JP4825703B2 - フィルタエレメントの製造方法、及びその製造に使用するフィルタエレメント製造用治具 - Google Patents

フィルタエレメントの製造方法、及びその製造に使用するフィルタエレメント製造用治具 Download PDF

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Description

本発明は、自動車車室内のエアコン内部に設置して、外気及び内気を清浄化するキャビンフィルタ、または家庭用空気清浄器やエアーコンディショナーなどの生活環境における空調機器に装着して使用されるフィルタエレメントなどの除塵や脱臭を目的とするフィルタ、或いはビル、工場、事務所などに設置される空気清浄装置に使用される、パッケージフィルター、ファンコイルユニット、中央空調用フィルタユニット等のガス除去を目的とするガス除去用フィルタなどに好適なフィルタエレメントの製造方法、及びその製造に使用するフィルタエレメント製造用治具に関する。
従来から、自動車車室内のエアコン内部に設置して、外気及び内気を清浄化するキャビンフィルタ、または家庭用空気清浄器やエアーコンディショナーなどの生活環境における空調機器に装着して使用されるフィルタエレメントなどの除塵や脱臭を目的とするフィルタ、或いはビル、工場、事務所などに設置される空気清浄装置に使用される、パッケージフィルター、ファンコイルユニット、中央空調用フィルタユニット等のガス除去を目的とするガス除去用フィルタなどに使用されるフィルタエレメントには、プリーツを形成した濾材の外周端縁部にテープ状の枠材を固着したものや、プリーツを形成すると共に前記プリーツの間隔を線状のセパレータによって保持した濾材の外周端縁部にテープ状の枠材を固着したものが知られている。
これらのフィルタエレメントは、濾材の寿命がくると交換が必要であり、またフィルタエレメント、または該フィルタエレメントを構成する濾材には、各種用途や機種に応じて様々な形態や寸法のものが要求される。そこで、このようなフィルタエレメントの製造に際しては、多様な品種のものを高精度に、しかも効率よく生産しなければならない。特にジグザグ形状に折り加工した濾材の端面に枠材を固着するフィルタエレメントの製造工程においては、いかに高精度に、かつ効率よく濾材の端面に枠材を固着させるかによって、該フィルタエレメントの品質が決定づけられるため、そのための方法が求められている。
従来、フィルタエレメントの製造工程において、ジグザグ形状に折り加工した濾材の端面に枠材を固着する方法としては、図16に示す方法が知られている(特許文献1参照)。この方法は、濾材1をジグザグ形状に折り加工した連続体とし、この濾材1の側方に、2つのロール2a、2bから押圧ローラ3a、3bを介して側方条片4a、4bを供給し、同時に前記押圧ローラ3a、3bによって側方条片4a、4bを濾材1の側方に加熱圧着することで、濾材1の側面に側方条片4a、4bを固着するというものである。
ところが、この方法によれば、濾材1の側方に側方条片4a、4bを固着する工程とは別に、押圧ローラ6a、6bを用いた折り加工された濾材1の上板への補強条片5a、5bの接着、角形条片(図示しない)の接着、環状の発泡材料シール装置(図示しない)の取り付けといった工程を経て、フィルタエレメントの製造がなされており、濾材1の側面に側方条片4a、4bを連続的に固着できるといったメリットを有する反面、上述の濾材1側方への側方条片4a、4bの固着工程とは別の種々の工程を要し、さらなる生産性の向上が必要とされていた。
一方、フィルタエレメントの製造方法としては、図17及び図18に示す方法も知られている(特許文献2参照)。この方法は、断面波形にプリーツ成形したフィルタ基材11を一対の保持板15間に保持し、この保持板15を回転させることにより、前記フィルタ基材11を回転させ、さらにこの回転するフィルタ基材11の外周縁部に貼付ローラ14を当接させることにより、フィルタ基材11の回転に従って該貼付ローラ14を従動回転させると共に、この貼付ローラ14と前記フィルタ基材11との間に接着剤を塗布した帯状のフレーム材12を供給し、これにより前記フィルタ基材11の外周に帯状のフレーム材12を巻回し接着し、フィルタエレメントを製造する、というものである。
ところが、この方法にあっては、以下に示す問題があった。すなわち、
(1)
貼付ローラ14の押圧力によって帯状のフレーム材12をフィルター基材11の外周縁に固着しているため、フレーム材12に対し十分な加熱と加圧力とを付与することができない。
(2)
フィルタ基材11を一対の保持板15間に保持するには、まず貼付ローラ14のアームを上げて押圧力を解除し、次に保持板15間の間隔を広げて、その間にフィルタ基材11を挿入し、次いで保持板15間の間隔を狭くし、その上で貼付ローラ14のアームを下げてフィルタ基材11の外周縁部に荷重を付加する、という作業を行う必要があり、さらにフィルタ基材11の形状や大きさに応じて、その都度、該フィルタ基材11に対応する保持板15を取り替えなければならず、多くの手間を要すると共にフィルタ基材11の種類に応じた保持板を準備しなければならないという問題があった。
(3)
立てた状態に設けた一対の保持板15間の隙間に横からフィルタ基材11を挿入するため作業がし辛く、誤ってフィルタ基材11を落としたりする恐れがあり、さらにフィルタ基材11がその重量で保持板15に対し下側にズレ易いため、寸法精度の高いフィルタエレメントを得ることが難しいという問題があった。
(4)
保持板15の上面側から荷重をかけるため、使用する保持板15は頑丈な材質のもので製作する必要があった。また、一対の各保持板15に多数の突片13を高い精度で取り付ける必要があり、保持板15の製作費用が高くなり、結果として製品コストが高くなるという問題があった。
特開平6−319930号公報 特開2002−58943号公報
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、プリーツを形成した濾材の外周端縁部にテープ状の枠材を固着するフィルタエレメントの製造工程において、前記濾材を確実に保持することができ、また濾材の外周端縁部への枠材の固着作業を簡単、かつ確実に実行でき、しかも多品種生産に対しても迅速、かつ安価に対応することができるフィルタエレメントの製造方法、及びその製造に使用するフィルタエレメント製造用治具を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1〜6記載の発明は、図1、図3〜図7に示すように、プリーツを形成した濾材21の外周端縁部にテープ状の枠材22を固着したフィルタエレメント20を製造するときに使用するフィルタエレメント製造用治具30であって、
前記濾材21の幅及び長さに対応する底板31aと、前記濾材21のプリーツ高さに対応する高さを有し、前記濾材21を容器内に収めたとき、該濾材21のプリーツの折り線と平行となるように設けた壁31bとからなる断面がコの字の濾材収納容器31と、
前記濾材収納容器31の上面開口を覆うようにして組み合わせて用いられ、前記濾材21を収めた濾材収納容器31に被せたとき、前記濾材21のプリーツと噛み合う櫛歯部33を内面側に設けた蓋部材32と、
からなることを特徴とするフィルタエレメント製造用治具30をその要旨とした。
請求項7〜11に記載の発明は、図2及び図8に示すように、プリーツを形成すると共に前記プリーツの間隔を線状のセパレータ21aによって保持した濾材21の外周端縁部にテープ状の枠材22を固着したフィルタエレメント20を製造するときに使用するフィルタエレメント製造用治具30であって、
前記濾材21の幅及び長さに対応する底板31aと、前記濾材21のプリーツ高さに対応する高さを有し、前記濾材21を容器内に収めたとき、該濾材21のプリーツの折り線と平行となるように設けた壁31bとからなる断面がコの字の濾材収納容器31と、
前記濾材収納容器31の上面開口を覆うようにして組み合わせて用いられ、前記濾材収納容器31に被せたとき、前記濾材21のプリーツの折り線と平行となるように設けた壁32aを有する蓋部材32と、
からなることを特徴とするフィルタエレメント製造用治具30をその要旨とした。
請求項12記載の発明は、プリーツを形成した濾材21の外周端縁部にテープ状の枠材22を固着したフィルタエレメント20の製造方法において、
請求項1〜6のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具30を用い、前記濾材21を該濾材21の両端部が濾材収納容器31の壁31bよりも外側となるように配置して前記濾材収納容器31内に収め、この状態で蓋部材32を被せることで、前記蓋部材32の内面側に設けた櫛歯部33を前記濾材21のプリーツに当接させて該濾材21のプリーツ形状を保持して前記濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定し、
次いで、前記濾材21の外周端縁部に枠材22を固着するようにしたことを特徴とするフィルタエレメント20の製造方法をその要旨とした。
請求項13記載の発明は、プリーツを形成した濾材21の外周端縁部にテープ状の枠材22を固着したフィルタエレメント20の製造方法において、
請求項2〜6のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具30を用い、前記濾材21を該濾材21の両端部が濾材収納容器31または蓋部材32の壁31b、32aよりも外側となるように配置して前記濾材収納容器31内に収め、この状態で前記蓋部材32を被せることで、該濾材21の両端部の折り山の面を介して前記蓋部材32の壁32aを濾材収納容器31の壁31bに噛み合わすと共に、前記蓋部材32の内面側に設けた櫛歯部33を前記濾材21のプリーツに当接させて該濾材21のプリーツ形状を保持して前記濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定し、
次いで、前記濾材21の外周端縁部に枠材22を固着するようにしたことを特徴とするフィルタエレメント20の製造方法をその要旨とした。
請求項14記載の発明は、図8に示すように、プリーツを形成すると共に前記プリーツの折り線と直交するように一定間隔に線状のセパレータ21aを設けた濾材21の外周端縁部にテープ状の枠材22を固着したフィルタエレメント20の製造方法において、
請求項7〜11のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具30を用い、前記濾材21を該濾材21の両端部が濾材収納容器31または蓋部材32の壁31b、32aよりも外側となるように配置して濾材収納容器31内に収め、この状態で前記蓋部材32を被せることで、該濾材21の両端部の折り山の面を介して前記蓋部材32の壁32aを濾材収納容器31の壁31bに噛み合わすことで、前記濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定し、
次いで、前記濾材21の外周端縁部に枠材22を固着するようにしたことを特徴とするフィルタエレメント20の製造方法をその要旨とした。
請求項15記載の発明は、図12に示すように、濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定し、さらに、熱融着性の樹脂層22aを有するテープ状の枠材22を該枠材22の樹脂層22aが外側となるようにして断面コの字の枠材保持具38内に収納し、次いで、前記枠材22の樹脂層22aを加熱して溶融させ、次いで、前記濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定したフィルタエレメント製造用治具30の端部分を挿入し、この後、前記フィルタエレメント製造用治具30を回転させることによって前記濾材21の外周端縁部に前記枠材22を固着するようにしたことを特徴とするフィルタエレメント20の製造方法をその要旨とした。
請求項16記載の発明は、図14に示すように、濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定し、さらに濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定したフィルタエレメント製造用治具30の端部分を挿入することができるように断面をコの字状とすると共に、前記濾材21の4辺に巻き付けることができるように屈曲部41aを設けた枠材保持具41を用い、前記枠材保持具41内に熱融着性の樹脂層22aを有するテープ状の枠材22を該枠材22の樹脂層22aが外側となるようにして収納し、次いで、前記枠材22の樹脂層22aを加熱して溶融させ、次いで、前記枠材保持具41をフィルタエレメント製造用治具30の端部分を挿入し、この後、前記枠材保持具41を屈曲部41aに沿って折り曲げて前記濾材21の4辺に巻き付けることによって前記濾材21の外周端縁部に前記枠材22を固着するようにしたことを特徴とするフィルタエレメント20の製造方法をその要旨とした。
請求項17記載の発明は、図15に示すように、濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定し、さらにコンベア40上に熱融着性の樹脂層22aを有するテープ状の枠材22を該枠材22の樹脂層22aが外側となるように載置し、前記コンベア40を移動させながら前記枠材22の樹脂層22aを加熱して溶融させ、次いで、前記コンベア40に沿って両側に配され、前記濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定したフィルタエレメント製造用治具30の端部分が挿入可能な間隔に設けたガイダー42、42間に、前記フィルタエレメント製造用治具30の端部分を挿入し、この後、前記フィルタエレメント製造用治具30を回転させることによって前記濾材21の外周端縁部に前記枠材22を固着するようにしたことを特徴とするフィルタエレメント20の製造方法をその要旨とした。
請求項1〜6に記載のフィルタエレメント製造用治具30、および該フィルタエレメント製造用治具30を用いた請求項12及び13に記載のフィルタエレメント20の製造方法にあっては、プリーツを形成した濾材21の両端部を濾材収納容器31の壁31bよりも外側となるように配置して前記濾材収納容器31内に収め、この状態で前記濾材収納容器31に蓋部材32を被せることで、前記蓋部材32の内面側に設けた櫛歯部33が前記濾材21のプリーツに当接し、これにより濾材収納容器31の底板31aとの間に濾材21が挟み込まれて該濾材21のプリーツ形状が保持され、前記濾材21が濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定されるようになっている。
このため、このフィルタエレメント製造用治具30、及び該フィルタエレメント製造用治具30を用いたフィルタエレメント20の製造方法にあっては、プリーツを形成した濾材21の外周端縁部にテープ状の枠材22を固着するフィルタエレメント20の製造工程において、前記濾材21を確実に保持することができ、また濾材21の外周端縁部への枠材22の固着作業を簡単、かつ確実に実行でき、寸法精度に優れたフィルタエレメント20を製造することができる。また、このフィルタエレメント製造用治具30、及び該フィルタエレメント製造用治具30を用いたフィルタエレメント20の製造方法にあっては、該治具30がシンプルな構造となっているため、多品種生産に対しても迅速、かつ安価に対応することができる。さらに、このフィルタエレメント製造用治具30、及び該フィルタエレメント製造用治具30を用いたフィルタエレメント20の製造方法にあっては、濾材21の面を水平にして該治具30に濾材21を収めることができるので、濾材21の中心位置を正確に定めることができ、この結果、該治具30内に濾材21を精度よく収納させることができ、前記濾材21の各辺に枠材22を精度よく固着することができる。
請求項7〜11に記載のフィルタエレメント製造用治具30、及び該フィルタエレメント製造用治具30を用いた請求項14に記載のフィルタエレメント20の製造方法にあっては、プリーツを形成すると共に前記プリーツの間隔を線状のセパレータ21aによって保持した濾材21の両端部を濾材収納容器31または蓋部材32の壁31b、32aよりも外側となるように配置して前記濾材収納容器31内に収め、この状態で前記蓋部材32を被せることで、該濾材21の両端部の折り山の面を介して前記蓋部材32の壁32aを濾材収納容器31の壁31bに噛み合わすことで、前記濾材21が濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定されるようになっている。
このため、このフィルタエレメント製造用治具30、及び該フィルタエレメント製造用治具30を用いたフィルタエレメント20の製造方法にあっては、プリーツを形成した濾材21の外周端縁部にテープ状の枠材22を固着するフィルタエレメント20の製造工程において、前記濾材21を確実に保持することができ、また濾材21の外周端縁部への枠材22の固着作業を簡単、かつ確実に実行でき、寸法精度に優れたフィルタエレメント20を製造することができる。また、このフィルタエレメント製造用治具30、及び該フィルタエレメント製造用治具30を用いたフィルタエレメント20の製造方法にあっては、該治具30がシンプルな構造となっているため、多品種生産に対しても迅速、かつ安価に対応することができる。さらに、このフィルタエレメント製造用治具30、及び該フィルタエレメント製造用治具30を用いたフィルタエレメント20の製造方法にあっては、濾材21の面を水平にして該治具30に濾材21を収めることができるので、濾材21の中心位置を正確に定めることができ、この結果、該治具30内に濾材21を精度よく収納させることができ、前記濾材21の各辺に枠材22を精度よく固着することができる。
請求項15〜17に記載のフィルタエレメント20の製造方法にあっては、濾材21を確実に保持することができ、また濾材21の外周端縁部への枠材22の固着作業を簡単、かつ確実に実行でき、寸法精度に優れたフィルタエレメント20を製造することができる。また、このフィルタエレメント20の製造方法にあっては、該製造方法に用いるフィルタエレメント製造用治具30がシンプルな構造となっているため、多品種生産に対しても迅速、かつ安価に対応することができる。また、このフィルタエレメント20の製造方法にあっては、濾材21の面を水平にしてフィルタエレメント製造用治具30に濾材21を収めることができるので、濾材21の中心位置を正確に定めることができ、この結果、該治具30内に濾材21を精度よく収納させることができ、前記濾材21の各辺に枠材22を精度よく固着することができる。さらに、このフィルタエレメント20の製造方法にあっては、枠材22を固着する際に、濾材21の面を垂直にして固着作業を行うことができるので、濾材21の各辺に均一な圧力をかけることができ、この結果、精度よく濾材21の各辺に枠材を固着することができ、また必要に応じて、フィルタエレメント製造用治具30の自重を利用して濾材21の周辺に枠材22を一定の荷重で固着できるため、接着強度や固着精度に優れたフィルタエレメント20を得ることができる。
以下、本発明のフィルタエレメントの製造方法(以下、単に方法という)、及びその製造に使用するフィルタエレメント製造用治具(以下、単に治具という)を図面に示した一実施の形態に従って詳細に説明する。まず、本発明の方法に使用する治具について説明する。
図3〜図11に示す治具30は、図1及び図2に示すプリーツを形成した濾材21の外周端縁部にテープ状の枠材22を固着したフィルタエレメント20を製造するときに使用するものであり、濾材21を収める濾材収納容器31とこの濾材収納容器31の上面開口を覆う蓋部材32とからなる。
濾材21としては、プリーツ形成が可能なものである限り特に限定されず、例えば不織布、織布、編物、または紙、或いは補強材を積層した複合不織布などを用いることができる。不織布としては、例えばバインダー接着型不織布、水流絡合不織布、ニードルパンチ不織布、繊維接着型不織布、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、または紙などを単独で、或いはこれらを適宜組み合わせた不織布として用いることができる。尚、メルトブロー不織布の場合、その繊維径は10μm以下であることが望ましい。
また不織布の材質としては特に限定されず、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン6(登録商標)、ナイロン6,6(登録商標)などのポリアミド系繊維、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフォン系繊維、ポリアクリロニトリルなどのアクリル系繊維、ポリビニルアルコール繊維、または合成パルプなどの合成繊維の他に、レーヨンなどの半合成繊維、綿、パルプ繊維、麻などの天然繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、金属繊維などを単独で、またはこれらを適宜組み合わて用いることができる。
また濾材21には、活性炭、触媒粒子、または脱臭剤などの機能性材料を含ませて、多機能化することもできる。機能性材料の含有形態としては、濾材を構成する繊維に練り込んだり、付着させたり、或いは繊維表面または繊維間にバインダーを介して接着したりするなど、従来公知の方法で含有させた形態を採り得る。
濾材21にプリーツを形成する方法としては、従来より知られたレシプロ式やロータリー式などのプリーツ加工機による方法のほか、ジグザグ形状に成形された押し型でプレスする方法などがある。
濾材21のプリーツ高さとしては5〜150mmが好ましく、より好ましくは8〜65mmである。濾材21のピッチとしては、1〜100mmが好ましく、より好ましくは2〜50mmである。
また濾材21は、プリーツを形成すると共に前記プリーツの間隔を線状のセパレータ21aによって保持することもできる。セパレータ21aとしては、例えばホットメルト樹脂やウレタン樹脂などの発泡または無発泡の樹脂固形物を用い、この樹脂固形物を濾材21の表面(片面または両面の場合もある)であって、該濾材21のプリーツの折り線を横切るように塗布することで形成することができる。セパレータ21aは、濾材21の大きさに応じて該濾材21の幅方向に1本、2本またはそれ以上形成することができる。またセパレータ21aは、連続であっても不連続であってもよく、濾材21の流体の流入側と流出側の両方に形成してもよく、一方面側にのみ形成してもよい。
次に、上記プリーツを形成した濾材21の外周端縁部に固着される枠材22について説明する。図5及び図10に示すように、枠材22は、プリーツを形成した濾材21の外周端縁部に固着されて、前記濾材21のプリーツ形状を固定するものであり、該枠材22には、例えば不織布、織物、編物、フィルム、発泡樹脂板、樹脂薄板、金属薄板などのシート状の材料を用いることができる。例えば枠材22として、不織布や発泡樹脂板を用いたならば、ある程度の強度を保ちながら、厚さも嵩高となってクッション性を有するものとなるので、このような枠材22を用いたフィルアエレメント30を取付用の剛性枠(図示しない)に取り付けたとき、剛性枠との高い密着性を確保できるというメリットがある。また、不織布や発泡樹脂板などのクッション性に優れるものを枠材22として用いた場合には、活性炭などの機能性材料を含む濾材21に固着するときに、接着し易いというメリットもある。
枠材22は、その一方表面に熱可塑性の樹脂層22aを有している。このような枠材22は、上記シート材料に接着剤を付着させたり、シート材料に接着性のシートをラミネートしたりして得ることができる。シート材料に接着剤を付着させる場合、該枠材22は、エチレン酢酸ビニル系、熱可塑性ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリオレフィン系、スチレン系ブロックポリマーなどの熱可塑性ゴムなどからなるホットメルト接着剤を上記シート材料に塗布または散布することで得ることができる。接着性のシートをラミネートする場合は、上記シート材料にホットメルト樹脂シートをラミネートすることで得ることができる。
枠材22は、上記の如くして作製された後、濾材21の外周縁部を隙間無くシールできるように、該濾材21のプリーツ高さに対応してテープ状にカットされて、濾材21の外周縁部への固着に供される。
本発明の治具30は、濾材21に枠材22を固着してフィルタエレメント20を製造する際に使用するものであり、図3〜図7に示す治具30は、図1に示すプリーツを形成した濾材21の外周端縁部に枠材22を固着したフィルタエレメント20を製造する場合に使用するものであり、図8〜図11に示す治具30は、図2に示すプリーツを形成すると共に前記プリーツの間隔を線状のセパレータ21aによって保持した濾材21の外周端縁部に枠材22を固着したフィルタエレメント20を製造する場合に使用するものである。以下、まず図3〜図7に示す治具30について説明する。
図3〜図7に示す治具30は濾材収納容器31と蓋部材32とからなる。図3、図5及び図6に示すように、濾材収納容器31は断面がコの字状をなしており、濾材21の幅及び長さに対応する底板31aと、前記濾材21のプリーツ高さに対応する高さを有し、前記濾材21を容器内に収めたとき、該濾材21のプリーツの折り線と平行となるように設けた壁31bとからなる。つまり濾材収納容器31は、濾材21の幅及び長さに対応して設けた底板31aと、この底板31aの両端部に、すなわち濾材21の両端部側に、濾材21のプリーツの折り線と平行となるように設けられ、該濾材21のプリーツ高さに対応する高さを有する壁31bとによって、断面がコの字の濾材収納部が構成されるようになっている。このため、濾材収納容器31内に濾材21を収めたとき、濾材21は該容器31との間に隙間無く収められるようになり、また、濾材21の底面と両端部のみが濾材収納容器31の底板31aと壁31bとで覆われ、濾材21の両側方は開放された状態となる。
このような濾材収納容器31の材質としては、鉄、アルミ、ステンレスなどの金属、或いはABSなどのプラスチックなどが好ましく、特には軽量なアルミやプラスチックが好ましい。
また図3、図5、及び図6に示すように、この濾材収納容器31の底板31aの内面側に帯状の弾性シート34aを貼り付けることもできる。この場合、弾性シート34aが濾材収納容器31内に収納された濾材21の滑りを防止し、かつ後述の蓋部材32の櫛歯部33の先端が濾材21に当接したときに、その押圧力で底板31aとの間に挟まれた濾材21が破損するのを防止するクッション材として機能するようになる。
図4、図5及び図6に示すように、蓋部材32は、前記濾材収納容器31の上面開口を覆うようにして組み合わせて用いられるものであり、その大きさや形状としては、前記濾材収納容器31に被せたときに、その上面開口を覆うことができればよく、特に限定されない。蓋部材32の材質としては、鉄、アルミ、ステンレスなどの金属、或いはABSなどのプラスチックなどが好ましく、特には軽量なアルミやプラスチックが好ましい。この蓋部材32の内面側に櫛歯部33が設けられている。
櫛歯部33は、保持すべき濾材21のプリーツ形状、つまり濾材21のプリーツ高さおよびプリーツピッチに対応した形状となっている。このため、蓋部材32を濾材21を収めた濾材収納容器31に被せたときに、前記濾材21のプリーツに噛み合って当接し、濾材収納容器31の底板31aとの間に濾材21を挟み込んで該濾材21のプリーツ形状を保持するようになっている。櫛歯部33は、蓋部材32の内面側であれば、少なくとも1つあればよく、その位置や数は特に限定されない。しかし、上記のように櫛歯部33によって濾材21のプリーツ形状が保持されるため、好ましくは図4、図5、及び図6に示すように、蓋部材32の内面側の両端部にそれぞれ設けるとよい。さらに好ましくは蓋部材32の内面側の両端部と中央部の3カ所に設ける形態である。このように櫛歯部33を蓋部材32の内面側の両端部、或いは両端部と中央部とに設けることで、濾材21はより確実に保持されることになる。
また蓋部材32は、該蓋部材32を濾材収納容器31に被せたとき、濾材21のプリーツの折り線と平行となるように設けた壁32aを有する形態を採ることもできる。このような形態とした場合、例えば図4及び図5に示すように、濾材21を該濾材21の両端部が濾材収納容器31の壁31bよりも外側となるように配置して、或いは濾材21を該濾材21の両端部が蓋部材32の壁32aよりも外側となるように配置して前記濾材収納容器31内に収め、この状態で前記蓋部材32を被せることで、該濾材21の両端部の折り山の面を介して前記蓋部材32の壁32aを濾材収納容器31の壁31bに噛み合わし、これにより、濾材21の両端部を蓋部材32の壁32aと濾材収納容器31の壁31bとに挟み込んで該濾材21の両端部を保持することができる。また同時に、前記蓋部材32の内面側に設けた櫛歯部33を前記濾材21のプリーツに当接させて該濾材21を濾材収納容器31の底板31aとの間に挟み込んで該濾材21のプリーツ形状を保持することができ、これにより前記濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に確実に固定できるようになる。
尚、図5及び図6に示すように、濾材21の両端部の折り山の面を介して蓋部材32の壁32aを濾材収納容器31の壁31bに噛み合わすことで、濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定する、という作用効果を得るためには、蓋部材32の壁32a、32a間の距離、すなわち蓋部材32の長さと、濾材収納容器31の壁31b、31b間の距離、すなわち底板31aの長さは、いずれか一方を、他方よりも短く設けるのが望ましい。
また図4、図5、及び図6に示すように、この蓋部材32の内面側に帯状の弾性シート34bを貼り付けることもできる。この場合、弾性シート34bが濾材収納容器31内に収納された濾材21の滑りを防止し、かつ蓋部材32の櫛歯部33の先端が濾材21に当接したときに、その押圧力で濾材収納容器31の底板31aとの間に挟まれた濾材21が破損するの防止するクッション材として機能するようになる。
図7に示す治具30は、濾材収納容器31の壁31aと蓋部材32の壁32aにそれぞれマグネット35を仮止め部材として設けた形態を示すものである。この治具30の場合、蓋部材32を濾材21を収納した濾材収納容器31に被せたとき、前記蓋部材32と濾材収納容器31とがそれぞれに設けたマグネット35の磁力によって閉蓋状態に仮止めされるようになっている。このため、図5及び図10に示すように、濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定した状態で、濾材21の外周端縁部に枠材22を固着する作業を行う場合、作業者が濾材収納容器31から蓋部材32が外れないように押さえておく必要がなく、また、濾材収納容器31から蓋部材32が外れないように押さえておく、布団バサミのような仮止め部材を用いる必要もない。
尚、濾材収納容器31と蓋部材32の少なくとも一方に、マグネット35が磁着する素材、例えば鉄またはステンレスを用いたならば、マグネット35は濾材収納容器31及び蓋部材32のいずれか一方に設ければよい。また、マグネット35の大きさ、形状は任意であり、その取付位置も壁に限らず、底板や内面側など何処でもよい。
また図4及び図5に示すように、蓋部材32の外側面には取っ手36を設けることもできる。この場合、濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定した状態で、濾材21の外周端縁部に枠材22を固着する作業を行う場合、取っ手を持ちながら作業を行うことができ、より円滑な固着作業ができる。また、固着作業後に、濾材収納容器31から蓋部材32を取り外して、濾材21の外周端縁部に枠材22が固着されたフィルタエレメント20を取り出すときも、取っ手36を持ちながら行うことができ、作業がより円滑になる。
次に、図8〜図11に示す治具30について説明する。この治具30は、図2に示すプリーツを形成すると共に前記プリーツの間隔を線状のセパレータ21aによって保持した濾材21の外周端縁部に枠材22を固着したフィルタエレメント20を製造する場合に使用するものである。このため、図3〜図7に示す治具30のような濾材21のプリーツ形状を保持するための櫛歯部33のような構成は基本的に不要である。必要なのは、図10に示すように、濾材21を濾材収納容器31に収めて、該濾材収納容器31の上面開口に蓋部材32を被せたとき、濾材21の両端部を保持する構成、すなわち濾材収納容器31の壁31bと蓋部材32の壁32aである。
また、濾材21表面の線状のセパレータ21aが濾材21の両端部の折り山にまで形成されている場合、例えば図10に示すように、濾材21を該濾材21の両端部が濾材収納容器31の壁31bよりも外側となるように配置して、或いは濾材21を該濾材21の両端部が蓋部材32の壁32aよりも外側となるように配置して前記濾材収納容器31内に収め、この状態で前記蓋部材32を被せようとしたとき、濾材21表面の線状のセパレータ21aが障害となって、蓋部材32が濾材収納容器31に閉蓋することができなくなる。このため、図9及び図10に示す治具30では、蓋部材32の壁32aに線状のセパレータ21aが入り込むスリット32bを設け、或いは濾材収納容器31の壁31bに線状のセパレータ21aが入り込むスリット(図示しない)を設け、蓋部材32を濾材収納容器31に確実に閉蓋できるようにしている。尚、濾材21の外周端縁部に枠材22を固着するに際して、外周端縁部にセパレータが設けられていると、枠材22を固着し難い場合があり、この場合、この部分のセパレータを予め省いておくことが望ましい。
蓋部材32の壁32aに設けられるスリット32b、または濾材収納容器31の壁31bに設けられるスリット(図示しない)の大きさや形状としては、上記の如く、濾材21の片面または両面に設けた線状のセパレータ21aを受け入れることができるものであるならば特に限定されない。またスリットは、蓋部材32を濾材収納容器31に被せたときに、内側となる壁に設けられていることが好ましい。また、スリットの位置や数は、濾材21に形成されたセパレータ21aに対応して適宜決定すればよい。
尚、図8及び図10に示す治具30についても、例えば図11に示すように、濾材収納容器31の壁31aと蓋部材32の壁32aにそれぞれマグネット35を仮止め部材として設けた形態を採ることができる。マグネット35の形態、作用効果、適用例については、図7に示すものと同じであるため、ここでの説明は割愛する。
尚、図8〜図11に示す治具30の場合、上述した特徴部分以外の構成、採り得る好ましい形態は、図3〜図7に示す治具と同じであるため、濾材収納容器31、蓋部材32、および弾性シート34a、34bについての詳細説明は割愛する。
次に、本発明の方法について説明する。まず、上述した図3〜図7に示す治具30を用いた方法(方法1)、図3〜図7に示す治具30であって、壁32aを有しない蓋部材32と濾材収納容器31とからなる治具30を用いた方法(方法2)、および図8〜図11に示す治具30を用いた方法(方法3)について説明する。
方法2
はじめに、図3〜図7に示す治具30であって、壁32aを有しない蓋部材32と濾材収納容器31とからなる治具30を用いた方法について説明する。この方法では、まず、濾材21を該濾材21の両端部が濾材収納容器31の壁31bよりも外側となるように配置して前記濾材収納容器31内に収める。
次いで、この状態で蓋部材32を濾材収納容器31に被せる。すると、前記蓋部材32の内面側に設けた櫛歯部33が前記濾材21のプリーツに当接し、濾材21は濾材収納容器31の底板31aとの間に挟み込まれることになり、これにより該濾材21のプリーツ形状が保持されて濾材21が濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定されるようになる。
このようにして濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定された濾材21の外周端縁部は、治具30の側面、すなわち蓋部材32が被された濾材収納容器31の側面から露出した状態となっている。
次いで、上記のように濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定された濾材21の外周端縁部に枠材22を固着する。濾材21の外周端縁部に枠材22を固着させる方法としては特に限定されないが、例えば図5に示すように濾材収納容器31と蓋部材32との間に濾材21を固定した治具30を回転させながら、治具30の周り(側面)に露出する濾材21の外周端縁部に枠材22の樹脂層22aを濾材21側にして固着していくのである。尚、治具30を回転させながら、濾材21の外周端縁部に枠材22固着するときに、蓋部材32と濾材収納容器31とが閉蓋状態に保持するために、図7に示すように濾材収納容器31の壁31bにマグネット35を設けておいてもよい。また、図12に示す布団バサミのような蓋部材32と濾材収納容器31を閉蓋状態に保持する保持部材37を用いてもよい。
方法1
次に、図3〜図7に示す治具30を用いた方法について説明する。この方法では、まず、濾材21を該濾材21の両端部が濾材収納容器31の壁31bよりも外側となるように配置して前記濾材収納容器31内に収める。また別の方法として、まず濾材21を該濾材21の両端部が蓋部材32の壁32aよりも外側となるように配置し、その上で、濾材21を濾材収納容器31内に収める方法もある。
次いで、この状態で蓋部材32を濾材収納容器31に被せる。すると、濾材の両端部の折り山の面を介して前記蓋部材の壁が濾材収納容器の壁に噛み合わされる。このため、濾材の両端部は蓋部材の壁と濾材収納容器の壁とに挟み込まれて保持されるようになる。また同時に、蓋部材32の内面側に設けた櫛歯部33が前記濾材21のプリーツに当接し、濾材21は濾材収納容器31の底板31aとの間に挟み込まれることになり、これにより該濾材21のプリーツ形状が保持されるようになり、これにより濾材21は濾材収納容器31と蓋部材32との間に確実に固定されるようになる。
次いで、上記のように濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定された濾材21の外周端縁部に枠材22を固着する。濾材21の外周端縁部に枠材22を固着させる方法としては特に限定されないが、例えば図5に示すように濾材収納容器31と蓋部材32との間に濾材21を固定した治具30を回転させながら、治具30の周り(側面)に露出する濾材21の外周端縁部に枠材22の樹脂層22aを濾材21側にして固着していくのである。尚、治具30を回転させながら、濾材21の外周端縁部に枠材22固着するときに、蓋部材32と濾材収納容器31とが閉蓋状態に保持するために、図7に示すように濾材収納容器31の壁31bにマグネット35を設けておいてもよい。また、図12に示す布団バサミのような蓋部材32と濾材収納容器31を閉蓋状態に保持する保持部材37を用いてもよい。
方法3
次に、図8〜図11に示す治具30を用いた方法を説明する。この方法では、まず、濾材21を該濾材21の両端部が濾材収納容器31の壁31bよりも外側となるように配置して前記濾材収納容器31内に収める。また別の方法として、まず濾材21を該濾材21の両端部が蓋部材32の壁32aよりも外側となるように配置し、その上で、濾材21を濾材収納容器31内に収める方法もある。
次いで、この状態で蓋部材32を濾材収納容器31に被せる。すると、濾材の両端部の折り山の面を介して前記蓋部材の壁が濾材収納容器の壁に噛み合わされる。このため、濾材の両端部は蓋部材の壁と濾材収納容器の壁とに挟み込まれて保持されるようになる。尚、濾材21表面の線状のセパレータ21aが濾材21の両端部の折り山にまで形成されている場合には、例えば図9及び図10に示すように蓋部材32の壁32aに設けたスリット32bに、或いは濾材収納容器31の壁31bに設けたスリット(図示しない)に、濾材21表面の線状のセパレータ21aが入り込むため、蓋部材32は濾材収納容器31に確実に閉蓋される。
次いで、上記のように濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定された濾材21の外周端縁部に枠材22を固着する。濾材21の外周端縁部に枠材22を固着させる方法としては特に限定されないが、例えば図10に示すように濾材収納容器31と蓋部材32との間に濾材21を固定した治具30を回転させながら、治具30の周り(側面)に露出する濾材21の外周端縁部に枠材22の樹脂層22aを濾材21側にして固着していくのである。尚、治具30を回転させながら、濾材21の外周端縁部に枠材22固着するときに、蓋部材32と濾材収納容器31とが閉蓋状態に保持するために、図11に示すように濾材収納容器31の壁31bにマグネット35を設けておいてもよい。また、図12に示す布団バサミのような蓋部材32と濾材収納容器31を閉蓋状態に保持する保持部材37を用いてもよい。
次に、上述した治具によって固定された濾材の外周端縁部に前記枠材を固着してフィルタエレメントを製造するさらに別の方法(方法4〜6)を説明する。
方法4
この方法は、図12に示す枠材22を収める枠材保持具38を用いた方法である。この方法では、まず熱融着性の樹脂層22aを有するテープ状の枠材22を該枠材22の樹脂層22aが外側となるようにして断面がコの字の枠材保持具38内に収める。枠材保持具38は、濾材21の外周端縁部全体に固着できる長さの枠材22が収められ、かつ治具30の端部分を挿入可能な幅を有するものであるならば特に限定されない。
次いで、枠材22の熱可塑性の樹脂層22aを加熱して溶融させる。枠材22の樹脂層22aを加熱する場合、枠材保持具38ごと、図13に示す加熱装置39により加熱して枠材保持具38内に収めた枠材22の樹脂層22aを溶融させるのである。
次いで、上記方法1〜3に示したいずれかの方法で、濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定した治具30の端部分を、加熱装置39からコンベア40によって運ばれた枠材保持具38内に挿入する。治具30の端部分(一辺)を枠材保持具38内に挿入することで、治具30の側面から露出する濾材21の外周端縁部(一辺)が枠材保持具38内に収められた枠材22の溶融した樹脂層22aが接触し、これに治具30の重量も加わって濾材21の外周端縁部(一辺)に枠材22が樹脂層22aを介して固着される。
次いで、図12中矢印方向に治具30を回転させる。加熱装置39から溶融した樹脂層22aを有する枠材22を収めた枠材保持具38がコンベア40によって移動される。これにより濾材21の外周端縁部の別の一辺が枠材保持具38内に収められた枠材22の溶融した樹脂層22aに接触し、濾材21の外周端縁部(一辺)に枠材22が樹脂層22aを介して固着される。この後、上記治具30の回転、固着を濾材21の外周端縁部の辺数だけ繰り返すことで、濾材21の外周端縁部全体に枠材22が固着され、図1又は図2に示すフィルタエレメント20が製造される。
方法5
この方法は、屈曲部41aを設けた枠材保持具41を用いた方法である。この方法では、まず図14に示すように、熱融着性の樹脂層22aを有するテープ状の枠材22を該枠材22の樹脂層22aが外側となるようにして断面がコの字の枠材保持具41内に収める。枠材保持具41は、濾材21の外周端縁部全体に固着できる長さを有している。また枠材保持具41は、枠材22が収められ、かつ治具30の端部分に挿入可能な幅を有している。また枠材保持具41には、濾材21の4辺に巻き付けることができるように屈曲部41aが設けられている。
次いで、枠材22の熱可塑性の樹脂層22aを加熱して溶融させる。枠材22の樹脂層22aを加熱する場合、枠材保持具41ごと、加熱装置39により加熱して枠材保持具41内に収めた枠材22の樹脂層22aを溶融させるのである。
次いで、上記方法1〜3に示したいずれかの方法で、濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定した治具30の端部分(一辺)に、前記枠材保持具41(一辺)を挿入する。治具30の端部分(一辺)に枠材保持具41(一辺)を挿入することで、治具30の側面から露出する濾材21の外周端縁部(一辺)が枠材保持具41内に収められた枠材22の溶融した樹脂層22aが接触し、これに治具30の重量も加わって濾材21の外周端縁部(一辺)に枠材22が樹脂層22aを介して固着される。
次いで、枠材保持具41を図14中矢印で示すように屈曲部41aに沿って折り曲げて前記濾材21の外周端縁部の全周(濾材21の4辺)に巻き付けながら、濾材21の外周端縁部に枠材22を固着させて図1または図2に示すフィルタエレメント20を製造するのである。
方法6
この方法は、コンベアに沿って両側に配されたガイダーを用いた方法である。この方法では、まず、図15に示すように、加熱装置39のコンベア40上に熱融着性の樹脂層22aを有するテープ状の枠材22を該枠材22の樹脂層22aが外側となるように載置する。
次いで、加熱装置39によって前記コンベア40を移動させながら前記枠材22の樹脂層22aを加熱して溶融させる。加熱装置39の加熱ゾーンAによって加熱された枠材22は、コンベア40によって固着ゾーンBへと供給される。加熱装置39における固着ゾーンBのコンベア40の両側には、ガイダー42、42が治具30の端部分を挿入可能な間隔で配されており、加熱された枠材22はコンベア40によってガイダー42、42間へと供給されるのである。
次いで、上記方法1〜3に示したいずれかの方法で、濾材21を濾材収納容器31と蓋部材32との間に固定した治具30の端部分(一辺)を、ガイダー42、42間に挿入する。ガイダー42、42間には、加熱された枠材22がコンベア40によって供給されており、ガイダー42、42間に治具30の端部分(一辺)を挿入することで、治具30の側面から露出する濾材(図示しない)の外周端縁部(一辺)がガイダー42、42間に収められた枠材22の溶融した樹脂層22aに接触し、これに治具30の重量も加わって濾材(図示しない)の外周端縁部(一辺)に枠材22が樹脂層22aを介して固着される。
次いで、図15中矢印で示すように治具30を回転させる。ガイダー42、42間には、加熱された枠材22がコンベア40によって供給され、治具30の別の端部分を挿入することで、濾材(図示しない)の外周端縁部の別の一辺がガイダー42、42間に供給された枠材22の溶融した樹脂層22aに接触し、濾材(図示しない)21の外周端縁部(一辺)に枠材22が樹脂層22aを介して固着される。この後、上記治具30の回転、固着を濾材(図示しない)の外周端縁部の辺数だけ繰り返すことで、図1または図2に示す濾材21の外周端縁部全体に枠材22が固着されたフィルタエレメント20が製造される。
尚、本発明は、上に説明した例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内で自由に変更することができる。
本発明の治具を用いて製造されたフィルタエレメントを示す斜視図である。 本発明の治具を用いて製造されたフィルタエレメントの別例を示す斜視図である。 本発明の治具を構成する濾材収納容器を示す斜視図である。 本発明の治具を構成する蓋部材を示す斜視図である。 本発明の治具であって、濾材収納容器に蓋部材を被せた状態を示す斜視図である。 同じく濾材収納容器に蓋部材を被せた状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の治具の別の形態であって、濾材収納容器に蓋部材を被せた状態を示す斜視図である。 本発明の治具であって、濾材収納容器に蓋部材を被せた状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の別の治具を構成する蓋部材を示す斜視図である。 本発明の別の治具であって、濾材収納容器に蓋部材を被せた状態を示す斜視図である。 本発明の別の治具の別の形態であって、濾材収納容器に蓋部材を被せた状態を示す斜視図である。 本発明の方法によりフィルタエレメントを製造する過程を示す斜視図である。 本発明の方法によりフィルタエレメントを製造する過程で使用する加熱装置を示す正面図である。 本発明の別の方法によりフィルタエレメントを製造する過程を示す斜視図である。 本発明の別の方法によりフィルタエレメントを製造する過程で使用する加熱装置を示す正面図である。 従来のフィルタエレメントの製造装置を示す平面図である。 従来のフィルタエレメントの製造装置を示す正面図である。 図17に示すフィルタエレメントの製造装置において、フィルタ基材を保持する一対の保持板を示す要部拡大図である。
符号の説明
濾材 ・・・21、セパレータ ・・・21a、枠材 ・・・22、樹脂層 ・・・22a、フィルタエレメント ・・・20、治具 ・・・30、濾材収納容器 ・・・31、
底板 ・・・31a、壁 ・・・31b、蓋部材 ・・・32、壁 ・・・32a、
スリット ・・・32b、櫛歯部 ・・・33、枠材保持具・・・38、41、
屈曲部 ・・・41a、コンベア ・・・40、ガイダー ・・・42

Claims (17)

  1. プリーツを形成した濾材の外周端縁部にテープ状の枠材を固着したフィルタエレメントを製造するときに使用するフィルタエレメント製造用治具であって、
    前記濾材の幅及び長さに対応する底板と、前記濾材のプリーツ高さに対応する高さを有し、前記濾材を容器内に収めたとき、該濾材のプリーツの折り線と平行となるように設けた壁とからなる断面がコの字の濾材収納容器と、
    前記濾材収納容器の上面開口を覆うようにして組み合わせて用いられ、前記濾材を収めた濾材収納容器に被せたとき、前記濾材のプリーツと噛み合う櫛歯部を内面側に設けた蓋部材と、
    からなることを特徴とするフィルタエレメント製造用治具。
  2. 蓋部材が、濾材収納容器に被せたとき、濾材のプリーツの折り線と平行となるように設けた壁を有することを特徴とする請求項1記載のフィルタエレメント製造用治具。
  3. 蓋部材の壁間の距離と濾材収納容器の壁間の距離のいずれか一方を、他方よりも短く設けたことを特徴とする請求項2記載のフィルタエレメント製造用治具。
  4. 蓋部材の内面側と濾材収納容器の底板の内面側の両方、またはいずれか一方に弾性シートを配置したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具。
  5. 蓋部材を濾材収納容器に被せたとき、前記蓋部材が濾材収納容器に閉蓋状態となるように仮止めする仮止め部材を前記蓋部材または濾材収納容器に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具。
  6. 仮止め部材が、蓋部材の壁及び濾材収納容器の壁のいずれか一方、または両方に設けたマグネットである請求項1〜5のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具。
  7. プリーツを形成すると共に前記プリーツの間隔を線状のセパレータによって保持した濾材の外周端縁部にテープ状の枠材を固着したフィルタエレメントを製造するときに使用するフィルタエレメント製造用治具であって、
    前記濾材の幅及び長さに対応する底板と、前記濾材のプリーツ高さに対応する高さを有し、前記濾材を容器内に収めたとき、該濾材のプリーツの折り線と平行となるように設けた壁とからなる断面がコの字の濾材収納容器と、
    前記濾材収納容器の上面開口を覆うようにして組み合わせて用いられ、前記濾材収納容器に被せたとき、前記濾材のプリーツの折り線と平行となるように設けた壁を有する蓋部材と、
    からなることを特徴とするフィルタエレメント製造用治具。
  8. 蓋部材の壁間の距離と濾材収納容器の壁間の距離のいずれか一方を、他方よりも短く設けたことを特徴とする請求項7記載のフィルタエレメント製造用治具。
  9. 蓋部材の内面側と濾材収納容器の底板の内面側の両方、またはいずれか一方に弾性シートを配置したことを特徴とする請求項7または8のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具。
  10. 蓋部材を濾材収納容器に被せたとき、前記蓋部材が濾材収納容器に閉蓋状態となるように仮止めする仮止め部材を前記蓋部材または濾材収納容器に設けたことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具。
  11. 仮止め部材が、蓋部材の壁及び濾材収納容器の壁のいずれか一方、または両方に設けたマグネットである請求項7〜10のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具。
  12. プリーツを形成した濾材の外周端縁部にテープ状の枠材を固着したフィルタエレメントの製造方法において、
    請求項1〜6のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具を用い、前記濾材を該濾材の両端部が濾材収納容器の壁よりも外側となるように配置して前記濾材収納容器内に収め、この状態で蓋部材を被せることで、前記蓋部材の内面側に設けた櫛歯部を前記濾材のプリーツに当接させて該濾材のプリーツ形状を保持して前記濾材を濾材収納容器と蓋部材との間に固定し、
    次いで、前記濾材の外周端縁部に枠材を固着するようにしたことを特徴とするフィルタエレメントの製造方法。
  13. プリーツを形成した濾材の外周端縁部にテープ状の枠材を固着したフィルタエレメントの製造方法において、
    請求項2〜6のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具を用い、前記濾材を該濾材の両端部が濾材収納容器または蓋部材の壁よりも外側となるように配置して前記濾材収納容器内に収め、この状態で前記蓋部材を被せることで、該濾材の両端部の折り山の面を介して前記蓋部材の壁を濾材収納容器の壁に噛み合わすと共に、前記蓋部材の内面側に設けた櫛歯部を前記濾材のプリーツに当接させて該濾材のプリーツ形状を保持して前記濾材を濾材収納容器と蓋部材との間に固定し、
    次いで、前記濾材の外周端縁部に枠材を固着するようにしたことを特徴とするフィルタエレメントの製造方法。
  14. プリーツを形成すると共に前記プリーツの折り線と直交するように一定間隔に線状のセパレータを設けた濾材の外周端縁部にテープ状の枠材を固着したフィルタエレメントの製造方法において、
    請求項7〜11のいずれかに記載のフィルタエレメント製造用治具を用い、前記濾材を該濾材の両端部が濾材収納容器または蓋部材の壁よりも外側となるように配置して濾材収納容器内に収め、この状態で前記蓋部材を被せることで、該濾材の両端部の折り山の面を介して前記蓋部材の壁を濾材収納容器の壁に噛み合わすことで、前記濾材を濾材収納容器と蓋部材との間に固定し、
    次いで、前記濾材の外周端縁部に枠材を固着するようにしたことを特徴とするフィルタエレメントの製造方法。
  15. 濾材を濾材収納容器と蓋部材との間に固定し、
    さらに、熱融着性の樹脂層を有するテープ状の枠材を該枠材の樹脂層が外側となるようにして断面コの字の枠材保持具内に収納し、次いで、前記枠材の樹脂層を加熱して溶融させ、次いで、前記濾材を濾材収納容器と蓋部材との間に固定したフィルタエレメント製造用治具の端部分を挿入し、この後、前記フィルタエレメント製造用治具を回転させることによって前記濾材の外周端縁部に前記枠材を固着するようにしたことを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載のフィルタエレメントの製造方法。
  16. 濾材を濾材収納容器と蓋部材との間に固定し、
    さらに、前記濾材を濾材収納容器と蓋部材との間に固定したフィルタエレメント製造用治具の端部分を挿入することができるように断面をコの字状とすると共に、前記濾材の4辺に巻き付けることができるように屈曲部を設けた枠材保持具を用い、前記枠材保持具内に熱融着性の樹脂層を有するテープ状の枠材を該枠材の樹脂層が外側となるようにして収納し、次いで、前記枠材の樹脂層を加熱して溶融させ、次いで、前記枠材保持具をフィルタエレメント製造用治具の端部分を挿入し、この後、前記枠材保持具を屈曲部に沿って折り曲げて前記濾材の4辺に巻き付けることによって前記濾材の外周端縁部に前記枠材を固着するようにしたことを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載のフィルタエレメントの製造方法。
  17. 濾材を濾材収納容器と蓋部材との間に固定し、
    さらに、コンベア上に熱融着性の樹脂層を有するテープ状の枠材を該枠材の樹脂層が外側となるように載置し、前記コンベアを移動させながら前記枠材の樹脂層を加熱して溶融させ、次いで、前記コンベアに沿って両側に配され、前記濾材を濾材収納容器と蓋部材との間に固定したフィルタエレメント製造用治具の端部分が挿入可能な間隔に設けたガイダー間に、前記フィルタエレメント製造用治具の端部分を挿入し、この後、前記フィルタエレメント製造用治具を回転させることによって前記濾材の外周端縁部に前記枠材を固着するようにしたことを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載のフィルタエレメントの製造方法。
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