JP2008124742A - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を分割して所定の画像処理を実行する場合において、効率良くその画像処理を実行する。
【解決手段】入力画像を、DCTブロックから分割し、その結果得られた分割画像に対するBNR処理を実行する場合において、図5に示したように、例えば分割画像D1aと、分割画像D1aと隣接する分割画像D2aの一部であって、分割画像D1aの分割画像D2aとの境界部分に対するBNR処理において必要なマージン画像M1とからなる割当て画像E1を、入力画像Waから抽出し、コプロセッサ14−1に割当てるようにしたので、コプロセッサ14−1は、分割画像D1aの分割画像D2aとの境界部分について特殊な処理を行うことなく、分割画像D1aに対してBNR処理を実行することができる。本発明は、画像処理装置に適用することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関し、特に、例えば、画像を分割して所定の画像処理を実行する場合において、効率良くその画像処理を実行することができるようにする画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
画像に対する画像処理には、例えば、ブロック歪低減処理(特許文献1)など多くの処理が存在するが、その画像処理を、所定の画像(以下、適宜、処理対象画像)に対して1つのプロセッサで行う場合、処理対象画像の画サイズが大きいときには処理に時間がかかるときがあった。
そこで、画像の特徴や実行する画像処理に応じて処理対象画像をいくつかに分割し、複数のプロセッサのそれぞれに、分割した画像(以下、分割画像と称する)に対する画像処理を並列的に実行させることが試みられている。
特開平10−191335号公報
しかしながら、分割画像の他の分割画像との境界部分に対する画像処理において、他の分割画像の一部を利用することが必要な場合、例えば、他の分割画像に対する処理結果を利用してその境界部分についての処理が実行される。
したがってこの場合、他の分割画像の処理を待つ必要があるので、分割画像の処理順序を考慮する必要があり、各プロセッサの制御が複雑になるとともに、各分割画像に対する画像処理を並列的に行うことができず、処理を迅速に行うことができない。
例えばアムダールの法則では、プログラム全体のうち並列に実行できる部分と、できない部分の割合をs(0<s<1)とすると、n台のプロセッサによる速度向上が、1/(s+((1-s)/n))と定義されている。したがってこのアムダールの法則に従えば、仮に並列化できる部分の割合をs=0.5とした場合には100個のプロセッサを使用しても、パフォーマンスは2倍に至らない。タスク分割で並列化できる部分を0.5以上にすることは一般的に難しく、並列化の恩恵を受けることは難しいといえる。
また分割画像の他の分割画像との境界部分に対する画像処理において、他の分割画像の一部を利用することが必要な場合であっても、他の分割画像に対する処理結果を利用しないようにすることもできるが、その場合、その境界部分については、分割画像内の所定の部分を参照するなど特別な処理が必要となり、境界部分と他の部分の画像処理の条件を変更する必要があり、画像処理の演算が複雑になる。
このように従来においては、画像を分割して所定の画像処理を実行する場合において、効率良く画像処理を実行するができないときがあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、画像を分割して所定の画像処理を実行する場合において、効率良くその画像処理を実行することができるようにするものである。
本発明の一側面の画像処理装置は、所定の画像処理を実行する2個以上のN個の実行手段と、入力画像を、所定の処理単位ブロックの境界部分からN個に分割し、その結果得られたN個の分割画像に対するN個の前記実行手段による前記画像処理の実行を制御する制御手段とを備える画像処理装置において、前記制御手段は、N個の分割画像毎に、第1の分割画像と、前記第1の分割画像と隣接する第2の分割画像の一部であって、前記第1の分割画像の所定の部分に対する前記画像処理においてマージン画像とからなる割当て画像を、前記入力画像から抽出するとともに、抽出したN個の割当て画像のそれぞれを、N個の実行手段に割当て、N個の前記実行手段のそれぞれは、並列的に、前記制御手段により割当てられた前記割当て画像に対して前記画像処理を実行する。
前記実行手段は、ブロック歪低減処理、またはフレーム歪低減処理を実行することができる。
前記処理手段は、複数の画像処理を実行し、前記制御手段は、各画像処理におけるマージン画像の中でその範囲が大きい方のマージン画像を含む画像を割当て画像として抽出することができる。
前記処理手段は、ブロック歪低減処理およびフレーム歪低減処理の両方を実行することができる。
本発明の一側面の画像処理方法は、所定の画像処理を実行する2個以上のN個の実行ステップと、入力画像を、所定の処理単位ブロックの境界部分からN個に分割し、その結果得られたN個の分割画像に対するN個の前記実行ステップの処理での前記画像処理の実行を制御する制御ステップとを含む画像処理方法において、前記制御ステップは、N個の分割画像毎に、第1の分割画像と、前記第1の分割画像と隣接する第2の分割画像の一部であって、前記第1の分割画像の所定の部分に対する前記画像処理においてマージン画像とからなる割当て画像を、前記入力画像から抽出するとともに、抽出したN個の割当て画像のそれぞれを、N個の実行ステップに割当て、N個の前記実行ステップのそれぞれは、並列的に、前記制御ステップにより割当てられた前記割当て画像に対して前記画像処理を実行する。
本発明の一側面のプログラムは、所定の画像処理を実行する2個以上のN個の実行ステップと、入力画像を、所定の処理単位ブロックの境界部分からN個に分割し、その結果得られたN個の分割画像に対するN個の前記実行ステップの処理での前記画像処理の実行を制御する制御ステップとを含む画像処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、前記制御ステップは、N個の分割画像毎に、第1の分割画像と、前記第1の分割画像と隣接する第2の分割画像の一部であって、前記第1の分割画像の所定の部分に対する前記画像処理においてマージン画像とからなる割当て画像を、前記入力画像から抽出するとともに、抽出したN個の割当て画像のそれぞれを、N個の実行ステップに割当て、N個の前記実行ステップのそれぞれは、並列的に、前記制御ステップにより割当てられた前記割当て画像に対して前記画像処理を実行する画像処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面の画像処理装置、画像処理方法、またはプログラムにおいては、入力画像が、所定の処理単位ブロックの境界部分からN個に分割され、その結果得られたN個の分割画像に対する画像処理の実行が制御され、その際、第1の分割画像と、前記第1の分割画像と隣接する第2の分割画像の一部であって、前記第1の分割画像の所定の部分に対する前記画像処理において必要な画像とからなる割当て画像が、前記入力画像から抽出されるとともに、抽出された割当て画像のそれぞれを、画像処理に割当てられ、割当てられた前記割当て画像に対して前記画像処理が並列的に、実行される。
本発明によれば、例えば、画像を分割して所定の画像処理を実行する場合において、効率良くその画像処理を実行することができる。
例えば、画像を分割して所定の画像処理を実行する場合において、分割境界に対してのみ行われる特殊処理の追加なく、さらに複数のコプロセッサにて並列して処理を行う際の実行の順序を制御する必要がないため簡単な制御にて高速に画像処理を実行することができる。またこれにより分割せずさらに単一のプロセッサで処理を行うときに比べて入力画像に対する画像処理を高速に行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。したがって、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の画像処理装置は、
所定の画像処理を実行する2個以上のN個の実行手段(例えば、図1のコプロセッサ14−1,14−2)と、
入力画像を、所定の処理単位ブロックの境界部分からN個に分割し、その結果得られたN個の分割画像に対するN個の前記実行手段による前記画像処理の実行を制御する制御手段(例えば、図1のメインプロセッサ11)と
を備える画像処理装置において、
前記制御手段は、N個の分割画像毎に、第1の分割画像と、前記第1の分割画像と隣接する第2の分割画像の一部であって、前記第1の分割画像の所定の部分に対する前記画像処理においてマージン画像とからなる割当て画像を、前記入力画像から抽出するとともに、抽出したN個の割当て画像のそれぞれを、N個の実行手段に割当て、
N個の前記実行手段のそれぞれは、並列的に、前記制御手段により割当てられた前記割当て画像に対して前記画像処理を実行する。
前記実行手段は、ブロック歪低減処理(例えば、図5)、またはフレーム歪低減処理(例えば、図9)を実行することができる。
前記処理手段は、複数の画像処理(例えば、BNR処理およびFNR処理)を実行し、
前記制御手段は、各画像処理におけるマージン画像の中でその範囲が大きい方のマージン画像を含む画像を割当て画像として抽出することができる(例えば、図10)。
前記処理手段は、ブロック歪低減処理およびフレーム歪低減処理の両方を実行する(例えば、図10)ことができる。
本発明の画像処理方法、またはプログラムは、
所定の画像処理を実行する2個以上のN個の実行ステップ(例えば、図11のステップS2またはステップS3)と、
入力画像を、所定の処理単位ブロックの境界部分からN個に分割し、その結果得られたN個の分割画像に対するN個の前記実行ステップの処理での前記画像処理の実行を制御する制御ステップ(例えば、図11のステップS1)と
を含む画像処理方法、またはプログラムにおいて、
前記制御ステップは、N個の分割画像毎に、第1の分割画像と、前記第1の分割画像と隣接する第2の分割画像の一部であって、前記第1の分割画像の所定の部分に対する前記画像処理においてマージン画像とからなる割当て画像を、前記入力画像から抽出するとともに、抽出したN個の割当て画像のそれぞれを、N個の実行ステップに割当て、
N個の前記実行ステップのそれぞれは、並列的に、前記制御ステップにより割当てられた前記割当て画像に対して前記画像処理を実行する。
図1は、本発明を適用した画像処理装置1の構成例を示している。
メインプロセッサ11は、メインメモリ12に記憶されている、画像処理装置1に入力された入力画像から、所定の領域を割当て画像として抽出し、メモリバス13を介して、コプロセッサ14−1およびコプロセッサ14−2に供給する。
メインプロセッサ11は、コプロセッサ14−1またはコプロセッサ14−2から供給された、所定の画像処理が施された各割当て画像を、メインメモリ12の、その割当て画像の入力画像上の位置に対応する位置の記憶領域に記憶する。メインプロセッサ11は、必要に応じてその記憶領域に記憶された画像を、図示せぬ表示部に出力して表示させる。
2個のコプロセッサ14−1およびコプロセッサ14−2(以下、個々に区別する必要がない場合、単に、コプロセッサ14と称する)は、必要に応じてローカルメモリ15−1またはローカルメモリ15−2を利用して、メインプロセッサ11から供給された入力画像の割当て画像に対して所定の画像処理を施し、その結果得られた画像をメインプロセッサ11に供給する。
なお図1の例では、2個のコプロセッサ14が設けられているが、それ以上設けることもできる。
次に、画像処理装置1がブロック歪低減(BNR(Block Noise Reduction))処理を実行する場合の各部の動作を説明する。
DCT(離散コサイン変換)符号化等のブロック符号化による画像の圧縮または伸張が行われる場合、ブロック歪(すなわち、ブロックノイズ)が発生することが知られている。
このブロック歪低減処理は、DCTブロックの境界部分の所定の画素の画素値から得られた所定のパラメータにより算出された補正値により、DCTブロックの境界部分の画素の画素値が補正されることにより行われる。
例えば、図2に示すように、上下方向に隣接するDCTブロック51,52の境界から上側および下側のそれぞれ4画素ずつの画素(図中、影が付されている画素)から得られた所定のパラメータにより算出された補正値により、その上側および下側のそれぞれ4画素ずつが補正範囲として、算出された補正値によってそれらの画素の画素値が補正される。
すなわち図3に示すDCTブロック(図中、太線で囲まれている範囲)について、図中上下方向に隣接する上側のDCTブロックの境界部分から4ラインについてBNR処理を施す場合には、下側のDCTブロックの境界部分から4ライン(図中、影が付されている部分)の画素の画素値が必要となる。
また図4に示すように、上下方向に隣接する下側のDCTブロックの境界部分から4ラインについてBNR処理を施す場合には、上側のDCTブロックの境界部分から4ライン(図中、影が付されている部分)の画素の画素値が必要となる。
そこでBNR処理が実行される場合、メインプロセッサ11は、例えば、図5に示すように、入力画像WaをDCTブロックの境界部分から上下方向の2個の分割画像D1aと分割画像D2aに分割するとき、入力画像Waから、上側の分割画像D1aと、その分割画像D1aの分割画像D2aとの境界にあるDCTブロックに対するBNR処理において必要なその境界から下側4ライン(すなわち、分割画像D2aの上側4ラインの図中影が付されている部分)(以下、その部分の画像をマージン画像M1と称する)からなる割当て画像E1を抽出する。
メインプロセッサ11はまた、入力画像Waから、下側の分割画像D2aと、その分割画像D2aの分割画像D1aとの境界にあるDCTブロックに対するBNR処理において必要なその境界から上側4ライン(すなわち、分割画像D1aの下側4ラインの図中影が付されている部分)(以下、その部分の画像をマージン画像M2と称する)からなる割当て画像E2を抽出する。
メインプロセッサ11は、入力画像Waから抽出した割当て画像E1を、例えばコプロセッサ14−1に供給し、割当て画像E2を、コプロセッサ14−2に供給する。
コプロセッサ14−1は、図5に示すように、メインプロセッサ11から供給された割当て画像E1に対して、図2および図3を参照して説明したBNR処理を施し、その結果得られた画像をメインプロセッサ11に供給する。
メインプロセッサ11から供給された割当て画像E1のマージン画像M1に対するBNR処理を施した結果は、割当て画像E2に対する処理の結果で得られる。したがってコプロセッサ14−1は、割当て画像E1に対してBNR処理を施し、その結果得られる画像のうちマージン画像M1分を除いた分割画像D1a(以下、BNR処理が施された分割画像D1aを分割画像D1bと称する)をメインプロセッサ11に供給する。
コプロセッサ14−2は、図5に示すように、メインプロセッサ11から供給された割当て画像E2に対して、図2および図4を参照して説明したBNR処理を施す。
メインプロセッサ11から供給された割当て画像E2のマージン画像M2に対するBNR処理を施した結果は、割当て画像E1に対する処理の結果で得られる。したがってコプロセッサ14−2は、割当て画像E2に対してBNR処理を施し、その結果得られる画像のうちマージン画像M2分を除いた分割画像D2a(以下、BNR処理が施された分割画像D2aを分割画像D2bと称する)をメインプロセッサ11に供給する。
メインプロセッサ11は、コプロセッサ14−1から供給された分割画像D1bを、メインメモリ12の、分割画像D1aの入力画像Wa上の位置に対応する位置の出力記憶領域に記述し(記憶し)、コプロセッサ14−2から供給された分割画像D2bを、メインメモリ12の、分割画像D2aの入力画像Wa上の位置に対応する位置の出力記憶領域に記述する(記憶する)。
コプロセッサ14−1およびコプロセッサ14−2から供給された分割画像D1bおよびD2bのそれぞれは、入力画像Waの分割画像D1aおよび分割画像D2aに対応する画像なので、それらを、分割画像D1aおよび分割画像D2aの入力画像Wa上の位置に対応する位置の記憶領域に記述することにより、図5に示すように、BNR処理が施された入力画像Wa(以下、BNR処理が施された入力画像Waを入力画像Wbと称する)を得ることができる。
以上のように、入力画像を、DCTブロックから分割し、その結果得られた分割画像に対するBNR処理を実行する場合において、図5に示したように、例えば分割画像D1aと、分割画像D1aと隣接する分割画像D2aの一部であって、分割画像D1aの分割画像D2aとの境界部分に対するBNR処理において必要なマージン画像M1とからなる割当て画像E1を、入力画像Waから抽出し、コプロセッサ14−1に割当てるようにしたので、コプロセッサ14−1は、例えば、他のコプロセッサ14−2の処理結果を待ったり、分割画像D1aの分割画像D2aとの境界部分について特殊な処理を行うことなく、分割画像D1aに対してBNR処理を実行することができる。
すなわち、各コプロセッサ14の処理順序を考慮する必要がないので、コプロセッサ14の制御が容易となり、また一定の条件の処理を繰り返し実行することができるので、BNR処理を迅速に行うことができる。また当然、入力画像を分割せずさらに単一のプロセッサで処理を行うときに比べて入力画像に対する画像処理を高速に行うことができる。
次に、画像処理装置1がフレーム歪低減(FNR(Frame Noise Reduction))処理を行う場合の各部の動作を説明する。
映像信号のノイズ除去の方法として、フレーム相関と同時に映像信号の統計的性質、目の視覚特性を利用することによって効率良くノイズ除去するFNR(Frame Noise Reduction)処理が提案されている(例えば、特開昭55−42472号,テレビジヨン学会誌Vol.37No.12(1983)56〜62頁参照)。
この処理は、映像信号中のフレーム相関のないノイズをフレーム差信号として検出し、さらにその中から2次元相関のないものをノイズとして入力映像信号から差し引くことにより行われる。
フレーム差信号から2次元相関のない成分を検出するには、フレーム差信号に直交変換を施せばよいが、その方式としては、アダマール変換と非線形回路を組合せた方式があり、このアダマール変換は、4×2画素ずつ画素が参照されて行われる。
したがって例えば図6に示すように、上下方向に隣接するDCTブロック51の、DCTブロック52に隣接する4画素と、DCTブロック52の、DCTブロック51に隣接する4画素(図中、影が付されている画素)が参照されることがある。
すなわち図7に示すように、上下方向に隣接する上側のDCTブロックについては、上側のDCTブロックの、下側のDCTブロックに隣接する1ラインと、下側のDCTブロックの、上側のDCTブロックに隣接する1ライン(図中、影が付されている部分)の画素が参照される。
また図8に示すように、下側のDCTブロックについては、下側のDCTブロックの、上側のDCTブロックに隣接する1ラインと、上側のDCTブロックの、下側のDCTブロックに隣接する1ライン(図中、影が付されている部分)の画素の画素値が参照される。
そこでFNR処理が行われる場合、メインプロセッサ11は、例えば図9に示すように、入力画像WaをDCTブロックの境界部分から上下方向の2個の分割画像D1aとD2aに分割するとき、入力画像Waから、上側の分割画像D1aと、その分割画像D1aの分割画像D2aとの境界にあるDCTブロックに対するFNR処理において必要なその境界から下側1ライン(すなわち、分割画像D2aの上側1ラインの図中影が付されている部分の画像)(以下、マージン画像M11と称する)からなる割当て画像E11を抽出する。
メインプロセッサ11はまた、入力画像Waから、下側の分割画像D2aと、その分割画像D2aの分割画像D1aとの境界にあるDCTブロックに対するFNR処理において必要なその境界から上側1ライン(すなわち、分割画像D1aの下側1ラインの図中影が付されている部分の画像)(以下、マージン画像M12と称する)からなる割当て画像E12を抽出する。
メインプロセッサ11は、入力画像Waから抽出した割当て画像E11を、例えばコプロセッサ14−1に供給し、割当て画像E12を、コプロセッサ14−2に供給する。
コプロセッサ14−1は、図9に示すように、メインプロセッサ11から供給された割当て画像E11に対して、図6および図7を参照して説明したFNR処理を施す。
メインプロセッサ11から供給された入力画像Waの割当て画像E11のマージン画像M11にFNR処理を施した結果は、割当て画像E12に対する処理の結果として得られる。したがってコプロセッサ14−1は、割当て画像E11に対してFNR処理を施し、その結果得られる画像のうちマージン画像M11分を除いた分割画像D1a(以下、FNR処理が施された分割画像D1aを分割画像D1cと称する)をメインプロセッサ11に供給する。
コプロセッサ14−2は、図9に示すように、メインプロセッサ11から供給された割当て画像E12に対して、図6および図8を参照して説明したFNR処理を施す。
メインプロセッサ11から供給された入力画像Waの割当て画像E12のマージン画像M12にFNR処理を施した結果は、割当て画像E11に対する処理の結果として得られる。したがってコプロセッサ14−2は、割当て画像E12に対してFNR処理を施し、その結果得られる画像のうちマージン画像M12分を除いた分割画像D2a(以下、FNR処理が施された分割画像D2aを分割画像D2cと称する)をメインプロセッサ11に供給する。
メインプロセッサ11は、コプロセッサ14−1から供給された分割画像D1cを、メインメモリ12の、分割画像D1aの入力画像Wa上の位置に対応する位置の出力記憶領域に記述し(記憶し)、コプロセッサ14−2から供給された分割画像D2cを、メインメモリ12の、分割画像D2aの入力画像Wa上の位置に対応する位置の出力記憶領域に記述する(記憶する)。
コプロセッサ14−1およびコプロセッサ14−2から供給された分割画像D1cおよびD2cは、それぞれ分割画像D1aおよび分割画像D2aに対応する画像なので、それらを、分割画像D1aおよび分割画像D2aの入力画像Wa上の位置に対応する位置の出力記憶領域に記述することにより、FNR処理が施された入力画像Wa(以下、FNR処理が施された入力画像Waを入力画像Wcと称する)を得ることができる。
以上のように、入力画像を、DCTブロックから分割し、その結果得られた分割画像に対するFNR処理を実行する場合において、図9に示したように、例えば分割画像D1aと、分割画像D1aと隣接する分割画像D2aの一部であって、分割画像D1aの分割画像D2aとの境界部分に対するFNR処理において必要なマージン画像M11とからなる割当て画像E11を、入力画像Waから抽出し、コプロセッサ14−1に割当てるようにしたので、コプロセッサ14−1は、例えば、他のコプロセッサ14−2の処理結果を待ったり、分割画像D1aの分割画像D2aとの境界部分について特殊な処理を行うことなく、分割画像D1aに対してFNR処理を実行することができる。
すなわち、各コプロセッサ14の処理順序を考慮する必要がないので、コプロセッサ14の制御が容易となり、また一定の条件の処理を繰り返し実行することができるので、FNR処理を迅速に行うことができる。また当然、入力画像を分割せずさらに単一のプロセッサで処理を行うときに比べて入力画像に対する画像処理を高速に行うことができる。
なお以上においては、BNR処理またはFNR処理がそれぞれ別個に行われたが、両方の処理を行うようにすることもできる。
この場合、BNR処理のマージン画像M1,M2(図5)が4ラインで、FNR処理のマージン画像M11,M12が1ライン(図9)であることより、これらの処理が各コプロセッサ14においてシーケンシャルに行われる場合には4ラインのマージンが必要となるので、メインプロセッサ11は、図10に示すように、図5の場合と同様に、入力画像WaをDCTブロックの境界部分から上下方向の2個の分割画像D1aとD2aに分割する場合、入力画像Waから、上側の分割画像D1aと、その分割画像D1aの分割画像D2aとの境界にあるDCTブロックに対するBNR処理において必要なその境界から下側4ラインのマージン画像M1とからなる割当て画像E1を抽出し、また下側の分割画像D2aと、その分割画像D2aの分割画像D1aとの境界にあるDCTブロックに対するBNR処理において必要なその境界から上側4ラインのマージン画像M2とからなる割当て画像E2を抽出する。
すなわちこのように複数の処理を実行する場合、各処理におけるマージン画像の中でその範囲が大きい方のマージン画像を含む画像を割当て画像として抽出するようにしたので、各処理において必要な画像を確保することができる。
メインプロセッサ11は、入力画像Waから抽出した割当て画像E1を、例えばコプロセッサ14−1に供給し、割当て画像E2を、コプロセッサ14−2に供給する。
コプロセッサ14−1は、図10に示すように、メインプロセッサ11から供給された割当て画像E1に対して、図2および図3を参照して説明したBNR処理を施すとともに、図6および図7を参照して説明したFNR処理を施し、その結果得られたBNR処理およびFNR処理が施された分割画像D1a(以下、BNR処理およびFNR処理が施された分割画像D1aを分割画像D1eと称する)をメインプロセッサ11に供給する。
コプロセッサ14−2は、図10に示すように、メインプロセッサ11から供給された割当て画像E2に対して、図2および図4を参照して説明したBNR処理を施すとともに、図6および図8を参照して説明したFNR処理を施し、その結果得られたBNR処理およびFNR処理が施された分割画像D2a(以下、BNR処理およびFNR処理が施された分割画像D2aを、分割画像D2eと称する)をメインプロセッサ11に供給する。
メインプロセッサ11は、コプロセッサ14−1から供給された分割画像D1eを、メインメモリ12の、分割画像D1aの入力画像Wa上の位置に対応する位置の出力記憶領域に記述し(記憶し)、コプロセッサ14−2から供給された分割画像D2eを、メインメモリ12の、分割画像D2aの入力画像Wa上の位置に対応する位置の出力記憶領域に記述する(記憶する)。
コプロセッサ14−1およびコプロセッサ14−2から供給された分割画像D1eおよび分割画像D2eは、それぞれ分割画像D1aおよび分割画像D2aに対応する画像なので、それらを、分割画像D1aおよび分割画像D2aの入力画像Wa上の位置に対応する位置の出力記憶領域に記述することにより、BNR処理およびFNR処理が施された入力画像Wa(以下、BNR処理およびFNR処理が施された入力画像Waを、入力画像Weと称する)を得ることができる。
次にBNR処理およびFNR処理を実行する場合のメインプロセッサ11およびコプロセッサ14−1の動作(図10)を、図11のフローチャートを参照して再度説明する。
ステップS1において、メインプロセッサ11は、メインメモリ12に記憶されている入力対象画像Waから割当て画像E1を抽出し、それに属する一定数のライン(例えば、16ライン)を読み出し、ローカルメモリ15−1に転送し、図12に示す記憶領域X1にコピーする。なおローカルメモリ15−1へのデータ転送は、DMA(Direct Memory Access)が用いられる。
ステップS2において、コプロセッサ14−1は、ステップS1でローカルメモリ15−1の記憶領域X1に記憶されたラインに対してBNR処理を施し、その結果得られた画像をローカルメモリ15−1の記憶領域X2に記憶する。
次にステップS3において、コプロセッサ14−1は、ステップS2で記憶領域X2に記憶された画像に対してFNR処理を施し、その結果得られた画像を、ローカルメモリ15−1の記憶領域X1に、ステップS1でコピーされた画像に上書きする。
ステップS4において、コプロセッサ14−1は、ステップS3でローカルメモリ15−1の記憶領域X1に書き込んだ画像をメインメモリ12に出力し、ステップS5において、メインプロセッサ11は、コプロセッサ14−1から出力された画像を、メインメモリ12の、その画像の入力画像Wa上の位置に対応する位置の出力記憶領域に書き込む。
ステップS6において、メインプロセッサ11は、コプロセッサ14−1に、割当て画像E1のすべてのデータをローカルメモリ15−1にコピーしたか否かを判定し、コピーしていない部分が残っていると判定した場合、ステップS1に戻り残りの画像について同様の処理を行う。
ステップS6で、割当て画像E1のすべてのデータをコピーしたと判定された場合、処理を終了する。
ここではメインプロセッサ11とコプロセッサ14−1間の動作について説明したが、メインプロセッサ11とコプロセッサ14−2も基本的には同様に動作する。
このようにローカルメモリ15を利用してコプロセッサ14が処理を実行するようにしたので、数ライン単位ではあるが、BNR処理およびFNR処理の実行と、その処理結果の転送を並行して実行することができるので、並列処理をより効率的に行うことができる。
なお図5、図9、および図10の例では、入力画像Waを2等分したが、これは2個のコプロセッサ14−1および14−2が、分割画像D1aおよび分割画像D2aに対して略等しい処理時間で画像処理を実行することができることを前提としており、このように各プロセッサ14における処理時間が略等しくなるように分割画像を入力画像Waから分割するようにすれば、各コプロセッサ14において並列処理が実行されるので、全体の処理時間をより短縮することができる。
次に、上述した一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、汎用のコンピュータ等にインストールされる。
そこで、図13は、上述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの一実施の形態の構成例を示している。
プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク105やROM103に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体111に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体111は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体111からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部108で受信し、内蔵するハードディスク105にインストールすることができる。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)102を内蔵している。CPU102には、バス101を介して、入出力インタフェース110が接続されており、CPU102は、入出力インタフェース110を介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイク等で構成される入力部107が操作等されることにより指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read Only Memory)103に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU102は、ハードディスク105に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワークから転送され、通信部108で受信されてハードディスク105にインストールされたプログラム、またはドライブ109に装着されたリムーバブル記録媒体111から読み出されてハードディスク105にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)104にロードして実行する。これにより、CPU102は、上述したフローチャートにしたがった処理、あるいは上述したブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU102は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース110を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力部106から出力、あるいは、通信部108から送信、さらには、ハードディスク105に記録等させる。
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
従来の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 BNR処理を説明する図である。 BNR処理を説明する他の図である。 BNR処理を説明する他の図である。 BNR処理が実行される場合の画像処理装置の各部の動作を説明する図である。 FNR処理を説明する図である。 FNR処理を説明する他の図である。 FNR処理を説明する他の図である。 FNR処理が実行される場合の画像処理装置の各部の動作を説明する図である。 BNR処理およびFNR処理が実行される場合の画像処理装置の各部の動作を説明する図である。 BNR処理およびFNR処理が実行される場合の画像処理装置の各部の動作を説明するフローチャートである。 ローカルメモリの記憶領域を示す図である。 コンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像処理装置, 11 メインプロセッサ, 12 メインメモリ, 13 メモリバス, 14 コプロセッサ, 15 ローカルメモリ, 101 バス, 102 CPU, 103 ROM, 104 RAM, 105 ハードディスク, 106 出力部, 107 入力部, 108 通信部, 109 ドライブ, 110 入出力インタフェース, 111 リムーバブル記録媒体

Claims (6)

  1. 所定の画像処理を実行する2個以上のN個の実行手段と、
    入力画像を、前記N個の実行手段による所定の処理単位ブロックの境界部分からN個に分割し、その結果得られたN個の分割画像に対するN個の前記実行手段による前記画像処理の実行を制御する制御手段と
    を備える画像処理装置において、
    前記制御手段は、N個の分割画像毎に、第1の分割画像と、前記第1の分割画像と隣接する第2の分割画像の一部であって、前記第1の分割画像の所定の部分に対する前記画像処理において必要なマージン画像とからなる割当て画像を、前記入力画像から抽出するとともに、抽出したN個の割当て画像のそれぞれを、N個の実行手段に割当て、
    N個の前記実行手段のそれぞれは、並列的に、前記制御手段により割当てられた前記割当て画像に対して前記画像処理を実行する
    画像処理装置。
  2. 前記実行手段は、ブロック歪低減処理、またはフレーム歪低減処理を実行する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記処理手段は、複数の画像処理を実行し、
    前記制御手段は、各画像処理におけるマージン画像の中でその範囲が大きい方のマージン画像を含む画像を割当て画像として抽出する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理手段は、ブロック歪低減処理およびフレーム歪低減処理の両方を実行する
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 所定の画像処理を実行する2個以上のN個の実行ステップと、
    入力画像を、所定の処理単位ブロックの境界部分からN個に分割し、その結果得られたN個の分割画像に対するN個の前記実行ステップの処理での前記画像処理の実行を制御する制御ステップと
    を含む画像処理方法において、
    前記制御ステップは、N個の分割画像毎に、第1の分割画像と、前記第1の分割画像と隣接する第2の分割画像の一部であって、前記第1の分割画像の所定の部分に対する前記画像処理において必要なマージン画像とからなる割当て画像を、前記入力画像から抽出するとともに、抽出したN個の割当て画像のそれぞれを、N個の実行ステップに割当て、
    N個の前記実行ステップのそれぞれは、並列的に、前記制御ステップにより割当てられた前記割当て画像に対して前記画像処理を実行する
    画像処理方法。
  6. 所定の画像処理を実行する2個以上のN個の実行ステップと、
    入力画像を、所定の処理単位ブロックの境界部分からN個に分割し、その結果得られたN個の分割画像に対するN個の前記実行ステップの処理での前記画像処理の実行を制御する制御ステップと
    を含む画像処理をコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記制御ステップは、N個の分割画像毎に、第1の分割画像と、前記第1の分割画像と隣接する第2の分割画像の一部であって、前記第1の分割画像の所定の部分に対する前記画像処理において必要なマージン画像とからなる割当て画像を、前記入力画像から抽出するとともに、抽出したN個の割当て画像のそれぞれを、N個の実行ステップに割当て、
    N個の前記実行ステップのそれぞれは、並列的に、前記制御ステップにより割当てられた前記割当て画像に対して前記画像処理を実行する
    画像処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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