JP2015014697A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中間転写体を有する画像形成装置において、プリント時に記録材の搬送が遅れると、定着部で巻き付きやすい状況が発生する。そこで二次転写部で先端部に通常とは逆極性のバイアスを印加することで、定着部への巻き付きを防止する。【解決手段】記録材先端部にトナーがのってしまう状況においては、二次転写部で記録材先端部に通常とは逆極性のバイアスを印加することで、記録材先端部へのトナー載り量を大幅に減らす。その結果、定着部での巻き付きを防止することができる。【選択図】 図6

Description

本発明は、印刷装置、特に複写機・レーザビームプリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来、複写機やレーザービームプリンタなどの画像形成装置として、中間転写体を使用する構成を有する画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、複数の感光体ドラムが中間転写体に接するように並置されており、一次転写工程と二次転写工程とにより、記録材上にカラー画像(多色画像)を形成するものである。
まず、一次転写工程として、第一像担持体としての感光体ドラムの表面に形成された可転写画像としてのトナー像を、中間転写体に転写する。
その後、この一次転写工程を、複数色のトナー像に関して繰り返し実行することにより、中間転写体の表面に複数色のトナー像を形成する。
続けて、二次転写工程として、これらの中間転写体の表面に形成された複数色のトナー像を、紙などの記録材表面に一括して転写する。
この様な中間転写体を用いた画像形成装置においては、一般的に中間転写体に画像を形成し始めてから記録材を給紙する。従って給紙動作や給紙後の記録材搬送動作に遅れが生じると、記録材の所定の位置に画像を転写できない(以降、これを搬送遅延エラーと呼ぶこととする)。
搬送遅延エラーが起きたときの従来の対処としては、記録材の搬送を停止させるという方法が提案されている(特許文献1)。記録材の遅れを検知したらただちに記録材の搬送を止めて、その状態で中間転写体上に既に形成してしまった画像を除去するためのクリーニング動作を行う。その後再度中間転写体上に画像形成を行い、それに合わせて停止していた記録材も搬送を開始する。また記録材の搬送を止めないで搬送遅延エラーが起きた時にも、そのまま通常通り記録材を搬送して画像を転写するという方法もある(特許文献1内に従来例として記載あり)。
特開2005−172905号公報
しかしながら特許文献1の対処方法では中間転写体上に残っているトナーを廃トナーとして回収するため、廃トナー量が大幅に増加してしまうという課題があった。一方廃トナーを増やさないために、搬送遅延エラー時に記録材をそのまま遅れたまま搬送して排紙すると記録材先端部にトナーが載り、定着部に記録材が巻き付く場合がある(特に薄紙の場合は顕著)という課題があった。
本発明はこのような問題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは搬送遅延を検知した場合、通常なら余白部分となる記録材先端部に転写されるトナー像の量に応じて、二次転写部で記録材先端部に対して通常とは逆のバイアスを印加することで、定着部への記録材巻き付きを防止することにある。
請求項1記載の画像形成装置において、
画像形成部に記録材を搬送する搬送手段と、一様に帯電された感光体に露光して静電潜像を形成する潜像手段と、前記潜像手段による潜像を担時する像担持体と、前記潜像を現像して可視化する現像手段と、前記現像手段によって現像したトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段と、前記中間転写体に形成されたトナー像を所定のバイアスを印加して前記中間転写体から前記記録材に転写する二次転写手段と、前記記録材上に転写されたトナー像を前記記録材に定着する定着手段と、記録材の搬送遅延を検知し、その搬送遅延量を計測する記録材搬送遅延検知手段と、印字画像の印字率を取得する印字率取得手段とを備え、
前記記録材搬送遅延検知手段によって前記記録材の搬送遅延を検出した場合に、前記定着部での記録材巻き付きの可能性を判断する巻き付き判断手段を有し、前記巻き付き判断手段によって定着器への巻き付く可能性が高いと判断した場合には、定着器での記録材の巻き付きを防止する記録材巻き付き防止手段を有することを特徴とする画像形成装置。
以上説明したように本発明によれば、搬送遅延エラー時に定着部での巻き付きが発生しやすい状況であると判断した場合、二次転写部で部分的に通常時とは逆極性のバイアスを印加することで、記録材先端の余白部部へのトナー載り量を大幅に抑え、定着部への巻き付きを防止することが可能となる。
また、余白部以外の部分には、通常の二次転写バイアスを印加するため、中間転写体上残留した廃トナーを極力減らすことが可能となる。
本発明に係る画像形成装置の概略図 本発明に係る概略ブロック図 本発明に係るプリント時のタイミングチャート 本発明に係る記録材と画像及び印字率情報との関係を表した図 本発明に係る二次転写ローラへの電圧印加を実現する回路図 本発明の第一の実施例に係るエンジン制御部のフローチャート 本発明の第二の実施例に係るエンジン制御部のフローチャート 本発明の第三の実施例に係るエンジン制御部のフローチャート 本発明に係る搬送遅延エラー発生時の搬送遅延量ごとの記録材余白部分と画像領域の位置関係を示した図
[実施例1]
本実施形態では、図 1に示すように、並設された像担持体となるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用のステーション毎に設けられた4個の電子写真感光体ドラム2a,2b,2c,2d(以下、単に「感光体ドラム2」という)を備えている。各感光体ドラム2の周囲には、その回転方向上流側から順に、一次帯電器7a,7b,7c,7d(以下、単に「一次帯電器7」という)、現像手段3a,3b,3c,3d(以下、単に「現像手段3」という)、クリーニング手段5a,5b,5c,5d(以下、単に「クリーニング手段5」という)が配置されている。
一次帯電器7は、感光体ドラム2の表面を均一に帯電するための帯電手段である。一次帯電器7により一様に帯電された感光体ドラム2の表面は、画像情報に基づいて露光手段1a,1b,1c,1d(以下、単に「露光手段1」という)よりレーザービームが照射されて静電潜像が形成される。現像手段3は、静電潜像が形成された感光体ドラム2の表面に各色のトナー(現像剤)を付着させてトナー画像として顕像化する。クリーニング手段5は、転写後の感光体ドラム2の表面に残留したトナーを除去する。
感光体ドラム2に対向した位置には、感光体ドラム2の表面に形成されたトナー画像が一次転写される中間転写体となる中間転写ベルト10が駆動ローラ11、テンションローラ12及び従動ローラ13により張架されている。中間転写ベルト10には、中間転写ベルト10上に付着した残トナーを帯電するための残トナー帯電ローラ14が配置されている。残トナー帯電ローラ14では二次転写を終えた後の中間転写ベルト10上に残留した二次転写残トナーを帯電し、帯電を受けた二次転写残トナーは中間転写ベルト10上に乗ったまま画像形成ステーションへと移動し、感光ドラム2に逆転写され、そのクリーニング手段5に回収される。
中間転写ベルト10を挟んで駆動ローラ11に対向する位置には、二次転写装置20が配置されている。二次転写装置20は二次転写ベルト21が二次転写駆動ローラ23、二次転写テンションローラ24に張架されて、駆動ローラ11に対向する位置に二次転写ローラ22が配置されている。また、二次転写駆動ローラ23に対向する位置には、二次転写ベルト21上に付着したトナーを除去するための、樹脂ブレード方式の二次転写クリーニング手段25が配置されている。
各感光体ドラム2に形成されたトナー画像は、一次転写手段4a,4b,4c,4dの作用により中間転写ベルト10に一次転写される。一方、給送カセットからピックアップローラ31により繰り出された記録材30は、図示しない分離手段により1枚ずつ分離給送される。次に、搬送ローラ対32によりレジストローラ対33に送られ、レジストローラ対33により、所定のタイミングで吸着ローラ26と二次転写ベルト21との間に搬送される。さらに、二次転写ベルト21に静電的に吸着されたまま、中間転写ベルト10と二次転写ベルト21との間に搬送される。
そして、二次転写ローラ22の作用により中間転写ベルト10に一次転写されたトナー画像が記録材30に二次転写される。トナー画像が転写された記録材30は、定着手段34によりトナー画像が定着された後、排出ローラ対35により搬送されて、装置本体の上部に設けられた排出トレイ36上に排出される。
図 2は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部202と相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受け取り、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換し、ビデオインターフェイス部210を介して、記録材毎に印字予約コマンド、印字開始コマンド、および、ビデオ信号をエンジン制御部202に送出する。
コントローラ部201は、エンジン制御部202へ、ホストコンピュータ200からの印字命令に従って印字予約コマンドを送信し、印字可能な状態となったタイミングで、エンジン制御部202へ印字開始コマンドを送信する。またコントローラ部201は、エンジン制御部202へ、印字開始コマンドに先立って印字画像の印字率情報を送信する。
エンジン制御部202は、コントローラ部201からの印字予約コマンドの順に印字の実行準備を行ない、コントローラ部からの印字開始コマンドを待つ。エンジン制御部202は、印字指示を受信すると、コントローラ部201に、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力し、印字予約コマンドに従って印字動作を開始する。印字動作を開始したエンジン制御部202はCPU211、画像処理GA212、画像制御部213、定着制御部214、用紙搬送部215、駆動制御部216を制御して印字動作に必要な画像形成処理を実行する。CPU211は、画像形成中にコントローラ部201から画像処理GA212に入るビデオ信号をサンプリングし、その結果から画像印字率を領域ごとに算出する。
図3は、プリント時のタイミングチャートである。エンジン制御部202は、コントローラ制御部201から印字開始コマンドを受信すると、プリントの準備を行ない、準備が整うと1面目の/TOP信号を出力(311)し、/TOP信号の出力を基準として受信する各色ごとの画像データに基づいて中間転写帯に画像形成を開始する。また給紙動作も/TOP信号を基点に開始する(312)。
エンジン制御部202は、ピックアップされた記録材が、レジセンサ22が配置されるレジストローラ20に到達した時点(313)で、記録材の搬送を一時停止し(314)、中間転写体上に形成したトナー像に合わせて、記録材の搬送を再開(315)して、トナー像を記録材に転写する。エンジン制御部202は、その後定着器14によってトナー像を記録材に定着した後、記録材の後端が定着排紙センサ15を抜けて(316)、記録材を機外に排紙させる。
正しい位置にトナー像を転写するためには、図3の315の時点で記録材の搬送を再開する必要がある。記録材が搬送再開タイミング(315)よりもレジセンサに遅れて搬送されてきた場合、トナー像に対して記録材が間に合わず、正常な位置に転写できない(以降、この現象を搬送遅延エラーと呼ぶ)。
この場合記録材をはみ出してトナー像が転写されるため、定着部での巻き付きを防止するための記録材先端の余白部分にトナー像が転写される。先端部にトナーがのっていると定着部で巻き付きやすく、特に薄い紙ほどその確率は高い。
上記の課題を鑑みて、本発明は、搬送遅延エラー発生時に記録材先端の余白部分の印字率から、定着部での巻き付きのを判断し、巻き付きの可能性が高いと判断した場合には記録材先端の余白部分に通常とは逆極性の二次転写バイアスを印加して、余白部分にトナー像を転写しないようにすることで、巻き付きを防止するというものである。
図4の(a)は、正常に印字された時の記録材とトナー像の位置関係、図4の(b)は搬送遅延時の記録材とトナー像の位置関係を示した図である。
図4の(a)のx(mm)は、記録材先端から定着器に巻き付くことを防止するための記録材先端部の余白である。
搬送遅延エラー発生時(図4の(b))は、この余白部分にトナー像が載ることになる。余白部の載るトナー像の印字率(トナーの載り量)が高い場合には、転写材が定着器に巻き付く可能性が高くなり、余白部分の印字率が低い場合には、巻き付きにくくなる。
図4の(c)で、搬送遅延エラー発生時、余白部分のトナー像の印字率を取得する方法について説明する。図4の(c)は副走査方向に等間隔(y(mm)間隔)に区切られた領域(以下、「画像領域」という)の印字率を示した図である。
コントローラ部201は、印字開始コマンドを送信する前に、各領域の印字率をエンジン制御部202へ通知する。
エンジン制御部202は、搬送遅延エラーが発生時、記録材の搬送遅延量(図4の(b)のL(mm))から余白部分に相当する画像領域を特定し、予め通知されたその画像領域の印字率に応じて、定着部での巻き付きに対する可能性を判断する。
記録材先端部の余白をx、各画像領域の幅をy、記録材の搬送遅延量をLとした場合、
L÷y=A...B
で該当領域を求めることができる(ここではx<yであることを前提とする)。搬送遅延量Lを画像領域幅yで割ることで、何番目の画像領域が記録材先端に転写されるかが分かる(図4の(b)、(c)の場合「領域III」)。また搬送遅延量によっては複数の画像領域が余白部分に転写される可能性がある。それは搬送遅延量Lを画像領域幅yで割った余りBと余白量xの関係で決定される。
以上を考慮し、余白部分に転写される画像領域は、
B≦(y−x) の場合は、先端から(A+1)番目の画像領域
(y−x)<B の場合は、先端から(A+1)、(A+2)番目の画像領域
となる。
図9で具体例を用いて説明する。図9は搬送遅延エラーが発生した場合の搬送遅延量ごとの画像領域と余白部の位置関係を示している。
ここでは余白部x=3mm、各画像領域の幅y=5mmとした場合に、搬送遅延量Lが10mm〜14mmとした時の余白部分の画像領域を示している。
本ケースでは、(y−x)が2となるため、上述したアルゴリズムによれば、余白部分に転写される画像領域は、以下の様になる。
B≦2の場合は、(A+1)番目の領域
2<Bの場合は、(A+1)、(A+2)番目の領域
そして、当該領域(L=10〜12(mm)の場合はB、L=13〜14(mm)の場合はBとC)の印字率が所定量(例えば10%)以上だった場合、記録材の先端3mm(余白部分)だけ通常時とは逆極性の二次転写バイアスを印加することで、記録材へのトナー転写量を抑制する。結果として記録材余白部分へのトナーの載り量を減少させて、定着部での巻き付きを防止することができる。なお該当領域が2つある場合は2つの領域の印字率の平均値を使用する。

図 5を参照して二次転写ローラ12に印加される二次転写バイアス回路について説明する。二次転写バイアス回路は、大きく分けて二次転写正バイアス回路、二次転写負バイアス回路、電圧検知回路、電流検知回路、微分回路、絶対値回路、制御ICからなる。二次転写正バイアス回路は、二次転写正バイアス電源22a、二次転写正バイアス回路内部抵抗Rp、定電圧制御回路からなる。二次転写正バイアス電源は、定電圧制御回路によって出力が一定となる様に制御される。
また、二次転写負バイアス回路は、二次転写負バイアス電源22b、二次転写負バイアス回路内部抵抗Rm、定電圧制御回路からなる。二次転写負バイアス電源も正バイアス電源と同様、定電圧制御回路によって出力が一定となる様に制御される。二次転写負バイアス回路の出力は、二次転写正バイアス回路を介して、二次転写ローラ22に接続され、二次転写対向ローラ11を介して、グラウンドに接続される。
図 6は本実施例を実現するエンジン制御部202の制御内容詳細を示すフローチャートである。プリント時、エンジン制御部202は、コントローラ部201から画像領域毎の印字率情報を受信する(S601)。その後、コントローラ制御部201から印字開始コマンドを受信すると、画像形成、給紙動作を開始する(S602、S603、S604)。
エンジン制御部202は、給紙した記録材が再送再開タイミングまでにレジセンサに到達した場合、記録材を待機位置に一旦停止させ(S606、S607、S608)、再送再開タイミングで記録材の搬送を再開する(S609、S610)。その後、記録材先端部が二次転写部に到達するタイミングで二次転写バイアスを印加してトナー像を記録材に転写したのち、機外に排紙する(S620、S621)。
一方、搬送再開タイミングまでにレジセンサに記録材が到達していなかった場合(S606)、エンジン制御部202は、タイマをスタートさせ記録材の搬送遅延時間の計測を開始する(S611)。ジャム確定タイミングまでに記録材がレジセンサに到達した(搬送遅延エラーの)場合、エンジン制御部202は、タイマを停止し、記録材の遅れ時間を確定し(S616)、上述したアルゴリズムにより、記録材先端余白部の画像領域を確定する(S612,S615,S616)。
エンジン制御部202は、確定した印字領域の印字率を確認し、余白部の印字率が逆極性バイアス判定値(例えば10%以上)以上であった場合には、記録材余白部に対して逆極性の二次転写バイアスを印加する(S617、S618、S619)。その後、エンジン制御部202は、余白部が二次転写部を通過後に、通常の二次転写バイアスを印加して中間転写体上のトナー像を記録材に転写した後機外に排紙する(S620、S621)。
エンジン制御部202は、余白部の印字率が逆極性バイアス判定値未満の場合(S618)、通常の二次転写バイアスを印加して、記録材にトナー像を転写し機外に排紙する(S621)。
なおここでは印字率が10%以上の場合、逆極性のバイアスを印加するとしたが、定着部での巻き付きやすさは、定着ローラ外径およびニップ形状やトナーの粘着力にもよるため、それらに応じて逆極性バイアスを印加すべき印字率は異なる。
以上述べたように、本実施例ではコントローラから受信した画像の印字率に応じて、二次転写部で記録材先端の余白部に対して通常とは逆極性のバイアスを印加することで、記録材へのトナー載り量を抑え、定着部への記録材巻き付きを防止することができる。また、余白部以外の部分、あるいは、印字率の低い場合には記録材先端の余白部に対しては、通常の二次転写バイアスを印加するため、中間転写体上残留した廃トナーを極力減らすことができる。
[実施例2]
実施例1は、搬送遅延エラー発生時、記録材先端部に逆極性の二次転写バイアスを印加するか否かを判断するための画像領域毎の印字率をコントローラ部201から取得するというものであった。
本実施例では、コントローラ部201から画像処理GA212に入るビデオ信号をもとにエンジン制御部202が印字率を確定し、その印字率を元に、搬送遅延エラー発生時の逆極性の二次転写バイアス印加を判断するという方法について説明する。
図 7は、本実施例を実現するエンジン制御部202の制御内容を示すフローチャートである。エンジン制御部202は、コントローラ制御部201から印字開始コマンドを受信すると、画像形成の開始をコントローラ部201へ通知する(/TOP信号を出力する)(S701、S702)。エンジン制御部202は、/TOP信号出力後、画像処理GA212に入るビデオ信号をモニタし、副走査方向に等間隔(y(mm)間隔)に区切られた画像領域毎の印字率を算出する(図4の(c)参照)。
その後、エンジン制御部202は、給紙を開始し、給紙した記録材が再送再開タイミングまでにレジセンサに到達した場合、記録材を待機位置に一旦停止させ(S704、S706、S707、S708)、再送再開タイミングで記録材の搬送を再開する(S709、S710)。その後、記録材先端部が二次転写部に到達するタイミングで二次転写バイアスを印加してトナー像を記録材に転写したのち、機外に排紙する(S720、S721)。
一方、搬送再開タイミングまでにレジセンサに記録材が到達していなかった場合(S706)、エンジン制御部202は、タイマをスタートさせ記録材の搬送遅延時間の計測を開始する(S711)。ジャム確定タイミングまでに記録材がレジセンサに到達した(搬送遅延エラーの)場合、エンジン制御部202は、タイマを停止し、記録材の遅れ時間を確定し(S716)、上述したアルゴリズムにより、記録材先端余白部の画像領域を確定する(S712,S715,S716)。
エンジン制御部202は、算出した印字領域の印字率を確認し、余白部の印字率が逆極性バイアス判定値(例えば10%以上)以上であった場合には、記録材余白部に対して逆極性の二次転写バイアスを印加する(S717、S718、S719)。その後、エンジン制御部202は、余白部が二次転写部を通過後に、通常の二次転写バイアスを印加して中間転写体上のトナー像を記録材に転写した後機外に排紙する(S720、S721)。
エンジン制御部202は、余白部の印字率が逆極性バイアス判定値未満の場合(S718)、通常の二次転写バイアスを印加して、記録材にトナー像を転写し機外に排紙する(S721)。
以上述べたように、本実施例では、エンジン制御部202が画像処理GA212に入るビデオ信号をもとに算出した画像の印字率に応じて、二次転写部で記録材先端の余白部に対して通常とは逆極性のバイアスを印加することで、記録材へのトナー載り量を抑え、定着部への記録材巻き付きを防止することができる。また、余白部以外の部分、あるいは、印字率の低い場合には記録材先端の余白部に対しては、通常の二次転写バイアスを印加するため、中間転写体上残留した廃トナーを極力減らすことができる。
[実施例3]
実施例1、実施例2では、搬送遅延エラー発生時、記録材先端部の余白部の印字率に応じて、逆極性の二次転写バイアスを印加の要否を判断するというものであった。
本実施例では、さらに記録材の種類も考慮し、厚紙の場合は、記録材先端部の余白部の印字率が高い場合でも逆極性の二次転写バイアスを印加しないというものである。
記録材が厚紙である場合、記録材自身の復元力(コシ)により定着部で巻き付く可能性は低い。この場合に、中間転写体のトナーを極力記録材に転写して中間転写体上に残留トナーを減らすことができる。
本実施例では、記録材の種類はコントローラ部201からエンジン制御部202へ通知する場合について説明する。
図8は本実施例を実現するエンジン制御部202の制御内容を示すフローチャートである。プリント時、エンジン制御部202は、コントローラ部201から画像領域毎の印字率情報と記録材の種類を受信する(S801)。その後、コントローラ制御部201から印字開始コマンドを受信すると、画像形成、給紙動作を開始する(S802、S803、S804)。
エンジン制御部202は、給紙した記録材が再送再開タイミングまでにレジセンサに到達した場合、記録材を待機位置に一旦停止させ(S806、S807、S808)、再送再開タイミングで記録材の搬送を再開する(S809、S810)。その後、記録材先端部が二次転写部に到達するタイミングで二次転写バイアスを印加してトナー像を記録材に転写したのち、機外に排紙する(S821、S822)。
一方、搬送再開タイミングまでにレジセンサに記録材が到達していなかった場合(S806)、エンジン制御部202は、タイマをスタートさせ記録材の搬送遅延時間の計測を開始する(S811)。ジャム確定タイミングまでに記録材がレジセンサに到達した(搬送遅延エラーの)場合、エンジン制御部202は、タイマを停止し、記録材の遅れ時間を確定し(S816)、上述したアルゴリズムにより、記録材先端余白部の画像領域を確定する(S812,S815,S816)。
エンジン制御部202は、確定した印字領域の印字率を確認し、余白部の印字率が逆極性バイアス判定値(例えば10%以上)以上であった場合、記録材の種類を確認し、記録材の種類が厚紙でない場合には、記録材余白部に対して逆極性の二次転写バイアスを印加する(S817、S818、S819、S820)。その後、エンジン制御部202は、余白部が二次転写部を通過後に、通常の二次転写バイアスを印加して中間転写体上のトナー像を記録材に転写した後機外に排紙する(S821、S822)。
エンジン制御部202は、余白部の印字率が逆極性バイアス判定値未満の場合(S818)、あるいは、余白部の印字率が逆極性バイアス判定値以上であった場合でも厚紙の場合(S819)には、通常の二次転写バイアスを印加して、記録材にトナー像を転写し機外に排紙する(S821、S822)。
以上述べたように、本実施例ではコントローラから受信した画像の印字率に応じて、二次転写部で記録材先端の余白部に対して通常とは逆極性のバイアスを印加することで、記録材へのトナー載り量を抑え、定着部への記録材巻き付きを防止することができる。また、余白部の印字率の低い場合、および、余白部の印字率が高い場合でも記録材自身の復元力(コシ)により定着部で巻き付く可能性は低いと判断した場合には、余白部に対して通常の二次転写バイアスを印加するため、中間転写体上残留した廃トナーを極力減らすことができる。
1‥‥露光手段
2‥‥感光ドラム
3‥‥現像手段
4‥‥一次転写手段
5‥‥クリーニング手段
7‥‥一次帯電器
10‥‥中間転写ベルト
11‥‥駆動ローラ
12‥‥テンションローラ
20‥‥二次転写装置
21‥‥二次転写ベルト
22‥‥二次転写ローラ
23‥‥二次転写駆動ローラ
25‥‥二次転写クリーニングブレード
30‥‥記録材
33‥‥レジストローラ
34‥‥定着手段
35‥‥排出ローラ
36‥‥排出トレイ

Claims (6)

  1. 画像形成部に記録材を搬送する搬送手段と、一様に帯電された感光体に露光して静電潜像を形成する潜像手段と、前記潜像手段による潜像を担時する像担持体と、前記潜像を現像して可視化する現像手段と、前記現像手段によって現像したトナー像を中間転写体に転写する一次転写手段と、前記中間転写体に形成されたトナー像を所定のバイアスを印加して前記中間転写体から前記記録材に転写する二次転写手段と、前記記録材上に転写されたトナー像を前記記録材に定着する定着手段と、記録材の搬送遅延を検知し、その搬送遅延量を計測する記録材搬送遅延検知手段と、印字画像の印字率を取得する印字率取得手段とを備え、
    前記記録材搬送遅延検知手段によって前記記録材の搬送遅延を検出した場合に、前記定着部での記録材巻き付きの可能性を判断する巻き付き判断手段を有し、前記巻き付き判断手段によって定着器への巻き付く可能性が高いと判断した場合には、定着器での記録材の巻き付きを防止する記録材巻き付き防止手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の記録材巻き付き防止手段は、記録材先端部が二次転写部を通過するときに通常とは逆極性の二次転写バイアスを印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 請求項1記載の巻き付き判断手段は、前記記録材搬送遅延検知手段によって検出した記録材の搬送遅延量と前記印字率取得手段によって取得した印字率に基づいて前記定着部での記録材巻き付きの可能性を判断することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送手段、前記潜像手段、前記現像手段、前記一次転写手段、前記二次転写手段、前記定着手段を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部と通信可能に接続されたコントローラ部とを有し、請求項1、請求項3記載の印字率取得手段は、印字画像の印字率情報をコントローラ部からエンジン制御部へ通知することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送手段、前記潜像手段、前記現像手段、前記一次転写手段、前記二次転写手段、前記定着手段を制御するエンジン制御部と、該エンジン制御部と通信可能に接続されたコントローラ部とを有し、請求項1、請求項3記載の印字率取得手段は、前記コントローラ部がエンジン制御部へ送信する画像データからエンジン制御部が算出することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 巻き付き判断手段は、前記記録材の種類に基づいて前記定着部での記録材巻き付きの可能性を判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018084651A (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム

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