JP2010169229A - スライド式ラジアル転がり軸受 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円筒状の外輪11と、外輪11の内径側に配置された円筒状の保持器12と、保持器12により転動自在に保持された複数個の玉13とを備え、各ポケット17には複数の玉13が配設され保持器12が外輪11の両鍔部14a、14b間で摺動するスライド式ラジアル転がり軸受10において、柱部16には油路が設けられている。
【選択図】図3
Description
(1)円筒状の外輪と、前記外輪の内径側に配置された円筒状の保持器と、前記保持器により転動自在に保持された複数個の転動体とを備え、
前記外輪は軸方向両端部にそれぞれ内向の鍔部を設けたものであり、
前記保持器は、それぞれが円環状であって互いに同心に配置された一対のリム部同士の間に複数本の柱部を円周方向に等間隔に互いに平行に配置し、前記両リム部と円周方向に隣り合う前記柱部とにより形成された部分をそれぞれポケットとしたものであって、上記両リム部の外側面同士の間隔が前記両鍔部の内側面同士の間隔よりも小さく、
前記各ポケットには複数の前記転動体が配設され前記保持器が前記外輪の前記両鍔部間で摺動するスライド式ラジアル転がり軸受において、
前記柱部に油路を設けたことを特徴とするスライド式ラジアル転がり軸受。
(2)円筒状の内輪と、前記内輪の外径側に配置された円筒状の保持器と、前記保持器により転動自在に保持された複数個の転動体とを備え、
前記内輪は軸方向両端部にそれぞれ外向の鍔部を設けたものであり、
前記保持器は、それぞれが円環状であって互いに同心に配置された一対のリム部同士の間に複数本の柱部を円周方向に等間隔に互いに平行に配置し、前記両リム部と円周方向に隣り合う前記柱部とにより形成された部分をそれぞれポケットとしたものであって、上記両リム部の外側面同士の間隔が前記両鍔部の内側面同士の間隔よりも小さく、
前記各ポケットには複数の前記転動体が配設され前記保持器が前記内輪の前記両鍔部間で摺動するスライド式ラジアル転がり軸受において、
前記柱部に油路を設けたことを特徴とするスライド式ラジアル転がり軸受。
(3)前記油路は、前記柱部の周方向両端部を径方向に折り曲げた折り曲げ部間に形成された貫通溝であることを特徴とする(1)又は(2)に記載のスライド式ラジアル転がり軸受。
また、油路は、柱部の周方向両端部を径方向に折り曲げた折り曲げ部間に形成された貫通溝であるので、折り曲げ量を調整することで玉接触位置を自由に設定できるため保持器内径を大きくすることが可能であり、軸と保持器内径との隙間を大きくできるため潤滑油の貫通性を向上させることができる。これに伴い保持器端面と接触する外輪の鍔部内径も大きくできるようになり潤滑油の貫通性は飛躍的に向上する。
また、油路は、柱部の周方向両端部を径方向に折り曲げた折り曲げ部間に形成された貫通溝であるので、折り曲げ量を調整することで玉接触位置を自由に設定できるため保持器外径を小さくすることが可能であり、ハウジングと保持器外径との隙間を大きくできるため潤滑油の貫通性を向上させることができる。これに伴い保持器端面と接触する内輪の鍔部外径も小さくできるようになり潤滑油の貫通性は飛躍的に向上する。
本実施形態のスライド式ラジアル転がり軸受10は、図1に示すように、外輪11と、保持器12と、それぞれが転動体である複数個の玉13、13とを備えて構成され、一端が密封された断面コ字状のハウジング19内に圧入され、玉13、13の内径側に軸18を挿通している。
本実施形態のスライド式ラジアル転がり軸受20は、図4に示すように、内輪21と、保持器22と、それぞれが転動体である複数個の玉23、23とを備えて構成され、内輪21が軸に外嵌され、玉23、23の外径側に一端が密封された断面コ字状のハウジング29が設けられている。
即ち、柱部26に軸方向に伸びる貫通孔51である油路を設けたことにより、軸受20内の潤滑油の貫通性が良く、軸28の移動時の抵抗を小さくすることができる。また、油路は、柱部26の周方向両端部を径方向外側に折り曲げた折り曲げ部26b、26b間に形成された貫通溝51であるので、折り曲げ量を調整することで玉接触位置を自由に設定できるため保持器外径を小さくすることが可能であり、潤滑油の貫通性が向上する。これに伴い保持器端面と接触する内輪21の鍔部24a、24bの外径も小さくできるようになり、ハウジング29と鍔部外径との隙間T’を大きくすることにより潤滑油の貫通性は飛躍的に向上する。
なお、軌道輪として内輪及び外輪の両方を用いてもよい。
本実施形態のスライド式ラジアル転がり軸受は、図9〜11に示した従来のスライド式ラジアル転がり軸受100を改良したもので、図9〜11と同一又は類似の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のスライド式ラジアル転がり軸受30は、図7に示すように、各柱部6、6に軸方向に貫通する貫通孔36aが設けられ、一対のリム部5、5には、柱部6に設けられた貫通孔36aと連通する連通孔35a、35aが設けられている。そして、これらの貫通孔36aと連通孔35a、35aにより油路が構成されている。これにより、軸受30内の潤滑油の貫通性が良く、軸8の移動時の抵抗を小さくすることができる。即ち、軸8の移動時に、軸8の移動によってハウジング9の奥に溜まった潤滑油が圧縮された場合でも、油路を通って反対側に潤滑油が抜けることができる。
実施例として本発明の第1実施形態の図1〜3に記載のスライド式ラジアル転がり軸受を用い、比較例として従来の図9〜11に示すスライド式ラジアル転がり軸受を用いて、モータで軸を軸方向に揺動させたときに軸及び保持器が油(ギヤオイル)を押したときの抵抗値を測定した。なお、実施例と比較例のスライド式ラジアル転がり軸受は、保持器の形状及び外輪の鍔部の内径が異なる以外は同一仕様のものを使用した。測定結果を図8に示す。図中、縦軸が抵抗値(N)である。
これにより、本実施形態のスライド式ラジアル転がり軸受によれば、潤滑油の貫通性が向上し、軸移動時の抵抗を小さくなることが分かった。
11 外輪
12、22 保持器
13、23 玉(転動体)
14a、14b、24a、24b 鍔部
15、25 リム部
16、26 柱部
16a、26a 柱部本体
16b、26b 折り曲げ部
17、27 ポケット
21 内輪
50、51 貫通溝(油路)
35a 連通孔(油路)
36a 貫通孔(油路)
Claims (3)
- 円筒状の外輪と、前記外輪の内径側に配置された円筒状の保持器と、前記保持器により転動自在に保持された複数個の転動体とを備え、
前記外輪は軸方向両端部にそれぞれ内向の鍔部を設けたものであり、
前記保持器は、それぞれが円環状であって互いに同心に配置された一対のリム部同士の間に複数本の柱部を円周方向に等間隔に互いに平行に配置し、前記両リム部と円周方向に隣り合う前記柱部とにより形成された部分をそれぞれポケットとしたものであって、上記両リム部の外側面同士の間隔が前記両鍔部の内側面同士の間隔よりも小さく、
前記各ポケットには複数の前記転動体が配設され前記保持器が前記外輪の前記両鍔部間で摺動するスライド式ラジアル転がり軸受において、
前記柱部に油路を設けたことを特徴とするスライド式ラジアル転がり軸受。 - 円筒状の内輪と、前記内輪の外径側に配置された円筒状の保持器と、前記保持器により転動自在に保持された複数個の転動体とを備え、
前記内輪は軸方向両端部にそれぞれ外向の鍔部を設けたものであり、
前記保持器は、それぞれが円環状であって互いに同心に配置された一対のリム部同士の間に複数本の柱部を円周方向に等間隔に互いに平行に配置し、前記両リム部と円周方向に隣り合う前記柱部とにより形成された部分をそれぞれポケットとしたものであって、上記両リム部の外側面同士の間隔が前記両鍔部の内側面同士の間隔よりも小さく、
前記各ポケットには複数の前記転動体が配設され前記保持器が前記内輪の前記両鍔部間で摺動するスライド式ラジアル転がり軸受において、
前記柱部に油路を設けたことを特徴とするスライド式ラジアル転がり軸受。 - 前記油路は、前記柱部の周方向両端部を径方向に折り曲げた折り曲げ部間に形成された貫通溝であることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライド式ラジアル転がり軸受。
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WO2019063037A3 (de) * | 2017-09-29 | 2019-12-05 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Lager für längs- und drehbewegungen |
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2009
- 2009-01-26 JP JP2009014302A patent/JP5245863B2/ja active Active
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