JP2010161677A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置及び画像処理方法おいて、画像データの処理速度を向上させた技術を提供することを第1の目的とする。また、画像処理装置及び画像処理方法おいて、少ないメモリー容量で複数回のフィルター処理を行うことができる技術を提供することを第2の目的とする。
【解決手段】画像処理装置であって、メモリーに格納された画素を、外側に位置する画素から内側に位置する画素へと順に処理対象画素を選択して、フィルター処理を行うことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、一画面を構成する画像データを複数の画像ブロックに分割し、分割した画像ブロック毎に複数回の画質調整を行う画像処理装置及び画像処理方法に関する。
従来、現行のNTSCテレビよりも高精細な映像を処理する技術として、入力された画像データを複数の画像ブロックに分割し、分割された画像ブロック毎に並列して所定の画質調整を行う技術が知られている(特許文献1及び特許文献2)。
特開平9−275564号公報 特開2000−312311号公報
所定の画質調整がフィルター処理である場合、必要に応じて隣接する画像領域の画素データを取得する必要がある。特許文献2には、分割された画像データと隣接する画像データの一部の映像(画素)とを同一のフィールドメモリーに格納し、フィルター処理を行う技術が開示されている。しかしながら、分割された画像ブロックに対し、複数回のフィルター処理を行う場合、フィルター処理に必要な画像ブロックを格納する大容量のフィールドメモリーがフィルター処理毎に必要となる。そのため、複数回のフィルター処理を行う画像処理装置ではコストが高くなるといった問題が生じる。また、映像入力に対し映像出力がフィールドメモリーを設けた分だけ遅延するといった問題が生じる。これらの問題は、高精細な映像を処理する技術に限らず、入力された画像データを複数の画像ブロックに分割し、分割された画像ブロック毎に複数回の画質調整を行う技術に共通の問題であった。
従って、本発明の目的は、上記した課題を踏まえ、入力された画像データを複数の画像ブロックに分割し、画像ブロック毎に複数回の画質調整を行う画像処理装置において、画像データの処理速度を向上させた技術を提供することを第1の目的とする。また、少ないメモリー容量で複数回の画質調整を行うことができる技術を提供することを第2の目的とする。
本発明は、上記の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することができる。
[適用例1] 画像処理装置であって、一画面を構成する入力画像データをN個(Nは2以上の整数)の画像ブロックに分割する画像分割部と、前記N個の画像ブロック毎に並列に画像処理を行うN個の画像処理部と、を備え、i番目(iは1〜Nの整数)の画像処理部は、前記画像分割部で分割されたi番目の画像ブロック全体を格納する第1の画像ブロックメモリーと、前記画像ブロックの画素データに対し順次直列的に画質調整を行う、K個(Kは2以上の整数)の画質調整部と、前記K個の画質調整部の間にそれぞれ配置された、画質調整後の画像ブロックの少なくとも一部を格納する(K−1)個のバッファメモリーと、K番目の画質調整部の後段に配置された、画質調整後の画像ブロック全体を格納する第2の画像ブロックメモリーと、他の画像処理部から、隣接する画像ブロックの画素データを必要に応じて取得する画素データ取得部と、を有し、各画質調整部は、前記i番目の画像ブロックの外側に位置する画素から内側に位置する画素へと順に処理対象画素を選択して画質調整を行い、2番目〜K番目の画質調整部の少なくとも1つがフィルター処理を行うフィルター処理部である、画像処理装置。
適用例1の画像処理装置によれば、k番目(kは2〜Kの整数)の画質調整部がフィルター処理部であっても、(k−1)番目のバッファメモリーに、分割された画像ブロック全ての画素データ(以下、「1ブロック分の画素データ」という。)が格納される前に、フィルター処理を行うに際し必要な隣接する画像ブロックの画素データを取得できる。このため、(k−1)番目のバッファメモリーに1ブロック分の画素データが格納される前に、k番目のフィルター処理部でフィルター処理を行うことができる。よって、順次走査により処理対象画素を選択してフィルター処理を行う場合に比べ、画像データの処理速度を向上させることができる。
例えば、縦5画素、横5画素のフィルター行列(以下、「5×5フィルター行列」という。)でフィルター処理を行う場合、(k−1)番目のバッファメモリーに格納された1画素幅の枠状の画像領域の画素を「外周1ライン分の画素」と定義すると、外周3ライン分の画素データが(k−1)番目のバッファメモリーに格納されれば、k番目のフィルター処理を行うことができる。この詳細は後述する。なお順次走査とは、1ブロック分の画素データの左上隅の画素から走査を開始し、右方向に向かって走査し、右端の画素に達したら1ライン分だけ画面の下方向に移動すると共に画面左端に移動し、ふたたび右方向に向かって走査する、という手順を画面の右下隅の画素に達するまで繰り返すことをいう。
[適用例2] 適用例1に記載の画像処理装置であって、Kは3以上の整数であり、2番目〜K番目の画質調整部のうち、少なくとも2つがフィルター処理を行うフィルター処理部であり、前記フィルター処理部の前段に配置された各バッファメモリーのメモリー容量は、前記第1の画像ブロックメモリー及び前記第2の画像ブロックメモリーの各メモリー容量よりも小さい、画像処理装置。
適用例2の画像処理装置によれば、順次走査により処理対象画素を選択してフィルター処理を行う場合に比べ、さらに画像データの処理速度を向上させることができると共に、映像処理部で使用するメモリー容量の低減を図ることができる。また、2番目以降のフィルター処理部の個数は、2以上の整数であれば良いが、5以上の整数であることがより好ましく、10以上の整数であることがさらに好ましい。2番目以降のフィルター処理の回数が多ければ多い程、順次走査により処理対象画素を選択してフィルター処理を行う場合に比べ、映像処理部での画像データの処理速度をより向上させることができると共に、映像処理部で使用するメモリー容量の低減をより図ることができるからである。
[適用例3] 適用例1又は適用例2に記載の画像処理装置であって、前記画質調整の対象となる処理対象画素の選択は、前記i番目の画像ブロックの外側から内側に向かって、1画素幅の枠状画像領域を順次選択するとともに、選択された枠状画像領域を構成する4つの辺を予め定められた順番で走査して行う、画像処理装置。
適用例3の画像処理装置によれば、メモリーに格納された画素に対し、外側に位置する画素から内側に位置する画素へと順に処理対象画素を選択することができる。
[適用例4] 適用例1又は適用例2に記載の画像処理装置であって、前記画質調整の対象となる処理対象画素の選択は、螺旋状に画素を走査して行う、画像処理装置。
適用例4の画像処理装置によれば、螺旋状に画素を走査することで、走査に無駄を無くし走査時間を短縮できる。よって、画像データの処理速度をより向上させることができる。
また、適用例1乃至適用例4に記載の画質処理には、フィルター処理、γ調整、コントラスト調整、輝度調整等の各種画質処理を用いることができる。さらに、適用例1乃至適用例4に記載のフィルター処理には、平滑化フィルター、メディアンフィルター、エッジ抽出フィルター、鮮明化フィルター等の各種フィルターを用いることができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば画像処理装置及び画像処理方法、それらの装置又は方法の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記憶媒体等の態様で実現することができる。
次に、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
A.第1実施例及び比較例:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例及び比較例:
A−1.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例としての映像信号処理装置1の構成を示す図である。ここでは、1画面が水平方向1920画素、垂直方向1080画素の高精細テレビジョンを例に挙げて説明を行う。映像信号処理装置1は、入力されたアナログ映像信号をA/D変換によりデジタル信号に変換する映像入力部10と、デジタル化された画像データDInを複数の画像ブロックに分割する映像分割部20と、分割された画像ブロックを並列に処理する4つの映像処理部30,40,50,60と、並列に処理された画像ブロックDOut1〜4を一画面の画像データに合成する映像合成部70と、合成された画像データDOutをD/A変換により出力信号としてモニターに出力する映像出力部80とを備える。また、4つの映像処理部30〜60間に示した白抜きの矢印は映像処理部30〜60間で必要な画素データを交換している様子を示している。また、ここでは、一画面の画像データDInを映像分割部20で水平方向960画素、垂直方向540画素の4ブロックに分割し、分割された画像ブロックDIn1〜DIn4を4つの映像処理部30〜60で並列して処理を行う態様を示している。4つの映像処理部30〜60は、処理対象とする画像ブロックの位置が異なるだけであり、その処理内容は同一である。以下では、主として第3映像処理部50の構成と動作について説明する。
図2は、第3映像処理部50の内部構成を示すブロック図である。第3映像処理部50は、2つのブロックメモリー502,514と、3つのフィルター処理部504,508,512と、各フィルター処理部504,508,512の間に配置された2つのバッファメモリー506,510と、隣接する画像ブロックの画素を必要に応じて取得する画素データ交換部520とを有する。第1ブロックメモリー502は、分割された画像ブロックDIn3を格納する。第1フィルター処理部504は、第1ブロックメモリー502から第1のフィルター処理の対象となる画素(以下、「処理対象画素」又は「注目画素」と呼ぶ。)及び周辺画素を読み出し第1のフィルター処理を行う。第1バッファメモリー506は、第1フィルター処理部504で第1のフィルター処理が行われた画素データを格納する。第2フィルター処理部508は、第1バッファメモリー506から注目画素及び周辺画素を読み出し第2のフィルター処理を行う。第2バッファメモリー510は、第2フィルター処理部508で第2のフィルター処理が行われた画素データを格納する。第3フィルター処理部512は、第2バッファメモリー510から注目画素及び周辺画素を読み出し第3のフィルター処理を行う。第2ブロックメモリー514は、第3フィルター処理部512で第3のフィルター処理が行われた1ブロック分の画素データを格納する。なお、画素データ交換部520が、請求項に記載の画素データ取得部に相当する。
図3は、各フィルター処理部504,508,512でフィルター処理を行う際に、注目画素を選択する手順を示す図である。それぞれ960×540画素に分割された4つの画像ブロックDIn1〜DIn4のうち、それぞれ外側に位置する画素から内側に位置する画素へと順に注目画素が選択される。第1実施例の場合、左上に位置する画素から番号を付した矢印の順(番号1,2,3…の順)に走査し、注目画素を選択している。以下では、このような画素の選択方法を「螺旋状走査」と呼ぶ。なお、番号1を付した矢印、番号2を付した矢印、番号3を付した矢印、番号4を付した矢印の順で番号1〜4まで走査すると、1画素幅の枠状の画像領域を構成する4つの辺を走査することになる。
図4は、第1実施例の第1ブロックメモリー502から第2フィルター処理部508までの処理内容を示す図である。第1ブロックメモリー502には、前段の映像分割部20で分割された画像ブロックDIn3が格納される。1ブロック分の画素データが第1ブロックメモリー502に格納されると、第1フィルター処理部504が、螺旋状走査により画素を走査し、第1のフィルター処理を行う。
第1フィルター処理部504は、5×5フィルター行列(Fi1)を用いて第1のフィルター処理を行う。この場合、注目画素に対し第1のフィルター処理を行うには、注目画素を中心に縦5画素、横5画素の計25画素分の画素データが必要となる。よって、隣接する画像ブロックの画素データが必要な場合は、画素データ交換部520(図2参照)を利用して必要となる画素群(以下、「隣接画素群」という。)を取得する。例えば、座標(959,0)の注目画素f3(959,0)に対し第1のフィルター処理を行う場合、画素データ交換部520が、第1映像処理部30の第1ブロックメモリー302、第2映像処理部40の第1ブロックメモリー402、第4映像処理部60の第1ブロックメモリー602にそれぞれ格納されている隣接画素群を取得する。その後に注目画素f3(959,0)を中心とする5×5画素の画素データを用いて、注目画素f3(959,0)に対して第1のフィルター処理が行われる。なお、図4中の第1,2フィルター処理部504,508に向かう矢印に記載の「fex」は隣接画素群を示している。
第1バッファメモリー506は、第1フィルター処理部504で第1のフィルター処理を行った画素データを格納する。第1バッファメモリー506に外周3ライン分の画素データが格納された時点で、第2フィルター処理部508が、螺旋状走査により画像ブロック内を再び走査し、第2のフィルター処理を開始する。ここで、外周3ライン分の画素データとは、3画素幅の枠状の画像領域を構成する画素データを指す。
第2フィルター処理部508は、5×5フィルター行列(Fi2)を用いて第2のフィルター処理を行う。この場合、必要に応じて画素データ交換部520から隣接画素群を取得する。第1実施例の場合、他の映像処理部30,40,60の第1バッファメモリー306,406,606にも外周3ライン分の画素データが格納されているため、画素データ交換部520を利用して隣接画素群を取得することができる。例えば、注目画素f3(959,0)に対し第2のフィルター処理を行う場合、画素データ交換部520を利用して、第1映像処理部30の第1バッファメモリー306、第2映像処理部40の第1バッファメモリー406、第4映像処理部60の第1バッファメモリー606にそれぞれ格納されている隣接画素群が取得される。その後に注目画素を中心とする5×5画素の画素データにより、注目画素f3(959,0)に対して第2のフィルター処理を行う。
図5は第1実施例の第2バッファメモリー510から映像出力部80までの処理内容を示す図である。第2バッファメモリー510は、第2フィルター処理部508で第2のフィルター処理を行った画素データを格納する。第2バッファメモリー510に外周3ライン分の画素データが格納された時点で、第3フィルター処理部512が、螺旋状走査により画像ブロック内を再び走査し、第3のフィルター処理を開始する。
第3フィルター処理部512は、5×5フィルター行列(Fi3)を用いて第3のフィルター処理を行う。この場合、必要に応じて画素データ交換部520を利用して隣接画素群を取得することで第3のフィルター処理を行う。第1実施例の場合、他の映像処理部30,40,60の第2バッファメモリー310,410,610にも外周3ライン分の画素データが格納されているため、画素データ交換部520を利用して隣接画素群を取得することができる。例えば、注目画素f3(959,0)に対し第3のフィルター処理を行う場合、画素データ交換部520を利用して、他の映像処理部30,40,60の第2バッファメモリー310,410,610にそれぞれ格納されている隣接画素群を取得する。その後に注目画素f3(959,0)に対して第3のフィルター処理を行う。
第2ブロックメモリー514は、第3フィルター処理部512で第3のフィルター処理が行われた1ブロック分の画素データを格納する。1ブロック分の画素データが第2ブロックメモリー514に格納されると、順次走査により映像合成部70によって画像ブロックDout3の画素データが読み出される。
映像合成部70は、一画面全体の順次走査に従って、4つの映像処理部30〜60から画像ブロックDout1〜4を読み出して一画面の画像データに合成する。映像出力部80は、合成された画像データDOutをD/A変換し出力信号として外部(モニター等)に出力する。
次に、図6〜図10を用いて、第1バッファメモリー506に格納された画素データに対し第2のフィルター処理を行うタイミング及び第1バッファメモリー506のメモリー容量について説明を行う。ここでは、第1バッファメモリー506を用いて説明を行うが、第2バッファメモリー510に格納された画素データに対し、第3のフィルター処理を行う場合も同様である。
図6は、第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち、外周1ライン目の画素データに対し、第2のフィルター処理を開始するタイミングとメモリー容量について説明するための図である。第1のフィルター処理後の画素データは、外側の画素から内側の画素へと順に第1バッファメモリー506に格納される。外周3ライン分の画素データが第1バッファメモリー506に格納されると、外周1ライン目の画素データに対し、座標(0,0)の画素データから時計回りに走査を開始し、第2のフィルター処理を行う。この場合、必要に応じて画素データ交換部520を利用して隣接画素群を取得し、第2のフィルター処理を行う。また、注目画素が一画面を構成する画像データの外周付近に位置し、25画素分の画素データの一部が存在しない場合、存在しない画素データを隣接する座標の画素データと見做して25画素分の画素データとする。例えば、座標(0,0)の左に位置する画素データ(網掛け部分の画素データ)は、座標(0,0)の画素データと同一値とする。さらに網掛け部分の画素データの左に位置する画素データも同様に、座標(0,0)の画素データと同一値とする。なお、図6において、第1バッファメモリー506に格納されている画素数は、960×540−954×534=7056画素となる。
図7は、第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち、外周2ライン目の画素データに対し、第2のフィルター処理を行うタイミングとメモリー容量について説明するための図である。外周4ライン目の画素データが第1バッファメモリー506に追加されると、第1バッファメモリー506に格納されている外周2ライン目の画素データに対し、座標(1,1)の画素データから時計回りに走査を開始し、第2のフィルター処理を行う。この場合、必要に応じ画素データ交換部520を利用して隣接画素群を取得し、第2のフィルター処理を行う。この時、第1バッファメモリー506に格納されている画素数は、960×540−952×532=11936画素となる。
図8は、第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち、外周3ライン目の画素データに対し、第2のフィルター処理を行うタイミングとメモリー容量について説明するための図である。外周5ライン目の画素データが第1バッファメモリー506に追加されると、第1バッファメモリー506に格納されている外周3ライン目の画素データに対し、座標(2,2)の画素データから時計回りに走査を開始し、第2のフィルター処理を行う。この場合、第2のフィルター処理に際し、隣接画素群を取得する必要はなく、第1バッファメモリー506に格納されている外周5ライン分の画素データのみで、第2のフィルター処理を行うことができる。この時、第1バッファメモリー506に格納されている画素数は、960×540−950×530=14900画素となる。
図9は、第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち、外周4ライン目の画素データに対し、第2のフィルター処理を行うタイミングとメモリー容量について説明するための図である。外周3ライン目の最終走査画素である座標(2,3)の画素データに対し、第2のフィルター処理が行われると、第1バッファメモリー506から外周1ライン目の画素データが消去される。外周1ライン目の画素データの消去後、外周6ライン目の画素データが第1バッファメモリー506に追加される。その後、外周4ライン目の画素データに対し、座標(3,3)の画素データから時計回りに走査を開始し、第2のフィルター処理を行う。この時、第1バッファメモリー506に格納されている画素数は、958×538−948×528=14860画素となる。
図10は、第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち、外周5ライン目の画素データに対し、第2のフィルター処理を行うタイミングと第1バッファメモリー506のメモリー容量について説明するための図である。外周4ライン目の最終走査画素である座標(3,4)の画素データに対し、第2のフィルター処理が行われると、第1バッファメモリー506から外周2ライン目の画素データが消去される。外周2ライン目の画素データの消去後、外周7ライン目の画素データが第1バッファメモリー506に追加される。その後、外周5ライン目の画素データに対し、座標(4,4)の画素データから時計回りに走査を開始し、第2のフィルター処理を行う。この時、第1バッファメモリー506に格納されている画素数は、956×536−946×526=14820画素となる。
上記の手順を、画像ブロックDIn3の全ての画素に対して第2のフィルター処理を行うまで続ける。図6〜図10から理解できるように、バッファメモリーに必要なメモリー容量は、14900画素であり、これは、1ブロック分の画素データの格納に必要なメモリー容量(960×540=518400画素)の約3%である。また、バッファメモリーに1ブロック分の画素データが格納される前に、後段のフィルター処理を開始することができる。
メモリー容量の低減の観点から上記第1実施例は、第1バッファメモリー506において、フィルター処理に不要となった画素データを消去し、必要となった画素データを追加する手順を採用したが、不要となった画素データを格納したまま必要となった画素データを追加しても良い。すなわち、各バッファメモリーが1ブロック分の画素データを格納できる容量を要していても良い。このようにしても、螺旋状走査を用いることでバッファメモリーに1ブロック分の画素データが格納される前に、後段のフィルター処理を開始することができるからである。
第1実施例の効果を一層明らかにする為に、注目画素を順次走査により選択する比較例を説明する。なお、以下に説明する比較例の構成は、第1実施例同様、3個の画質調整部を有し、いずれの画質調整部もフィルター処理部である。
A−2.比較例:
図11は、比較例における第3映像処理部50bの内部構成を示すブロック図である。上記の第1実施例との違いは、各フィルター処理部が、各フィルター処理部の前段に配置されたメモリーから注目画素を順次走査により選択する点である。このため、上記の第1実施例(図2参照)との構成上の違いは、第1バッファメモリー506に代えて第2ブロックメモリー550を用い、第2バッファメモリー510に代えて第3ブロックメモリー552を用い、第3フィルター処理部512bの後段にブロックメモリーを設けていない点である。なお、映像入力部10、映像分割部20、映像合成部70、映像出力部80は、上記の第1実施例と同様の構成(図1参照)である。
図12は、比較例の第1ブロックメモリー502bから第2フィルター処理部508bまでの処理内容を示す図である。ここでは、第3映像処理部50bの処理内容を例に挙げて説明を行うが、他の映像処理部30b,40b,60bにおいても同様の処理が行われる。まず、第1ブロックメモリー502bでは、前段の映像分割部20で4ブロックに分割された水平方向960画素、垂直方向540画素で構成される画像ブロックDIn3を格納する。
第1フィルター処理部504bは、順次走査により注目画素を選択して、5×5フィルター行列(Fi1)を用いて第1のフィルター処理を行う。この場合、必要に応じて画素データ交換部520bを利用して隣接画素群を取得する。これは、他のフィルター処理部も同様である。
第2ブロックメモリー550に1ブロック分の画素データ、すなわち水平方向960画素、垂直方向540画素の計518400画素分のデータが格納されると、第2フィルター処理部508bが順次走査により注目画素を選択し、第2のフィルター処理を行う。なお、第1実施例とは異なり第2ブロックメモリー550に1ブロック分の画素データを格納する理由については後述する。第2フィルター処理部508bは、5×5フィルター行列(Fi2)を用いて第2のフィルター処理を行って、その結果を第3ブロックメモリー552に格納する。
図13は、比較例の第3ブロックメモリー552から映像出力部80までの処理内容を示す図である。第3ブロックメモリー552に1ブロック分の画素データが格納されると、第3フィルター処理部512bが順次走査により注目画素を選択し、5×5フィルター行列(Fi3)を用いて第3のフィルター処理を行う。
映像合成部70では、一画面全体の順次走査に従って、4つの映像処理部30b〜60bから送り出された画像ブロックDOut1〜4を読み出して一画面の画像データに合成する。また、映像出力部80では、合成された画像データDOutをD/A変換し出力信号として外部(モニター等)に出力する。
図14は、第2ブロックメモリー550及び第3ブロックメモリー552に1ブロック分の画素データを格納する理由を説明するための図である。ここでは、第2ブロックメモリー550を例に挙げて説明を行うが、第3ブロックメモリー552についても同様である。各映像処理部30b,40b,50b,60bの第2ブロックメモリー350,450,550,650には前段に配置された第1フィルター処理部で順次走査により第1のフィルター処理が行われた画素データが格納される。ここで、第2ブロックメモリー550の1ライン目の画素データである座標(959,0)の画素データに対し第2のフィルター処理を行う場合、図14に示す斜線領域の25画素分の画素データが必要となる。隣接画素群fexを取得するためには、座標(959,0)の画素データに対して第2のフィルター処理を行う時点で、第1映像処理部30bの第2ブロックメモリー350及び第2映像処理部40bの第2ブロックメモリー450に斜線領域の画素データが格納されている必要がある。したがって、第1映像処理部30bの第2ブロックメモリー350及び第2映像処理部40bの第2ブロックメモリー450に1ブロック分の画素データが格納されている必要がある。以上のことから、順次走査により注目画素を選択してフィルター処理を行う場合は、1ブロック分の画素データをブロックメモリーに格納する必要がある。
A−3.第1実施例の効果:
比較例では、ブロックメモリーに1ブロック分の画素データが格納されなければ、ブロックメモリーの後段に配置されたフィルター処理部でフィルター処理を開始することができない。よって、各フィルター処理部は、その前段のフィルター処理部による処理が完了するまで処理を待機するので、それによる遅延が生じる。これに対し、実施例では、各フィルター処理部の前段に配置された各バッファメモリーに外周3ライン分の画素データが格納されれば、各バッファメモリーの後段に配置されたフィルター処理部でフィルター処理を開始することができる。よって、第1実施例は比較例よりも高速に画像データを処理することができ、よりリアルタイムに入力映像を外部へ出力映像として出力することができる。
このことから、映像処理部でのフィルター処理の回数が多ければ多い程、比較例で採用した順次走査の処理速度と、第1実施例で採用した螺旋状走査の処理速度に差が生じ、螺旋状走査による処理速度の効果が顕著となる。
比較例の第3映像処理部50bでは、第1ブロックメモリー502b、第2ブロックメモリー550、第3ブロックメモリー552にそれぞれ、518400画素分(縦540画素×横960画素)の画素データを格納できるメモリーが必要である。したがって、比較例の映像処理部では、518400×3(ブロックメモリーの個数)×4(映像処理部の個数)=8294400画素分のメモリー容量が必要となる。これに対し、第1実施例の第3映像処理部50は、第1ブロックメモリー502及び第2ブロックメモリー514がそれぞれ518400画素分(縦540画素×横960画素)、第1バッファメモリー506及び第2バッファメモリー510がそれぞれ14900画素分を格納できるメモリー容量で良い。よって、第1実施例の映像処理部では、(518400×2+14900×2)×4(映像処理部の個数)=4266400画素分のメモリー容量で済ませることができる。
以上のように、螺旋状走査を行う第1実施例の映像処理部は、順次走査を行う比較例の映像処理部に比べ、8294400−4266400=4028000画素分のメモリー容量を低減することができる。よって、一画面を構成する画像データの画素数が多ければ多い程、順次走査よりも螺旋状走査の方が、映像処理部のメモリー容量をより低減できる。
また、各映像処理部において、2番目以降の画質調整部に配置されたフィルター処理部の個数が多ければ多い程、順次走査よりも、螺旋状走査の方が映像処理部のメモリー容量をより低減できる。よって、メモリー容量を低減する観点からは、各映像処理部における2番目以降の画質調整部に2個以上のフィルター処理部が配置されていれば良く、好ましくは5個以上配置されていることがより好ましく、10個以上配置されていることがさらに好ましい。2番目以降の画質調整部のフィルター処理部の個数を2個以上としたのは、1個の場合、順次走査では各映像処理部に1ブロック分の画素データを格納するブロックメモリーを2個配置すれば良い。これに対し、螺旋状走査では各映像処理部に1ブロック分の画素データを格納するブロックメモリーを2個と、外周数ライン分(5×5フィルター処理の場合は、外周3ライン分)の画素データを格納するバッファメモリー1個を配置する必要があり、螺旋状走査の方が順次走査よりもメモリー容量を必要とするからである。
B.第2実施例:
図15は、第2実施例の第3映像処理部50aの内部構成を示すブロック図である。第1実施例との違いは、画質調整部が3個であったのに対し2個となった点と、1番目の画質調整部がガンマ補正を行うガンマ補正部504aになった点である。なお、映像入力部10、映像分割部20、映像合成部70、映像出力部80は、第1実施例と同様の構成(図1参照)である。さらに、注目画素の選択方法も第1実施例同様、螺旋状走査で行う。
図16は、第2実施例の第1ブロックメモリー502aから第2ブロックメモリー514aまでの処理内容を示す図である。第1ブロックメモリー502には、前段の映像分割部から分割された画像ブロックDIn3が格納される。1ブロック分の画素データが第1ブロックメモリー502aに格納されると、ガンマ補正部504aは螺旋状走査により画像ブロック内を走査して第1ブロックメモリー502aからガンマ補正の処理対象画素を選択し、ガンマ補正を行う。この場合、ガンマ補正は、1画素単位で処理を行うため隣接画素群を取得する必要はない。
バッファメモリー506aは、ガンマ補正部504aでガンマ補正を行った画素データを格納する。第1実施例同様、バッファメモリー506aに外周3ライン分の画素データが格納された時点で、フィルター処理部508aが、螺旋状走査により画像ブロック内を走査し、5×5フィルター行例(Fi1)を用いてフィルター処理を行う。第2ブロックメモリー514aは、フィルター処理部508aでフィルター処理が行われた画素データを格納する。1ブロック分の画素データが第2ブロックメモリー514aに格納されると、順次走査により後段の映像合成部によって画像ブロックDout3が読み出される。以上のように、バッファメモリー506aに1ブロック分の画素データが格納される前に、後段のフィルター処理を開始することができる。
このように、第2実施例では、フィルター処理部508aの前段に配置されたバッファメモリー506aに外周3ライン分の画素データが格納されれば、後段のフィルター処理部508aでフィルター処理を開始することができる。よって、順次走査により注目画素を選択するよりも、螺旋状走査により注目画素を選択する方が、より高速に画像データを処理することができる。このことから、映像処理部において2番目以降に配置されたフィルター処理部の個数が多ければ多い程、順次走査の処理速度と、第2実施例で採用した螺旋状走査の処理速度に差が生じる。各映像処理部において、2番目以降の画質調整部に1個以上のフィルター処理部が配置されていれば良いが、2個以上配置されていることがより好ましい。2個以上配置されていれば、処理速度の向上に加えて、第1実施例で記載したようにメモリー容量の低減も図ることができるからである。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C−1.第1変形例:
図17は、第1変形例の注目画素の選択手順を示した図である。ここでは、斜線を付した外周1ライン目の注目画素の選択手順を例に挙げて説明する。まず、上に位置する水平ラインの画素(図17で示す番号「1」を付した矢印の位置に配置された画素)を走査し、次に下に位置する水平ラインの画素(図17で示す番号「2」を付した矢印の位置に配置された画素)を走査する。次いで、左に位置する垂直ラインの画素(図17で示す番号「3」を付した矢印の位置に配置された画素)を走査し、最後に右に位置する垂直ラインの画素(図17で示す番号「4」を付した矢印の位置に配置された画素)を走査する。上記走査手順を、図17で示す番号順(番号1,2,3,4,5…)に行い、メモリーに格納された画素全てについて選択するまで走査を行う。また、メモリーに格納された画素に対し、外側に位置する画素から内側に位置する画素へと順に読み出す走査方法であれば、他の方法も採用可能である。
C−2.第2変形例:
図18は、第2変形例の第2のフィルター処理を行うタイミングを説明するための図である。図18に示すように外周3ライン目の左上の画素f3(2,2)が第1バッファメモリー506に格納されると、外周1ライン目の左上の画素f3(0,0)に対し5×5フィルター行例でフィルター処理を行うことができる。よって、外周3ライン目の左上の画素f3(2,2)が第1バッファメモリー506に格納された時点で、外周1ライン目の画素に対し、画素f3(0,0)から時計回りに走査を開始し、第2のフィルター処理を行っても良い。これにより、画像データの処理速度をより向上させることができる。なお、この場合、画素f3(1,0)に対しフィルター処理を行うまでに、画素f3(3,2)が第1バッファメモリー506に追加されている必要がある。
C−3.第3変形例:
図19は、第3変形例としての画像データの分割方法について説明するための図である。上記実施例では、格子状に一画面を構成する画像データを分割したが、図19(a)のように縦方向に分割することもできるし、図19(b)のように横方向に分割することもできる。
C−4.第4変形例:
上記実施例では、映像分割部20で、1画面を構成する画像データを4ブロックに分割したが、分割数は4つに限らず2以上の任意の数に設定することができる。この場合、分割した画像ブロック数だけの映像処理部を映像分割部の後段に設け、並列して画質調整を行う。
C−5.第5変形例:
上記実施例では、1画面が水平方向1920画素、垂直方向1080画素の高精細テレビジョンを例に挙げて説明を行ったが、1画面の画素数はこれに限定されるものではない。また、CCD撮像素子等の撮像素子から入力された映像信号を複数のブロックに分割し、フィルター処理を行い出力信号としてモニター等の外部に出力する各種機器に使用することができる。例えば、ビデオカメラ、デジタルカメラ、テレビ電話等に用いることができる。特に、本発明の画像処理装置及び画像処理方法では、順次走査により画素を選択しフィルター処理を行う場合に比べ、画像データの処理を高速に行うことができるため、リアルタイム性が要求されるテレビ電話などの双方向の動画像通信に用いることが好適である。
C−6.第6変形例:
上記実施例では、5×5フィルター行列を用いてフィルター処理を行ったが、3×3フィルター行列等の任意のサイズのフィルター行列を用いてフィルター処理を行うことができる。
本発明の第1実施例としての映像信号処理装置1の構成を示す図である。 第3映像処理部50の内部構成を示すブロック図である。 各フィルター処理部504,508,512でフィルター処理を行う際に、注目画素を選択する手順を示す図である。 第1実施例の第1ブロックメモリー502から第2フィルター処理部508までの処理内容を示す図である。 第1実施例の第2バッファメモリー510から映像出力部80までの処理内容を示す図である。 第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち外周1ライン目の画素データに対し第2のフィルター処理を開始するタイミングとメモリー容量について説明するための図である。 第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち外周2ライン目の画素データに対し第2のフィルター処理を行うタイミングとメモリー容量について説明するための図である。 第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち外周3ライン目の画素データに対し第2のフィルター処理を行うタイミングとメモリー容量について説明するための図である。 第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち外周4ライン目の画素データに対し第2のフィルター処理を行うタイミングとメモリー容量について説明するための図である。 第1バッファメモリー506に格納された画素データのうち外周5ライン目の画素データに対し第2のフィルター処理を行うタイミングとメモリー容量について説明するための図である。 比較例における第3映像処理部50aの内部構成を示すブロック図である。 比較例の第1ブロックメモリー502bから第2フィルター処理部508bまでの処理内容を示す図である。 比較例の第3ブロックメモリー552から映像出力部80までの処理内容を示す図である。 比較例の第2ブロックメモリー550及び第3ブロックメモリーに1ブロック分の画素データを格納する理由を説明するための図である。 第2実施例の第3映像処理部50aの内部構成を示すブロック図である。 第2実施例の第1ブロックメモリー502aから第2ブロックメモリー514aまでの処理内容を示す図である。 第1変形例の注目画素の選択手順を示した図である。 第2変形例の第2のフィルター処理を行うタイミングを説明するための図である。 第3変形例としての画像データの分割方法について説明するための図である。
1…映像信号処理装置
10…映像入力部
20…映像分割部
30…第1映像処理部
30a…第1映像処理部
30b…第1映像処理部
40…第2映像処理部
40a…第2映像処理部
40b…第2映像処理部
50…第3映像処理部
50a…第3映像処理部
50b…第3映像処理部
60…第4映像処理部
60a…第4映像処理部
60b…第4映像処理部
70…映像合成部
80…映像出力部
302…第1ブロックメモリー
302b…第1ブロックメモリー
306…第1バッファメモリー
306a…バッファメモリー
310…第2バッファメモリー
350…第2ブロックメモリー
352…第3ブロックメモリー
402…第1ブロックメモリー
402b…第1ブロックメモリー
406…第1バッファメモリー
406a…バッファメモリー
410…第2バッファメモリー
450…第2ブロックメモリー
452…第3ブロックメモリー
502…第1ブロックメモリー
502a…第1ブロックメモリー
502b…第1ブロックメモリー
504…第1フィルター処理部
504a…ガンマ補正部
504b…第1フィルター処理部
506…第1バッファメモリー
506a…バッファメモリー
508…第2フィルター処理部
508a…フィルター処理部
508b…第2フィルター処理部
510…第2バッファメモリー
512…第3フィルター処理部
512a…第3フィルター処理部
512b…第3フィルター処理部
514…第2ブロックメモリー
514a…第2ブロックメモリー
520…画素データ交換部
520a…画素データ交換部
520b…画素データ交換部
550…第2ブロックメモリー
552…第3ブロックメモリー
602…第1ブロックメモリー
602b…第1ブロックメモリー
606…第1バッファメモリー
606a…バッファメモリー
610…第2バッファメモリー
650…第2ブロックメモリー
652…第3ブロックメモリー
DOut1,2,3,4…画像ブロック
DOut…画像データ
DIn1,2,3,4…画像ブロック
DIn…画像データ
fex…隣接画素群

Claims (5)

  1. 画像処理装置であって、
    一画面を構成する入力画像データをN個(Nは2以上の整数)の画像ブロックに分割する画像分割部と、
    前記N個の画像ブロック毎に並列に画像処理を行うN個の画像処理部と、
    を備え、
    i番目(iは1〜Nの整数)の画像処理部は、
    前記画像分割部で分割されたi番目の画像ブロック全体を格納する第1の画像ブロックメモリーと、
    前記画像ブロックの画素データに対し順次直列的に画質調整を行う、K個(Kは2以上の整数)の画質調整部と、
    前記K個の画質調整部の間にそれぞれ配置された、画質調整後の画像ブロックの少なくとも一部を格納する(K−1)個のバッファメモリーと、
    K番目の画質調整部の後段に配置された、画質調整後の画像ブロック全体を格納する第2の画像ブロックメモリーと、
    他の画像処理部から、隣接する画像ブロックの画素データを必要に応じて取得する画素データ取得部と、を有し、
    各画質調整部は、前記i番目の画像ブロックの外側に位置する画素から内側に位置する画素へと順に処理対象画素を選択して画質調整を行い、
    2番目〜K番目の画質調整部の少なくとも1つがフィルター処理を行うフィルター処理部である、
    画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    Kは3以上の整数であり、
    2番目〜K番目の画質調整部のうち、少なくとも2つがフィルター処理を行うフィルター処理部であり、
    前記フィルター処理部の前段に配置された各バッファメモリーのメモリー容量は、前記第1の画像ブロックメモリー及び前記第2の画像ブロックメモリーの各メモリー容量よりも小さい、画像処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記画質調整の対象となる処理対象画素の選択は、前記i番目の画像ブロックの外側から内側に向かって、1画素幅の枠状画像領域を順次選択するとともに、選択された枠状画像領域を構成する4つの辺を予め定められた順番で走査して行う、画像処理装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記画質調整の対象となる処理対象画素の選択は、螺旋状に画素を走査して行う、画像処理装置。
  5. 画像処理方法であって、
    一画面を構成する入力画像データをN個(Nは2以上の整数)の画像ブロックに分割する画像分割工程と、
    前記N個の画像ブロック毎に並列に画像処理を行うN個の画像処理工程と、を備え、
    i番目(iは1〜Nの整数)の画像処理工程は、
    前記画像ブロックの画素データに対し順次直列的に画質調整を行う、K個(Kは2以上の整数)の画質調整工程と、を有し、
    各画質調整工程は、前記画像ブロックの外側に位置する画素から内側に位置する画素へと順に処理対象画素を選択して画質調整を行い、
    2番目〜K番目の画質調整工程の少なくとも1つが、フィルター処理を行うフィルター処理工程である、
    画像処理方法。
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