JP2010162449A - フィルタエレメントの製造方法及びフィルタエレメントの製造に使用する治具 - Google Patents

フィルタエレメントの製造方法及びフィルタエレメントの製造に使用する治具 Download PDF

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Abstract

【課題】少量多品種生産が可能で、しかも作業工程が少なく多くの手間を必要とせず、低コストにフィルタエレメントを製造することができるフィルタエレメントの製造方法及びフィルタエレメントの製造に使用する治具を提供する。
【解決手段】ジグザグ形状に折り加工した濾材の端部を接合して中空円筒状に形成して筒状プリーツ濾材103とした後、前記筒状プリーツ濾材103の両端面にリング状のエンドシート104を取り付けるフィルタエレメント101の製造方法において、前記筒状プリーツ濾材103の外周側に接する外側治具105と前記筒状プリーツ濾材103の内周側に接する内側治具111a、111b、112a、112bとの間に前記筒状プリーツ濾材103を挟み込み、この状態で前記筒状プリーツ濾材103の両端面に前記エンドシート104を接着剤を介して接合する。
【選択図】図10

Description

本発明は、空気清浄器、エアーコンディショナー、換気空調用フィルタなどの除塵や脱臭を目的とするエアフィルタなどに用いられるプリーツが形成され、かつ中空円筒状のフィルタエレメントの製造方法及びフィルタエレメントの製造に使用する治具に関する。詳細には、少量多品種生産が可能で、しかも作業工程が少なく多くの手間を必要とせず、低コストにフィルタエレメントを製造することができるフィルタエレメントの製造方法及びフィルタエレメントの製造に使用する治具に関する。
従来より、ジグザグ形状に折り加工した濾材の端部を接合して中空円筒状に形成した筒状プリーツ濾材の両端面にリング状のエンドシートを取り付けてなるフィルタエレメントが空気の濾過などに用いられている。
このようなフィルタエレメント1としては、例えば図12及び図13に示すように、ジグザグ状にプリーツ加工したフィルタ2を円筒状に丸めて、その端部を熱硬化性樹脂で接着した後、その内側に円筒状の金属多孔板からなる芯材3を挿入することでフィルタ構造体4を形成し、次いで、中央に円柱状の中軸5を有し、耐熱性エポキシ樹脂が注入されたい型6の前記中軸5にフィルタ構造体4を挿入し、その上で前記耐熱性エポキシ樹脂を加熱、硬化させることにより、前記フィルタ構造体4の端面にエンドキャップ7を接合する、という方法で製造されたものがある(特許文献1参照)。
しかし、このような方法で製造する場合、芯材3が必要であり、さらにフィルタ2を円筒状に丸めて、その端部を熱硬化性樹脂で接着した後、芯材3を挿入し、得られたフィルタ構造体4をい型6の中軸5に挿入し、その上で前記耐熱性エポキシ樹脂を加熱、硬化させ、離型するといった工程を必要としており、多くの手間がかかると共に、コスト高になるという問題があった。
そこで、さらに容易に組み立てられるようにしたフィルタエレメントも提案されている(特許文献2参照)。例えば図14に示すフィルタエレメント11は、上下エンドプレート13の間にひだ折りされかつ円筒状に形成された濾過部材12と、補強孔開き内筒14を挟み込んで固着したものであり、前記上下エンドプレート13並びに補強孔開き内筒14を可燃性の樹脂から形成し、前記エンドプレート13の濾過部材14側にこのエンドプレート13を構成する樹脂よりも低融点の接着樹脂層15を一体的に積層形成しすると共に全体を可燃材で形成したことを特徴とするものである。
このフィルタエレメント11の場合、全体が可燃物で形成されているため、焼却が可能であり、産業廃棄物規制に対応可能であると共に、濾過部材12にエンドプレート13を固着するための接着樹脂層15がエンドプレート13を構成する樹脂に一体的に積層形成されているため、接着剤の調整と塗布作業が不要となり、作業工程の簡素化並びに効率化を実現することができる、というメリットがある。
ところが、特許文献2記載のフィルタエレメントの製造方法では、補強孔開き内筒14が必要であり、頑丈な構造を必要としないフィルタエレメントに対しては、補強孔開き内筒14は不要な構成であり、その分コスト高を招く恐れがある。
補強孔開き内筒のような構成を必要とせず、しかも組み立てが容易なフィルタエレメントとしては、例えば特許文献3及び4に記載のものがある。特許文献3記載のフィルタエレメント21は、図15に示すように、紙または不織布を蛇腹状かつリング状に整形した濾過材22と、これを上下から支持する古紙と合成樹脂とで構成した円環状の支持部材23とからなり、これら濾過材22及び支持部材23が一体的にアセンブリされてクリーナケース(図示しない)内に収納されて、エンジンに供給される吸入空気を浄化するようにしたものである。
このフィルタエレメント21は、該フィルタエレメント21を構成する濾過材22及び支持部材23が紙、不織布、古紙、合成樹脂といった素材で構成されているため、焼却が可能であり、産業廃棄物規制に対応可能であるといったメリットを有するものの、支持部材23は、濾過材22の両端面に被せることができるようにキャップ状に形造られていることから(図15参照)、フィルタエレメント21を製造する前段階として、そのような形状を有する支持部材23を成形する必要がある。さらに、多様性に富むフィルタエレメントに対応するために、フィルタエレメントの種類毎に専用の支持部材を成形しなければならず、その分コスト高になるといったデメリットがあった。
一方、特許文献4記載のフィルタエレメント31は、図16に示すように、断面波形状濾材32を平面状としてその両端に合成樹脂製の板状鍔34を射出成形により一体に成形し、その上で前記断面波形状濾材32を円筒状に丸めてその板状鍔34にエンドプレート33を溶着する、といった工程を経て製造されていた。
しかし、このフィルタエレメント31にあっては、断面波形状濾材32を平面状としてその両端に合成樹脂製の板状鍔34を射出成形により一体に成形する必要があり、その分手間がかかりコスト高になるといった不具合があった。
特開昭56−46719号公報 実開平5−2707号公報 特開平10−337424号公報 特開昭52−89869号公報
本発明は、このような技術的課題を鑑みなされたものであり、少量多品種生産が可能で、しかも作業工程が少なく多くの手間を必要とせず、低コストにフィルタエレメントを製造することができるフィルタエレメントの製造方法及びフィルタエレメントの製造に使用する治具を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1〜5記載の発明は、ジグザグ形状に折り加工した濾材の端部を接合して中空円筒状に形成して筒状プリーツ濾材とした後、前記筒状プリーツ濾材の両端面にリング状のエンドシートを取り付けるフィルタエレメントの製造方法において、
前記筒状プリーツ濾材の外周側に接する外側治具と前記筒状プリーツ濾材の内周側に接する内側治具との間に前記筒状プリーツ濾材を挟み込み、この状態で前記筒状プリーツ濾材の両端面に前記エンドシートを接着剤を介して接合することを特徴とするフィルタエレメントの製造方法をその要旨とした。
また、請求項6記載の発明は、ジグザグ形状に折り加工した濾材の端部を接合して中空円筒状に形成して筒状プリーツ濾材とした後、前記筒状プリーツ濾材の両端面にリング状のエンドシートを取り付けるフィルタエレメントの製造に使用する治具であって、
前記筒状プリーツ濾材の外周側に接する変形可能な外側治具と前記筒状プリーツ濾材の内周側に接する変形可能な内側治具とからなり、
前記外側治具と内側治具との間に前記筒状プリーツ濾材を挟み込んで該筒状プリーツ濾材の形状を固定し、この状態で前記筒状プリーツ濾材の両端面にエンドシートを接着剤を介して接合した後、前記外側治具及び内側治具を変形させることにより前記筒状プリーツ濾材の内側と外側とから前記外側治具及び内側治具を取り外すことができるようにしたことを特徴とするフィルタエレメントの製造用治具をその要旨とした。
本発明のフィルタエレメントの製造方法及びフィルタエレメントの製造に使用する治具にあっては、円筒状の金属多孔板からなる芯材やエンドキャップを有しない、簡易な構造を有するフィルタエレメントを製造するに際し、少量多品種生産が容易にでき、また作業工程が少なく多くの手間を必要としないので、製造コストも安価である、といった効果を奏する。
本発明の製造方法により得られたフィルタエレメントを示す斜視図。 本発明の外側治具を示す斜視図。 本発明の外側治具を開いた状態を示す斜視図。 筒状プリーツ濾材の外周に外側治具を配した状態を示す平面図。 本発明の内側治具を示す斜視図。 本発明の内治具を閉じた状態を示す斜視図。 筒状プリーツ濾材の内周に下側の内側治具を配した状態を示す平面図。 筒状プリーツ濾材の内周に上側の内側治具を配した状態を示す平面図。 筒状プリーツ濾材の両端面にエンドシートを配置し、仮接着した状態を示す平面図。 筒状プリーツ濾材の両端面にエンドシートを配置し、仮接着した状態を示す切り欠き斜視図。 筒状プリーツ濾材の両端面にエンドシートを仮接着したものを平板プレス機で加熱加圧している状態を示す正面図。 従来のフィルタエレメントの製造に用いる鋳型を示す斜視図。 従来のフィルタエレメントを展開した状態を示す斜視図。 従来の別のフィルタエレメントを示す断面図。 従来のさらに別のフィルタエレメントを示す分解斜視図。 従来のさらに別のフィルタエレメントを示す分解斜視図。
以下、本発明のフィルタエレメントの製造方法(以下、単に製造方法という)及びフィルタエレメントの製造に使用する治具(以下、単に治具という)を更に詳しく説明する。尚、本発明の治具は、製造方法の説明の中で併せて説明する。
本発明は、図1に示すように、ジグザグ形状に折り加工した濾材102の端部を接合して中空円筒状に形成した筒状プリーツ濾材103の両端面にリング状のエンドシート104が取り付けられたフィルタエレメント101を製造する新規な製造方法を提案するものである。
フィルタエレメント101を構成する濾材102としては、プリーツ形成が可能である限り、特に限定されず、例えば不織布、織編物または紙のいずれか、これら不織布、織編物または紙を複数組み合わせたもの、或いは不織布、織編物または紙のいずれかに補強材を積層したものなどを用いることができる。また、濾材102として不織布を用いる場合、例えばバインダ接着型不織布、水流絡合不織布、ニードルパンチ不織布、繊維融着不織布、スパンポンド不織布、メルトブロー不織布或いはこれらの不織布及び紙のいずれかを適宜組み合わせた複合不織布を用いることができる。尚、メルトブロー不織布の場合、その繊維径は10mμ以下が好ましい。
濾材102として不織布を用いる場合、不織布の材質としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6(登録商標)、ナイロン66(登録商標)などのポリアミド系繊維、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系繊維、ポリアクリロニトリルなどのアクリル系繊維、ポリビニルアルコール繊維、合成パルプなどの合成繊維の他、レーヨンなどの半合成繊維、綿及びパルプ繊維などの天然繊維、或いはガラス繊維、セラミックス繊維、金属繊維などの無機繊維を単独で、或いはこれらの繊維を適宜組み合わせて用いることができる。
フィルタエレメント101を構成する濾材102には、抗菌剤、抗ウイルス剤、抗アレルゲン物質、難燃剤、活性炭、触媒粒子、脱臭材、機能性粒子などの機能性物質を含ませたり、担持させたりすることができる。
濾材102は、折り加工されて多数のプリーツが形成されているが、プリーツ加工法としては、従来より知られたレシプロ式やロータリー式などのプリーツ加工機による方法やジグザグ形状に成形された押型でプレス方法などがある。
濾材102に形成されるプリーツの高さとしては、5−60mmが好ましく、より好ましくは8−30mmである。プリーツのピッチとしては、1−10mmが好ましく、より好ましくは2−8mmである。
また、濾材102の折り加工されたプリーツ間隔を保持するため、隣り合うプリーツと直交する方向に線状の樹脂固形物からなるセパレータを配することもできる。樹脂固形物としては、例えば発泡または無発泡のホットメルト樹脂やウレタン樹脂などを使用することができる。この樹脂固形物からなるセパレータは、濾材102を補強する効果も備えており、該樹脂固形物を濾材102の隣り合うプリーツと直交する方向に連続的にまたは不連続的に塗布することで形成することができる。尚、樹脂固形物は、本発明のフィルタエレメント101における濾材102の被処理流体の流入側または流出側の少なくとも一方に設けることができる。
上述の如くしてジグザグ形状に折り加工した濾材102を丸めてその端部を接合して中空円筒状の筒状プリーツ濾材103を作製する。端部の接合は、本発明のフィルタエレメントを除塵用濾材として用いる場合、超音波溶着による接合が好ましく、ガス除去濾材として用いる場合、ホットメルト樹脂を用いる接合法が望ましい。尚、ジグザグ形状に折り加工した濾材102を丸めてその端部を接合することで作製される筒状プリーツ濾材103としては、図1に示すように、円筒状のほかに、断面が楕円形の筒状の外形を採ることもできる。
筒状プリーツ濾材103の両端面に取り付けるエンドシート104は、前記筒状プリーツ濾材103を上下で支持し、これを補強すると共に、筒状プリーツ濾材103の端部からのエアーリークを防止する部材であり、不織布、織編物、フィルム、発泡樹脂板、樹脂薄板、金属薄板、板紙などのシート材料をリング状に成型したものである。成型方法としては特に限定されず、例えばガスケットカッターを利用してリング状にカットしたり、打ち抜き刃型を用いてリング状に打ち抜いたりする方法を用いることができる。
不織布や発泡樹脂板などのシート材料を用いてエンドシート104を作製した場合、該エンドシートは、ある程度の強度を保ちながら、しかも厚さも嵩高でクッション性を有するものとなる。またこのエンドシートの場合、フィルタエレメントと取付用の剛性枠との気密性に優れるものとなる。さらに、活性炭などの粒子が担持された濾材からなる筒状プリーツ濾材に取り付ける場合においても、不織布や発泡樹脂板などのシート材料を用いたエンドシートの場合、弾力性があるため、接着がし易いというメリットがある。
特に強固なフィルタエレメント101を得る必要がある場合、硬質の不織布をエンドシート104として用いることが好ましい。硬質の不織布(270g/m2(好ましくは200−350g/m2)は、例えば熱接着性合成繊維(低融点ポリエステル繊維など)と高融点合成繊維(ポリエチレンテレフタレート繊維など)とを混合し、カード機などにより240g/m2(好ましくは100−400g/m2)の繊維ウェブを形成し、次いで、この繊維ウェブを加熱加圧した一対のロール(好ましくは凹凸を有するロールと平滑なロール)の間に通して、前記熱接着性合成繊維が部分的に接着または融着した厚さ0.9mm(好ましくは0.5−2mm)の繊維シートを形成し、次いで、この繊維シートにエマルジョン化されたアクリル系バインダーを含浸させ、乾燥、架橋させる、といった方法を採ることで得ることができる。
またエンドシート104の幅は、図9に示すように、筒状プリーツ濾材103の端面の幅(濾材102に形成されるプリーツの高さ)よりも大きな寸法に設けることが望ましい。このようなエンドシート104とすることで、エンドシート104の内側を筒状プリーツ濾材103の端面における最内側点よりも内側に位置させると共にエンドシート104の外側を、筒状プリーツ濾材103の端面における最外側点よりも外側に位置させるようにして、該エンドシート104を筒状プリーツ濾材103の両端面に取り付けることができる。このようにエンドシート104を筒状プリーツ濾材103の両端面に取り付けた場合、得られるフィルタエレメント101は、筒状プリーツ濾材103の両端面が破損し難くなり、端部からのエアーリークの恐れが少なくなり、また保形性に優れたものとなる。
図9及び図10に示すように、エンドシート104は、筒状プリーツ濾材103の端面に接着剤を介して接合されるのであるが、エンドシート104と筒状プリーツ濾材103とを接合する接着剤をエンドシート104の接合面側に設けておくこともできる。例えばエチレン酢酸ビニル系樹脂、熱可塑性ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、スチレン系ブロックポリマーなどの熱可塑性ゴムからなるホットメルト樹脂をホットメルトガンで点状に塗布しておき、筒状プリーツ濾材103の端面に仮接着し、その後、加熱加圧することで該エンドシート104を筒状プリーツ濾材103の端面に接合するようにすることができる。
また、エンドシート104には熱可塑性の樹脂層が設けられているが、このようなエンドシート104として、接着剤または接着性のシートを付着した複合材を用いることもできる。エンドシート104の熱可塑性の樹脂層に接着剤を付着する場合、該接着剤にはホットメルト樹脂を用いることができる。また、接着性のシートとしては、例えばホットメルト樹脂シートを積層して、エンドシートの基材に加熱接着した複合材を用いることができる。
上述のジグザグ形状に折り加工した濾材102の端部を接合して中空円筒状に形成した筒状プリーツ濾材103の両端面に、リング状のエンドシート104を取り付ける際、本発明の製造方法では、図2及び3に示す外側治具105と図5及び6に示す内側治具111、112を用いている。これら外側治具105と内側治具111、112は、筒状プリーツ濾材103の両端面に、リング状のエンドシート104を取り付ける際、筒状プリーツ濾材103の形態を保持し、筒状プリーツ濾材103の両端面にリング状のエンドシート104を簡単かつ確実に取り付けることができるようにするための治具である。
外側治具105は、筒状プリーツ濾材103の外周側に接するように設けられており、図4に示すようにジグザグ形状に折り加工した濾材102の端部を接合して中空円筒状に形成した筒状プリーツ濾材103の外周に配したとき、筒状プリーツ濾材103外面に接してこれを支持するようになっている。図2及び図3の例では、外側治具105は、2つの分割体からなり、上側の半円形のリング状ボード106a、106bと、下側の半円形のリング状ボード107a、107bと、該外側治具105を所定の高さに保持する支柱部108a、108bとからなる。
尚、外側治具105を所定の高さに保持するとは、外側治具105を筒状プリーツ濾材103の外周に配したとき、上側の半円形のリング状ボード106a、106bと下側の半円形のリング状ボード107a、107bの各外面から筒状プリーツ濾材103の端部が僅かに露出する程度の高さに保持することを意味する。
外側治具105の2つの分割体は、その一端部に蝶番109が取り付けられ、図3に示すように開閉可能に設けられると共に、他端部にはパッチン錠110が取り付けられて、リング形状が固定されるようになっている。そして、図示の外側治具105の場合、2つの分割体を蝶番109を介して開いた状態とした上で筒状プリーツ濾材103周りに取り付けて、パッチン錠110で固定するといった手順で筒状プリーツ濾材103の外周に配することができる。尚、図2及び図3の例では、2つの分割体を蝶番109とパッチン錠110で一体化しているが、粘着テープで2つの分割体の両端部を接合するようにしてもよい。この場合、粘着テープを剥がせば2つに分割することができる。
尚、外側治具の構造、形態は、筒状プリーツ濾材の外周側に接するように設けられており、該筒状プリーツ濾材の外周に配したとき、筒状プリーツ濾材外面に接してこれを支持することができるならば、特に限定されない。例えば浮き輪状のゴム容器であって、筒状プリーツ濾材の外周に配した後、容器内部に空気を入れて膨らませることで、筒状プリーツ濾材の外周側に接するようにできるようにしたものも外側治具として用いることができる。このような外側治具の場合、筒状プリーツ濾材の両端面にリング状のエンドシートを取り付けた後、空気を抜くことで簡単に治具を取り除くことができる。外側治具の材料としては、紙、木、合成樹脂、ゴムなどからなる板材が好ましい。このような材料を用いた場合、熱成形時に熱が残留して、濾材を変形させるなどの悪影響を及ぼす恐れが少ないという利点がある。図示の例では、フェノール樹脂等の熱硬化性の耐熱性樹脂を外側治具の材料として用いた。
次いで、図7及び図8に示すように、筒状プリーツ濾材103の内側に内側治具111及び112を配置して内側治具111及び112と外側治具105との間に前記筒状プリーツ濾材103を挟み込む。内側治具111及び112は、筒状プリーツ濾材103の内周側に接するように設けられており、これら内側治具111及び112を筒状プリーツ濾材103の内周に配したとき、該内側治具111及び112は筒状プリーツ濾材103内面に接してこれを支持するようになっている。図5及び図6の例では、内側治具105は、2つの分割体からなり、上側の半円形の2枚のボード111a、111bと下側の半円形の2枚のボード112a、112bとから構成されている。上側のボード111a、111b、下側のボード112a、112bには、それぞれ下駄の歯状のスペース部材113a、113b、114a、114bが設けられており、上側の半円形の2枚のボード111a、111bと下側の半円形の2枚のボード112a、112bを上下に重ねたときに、各スペース部材113a、113b、114a、114bが突き合わせた状態となり、内側治具111及び112を所定の高さに保持するようになっている。尚、所定高さに保持するために、上下のスペース部材の間に上下のスペース部材とは別のスペース部材を挿入することも可能である。
尚、内側治具111及び112を所定の高さに保持するとは、内側治具111及び112を上下に重ねて筒状プリーツ濾材103の内周に配したとき、上側のボード111a、111bと下側のボード112a、112bの各外面から筒状プリーツ濾材103の端部が僅かに露出する程度の高さに保持することを意味する。
内側治具111、112を構成する上側のボード111a、111bと下側のボード112a、112bは、図5及び図6に示すように、それぞれ端部に取り付けた蝶番115、116を介して開閉可能に設けられている。そして、図示の内側治具111、112の場合、2つの分割体を蝶番115、116を介して略くの字状に閉じた状態で筒状プリーツ濾材103の内周に挿入し、その後て蝶番115、116を介して開いた状態とするといった手順で筒状プリーツ濾材103の内周に配することができる。尚、図2及び図3の例では、2つの分割体を蝶番115、116一体化しているが、粘着テープで2つの分割体の両端部を接合するようにしてもよい。この場合、粘着テープを剥がせば2つに分割することができる。
また、図示の例では、まず、図7に示すように、蝶番116で一体化された下側のボード112a、112bをスペース部材114a、114bが上側となるようにして、筒状プリーツ濾材103の内周に配置し、その後、図8に示すように、蝶番115で一体化された上側のボード111a、111bをスペース部材113a、113bが下側となるように、下側のボード112a、112b上に重ねて筒状プリーツ濾材103の内周に配置した。これにより、下側のスペース部材114a、114bと上側のスペース部材113a、113bが突き合わせ状態となり、内側治具111及び112を所定の高さに保持するようになる。
以上、図7及び図8に示すように、筒状プリーツ濾材103の内側に内側治具111及び112を配置して内側治具111及び112と外側治具105との間に前記筒状プリーツ濾材103を挟み込むことで、筒状プリーツ濾材103は、内側治具111及び112と外側治具105とによって外側と内側とから支持されることになり、筒状プリーツ濾材103の両端面に、リング状のエンドシート104を取り付ける際、内側治具111及び112と外側治具105とが筒状プリーツ濾材103の形態を保持し、筒状プリーツ濾材103の両端面にリング状のエンドシート104を簡単かつ確実に取り付けることができるようになる。
尚、内側治具の構造、形態は、筒状プリーツ濾材の内周側に接するように設けられており、該筒状プリーツ濾材の内周に配したとき、筒状プリーツ濾材内面に接してこれを支持することができるならば、特に限定されない。例えば風船状のゴム容器であって、筒状プリーツ濾材の内周に配した後、容器内部に空気を入れて膨らませることで、筒状プリーツ濾材の内周側に接するようにできるようにしたものも内側治具として用いることができる。このような内側治具の場合、筒状プリーツ濾材の両端面にリング状のエンドシートを取り付けた後、空気を抜くことで簡単に治具を取り除くことができる。内側治具の材料としては、紙、木、合成樹脂、ゴムなどからなる板材が好ましい。このような材料を用いた場合、熱成形時に熱が残留して、濾材を変形させるなどの悪影響を及ぼす恐れが少ないという利点がある。図示の例では、フェノール樹脂等の熱硬化性の耐熱性樹脂を内側治具の材料として用いた。尚、内側治具の厚さとしては限定されないが、余りに厚くすると変形し難くなるため、筒状プリーツ濾材内から取り除き難くなるという不具合が生じる。内側治具の厚さとしては好ましくは1−8mmであり、より好ましくは2−5mmである。
次いで、図9及び図10に示すように、内側治具111及び112と外側治具105との間に挟み込んだ状態で筒状プリーツ濾材103の端面にリング状のエンドシート104を取り付けるのである。上述の如く、内側治具111及び112と外側治具105との間に筒状プリーツ濾材103を挟み込むことで、該筒状プリーツ濾材103は、内側治具111及び112と外側治具105とによって外側と内側とから支持され、形態保持されている。このような状態で筒状プリーツ濾材103の端面にエンドシート104を配置して仮接着し、その上で図11に示すように、フィルタエレメント101の高さに対応する長さを有するスペーサーを有する平板プレス120を用いて加熱加圧により接合を完了するのである。前述のとおり、図示の例では、エンドシート104の接合面側にはホットメルト樹脂が予めコーティングされ、更に仮接着のためにホットメルト樹脂が点状に塗布されており、筒状プリーツ濾材103の端面にエンドシート104を配置し、該エンドシート104を軽く押さえることで仮接着がなされるようになっている。
エンドシート104は、図9及び図10に示すように、エンドシート104の内側が筒状プリーツ濾材103の端面における最内側点よりも内側に位置すると共にエンドシート104の外側が、筒状プリーツ濾材103の端面における最外側点よりも外側に位置するように配置する。このように配置することで、筒状プリーツ濾材103の両端面にエンドシート104を取り付けて得られるフィルタエレメント101は、筒状プリーツ濾材103の両端面が破損し難くなり、端部からのエアーリークの恐れが少なくなり、また保形性に優れたものとなるからである。このようにして得られたフィルタエレメント101を図1に示す。
尚、本発明において、筒状プリーツ濾材のプリーツ間隔を精度良く一定に保つため、筒状プリーツ濾材に対応するプリーツが形成された筒状の櫛部材を、筒状プリーツ濾材のプリーツ間に嵌め込んだ後、筒状プリーツ濾材の端面にエンドシート104を接合することも可能である。この櫛部材は、例えば金属製のバネ部材(例えば厚さ0.2mm)から製造することが可能である。また、このような櫛部材を用いれば、必要に応じてある部分のプリーツ間隔を他の部分と異なる間隔に設定することも可能である。
尚、本発明は、図面に示した例に限定されず、例えば外側治具及び内側治具をゴムを成形することによって構成し、これら外側治具及び内側治具を弾性変形させながら、筒状プリーツ濾材の外周または内周に配置し、或いは筒状プリーツ濾材の外周または内周から取り除くようにするなど、特許請求の範囲に記載された範囲で自由に変更して実施することができる。
102・・・濾材
103・・・筒状プリーツ濾材
104・・・エンドシート
105・・・外側治具
111、112・・・内側治具

Claims (6)

  1. ジグザグ形状に折り加工した濾材の端部を接合して中空円筒状に形成して筒状プリーツ濾材とした後、前記筒状プリーツ濾材の両端面にリング状のエンドシートを取り付けるフィルタエレメントの製造方法において、
    前記筒状プリーツ濾材の外周側に接する外側治具と前記筒状プリーツ濾材の内周側に接する内側治具との間に前記筒状プリーツ濾材を挟み込み、この状態で前記筒状プリーツ濾材の両端面に前記エンドシートを接着剤を介して接合することを特徴とするフィルタエレメントの製造方法。
  2. 内側治具が変形可能に設けられており、筒状プリーツ濾材の両端面にエンドシートを接着剤を介して接合した後に、前記内側治具を変形させて前記筒状プリーツ濾材の内側から前記内側治具を取り外すことを特徴とする請求項1記載のフィルタエレメントの製造方法。
  3. 外側治具及び内側治具が変形可能に設けられており、筒状プリーツ濾材の両端面にエンドシートを接着剤を介して接合した後に、前記外側治具及び内側治具を変形させて前記筒状プリーツ濾材の内側と外側とから前記外側治具及び内側治具を取り外すことを特徴とする請求項1に記載のフィルタエレメントの製造方法。
  4. エンドシートの内側が筒状プリーツ濾材の端面における最内側点よりも内側に位置すると共にエンドシートの外側が、筒状プリーツ濾材の端面における最外側点よりも外側に位置することを特徴とする請求項3に記載のフィルタエレメントの製造方法。
  5. 筒状プリーツ濾材及びエンドシートが不織布から構成されていることを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載のフィルタエレメントの製造方法。
  6. ジグザグ形状に折り加工した濾材の端部を接合して中空円筒状に形成して筒状プリーツ濾材とした後、前記筒状プリーツ濾材の両端面にリング状のエンドシートを取り付けるフィルタエレメントの製造に使用する治具であって、
    前記筒状プリーツ濾材の外周側に接する変形可能な外側治具と前記筒状プリーツ濾材の内周側に接する変形可能な内側治具とからなり、
    前記外側治具と内側治具との間に前記筒状プリーツ濾材を挟み込んで該筒状プリーツ濾材の形状を固定し、この状態で前記筒状プリーツ濾材の両端面にエンドシートを接着剤を介して接合した後、前記外側治具及び内側治具を変形させることにより前記筒状プリーツ濾材の内側と外側とから前記外側治具及び内側治具を取り外すことができるようにしたことを特徴とするフィルタエレメントの製造用治具。
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