JP2010164775A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像展開のタイミングが遅れたり、画像形成を行っているときにミスプリントが発生したりしたときに、中間転写ベルト10上の状態によらず、クリーニングシーケンスを行っていたため、最適なタイミングでの画像形成が行えず、ダウンタイムを招いていた。
【解決手段】 画像形成を行う前やクリーニングシーケンスを行う前に、中間転写ベルト10上に残トナーがあるか又は、残トナーがあっても次の画像形成を行うことが可能かを判断し、最適なタイミングで画像形成又はクリーニングシーケンスを行えるようにする。
【選択図】 図8
【解決手段】 画像形成を行う前やクリーニングシーケンスを行う前に、中間転写ベルト10上に残トナーがあるか又は、残トナーがあっても次の画像形成を行うことが可能かを判断し、最適なタイミングで画像形成又はクリーニングシーケンスを行えるようにする。
【選択図】 図8
Description
本発明は、複写機・レーザビームプリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やレーザービームプリンタ等の画像形成装置に、中間転写ベルト等の中間転写体を使用する構成が知られている。また、このような中間転写体を用いた画像形成装置において、記録材に余白の無い画像を印刷する(以下、縁無し印刷とする)と呼ばれる印刷方法が知られている。
このような中間転写体を用いた画像形成装置で縁無し印刷を行う場合、記録材より大きな画像を中間転写体に作成するため、記録材に画像を転写した後に、中間転写体上には記録材に転写されなかったトナー(以下、残トナーとする)が残留していた。よって、縁無し印刷を行う場合は、記録材に画像を転写した後に、中間転写体上の残トナーをクリーニングする工程が必要となっていた。
例えば特許文献1には、画像を記録材に転写し終えた後、中間転写体クリーニング手段としての中間転写体クリーナーにより、中間転写体に残留していた残トナーをクリーニングする、という方法が開示されている。
このようなクリーニングを行うタイミングチャートの一例を図1に示す。
t111において、中間転写体上に一枚目の画像を形成する。
t112において、中間転写体上に二枚目の画像を形成する。そして、中間転写体上に形成した各画像を記録材に転写する。
t113において、中間転写体上の残トナーをクリーニングするための、クリーニングシーケンスを行うため、中間転写体が1周回転される。
t113において、中間転写体がクリーニングされた後、t114で次の画像の形成を行う。
次に、画像形成のタイミングが、最適な画像形成のタイミングから遅れてしまったときの、クリーニングを行うタイミングチャートの一例を図2に示す。
t211において、中間転写体上に一枚目の画像を形成する。
t212において、中間転写体上に二枚目の画像を形成できるタイミングであるが、画像展開が間に合わなかったため、一枚目の画像のみ記録材に転写する。
t213において、中間転写体上の残トナーをクリーニングするための、クリーニングシーケンスを行うため、中間転写体が1周回転される。
t213において、中間転写体がクリーニングされた後、t214で次の画像の形成を行う。
特開2007−065423
しかしながら、従来技術には以下のような課題があった。
従来、縁無し印刷を行った場合、記録材に転写されなかった残トナーをクリーニングするために、中間転写体を1周空回ししてクリーニングシーケンスを行っていた。
そのため、例えば図2に示したように、通常のタイミングから画像形成が遅れてしまった場合にも、1周分クリーニングシーケンスを行うため、スループットが低下しまっていた。
また、記録材に余白のある画像を印刷する(以下、縁有り印刷とする)場合であっても、中間転写体上に多くのトナーが残留してしまったときには、中間転写体を1周空回ししてクリーニングシーケンスを行う場合があった。この場合においても、通常のタイミングから画像形成が遅れてしまった場合には、必要の無いクリーニングを余分に行うためにスループットが低下してしまっていた。
本発明は、上記の課題を鑑み、画像形成されたトナー像の大きさに応じて、適切にクリーニングシーケンスを行うことで、スループットの低下を低減することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記トナー像を前記像担持体に形成する画像形成手段と、複数のトナー像を担持できる中間転写体と、前記像担持体に担持された前記トナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写手段と、前記一次転写手段により、前記トナー像を転写された前記中間転写体から記録材に当該トナー像を二次転写する二次転写手段と、前記二次転写手段により、前記トナー像が前記記録材に二次転写された後に、前記中間転写体に残留した残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有し、前記記録材に対して余白を設けることなく前記トナー像を形成する縁無し印刷を行うことができる画像形成装置であって、前記縁無し印刷時に、前記画像形成手段により、前記像担持体に形成された第一のトナー像を前記中間転写体に一次転写した後、第二のトナー像の形成を開始できないとき、当該第一のトナー像の領域に応じて、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行してから、当該第二のトナー像の形成を開始することを特徴とすることを特徴とする。
本発明の構成によれば、画像形成されたトナー像の大きさに応じて、適切にクリーニングシーケンスを行うことで、スループットの低下を低減することが可能となる。
(第1の実施形態)
本実施形態では、図3に示すように、並設された像担持体となるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の4個の電子写真感光ドラム2a,2b,2c,2d(以下、単に「感光ドラム2」という)を備えている。各感光ドラム2の周囲には、その回転方向上流側から順に、一次帯電器7a,7b,7c,7d(以下、単に「一次帯電器7」という)、現像手段3a,3b,3c,3d(以下、単に「現像手段3」という)が配置されている。さらに、クリーニング手段5a,5b,5c,5d(以下、単に「クリーニング手段5」という)が配置されている。
本実施形態では、図3に示すように、並設された像担持体となるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の4個の電子写真感光ドラム2a,2b,2c,2d(以下、単に「感光ドラム2」という)を備えている。各感光ドラム2の周囲には、その回転方向上流側から順に、一次帯電器7a,7b,7c,7d(以下、単に「一次帯電器7」という)、現像手段3a,3b,3c,3d(以下、単に「現像手段3」という)が配置されている。さらに、クリーニング手段5a,5b,5c,5d(以下、単に「クリーニング手段5」という)が配置されている。
一次帯電器7は、感光ドラム2の表面を均一に帯電するための帯電手段である。一次帯電器7により一様に帯電された感光ドラム2の表面は、画像情報に基づいて露光手段1a,1b,1c,1d(以下、単に「露光手段1」という)よりレーザービームが照射されて静電潜像が形成される。現像手段3は、静電潜像が形成された感光ドラム2の表面に各色のトナー(現像剤)を付着させてトナー像として顕像化する。クリーニング手段5は、転写後の感光ドラム2の表面に残留した残トナーを除去する。
感光ドラム2に対向した位置には、感光ドラム2の表面に形成されたトナー像が一次転写される中間転写体としての中間転写ベルト10が駆動ローラ11、テンションローラ12及び従動ローラ13により張架されている。中間転写ベルト10には、中間転写ベルト10上に付着した残トナーを帯電し、クリーニングするための第一のクリーニング手段としての残トナー帯電ローラ14が配置されている。残トナー帯電ローラ14では二次転写を終えた後の中間転写ベルト10上に残留した二次転写残トナーを帯電する。帯電を受けた残トナーは中間転写ベルト10上に乗ったまま移動し、感光ドラム2に逆転写され、そのクリーニング手段5に回収される。
なお、縁無し印刷の場合は、記録材30に転写されなかった残トナーの多くが中間転写ベルト10上に残っているため、一度のクリーニングでは残トナーを回収できない可能性がある。そこで、中間転写ベルト10を1周空回しして、クリーニングシーケンスを行うことで、中間転写ベルト10上の残トナーをより多く回収するようにしている。一方、記録材30に余白のある画像を印刷する縁有り印刷の場合は、多くのトナーは記録材30に転写されて、中間転写ベルト10上の残トナーは少ないため、ほとんどの場合は一度のクリーニングで残トナーを回収することができる。
中間転写ベルト10を挟んで駆動ローラ11に対向する位置には、二次転写装置20が配置されている。二次転写装置20は二次転写ベルト21が二次転写駆動ローラ23、二次転写テンションローラ24に張架されて、駆動ローラ11に対向する位置に二次転写ローラ22が配置されている。また、二次転写駆動ローラ23に対向する位置には、二次転写ベルト21上に付着したトナーを除去するための、第二のクリーニング手段としての二次転写クリーニング手段25が配置されている。二次転写クリーニング手段25は、一例としてブレードを用いて残トナーを回収するような機構が挙げられる。二次転写装置20は着脱可能であり、例えば二次転写クリーニング手段25により回収された残トナーにより、不図示の廃トナーボックスが一杯になったとき等に交換を行う。
各感光ドラム2に形成されたトナー像は、一次転写手段4a,4b,4c,4dの作用により中間転写ベルト10に一次転写される。一方、給送カセットからピックアップローラ31により繰り出された記録材30は、図示しない分離手段により1枚ずつ分離給送される。次に、搬送ローラ対32によりレジストローラ対33に送られ、レジストローラ対33により、所定のタイミングで二次転写ベルト21に搬送される。さらに、二次転写ベルト21に静電的に吸着されたまま、中間転写ベルト10と二次転写ベルト21との間に搬送される。
そして、二次転写ローラ22の作用により中間転写ベルト10に一次転写されたトナー像が記録材30に二次転写される。トナー像が転写された記録材30は、定着手段34によりトナー像が定着された後、排出ローラ対35により搬送されて、装置本体の上部に設けられた排出トレイ36上に排出される。
以下では、画像形成装置のシステム構成と画像形成手順を説明する。
図4は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200及びエンジン制御部202と相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受け取り、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換する。変換が完了すると、ビデオインターフェイス部210を介して、印字予約コマンド、印字開始コマンド及び、ビデオ信号をエンジン制御部202に送信する。
コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から受信した印字命令に従って、エンジン制御部202に印字予約コマンドを送信する。そして、コントローラ部201で画像展開を行い、印字可能な状態となったタイミングで、エンジン制御部202に印字開始コマンドを送信する。
エンジン制御部202は、コントローラ部201から受信した印字予約コマンドの順に印字の実行準備を行う。そして、コントローラ部201から印字開始コマンドを受信すると、コントローラ部201にビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力する。その後、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると画像形成を行う。画像形成を行うため、エンジン制御部202はCPU211、画像処理GA212、画像制御部213、定着制御部214、用紙搬送部215、駆動制御部216を制御して画像形成に必要な画像形成処理を実行する。
図5は、画像形成を実施する一連の流れを示したコントローラ部201及びエンジン制御部202のタイミングチャートである。なお、ここでは一例として、一枚目の画像形成で形成されるトナー像を第一のトナー像とし、二枚目の画像形成で形成されるトナー像を第二のトナー像とする。以下で説明するタイミングチャートでは、すべて同様の状態であるとする。ただし、第一のトナー像と第二のトナー像の関係は、ここで例示される一枚目と二枚目に限定されるものでなく、先に形成されるトナー像を第一のトナー像、第一のトナー像以降にかかれる任意のトナー像を第二のトナー像とすることも可能である。
t311において、コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受信すると、受信した印字命令に基づいてエンジン制御部202に印字予約コマンドを送信する。また、コントローラ部201は、受信した画像情報を解析してビットデータに変換する。
t312において、コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から受信した画像情報の解析及び、ビットデータへの変換が完了し、エンジン制御部202にビデオ信号を送信可能となった時点で、エンジン制御部202に印字開始コマンドを送信する。
t312において、エンジン制御部202は、印字開始コマンドを受信すると、画像形成を行うための前処理(以下、「前回転シーケンス」とする)を開始する。前回転シーケンスとは、画像形成を行う前準備であり、例えば感光ドラム2を所定時間回転させて表面の電位を安定させたり、画像形成に必要なアクチュエータを起動したり、定着手段34の定着ローラの温度を上げたりといった、事前に決められている処理を行う。
t313において、前回転シーケンスが終了すると、エンジン制御部202は、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。そして、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、第一のトナー像の画像形成を行う。
t314において、エンジン制御部202は、画像形成を終了した後に第二のトナー像の画像形成を継続するため、次の印字動作開始タイミングまでに印字予約コマンド及び、印字開始コマンドを受信してない場合は、画像形成を中断するための後処理を開始する。以降、次の印字動作開始タイミングは、「通常印字開始タイミング」と定義し、後処理は「後回転シーケンス」と定義する。後回転シーケンスでは、高圧及び、アクチュエータの駆動を停止する。
まず、縁無し印刷の画像がどのようなものかを、図6に示し説明する。
図6に矢印で示す記録材30の搬送方向先端側の先端トナー像51と、搬送方向後端側の後端トナー像52及び、記録材30の両端側の端部トナー像53は、記録材30に転写されず中間転写ベルト10と二次転写ベルト21に分離されて転写される。二次転写ベルト21上に転写されたトナーは二次転写クリーニング手段25で回収される。中間転写ベルト10上に残留した残トナーは残トナー帯電ローラ14で帯電され、帯電を受けた二次転写残トナーは中間転写ベルト10上に乗ったまま画像形成ステーションへと移動し、感光ドラム2に逆転写され、そのクリーニング手段5に回収される。
なお、縁無し印字時は記録材30を介さないため、中間転写ベルト10への残トナーが増え、全ての残トナーがクリーニング手段5で回収されない可能性があるため、中間転写ベルト10を1周空回ししてクリーニングする必要がある。一方、二次転写ベルト21は、二次転写クリーニング手段25により1周で残トナーをクリーニングすることができる。
つまり、残トナーのクリーニングに多くの時間を有するのは、中間転写ベルト10に残トナーがあるときである。そのため、中間転写ベルト10に残トナーが無ければクリーニングに時間をかけることなく、すぐに画像形成を行うことが可能となる。
図7は縁無し印刷時に、コントローラ部201から印字開始コマンドを、エンジン制御部202に送信するタイミングが遅れた場合のタイミングチャートである。
t411において、コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受信すると、受信した印字命令に基づいてエンジン制御部202に印字予約コマンドを送信する。また、コントローラ部201は、受信した画像情報を解析してビットデータに変換する。
t412において、コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から受信した画像情報の解析及び、ビットデータへの変換が完了し、エンジン制御部202にビデオ信号を送信可能となった時点で、エンジン制御部202に印字開始コマンドを送信する。
t412において、エンジン制御部202は、印字開始コマンドを受信すると、前回転シーケンスを開始する。
t413において、前回転シーケンス終了すると、エンジン制御部202は、一枚目の画像の/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
t414において、コントローラ部201は、二枚目の画像展開に時間がかかり、最速のスループットを達成する為に、二枚目の画像形成を行う予定のタイミングまでにエンジン制御部202に対して印字開始コマンドを送信できない状態である。
t415において、コントローラ部201は、二枚目の画像展開を終了し、印字開始コマンドをエンジン制御部202に送信する。印字開始コマンドを受信したエンジン制御部202は、この時点で二枚目の画像の/TOP信号をコントローラ部201に送信すると、一枚目の画像の残トナー上に二枚目の画像形成を行うことになってしまう為、ここでは/TOP信号を送信しない。
t416において、エンジン制御部202は、一枚目の残トナーをクリーニングする為にクリーニングシーケンスを起動する。
t417において、一枚目の画像形成をした後の中間転写ベルト10は、まだ画像形成を行っておらず残トナーがない状態であるので、クリーニングを行う必要がない。そこで、一枚目の残トナーをクリーニングした後、所定のマージンが経過すると、クリーニングシーケンスを停止する。ここで、クリーニングシーケンスを停止するとは、残トナー帯電ローラ14で中間転写ベルト10上に残留した残トナーを帯電することをやめることである。
クリーニングシーケンスを停止するにあたり、残トナーが中間転写ベルト10上に残らないように所定のマージンを取っている。本実施形態では、所定のマージンとは4mmとしているが、これは一例でありこの数値に限定されるものではなく、任意に設定可能である。また、この所定のマージンは、少なくとも二枚目の画像形成を行う予定であった範囲の一部はクリーニングしない所までとする。ここでいう二枚目の画像形成を行う予定であった範囲とは、図7で点線の枠で示した範囲のことを指す。
t417において、クリーニングシーケンスを停止すると、エンジン制御部202は、二枚目の/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
t418において、一枚目に画像形成をした中間転写ベルト10上は、先のt416のクリーニングシーケンスにより残トナーがなくなっているため、エンジン制御部202は、三枚目の/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
図8は第1の実施形態における、画像形成とクリーニングシーケンスの関係を表したフローチャートである。
ステップS100において、エンジン制御部202は、印字予約コマンドを受信した後、印字開始コマンドの受信を待つ。
ステップS101において、印字開始コマンドを受信すると前回転シーケンスを実行する。
ステップS102において、エンジン制御部202は、前回転シーケンスが終了すると、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って画像形成を行う。このとき、エンジン制御部202は画像形成開始のタイミングを記憶する。
ステップS103において、エンジン制御部202は、先のステップS102での画像形成が終わると、次に印字開始コマンドがコントローラ部201から送信されるのを待つ。
ステップS104において、エンジン制御部202はコントローラ部201から印字開始コマンドを受信すると、中間転写ベルト10上の残トナーの有無を確認し、画像形成が可能かどうかを判断する。ここで、画像形成が可能な場合というのは、中間転写ベルト10上に残トナーがない状態、又は残トナーが画像形成に影響しない状態のことをいう。
ステップS104において、中間転写ベルト10上に画像形成が可能かどうかを判断する方法について図7を用いて説明する。ここでは、一例として中間転写ベルト10の1周に二枚の画像を形成できるという条件で説明する。ステップS102において縁無し印刷を開始したタイミングをTs1、中間転写ベルト10の1周分の時間をTitbとする。一枚の画像形成を行うために必要な時間をTp1、連続して画像形成を行うときに最低限必要な画像間隔をTgap、現在の時刻をTcとする。このとき、画像間隔Tgapを確保するのは、記録材搬送のタイミングと画像形成のタイミングを合わせるためである。先の画像形成を行った後すぐに次の画像形成を行うと、記録材搬送が間に合わないため搬送される記録材に正常に画像を転写できないことが起こり得る。そのため、記録材搬送のタイミングにあわせて所定の間隔を空けて次の画像形成を行う必要がある。なお、この画像間隔Tgapは、記録材の搬送速度等によって任意に設定可能である。さらに、画像間隔を空けなくても記録材搬送のタイミングと画像形成のタイミングを合わせることが可能な場合には、画像間隔Tgapを取らないことも可能である。
このとき、以下の条件を満たした場合に画像形成が実行可能と判断する。
Ts1+(Tp1+Tgap)<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式1)
上記(式1)に具体的な数値を当てはめて説明する。例えば、縁無し印刷を開始したタイミングTs1=0(S)、中間転写ベルト10の1周分の時間Titb=8(S)、1枚の画像形成に必要な時間Tp1=2.5(S)、画像間隔Tgap=0.5(S)とした場合、(式1)は、
0+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+8)−(2.5+0.5)
3<=Tc<=5
となり、現在の時間Tcが3(S)〜5(S)の間で、二枚目の画像形成を開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。このとき、二枚目の画像形成を始めたタイミングをTs2として記憶する。
Ts1+(Tp1+Tgap)<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式1)
上記(式1)に具体的な数値を当てはめて説明する。例えば、縁無し印刷を開始したタイミングTs1=0(S)、中間転写ベルト10の1周分の時間Titb=8(S)、1枚の画像形成に必要な時間Tp1=2.5(S)、画像間隔Tgap=0.5(S)とした場合、(式1)は、
0+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+8)−(2.5+0.5)
3<=Tc<=5
となり、現在の時間Tcが3(S)〜5(S)の間で、二枚目の画像形成を開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。このとき、二枚目の画像形成を始めたタイミングをTs2として記憶する。
なお、上記(式1)を中間転写ベルト10の1周にn枚の画像を形成できる場合は、
Tsn+(Tp1+Tgap)<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式2)
とすることで、判断することができる。ここでnは、「1<=n<=最大画像形成枚数」となる。
Tsn+(Tp1+Tgap)<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式2)
とすることで、判断することができる。ここでnは、「1<=n<=最大画像形成枚数」となる。
なお、クリーニングシーケンスを行う直前の画像形成の実行可否の判断に関しては、画像間隔Tgapを考慮しなくてもよい。例えば、上記(式1)に具体的に数値を当てはめて説明すると、不等式の後ろの画像間隔Tgap=0(S)となるので、(式1)は、
0+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+8)−(2.5+0)
3<=Tc<=5.5
となり、二枚の画像を形成した後にクリーニングシーケンスを行う場合は、現在の時間Tcが3(S)〜5.5(S)の間で、二枚目の画像形成を開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。
0+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+8)−(2.5+0)
3<=Tc<=5.5
となり、二枚の画像を形成した後にクリーニングシーケンスを行う場合は、現在の時間Tcが3(S)〜5.5(S)の間で、二枚目の画像形成を開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。
ステップS104において、画像形成が実行可能と判断した場合には、ステップS105において、エンジン制御部202は、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。そして、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って画像形成を行う。このとき、エンジン制御部202は画像形成開始のタイミングを記憶する。
ステップS104において、画像形成を行うことが不可能と判断した場合及び、ステップS105において、画像形成が終わった場合は、ステップS106において、クリーニングシーケンスが必要か否かを判断する。
ステップS106において、クリーニングシーケンスが必要であると判断されると、ステップS107において、クリーニングシーケンスを開始し中間転写ベルト10をクリーニングする。
ステップS106において、クリーニングシーケンスが必要でないと判断されると、ステップS103に戻り次に印字開始コマンドがコントローラ部201から送信されるのを待つ。
ステップS108において、エンジン制御部202はクリーニングシーケンスの終了を判断する。
ステップS108において、クリーニングシーケンスが終了すると、ステップS109において、所定時間印字開始コマンドが送信されてくるのを待つ。
ステップS109において、コントローラ部201から印字開始コマンドを受信するとステップS104へ進む。
ステップS109において、コントローラ部201から印字開始コマンドが受信されないと、ステップS110において、エンジン制御部202は後回転シーケンスを実行し、エンジンをスタンバイ状態に移行させる。
このように、縁無し印刷を行う場合に、中間転写ベルト10上に画像を形成した後に、クリーニングシーケンスを行う必要がない場合には、クリーニングシーケンスを中断し画像形成を行うので、効率よく画像形成を行うことができる。
尚、本実施形態ではエンジン制御部202がコントローラ部201より印字開始コマンドを受信するのが遅れた場合の動作について説明したものの、上記以外で例えばリカバリプリントを行うとき等、印字開始が遅れる場合にも適用可能である。
又、本実施形態では一例として縁無し印刷を挙げて説明を行ったが、縁有り印刷のときに転写材30に十分転写されずに中間転写体に残留してしまった残トナーの量によっては、同様のシーケンスを行うことが有効となる。つまり、縁有り印刷の場合にも、中間転写体に多量の残トナーが残留してしまった場合は、画像形成を中断して残トナーのクリーニングを行っているため、縁無し印刷のときと同様のシーケンスを適用可能となる。よって、縁有り印刷を行う場合に、クリーニングシーケンスを行う場合も、トナー像のサイズに応じて適切にクリーニングシーケンスを行うので、スループットの低下の軽減に繋がる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、中間転写ベルト10上に2ページ分の画像形成が可能な構成について説明した。本実施形態では、中間転写ベルト10上に複数ページ分の画像形成が可能な構成について説明する。なお、第1の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
第1の実施形態では、中間転写ベルト10上に2ページ分の画像形成が可能な構成について説明した。本実施形態では、中間転写ベルト10上に複数ページ分の画像形成が可能な構成について説明する。なお、第1の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
図9は縁無し印刷時に、コントローラ部201から印字開始コマンドを、エンジン制御部202に送信するタイミングが遅れた場合のタイミングチャートである。
t511乃至t513は、第1の実施形態の図7におけるt411乃至t413と同様の動作をするため、ここでの説明は省略する。
t514において、コントローラ部201は、二枚目の画像展開に時間がかかり、最速のスループットを達成する為のタイミングまでにエンジン制御部202に対して印字開始コマンドを送信できない状態である。
t515において、コントローラ部201は、二枚目の画像展開を終了し、印字開始コマンドをエンジン制御部202に送信する。この時点で画像形成を実行することは可能であるが、中間転写ベルト10を有効利用するために、本来三枚目の画像形成を行うタイミングまで、画像形成を行わず待機する。
t516において、本来三枚目の画像形成を行うタイミングとなったため、この時点で二枚目の画像の/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。この時点で画像形成を開始すれば、現在画像形成を行っている画像の後端と、中間転写ベルト10上にある残トナーが重なることなく、中間転写ベルト10の領域を効率的に使うことが可能となる。
t517において、エンジン制御部202は、一枚目の残トナーをクリーニングする為にクリーニングシーケンスを起動する。
t518において、一枚目の残トナーをクリーニングした後、所定のマージンが経過すると、クリーニングシーケンスを停止する。ここでの所定のマージンとは先の第1の実施形態と同様のため、ここでの説明は省略する。
t518において、このタイミングは本来二枚目の画像形成を行うタイミングであったが、1周目で画像展開が遅れたため画像形成を行っておらず、中間転写ベルト10上に残トナーはない状態である。よって、このタイミングでクリーニングシーケンスを停止させ、三枚目の/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
上記のタイムチャートのように、t515のタイミングではなく、t516のタイミングで二枚目の画像形成を実施する理由は、後続の三枚目の画像形成をt518のタイミングで実施したい為である。もし仮にt515のタイミングで二枚目の画像形成を実施してしまった場合、三枚目の画像の後端部分と二枚目の先端部分が重なってしまうため、三枚目の画像形成をt518のタイミングで実施出来ない。この場合には、t519のタイミングまで三枚目の画像形成を待つ必要があり、スループットが落ちてしまう。
このように、画像展開が遅れてしまうなどして最適なタイミングで画像形成を実施できなかった場合でも、中間転写ベルト10を効率よく使用できるようなタイミングで画像形成を行うことができる。
なお、ここでは一例として中間転写ベルト10上に三枚の画像形成が行える状態で説明を行ったが、三枚以上の複数枚においても適応可能である。その場合は、先の三枚のときと同様に、画像形成を行う画像の後端と中間転写ベルト10上の残トナーが重ならない最適なタイミングで画像形成を開始することとなる。
図10は第2の実施形態における、画像形成とクリーニングシーケンスの関係を表したフローチャートである。
ステップS200乃至ステップS203は、第1の実施形態における図8のフローチャートのステップS100乃至ステップS103と同様の動作を行うため、ここでの説明は省略する。
ステップS204において、エンジン制御部202はコントローラ部201から印字開始コマンドを受信すると、中間転写ベルト10上に画像形成が可能かどうかを判断する。ここで、画像形成が可能な場合というのは、中間転写ベルト10上に残トナーがない状態、又は残トナーが画像形成に影響しない状態のことをいう。
ステップS204において、中間転写ベルト10上に画像形成が可能かどうかを判断する方法について、図9を用いて説明する。ここでは、一例として中間転写ベルト10の1周に三枚の画像を形成できるという条件で説明する。縁無し印刷を開始したタイミングをTs1、中間転写ベルト10の1周分の時間をTitbとする。一枚の画像形成を行うために必要な時間をTp1、連続して画像形成を行うときに最低限必要な画像間隔をTgap、現在の時刻をTcとする。このとき、画像間隔Tgapを確保するのは、記録材搬送のタイミングと画像形成のタイミングを合わせるためである。先の画像形成を行った後すぐに次の画像形成を行うと、記録材搬送が間に合わないため搬送される記録材に正常に画像を転写できないことが起こり得る。そのため、記録材搬送のタイミングにあわせて所定の間隔を空けて次の画像形成を行う必要がある。なお、この画像間隔Tgapは、記録材の搬送速度等によって任意に設定可能である。さらに、画像間隔を空けなくても記録材搬送のタイミングと画像形成のタイミングを合わせることが可能な場合には、画像間隔Tgapを取らないことも可能である。
このとき、先の第1の実施形態と同様に以下の条件を満たした場合に画像形成が実行可能と判断する。
Ts1+(Tp1+Tgap)<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式1)
上記(式1)に具体的な数値を当てはめて説明する。例えば、縁無し印刷を開始したタイミングTs1=0(S)、中間転写ベルト10の1周分の時間Titb=10(S)、一枚の画像形成に必要な時間Tp1=2.5(S)、画像間隔Tgap=0.5(S)とした場合、(式1)は、
0+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+10)−(2.5+0.5)
3<=Tc<=7 (式1)´
となり、現在の時間Tcが3(S)〜7(S)の間で、二枚目の画像形成を開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。このとき、二枚目の画像形成を始めたタイミングをTs2として記憶する。
Ts1+(Tp1+Tgap)<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式1)
上記(式1)に具体的な数値を当てはめて説明する。例えば、縁無し印刷を開始したタイミングTs1=0(S)、中間転写ベルト10の1周分の時間Titb=10(S)、一枚の画像形成に必要な時間Tp1=2.5(S)、画像間隔Tgap=0.5(S)とした場合、(式1)は、
0+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+10)−(2.5+0.5)
3<=Tc<=7 (式1)´
となり、現在の時間Tcが3(S)〜7(S)の間で、二枚目の画像形成を開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。このとき、二枚目の画像形成を始めたタイミングをTs2として記憶する。
ここで、中間転写ベルト10上に2枚以上画像を形成できるときに、中間転写ベルト10上を効率よく使うための条件として、さらに以下の式を判断する。
Tc=Ts1+(Tp1+Tgap)×n (1<=n<=最大画像形成枚数) (式3)
具体的に、上記と同じ数値を当てはめて説明すると、最大画像形成枚数は3枚であるので、n=1,2,3となり、
Tc=0+(2.5+0.5)×(1,2,3)
Tc=3,6,9 (式3)´
となる。
Tc=Ts1+(Tp1+Tgap)×n (1<=n<=最大画像形成枚数) (式3)
具体的に、上記と同じ数値を当てはめて説明すると、最大画像形成枚数は3枚であるので、n=1,2,3となり、
Tc=0+(2.5+0.5)×(1,2,3)
Tc=3,6,9 (式3)´
となる。
つまり、中間転写ベルト10を効率よく使用するためには、(式1)´且つ(式3)´を満たす現在の時間Tcのタイミングで画送形成を開始すればよいことになる。上記に一例としてあげたケースでは、Tc=3(S)、6(S)のときに画像形成を始めると良いと判断することができる。
なお、クリーニングシーケンスを行う直前の画像形成に関しては、画像間隔Tgapを考慮しなくてもよい。例えば、上記(式1)に具体的に数値を当てはめて説明すると、不等式の後ろの画像間隔Tgap=0(S)となるので、(式1)は、
0+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+10)−(2.5+0)
3<=Tc<=7.5
となる。さらに、上記に一例として挙げた(式3)´との関係を鑑み、中間転写ベルト10を効率よく使用するための一例として、現在の時間Tc=3(S)、6(S)〜7.5(S)のときに画像形成を始めると良いと判断することができる。
0+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+10)−(2.5+0)
3<=Tc<=7.5
となる。さらに、上記に一例として挙げた(式3)´との関係を鑑み、中間転写ベルト10を効率よく使用するための一例として、現在の時間Tc=3(S)、6(S)〜7.5(S)のときに画像形成を始めると良いと判断することができる。
ステップS205において、中間転写ベルト10上に、画像形成可能な領域がn枚(n>=2)以上あるかを判断する。
ステップS205において、画像形成可能な領域がn枚以上でないと判断された場合には、ステップS207において、この時点でビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って画像形成を行う。このとき、エンジン制御部202は画像形成開始のタイミングを記憶する。
ステップS205において、画像形成可能な領域がn枚以上であると判断された場合には、ステップS206において、n枚目(n>=2)の画像形成タイミングか否かを判断する。
ステップS206において、n枚目の画像形成のタイミングであると判断された場合は、ステップS207において、この時点でビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って画像形成を行う。このとき、エンジン制御部202は画像形成開始のタイミングを記憶する。
ステップS206において、n枚目の画像形成のタイミングでないと判断された場合は、ステップS208において、クリーニングシーケンスが必要か否かを判断する。
以降、ステップS209乃至ステップS212は、第1の実施形態における図8のステップS107乃至ステップS110と同様の動作をするため、ここでの説明は省略する。
このように、縁無し印刷を連続して行うときに、中間転写ベルト10上に複数ページ分画像形成ができる場合は、画像形成の実行のタイミングとクリーニングのタイミングを制御することで、効率よく画像形成を行うことがきる。これにより、なんらかのエラーにより最適なタイミングで画像形成ができなかった場合でも、スループットの低下を低減することが可能となった。
尚、本実施形態ではエンジン制御部202がコントローラ部201より印字開始コマンドを受信するのが遅れた場合の動作について説明したものの、上記以外で例えばリカバリプリントを行うとき等、印字開始が遅れる場合にも適用可能である。
又、本実施形態では一例として縁無し印刷を挙げて説明を行ったが、縁有り印刷のときに転写材30に十分転写されずに中間転写体に残留してしまった残トナーの量によっては、同様のシーケンスを行うことが有効となる。つまり、縁有り印刷の場合にも、中間転写体に多量の残トナーが残留してしまった場合は、画像形成を中断して残トナーのクリーニングを行っているため、縁無し印刷のときと同様のシーケンスを適用可能となる。よって、縁有り印刷を行う場合に、クリーニングシーケンスを行う場合も、トナー像のサイズに応じて適切にクリーニングをシーケンスを行うので、スループットの低下の軽減に繋がる。
(第3の実施形態)
第1の実施形態及び第2の実施形態では、縁無し印刷のみ行う構成について説明した。本実施形態では、縁無し印字と通常の記録材30の中に収まる画像で印刷(以下、縁有り印刷とする)が混在した印刷を行う方法について説明する。なお、第1の実施形態及び第2の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、縁無し印刷のみ行う構成について説明した。本実施形態では、縁無し印字と通常の記録材30の中に収まる画像で印刷(以下、縁有り印刷とする)が混在した印刷を行う方法について説明する。なお、第1の実施形態及び第2の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
図11は縁無し印刷の後に縁有り印刷を行う場合の、コントローラ部201及びエンジン制御部202の動作を示したタイミングチャートである。図11では一例として、一枚目/二枚目をA4サイズの縁無し印刷、三枚目/四枚目をB5サイズの縁有り印刷を行う場合について説明するが、組み合わせはこれに限定されるものではない。
t611乃至t613は、第1の実施形態の図7におけるt411乃至t413と同様の動作をするため、ここでの説明は省略する。
t614において、エンジン制御部202は、二枚目の縁無し印刷を行うため、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
t615において、エンジン制御部202は、一枚目、二枚目の残トナーをクリーニングするか、画像形成を継続するか判断する。
本実施形態では、三枚目/四枚目はB5サイズの縁有り印刷なので、一枚目の縁無し印刷を行ったときの、中間転写ベルト10上に残留した残トナーの内部の範囲内に画像形成を行うことが可能である。そのため、残トナーがあっても影響を受けることがないので、クリーニングシーケンスを行うことなく画像形成を継続することが可能である。一方、三枚目が縁無し印刷の場合又は、縁有り印刷でも一枚目よりも画像サイズが大きい場合はクリーニングシーケンスを実行する。
t616において、エンジン制御部202は、三枚目の縁有り印刷を行うため、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
t616のタイミングは、一枚目がA4(副走査方向の長さ297.0mm)で、三枚目がB5(副走査方向の長さ257.0mm)である。そこで、中間転写ベルト10上の残トナーと重ならないように先端/後端の夫々に対して20.0mmずつマージンを持つように画像形成を行う。具体的なタイミングの求め方は、以下の式3のようになる。ΔTOPを先端マージン、Lpreを先に画像形成を行った縁無し画像の副走査方向の距離、Lを現在画像形成行う縁有り画像の副走査方向の距離とした時、以下の条件を満たしたタイミングとする。
ΔTOP=(Lpre+L)/2 (式3)
t617において、エンジン制御部202は、四枚目の縁有り印刷を行うため、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。t617のタイミングもt616のタイミングと同様に、二枚目と四枚目の画像サイズから決定する。
ΔTOP=(Lpre+L)/2 (式3)
t617において、エンジン制御部202は、四枚目の縁有り印刷を行うため、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。t617のタイミングもt616のタイミングと同様に、二枚目と四枚目の画像サイズから決定する。
t618において、エンジン制御部202は、残トナーをクリーニングする為にクリーニングシーケンスを行う。
図12は第3の実施形態における、画像形成とクリーニングシーケンスの関係を表したフローチャートである。
ステップS300乃至ステップS303は、第1の実施形態における図8のフローチャートのステップS100乃至ステップS103と同様の動作を行うため、ここでの説明は省略する。
ステップS304において、次に画像形成を実施する画像が縁無し印刷か否かを判断する。
ステップS304において、次の画像形成が縁無し印刷であると判断された場合は、ステップS305乃至ステップS306は、先の第1の実施形態における図8のステップS104乃至ステップS105と同様の動作のため、ここでの説明は省略する。
ステップS304において、次の画像形成が縁有り印刷であると判断された場合は、ステップS307において、中間転写ベルト10上に縁無し画像印字時の残トナーがあるか否かを判断する。
ステップS307において、残トナーがないと判断された場合は、ステップS308において、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って画像形成を行う。このとき、エンジン制御部202は画像形成開始のタイミングを記憶する。
ステップS307において、残トナーがあると判断された場合は、ステップS309において、先に画像形成された縁無し印刷の用紙サイズと、これから画像形成する縁有り印刷の用紙サイズを比較する。
ステップS309において、縁無し印刷を行ったときの残トナーの内側に、縁有り印刷を実行可能であると判断された場合は、ステップS308において、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って画像形成を行う。このとき、エンジン制御部202は画像形成開始のタイミングを記憶する。
ステップS309において、縁無し印刷を行ったときに残トナーの内側に、縁有り印刷を実行不可能であると判断された場合は、ステップS310において、クリーニングシーケンスを実行する。
以降、ステップS310乃至ステップS314は、第1の実施形態における図8のステップS107乃至ステップS110と同様の動作をするため、ここでの説明は省略する。
このように、縁無し印刷と縁有り印刷が混在した印刷を行うときに、中間転写ベルト10上残トナーがある場合でも、クリーニングシーケンスを行わずに残トナーの影響を受けることなく画像形成が行えるときは、クリーニングを行わないことが可能となった。これにより、縁無し印刷を行った後に、クリーニングシーケンスを行わなくてもよい場合には、クリーニングシーケンス1周分早く画像形成を行うことが可能となった。
尚、本実施形態では縁無し印字と縁有り印字が混在した構成について説明したものの、縁無し印字の画像サイズが異なる場合にも適用可能である。
(第4の実施形態)
本実施形態では、縁有り印刷又は、縁無し印刷を行っているときにミスプリントを検知した場合に、画像を再形成してリカバリを行う方法について説明する。なお、第1の実施形態乃至第3の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
本実施形態では、縁有り印刷又は、縁無し印刷を行っているときにミスプリントを検知した場合に、画像を再形成してリカバリを行う方法について説明する。なお、第1の実施形態乃至第3の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
図13は縁有り印刷を実行中にミスプリントが発生したときにリカバリプリントを行う場合のコントローラ部201及びエンジン制御部202のタイミングチャートである。
t711乃至t713は、第1の実施形態の図7におけるt411乃至t413と同様の動作をするため、ここでの説明は省略する。
t713において、画像形成を開始した後、ミスプリントを検出した場合、t714において、エンジン制御部202はコントローラ部201にミスプリントが発生したことを送信し、リカバリプリントが再開されるのを待つ。
t715において、エンジン制御部202からミスプリントが発生したことを受信したコントローラ部201は、エンジン制御部202でミスプリントとなった印字予約に対して、ミスプリント解除コマンドを送信してミスプリント解除を行う。
t716において、コントローラ部201は、先ほどミスプリントとなってしまった印字予約コマンドを再びエンジン制御部202に送信する。印字予約コマンドを受信したエンジン制御部202は、中間転写ベルト10の残トナーがない領域を利用して先ほどミスプリントとなってしまった画像を、再度最初からリカバリプリントすることが可能かどうかを判断する。
t717において、リカバリプリントが可能であると判断された場合は、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って、最初から画像形成を行う。
t718において、エンジン制御部202はリカバリプリント終了時に中間転写ベルト10上の残トナーをクリーニングするためクリーニングシーケンスを行う。
t719において、クリーニングシーケンス終了後、通常の画像形成動作を再開する。
図14は中間転写ベルト10上に2ページ分の縁無し印字を実行中に一枚目でミスプリントが発生したときにリカバリプリントを行う場合のエンジン制御部202のタイミングチャートである。なお、コントローラ部201とエンジン制御部202との通信は、先の図13と同様であるため、図14では記載を省略している。
t811において、エンジン制御部202は、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。そして、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
t812において、画像形成を開始した後、ミスプリントを検出した場合、エンジン制御部202はコントローラ部201にミスプリントが発生したことを送信し、リカバリプリントが再開されるのを待つ。
t813において、リカバリプリントを行うために、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って画像形成を行う。
t814において、エンジン制御部202は画像形成を終えると、クリーニングシーケンスを実行する。
t815において、クリーニングシーケンスが終了すると、通常の画像形成を再開する。
図15は中間転写ベルト10に2ページ分の縁無し印字を実行中に二枚目でミスプリントが発生したときにリカバリプリントを行う場合のエンジン制御部202のタイミングチャートである。なお、コントローラ部201とエンジン制御部202との通信は、先の図13と同様であるため、図15では記載を省略している。
t911において、エンジン制御部202は、一枚目の画像形成を行うための/TOP信号をコントローラ部201に送信する。そして、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
t912において、エンジン制御部202は、二枚目の画像形成を行うための/TOP信号をコントローラ部201に送信する。そして、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
t913において、画像形成を開始した後、ミスプリントを検出した場合、エンジン制御部202はコントローラ部201にミスプリントが発生したことを送信し、リカバリプリントが再開されるのを待つ。
t914において、リカバリプリントを行えるタイミングであるが、t911において画像形成を行ったときの残トナーのクリーニングを行わなければならないため、クリーニングシーケンスを実行する。
t915において、中間転写ベルト10上の残トナーのクリーニングが終了したので、リカバリプリントを実行する。
t916において、リカバリプリントが終了すると、通常の画像形成を再開する。
図16は本実施形態における、ミスプリントが起こったときのフローチャートである。
ステップS400乃至ステップS402は、第1の実施形態における図8のフローチャートのステップS100乃至ステップS102と同様の動作を行うため、ここでの説明は省略する。
ステップS403において、エンジン制御部202は画像形成中にミスプリントが発生したか否かを検知する。
ステップS403において、ミスプリントの発生が検知されなかった場合は、ステップS404において、次の画像形成を開始できるタイミングになったか否かを検知する。次の画像形成を行えるタイミングであれば、ステップS408に進む。
ステップS403において、ミスプリントの発生が検知された場合は、ステップS405において、コントローラ部201からのミスプリント解除コマンドが送信されるのを待つ。
ステップS405において、ミスプリント解除コマンドが送信されると、ステップS406において、エンジン制御部202は、中間転写ベルト10上の残トナーがない領域を利用してリカバリプリントを実施することが可能か否かを判断する。
ステップS406において、リカバリプリントを実施可能か判断する方法について図14を用いて説明する。ここでは、一例として中間転写ベルト10の1周に二枚の画像を形成できるという条件で説明する。縁無し印刷を開始したタイミングをTs1、中間転写ベルト10の1周分の時間をTitbとする。一枚の画像形成を行うために必要な時間をTp1、連続して画像形成を行うときに最低限必要な画像間隔をTgap、リカバリプリントが実行可能になったタイミングをTr、現在の時刻をTcとする。このとき、画像間隔Tgapを確保するのは、記録材搬送のタイミングと画像形成のタイミングを合わせるためである。先の画像形成を行った後すぐに次の画像形成を行うと、記録材搬送が間に合わないため搬送される記録材に正常に画像を転写できないことが起こり得る。そのため、記録材搬送のタイミングにあわせて所定の間隔を空けて次の画像形成を行う必要がある。なお、この画像間隔Tgapは、記録材の搬送速度等によって任意に設定可能である。さらに、画像間隔を空けなくても記録材搬送のタイミングと画像形成のタイミングを合わせることが可能な場合には、画像間隔Tgapを取らないことも可能である。
このとき、先の第1の実施形態と同様に以下の条件を満たした場合に画像形成が実行可能と判断する。
Ts1+Tr<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式4)
上記(式4)に具体的な数値を当てはめて説明する。例えば、縁無し印刷を開始したタイミングTs1=0(S)、中間転写ベルト10の1周分の時間Titb=8(S)、一枚の画像形成に必要な時間Tp1=2.5(S)、画像間隔Tgap=0.5(S)、リカバリプリントが実行可能となったタイミングTr=4(S)とした場合、(式1)は、
0+4<=Tc<=(0+8)−(2.5+0.5)
4<=Tc<=5
となり、現在の時間Tcが4(S)〜5(S)の間で、リカバリプリントを開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。このとき、リカバリプリントの画像形成を始めたタイミングをTs2として記憶する。
Ts1+Tr<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式4)
上記(式4)に具体的な数値を当てはめて説明する。例えば、縁無し印刷を開始したタイミングTs1=0(S)、中間転写ベルト10の1周分の時間Titb=8(S)、一枚の画像形成に必要な時間Tp1=2.5(S)、画像間隔Tgap=0.5(S)、リカバリプリントが実行可能となったタイミングTr=4(S)とした場合、(式1)は、
0+4<=Tc<=(0+8)−(2.5+0.5)
4<=Tc<=5
となり、現在の時間Tcが4(S)〜5(S)の間で、リカバリプリントを開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。このとき、リカバリプリントの画像形成を始めたタイミングをTs2として記憶する。
なお、クリーニングシーケンスを行う直前の画像形成の実行可否の判断に関しては、画像間隔Tgapを考慮しなくてもよい。例えば、上記(式4)に具体的に数値を当てはめて説明すると、画像間隔Tgap=0(S)となるので、(式4)は、
0+4<=Tc<=(0+8)−(2.5+0)
4<=Tc<=5.5
となり、画像形成を行った後にクリーニングシーケンスを行う場合は、現在の時間Tcが4(S)〜5.5(S)の間で、リカバリプリントを開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。
0+4<=Tc<=(0+8)−(2.5+0)
4<=Tc<=5.5
となり、画像形成を行った後にクリーニングシーケンスを行う場合は、現在の時間Tcが4(S)〜5.5(S)の間で、リカバリプリントを開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。
ステップS406において、リカバリプリントが実施不可能であると判断されると、ステップS407において、エンジン制御部202はクリーニングシーケンスを実行する。
ステップS406において、リカバリプリントが可能であると判断されると、ステップS408において、エンジン制御部202は印字開始コマンドが受信されるのを待つ。
ステップS408において、コントローラ部201から印字開始コマンドが送信されると、ステップS409において、エンジン制御部202は、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って画像形成を行う。このとき、エンジン制御部202は画像形成開始のタイミングを記憶する。
ステップS410において、画像形成が終了すると、エンジン制御部202はクリーニングシーケンスを実行し中間転写ベルト10をクリーニングする。
以降、ステップS411及びステップS412は、第1の実施形態における図8のステップS109及びステップS110と同様の動作をするため、ここでの説明は省略する。
このように、画像形成を行っている途中でミスプリントが発生した場合でも、中間転写ベルト10上で残トナーがない領域を検知することで、効率よくリカバリプリントを実施することができる。これにより、ミスプリントが発生しても画像の大きさによっては、即座にリカバリプリントを行うことができるため、スループットの低下を低減することが可能となった。
なお、本実施形態で起こりうる具体的なミスプリントの一例としては、露光手段1が正常に機能せず、画像形成が正常に行えない場合の露光エラーミスプリントなどが挙げられる。又、コントローラ部201が指定した画像サイズに対して、実際の記録材30の大きさが一致しない用紙サイズミスプリントや、コントローラ部201が指定した用紙種類に対して、実際の記録材30の種類が一致しない用紙種類ミスプリント等が挙げられる。
又、本実施形態では一例として縁無し印刷を挙げて説明を行ったが、縁有り印刷のときに転写材30に十分転写されずに中間転写体に残留してしまった残トナーの量によっては、同様のシーケンスを行うことが有効となる。つまり、縁有り印刷の場合にも、中間転写体に多量の残トナーが残留してしまった場合は、画像形成を中断して残トナーのクリーニングを行っているため、縁無し印刷のときと同様のシーケンスを適用可能となる。よって、縁有り印刷を行う場合に、クリーニングシーケンスを行う場合も、トナー像のサイズに応じて適切にクリーニングシーケンスを行うので、スループットの低下の軽減に繋がる。
(第5の実施形態)
本実施形態では、中間転写ベルト10の1周長を利用して複数枚の画像形成が行える場合にミスプリントが発生したときに、効率よくリカバリプリント及び画像形成を行う方法について説明する。なお、第1の実施形態乃至第4の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
本実施形態では、中間転写ベルト10の1周長を利用して複数枚の画像形成が行える場合にミスプリントが発生したときに、効率よくリカバリプリント及び画像形成を行う方法について説明する。なお、第1の実施形態乃至第4の実施形態で説明した内容については、同一番号を付けて説明を省略する。
図17は、ミスプリントが発生した後、リカバリプリントを行ってミスプリントした画像を形成した後、さらに中間転写ベルト10上に画像形成を継続する場合のエンジン制御部202のタイミングチャートである。なお、コントローラ部201とエンジン制御部202との通信は、先の図13と同様であるため、図14では記載を省略している。
t1011において、エンジン制御部202は、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。そして、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。このとき、ミスプリントが発生したと検知されたので画像形成を中断する。
t1012において、リカバリプリントを行うために、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に送信する。コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、印字予約コマンドに従って画像形成を行う。
t1013において、中間転写ベルト10上に残トナーがない領域が残っているので、画像形成を継続するために、エンジン制御部202は、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。そして、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
t1014において、t1013と同様にまだ中間転写ベルト10上に残トナーがない領域が残っているので、画像形成を継続するために、エンジン制御部202は、/TOP信号をコントローラ部201に送信する。そして、コントローラ部201からビデオ信号を受信すると、画像形成を行う。
t1015において、中間転写ベルト10上に残トナーがあるため、残トナーをクリーニングするためのクリーニングシーケンスを実行する。
図18は、本実施形態における、ミスプリントが起こったときのフローチャートである。
ステップS500乃至ステップS508は、第4の実施形態における図16のフローチャートのステップS400乃至ステップS408と同様の動作を行うため、ここでの説明は省略する。
ステップS509において、エンジン制御部202は、中間転写ベルト10上に画像形成が可能であるか否かを判断する。
ステップS509において、画像形成が継続可能か判断する方法について図17を用いて説明する。ここでは、一例として中間転写ベルト10の1周に四枚の画像を形成できるという条件で説明する。縁無し印刷を開始したタイミングをTs1、中間転写ベルト10の1周分の時間をTitbとする。一枚の画像形成を行うために必要な時間をTp1、連続して画像形成を行うときに最低限必要な画像間隔をTgap、リカバリプリントが実行可能になったタイミングをTr、現在の時刻をTcとする。このとき、画像間隔Tgapを確保するのは、記録材搬送のタイミングと画像形成のタイミングを合わせるためである。先の画像形成を行った後すぐに次の画像形成を行うと、記録材搬送が間に合わないため搬送される記録材に正常に画像を転写できないことが起こり得る。そのため、記録材搬送のタイミングにあわせて所定の間隔を空けて次の画像形成を行う必要がある。なお、この画像間隔Tgapは、記録材の搬送速度等によって任意に設定可能である。さらに、画像間隔を空けなくても記録材搬送のタイミングと画像形成のタイミングを合わせることが可能な場合には、画像間隔Tgapを取らないことも可能である。
このとき、先の第4の実施形態と同様に以下の条件を満たした場合に画像形成が実行可能と判断する。
Ts1+Tr<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式4)
上記(式4)に具体的な数値を当てはめて説明する。例えば、縁無し印刷を開始したタイミングTs1=0(S)、中間転写ベルト10の1周分の時間Titb=14(S)、一枚の画像形成に必要な時間Tp1=2.5(S)、画像間隔Tgap=0.5(S)、リカバリプリントが実行可能となったタイミングTr=4(S)とした場合、(式1)は、
0+4<=Tc<=(0+14)−(2.5+0.5)
4<=Tc<=11
となり、現在の時間Tcが4(S)〜11(S)の間で、リカバリプリントを開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。このとき、リカバリプリントの画像形成を始めたタイミングをTs2として記憶する。ここでは、Ts2=4(S)とする。
Ts1+Tr<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式4)
上記(式4)に具体的な数値を当てはめて説明する。例えば、縁無し印刷を開始したタイミングTs1=0(S)、中間転写ベルト10の1周分の時間Titb=14(S)、一枚の画像形成に必要な時間Tp1=2.5(S)、画像間隔Tgap=0.5(S)、リカバリプリントが実行可能となったタイミングTr=4(S)とした場合、(式1)は、
0+4<=Tc<=(0+14)−(2.5+0.5)
4<=Tc<=11
となり、現在の時間Tcが4(S)〜11(S)の間で、リカバリプリントを開始できれば、画像形成が実行可能と判断できる。このとき、リカバリプリントの画像形成を始めたタイミングをTs2として記憶する。ここでは、Ts2=4(S)とする。
リカバリプリントを開始した後は、先の第2の実施形態と同様に以下の条件を満たした場合に画像形成が実行可能と判断する。
Ts2+(Tp1+Tgap)<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式5)
上記(式1)に具体的な数値を当てはめて説明すると、
4+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+14)―(2.5+0.5)
7<=Tc<=11 (式5)´
となり、現在の時間Tcが7(S)〜11(S)の間で次の画像形成を開始できれば、画像形成が実行可能であると判断できる。
Ts2+(Tp1+Tgap)<=Tc<=(Ts1+Titb)−(Tp1+Tgap) (式5)
上記(式1)に具体的な数値を当てはめて説明すると、
4+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+14)―(2.5+0.5)
7<=Tc<=11 (式5)´
となり、現在の時間Tcが7(S)〜11(S)の間で次の画像形成を開始できれば、画像形成が実行可能であると判断できる。
さらに、先の実施形態2と同様に中間転写ベルト10上を効率よく使うための条件として、さらに以下の式を判断する。
Tc=Ts2+(Tp1+Tgap)×n(1<=n<=最大画像形成枚数) (式6)
具体的に、上記と同じ数値を当てはめて説明すると、最大画像形成枚数は4枚であるので、n=1,2,3となり、
Tc=4+(2.5+0.5)×(1,2,3,4)
Tc=7,10,13,16 (式6)´
となる。
Tc=Ts2+(Tp1+Tgap)×n(1<=n<=最大画像形成枚数) (式6)
具体的に、上記と同じ数値を当てはめて説明すると、最大画像形成枚数は4枚であるので、n=1,2,3となり、
Tc=4+(2.5+0.5)×(1,2,3,4)
Tc=7,10,13,16 (式6)´
となる。
つまり、中間転写ベルト10を効率よく使用するためには、(式5)´且つ(式6)´を満たす現在の時間Tcのタイミングで画送形成を開始すればよいことになる。上記に一例としてあげたケースでは、Tc=7(S)、10(S)のときに画像形成を始めると良いと判断することができる。
なお、クリーニングシーケンスを行う直前の画像形成に関しては、画像間隔Tgapを考慮しなくてもよい。例えば、上記(式5)に具体的に数値を当てはめて説明すると、不等式の後ろの画像間隔Tgap=0(S)となるので、(式5)は、
4+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+14)―(2.5+0)
7<=Tc<=11.5
となる。さらに、上記に一例として挙げた(式6)´との関係を鑑み、中間転写ベルト10を効率よく使用するための一例として、現在の時間Tc=7(S)、10(S)〜11.5(S)のときに画像形成を始めると良いと判断することができる。
4+(2.5+0.5)<=Tc<=(0+14)―(2.5+0)
7<=Tc<=11.5
となる。さらに、上記に一例として挙げた(式6)´との関係を鑑み、中間転写ベルト10を効率よく使用するための一例として、現在の時間Tc=7(S)、10(S)〜11.5(S)のときに画像形成を始めると良いと判断することができる。
ステップS509において、画像形成が継続可能であると判断された場合は、ステップS502において、画像形成を実行する。
ステップS510において、画像形成が継続不可能であると判断された場合は、ステップS510においてエンジン制御部202はクリーニングシーケンスを実行し、中間転写ベルト10をクリーニングする。
ステップS511及びステップS512は第4の実施形態における図16のフローチャートのステップS411乃至ステップS412と同様の動作を行うため、ここでの説明は省略する。
このように、ミスプリントが発生した時にも、画像形成サイズに応じて中間転写ベルト10上の残トナーがない領域を効率よく使用することが可能となるので、効率よくリカバリプリント及び画像形成を行うことが可能となった。
又、本実施形態では一例として縁無し印刷を挙げて説明を行ったが、縁有り印刷のときに転写材30に十分転写されずに中間転写体に残留してしまった残トナーの量によっては、同様のシーケンスを行うことが有効となる。つまり、縁有り印刷の場合にも、中間転写体に多量の残トナーが残留してしまった場合は、画像形成を中断して残トナーのクリーニングを行っているため、縁無し印刷のときと同様のシーケンスを適用可能となる。よって、縁有り印刷を行う場合に、クリーニングシーケンスを行う場合も、トナー像のサイズに応じて適切にクリーニングシーケンスを行うので、スループットの低下の軽減に繋がる。
(第6の実施形態)
第1の実施形態乃至第5の実施形態では、感光ドラム2から中間転写ベルト10上にトナー像を一次転写してから、記録材30に二次転写する構成に関して説明した。本実施形態では、感光ドラム2から記録材30に転写する構成について説明する。なお、図3で示した構成と同様の構成については、同様の符号をつけ、その説明は省略する。
第1の実施形態乃至第5の実施形態では、感光ドラム2から中間転写ベルト10上にトナー像を一次転写してから、記録材30に二次転写する構成に関して説明した。本実施形態では、感光ドラム2から記録材30に転写する構成について説明する。なお、図3で示した構成と同様の構成については、同様の符号をつけ、その説明は省略する。
図19において、給送カセットからピックアップローラ31により繰り出された記録材30は、搬送ローラ対32によりレジストローラ対33に送られ、レジストローラ対33により、所定のタイミングで記録材搬送体である記録材搬送ベルト40に搬送される。そして、記録材搬送ベルト40に静電的に吸着され、感光ドラム2と記録材搬送ベルト40の間に搬送され、感光ドラム2上に形成されたトナー像が記録材30に転写される。トナー像が転写された記録材30は、定着手段34によりトナー像が定着された後、排出ローラ対35により搬送されて、装置本体の上部に設けられた排出トレイ36上に排出される。
画像形成されたトナー像が縁無し印刷であった場合、記録材30より大きなトナー像を感光ドラム2上に形成する。そして、記録材30に転写するときに、記録材30からはみ出たトナー像は記録材搬送ベルト40に転写される。記録材搬送ベルト40に転写され、ベルト上に残留した残トナーは、残トナー帯電ローラ14によって帯電される。帯電を受けた残トナーは中間転写ベルト10上に乗ったまま移動し、感光ドラム2に逆転写され、そのクリーニング手段5に回収される。
このとき、縁無し印刷の場合は、記録材30に転写されなかった残トナーの多くが記録材搬送ベルト40上に残っているため、一度のクリーニングでは残トナーを回収できない可能性がある。そこで、記録材搬送ベルト40を1周空回しして、クリーニングシーケンスを行うことで、記録材搬送ベルト40上の残トナーをより多く回収するようにしている。
このように、記録材に直接転写する構成においても、縁無し印刷を実行することが可能であるため、上記で説明した第1の実施形態乃至第5の実施形態と同様のシーケンスを用いることが可能となる。
これにより、縁無し印刷を行う場合に、中間転写ベルト10上に画像を形成した後に、クリーニングシーケンスを行う必要がない場合には、クリーニングシーケンスを中断し画像形成を行うので、効率よく画像形成を行うことができる。
10 中間転写ベルト
11 駆動ローラ
20 二次転写装置
21 二次転写ベルト
22 二次転写ローラ
25 二次転写クリーニング手段
30 記録材
34 定着手段
40 記録材搬送ベルト
200 ホストコンピュータ
201 コントローラ部
202 エンジン制御部
11 駆動ローラ
20 二次転写装置
21 二次転写ベルト
22 二次転写ローラ
25 二次転写クリーニング手段
30 記録材
34 定着手段
40 記録材搬送ベルト
200 ホストコンピュータ
201 コントローラ部
202 エンジン制御部
Claims (29)
- トナー像を担持する像担持体と、
前記トナー像を前記像担持体に形成する画像形成手段と、
複数のトナー像を担持できる中間転写体と、
前記像担持体に担持された前記トナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写手段と、
前記一次転写手段により、前記トナー像を転写された前記中間転写体から記録材に当該トナー像を二次転写する二次転写手段と、
前記二次転写手段により、前記トナー像が前記記録材に二次転写された後に、前記中間転写体に残留した残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有し、
前記記録材に対して余白を設けることなく前記トナー像を形成する縁無し印刷を行うことができる画像形成装置であって、
前記縁無し印刷時に、前記画像形成手段により、前記像担持体に形成された第一のトナー像を前記中間転写体に一次転写した後、第二のトナー像の形成を開始できないとき、当該第一のトナー像の領域に応じて、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行してから、当該第二のトナー像の形成を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第一のトナー像を形成した後、前記第二のトナー像の形成を開始できないとは、当該第一のトナー像の残トナーと当該第二のトナー像が重なり合う状態であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じて、前記クリーニング手段によるクリーニングの範囲を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じた前記クリーニング手段によるクリーニングとは、前記中間転写体の1周分より短い間、前記クリーニングを実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じた前記クリーニング手段によるクリーニングとは、前記中間転写体に前記第二のトナー像を一次転写する予定であった領域の少なくとも一部はクリーニングを行わないようにクリーニングを停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じた前記クリーニング手段によるクリーニングとは、前記中間転写体に前記第二のトナー像を一次転写する予定であった領域から当該第二のトナー像の形成を開始できるようにクリーニングを停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- トナー像を連続して形成する場合に、前記中間転写体における前記第一のトナー像の後端と、前記第二のトナー像を一次転写したときの先端との距離が、当該トナー像のサイズより長くなるタイミングで、当該第二のトナー像の形成を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像を形成した後、前記第二のトナー像の形成を開始できない場合に、当該第一のトナー像を二次転写した記録材のサイズと、前記第二のトナー像のサイズとを比較し、当該第一のトナー像を二次転写した記録材より当該第二のトナー像の方が小さい場合には、前記クリーニング手段を実行せずに当該第一のトナー像が記録材に二次転写された領域に当該第二のトナー像を形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- トナー像を担持する像担持体と、
前記トナー像を前記像担持体に形成する画像形成手段と、
前記記録材を搬送する記録材搬送体と、
前記像担持体に担持された前記トナー像を前記記録材搬送体に担持された記録材に転写する転写手段と、
前記転写手段により、前記トナー像が前記記録材に転写された後に、前記記録材搬送体に残留した残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有し、
前記記録材に対して余白を設けることなく前記トナー像を形成する縁無し印刷を行うことができる画像形成装置であって、
前記縁無し印刷時に、前記画像形成手段により、前記像担持体に形成された第一のトナー像を前記記録材に転写した後、第二のトナー像の形成を開始できないとき、当該第一のトナー像の領域に応じて、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行してから、当該第二のトナー像の形成を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第一のトナー像を形成した後、前記第二のトナー像の形成を開始できないとは、当該第一のトナー像の残トナーと当該第二のトナー像を転写する記録材が重なり合う状態であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じて、前記クリーニング手段によるクリーニングの範囲を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じた前記クリーニング手段によるクリーニングとは、前記記録材搬送体の1周分より短い間、前記クリーニングを実行することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じた前記クリーニング手段によるクリーニングとは、前記記録材搬送体に前記第二のトナー像を転写する予定であった領域の少なくとも一部はクリーニングを行わないようにクリーニングを停止することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じた前記クリーニング手段によるクリーニングとは、前記記録材搬送体に前記第二のトナー像を転写する予定であった領域から当該第二のトナー像の形成を開始できるようにクリーニングを停止することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- トナー像を連続して形成する場合に、前記記録材搬送体における前記第一のトナー像の後端と、前記第二のトナー像を転写したときの先端との距離が、当該トナー像のサイズより長くなるタイミングで、当該第二のトナー像の形成を開始することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像を形成した後、前記第二のトナー像の形成を開始できない場合に、当該第一のトナー像を転写した記録材のサイズと、前記第二のトナー像のサイズとを比較し、当該第一のトナー像を転写した記録材より当該第二のトナー像の方が小さい場合には、前記クリーニング手段を実行せずに当該第一のトナー像が記録材に転写された領域で、当該第二のトナー像を記録材に転写することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- トナー像を担持する複数の像担持体と、
前記トナー像を前記像担持体に形成する画像形成手段と、
複数のトナー像を担持できる中間転写体と、
前記複数の像担持体に夫々担持された複数の前記トナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写手段と、
前記一次転写手段により、前記トナー像を転写された前記中間転写体から記録材に当該トナー像を二次転写する二次転写手段と、
前記二次転写手段により、前記トナー像が前記記録材に二次転写された後に、前記中間転写体に残留した残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有する画像形成装置であって、
前記画像形成手段により、前記像担持体に形成された第一のトナー像を前記中間転写体に一次転写した後、第二のトナー像の形成を開始できないとき、当該第一のトナー像の領域に応じて、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行してから、当該第二のトナー像の形成を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第一のトナー像を形成した後、前記第二のトナー像の形成を開始できないとは、当該第一のトナー像の残トナーと当該第二のトナー像が重なり合う状態であることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じて、前記クリーニング手段によるクリーニングの範囲を制御する制御手段を有することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じた前記クリーニング手段によるクリーニングとは、前記中間転写体の1周分より短い間、前記クリーニングを実行することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じた前記クリーニング手段によるクリーニングとは、前記中間転写体に前記第二のトナー像を一次転写する予定であった領域の少なくとも一部はクリーニングを行わないようにクリーニングを停止することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
- 前記第一のトナー像の領域に応じた前記クリーニング手段によるクリーニングとは、前記中間転写体に前記第二のトナー像を一次転写する予定であった領域から当該第二のトナー像の形成を開始できるようにクリーニングを停止することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
- トナー像を連続して形成する場合に、前記中間転写体における前記第一のトナー像の後端と、前記第二のトナー像を一次転写したときの先端との距離が、当該トナー像のサイズより長くなるタイミングで、当該第二のトナー像の形成を開始することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
- トナー像を担持する像担持体と、
前記トナー像を前記像担持体に形成する画像形成手段と、
複数のトナー像を担持できる中間転写体と、
前記像担持体に担持された前記トナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写手段と、
前記一次転写手段により、前記トナー像を転写された前記中間転写体から記録材に当該トナー像を二次転写する二次転写手段と、
前記二次転写手段により、前記トナー像が前記記録材に二次転写された後に、前記中間転写体に残留した残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有し、
前記記録材に対して余白を設けることなく前記トナー像を形成する縁無し印刷を行うことができる画像形成装置であって、
前記縁無し印刷時に、前記トナー像の一次転写が途中で中断した場合に再び当該トナー像を最初から再形成するときに、当該一次転写の中断によって中間転写体の上に残留したトナーと、当該再形成するトナー像が重なり合わない状態であれば、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行せず、当該トナー像の再形成を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 前記一次転写の中断によって中間転写体の上に残留した残トナーと、前記再形成するトナー像が重なり合う状態であれば、前記残トナーの領域に応じて前記クリーニング手段によるクリーニングの範囲を制御する制御手段によって制御された前記クリーニング手段により当該残トナーのクリーニングを実行したのち、前記トナー像の再形成を開始することを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。
- 複数のトナー像を連続して形成する場合に、前記一次転写の中断によって中間転写体の上に残留したトナーの後端と、前記再形成するトナー像を一次転写したときの先端との距離が、当該トナー像のサイズより長くなるタイミングで、当該トナー像の再形成を開始することを特徴とする請求項24に記載の画像形成装置。
- トナー像を担持する複数の像担持体と、
前記トナー像を前記像担持体に形成する画像形成手段と、
複数のトナー像を担持できる中間転写体と、
前記複数の像担持体に夫々担持された複数の前記トナー像を前記中間転写体に一次転写する一次転写手段と、
前記一次転写手段により、前記トナー像を転写された前記中間転写体から記録材に当該トナー像を二次転写する二次転写手段と、
前記二次転写手段により、前記トナー像が前記記録材に二次転写された後に、前記中間転写体に残留した残トナーをクリーニングするクリーニング手段とを有する画像形成装置であって、
前記トナー像の一次転写が途中で中断した場合に再び当該トナー像を最初から再形成するときに、当該一次転写の中断によって中間転写体の上に残留した残トナーと、当該再形成するトナー像が重なり合わない状態であれば、前記クリーニング手段によるクリーニングを実行せず、当該トナー像の再形成を開始することを特徴とする画像形成装置。 - 前記一次転写の中断によって中間転写体の上に残留した残トナーと、前記再形成するトナー像が重なり合う状態であれば、前記残トナーの領域に応じて前記クリーニング手段によるクリーニングの範囲を制御する制御手段によって制御された前記クリーニング手段により当該残トナーのクリーニングを実行したのち、前記トナー像の再形成を開始することを特徴とする請求項27に記載の画像形成装置。
- 複数のトナー像を連続して形成する場合に、前記一次転写の中断によって中間転写体の上に残留したトナーの後端と、前記再形成するトナー像を一次転写したときの先端との距離が、当該トナー像のサイズより長くなるタイミングで、当該トナー像の再形成を開始することを特徴とする請求項27に記載の画像形成装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016143047A (ja) * | 2015-02-05 | 2016-08-08 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム |
JP6269804B1 (ja) * | 2016-12-27 | 2018-01-31 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置及び情報処理プログラム |
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- 2009-01-15 JP JP2009006863A patent/JP2010164775A/ja active Pending
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