JP2010169007A - ファンシュラウド構造 - Google Patents
ファンシュラウド構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010169007A JP2010169007A JP2009012745A JP2009012745A JP2010169007A JP 2010169007 A JP2010169007 A JP 2010169007A JP 2009012745 A JP2009012745 A JP 2009012745A JP 2009012745 A JP2009012745 A JP 2009012745A JP 2010169007 A JP2010169007 A JP 2010169007A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shroud
- fan
- core
- wall
- shroud ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
【課題】 風量の増加と騒音の低下を図りつつ、全体剛性と成形性を確保できるファンシュラウド構造の提供。
【解決手段】 ラジエータ2のコア部2cと対面した状態で設けられるシュラウド壁1bと、シュラウド壁1bに設けられ、ファン3が収容された円筒状のシュラウドリング部1dを備えるファンシュラウド構造において、シュラウドリング部1dをシュラウド壁1bの中央位置から位置ずれした位置に配置し、シュラウドリング部1dの周囲におけるシュラウド壁1bの面積が小さい部分A3に、該シュラウドリング部1dから車両幅方向または車両上下方向の外側に行くに連れてコア部2cとの隙間が小さくなる傾斜部1hを形成し、シュラウドリング部1dの周囲におけるシュラウド壁1bの面積が大きい部分A1,A2にコア部2cとの隙間が一定となる平坦部1gまたは略一定となる微小傾斜部を形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 ラジエータ2のコア部2cと対面した状態で設けられるシュラウド壁1bと、シュラウド壁1bに設けられ、ファン3が収容された円筒状のシュラウドリング部1dを備えるファンシュラウド構造において、シュラウドリング部1dをシュラウド壁1bの中央位置から位置ずれした位置に配置し、シュラウドリング部1dの周囲におけるシュラウド壁1bの面積が小さい部分A3に、該シュラウドリング部1dから車両幅方向または車両上下方向の外側に行くに連れてコア部2cとの隙間が小さくなる傾斜部1hを形成し、シュラウドリング部1dの周囲におけるシュラウド壁1bの面積が大きい部分A1,A2にコア部2cとの隙間が一定となる平坦部1gまたは略一定となる微小傾斜部を形成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ファンシュラウド構造に関する。
従来、ファンシュラウド構造として特許文献1記載の発明が公知になっている。
このようなファンシュラウド構造では、シュラウド壁をシュラウドリング部から外側に行くに連れて熱交換器のコア部との隙間が小さくなるように傾斜状に形成している。
特開2007−40110号公報
このようなファンシュラウド構造では、シュラウド壁をシュラウドリング部から外側に行くに連れて熱交換器のコア部との隙間が小さくなるように傾斜状に形成している。
しかしながら、従来の発明において、シュラウドリング部がシュラウド壁の中央位置から位置ずれしている場合には、シュラウドリング部の周囲におけるシュラウド壁の面積が大きい部分に大きな傾斜状の壁部が形成されることになり、ファンシュラウドの全体剛性が低下する虞があるという問題点があった。
加えて、ファンシュラウドが樹脂製あるいは金属製に関わらず、成形性の悪化と成形用金型の大型化を招く虞がある。
加えて、ファンシュラウドが樹脂製あるいは金属製に関わらず、成形性の悪化と成形用金型の大型化を招く虞がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、シュラウドリング部がシュラウド壁の中央位置から位置ずれしている場合であっても風量の増加と騒音の低下を図りつつ、全体剛性と成形性を確保できるファンシュラウド構造を提供することである。
請求項1記載の発明では、熱交換器のコア部と対面した状態で設けられるシュラウド壁と、上記シュラウド壁に設けられ、ファンが収容された円筒状のシュラウドリング部を備えるファンシュラウド構造において、上記シュラウドリング部を上記シュラウド壁の中央位置から位置ずれした位置に配置し、上記シュラウドリング部の周囲における上記シュラウド壁の面積が小さい部分に、該シュラウドリング部から車両幅方向または車両上下方向の外側に行くに連れて上記熱交換器のコア部との隙間が小さくなる傾斜部を形成し、上記シュラウドリング部の周囲における上記シュラウド壁の面積が大きい部分に、上記熱交換器のコア部との隙間が一定となる平坦部または略一定となる微小傾斜部を形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明では、シュラウドリング部の周囲におけるシュラウド壁の面積が小さい部分に、該シュラウドリング部から車両幅方向または車両上下方向の外側に行くに連れて熱交換器のコア部との隙間が小さくなる傾斜部を形成している。
また、シュラウドリング部の周囲におけるシュラウド壁の面積が大きい部分に、熱交換器のコア部との隙間が一定となる平坦部または略一定となる微小傾斜部を形成している。
これにより、ファンシュラウドの風量の増加と騒音の低下を図りつつ、全体剛性と成形性を確保できる。
また、シュラウドリング部の周囲におけるシュラウド壁の面積が大きい部分に、熱交換器のコア部との隙間が一定となる平坦部または略一定となる微小傾斜部を形成している。
これにより、ファンシュラウドの風量の増加と騒音の低下を図りつつ、全体剛性と成形性を確保できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
なお、車両上下方向及び車幅方向を前後方向及び左右方向と称して説明する。
図1は実施例1のファンシュラウド構造を示す全体後面図、図2は図1のS2−S2線における断面図、図3は実施例1のラジエータの後面図、図4は実施例1のファンシュラウドの後面図、図5は図4の矢視S5による実施例1の要部拡大図である。
なお、車両上下方向及び車幅方向を前後方向及び左右方向と称して説明する。
図1は実施例1のファンシュラウド構造を示す全体後面図、図2は図1のS2−S2線における断面図、図3は実施例1のラジエータの後面図、図4は実施例1のファンシュラウドの後面図、図5は図4の矢視S5による実施例1の要部拡大図である。
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、実施例1のファンシュラウド構造が採用されたファンシュラウド1は、ラジエータ2の車両後方側に装着されている。
図1、2に示すように、実施例1のファンシュラウド構造が採用されたファンシュラウド1は、ラジエータ2の車両後方側に装着されている。
先ず、ラジエータ2について説明する。
図3に示すように、ラジエータ2は、左右に所定間隔を置いて配置される一対のタンク2a,2bと、両タンク2a,2bの間に配置されるコア部2cとから構成されている。
各タンク2a,2bは、コア部2c側に開口した器状に形成される他、その開口端部はそれぞれ対応するチューブプレート2dに加締め固定されることにより、内部が密閉されている。
また、タンク2aには後方側に突設された円筒状の入力ポートP1が該タンク2a内に連通した状態で設けられる一方、タンク2bには後方側に突設された円筒状の出力ポートP2が該タンク2b内に連通した状態で設けられている。
さらに、各タンク2a,2bの後面における左右両側には、螺子孔2eを有する固定部2fがそれぞれ設けられている。
図3に示すように、ラジエータ2は、左右に所定間隔を置いて配置される一対のタンク2a,2bと、両タンク2a,2bの間に配置されるコア部2cとから構成されている。
各タンク2a,2bは、コア部2c側に開口した器状に形成される他、その開口端部はそれぞれ対応するチューブプレート2dに加締め固定されることにより、内部が密閉されている。
また、タンク2aには後方側に突設された円筒状の入力ポートP1が該タンク2a内に連通した状態で設けられる一方、タンク2bには後方側に突設された円筒状の出力ポートP2が該タンク2b内に連通した状態で設けられている。
さらに、各タンク2a,2bの後面における左右両側には、螺子孔2eを有する固定部2fがそれぞれ設けられている。
コア部2cは、それぞれ対応するチューブプレート2dに両端部が挿通し固定される複数の偏平管状のチューブ2gと、チューブ2gと交互に積層され、波状の頂部を隣接するチューブ2gに接合された複数の波板状のフィン2hとから構成されている。
また、コア部2cの積層方向両側はそれぞれ対応するチューブプレート2dに両端部が挿通し固定された一対のレインフォース2i,2iで連結補強されている。
また、コア部2cの積層方向両側はそれぞれ対応するチューブプレート2dに両端部が挿通し固定された一対のレインフォース2i,2iで連結補強されている。
次に、ファンシュラウド1について説明する。
図1、2に示すように、ファンシュラウド1のシュラウド本体1aは、樹脂製で前方側に開口された略箱状に形成される他、その後面には横長で略長方形状のシュラウド壁1bが形成されている。
なお、ファンシュラウド1は金属製としても良い。
図1、2に示すように、ファンシュラウド1のシュラウド本体1aは、樹脂製で前方側に開口された略箱状に形成される他、その後面には横長で略長方形状のシュラウド壁1bが形成されている。
なお、ファンシュラウド1は金属製としても良い。
図4に示すように、シュラウド壁1bには、ファン開口部1cを有して後方側に突出したシュラウドリング部1dが形成されている。
シュラウドリング部1dの中央位置は、シュラウド壁1bの左右方向の中央線X1と上下方向の中央線Y1の交差する位置O1(請求項のシュラウド壁の中央位置に相当)から図1の左方向に所定寸法L1だけ位置ずれした位置に配置されている。
なお、実施例1のシュラウドリング部1dは、周辺部材との接触回避を目的として位置ずれした位置に配置しているが、この限りではない。
シュラウドリング部1dの中央位置は、シュラウド壁1bの左右方向の中央線X1と上下方向の中央線Y1の交差する位置O1(請求項のシュラウド壁の中央位置に相当)から図1の左方向に所定寸法L1だけ位置ずれした位置に配置されている。
なお、実施例1のシュラウドリング部1dは、周辺部材との接触回避を目的として位置ずれした位置に配置しているが、この限りではない。
これにより、シュラウドリング部1dの周囲におけるシュラウド壁1bは、面積が大きい部分A1と、面積が小さい部分A2,A3が形成されている。
なお、図4において各部分A1〜A3をハッチング範囲で区分けして示す。
部分A1,A2は、それぞれ垂直状の平坦部1g、或いは略垂直状の微小傾斜部で構成されている。
一方、図5に示すように、部分A3は、シュラウドリング部1dから車両幅方向及び車両上下方向の外側に行くに連れて低くなる傾斜部1hで構成されている。
なお、図4において各部分A1〜A3をハッチング範囲で区分けして示す。
部分A1,A2は、それぞれ垂直状の平坦部1g、或いは略垂直状の微小傾斜部で構成されている。
一方、図5に示すように、部分A3は、シュラウドリング部1dから車両幅方向及び車両上下方向の外側に行くに連れて低くなる傾斜部1hで構成されている。
また、シュラウド本体1aの車両幅方向の左右端部及び車両上下方向の上下端部には、挿通孔1iを有する固定部1jが形成されている。
そして、図1に示すように、各固定部1jの挿通孔1iにボルトB1を挿通してラジエータ2のそれぞれ対応する固定部2fの螺子孔2eに螺合して締結することにより、ファンシュラウド1(ファン4共)がラジエータ2に固定支持されている。
従って、部分A1,A2(平坦部1g)におけるラジエータ2のコア部2cとの隙間は、平坦部1gにより一定となっている。或いは、この隙間は、傾斜部1hよりも傾斜角度の小さい緩やかな微小傾斜部によりシュラウドリング部1dから車両幅方向の左右端部または車両上下方向の上下端部の外側に行くに連れて僅かに小さくなっている。
また、部分A3(傾斜部1h)におけるラジエータ2のコア部2cとの隙間は、シュラウドリング部1dから車両幅方向の左右端部及び車両上下方向の上下端部の外側に行くに連れて小さくなっている。
シュラウドリング部1dには、内側に延設された複数本のファンステイ1eを介して後述するファン3を支持するファン支持部1fが形成されている。
そして、図1に示すように、各固定部1jの挿通孔1iにボルトB1を挿通してラジエータ2のそれぞれ対応する固定部2fの螺子孔2eに螺合して締結することにより、ファンシュラウド1(ファン4共)がラジエータ2に固定支持されている。
従って、部分A1,A2(平坦部1g)におけるラジエータ2のコア部2cとの隙間は、平坦部1gにより一定となっている。或いは、この隙間は、傾斜部1hよりも傾斜角度の小さい緩やかな微小傾斜部によりシュラウドリング部1dから車両幅方向の左右端部または車両上下方向の上下端部の外側に行くに連れて僅かに小さくなっている。
また、部分A3(傾斜部1h)におけるラジエータ2のコア部2cとの隙間は、シュラウドリング部1dから車両幅方向の左右端部及び車両上下方向の上下端部の外側に行くに連れて小さくなっている。
シュラウドリング部1dには、内側に延設された複数本のファンステイ1eを介して後述するファン3を支持するファン支持部1fが形成されている。
図1、2に示すように、ファン3は、シュラウド本体1aのファン支持部1fに形成された複数の螺子孔1kにボルトB2で固定支持されるファンモータ3aと、このファンモータ3aの回転軸3bに連結されるファン本体3cが備えられている。
また、ファン本体3cは、回転軸3bに連結される略鍋状のボス部3dと、このボス部3dの外周から径方向外側へ突出する複数のブレード3eと、各ブレード3eの先端部同士を結合するファンリング部3fと、ファンリング部3fから外方向へ突出したフランジ部3gを有する所謂リングファンが採用されている。
なお、ファンリング部3fを省略したタイプのファンを採用しても良く、ファン3の詳細な構造は適宜設定できる。
また、ファン本体3cは、回転軸3bに連結される略鍋状のボス部3dと、このボス部3dの外周から径方向外側へ突出する複数のブレード3eと、各ブレード3eの先端部同士を結合するファンリング部3fと、ファンリング部3fから外方向へ突出したフランジ部3gを有する所謂リングファンが採用されている。
なお、ファンリング部3fを省略したタイプのファンを採用しても良く、ファン3の詳細な構造は適宜設定できる。
次に、実施例1の作用を説明する。
<ラジエータの冷却について>
このように構成されたファンシュラウド構造では、ファンモータ3aの駆動によりファン本体3cが軸周り方向(図1中矢印F1方向)に回転する。
このファン本体3cの回転に伴って発生した冷却風(図2中破線矢印で図示)はラジエータ2のコア部2cに通過した後、ファン開口部1cから後方へ排出される。
ラジエータ2では、入力ポートP1を介してタンク2aに流入した高温なエンジンの冷却水がコア部2cのチューブ2gを流通してタンク2bに流入する間に、コア部2cを通過する冷却風と熱交換して冷却された後、タンク2bの出力ポートP2を介して再びエンジンに戻される。
<ラジエータの冷却について>
このように構成されたファンシュラウド構造では、ファンモータ3aの駆動によりファン本体3cが軸周り方向(図1中矢印F1方向)に回転する。
このファン本体3cの回転に伴って発生した冷却風(図2中破線矢印で図示)はラジエータ2のコア部2cに通過した後、ファン開口部1cから後方へ排出される。
ラジエータ2では、入力ポートP1を介してタンク2aに流入した高温なエンジンの冷却水がコア部2cのチューブ2gを流通してタンク2bに流入する間に、コア部2cを通過する冷却風と熱交換して冷却された後、タンク2bの出力ポートP2を介して再びエンジンに戻される。
<ファンシュラウドの剛性と成形性について>
ここで、シュラウドリング部の周囲におけるシュラウド壁の面積が大きい部分を傾斜状に形成すると、ファンシュラウドの全体剛性が大幅に低下する虞がある。
加えて、ファンシュラウド1が樹脂製あるいは金属製に関わらず、成形性が悪化と金型の大型化を招く虞がある。
ここで、シュラウドリング部の周囲におけるシュラウド壁の面積が大きい部分を傾斜状に形成すると、ファンシュラウドの全体剛性が大幅に低下する虞がある。
加えて、ファンシュラウド1が樹脂製あるいは金属製に関わらず、成形性が悪化と金型の大型化を招く虞がある。
これに対し、実施例1では、面積が大きい部分A1を平坦な平坦部1gまたは微小傾斜部としているため、ファンシュラウド1の全体剛性を確保できる。
また、面積が小さい部分A3を車両幅方向の左右端部及び車両上下方向の上下端部の外側に行くに連れて傾斜状の傾斜部1hとしているため、この付近を流通する冷却風を傾斜部1hの傾斜面でファン開口部1cに向かってスムーズに流すことができ、風量の増加と騒音の低下を図ることができる。
さらに、実施例1では、面積が小さい部分A2を平坦な平坦部1gまたは微小傾斜部としているため、周辺部位の剛性を向上でき、部分A2を傾斜状にした場合にファンシュラウド1の左右方向で剛性の差が大きくなって悪影響が生じるのを防止できる。
また、面積が大きい部分A1を傾斜状に形成する必要がないため、成形性が良く、成形用型の大型化を回避できる。
なお、実施例1では、シュラウド壁1bの面積が小さい部分A2,A3のうちの部分A3のみに車両幅方向の左右端部または車両上下方向の上下端部の外側に行くに連れてラジエータ2のコア部2cとの隙間が小さくなる傾斜部1hを形成したが、面積が小さい部分A2のみに傾斜部1hを形成しても良い。
或いは、部分A2,A3の両方に傾斜部1hを形成することもできる。
また、面積が小さい部分A3を車両幅方向の左右端部及び車両上下方向の上下端部の外側に行くに連れて傾斜状の傾斜部1hとしているため、この付近を流通する冷却風を傾斜部1hの傾斜面でファン開口部1cに向かってスムーズに流すことができ、風量の増加と騒音の低下を図ることができる。
さらに、実施例1では、面積が小さい部分A2を平坦な平坦部1gまたは微小傾斜部としているため、周辺部位の剛性を向上でき、部分A2を傾斜状にした場合にファンシュラウド1の左右方向で剛性の差が大きくなって悪影響が生じるのを防止できる。
また、面積が大きい部分A1を傾斜状に形成する必要がないため、成形性が良く、成形用型の大型化を回避できる。
なお、実施例1では、シュラウド壁1bの面積が小さい部分A2,A3のうちの部分A3のみに車両幅方向の左右端部または車両上下方向の上下端部の外側に行くに連れてラジエータ2のコア部2cとの隙間が小さくなる傾斜部1hを形成したが、面積が小さい部分A2のみに傾斜部1hを形成しても良い。
或いは、部分A2,A3の両方に傾斜部1hを形成することもできる。
次に、実施例1の効果を請求項1に対応する(1)と共に記載する。
(1)ラジエータ2のコア部2cと対面した状態で設けられるシュラウド壁1bと、シュラウド壁1bに設けられ、ファン3が収容された円筒状のシュラウドリング部1dを備えるファンシュラウド構造において、シュラウドリング部1dをシュラウド壁1bの中央位置から位置ずれした位置に配置し、シュラウドリング部1dの周囲におけるシュラウド壁1bの面積が小さい部分A3に、該シュラウドリング部1dから車両幅方向または車両上下方向の外側に行くに連れてコア部2cとの隙間が小さくなる傾斜部1hを形成し、シュラウドリング部1dの周囲におけるシュラウド壁1bの面積が大きい部分A1,A2にコア部2cとの隙間が一定となる平坦部1gまたは略一定となる微小傾斜部を形成した。
これにより、風量の増加と騒音の低下を図りつつ、全体剛性と成形性を確保できる。
(1)ラジエータ2のコア部2cと対面した状態で設けられるシュラウド壁1bと、シュラウド壁1bに設けられ、ファン3が収容された円筒状のシュラウドリング部1dを備えるファンシュラウド構造において、シュラウドリング部1dをシュラウド壁1bの中央位置から位置ずれした位置に配置し、シュラウドリング部1dの周囲におけるシュラウド壁1bの面積が小さい部分A3に、該シュラウドリング部1dから車両幅方向または車両上下方向の外側に行くに連れてコア部2cとの隙間が小さくなる傾斜部1hを形成し、シュラウドリング部1dの周囲におけるシュラウド壁1bの面積が大きい部分A1,A2にコア部2cとの隙間が一定となる平坦部1gまたは略一定となる微小傾斜部を形成した。
これにより、風量の増加と騒音の低下を図りつつ、全体剛性と成形性を確保できる。
以上、実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、シュラウドリング部の位置ずれの方向は適宜設定できる。
例えば、実施例1では、シュラウドリング部の位置ずれの方向は適宜設定できる。
A1 面積が大きい部分
A2、A3 面積が小さい部分
B1、B2 ボルト
P1 入力ポート
P2 出力ポート
1 ファンシュラウド
1a シュラウド本体
1b シュラウド壁
1c ファン開口部
1d シュラウドリング部
1e ファンステイ
1f ファン支持部
1g 平坦部
1h 傾斜部
1i 挿通孔
1j 固定部
1k 螺子孔
2 ラジエータ
2a、2b タンク
2c コア部
2d チューブプレート
2e 螺子孔
2f 固定部
2g チューブ
2h フィン
2i レインフォース
3 ファン
3a ファンモータ
3b 回転軸
3c ファン本体
3d ボス部
3e ブレード
3f ファンリング部
3g スカート部
A2、A3 面積が小さい部分
B1、B2 ボルト
P1 入力ポート
P2 出力ポート
1 ファンシュラウド
1a シュラウド本体
1b シュラウド壁
1c ファン開口部
1d シュラウドリング部
1e ファンステイ
1f ファン支持部
1g 平坦部
1h 傾斜部
1i 挿通孔
1j 固定部
1k 螺子孔
2 ラジエータ
2a、2b タンク
2c コア部
2d チューブプレート
2e 螺子孔
2f 固定部
2g チューブ
2h フィン
2i レインフォース
3 ファン
3a ファンモータ
3b 回転軸
3c ファン本体
3d ボス部
3e ブレード
3f ファンリング部
3g スカート部
Claims (1)
- 熱交換器のコア部と対面した状態で設けられるシュラウド壁と、
前記シュラウド壁に設けられ、ファンが収容された円筒状のシュラウドリング部を備えるファンシュラウド構造において、
前記シュラウドリング部をシュラウド壁の中央位置から位置ずれした位置に配置し、
前記シュラウドリング部の周囲における前記シュラウド壁の面積が小さい部分に、該シュラウドリング部から車両幅方向または車両上下方向の外側に行くに連れて前記熱交換器のコア部との隙間が小さくなる傾斜部を形成し、
前記シュラウドリング部の周囲における前記シュラウド壁の面積が大きい部分に、前記熱交換器のコア部との隙間が一定となる平坦部または略一定となる微小傾斜部を形成したことを特徴とするファンシュラウド構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009012745A JP2010169007A (ja) | 2009-01-23 | 2009-01-23 | ファンシュラウド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009012745A JP2010169007A (ja) | 2009-01-23 | 2009-01-23 | ファンシュラウド構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010169007A true JP2010169007A (ja) | 2010-08-05 |
Family
ID=42701379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009012745A Pending JP2010169007A (ja) | 2009-01-23 | 2009-01-23 | ファンシュラウド構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010169007A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101816888B1 (ko) * | 2015-07-13 | 2018-01-09 | 디와이오토 주식회사 | 화재 방지 구조가 구비된 차량용 팬 모터 장치 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55132358U (ja) * | 1979-03-12 | 1980-09-19 | ||
JP2006046113A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Denso Corp | シュラウド |
-
2009
- 2009-01-23 JP JP2009012745A patent/JP2010169007A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55132358U (ja) * | 1979-03-12 | 1980-09-19 | ||
JP2006046113A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Denso Corp | シュラウド |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101816888B1 (ko) * | 2015-07-13 | 2018-01-09 | 디와이오토 주식회사 | 화재 방지 구조가 구비된 차량용 팬 모터 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4450066B2 (ja) | 車両前部構造 | |
US10590832B2 (en) | Radiator reservoir tank and radiator structure | |
JP2009137374A (ja) | 車体構造 | |
JP5545228B2 (ja) | エンジン吸気構造 | |
US7021411B2 (en) | Front end structure of vehicle with labyrinth structure forming means for cooling air to a radiator | |
JP2012001060A (ja) | 車両用熱交換器 | |
WO2019054140A1 (ja) | 送風装置 | |
JP2017128157A (ja) | ラジエータサポート | |
JP2010169007A (ja) | ファンシュラウド構造 | |
JP5630331B2 (ja) | 冷却風導入構造 | |
JP6341220B2 (ja) | エンジンの冷却装置 | |
JP2009109103A (ja) | 熱交換モジュール | |
JP2008106802A (ja) | 車両用部品の弾性支持構造 | |
JP4622473B2 (ja) | クーリングモジュール | |
JP2008099430A (ja) | 自動車用モータファン | |
JPH08165928A (ja) | 熱交換器用ファンシュラウド | |
JP2009257266A (ja) | ファンシュラウド | |
JP5526912B2 (ja) | 車両の燃料タンク構造 | |
JP6900282B2 (ja) | 送風装置 | |
JP2006290046A (ja) | ラジエータコアサポート構造 | |
JP2023063453A (ja) | 送風装置 | |
JP2009185663A (ja) | 熱交換器のファンの取付構造 | |
US20090114366A1 (en) | Heat exchanger for vehicle | |
JP5030666B2 (ja) | 熱交換器のエアダクト構造 | |
JP2007230519A (ja) | ラジエータコアサポート構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110831 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121023 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130305 |