」に対応して「1C」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「2」で「カウント値」が「0〜4」に対応して「2A」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「2」で「カウント値」が「5〜9」に対応して「2B」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「2」で「カウント値」が「10〜14」に対応して「2C」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「3」で「カウント値」が「0〜4」に対応して「3A」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「3」で「カウント値」が「5〜9」に対応して「3B」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「3」で「カウント値」が「10〜14」に対応して「3C」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「12」で「カウント値」が「0〜4」に対応して「12A」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「12」で「カウント値」が「5〜9」に対応して「12B」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「12」で「カウント値」が「10〜14」に対応して「12C」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「13」で「カウント値」が「0〜4」に対応して「13A」が予め格納されている。また、「指示コマンド」が「13」で「カウント値」が「5〜9」に対応して「13B」が予め格納されている。更に、「指示コマンド」が「13」で「カウント値」が「10〜14」に対応して「13C」が予め格納されている。
次に、演出表示基板260のROM262の演出表示データテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示データテーブル76について図10に基づいて説明する。ここで、演出表示データテーブル76は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示指示情報としての「演出パターン」と「停止図柄」が入力された際に、この演出表示指示情報に対応して予め設定されている各演出表示データを表す「演出表示パターン」を選択する際に使用するものである(図12参照)。
尚、CPU261は、CPU281からリーチ表示指示情報として「リーチハズレ3A」又は「当たり13A」の演出パターンが入力された場合には、後述のようにリーチ状態になった場合に、6個の宝箱が同心円上に出現して高速回転後停止するようにスクロール表示する(図15〜図19等参照)。
図10に示すように、演出表示データテーブル76は、サブ統合制御基板280のCPU281から入力される演出表示指示情報を表す「演出パターン」と、各「演出パターン」に対して予め設定された演出表示の動画データを表す「演出表示パターン」とから構成されている。
また、演出表示データテーブル76の「演出パターン」には、「1A」〜「1C」、「2A」〜「2C」、「3A」〜「3C」、「12A」〜「12C」、「13A」〜「13C」が予め格納されている。
また、演出表示データテーブル76の「演出表示パターン」には、「演出パターン」の「1A」に対して約5秒間の完全ハズレの動画データ「完全ハズレA」、「演出パターン」の「1B」に対して約5秒間の完全ハズレの動画データ「完全ハズレB」、「演出パターン」の「1C」に対して約5秒間の完全ハズレの動画データ「完全ハズレC」が予め格納されている。また、「演出パターン」の「2A」に対して約20秒間のリーチハズレの動画データ「リーチハズレ2A」、「演出パターン」の「2B」に対して約20秒間のリーチハズレの動画データ「リーチハズレ2B」、「演出パターン」の「2C」に対して約20秒間のリーチハズレの動画データ「リーチハズレ2C」が予め格納されている。また、「演出パターン」の「3A」に対して約30秒間のリーチハズレの動画データ「リーチハズレ3A」、「演出パターン」の「3B」に対して約30秒間のリーチハズレの動画データ「リーチハズレ3B」、「演出パターン」の「3C」に対して約30秒間のリーチハズレの動画データ「リーチハズレ3C」が予め格納されている。また、「演出パターン」の「12A」に対して約22秒間の大当たりの動画データ「当たり12A」、「演出パターン」の「12B」に対して約22秒間の大当たりの動画データ「当たり12B」、「演出パターン」の「12C」に対して約22秒間の大当たりの動画データ「当たり12C」が予め格納されている。更に、「演出パターン」の「13A」に対して約32秒間の大当たりの動画データ「当たり13A」、「演出パターン」の「13B」に対して約32秒間の大当たりの動画データ「当たり13B」、「演出パターン」の「13C」に対して約32秒間の大当たりの動画データ「当たり13C」が予め格納されている。
次に、上記のように構成されたサブ統合制御基板280のCPU281が、主制御基板290のCPU291から指示情報として変動パターンを表す指示コマンドを入力された場合に実行する制御処理について図11に基づいて説明する。
図11に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された変動パターンデータを「指示コマンド」としてRAM283に記憶し、確定停止する図柄データを「停止指示図柄」としてRAM283に記憶する。また同時に、CPU291から各データが入力された際の演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を演出パターン代数Hに代入してパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
続いて、S2において、CPU281は、RAM283から「指示コマンド」を読み出すと共に、パラメータ記憶エリア283Bから演出パターン代数Hを読み出す。そして、該「指示コマンド」を演出パターン選択テーブル75の「指示コマンド」とし、該演出パターン代数Hの数値を演出パターン選択テーブル75の「カウント値」として該当する「演出パターン」を演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出表示指示情報の演出パターンデータとしてRAM283に記憶する。
例えば、RAM283から読み出した「指示コマンド」が「3」で、パラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Hが「3」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンデータとして「3A」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「指示コマンド」が「13」で、パラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Hが「3」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンデータとして「13A」をRAM283に記憶する。
そして、CPU281は、RAM283から演出パターンデータと「停止指示図柄」との各データを読み出し、演出表示基板260のCPU261に出力して(指示して)当該処理を終了する。
例えば、CPU281は、RAM283から演出パターンデータとして「1A」と、「停止指示図柄」として完全ハズレの図柄データ「687」を読み出した場合には、該「1A」と図柄データ「687」のデータを演出表示指示情報としてCPU261に出力する。
また、CPU281は、RAM283から演出パターンデータとして「3A」と、「停止指示図柄」としてリーチハズレ図柄の図柄データ「787」を読み出した場合には、該「3A」と図柄データ「787」のデータを演出表示指示情報としてCPU261に出力する。
また、CPU281は、RAM283から演出パターンデータとして「13A」と、「停止指示図柄」として当たり図柄の図柄データ「777」を読み出した場合には、該「13A」と図柄データ「777」のデータを演出表示指示情報としてCPU261に出力する。
次に、上記のように構成された演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示指示情報が入力された場合に実行する制御処理について図12乃至図32に基づいて説明する。
図12に示すように、S11において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示指示情報が入力されると、該演出指示情報を構成する演出パターンデータと図柄データとをRAM263に記憶する。
そして、S12において、CPU261は、演出パターンデータをRAM263から読み出し、該演出パターンデータが完全ハズレの演出パターンか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンデータが「1A」、「1B」、「1C」のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンデータが「1A」、「1B」、「1C」のうちのいずれかである場合には(S12:YES)、S13において、CPU261は、「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンデータが「1A」、「1B」、「1C」のうちのいずれでもない場合には(S12:NO)、CPU261は、S13のサブ処理を実行しない。
続いて、S14において、CPU261は、演出パターンデータをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンデータがリーチハズレの演出パターンか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンデータが「2A」、「2B」、「2C」、「3A」、「3B」、「3C」のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンデータが「2A」、「2B」、「2C」、「3A」、「3B」、「3C」のうちのいずれかである場合には(S14:YES)、S15において、CPU261は、「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンデータが「2A」、「2B」、「2C」、「3A」、「3B」、「3C」のうちのいずれでもない場合には(S14:NO)、CPU261は、S15のサブ処理を実行しない。
そしてまた、S16において、CPU261は、演出パターンデータをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンデータが当たりの演出パターンか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンデータが「12A」、「12B」、「12C」、「13A」、「13B」、「13C」のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンデータが「12A」、「12B」、「12C」、「13A」、「13B」、「13C」のうちのいずれかである場合には(S16:YES)、S17において、CPU261は、「当たり表示処理」のサブ処理を実行後、当該処理を終了する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンデータが「12A」、「12B」、「12C」、「13A」、「13B」、「13C」のうちのいずれでもない場合には(S16:NO)、CPU261は、S17のサブ処理を実行しないで、当該処理を終了する。
次に、「完全ハズレ表示処理」(S13)のサブ処理について図13に基づいて説明する。
図13に示すように、S21において、CPU261は、演出パターンデータをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンデータをROM262の演出表示データテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示データテーブル76の「演出パターン」として、この演出表示データテーブル76の「演出パターン」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンデータが「1A」の場合には、CPU261は、演出表示データテーブル76の「演出表示パターン」として約5秒間の完全ハズレAの動画データをRAM263に記憶する。
そして、S22において、CPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S23において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示する。
そしてまた、S24において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示するとともに、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
また、S25において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、約5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3図柄として停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄が完全ハズレの図柄で停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「8」の図柄を停止表示する。
そして、S26において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、CPU291は、CPU281に出力した変動パターン「1」の表示時間「約5秒」を予めROM292に記憶しており、当該表示時間「約5秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU281は、CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S26:NO)、S27において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S26:YES)、S28において、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、「ハズレリーチ表示処理」(S15)のサブ処理について図14〜図26に基づいて説明する。尚、ハズレリーチ表示処理の一例として、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出指示情報を構成する演出パターンデータが約30秒間のハズレリーチの演出パターンを表す「3A」である場合について以下説明する。
図14に示すように、S31において、CPU261は、上記S21の処理を実行する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンデータが「3A」の場合には、CPU261は、演出表示データテーブル76の「演出表示パターン」として約30秒間のリーチハズレ3Aの動画データをRAM263に記憶する。
そして、S32において、CPU261は、後述の「リーチ演出(前半)処理」(図15参照)のサブ処理を実行する。続いて、S33において、CPU261は、後述の「ボタン入力処理1」(図16参照)のサブ処理を実行する。
ここで、「リーチ演出(前半)処理」のサブ処理について図15に基づいて説明する。
図15に示すように、この「リーチ演出(前半)処理」のサブ処理は、S41乃至S43において、CPU261は、上記S22乃至S24の処理を実行する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「787」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示すると共に、右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示し、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
そして、S44において、CPU261は、リーチなったことを知らせる旨を表示して遊技者にリーチになったことを報知する。
続いて、S45において、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に停止表示される各第1・第2図柄をそれぞれ表示画面の斜め上側の隅部に縮小表示する。
また同時に、S46において、CPU261は、液晶表示器52の表示画面内に複数のキャラクタAを表示する。
例えば、図19に示すように、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「787」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示し、右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示した後、液晶表示器52の表示画面の左上側の隅部に第1図柄として「7」の図柄を縮小表示し、右上側の隅部に第2図柄として「7」の図柄を縮小表示する。そして、CPU261は、表示画面の中央部に丸い回転台82を表示し、この回転台82の上に6個のキャラクタAとしての各宝箱81を同心円状に配置した状態を表示する。
そして、S47において、CPU261は、複数のキャラクタAの低速回転状態から回転スピードを上げて、遊技者が各キャラクタAを目で追えない高速回転状態を表示する。その後、CPU261は、再び、複数のキャラクタAの回転スピードを下げて、複数のキャラクタAが低速回転する状態を表示すると共に、表示画面に最終停止図柄である第3図柄が出現するキャラクタAを停止させる大体の位置を表す停止位置標識としての停止位置マークを表示する。
尚、この複数のキャラクタAの高速回転状態を表示する場合は、複数のキャラクタAの低速回転状態を表示する動画データから複数のコマを所定時間毎に間引いて表示してもよい。
例えば、図20に示すように、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に回転台82が高速回転されて、6個の宝箱81が遊技者の目で追えない高速回転後、回転台82の回転速度が低速回転する状態を表示する。また、CPU261は、表示画面中央部に宝箱81よりも大きい略四角形の停止位置マーク83を表示する。
続いて、S48において、CPU261は、液晶表示器52の表示画面にスイッチボタン9A又はスイッチボタン9Bのいずれかを押下して、複数のキャラクタAの回転を停止させるように要求する旨を表す表示を行う。
例えば、図21に示すように、女の子のキャラクタ84が出現すると共に、「次はボタンで止めてね!」という台詞の吹き出しが表示され、スイッチボタン9A又はスイッチボタン9Bのいずれかを押下して回転台82の回転を停止させるように要求する旨が表示される。
その後、S49において、CPU261は、回転表示される複数のキャラクタAが停止した場合に、最終停止図柄である第3図柄が出現するキャラクタAを停止させるほぼ正確な位置を表す停止位置標識としての停止位置マークを表示後、当該サブ処理を終了して「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理に戻る。
例えば、図22に示すように、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に回転台82が低速回転になって、6個の宝箱81がゆっくり回転される状態を表示すると共に、表示画面中央部に宝箱81が1個だけ入ることが可能な略四角形の停止位置マーク83を表示する。
次に、「ボタン入力処理1」のサブ処理について図16に基づいて説明する。
図16に示すように、この「ボタン入力処理1」のサブ処理は、先ず、S51において、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に各スイッチボタン9A、9Bを押下して複数のキャラクタAの回転を停止させることが可能な残り時間を表示すると共に、スイッチボタン9A又はスイッチボタン9Bのいずれかが押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。
尚、各スイッチボタン9A、9Bは、サブ統合制御基板280の入出力回路(I/O)284に接続されており、各スイッチボタン9A、9Bが押下された場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に各スイッチボタン9A、9Bが押下された旨を報知するキャラクタ停止情報を出力する。そして、CPU261は、CPU281からキャラクタ停止情報を入力された場合には、各スイッチボタン9A、9Bが押下されたと判定し、一方、CPU281からキャラクタ停止情報が入力されない場合には、各スイッチボタン9A、9Bが押下されていないと判定する。
そしてまた、CPU261は、CPU281からキャラクタ停止情報が入力されない場合には、各スイッチボタン9A、9Bが押下されていないと判定し(S51:NO)、S52において、上記S48の処理を実行してから、各スイッチボタン9A、9Bを押下して複数のキャラクタAの回転を停止させることが可能な所定時間(本実施例では、約4秒〜6秒である。)が経過した否かを判定する判定処理を実行する。そして、各スイッチボタン9A、9Bを押下して複数のキャラクタAの回転を停止させることが可能な所定時間が経過していない場合には(S52:NO)、CPU261は、再度、S51以降の処理を実行する。
例えば、図22に示すように、液晶表示器52の表示画面の左下側に「あと4」と表示されて、各スイッチボタン9A、9Bを押下して回転台82の回転を停止させることが可能な残り時間が「4秒」である旨が報知される。また、液晶表示器52の表示画面の右下側に2個の各スイッチ図柄85、86が表示され、各スイッチボタン9A、9Bを押下して回転台82の回転を停止させることが可能な旨が報知される。
一方、CPU281からキャラクタ停止情報が入力された場合、即ち、各スイッチボタン9A、9Bが押下されたと判定した場合(S51:YES)、又は、各スイッチボタン9A、9Bを押下して複数のキャラクタAの回転を停止させることが可能な所定時間が経過した場合には(S52:YES)、S53において、CPU261は、複数のキャラクタAの回転速度をほぼ停止寸前まで遅くすると共に、S54において、2個のキャラクタAが停止位置マークを通過するように表示する。
そして、S55において、CPU261は、停止位置マークに来た3個目のキャラクタAがリーチ図柄と同じ図柄が出現するキャラクタAか否かを判定する判定処理を実行する。そして、停止位置マークに来た3個目のキャラクタAがリーチ図柄と同じ図柄が出現するキャラクタAであると判定した場合には(S55:YES)、S56において、CPU261は、「リーチ演出(後半)処理1」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了して「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理に戻る。
一方、停止位置マークに来た3個目のキャラクタAがリーチ図柄と同じ図柄が出現しないキャラクタAであると判定した場合には(S55:NO)、S57において、CPU261は、「リーチ演出(後半)処理2」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了して「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理に戻る。
ここで、図17に示すように、「リーチ演出(後半)処理1」は、S61において、CPU261は、3個目のキャラクタAが停止位置マークを通過するように表示し、停止位置マークにリーチ図柄と同じ図柄が出現しないキャラクタAが入った時点で複数のキャラクタAの回転を停止する。
そして、S62において、CPU261は、停止位置マーク内に停止したキャラクタAからリーチ図柄と異なる図柄が出現するように表示後、当該サブ処理を終了して「ボタン入力処理1」のサブ処理に戻る。
また、図18に示すように、「リーチ演出(後半)処理2」は、S71において、CPU261は、3個目のキャラクタAが停止位置マークに入った時点で複数のキャラクタAの回転を停止する。
そして、S72において、CPU261は、停止位置マーク内に停止したキャラクタAからリーチ図柄と異なる図柄が出現するように表示後、当該サブ処理を終了して「ボタン入力処理1」のサブ処理に戻る。
例えば、図23に示すように、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に回転台82が低速回転になって、6個の宝箱81がゆっくり回転される状態を表示する。
そして、図24に示すように、CPU261は、スイッチボタン9A又はスイッチボタン9Bのいずれかが押下されたと判定した場合、又は、各スイッチボタン9A、9Bを押下して回転台82の回転を停止させることが可能な時間が経過した場合には、2個の宝箱81が停止位置マーク83を通過するように回転台82を低速回転させる。そして、停止位置マーク83に入った3個目の宝箱81がリーチ図柄「7」でない図柄の出現する宝箱81である場合には、該停止位置マーク83内に3個目の宝箱81が入った時点で回転台82が停止するように表示する。また、この停止位置マーク83内に停止した宝箱81が発光するように表示する。
一方、停止位置マーク83に入った3個目の宝箱81がリーチ図柄「7」の出現する宝箱81である場合には、回転台82をそのまま回転させて次のリーチ図柄「7」でない図柄の出現する宝箱81が停止位置マーク83に入るように表示し、この宝箱81が停止位置マーク83内に入った時点で回転台82が停止するように表示する。また、この停止位置マーク83内に停止した宝箱81が発光するように表示する。
続いて、図25に示すように、CPU261は、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「787」の場合には、液晶表示器52の表示画面の停止位置マーク83内に停止した宝箱81をクローズアップして表示し、この宝箱81から第3図柄として拡大された「8」の図柄、即ちリーチハズレを報知する大きな「8」の図柄が出現するように表示する。
その後、図14に示すように、S34乃至S36において、CPU261は、上記S26乃至S28の処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
尚、CPU291は、CPU281に出力した変動パターン「3」の表示時間「約30秒」を予めROM292に記憶しており、当該表示時間「約30秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU281は、CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
例えば、図26に示すように、CPU261は、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「787」の場合には、CPU281から確定信号が入力されると、RAM263から演出指示情報を構成する当該図柄データ「787」を読み出し、液晶表示器52の表示画面の左側に第1図柄「7」を拡大して表示し、表示画面の右側に第2図柄「7」を拡大して表示すると共に、画面中央部の情報に第3図柄「8」縮小して表示して、リーチハズレが確定したことを遊技者に報知する。
次に、「当たり表示処理」(S17)のサブ処理について図27〜図32に基づいて説明する。尚、当たり表示処理の一例として、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された演出指示情報を構成する演出パターンデータが約32秒間の当たりの演出パターンを表す「13A」である場合について以下説明する。
図27に示すように、S81乃至S82において、CPU261は、上記S31乃至S32の処理を実行する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンデータが「13A」の場合には、CPU261は、演出表示データテーブル76の「演出表示パターン」として約32秒間の当たり13Aの動画データをRAM263に記憶する。そして、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示すると共に、右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示し、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。そして、CPU261は、液晶表示器52の表示画面の左上側の隅部に第1図柄として「7」の図柄を縮小表示し、右上側の隅部に第2図柄として「7」の図柄を縮小表示する。そして、CPU261は、表示画面の中央部に丸い回転台82を表示し、この回転台82の上に6個のキャラクタAとしての各宝箱81を同心円状に配置した状態を表示する(図19参照)。
続いて、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に回転台82が高速回転されて、6個の宝箱81が遊技者の目で追えない高速回転後、回転台82の回転速度が低速回転する状態を表示する。また、CPU261は、表示画面中央部に宝箱81よりも大きい略四角形の停止位置マーク83を表示する。(図20参照)。そしてまた、女の子のキャラクタ84が出現すると共に、「次はボタンで止めてね!」という台詞の吹き出しが表示され、スイッチボタン9A又はスイッチボタン9Bのいずれかを押下して回転台82の回転を停止させるように要求する旨が表示される(図21参照)。その後、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に回転台82が低速回転になって、6個の宝箱81がゆっくり回転される状態を表示すると共に、表示画面中央部に宝箱81が1個だけ入ることが可能な略四角形の停止位置マーク83を表示する(図22参照)。
また、S83において、CPU261は、「ボタン入力処理2」のサブ処理を実行する。
ここで、「ボタン入力処理2」のサブ処理について図28に基づいて説明する。
図28に示すように、この「ボタン入力処理2」のサブ処理は、S91乃至S95において、上記S51乃至S55の処理を実行する。
例えば、液晶表示器52の表示画面の左下側に「あと4」と表示されて、各スイッチボタン9A、9Bを押下して回転台82の回転を停止させることが可能な残り時間が「4秒」である旨が報知される。また、液晶表示器52の表示画面の右下側に2個の各スイッチ図柄85、86が表示され、各スイッチボタン9A、9Bを押下して回転台82の回転を停止させることが可能な旨が報知される(図22参照)。
そして、停止位置マークに来た3個目のキャラクタAがリーチ図柄と同じ図柄が出現するキャラクタAであると判定した場合には(S95:YES)、S96において、CPU261は、「リーチ演出(後半)処理3」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了して「当たり表示処理」のサブ処理に戻る。
一方、停止位置マークに来た3個目のキャラクタAがリーチ図柄と同じ図柄が出現しないキャラクタAであると判定した場合には(S95:NO)、S97において、CPU261は、「リーチ演出(後半)処理4」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了して「当たり表示処理」のサブ処理に戻る。
ここで、図29に示すように、「リーチ演出(後半)処理3」は、S101において、CPU261は、3個目のキャラクタAが停止位置マークに入った時点で複数のキャラクタAの回転を停止する。
そして、S102において、CPU261は、停止位置マーク内に停止したキャラクタAからリーチ図柄が出現するように表示後、当該サブ処理を終了して「ボタン入力処理2」のサブ処理に戻る。
また、図30に示すように、「リーチ演出(後半)処理4」は、S111において、CPU261は、3個目のキャラクタAが停止位置マークを通過するように表示する。
そして、S112において、CPU261は、停止位置マークにリーチ図柄が出現するキャラクタAが入った時点で複数のキャラクタAの回転を停止する。
そして、S113において、CPU261は、停止位置マーク内に停止したキャラクタAからリーチ図柄が出現するように表示後、当該サブ処理を終了して「ボタン入力処理2」のサブ処理に戻る。
例えば、液晶表示器52の表示画面に回転台82が低速回転になって、6個の宝箱81がゆっくり回転される状態が表示される(図23参照)。そして、CPU261は、スイッチボタン9A又はスイッチボタン9Bのいずれかが押下されたと判定した場合、又は、各スイッチボタン9A、9Bを押下して回転台82の回転を停止させることが可能な時間が経過した場合には、2個の宝箱81が停止位置マーク83を通過するように回転台82を低速回転させる。そして、停止位置マーク83に入った3個目の宝箱81がリーチ図柄「7」の出現する宝箱81である場合には、該停止位置マーク83内に3個目の宝箱81が入った時点で回転台82が停止するように表示する。また、この停止位置マーク83内に停止した宝箱81が発光するように表示する(図24参照)。
一方、停止位置マーク83に入った3個目の宝箱81がリーチ図柄「7」の出現する宝箱81でない場合には、回転台82をそのまま回転させて次のリーチ図柄「7」の出現する宝箱81が停止位置マーク83に入るように表示し、この宝箱81が停止位置マーク83内に入った時点で回転台82が停止するように表示する。また、この停止位置マーク83内に停止した宝箱81が発光するように表示する(図24参照)。
そして、図31に示すように、CPU261は、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、液晶表示器52の表示画面の停止位置マーク83内に停止した宝箱81をクローズアップして表示し、この宝箱81から第3図柄として拡大された「7」の図柄、即ち大当たりを報知する大きな「7」の図柄が出現するように表示する。
その後、図27に示すように、S84乃至S86において、CPU261は、上記S34乃至S36の処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
尚、CPU291は、CPU281に出力した変動パターン「13」の表示時間「約32秒」を予めROM292に記憶しており、当該表示時間「約32秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU281は、CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
例えば、図32に示すように、CPU261は、CPU281から確定信号が入力された場合には、RAM263から演出指示情報を構成する図柄データ「777」を読み出し、液晶表示器52の表示画面の左側に第1図柄「7」を拡大して表示し、表示画面の右側に第2図柄「7」を拡大して表示すると共に、画面中央部の情報に第3図柄「7」縮小して表示して、大当たりが確定したことを遊技者に報知する。
ここで、CPU291、ROM292、RAM293は、主制御手段を構成する。また、CPU261、ROM262、RAM263、VDP265は、表示制御手段を構成する。また、CPU281、ROM282、RAM283は、サブ制御手段を構成する。また、各スイッチボタン9A、9Bは、停止情報入力手段を構成する。また、各演出パターン「2A」〜「2C」、「3A」〜「3C」及び各停止指示図柄「リーチハズレ図柄」は、第2特定リーチ指示情報を構成する。また、各演出パターン「12A」〜「12C」、「13A」〜「13C」及び各停止指示図柄「当たり図柄」は、第1特定リーチ指示情報を構成する。また、各演出表示パターン「当たり12A」〜「当たり13C」は、第1特定リーチ表示パターンを構成する。また、各演出表示パターン「リーチハズレ2A」〜「リーチハズレ3C」は、第2特定リーチ表示パターンを構成する。また、CPU281、ROM282、RAM283は、第1判定手段、キャラクタ停止情報出力手段として機能する。また、CPU261、ROM262、RAM263は、第1特定リーチ表示パターン選択手段、第2特定リーチ表示パターン選択手段、低速回転表示手段、停止位置標識表示手段、停止要求手段、第2判定手段、第3判定手段として機能する。また、演出表示データテーブル記憶エリア262Aは、第1特定リーチ表示パターン記憶手段、第2特定リーチ表示パターン記憶手段として機能する。また、S1及びS2の処理は、第1出力制御、第2出力制御、キャラクタ停止情報出力制御を構成する。また、S81の処理は、第1特定リーチ表示パターン選択制御として機能する。また、S31の処理は、第2特定リーチ表示パターン選択制御として機能する。また、S41は、変動開始制御として機能する。また、S42〜S44は、第1停止表示制御、第2停止表示制御を構成する。また、S45は、移動制御として機能する。また、S47は、低速回転表示制御として機能する。また、S48、S49は、停止情報要求表示制御として機能する。また、S91〜S95は、第1出現図柄判定手段として機能する。また、S96は、第1回転停止制御として機能する。また、S97は、第2回転停止制御として機能する。また、S51〜S55は、第2出現図柄判定手段として機能する。また、S56は、第3回転停止制御として機能する。また、S57は、第4回転停止制御として機能する。また、S102、S113は、第1最終停止図柄表示制御として機能する。また、S62、S72は、第2最終停止図柄表示制御として機能する。また、S84〜S86は、第1確定表示制御を構成する。また、S34〜S36は、第2確定表示制御を構成する。
従って、本実施例に係るパチンコ機1では、主制御基板290のCPU291からサブ統合制御基板280のCPU281に「指示コマンド」として「13」が出力された場合には、CPU281は指示コマンド「13」に対応して各演出パターン13A、13B、13Cから演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値に基づいて一の演出パターンを選択して演出表示基板260のCPU261に出力する。そして、CPU261は、この入力された演出パターンに対応する演出表示パターンを選択して液晶表示器52に表示する。例えば、CPU261に演出パターン「13A」が入力された場合には、CPU261は、演出表示パターンとして約32秒間の動画が表示される「当り13A」を選択して液晶表示器52に表示する。このため、リーチ状態になった後、リーチ図柄が縮小されて表示領域の隅に移動された後、複数のキャラクタAが出現して高速回転後、低速回転になる。また、複数のキャラクタAの回転を停止させるために各スイッチボタン9A、9Bを押下するように要求する旨の表示がされる。そして、遊技者が所定時間(約4秒〜6秒である。)内に各スイッチボタン9A、9Bのいずれかを押下するか、又はこの所定時間が経過した場合には、正面の停止位置マーク内を2個のキャラクタAが通過後、該停止位置マーク内に入ったキャラクタAから大当たりを報知する第3図柄(当たり図柄)が出現する場合には、該キャラクタが停止位置マーク内に停止表示される。また、該停止位置マーク内に入ったキャラクタAから第3図柄(当たり図柄)が出現しない場合には、該停止位置マーク内に第3図柄(当たり図柄)が出現するキャラクタAが入るまで低速回転が継続表示され、この停止位置マーク内に第3図柄(当たり図柄)が出現するキャラクタAが入った場合には、該キャラクタが停止位置マーク内に停止表示される。そして、正面の停止位置マーク内に停止したキャラクタAから第3図柄(当たり図柄)が出現して、3列の図柄が揃った大当たり図柄(例えば、「111」、「777」等である。)が確定表示される大当たり報知を確実に表示でき、大当たり図柄が確定表示される多様な大当り表示パターンを確実に表示して遊技者の興趣を増大させることができる。また、遊技者は各スイッチボタン9A、9Bを押下することによって、複数のキャラクタAの回転を停止させることが可能となり、遊技者の大当たり獲得に対する期待感を高めることができ、興趣を更に増大させることができる。
また、主制御基板290のCPU291からサブ統合制御基板280のCPU281に「指示コマンド」として「3」が出力された場合には、CPU281は指示コマンド「3」に対応して各演出パターン3A、3B、3Cから演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値に基づいて一の演出パターンを選択して演出表示基板260のCPU261に出力する。そして、CPU261は、この入力された演出パターンに対応する演出表示パターンを選択して液晶表示器52に表示する。例えば、CPU261に演出パターン「3A」が入力された場合には、CPU261は、演出表示パターンとして約30秒間の動画が表示される「リーチハズレ3A」を選択して液晶表示器52に表示する。このため、リーチ状態になった後、各リーチ図柄が縮小されて表示領域の隅に移動された後、複数のキャラクタAが出現して高速回転後、低速回転になる。また、複数のキャラクタAの回転を停止させるために各スイッチボタン9A、9Bを押下するように要求する旨の表示がされる。そして、遊技者が所定時間(約4秒〜6秒である。)内に各スイッチボタン9A、9Bのいずれかを押下するか、又はこの所定時間が経過した場合には、正面の停止位置マーク内を2個のキャラクタAが通過後、該停止位置マーク内に入ったキャラクタAからハズレリーチを報知する第3図柄(ハズレ図柄)が出現する場合には、該キャラクタが停止位置マーク内に停止表示される。また、該停止位置マーク内に入ったキャラクタAから第3図柄(ハズレ図柄)が出現しない場合には、該停止位置マーク内に第3図柄(ハズレ図柄)が出現するキャラクタAが入るまで低速回転が継続表示され、この停止位置マーク内に第3図柄(ハズレ図柄)が出現するキャラクタAが入った場合には、該キャラクタが停止位置マーク内に停止表示される。そして、正面の停止位置マーク内に停止したキャラクタAから第3図柄(ハズレ図柄)が出現して、リーチハズレ図柄
(例えば、「121」、「767」、「787」等である。)が確定表示されるハズレリーチ報知を確実に表示でき、リーチハズレ図柄が確定表示される多様なハズレリーチ表示パターンを確実に表示して遊技者の興趣を増大させることができる。また、遊技者は各スイッチボタン9A、9Bを押下することによって、複数のキャラクタAの回転を停止させることが可能となり、遊技者の大当たり獲得に対する期待感を高めることができ、興趣を更に増大させることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
1 パチンコ機
9A、9B スイッチボタン
41 遊技盤
42 遊技領域
48 特別図柄表示装置
52 液晶表示器(LCD)
75 演出パターン選択テーブル
76 演出表示データテーブル
81 宝箱
82 回転台
83 停止位置マーク
85、86 スイッチ図柄
260 演出表示基板
261、281、291 CPU
262、282、292 ROM
263、283、293 RAM
280 サブ統合制御基板
290 主制御基板

Claims (1)

  1. 複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備え、前記複数の変動図柄がリーチ図柄を表示した後に、該リーチ図柄を前記複数の変動図柄から除いた残りの変動図柄を所定の停止表示態様で停止表示するリーチ表示パターンを表示することが可能な遊技機において、
    遊技機の動作状態を制御する主制御手段と、
    前記特別図柄表示装置を制御する表示制御手段と、
    前記主制御手段から入力された指示情報に基づいて前記表示制御手段に対して該指示情報に対応するリーチ表示指示情報を出力するサブ制御手段と、
    前記サブ制御手段に停止情報を入力する停止情報入力手段と、
    を備え、
    前記リーチ表示パターンには、前記複数の変動図柄がリーチ図柄を表示した後に、該リーチ図柄を前記複数の変動図柄から除いた残りの変動図柄の変動表示態様として、所定位置に表示されたキャラクタを指定表示に係るキャラクタとする連環状に配置される複数のキャラクタを、最初は目で追えない高速で回転するように表示後、時間経過に伴い目で追える低速で回転するように表示する態様を用い、また前記残りの変動図柄の変動停止態様として、前記複数のキャラクタの回転表示を停止し、このときの指定表示に係るキャラクタを該残りの変動図柄の停止表示態様に置き換えて表示する態様を用いて、前記複数の変動図柄を所定の停止表示態様で停止表示する特定リーチ表示パターンを含み、
    前記リーチ表示指示情報には、前記特定リーチ表示パターンの表示を指示する特定リーチ表示指示情報を含み、
    前記サブ制御手段は、
    前記主制御手段から特定リーチ表示パターンに対応する指示情報を入力された場合に、前記表示制御手段に対して特定リーチ表示指示情報を出力する指示情報出力制御と、
    前記特定リーチ表示パターンによりリーチ図柄を表示した後に前記停止情報入力手段から停止情報を入力された場合に、前記表示制御手段に対して前記残りの変動図柄を変動停止することを指示するキャラクタ停止情報を出力する停止情報出力制御と
    を実行し、
    前記表示制御手段は、
    前記特定リーチ表示パターンを記憶する記憶手段を有し、
    前記特定リーチ表示指示情報を入力された場合に、該記憶手段に記憶してある前記特定リーチ表示パターンを選択して前記複数の変動図柄を変動表示する特定リーチ表示制御と、
    前記特定リーチ表示パターンの表示中に指定表示に係るキャラクタを示す停止位置標識を表示する停止位置標識表示制御と、
    前記特定リーチ表示パターンの表示中に前記停止情報入力手段による停止情報の入力が可能であることを遊技者に対して報知する報知制御と、
    前記複数のキャラクタには前記リーチ図柄との組合せにより当たり図柄を構成する残りの変動図柄の停止表示態様と識別不能に関連付けた特定キャラクタを含ませてあって、前記停止位置標識により示される指定表示に係るキャラクタが該特定キャラクタである場合に、前記停止位置標識の表示態様を識別可能に変化させる識別表示制御と、
    前記サブ制御手段から前記キャラクタ停止情報を入力された場合、前記残りの変動図柄を変動停止したときに指定表示に係るキャラクタが前記特定キャラクタであるか否かを判定する判定制御と、
    前記複数の変動図柄の停止表示態様が当たり図柄を構成する場合であって、かつ前記判定制御が否定のとき、前記残りの変動図柄を変動停止させずに変動表示を継続し、指定表示に係るキャラクタが前記特定キャラクタとなるように、前記残りの変動図柄の変動停止を行わせ、一方で前記複数の変動図柄の停止表示態様がハズレ図柄を構成する場合であって、かつ前記判定制御が肯定のとき、前記残りの変動図柄を変動停止させずに変動表示を継続し、指定表示に係るキャラクタが前記特定キャラクタとならないように、前記残りの変動図柄の変動停止を行わせる変動停止制御と
    を実行することを特徴とする遊技機。
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