JP2010168341A - プロピレンオキサイドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロピレンオキシドの生産性を改善する方法を提供すること。
【解決手段】Ti-MWW層状前駆体とパラジウムを担体上に担持した触媒の存在下、アセトニトリルと水の混合溶媒中、水素と酸素とプロピレンを多段プロセスにより反応させることを特徴とするプロピレンオキサイドの製造方法。該Ti-MWW層状前駆体としては、下記に示す値のX線回折パターンを有し、かつ一般式xTiO2・(1−x)SiO2(式中xは0.0001〜0.1の数値を表す。)で表される組成を有するものであることが好ましい。X線回折パターン格子面間隔d/Å(オングストローム)13.2±0.612.3±0.39.0±0.36.8±0.33.9±0.23.5±0.13.4±0.1
【選択図】なし

Description

本発明は、プロピレンオキサイドを製造する方法に関するものである。
水素と酸素とプロピレンガスを液相中で反応させプロピレンオキサイドを製造する方法として特許文献1に記載の方法が知られている。
特表2002−511455号
しかし、特許文献1に記載の方法では、プロピレンオキサイドの生産性は必ずしも満足の行く方法とは言えなかった。
本発明は、Ti-MWW層状前駆体とパラジウムを担体上に担持した触媒の存在下、アセトニトリルまたはアセトニトリルと水の混合溶媒中、水素と酸素とプロピレンを多段プロセスにより反応させることを特徴とするプロピレンオキサイドの製造方法を提供するものである。
本発明の方法によれば、プロピレンオキサイドの生産性を改善することができる。
本発明における多段プロセスとは、典型的には、n個(nは2以上の整数をあらわす。)の反応域より構成される反応プロセスであり、(n−1)番目の反応域よりでてくる反応媒体のうちの一部または全部をn番目の反応域に供給するものである。ここで、反応域とは、触媒を含有し、反応を行う帯域を示し、反応を行わない帯域で仕切られる。反応域は一つの反応器に一つでもいいし、複数を有しても良い。例えばスラリー床では、通常一つの反応器に反応域は一つであり、固定床の場合は、触媒層を、反応を行わない帯域で分割した場合は、一つの反応器に複数の反応域を有することができる。各反応域の反応条件は同じであっても、異なっていても良い。反応媒体とは、少なくともプロピレンオキサイドおよびアセトニトリル、さらに場合によっては水を含む液であり、この他に、さらに水素、酸素およびプロピレンをさらに含んでいてもよい。n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度は通常、0%より大きく、50重量パーセント以下である、好ましくは、0.1〜20重量パーセントの範囲である。
第一番目の反応域には、通常、アセトニトリル、水、プロピレン、水素、酸素の全てが供給される。n番目の反応域には、(n−1)番目の反応域よりでてくる反応媒体の一部又は全部の他にアセトニトリル、水、プロピレン、水素及び酸素の内少なくとも1つを供給してもよい。
本発明の方法によれば、通常、n番目の反応域より出てくる反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度を、n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキサイド濃度より高くすることができる。n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度が、例えば、0重量パーセントより大きく6.1重量パーセント以下の場合は、n番目の反応域より出てくる反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度を、n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度より少なくとも1.3重量パーセント以上高くすることができる。n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度が例えば、6.1重量パーセントより大きく10重量パーセント未満の場合は、n番目の反応域より出てくる反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度を、n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度より高くすることも可能である。n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度が10重量パーセント以上の場合でも、n番目の反応域より出てくる反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度は、n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度よりも高くすることができる。このようにして、n個の反応域を繋げることにより、通常、高濃度のプロピレンオキサイドを含む反応液を得ることができるか、あるいは相当の量のプロピレンオキサイドを含む反応媒体中でもプロピレンオキサイドの製造反応は進行し、より多くのプロピレンオキサイドを生産する。
プロピレンオキサイド濃度が高いと、リサイクルされるアセトニトリルの量を軽減でき、リサイクルに必要なエネルギー量が削減でき経済的に有利であるため、n番目の反応域より出てくる反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度は、1重量パーセント以上が好ましく、3重量パーセント以上がより好ましく、さらに6重量パーセント以上がより好ましい。上限は特に限定されないが、触媒活性により通常は60重量パーセント以下、好ましくは30重量パーセント以下となる。
本発明の反応において使用されるプロピレンは、例えば、熱分解、重質油接触分解、あるいはメタノール接触改質により製造されものが使用される。当該プロピレンは、精製プロピレン、特に精製工程を経ない粗プロピレンのどちらでもよい。プロピレンとしては、通常、90体積パーセント以上、好ましくは、95体積パーセント以上のプロピレンが使用される。かかるプロピレンとしては、プロピレン以外に、例えば、プロパン、シクロプロパン、メチルアセチレン、プロパジエン、ブタジエン、ブタン類、ブテン類、エチレン、エタン、メタン、水素等を含むものが例示される。
プロピレンの供給形態は反応圧力に因り種々の態様があり、特に限定されない。プロピレンは、ガス状、液状どちらで供給されても良い。反応器に入る前に有機溶媒もしくは有機溶媒と水との混合溶媒と事前混合し溶解させて反応に供すか、あるいは溶媒とは別に、プロピレン単独で液体として反応器に供給する等の方法が好ましい。反応に供されるプロピレンは、窒素ガス、水素ガス等のガス成分を含んでいてもよい。各反応域への供給比は特に限定されない。
本発明の反応においては、反応媒体として、アセトニトリルもしくはアセトニトリルと水との混合溶媒が使用され、水とアセトニトリルの重量比は、通常、0:100〜50:50の範囲であり、好ましくは10:90〜40:60の範囲である。
プロピレン供給量1重量部に対する水とアセトニトリルの混合液の供給量は、通常、0.02〜70重量部、好ましくは、0.2〜20重量部、より好ましくは、1〜10重量部の範囲である。各反応域への供給比は特に限定されないが、第一番目の反応域に全プロピレン供給量の90%以上を供給するのが好ましい。
アセトニトリルは、アクリロニトリルの製造工程で副生する粗アセトニトリルでもよいし、精製アセトニトリルでもかまわない。通常、純度95パーセント以上、好ましくは99パーセント以上、より好ましくは、99.9パーセント以上の精製アセトニトリルが使用される。粗アセトニトリルとしては、典型的には、アセトニトリル以外に、例えば、水、アセトン、アクリロニトリル、オキサゾール、アリルアルコール、プロピオニトリル、青酸、アンモニア、微量の、銅、鉄等を含むものが例示される。
分子状酸素としては、深冷分離により精製された酸素、PSA(圧力スイング吸着法)により精製された酸素、あるいは空気を使用できる。酸素の供給量は、通常、供給プロピレン1モルに対して、0.005から10モル、好ましくは、0.05〜5モルの範囲である。各反応域へ供給比は特に限定されない。
水素は、その製造法は特に限定されないが、例えば、炭化水素類の水蒸気改質で製造されたものが使用される。通常、純度が80体積パーセント以上、好ましくは、90体積パーセント以上のものが使用される。供給量は、供給プロピレン1モルに対して、通常、0.05から10モル、好ましくは、0.05〜5モルの範囲である。各反応域へ供給比は特に限定されない。
通常、安全防災面より、水素、プロピレンの爆発範囲を外した組成とすることが好ましく、そのために希釈ガスを同伴して反応することが好ましい。希釈ガスとしては、例えば、窒素、アルゴン、メタン、エタン、プロパン、二酸化炭素等であるが、好ましくは、窒素、プロパンであり、より好ましくは窒素である。供給量は、水素濃度で爆発範囲を外す場合は、通常、供給ガス中の水素濃度が3.9体積パーセント以下であり、その際、酸素は、プロピレンの限界酸素濃度以下であればよく、通常、11.5体積パーセント以下、好ましくは9体積パーセント以下であり、そのような組成となるように希釈ガスでバランスされる。酸素濃度で爆発範囲を外す場合は、供給ガス中の酸素濃度が、通常、4.9体積パーセント以下、好ましくは、4体積パーセント以下であり、その際、水素濃度、プロピレン濃度は特に制限されないが、通常、水素、プロピレンとも10体積パーセント以下であり、そのような組成となるように希釈ガスでバランスされる。
Ti-MWW層状前駆体としては、下記に示す値のX線回折パターンを有し、かつ式: xTiO2・(1−x)SiO2(式中xは0.0001〜0.1の数値を表す。)で表される組成を有するTi-MWW層状前駆体が好ましい。
X線回折パターン
格子面間隔d/Å(オングストローム)
13.2±0.6
12.3±0.3
9.0±0.3
6.8±0.3
3.9±0.2
3.5±0.1
3.4±0.1
Ti−MWW層状前駆体は、例えば、Chemistry Letters,774−775(2000)、Chemical Comunication,1026−1027(2002)あるいは、特開2003−327425に記載の方法で製造することができる。
パラジウムを担体上に担持した触媒の担体としては、通常、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、ニオビア等の酸化物、ニオブ酸、ジルコニウム酸、タングステン酸、チタン酸等の水化物、活性炭、カーボンブラック、グラファイト、カーボンナノチューブ等の炭素あるいはチタノシリケートが挙げられる。好ましくは、炭素、あるいは、チタノシリケートであり、より好ましくは、活性炭、あるいは、Ti−MWW層状前駆体である。
パラジウムは、パラジウムコロイド溶液とした後に担体に含浸させるか、パラジウム塩を溶解させた後含浸させることにより担持することができる。パラジウム塩としては、例えば、塩化パラジウム、硝酸パラジウム、硫酸パラジウム、酢酸パラジウム、塩化テトラアンミンパラジウム等が挙げられる。コロイド溶液を使用して担持した場合は、通常、担持後に不活性ガス下で焼成するのが良い。パラジウム塩を使用して担持した場合は、通常、液相あるいは気相で還元剤により還元した後使用される。塩化テトラアンミンパラジウムを使用した場合は、担持後に不活性ガス存在下、熱分解により発生するアンモニアで還元することもできる。
パラジウムの担持量は、パラジウムを担体上に担持した触媒に対して、通常0.0001〜20重量パーセント、好ましくは、0.001〜5重量パーセントの範囲である。パラジウムを担体上に担持した触媒は、パラジウム以外の貴金属を1種以上含んでいてもよい。パラジウム以外の貴金属としては、白金、ルテニウム、ロジウム、イリジウム、オスミウム、金が挙げられる。パラジウム以外の貴金属の含量は特に限定されない。
反応形式は、回分方式、スラリー床連続流通方式、固定床連続流通方式が挙げられるが、生産性の関点よりスラリー床連続流通方式、固定床連続流通方式が好ましい。スラリー床連続流通方式の場合、チタノシリケート触媒、パラジウムを担体上に担持した触媒とも、反応器内あるいは外のフィルターにより濾過され、反応器内に滞留する。反応器内の触媒のうち一部を連続的あるいは間欠的に抜き出して再生処理を行い、その後、当該再生触媒を反応器に戻しながら反応を行ってもいいし、一部を系外に排出しながら、排出分に相当する分量の新しいチタノシリケート触媒とパラジウムを担体上に担持した触媒を反応器に追加しながら反応を行っても良い。
チタノシリケート触媒とパラジウムを担体上に担持した触媒の内少なくとも1つは各反応域に入れておくことが好ましい。反応器内の触媒量は、通常、反応媒体に対して、0.01〜20重量パーセント、好ましくは、0.1〜10重量パーセントの範囲である。
固定床連続流通反応方式の場合は、通常、反応と再生を交互に繰り返しながら反応する。その際、触媒は、型剤等により成型されたものを用いることが好ましい。
各反応域に供給される水素と酸素の供給比は特に限定されない。
反応温度は、通常、0〜150℃、好ましくは20〜100℃、より好ましくは40℃〜70℃の範囲である。各反応域温度は、同じでもいいし、異なってもよい。
反応圧力は、通常、絶対圧力で0.1〜20MPa、好ましくは1〜10Mpaの範囲である。各反応域の反応圧力は、同じでもいいし、異なってもよい。通常、反応液ガスを移送する観点より、n番目の反応圧力より(n−1)番目の反応圧力が大きい方が好ましい。
反応媒体であるアセトニトリルと水の混合溶媒は、カチオン部とアニオン部よりなるイオン性化合物を含んでいてもよく、イオン性化合物を含んでいる方がよりプロピレンオキサイドを選択率よく製造できる点で好ましい。イオン性化合物をアセトニトリルと水の混合溶媒に添加することにより、プロパンあるいはプロピレングリコールの副生を抑制できる。イオン性化合物のカチオン部としては、例えば、アンモニウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン、水素イオン等が例示される。アンモニウムイオンは、NH の水素原子が有機基により置換されていてもよく、NH のほかに、アルキルアンモニウム、アルキルアリールアンモニウムを含む。アルキルアンモニウムの例としては、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラ-n-プロピルアンモニウム、テトラ-n-ブチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムが例示される。アルキルアリールアンモニウムの例としては、ベンジルアンモニウム、ジベンジルアンモニウム、トリベンジルアンモニウム、フェネチルアンモニウムが例示される。イオン性化合物のアニオン部としては、例えば、安息香酸イオン、蟻酸イオン、酢酸イオン、プロピオン酸イオン、酪酸イオン、吉草酸イオン、カプロン酸イオン、カプリル酸イオンまたはカプリン酸イオン等のカルボキシルイオン、燐酸イオン、燐酸水素イオン、燐酸二水素イオン、ピロリン酸水素イオン、ピロリン酸イオン、ハロゲンイオン、硫酸イオン、炭酸イオン、炭酸水素イオンまたは水酸化物イオンが例示される。好ましいカチオン部としては、アンモニウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン、水素イオンである。好ましいアニオン部としては、酢酸、安息香酸等のカルボキシルイオン、燐酸イオン、燐酸水素イオン、燐酸二水素イオン、炭酸水素イオン、硫酸イオンである。
当該イオン性化合物の具体例としては、例えば、硫酸アンモニウム、硫酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、リン酸水素2アンモニウム、リン酸2水素アンモニウム、リン酸アンモニウム、ピロリン酸水素アンモニウム、ピロリン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、安息香酸アンモニウムまたは酢酸アンモニウム、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香酸リチウム、安息香酸マグネシウム、安息香酸カルシウム、酢酸、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸リチウム、酢酸セシウム、酢酸ルビジウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム、燐酸、燐酸二水素ナトリウム、燐酸二水素カリウム、燐酸二水素リチウム、燐酸二水素カルシウム、燐酸水素二ナトリウム、燐酸水素二カリウム、燐酸水素マグネシウム、燐酸水素カルシウム、燐酸水素バリウム、燐酸ナトリウム、燐酸カリウム、燐酸リチウム、燐酸マグネシウム、燐酸カルシウム、燐酸バリウム、ピロリン酸、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、ピロリン酸マグネシウム、ピロリン酸カルシウム、ピロリン酸水素ナトリウム、蟻酸、蟻酸ナトリウム、蟻酸カリウム、蟻酸リチウム、蟻酸セシウム、蟻酸ルビジウム、蟻酸ストロンチウム、蟻酸マグネシウム、蟻酸カルシウム、蟻酸バリウム、プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カリウム、プロピオン酸セシウム、プロピオン酸カルシウム、酪酸、酪酸ナトリウム、吉草酸、吉草酸ナトリウム、カプロン酸、カプロン酸ナトリウム、カプリル酸、カプリル酸ナトリウム、炭酸、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、炭酸ルビジウム、炭酸セシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素セシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化セシウム、水酸化ルビジウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸リチウム、硫酸セシウム、硫酸ルビジウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸ストロンチウム、硫酸バリウム、フッ化水素、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化リチウム、フッ化セシウム、フッ化ルビジウム、フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム、フッ化バリウム、フッ化ストロンチウム、塩化水素、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチウム、塩化セシウム、塩化ルビジウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化バリウム、臭化水素、臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化リチウム、臭化セシウム、臭化ルビジウム、臭化マグネシウム、臭化カルシウム、臭化バリウム、臭化ストロンチウム、ヨウ化水素、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化セシウム、ヨウ化ルビジウム、ヨウ化マグネシウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化ストロンチウム、ヨウ化バリウムが例示される。
イオン性化合物を反応媒体である水とアセトニトリルの混合溶媒に添加することによってアセトニトリルと水の混合溶媒のpHが変動するが、通常、そのpHは、5〜12、好ましくは、7以上、より好ましくは、7〜10の範囲である。ここで、pHは、20℃において、内部液が4mol/L塩化カリウム水溶液である銀/塩化銀参照電極と、内部液が酢酸塩緩衝液である銀/塩化銀指示電極を用いて、これらを反応に供するアセトニトリル/水混合溶媒に浸し、電極電位を測定することにより算出される。
イオン性化合物の添加量は特に限定されないが、上限はアセトニトリルと水の混合溶媒への溶解度までである。
選択率に加えて、触媒の単位時間あたりのプロピレンオキサイドの製造量を向上させるには、イオン性化合物の中でもカチオン部をアンモニウムイオンとすることがより好ましい。好ましいカチオン部にアンモニウムイオンをもつイオン性化合物の具体例としては、例えば、前記に例示した硫酸アンモニウム、硫酸水素アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、リン酸水素2アンモニウム、リン酸2水素アンモニウム、リン酸アンモニウム、ピロリン酸水素アンモニウム、ピロリン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、安息香酸アンモニウムまたは酢酸アンモニウムが例示される。より好ましくは、硫酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、酢酸アンモニウム、リン酸2水素アンモニウム、リン酸水素2アンモニウム、リン酸アンモニウム、安息香酸アンモニウム、さらにより好ましくは、リン酸2水素アンモニウム、リン酸水素2アンモニウム、リン酸アンモニウム、安息香酸アンモニウムである。
カチオン部にアンモニウムイオンをもつイオン性化合物をアセトニトリルと水の混合溶媒に添加した場合は、pHを7以上とすることが好ましい。より、プロピレンオキサイドを収率よく、且つ、選択率よく製造できる。pHの上限は通常12.0以下、好ましくは10.0以下である。pHは、前記と同様の方法で測定し算出される。
アンモニウム塩は、通常、溶媒に溶解させて反応器に供給される。供給量の下限は通常、溶媒1kgに対して1×10−7モル以上、好ましくは、1×10−6モル以上である。上限は、溶媒への溶解度に依存するが、通常、20モル、好ましくは2.0モルである。
また、一種類のキノイド化合物あるいは複数のキノイド化合物の混合物をアセトニトリルと水の混合溶媒に添加してもいい。
キノイド化合物には、ρ−キノイド化合物とο−キノイド化合物との2種があり、本発明において用いられるキノイド化合物はその両方を含む。
キノイド化合物としては、下記式(1)のρ−キノイド化合物およびフェナントラキノン化合物が例示される。
式(1)

Figure 2010168341

(式中、R、R、RおよびRは、水素原子を表すかあるいは、互いに相隣り合うRとR、あるいはRとRは、それぞれ独立に、その末端で結合し、それぞれが結合しているキノンの炭素原子とともに、アルキル基もしくはヒドロキシル基で置換されていてもよいベンゼン環もしくはアルキル基もしくはヒドロキシル基で置換されていてもよいナフタレン環を表し、XおよびYは同一または互いに相異なり、酸素原子もしくはNH基を表す。)
式(1)の化合物としては、
1)式(1)にいおいて、R、R、RおよびRが、水素原子であり、XおよびYが共に酸素原子であるキノン化合物(1A)、
2)式(1)において、R、R、RおよびRが、水素原子であり、Xが酸素原子であり、YがNH基であるキノンイミン化合物(1B)、
3)式(1)において、R、R、RおよびRが、水素原子であり、XおよびYがNH基であるキノンジイミン化合物(1C)が例示される。
式(1)のキノイド化合物には、下記のアントラキノン化合物(2)が含まれる。
式(2)

Figure 2010168341
(式中、XおよびYは式(1)において定義されたとおりであり、R、R、RおよびRは、同一または互いに相異なり、水素原子、ヒドロキシル基もしくはアルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル等のC1-Cアルキル基)を表す。)の化合物。
式(1)および式(2)において、XおよびYは好ましくは、酸素原子を表す。式(1)のXおよびYが酸素原子であるキノイド化合物は、特別にキノン化合物あるいはρ−キノン化合物と呼ばれており、また、式(2)のXおよびYが酸素原子であるキノイド化合物は、更に特別にアントラキノン化合物と呼ばれている。
キノイド化合物のジヒドロ体としては、前記式(1)および(2)の化合物のジヒドロ体である下記の式(3)および(4)の化合物が例示される。
式(3)

Figure 2010168341
(式中、R、R、R、R、XおよびYは、前記式(1)に関して定義されたとおり。)
式(4)
Figure 2010168341
(式中、X、Y、R、R、RおよびRは前記式(2)に関して定義されたとおり。)
式(3)および式(4)において、XおよびYは好ましくは、酸素原子を表す。式(3)のXおよびYが酸素原子であるキノイド化合物のジヒドロ体は、特別にジヒドロキノン化合物あるいはジヒドロρ−キノン化合物と呼ばれており、また、式(4)のXおよびYが酸素原子であるキノイド化合物のジヒドロ体は、更に特別にジヒドロアントラキノン化合物と呼ばれている。
フェナントラキノン化合物としては、ρ−キノイド化合物である1,4-フェナントラキノン、ο−キノイド化合物である1,2-、3,4-および9,10-フェナントラキノンが例示される。
具体的なキノン化合物としては、ベンゾキノンやナフトキノン、アントラキノン、例えば2−エチルアントラキノン、2−t−ブチルアントラキノン、2−アミルアントラキノン、2−メチルアントラキノン、2−ブチルアントラキノン、2−t−アミルアントラキノン、2−イソプロピルアントラキノン、2−s−ブチルアントラキノンまたは2−s−アミルアントラキノン等の2−アルキルアントラキノン化合物ならびに、2−ヒドロキシアントラキノン、例えば1,3−ジエチルアントラキノン、2,3−ジメチルアントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、2,7−ジメチルアントラキノン等のポリアルキルアントラキノン化合物、2,6−ジヒドロキシアントラキノン等のポリヒドロキシアントラキノン、ナフトキノンおよびその混合物があげられる。
好ましいキノイド化合物としては、アントラキノンや、2−アルキルアントラキノン化合物(式(2)において、XおよびYが酸素原子であり、R5が2位に置換したアルキル基であり、R6が水素を表し、R7およびR8が水素原子を表す。)があげられる。好ましいキノイド化合物のジヒドロ体としては、これらの好ましいキノイド化合物に対応するジヒドロ体が挙げられる。
キノイド化合物もしくはキノイド化合物のジヒドロ体(以下、キノイド化合物誘導体と略記する。)を反応溶媒に添加する方法としては、キノイド化合物誘導体を液相中に溶解させた後、反応に使用する方法が挙げられる。例えばヒドロキノンや、9,10-アントラセンジオールのようにキノイド化合物が水素化された化合物を液相中に添加し、反応器内で酸素により酸化してキノイド化合物を発生させて使用しても良い。
さらに、例示したキノイド化合物を含め、本発明で用いるキノイド化合物は、反応条件によっては、一部が水素化されたキノイド化合物のジヒドロ体となり得るが、これらの化合物を使用してもよい。
キノイド化合物は、通常、アセトニトリルに溶解させて反応器に供給される。供給量の下限は通常、溶媒1kgに対して1×10−8モル以上、好ましくは、1×10−7モル以上である。上限は、溶媒への溶解度に依存するが、通常、10モル、好ましくは1.0モルである。
反応後は、気液分離塔、溶媒分離塔、粗プロピレンオキシド分離塔、プロパン分離塔、溶媒精製塔を通して、粗プロピレンオキシド、主として水素/酸素/窒素よりなるガス成分、回収プロピレン、回収アセトニトリル水および回収アントラキノン化合物に分離される。回収プロピレン、回収アセトニトリル水および回収アントラキノンは経済的理由により、反応器に再び供し、リサイクル使用することが望ましい。かかる回収プロピレンはプロパン、シクロプロパン、メチルアセチレン、プロパジエン、ブタジエン、ブタン類、ブテン類、エチレン、エタン、メタンまたは水素を含んでいる場合は、必要により分離精製してリサイクルすればよい。
また回収されたアセトニトリルおよび水の混合溶媒は、アセトン、アクリロニトリル、オキサゾール、アリルアルコール、プロピオニトリル、プロパノール、2,4−ジメチルオキサゾリン、または2,5−ジメチルオキサゾリンに代表される反応で副生するアセトニトリル水の共沸温度と沸点が近い成分を含んでいる場合は、必要により分離精製してから使用すればよい。回収アントラキノンは、水、アセトニトリル、アントラセン化合物、アントラヒドロキノン化合物、テトラヒドロアントラキノン化合物、またはプロピレングリコール、アセトアミド、N−(2−ヒドロキシプロパン−1−イル)アセトアミド、N−(1−ヒドロキシプロパン−2−イル)アセトアミドに代表される反応で副生するアセトニトリルと水の共沸温度よりも沸点の高い成分を含んでいる場合は、必要により分離精製して使用すればよい。
実施例
以下、本発明を実施例を挙げ説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
参考例1 Ti−MWW層状前駆体の製造例
本反応に用いたTi−MWW層状前駆体は、室温、Air雰囲気下、オートクレーブにピペリジン899g、純水2402gに、TBOT(テトラ−n−ブチルオルソチタネート)112g、ホウ酸565g、ヒュームドシリカ(cab-o-sil M7D)410gを撹拌しながら溶解させてゲルを調製し、1.5時間熟成させた後、密閉した。さらに撹拌しながら8時間かけて昇温した後、160℃で120時間保持することで、水熱合成を行い、懸濁溶液を得た。得られた懸濁溶液をろ過した後、ろ液がpH10付近になるまで水洗した。次にろ塊を50℃で乾燥し、未だ水を含んだ状態の白色粉末を得た。得られた粉末15gに2Nの硝酸750mLを加え、20時間リフラックスさせた。次いで、ろ過し、中性付近まで水洗し、50℃で十分乾燥して11gの白色粉末を得た。この白色粉末を銅K-アルファ放射線を使用したX線回折装置を用いてX線回折パターンを測定した結果、Ti−MWW層状前駆体であることを確認し、ICP発光分析によるチタン含量は1.65重量%であった。
参考例2 Ti−MWWの製造例
参考例1で得られたTi−MWW層状前駆体を530℃で6時間焼成し、Ti−MWW触媒粉末を得た。得られた粉末がMWW構造を持つことは、参考例1と同様にX線回折パターンを測定することにより確認し、ICP発光分析によるチタン含量は1.77重量%であった。
参考例3 Pd担持Ti−MWW層状前駆体の製造例(1)
1Lナスフラスコにパラジウムテトラアンミンクロリド 0.0902mmolを含む水溶液300mLを調製した。この水溶液に参考例1で得られたTi−MWW層状前駆体9gを加え、8時間攪拌した。攪拌終了後、ロータリーエバポレータを用いて水分を除去し、さらに80℃にて4時間真空乾燥を行った。得られた触媒前駆体粉末を水素雰囲気下150℃で6時間焼成し、Pd担持Ti−MWW層状前駆体を得た。ICP発光分析によるパラジウム含量は0.11重量%であった。
参考例4 Pd担持Ti−MWW層状前駆体の製造例(2)
1Lナスフラスコにパラジウムコロイド0.0847mmolを含む水溶液300mLを調製した。この水溶液に参考例1で得られたTi−MWW層状前駆体9gを加え、8時間攪拌した。攪拌終了後、ロータリーエバポレータを用いて水分を除去し、さらに80℃にて8時間真空乾燥を行った。得られた触媒前駆体粉末を水1Lで洗浄し、再度80℃にて8時間真空乾燥を行い、Pd担持Ti−MWW層状前駆体を得た。ICP発光分析によるパラジウム含量は0.11重量%であった。
実施例1
(n−1)番目の反応域より出てくる反応媒体として10重量%のプロピレンオキサイドを含むアセトニトリル水を調製して、n番目の反応域に供給し、反応を行い、n番目の反応域の出口側でのプロピレンオキサイドの増加量を検討した。300ccオートクレーブに重量比が水/アセトニトリル=30/70であるアセトニトリル水を131gとTi−MWW層状前駆体2.28g、パラジウム1パーセント担持活性炭触媒0.198gを仕込んだ後、圧力を窒素にて絶対圧4MPaに調整し、ジャケットへの温水循環によりオートクレーブ内の温度を50℃に調整した。当該オートクレーブに水素3.6体積パーセント、酸素2.1体積パーセント、窒素94.3体積パーセントの組成である混合ガスを146NL/Hr、アントラキノン0.7ミリモル/kg、燐酸二水素アンモニウム0.7ミリモル/kg、プロピレンオキサイド10.0重量%を含有するアセトニトリル水(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を90g/Hr、プロパンを0.4体積パーセント含むプロピレン液を36g/Hrで連続的に供給した。反応器に供給する水/アセトニトリル混合溶媒のpHは6.4であった。反応中、反応温度は50℃、反応圧力は4MPaになるように制御した。固体成分であるTi−MWW層状前駆体およびパラジウム担持活性炭触媒は焼結フィルターによりろ過し、気液分離した後、常圧に戻し、液成分とガス成分を連続的に抜き出した。6時間後、生成した反応液、ガスを同時にサンプリングし、液側、ガス側を各々ガスクロマトグラフィーにより分析した。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は11.0重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は24mmol/hr、プロピレングリコールの増加は7.5mmol/hr、プロパンの増加は6.3mmol/hrであった。
実施例2
Ti−MWW層状前駆体、パラジウム1パーセント担持活性炭触媒の替わりにパラジウムを0.1重量パーセント担持したTi−MWW層状前駆体1.98gを使用した以外は実施例1と同様の操作を行った。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は10.7重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めた反応器前後でのプロピレンオキシドの増加は19mmol/hrであった。
比較例1
Ti−MWW層状前駆体の替わりに参考例2で製造したTi−MWW2.28gを使用した以外は実施例1と同様の操作を行った。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は9.2重量%まで減少した。プロピレンオキサイド濃度が減少するのは、供給したプロピレンオキサイドが反応器中で水と反応して1,2−プロピレングリコールに変化するためである。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めた反応器前後でのプロピレンオキシドの増加は1.8mmol/hrであった。
実施例3
反応媒体として3.0重量%のプロピレンオキサイドを含むアセトニトリル水を調製して使用する以外は実施例1と同様の操作を行った。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は6.0重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めた反応器前後でのプロピレンオキシドの増加は49mmol/hrであった。
比較例2
反応媒体として3.2重量%のプロピレンオキサイドを含むアセトニトリル水を調製して使用する以外は比較例1と同様の操作を行った。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は4.5重量%であった。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めた反応器前後でのプロピレンオキシドの増加は25mmol/hrであった。
実施例4
反応媒体として6.1重量%のプロピレンオキサイドを含むアセトニトリル水を調製して使用する以外は実施例1と同様の操作を行った。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は8.2重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めた反応器前後でのプロピレンオキシドの増加は39mmol/hrであった。
比較例3
反応媒体として6.1重量%のプロピレンオキサイドを含むアセトニトリル水を調製して使用する以外は比較例1と同様の操作を行った。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は7.1重量%であった。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めた反応器前後でのプロピレンオキシドの増加は20mmol/hrであった。
実施例5
反応媒体として、リン酸二水素アンモニウムを含まず、アントラキノン0.7mmol/kg、プロピレンオキサイド9.5重量%を含有するアセトニトリル水(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用する以外は実施例1と同様の操作を行った。反応器に供給する水/アセトニトリル混合溶媒のpHは6.7であった。
生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は9.4重量%であった。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は16mmol/hr、プロピレングリコールの増加は4.8mmol/hr、プロパンの増加は8.2mmol/hrであった。
実施例6
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、燐酸二水素アンモニウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド10.4重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは5.9であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は11.6重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は29mmol/hr、プロピレングリコールの増加は4.4mmol/hr、プロパンの増加は6.5mmol/hrであった。
実施例7
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、燐酸水素ニアンモニウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド10.0重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは8.4であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は11.7重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は37mmol/hr、プロピレングリコールの増加は3.9mmol/hr、プロパンの増加は5.8mmol/hrであった。
実施例8
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、燐酸アンモニウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド10.0重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは8.6であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は11.7重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は35mmol/hr、プロピレングリコールの増加は2.5mmol/hr、プロパンの増加は4.5mmol/hrであった。
実施例9
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、安息香酸アンモニウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド10.1重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは7.6であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は11.7重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は35mmol/hr、プロピレングリコールの増加は3.4mmol/hr、プロパンの増加は5.5mmol/hrであった。
実施例10
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、安息香酸アンモニウム15.0mmol/kg、プロピレンオキサイド10.1重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは7.7であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は11.7重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は35mmol/hr、プロピレングリコールの増加は2.9mmol/hr、プロパンの増加は3.7mmol/hrであった。
実施例11
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、炭酸水素アンモニウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド9.6重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは8.8であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は10.2重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は28mmol/hr、プロピレングリコールの増加は3.8mmol/hr、プロパンの増加は6.1mmol/hrであった。
実施例12
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、硫酸アンモニウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド9.7重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは6.2であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は10.0重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は25mmol/hr、プロピレングリコールの増加は4.8mmol/hr、プロパンの増加は6.9mmol/hrであった。
実施例13
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、酢酸アンモニウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド9.5重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは7.6であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は9.8重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は23mmol/hr、プロピレングリコールの増加は3.5mmol/hr、プロパンの増加は4.5mmol/hrであった。
実施例14
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、燐酸水素二カリウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド10.0重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは9.6であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は10.9重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は18mmol/hr、プロピレングリコールの増加は3.3mmol/hr、プロパンの増加は3.5mmol/hrであった。
実施例15
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、安息香酸ナトリウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド9.5重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは8.5であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は9.6重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は17mmol/hr、プロピレングリコールの増加は4.3mmol/hr、プロパンの増加は4.9mmol/hrであった。
実施例16
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、酢酸ナトリウム3.0mmol/kg、プロピレンオキサイド9.5重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは8.6であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は9.8重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は20mmol/hr、プロピレングリコールの増加は3.8mmol/hr、プロパンの増加は4.6mmol/hrであった。
実施例17
反応媒体としてアントラキノン0.7mmol/kg、燐酸水素二ナトリウム0.7mmol/kg、プロピレンオキサイド9.6重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例5と同様の操作を行った。反応器に供給する溶媒のpHは9.3であった。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は9.9重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めたn段目の反応域の前後でのプロピレンオキシドの増加は21mmol/hr、プロピレングリコールの増加は4.1mmol/hr、プロパンの増加は5.5mmol/hrであった。
実施例18
反応媒体としてアントラキノンを含まず、燐酸二水素アンモニウム0.7mmol/kg、プロピレンオキサイド11.0重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例1と同様の操作を行った。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は11.5重量%まで向上した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めた反応器前後でのプロピレンオキシドの増加は16mmol/hrであった。

実施例19
反応媒体としてアントラキノン及びイオン性化合物を含まず、プロピレンオキサイド11.1重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は実施例1と同様の操作を行った。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めた反応器前後でのプロピレンオキシドの増加は4.0mmol/hrであった。

比較例4
反応媒体としてアントラキノン及びイオン性化合物を含まず、プロピレンオキサイド11.0重量%を含有する水/アセトニトリル混合溶媒(水/アセトニトリルの重量比は30/70である)を使用した以外は比較例1と同様の操作を行った。生成した反応液のプロピレンオキサイドの濃度は10.3重量%まで減少した。反応ガスへ同伴したプロピレンオキサイドも含めた反応器前後でのプロピレンオキシドは1.6mmol/hr減少した。
プロピレンオキサイドの生産に利用可能性がある。

Claims (10)

  1. Ti-MWW層状前駆体とパラジウムを担体上に担持した触媒の存在下、アセトニトリルまたはアセトニトリルと水の混合溶媒中、水素と酸素とプロピレンを多段プロセスにより反応させることを特徴とするプロピレンオキサイドの製造方法。
  2. 多段プロセスがn個(nは2以上の整数を表す。)の反応域よりなる多段プロセスであり、プロピレンオキサイドの濃度が0重量パーセントより大きく6.1重量パーセント以下である反応媒体をn番目の反応域に供給する請求項1に記載の製造方法。
  3. 多段プロセスがn個(nは2以上の整数を表す。)の反応域よりなる多段プロセスであり、n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキシドの濃度が6.1重量パーセントより大きく10重量パーセント未満である請求項1に記載の製造方法。
  4. 多段プロセスがn個(nは2以上の整数を表す。)の反応域よりなる多段プロセスであり、n番目の反応域に供給される反応媒体中のプロピレンオキサイドの濃度が10重量パーセント以上である請求項1に記載の製造方法。
  5. Ti-MWW層状前駆体が下記に示す値のX線回折パターンを有し、かつ一般式
    xTiO2・(1−x)SiO2(式中xは0.0001〜0.1の数値を表す。)
    で表される組成を有するTi-MWW層状前駆体である請求項1〜4の何れかに記載のプロピレンオキサイドの製造方法。
    X線回折パターン
    格子面間隔d/Å(オングストローム)
    13.2±0.6
    12.3±0.3
    9.0±0.3
    6.8±0.3
    3.9±0.2
    3.5±0.1
    3.4±0.1
  6. パラジウムを担持する担体が活性炭である請求項1〜5の何れかに記載の製造方法。
  7. パラジウムを担持する担体がTi-MWW層状前駆体である請求項1〜6の何れかに記載の製造方法。
  8. 反応媒体がカチオン部とアニオン部よりなるイオン性化合物を含む、水とアセトニトリルの混合溶媒である請求項1〜7の何れかに記載の製造方法。
  9. イオン性化合物のカチオン部がアンモニウムイオンである請求項8に記載の製造方法。
  10. 反応域に供給するイオン性化合物を含む水とアセトニトリルの混合溶媒のpHが7以上である請求項9に記載の製造方法。
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