JP2010157991A - 電源装置、電源ケーブル、および受信装置 - Google Patents

電源装置、電源ケーブル、および受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アンテナに関する携帯性を十分に向上でき、十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができる電源装置、電源ケーブル、および受信装置を提供する。
【解決手段】電力伝送用ケーブル4をアンテナとして利用する構成において、電力伝送用ケーブル4のコネクタ7側端とこのコネクタ7より所定長さだけ離間した部位にそれぞれ高周波遮断回路18L、18G、17L、17Gを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、放送波を受信可能な携帯電話やテレビジョン受像機等の電子機器に適用可能な電源装置、電源ケーブル、および受信装置に関するものである。
一般的に、デジタルテレビジョン放送等を受信可能な携帯電話は、内蔵アンテナまたは外部アンテナで放送波を受信している。
内蔵アンテナは、携帯電話のデザインを損なわない長所がある。しかしながら、内蔵アンテナは、外部アンテナに比して感度が劣り、内部ノイズの影響を受け易い等の欠点がある。
これに対して外部アンテナには、たとえばロッドアンテナがある。
ロッドアンテナは、内蔵アンテナに比して感度等が優れる特徴がある。しかしながら、ロッドアンテナは、携帯電話のデザインを損ない、さらにはアンテナが突出する等の欠点がある。
この外部アンテナに関して、特許文献1,2等に、電源ケーブル(電源コード)をアンテナとして使用することが提案されている。
テレビジョン受像機は、商用電源により動作し、屋外アンテナを介して放送波を受信する。
したがって、テレビジョン受像機は、背面から延長する電源ケーブルを家庭内のコンセントに接続して商用電源を入力する。またテレビジョン受像機は、背面にアンテナ用コネクタが設けられ、このアンテナ用コネクタを同軸ケーブルで屋外アンテナに接続して放送波を受信する。
なおテレビジョン受像機には、ロッドアンテナによる受信用アンテナが設けられるものもある。
このような受信装置のアンテナに関して、上記特許文献2や特許文献3には、電源ケーブル(電源コード)にアンテナ用のケーブルを沿わせ、または巻き付け、このアンテナ用のケーブルで放送波を受信する構成が開示されている。
また特許文献4には、電源コードの途中にLC共振回路を設けて高周波的に電源コードの電気長を制限し、この電気長を制限した部位で放送波を受信する構成が開示されている。
特開2005−341067号公報 特開2002−151932号公報 特許第4105078号公報 特開2005−341067号公報
ところで、携帯電話では、屋内で各種放送波を受信してコンテンツを記録した後、この記録したコンテンツを改めて視聴する場合がある。
しかしながら、屋内では各種の遮蔽物により放送波が受信し難くなる。したがって、屋内で内部アンテナにより放送波を受信する場合には著しく感度が劣化する。
そこで携帯電話に充電用の電源を供給する電力伝送用ケーブルに、電源ケーブルをアンテナとして使用する既存の構成を適用し、放送波を受信することが考えられる。
しかしながらこの場合、十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信できないという不利益がある。
また近年、テレビジョン受像機は、小型化、軽量化により、携帯して種々の場所で使用される。
しかしながら、たとえば台所等のアンテナ接続用の家庭内アンテナコンセントが設けられていない場所で使用する場合、テレビジョン受像機は、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋から同軸ケーブルを延長して接続することが必要になる。
また、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋で使用する場合でも、改めて同軸ケーブルを引き回して接続することが必要になる。
その結果、テレビジョン受像機は、小型化、軽量化により携帯性が向上しているにもかかわらず、アンテナに関して携帯性が著しく損なわれるという不利益がある。
また、テレビジョン放送の受信機能を有するノート型パーソナルコンピュータ(PC)等にあっても、テレビジョン放送を受信する場合と同様に、アンテナに関して携帯性が著しく損なわれるという不利益がある。
これらの問題を解決する1つの方法として、別途、室内アンテナを設ける方法が考えられる。
しかしながら,この方法では、テレビジョン受像機と共に室内アンテナを搬送することが必要になり、依然、アンテナに関して携帯性が損なわれるという不利益がある。
また、内蔵アンテナにより放送波を受信することも考えられる。
しかしながら、内蔵アンテナの場合、アンテナを内蔵する分、装置の構成が大型化し、結局、携帯性が損なわれる。
またデザイン上の制約も発生し、設計が煩雑になる。特に、低い周波数を受信する場合には、アンテナ自体、大型化し、著しく装置の構成が大型化する等の不利益がある。
これに対して、電源ケーブルをアンテナとして使用する既存の構成を適用することも考えられる。
しかしながらこの場合、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保できないという不利益がある。
本発明は、アンテナに関する携帯性を十分に向上でき、十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができる電源装置、電源ケーブル、および受信装置を提供することにある。
本発明の第1の観点の電源装置は、本体装置の電力を出力する電源部と、前記電源部から出力される電力を、本体装置にコネクタを介して供給する電力伝送用ケーブルと、を有し、前記電力伝送用ケーブルは、前記コネクタの電源端子との間に配置された本体装置側高周波遮断部と、前記コネクタから所定長さだけ前記電源部側に配置され、アンテナとして機能する部位の長さを制限する電源部側高周波遮断部と、前記本体装置側高周波遮断部を介して前記本体装置への電力供給をするための第1伝送線と、前記コネクタを介して前記本体装置のチューナーに接続される第2伝送線と、を含む。
本発明の第2の観点の受信装置は、電源装置を接続するコネクタを有し、内蔵のチューナーにより所望の放送波を受信する本体装置と、前記コネクタを介して前記本体装置に接続され、前記本体装置の電力を前記本体装置に供給する前記電源装置と、を有し、前記電源装置は、本体装置の電力を出力する電源部と、一端に配置されたコネクタを介して、前記電源部から出力される電力を本体装置に伝送する電力伝送用ケーブルと、を含み、前記電力伝送用ケーブルは、前記コネクタの電源端子を介して本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の伝送ケーブルを有し、前記複数の伝送ケーブルは、それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、前記電力伝送用ケーブルは、前記コネクタから所定長さだけ前記電源部側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する電源部側の高周波遮断部が配置され、前記伝送ケーブルの少なくとも1つが、前記コネクタを介して前記本体装置のチューナーに接続される。
本発明の第3の観点の電源ケーブルは、本体装置と外部装置との間で、電力を伝送する電力伝送用ケーブルと、前記電力伝送用ケーブルの一端側に配置され、前記電力伝送用ケーブルを前記本体装置に接続する本体装置側コネクタと、前記電力伝送用ケーブルの他端側に配置され、前記電力伝送用ケーブルを前記外部装置に接続する外部装置側コネクタと、を有し、前記電力伝送用ケーブルは、前記本体装置側コネクタの電源端子を介して本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の伝送ケーブルを有し、前記複数の伝送ケーブルは、それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、前記電力伝送用ケーブルは、前記本体装置側のコネクタから所定長さだけ前記外部装置側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する外部装置側の高周波遮断部が配置され、前記電源ケーブルの少なくとも1つが、前記本体装置側のコネクタを介して前記本体装置に内蔵のチューナーのアンテナ入力端に接続される。
本発明の第4の観点の受信装置は、電力を供給する電源ケーブルと、放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、前記電源ケーブルは、前記電力を伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルを有し、前記電力伝送用ケーブルに含まれる前記伝送ケーブルの少なくとも1つは、途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離され、前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁され、前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記チューナーに接続される。
本発明の第5の観点の受信装置は、電力を供給する電源ケーブルと、放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、前記電源ケーブルは、前記電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを含む電力伝送用ケーブルを有し、前記被覆線は、前記電力伝送用ケーブルの途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに分離され、前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が開放端に設定され、前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記チューナーに接続される。
本発明の第6の観点の受信装置は、電力を供給する電源ケーブルと、放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、前記電源ケーブルは、前記電力を伝送する第1のケーブルおよび第2のケーブルを含み、前記第1のケーブルおよび第2のケーブルの少なくとも1つは、途中の中継部で、第1の部位と第2の部位とに高周波的に分離され、前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記チューナーに接続される。
本発明の第7の観点の電源ケーブルは、本体装置に電力を伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルを有し、前記電力伝送用ケーブルに含まれる複数の伝送ケーブルの少なくとも1つは、途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離され、前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁され、前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される。
本発明の第8の観点の電源ケーブルは、本体装置に電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを含む電力伝送用ケーブルを有し、前記被覆線は、前記電力伝送用ケーブルの途中の中継部で、第1の部位と、前記第2の部位とに分離され、前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が開放端に形成され、前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される。
本発明の第9の観点の受信装置は、本体装置の電力を生成する電源部と、前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、を有し、前記電力伝送用ケーブルに含まれる複数のケーブルの少なくとも1つは、途中の中継部で、前記第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離され、前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁され、前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本部位装置のチューナーに接続される。
本発明の第10の観点の電源装置は、本体装置の電力を生成する電源部と、前記電源部の電力源を前記本体装置に伝送する複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを含む電力伝送用ケーブルを有し、前記被覆線は、前記電力伝送用ケーブルの途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに分離され、前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が開放端に形成され、前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される。
本発明の第11の観点の電源装置は、本体装置の電力を生成する電源部と、前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する第1のケーブルおよび第2のケーブルを有し、第1のケーブルおよび第2のケーブルの少なくとも1つは、途中の中継部で、第1の部位と第2の部位とに高周波的に分離され、前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される。
本発明の第12の観点の電源ケーブルは、本体装置に電力を伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、前記基板部は、前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される。
本発明の第13の観点の電源装置は、本体装置の電力を生成する電源部と、前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、前記基板部は、前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される。
本発明の第14の観点の受信装置は、電力を供給する電源ケーブルと、放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、前記電源ケーブルは、前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、前記基板部は、前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される。
本発明の第15の観点の受信装置は、電力を供給する電源ケーブルと、放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、前記電源ケーブルは、前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、前記基板部は、前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される。
本発明によれば、簡易な構成で、アンテナに関する携帯性を十分に向上でき、十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る受信システムを示す図である。 図2は、図1の電源装置を充電台を介して携帯電話に接続する場合を示す図である。 図3は、本第1の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図4は、本実施形態に係る電力伝送用ケーブルの構造例示す簡略断面図である。 図5は、図3の電源装置を詳細に示す図である。 図6は、アンテナの説明に供する図である。 図7は、アンテナとして機能する伝送ケーブルLGにLC共振回路を設けた場合を例とする受信システム要部の構成および接続関係を示す図である。 図8(A)〜図8(C)は、図7の受信システムにおいて、延長コードを接続していない場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図8(A)が図7の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図8(B)が図8(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図8(C)が図8(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図9(A)〜図9(C)は、図7の受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図9(A)が図7の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図9(B)が図9(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図9(C)が図9(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図10は、電源ケーブルに沿ってアンテナのケーブルを配置した場合を例とする受信システムを示す図である。 図11(A)〜図11(C)は、図3の受信システムにおいて、延長コードを接続していない場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図11(A)が図3の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図11(B)が図11(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図11(C)が図11(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図12(A)〜図12(C)は、図3の受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図12(A)が図3の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図12(B)が図12(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図12(C)が図12(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図13(A)〜図13(C)は、図3の受信システムにおいて、延長コードを接続していない場合のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図13(A)が図3の受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図13(B)が図13(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図13(C)が図13(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図14(A)〜図14(C)は、図3の受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図14(A)が図3の受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図14(B)が図14(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図14(C)が図14(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図15(A)〜図15(C)は、本体装置側のインダクタを設けることなく、電源部側のインダクタのみ設けた受信システムにおいて、延長コードを接続していない場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図15(A)が電源部側のインダクタのみ設けた受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図15(B)が図15(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図15(C)が図15(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図16(A)〜図16(C)は、本体装置側のインダクタを設けることなく、電源部側のインダクタのみ設けた受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図16(A)が電源部側のインダクタのみ設けた受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図16(B)が図16(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図16(C)が図16(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 本体装置側のインダクタを設けることなく、電源部側のインダクタのみ設けた場合を例とする受信システムの要部の構成および接続関係を示す図である。 図18(A)〜図18(C)は、図17の受信システムにおいて、延長コードを接続していない場合のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図18(A)が図17の受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図18(B)が図18(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図18(C)が図18(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図19(A)〜図19(C)は、図17の受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図19(A)が図17の受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図19(B)が図19(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図19(C)が図19(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図20(A)〜図20(C)は、電力伝送用ケーブルの両端にインダクタを設けていない受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図20(A)が電力伝送用ケーブルの両端にインダクタを設けていない受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図20(B)が図20(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図20(C)が図20(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図21(A)〜図21(C)は、図20(A)〜図20(C)との対比により図3の受信システムにおけるVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図21(A)が図3の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図21(B)が図21(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図21(C)が図21(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図22(A)〜図22(C)は、電力伝送用ケーブルの両端にインダクタを設けていない受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図22(A)が電力伝送用ケーブルの両端にインダクタを設けていない受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図22(B)が図22(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図22(C)が図22(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図23(A)〜図23(C)は、図22(A)〜図22(C)との対比により図3の受信システムにおけるUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図23(A)が図3の受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図23(B)が図23(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図23(C)が図23(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図24は、本第2の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図25は、本第2の実施形態に係る電力伝送用ケーブルの構造例示す簡略断面図である。 図26は、図24の電源装置を詳細に示す図である。 図27(A)〜図27(C)は、図24の受信システムにおいて、延長コードを接続していない場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図27(A)が図24の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図27(B)が図27(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図27(C)が図27(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図28(A)〜図28(C)は、図24の受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図28(A)が図24の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図28(B)が図28(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図28(C)が図28(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図29(A)〜図29(C)は、図24の受信システムにおいて、延長コードを接続していない場合のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図29(A)が図24の受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図29(B)が図29(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図29(C)が図29(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図30(A)〜図30(C)は、図24の受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図30(A)が図24の受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図30(B)が図30(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図30(C)が図30(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図31(A)〜図31(C)は、図24の受信システムにおいて、電源装置のケーブルを垂直に垂らした状態で延長コードを接続した場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図31(A)が図24の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図31(B)が図31(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図31(C)が図31(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図32(A)〜図32(C)は、図24の受信システムにおいて、電源装置のケーブルを束ねた状態で延長コードを接続した場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図32(A)が図24の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図32(B)が図32(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図32(C)が図32(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図33(A)〜図33(C)は、図24の受信システムにおいて、電源装置のケーブルを垂直に垂らした状態で延長コードを接続した場合のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図33(A)が図24の受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図33(B)が図33(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図33(C)が図33(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図34(A)〜図34(C)は、図24の受信システムにおいて、電源装置のケーブルを束ねた状態で延長コードを接続した場合のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図34(A)が図24の受信システムのUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図34(B)が図34(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図34(C)が図34(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図35は、本発明の第3の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図36は、本発明の第4の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図37は、本発明の第5の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図38は、図37のフェライトコアの配置の説明に供する図である。 図39(A)〜図39(C)は、図37の受信システムにおいて、延長コードを接続していない場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図39(A)が図37の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図39(B)が図39(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図39(C)が図39(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図40(A)〜図40(C)は、図37の受信システムにおいて、延長コードを接続した場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図40(A)が図37の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図40(B)が図40(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図40(C)が図40(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図41(A)〜図41(C)は、図37の受信システムにおいて図39の例とケーブル長が異なる場合で、延長コードを接続していない場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図41(A)が図37の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図41(B)が図41(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図41(C)が図39(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図42(A)〜図42(C)は、図37の受信システムにおいて図40の例とケーブル長が異なる場合で、延長コードを接続した場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図42(A)が図37の受信システムのVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図42(B)が図42(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図42(C)が図42(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図43は、本発明の第6の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図44は、図24との対比により、本発明の第9の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図45は、図36との対比により本発明の第9の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図46は、一般的なテレビジョン受像機を背面側から見て示す図である。 図47は、本発明の第10の実施形態に係る電子機器としてのテレビジョン受像機および電源装置を含む受信装置を背面側から見て示す図である。 図48は、本第10の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図49は、図48の電力伝送用ケーブルの構造例示す簡略断面図である。 図50は、本第10の実施形態に係る中継部313(分岐部)の構成例を示す図である。 図51は、アンテナとして機能する部位の長さについて説明するための図である。 図52(A)〜(C)は、電源ケーブルの途中にLC共振回路を設けて高周波的に電源コードの電気長を制限し、この電気長を制限した部位で放送波を受信する構成のアンテナ特性を示す図である。図52(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図52(B)が図52(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図52(C)が図52(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図53(A)〜(C)は、第10の実施形態に係る電源ケーブルにおけるアンテナ特性を示す図である。図53(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図53(B)が図53(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図53(C)が図53(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図54は、本発明の第11の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図55は、本発明の第12の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図56は、本発明の第13の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図57は、本発明の第14の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図58は、本発明の第15の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図59は、第15の実施形態に係る図58の電力伝送用ケーブルの構造例示す簡略断面図である。 図60は、第10〜第17の実施形態において、ダイポールアンテナとして機能するように電源ケーブルを構成し、この電源ケーブルで放送波を受信するシステムのアンテナ特性について説明するための図である。 図61は、本発明の第18の実施形態に係る電子機器としてのテレビジョン受像機および電源ケーブルを含む受信装置を背面側から見て示す図である。 図62は、本第18の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図63は、本第18の実施形態に係る基板部の実装構造例を示す図である。 図64は、第18の実施形態に係るアンテナとしての原理を説明するための第1図である。 図65は、第18の実施形態に係るアンテナとしての原理を説明するための第2図である。 図66(A)〜(C)は、基板部を有していない場合の電源ケーブルを真っ直ぐのばした状態(理想状態)のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図66(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図66(B)が図66(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図66(C)が図66(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図67(A)〜(C)は、基板部を有していない場合の電源ケーブルを半分折り畳んだ状態のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図67(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図67(B)が図67(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図67(C)が図67(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図68(A)〜(C)は、基板部を有する第18の実施形態に係る電源ケーブルのUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。図68(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図68(B)が図68(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図68(C)が図68(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。 図69は、本第19の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図70は、本第20の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図71は、本第21の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図72は、本第22の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図73は、本第23の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図74は、本第24の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。 図75は、本第25の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお説明は、以下の順序で行う。
1.第1の実施形態
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
4.第4の実施形態
5.第5の実施形態
6.第6の実施形態
7.第7の実施形態
8.第8の実施形態
9.第9の実施形態
10.第10の実施形態
11.第11の実施形態
12.第12の実施形態
13.第13の実施形態
14.第14の実施形態
15.第15の実施形態
16.第16の実施形態
17.第17の実施形態
18.第18の実施形態
19.第19の実施形態
20.第20の実施形態
21.第21の実施形態
22.第22の実施形態
23.第23の実施形態
24.第24の実施形態
25.第25の実施形態
<1.第1の実施形態>
〔実施形態の構成〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る受信システムの構成例を示す図である。
図2は、図1の電源装置を、充電台を介して携帯電話に接続する場合を示す図である。
この受信システム1は、携帯電話2に電源装置3から充電用の電力を供給する。
この受信システム1は、この充電用の電力を伝送する電力伝送用ケーブル4をアンテナとして機能させ、携帯電話2でデジタルテレビジョン放送の放送波、ダウンロードサービスの放送波等を受信する。
なお、ダウンロードサービスの放送波は、たとえば放送波を利用して映像コンテンツをダウンロードするサービスであるメディアフロー(登録商標)の放送波である。
ここで携帯電話2は、放送波の受信機能、各種コンテンツの記録再生機能を有する携帯電話であり、側面にコネクタ5が設けられる。
電源装置3は、本体装置である携帯電話2の充電用電力を商用電源から生成する電源部6を有し、この電源部6で生成された電源を電力伝送用ケーブル4で携帯電話2に伝送する。
電源装置3は、電力伝送用ケーブル4の一端に、コネクタ7が設けられ、コネクタ7が携帯電話2のコネクタ5に接続されて携帯電話2に接続される。
電源部6は、略矩形形状により形成され、商用電源のコンセントから商用電力を入力する端子8が一面に設けられる。
これにより、電源部6は、図1中に矢印Aにより示すように、この端子8を屋内コンセントに差し込んで、AC100〔V〕の交流商用電源から5〔V〕の充電用直流電力(電圧)を生成する。
なお受信システム1は、図2との対比により図3に示すように、充電台10を介して携帯電話2に電源装置3が接続される場合もある。
図3は、この受信システム1の要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
携帯電話2は、コネクタ5のホット側電源端子が充電用の電源回路11に接続され、コネクタ5のコールド側電源端子が接地される。
携帯電話2は、コネクタ5のアンテナ入力端子がインダクタ12により接地され、キャパシタ13を介してチューナー14のアンテナ入力端に接続される。
ここでチューナー14は、上述した放送波を受信することが可能なチューナーである。なおここでインダクタ12は、マッチング回路を構成し、この実施形態では18〔nH〕に設定される。
電源部6は、配線基板15上に、商用電源から充電用電力を生成する電源回路16が設けられる。
電源部6は、電源回路16で生成したホット側電源およびコールド側電源を、それぞれ高周波遮断回路17を形成するインダクタ17Lおよび17Gを介して電力伝送用ケーブル4に出力する。
なお、インダクタ17Lおよび17Gは、たとえばフェライトビーズにより構成され、商用電源側からのノイズ、高周波信号の混入を防止し、アンテナとして機能させる電力伝送用ケーブル4の電気長を設定する。
図4は、本実施形態に係る電力伝送用ケーブル4の構造例示す簡略断面図である。
図5は、図1の電源装置を詳細に示す図である。
電力伝送用ケーブル4は、図4に断面を取って示すように、2本のケーブルLLおよびLGを絶縁体により覆って一体に保持する多芯ケーブルである。
電力伝送用ケーブル4は、この2本のケーブルLLおよびLGが、それぞれホット側電源およびコールド側電源に割り当てられ、図5に示すように、ケーブルLLおよびLGの電源部6側端が配線基板15上でインダクタ17Lおよび17Gに接続される。
なお、以下において、ケーブルLL、LGを電源ケーブルと呼ぶ。
伝送ケーブルLL、LGは、それぞれアラミド繊維入りの縒り線を被覆して作製される。なお図3等において、伝送ケーブルLLおよびLGは、平行2線により一体に保持される場合を示しているものの、撚り合わされた状態で一体に保持してもよい。
電力伝送用ケーブル4は、図5に示すように、伝送ケーブルLLおよびLGのコネクタ7側端が、それぞれ高周波遮断回路18を形成するインダクタ18Lおよび18Gを介してコネクタ7の電源端子7L、7Gに接続される。
ここで高周波遮断回路は、高周波信号の伝送を選択的に抑圧する回路であり、この実施形態ではインダクタ18Lおよび18Gが適用される。
なおインダクタは、通常インピーダンスZがZ=jωLであり、周波数の増大により、インピーダンスZが高くなり、高周波を遮断することができる。インダクタは、さらに、インダクタに含まれるインダクタンス成分とキャパシタンス成分による自己共振を用いて、インピーダンスを最大にして用いることも可能である。
インダクタ18Lおよび18Gは、たとえばフェライトビーズにより構成され、高周波信号の携帯電話2への混入を防止し、携帯電話2からのノイズの流出を防止する。
また、電力伝送用ケーブル4は、コールド側電源に割り当てた伝送ケーブルLGのインダクタ18G側端が、コネクタ7のアンテナ入力端子7Aに接続される。
なお、電力伝送用ケーブル4は、図5に示すように、コネクタ7を実装する配線基板19上にインダクタ18Lおよび18Gが実装され、この配線基板19上で、伝送ケーブルLLおよびLGがインダクタ18Lおよび18Gに接続される。
その接続後、配線基板19を配置した背面側が、電力伝送用ケーブル4の携帯電話2側端と共に樹脂によりモールディングされる。
なお、インダクタ17L、17G、18L、18Gは、フェライトビーズに代えてチップインダクタにより形成してもよい。
電力伝送用ケーブル4は、インダクタ17L、17Gからインダクタ18L、18Gまでの長さL1が、この受信システム1の受信周波数の波長に対して、1/4波長の奇数倍の長さに設定される。
より具体的には、この受信システム1の受信周波数帯域の周波数190〔MHz〕の波長に対して、約3/4波長の長さ1100〔mm〕に設定される。
その結果、図6に示すように、この受信システム1では、伝送ケーブルLGにより3/4波長のモノポールアンテナが形成される。
このアンテナにより、3/4波長に対応する基本周波数の帯域を受信可能とし、また、基本周波数の高調波を用いて、UHF帯域、たとえば地上波デジタルTVの470〜770〔MHz〕の放送波の受信を可能としている。
〔実施形態の動作〕
以上の構成において、受信システム1では、電源装置3を携帯電話2に接続し、この電源装置3を商用電源のコンセントに接続することにより、電源装置3で商用電源から充電用の直流電力が生成される。
生成された直流電力が携帯電話2に伝送されて携帯電話2が充電される。
また、受信システム1では、ユーザーの操作により携帯電話2で各種放送波を受信してコンテンツを記録した後、この記録したコンテンツを改めて携帯電話2で再生してユーザーに提供する。
ここで放送波を受信する場合に、内蔵アンテナで放送波を受信したのでは、十分なアンテナ利得を確保できないことにより、弱電界のエリアでは満足に放送波を受信することが困難になる。
特に、屋内で放送波を受信する場合、各種の遮蔽物により電界強度が著しく弱くなり、その結果、著しく感度が劣化する。また携帯電話2の内部ノイズの影響も避け得ず、これによっても放送波を安定して受信できなくなる。
そこで、ロッドアンテナを使用して放送波を受信することが考えられる。
しかしながら、ロッドアンテナを使用すると、デザインが著しく損なわれることになる。特に携帯電話2では、せいぜい10〔cm〕程度しかアンテナ長を設定できないことから、ロッドアンテナを使用する場合でも、FM放送、デジタルラジオ放送等のVHF帯域では、十分なアンテナ利得を確保し得ず、結局、受信感度が劣化することになる。
そこで、本第1の実施形態の受信システム1では、電源装置3の電源を携帯電話2に供給する電力伝送用ケーブル4をアンテナとして機能させて放送波を受信する。
この場合、内蔵アンテナを利用する場合の内部ノイズの影響を有効に回避することができ、また内蔵アンテナを利用する場合に比して感度を向上することができる。またロッドアンテナを使用する場合のデザインの劣化も防止することができる。
ところが単純に、電源ケーブルをアンテナとして機能させる構成を適用して、電力伝送用ケーブル4をアンテナとして機能させる場合には、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保することが困難になる。
図7は、図1との対比により、特開2005−341067号公報に開示の手法を適用した受信システムを示す図である。
図7は、アンテナとして機能する伝送ケーブルLGにLC共振回路を設けた場合を例に示している。
なお、図7においては、理解を容易にするために、図3と同一機能部分は同一符号をもって表している。
図7の受信システム21は、電源部6側において、ホット側の伝送ケーブルLLが直接電源回路16に接続され、コールド側の伝送ケーブルLGがLC共振回路22を介して電源回路16に接続される。
また、携帯電話2側において、ホット側の伝送ケーブルLLが直接電源回路11に接続され、コールド側の伝送ケーブルLGがインダクタ12を介して接地され、キャパシタ13を介してチューナー14に接続される。
この受信システム21では、LC共振回路22を設けることにより、広い帯域で十分なアンテナ利得を確保できない欠点がある。
また、受信システム21では、ホット側の伝送ケーブルLLとコールド側の伝送ケーブルLGとが高周波的に結合し、LC共振回路22を十分に機能させることが困難となり、これによっても十分なアンテナ利得を確保できない欠点がある。
図8(A)〜図8(C)は、図7の受信システム21において延長コードを接続していない場合のVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。
図8(A)が図7の受信システム21のVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図8(B)が図8(A)の特性図における垂直偏波(Vertical Polarization)の特性を示す図である。図8(C)が図8(A)の特性図における水平偏波(Horizontal Polarization)の特性を示す図である。図8(A)において、横軸は周波数を示しており、縦軸はアンテナ利得を示している。
図8(A)の特性は、受信システム21における共振回路22のインピーダンスを無限大とし、電源部6の端子8を何れの部位にも接続していない場合の測定結果である。
また、図8(A)の特性は、携帯電話2を想定したグランドサイズが95×45〔mm〕の評価基板にコネクタを介して電源装置を接続した場合の測定結果である。
なお、図8(A)中の符号LHおよびLVは、それぞれ水平偏波および垂直偏波を示す特性を示している。
この場合の電力伝送用ケーブル4の長さは、周波数190〔MHz〕の3/4波長に相当する1100〔mm〕である。
また、図8(B)および(C)は、図8(A)に示す測定結果を詳細に示している。
これら図8(A)〜図8(C)の測定結果では、図8(A)中に符号Bにより示すように、局所的にアンテナ利得が低下することが判る。したがって、十分に広い周波数帯域で十分な利得を確保できないことが判る。
図9(A)〜図9(C)は、図8(A)〜図8(C)との対比により、図7の受信システム21において、電源部6の端子8を長さ3〔m〕の延長ケーブルに接続した場合の測定結果を示す図である。
なお測定の条件は、図8(A)〜図8(C)の場合と同一である。
これら図9(A)〜図9(C)の測定結果によれば、図8(A)〜図8(C)との対比により、図9(A)中に符号Cにより示す利得の劣化する周波数が低い周波数側に変位していることが判る。
したがって、受信システム21では、実際に商用電源のコンセントに電源部6を接続した場合には、商用電源のケーブルの引回しにより、種々にアンテナの特性が変化することになる。
また、図9(A)〜図9(C)の測定結果では、電力伝送用ケーブル4の長さに対応する周波数190〔MHz〕周辺で、アンテナ利得が約4〔dB〕劣化していることも観察される。これによっても、十分に広い周波数帯域で十分な利得を確保できないことが判る。
図10は、特開2002−151932号公報に開示の手法を適用して考えられる受信システムを示す図である。
なお、図10においては、理解を容易にするために、図3と同一機能部分は同一符号をもって表している。
図10の受信システム31は、電源部6側において、ホット側の伝送ケーブルLLおよびコールド側の伝送ケーブルLGが直接電源回路16に接続される。
また、携帯電話2側において、ホット側の伝送ケーブルLLが直接電源回路11に接続され、コールド側の伝送ケーブルLGがインダクタ12を介して接地され、キャパシタ13を介してチューナー14に接続される。
また、伝送ケーブルLL、LVに巻回したケーブルLWがキャパシタ13およびインダクタ12の接続点に接続される。
この場合、アンテナとして機能するケーブルLWのQが著しく高くなる。その結果、この場合も十分に広い周波数帯域で十分な利得を確保することが困難になる。
また、図10の受信システム31でも、延長ケーブルによって、種々にアンテナの特性が変化する。
そこで、本実施形態に係る図3に示す受信システム1では、伝送ケーブルLL、LGのコネクタ5、7側端とコネクタ5、7より所定長さだけ離間した部位にそれぞれ高周波遮断回路18,17を形成するインダクタ18L、18G、17L、17Gが設けられる。
これにより、受信システム1では、コネクタ5、7側のインダクタ18L、18Gにより、内部ノイズの漏出が防止され、また伝送ケーブルLL、LGに誘起した高周波信号による携帯電話2の各種悪影響が防止される。
また、電源部6側のインダクタ17L、17Gによる商用電源からのノイズ、高周波信号の混入が防止される。またインダクタ18L、18G、17L、17Gにより、アンテナとして機能する部位の電気長が設定される。
これにより、図3の受信システム1では、既存システムに比して十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができる。また、延長ケーブルによるアンテナ特性の変動を防止することができる。
図11(A)〜図11(C)および図12(A)〜図12(C)は、それぞれ図8(A)〜図8(C)および図9(A)〜図9(C)との対比により、図3の受信システム1におけるVHF帯域の測定結果を示す図である。
図11(A)〜図11(C)は、延長ケーブルを接続していない場合の測定結果であり、図12(A)〜図12(C)は、延長ケーブルを接続した場合の測定結果である。
なお、測定の条件は、図8(A)〜図8(C)と同一である。
これら図11(A)〜図11(C)および図12(A)〜図12(C)の測定結果によれば、既存システムに比して十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信できることが判る。
また、さらに延長ケーブルを接続することによるアンテナ特性の変動を防止できることが判る。
図13(A)〜図13(C)および図14(A)〜図14(C)は、それぞれ図11(A)〜図11(C)および図12(A)〜図12(C)との対比により、図3の受信システム1におけるUHF帯域の測定結果を示す図である。
図13(A)〜図13(C)は、延長ケーブルを接続していない場合の測定結果であり、図14(A)〜図14(C)は、延長ケーブルを接続した場合の測定結果である。
なお、測定の条件は、図8(A)〜図8(C)と同一である。
これら図13(A)〜図13(C)および図14(A)〜図14(C)の測定結果によれば、図3の受信システム1は、UHF帯域でも、十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができる。
さらに、受信システム1によれば、延長ケーブルを接続することによるアンテナ特性の変動を防止できることが判る。
図15(A)〜図15(C)および図16(A)〜図16(C)は、コネクタ5、7側のインダクタ18L、18Gを省略した場合の測定結果を示す図である。
その測定の条件は、図8(A)〜図8(C)と同一である。
この測定には、図3との対比により図17に示すように、コネクタ5、7側のインダクタ18L、18Gを省略し、携帯電話2の内部のホット側電源ラインにインダクタ32を配置した受信システムを適用する。
また、コールド側電源ラインの接地は、インダクタ12を介して実行する。
ここで図15(A)〜図15(C)は、延長ケーブルに接続しない場合のVHF帯域のアンテナ利得を示す図である。図16(A)〜図16(C)は、延長ケーブルに接続した場合のVHF帯域のアンテナ利得を示す図である。
なお、電力伝送用ケーブル4の長さは、上述したと同一の1100〔mm〕である。
また、図18(A)〜図18(C)および図19(A)〜図19(C)は、図17の受信システムにおけるUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。
その測定の条件は、図8(A)〜図8(C)と同一である。
なお,図18(A)〜図18(C)は、延長ケーブルを接続しない場合の測定結果であり、図19(A)〜図19(C)は、延長ケーブルを接続した場合の測定結果である。
これら図15(A),(B),(C)〜図19(A),(B),(C)の測定結果を図11(A)〜図11(C)および図12(A)〜図12(C)の測定結果と対比すれば、次のことが判る。
すなわち、VHF帯域では、コネクタ5、7側のインダクタ18L、18Gを省略し、携帯電話2の内部にインダクタを設けるようにしても、殆ど特性に変化がないことになる。
しかしながら、UHF帯域では、コネクタ5、7側のインダクタ18L、18Gを省略し、携帯電話2の内部にインダクタを設ける場合には、コネクタ5、7における損失の分、アンテナ利得が低下する。
このことは、図18(A)〜図18(C)の測定結果と図13(A)〜図13(C)の測定結果との対比、図19(A)〜図19(C)の測定結果と図14(A)〜図14(C)の測定結果との対比により確認することができる。
これにより、携帯電話2の内部にインダクタを設ける場合に比して、図3の受信システム1の方が安定に放送波を受信できることが判る。
図20(A),(B),(C)〜図23(A),(B),(C)は、評価基板に代えて実際の携帯電話を使用した場合の測定結果を示す図である。
図20(A)〜図20(C)および図22(A)〜図22(C)は、インダクタ17L、17G、18L、18Gを省略して電力伝送用ケーブルを電源部6およびコネクタ7に直接接続した場合の測定結果で、それぞれVHF帯域およびUHF帯域の特性を示す。
また、図21(A)〜図21(C)および図23(A)〜図23(C)は、図3の受信システム1におけるVHF帯域およびUHF帯域の特性を示している。
なお、図20(A),(B),(C)〜図23(A),(B),(C)は、延長コードを接続した場合の特性を示している。
これら図20(A),(B),(C)〜図23(A),(B),(C)によれば、次のことが判る。
すなわち、図3の受信システム1では、電力伝送用ケーブルにインダクタを設けない場合に比して、VHF帯域およびUHF帯域の双方でアンテナ利得を10〔dB〕以上改善し、広い周波数帯域で十分なアンテナ利得を確保できることが判る。
〔実施形態の効果〕
以上のように、本第1の実施形態においては、電力伝送用ケーブルをアンテナとして利用する構成において、電力伝送用ケーブルのコネクタ側端とこのコネクタより所定長さだけ離間した部位にそれぞれ高周波遮断回路を設けている。
これにより、本第1の実施形態の受信システム1によれば、既存システムに比して十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができる。
<2.第2の実施形態>
図24は、図3との対比により、本発明の第2の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図25は、本第2の実施形態に係る電力伝送用ケーブルの構造例示す簡略断面図である。
図26は、図24の電源装置を詳細に示す図である。
この受信システム41は、携帯電話2、電源装置3に代えて携帯電話42、電源装置43が適用される。
なお、図24の受信システム41において、受信システム1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
ここで、携帯電話42は、コネクタ5のコールド側電源端子が、インダクタ12、キャパシタ13の接続点に接続され、インダクタ12を介して接地される点を除いて、第1の実施形態の携帯電話2と同一に構成される。
電源装置43は、電力伝送用ケーブル4に代えて電力伝送用ケーブル44が適用される。電源装置43は、この電力伝送用ケーブル44に関する構成が異なる点を除いて、第1の実施形態の電源装置3と同一に構成される。
ここで電力伝送用ケーブル44は、図25に断面をとって示すように、いわゆる多芯同軸ケーブルにより形成され、2本の芯線ケーブルLLおよびLGを被覆線SSで被覆して作製される。
なお、電力伝送用ケーブル44において、芯線ケーブルLL、LGは、それぞれアラミド繊維入りの縒り線を被覆して作製され、縒り合わされた後、絶縁体46により覆って一体に保持される。
電力伝送用ケーブル44は、この絶縁体46を囲むように銅の網線による被覆線SSが配置され、全体をエラストマーで覆って外皮47が作製される。
電源装置43は、芯線ケーブルLL、LGがそれぞれホット側およびコールド側の電源伝送に割り当てられる。
したがって、電源装置43は、図26に示すように、芯線ケーブルLL、LGの電源部6側端がそれぞれ配線基板15上でインダクタ17L、17Gに接続され、インダクタ17L、17Gを介して電源回路16に接続される。
また、芯線ケーブルLL、LGの携帯電話42側端がそれぞれ配線基板19上でインダクタ18L、18Gに接続され、インダクタ18L、18Gを介してコネクタ7の電源端子7L、7Gに接続される。
また、電源装置43は、被覆線SSにアンテナの機能が割り当てられ、被覆線SSの電源部6側端が何れの部位にも接続されていない、いわゆる開放端とされる。
また、被覆線SSの携帯電話42側端が配線基板19上でコネクタ7のアンテナ入力端子7Aに接続される。
電源装置43は、インダクタ17L、17Gからインダクタ18L、18Gまでの長さL1が、周波数190〔MHz〕の波長に対して約3/4波長の長さに設定される。
これにより、図24の受信システム41は、被覆線SSをアンテナとして機能させ、この被覆線SSと高周波的に結合する芯線ケーブルLLおよびLGの電気長をインダクタ17L、17G、18L、18Gで制限する。
図27(A)〜図27(C)および図28(A)〜図28(C)は、それぞれ延長コードを接続していない場合、延長コードを接続した場合について、図24の受信システム41によるVHF帯域のアンテナ特性を示す図である。
また、図29(A)〜図29(C)および図30(A)〜図30(C)は、それぞれ延長コードを接続していない場合、延長コードを接続した場合について、図24の受信システム41によるUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。
これら図27(A),(B),(C)〜図30(A),(B),(C)の測定結果によれば、図24の受信システム41では、延長ケーブルによるアンテナ利得の変動を十分に防止して、広い周波数帯域で十分な利得を確保できることが判る。
また、図24の受信システム41では、芯線ケーブルLL、LGと絶縁された被覆線SSをアンテナとして機能させるようにしたことにより、UHF帯域において、第1の実施形態の受信システム1に比して、アンテナ利得を向上できることが判る。
なお、電源装置43では、電力伝送用ケーブル44を束ねて使用する場合がある。この場合、アンテナ利得が低下するおそれがある。
図31(A),(B),(C)〜図34(A),(B),(C)は、電力伝送用ケーブル44を束ねた場合のアンテナ利得の確認に供する測定結果を示す図である。
図31(A)〜図31(C)および図32(A)〜図32(C)は、電力伝送用ケーブル44を垂直に垂らした場合および電力伝送用ケーブル44を束ねた場合のVHF帯域の測定結果を示している。
また、図33(A)〜図33(C)および図34(A)〜図34(C)は、電力伝送用ケーブル44を垂直に垂らした場合および電力伝送用ケーブル44を束ねた場合のUHF帯域の測定結果を示している。
なおこれらは上述した評価基板を用いた測定結果である。
図31(A),(B),(C)〜図34(A),(B),(C)の測定結果によれば、次のことが判る。
すなわち、第2の実施形態の受信システム41では、VHF帯域では電力伝送用ケーブル44を束ねることにより、低い周波数で利得の劣化が著しいものの、UHF帯域では電力伝送用ケーブル44を束ねても、十分に実用に供する利得を確保できることが判る。
この第2の実施形態では、電力伝送用ケーブルに多芯同軸ケーブルを使用する場合でも、第1の実施形態と同一の効果を得ることができる。
<3.第3の実施形態>
図35は、図24との対比により、本発明の第3の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図35の受信システム51は、携帯電話42に代えて、第1の実施形態について上述した携帯電話2が適用される点を除いて、第2の実施形態の受信システム41と同一に構成される。
したがって、受信システム1では、コールド側芯線ケーブルLGを被覆線SSと物理的に分離して携帯電話2の内部で接地する。
この第3の実施形態によれば、コールド側芯線ケーブルを被覆線と物理的に分離して接地することにより、アンテナとして機能する部位のアイソレーションを一段と向上することができる。
したがって、電源ノイズ等による影響を低減して、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<4.第4の実施形態>
図36は、図35との対比により、本発明の第4の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図36の受信システム61は、電源装置43に代えて、電源装置63が適用される点を除いて、第3の実施形態に係る受信システム51と同一に構成される。
ここで電源装置63は、電力伝送用ケーブル44に代えて電力伝送用ケーブル64が適用され、この電力伝送用ケーブル64に関する構成が異なる点を除いて、上述の電源装置43と同一に構成される。
また電力伝送用ケーブル64は、被覆線SSに関する構成が異なる点を除いて、電力伝送用ケーブル44と同一に構成される。
電力伝送用ケーブル64は、コネクタ7から一定の距離L2で被覆線SSが切断されて開放端とされる。
また、配線基板19上において、コールド側の芯線ケーブルLGが被覆線SSに接続される。
これにより、電力伝送用ケーブル64は、インダクタ17L、17Gおよび18L、18G間の長さL1、被覆線SSの長さL2にそれぞれ対応する2周波のアンテナとして機能するように構成される。
この第4の実施形態では、被覆線SSによるアンテナにより、芯線ケーブルLL、LGによるアンテナの機能を補い、UHF帯域における局所的なアンテナ利得の低下を防止する。
具体的に、芯線ケーブルLL、LGのみによりUHF帯域を受信して局所的にアンテナ利得が低下する周波数に対して、被覆線SSの長さL2が、1/4波長の奇数倍となるように設定し、UHF帯域における局所的なアンテナ利得の低下を防止する。
この第4の実施形態では、被覆線を途中で切断して2周波のアンテナとして機能するように構成することにより、一段と性能を向上して、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<5.第5の実施形態>
図37は、図3との対比により、本発明の第5の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図37の受信システム71は、電源装置3に代えて電源装置73が適用される点を除いて、第1の実施形態の受信システム1と同一に構成される。
電源装置73は、インダクタ17L、17Gが省略されて電源部76が構成される。
また電源装置73は、このインダクタ17L、17Gの代わりに、電力伝送用ケーブル4にフェライトコア74が配置され、このフェライトコア74により伝送ケーブルLLおよびLGにそれぞれインダクタが配置される。
電源装置73は、これらインダクタ17L、17Gに関する構成が異なる点を除いて図1の電源装置3と同一に構成される。
ここでフェライトコア74は、円筒形状により形成される。
電源装置73は、図38に示すように、コネクタ7から一定距離L3だけ離間した部位でフェライトコア74に電力伝送用ケーブル4が1回だけ巻回され、これによりフェライトコア74が配置される。
なお、必要に応じて単に電力伝送用ケーブル4をフェライトコア74に挿通するだけでもよい。
図39(A)〜図39(C)および図40(A)〜図40(C)は、それぞれ延長ケーブルを接続しない場合および延長ケーブルを接続した場合の、図37の受信システム71のVHF帯域における測定結果を示す図である。
これら図39(A)〜図39(C)および図40(A)〜図40(C)は、電力伝送用ケーブル4の長さを1100〔mm〕とし、電源部76側端にフェライトコア74を配置した場合である。
また、図41(A)〜図41(C)および図42(A)〜図42(C)は、それぞれ延長ケーブルを接続しない場合および延長ケーブルを接続した場合の、図37の受信システム71のVHF帯域における測定結果を示す図である。
これら図41(A)〜図41(C)および図42(A)〜図42(C)は、電力伝送用ケーブル4の全長L4を1600〔mm〕とし、フェライトコア74を配置した部位までの距離L3を1100〔mm〕とした場合である。
これら図39(A),(B),(C)〜図42(A),(B),(C)の測定結果によれば、次のことが判る。
すなわち、伝送ケーブルLL、LGにそれぞれインダクタを配置する代わりに、電力伝送用ケーブル4にフェライトコア74によりインダクタを配置するようにしても、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保できることが判る。
この第5の実施形態によれば、伝送ケーブルLL、LGにそれぞれインダクタを配置する代わりに、電力伝送用ケーブルにフェライトコアによりインダクタを配置するようにしても、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、電力伝送用ケーブルの全長に対してフェライトコアの配置位置を種々に設定できることにより、電力伝送用ケーブルの長さを種々に変更して使い勝手を向上することができる。
<6.第6の実施形態>
図43は、図35との対比により、本発明の第6の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図43の受信システム81は、電力伝送用ケーブル44が所定長さL1に設定され、この電力伝送用ケーブル44の電源部6側端にフェライトコア74が配置される。
また、芯線ケーブルLLおよびLGが、インダクタ17Lおよび17Gを介して電源回路16に接続される。
これにより、受信システム81は、電源部6側において、フェライトコア74とインダクタ17Lおよび17Gとにより2重にノイズ、高周波信号の進入を防止する。
したがって、周波数30〔MHz〕以下の電源ノイズの影響を格段的に低減することができる。
この第6の実施形態では、電源部側に、フェライトコアとインダクタとを配置することにより、一段とノイズ、高周波信号の進入を防止して、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<7.第7の実施形態>
この第7の実施形態では、中継ケーブルを介して電源装置で生成した電源を携帯電話に伝送する。
中継ケーブルは、電力伝送用ケーブルの両端にコネクタ5、7にそれぞれ接続するコネクタが設けられる。
この第7の実施形態では、この中継ケーブルに、上述の各実施形態に係る電力伝送ケーブルに関する構成が適用され、これにより中継ケーブルをアンテナとして機能させる。
この第7の実施形態によれば、中継ケーブルを介して電源装置で生成した電源を携帯電話に伝送するようにして、この中継ケーブルに上述の各実施形態の構成を適用してアンテナとして機能させるようにしても、上述の各実施形態と同様の効果を得ることができる。
<第8の実施形態>
この第8の実施形態では、コネクタ7に設けられる配線基板19に増幅回路が配置され、アンテナとして機能する部位に誘起された高周波信号を増幅して携帯電話に出力する。
この第8の実施形態では、この増幅回路に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施形態と同一に構成される。
この実施形態では、増幅回路で高周波信号を増幅することにより、一段と感度を向上して上述の各実施形態と同一の効果を得ることができる。
<9.第9の実施形態>
上述の各実施形態においては、コネクタのアンテナ端子を介して、アンテナとして機能する部位をチューナーに接続する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、たとえば図24および図36との対比により図44および図45に示すように、電源端子を介して、アンテナとして機能する部位をチューナーに接続してもよい。
また、上述の実施形態においては、アンテナとして機能する部位を受信周波数の波長に対して3/4波長または1/4波長の長さに設定する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、受信システムの受信周波数の波長に対して1/4波長の奇数倍の長さに種々に選定することができる。
また、上述の第5の実施形態においては、電源装置のケーブルを多芯ケーブルにより構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電源装置のケーブルを多芯同軸ケーブルにより構成する場合にも広く適用することができる。
また、上述の第6の実施形態においては、電源装置のケーブルを多芯同軸ケーブルにより構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電源装置のケーブルを多芯ケーブルにより構成する場合にも広く適用することができる。
また、上述の実施形態では、それぞれ好適な受信システムの構成を説明したが、本発明はこれの構成に限らず、必要に応じて上述の構成を組み合わせて受信システムを構成してもよい。
また、上述の実施形態においては、充電用の電源を生成する電源装置のケーブルをアンテナとして使用する場合について述べた。しかし、本発明はこれに限らず、商用電源を本体装置に伝送する電源コード等、本体装置に接続される電源ケーブルによりアンテナを構成する場合に広く適用することができる。
また、上述の実施形態においては、本発明を携帯電話に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、受信機能を有する携帯型音楽プレイヤーに本発明を適用する場合等、受信機能を有する各種の携帯型の装置に広く適用することができる。
上述した第1〜第9の実施形態においては、電源装置、電源ケーブル、および受信装置を適用する電子機器として、たとえばデジタルテレビジョン放送等を受信可能な携帯電話に適用する場合を例に説明した。
第1〜第9の実施形態では、電力伝送用ケーブルをアンテナとして利用する構成において、電力伝送用ケーブルのコネクタ側端とこのコネクタより所定長さだけ離間した部位にそれぞれ高周波遮断回路を配置している。
これにより、第1〜第9の実施形態においては、既存システムに比して十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信できる受信システムを実現した。
以下では、電源装置、電源ケーブル、および受信装置を、携帯電話以外の電子機器、たとえばデジタルテレビジョン受像機に適用した実施形態について説明する。
以下に説明する実施形態では、電力伝送用ケーブルを利用してダイポールアンテナのエレメントを形成し、同軸ケーブル等を介してテレビジョン受像機のアンテナ用コネクタに接続可能とする。
これにより、既存システムに比してアンテナに関する携帯性を向上し、広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができるようにする。
図46は、一般的なテレビジョン受像機を背面側から見て示す図である。
テレビジョン受像機201は、図46に背面側から見て示すように、背面から延長する電源ケーブル202を家庭内のコンセント203に接続して商用電源からの電力を入力する。
また、テレビジョン受像機201は、背面にアンテナ用コネクタ204が設けられ、このアンテナ用コネクタ204を同軸ケーブル205で、家庭内アンテナコンセント207を介して屋外アンテナ208に接続して放送波を受信する。
なお、テレビジョン受像機201には、ロッドアンテナによる受信用アンテナ209が設けられるものもある。
ところで、テレビジョン受像機201は、小型化、軽量化により、携帯して種々の場所で使用される。
たとえば台所等のアンテナ接続用の家庭内アンテナコンセント207が設けられていない場所で使用される場合がある。
この場合、テレビジョン受像機201は、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋から同軸ケーブルを延長して接続することが必要になる。また、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋で使用する場合でも、改めて同軸ケーブルを引き回して接続することが必要になる。
その結果、テレビジョン受像機は、小型化、軽量化により携帯性が向上しているにも係わらず、アンテナに関して携帯性が著しく損なわれる場合がある。
また、テレビジョン放送の受信機能を有するノート型PC等にあっても、テレビジョン放送を受信する場合と同様に、アンテナに関して携帯性が著しく損なわれる場合がある。
そこで、以下に示す実施形態では、このような状況に対応して、ダイポールアンテナとして機能するように電源ケーブル(電源コード)を構成し、この電源ケーブルで放送波を受信する。
<10.第10の実施形態>
〔実施形態の構成〕
図47は、本発明の第10の実施形態に係る電子機器としてのテレビジョン受像機および電源ケーブルを含む受信装置を背面側から見て示す図である。
このテレビジョン受像機301は、電源用プラグ302およびアンテナ用コネクタ303が背面に設けられる。
テレビジョン受像機301は、電源用プラグ302およびアンテナ用コネクタ303に電源ケーブル304が接続され、この電源ケーブル304を介して商用電源に接続して商用電力を入力し、かつ、この電源ケーブル304で放送波を受信する。
電源ケーブル304は、テレビジョン受像機301側が2股に分岐するケーブルであり、この2股に分岐した一方側の先端に電源ジャック305が配置される。また、2股に分岐した他方側の先端に高周波コネクタ306が配置される。
また、テレビジョン受像機301側とは逆側端にプラグ309が配置され、このプラグ309が家庭内コンセント310に接続される。
電源ケーブル304は、電源ジャック305および高周波コネクタ306が電源用プラグ302およびアンテナ用コネクタ303に接続されてテレビジョン受像機301に接続される。
図48は、本第10の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
電源ケーブル304は、電力伝送用ケーブル311の途中に、信号伝送用ケーブル312を接続して作製される。以下、電力伝送用ケーブル311に信号伝送用ケーブル312を接続する部位を中継部と呼び、符号313で示す。
図49は、本第10の実施形態に係る図48の電力伝送用ケーブルの構造例示す簡略断面図である。
電力伝送用ケーブル311は、図49に断面をとって示すように、いわゆる多芯同軸ケーブルであり、2本の芯線ケーブルL1およびL2を被覆線SSで被覆して作製される。 電力伝送用ケーブル311において、芯線ケーブルL1、L2は、それぞれアラミド繊維入りの縒り線を被覆して作製され、絶縁体314により覆って一体に保持される。
電力伝送用ケーブル311は、この絶縁体314を囲むように銅の網線による被覆線SSが配置され、全体をエラストマーで覆って外皮315が作製される。
電力伝送用ケーブル311は、芯線ケーブルL1およびL2が商用電力の伝送に割り当てられ、それぞれ電源ジャック305、プラグ309の対応する端子に接続される。
電力伝送用ケーブル311は、電源ジャック305側端およびプラグ309側端に局所的に被覆線SSを配置していない部位が形成される。
電力伝送用ケーブル311は、この被覆線SSを配置していない部位に、それぞれフェライトコア317、318が配置され、芯線ケーブルL1およびL2の高周波信号を抑圧するインダクタが配置される。
フェライトコア317および318は、筒形状であり、電力伝送用ケーブル311を挿通して、または巻回して配置される。電力伝送用ケーブル311は、フェライトコア317および318間に、中継部313が配置される。
電力伝送用ケーブル311は、中継部313に、局所的に被覆線SSを配置していない部位が形成される。
したがって、電力伝送用ケーブル311は、フェライトコア317から中継部313までの部位と、フェライトコア318から中継部313までの部位とに、被覆線SSが分断される。
電源ケーブル304は、このフェライトコア317から中継部313までの被覆線SSと、フェライトコア318から中継部313までの被覆線SSで、放送波を受信するダイポールアンテナのエレメントが構成される。
電力伝送用ケーブル311は、被覆線SSの各部位のフェライトコア317側端およびフェライトコア318側端が、それぞれ何れの部位にも接続されていない開放端とされる。
また、電力伝送用ケーブル311は、被覆線SSの各部位の中継部313側端が、平衡不平衡変換器(バラン)320を介して信号伝送用ケーブル312に接続される。
ここでバラン320は、変換比率が1:1の平衡、不平衡の信号変換機能を有する。
なお、信号伝送用ケーブル312は、同軸ケーブルにより形成され、一端に高周波コネクタ306が配置される。
より具体的には、電力伝送用ケーブル311は、電源ジャック305側の被覆線SSおよびプラグ309側の被覆線SSが、それぞれバラン320を介して信号伝送用ケーブル312の被覆線SSLおよび芯線LL1に接続される。
電力伝送用ケーブル311は、電源ジャック305側の被覆線SSおよびプラグ309側の被覆線SSの間にフェライトコア317、318と同様にフェライトコア322が配置され、芯線ケーブルL1およびL2の高周波信号を抑圧するインダクタが配置される。
電力伝送用ケーブル311は、このフェライトコア322により芯線ケーブルL1およびL2が電源ジャック305側の部位とプラグ309側の部位とに高周波的に分離される。
なお、図48において、符号331は、商用電源からテレビジョン受像機1の動作用電源を生成する電源回路を示し、符号332は、放送波を受信するチューナーを示している。
図50は、本第10の実施形態に係る中継部313(分岐部)の構成例を示す図である。
図51は、アンテナとして機能する部位の長さについて説明するための図である。
中継部313は、配線基板324にバラン320が実装され、この配線基板324上で、電源ジャック305側の被覆線SSおよびプラグ309側の被覆線SSがバラン320に接続される。
また、配線基板324上で、信号伝送用ケーブル312がバラン320に接続される。中継部313は、破線により示すように、その後、全体が樹脂でモールディングされる。
図51に示すように、電力伝送用ケーブル311は、電力伝送用ケーブル311の中央よりテレビジョン受像機301側に偏った位置に中継部313が配置される。
その結果、電力伝送用ケーブル311は、電源ジャック305側の被覆線SSが、たとえばVHF帯域の中心周波数の波長に対して、1/4波長の長さに設定される。
これに対して、プラグ309側の被覆線SSが、電源ジャック305側の被覆線SSより長さが長くなるように設定される。
より具体的に、この第10の実施形態では、電源ジャック305側の被覆線SSが長さ150〔mm〕に設定され、プラグ309側の被覆線SSが長さ1000〔mm〕に設定される。なお、電源ケーブル(電源コード)の全長は、1200〔mm〕である。
〔第10の実施形態の動作〕
以上の構成において、このテレビジョン受像機301では(図47)、背面に設けられた電源用プラグ302に電源ケーブル304を接続し、この電源ケーブル304を商用電源のコンセントに差し込む。これにより、テレビジョン受像機301は、電源ケーブル304を介して供給される商用電力源により動作する。
また、テレビジョン受像機301は、背面にアンテナ用コネクタ303が設けられ、このアンテナ用コネクタ303に同軸ケーブルを接続して屋外アンテナを接続することにより、放送波を受信して所望のチャンネルを受信することができる。
ところが、既に述べたように、テレビジョン受像機301を移動してたとえば台所等の家庭内アンテナコンセントが設けられていない場所で使用する場合、次の作業が必要となる。
すなわち、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋から同軸ケーブルを延長してアンテナ用コネクタ303に接続することが必要になる。また家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋で使用する場合でも、改めて同軸ケーブルを引き回して接続することが必要になる。
その結果、テレビジョン受像機301は、本体自体は軽量化、小型化により携帯性が向上しているにもかかわらず、アンテナに関して携帯性が著しく損なわれることになる。
そこで、内蔵アンテナにより放送波を受信することが考えられる。しかしながら、内蔵アンテナの場合、アンテナを内蔵する分、装置の構成が大型化し、結局、携帯性が損なわれることになる。またデザイン上の制約も発生し、設計が煩雑になる。
これに対して、電源ケーブルをアンテナとして使用する構成を適用することも考えられる。しかしながらこの場合、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保できないという不利益がある。
すなわち、特開2002−151932号公報、特許第4105078号公報に開示の構成を適用してたとえばVHF帯域を受信する場合、アンテナ用のケーブルの長さを1〔m〕以上にする必要がある。
しかしながらこの場合、UHF帯域である周波数470〜770〔MHz〕において、アンテナ利得にヌル点が発生する。
またこれとは逆に、アンテナ用のケーブルの長さをUHF帯域に適した長さにすると、VHF帯域でアンテナ利得が不足することになる。
したがって、結局、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保できない。
また特開2005−341067号公報に開示の構成の場合、LC共振回路を設けた側の電源ケーブルとLC共振回路を設けていない側の電源ケーブルとが高周波的に結合し、結局、LC共振回路が機能を十分に発揮し得ない。また、LC共振回路自体、共振周波数からの周波数が遠ざかると、機能を発揮できなくなる。
したがって、この場合も、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保できない。
そこで、この第10の実施形態では、ダイポールアンテナとして機能するように電源ケーブル304を構成し、この電源ケーブル304で放送波を受信する。
すなわち、電源ケーブル304では、図48に示すように、芯線ケーブルL1およびL2により商用電力を伝送する。
そして、この芯線ケーブルL1およびL2を覆う被覆線SSが中継部313でテレビジョン受像機301側の部位と、プラグ309側の部位とに分離され、ダイポールアンテナのエレメントが被覆線SSにより構成される。
また、各エレメントが信号伝送用ケーブル312を介してテレビジョン受像機301のチューナー332に接続される。
その結果、この第10の実施形態では、ダイポールアンテナとして機能するように電源ケーブル304を構成して放送波を受信することができ、既存技術に比して、広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信することができる。
さらに電源ケーブル304では、被覆線SSのテレビジョン受像機301側端およびプラグ309側端にそれぞれフェライトコア317、318が配置される。そして、このフェライトコア317、318により、高周波的に被覆線SSと結合する芯線ケーブルL1、L2の高周波的な電気長が制限される。
その結果、電源ケーブル304では、テレビジョン受像機301の内部配線、屋内配線によるアンテナ利得の変動を有効に回避することができ、安定に放送波を受信することができる。
また、商用電源からのノイズの混入を防止し、さらにはテレビジョン受像機301の内部ノイズの影響を回避することができ、これによっても安定に放送波を受信することができる。
またさらに電源ケーブル304では、中継部313にフェライトコア322が配置され、このフェライトコア322によって芯線ケーブルL1、L2がテレビジョン受像機301側の部位とプラグ309側の部位とに高周波的に分離される。
その結果、電源ケーブル304では、いわゆる偶数倍の高調波による反共振を防止してアンテナ利得の低下を防止することができ、これによっても既存技術に比して、広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信することができる。
また、バラン320を介して信号伝送用ケーブル312を被覆線SSに接続することにより、テレビジョン受像機301からのノイズの影響を回避することができ、これによっても広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信することができる。
また、テレビジョン受像機301側の被覆線SSの長さに対して、プラグ309側の被覆線SSの長さが異なるように設定され、これによっても広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信することができる。
図52(A)〜図52(C)は、特開2002−151932号公報に開示の構成によるアンテナ特性を示す図である。
図52(A)〜図52(C)は、電源コードの途中にLC共振回路を設けて高周波的に電源コードの電気長を制限し、この電気長を制限した部位で放送波を受信する構成のアンテナ特性を示している。
図52(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図52(B)が図52(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図52(C)が図52(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。
なお測定は、小型のテレビジョン受像機を想定したグランドサイズが300×300〔mm〕の評価基板を用いて、アンテナとして機能するケーブルを長さ1〔m〕に設定して測定した。
なお、図52(A)中の符号LHおよびLVは、それぞれ水平偏波および垂直偏波の特性を示している。
これら図52(A)〜図52(C)によれば、アンテナ利得の周期的な低下が見られ、広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信できないことが判る。
これに対して、図53(A)〜図53(C)は、この第10の実施形態に係る電源ケーブル304のアンテナ特性の測定結果を示す図である。
図53(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図53(B)が図53(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図53(C)が図53(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。
これら図53(A)〜図53(C)によれば、全周波数帯域で約−5〔dB〕のアンテナ利得を確保でき、広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信できることが判る。 なお,測定の条件は、図52(A)〜図42(C)に示す測定結果と同一である。
〔第10の実施形態の効果〕
以上の構成によれば、電力伝送用ケーブルを利用してダイポールアンテナのエレメントを形成し、同軸ケーブルを介してテレビジョン受像機のアンテナ用コネクタに接続する。
これにより、第10の実施形態によれば、既存技術に比してアンテナに関する携帯性が向上し、広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができるようになる。
さらにこのエレメントに相当する部位のテレビジョン受像機側端およびプラグ側端に、それぞれ芯線ケーブルの高周波信号を抑圧するインダクタを設けることにより、芯線ケーブルによる特性の劣化を防止することができる。
また、このインダクタを、電力伝送用ケーブルを挿通するフェライトコアにより形成することにより、簡易な構成により芯線ケーブルによる特性の劣化を防止することができる。
また、中継部に、芯線ケーブルの高周波信号を抑圧するインダクタを設けることにより、反共振による特性の劣化を防止することができる。
また、バランを介して同軸ケーブルである信号伝送用ケーブルに被覆線を接続することにより、テレビジョン受像機による特性の劣化を防止することができる。
また、被覆線のテレビジョン受像機側の部位と、プラグ側の部位とを異なる長さに設定することにより、一段と広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信することができる。
<11.第11の実施形態>
図54は、図48の対比により、本第11の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル334は、中継部313に増幅回路335が設けられ、被覆線SSに誘起される高周波信号をこの増幅回路335で増幅して出力する。
なお、増幅回路335は、たとえば信号伝送用ケーブル312を介して電力が供給される。したがって、信号伝送用ケーブル312は、適宜、キャパシタ等の電力伝送に関する構成要素が設けられる。
電源ケーブル334は、この増幅回路に関する構成が異なる点を除いて、第10の実施形態の電源ケーブル304と同一に構成される。
この第11の実施形態では、中継部に増幅回路を設け、被覆線に誘起される高周波信号をこの増幅回路で増幅して出力することにより、一段とアンテナ利得を向上して第10の実施形態と同一の効果を得ることができる。
<12.第12の実施形態>
図55は、図48の対比により、本第12の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル344は、テレビジョン受像機301側の被覆線SSのみバラン320を介して信号伝送用ケーブル312に接続される。
また、電源ケーブル344は、プラグ309側のフェライトコア318が省略される。電源ケーブル344は、このバラン320の接続に関する構成が異なる点を除いて、第10の実施形態の電源ケーブル304と同一に構成される。
なお、テレビジョン受像機301側の被覆線SSに代えて、プラグ309側の被覆線SSのみバラン320に接続してもよい。
この第12の実施形態では、テレビジョン受像機側の被覆線のみ、またはプラグ側の被覆線のみ信号伝送用ケーブルに接続するようにしても、第10の実施形態と同一の効果を得ることができる。
<13.第13の実施形態>
図56は、図48の対比により、本第13の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源コード354は、バラン320が省略され、直接、被覆線SSが信号伝送用ケーブル312に接続される。電源コード354は、このバラン320の接続に関する構成が異なる点を除いて、第10の実施形態の電源ケーブル304と同一に構成される。
この第13の実施形態では、バランを省略することにより、構成を簡略化して第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<14.第14の実施形態>
図57は、図48の対比により、本第14の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル364は、電源プラグ309側端、テレビジョン受像機301側端、中継部313のフェライトコア318、317、322が省略される。
電源ケーブル364は、これらフェライトコア318、317、322に関する構成が異なる点を除いて、第10の実施形態の電源ケーブル304と同一に構成される。
この第14の実施形態では、フェライトコアを省略することにより、構成を簡略化して第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<15.第15の実施形態>
図58は、図48の対比により、本第15の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル374は、電力伝送用ケーブル311に代えて、電力伝送用ケーブル371が適用される。
電源ケーブル374は、この電力伝送用ケーブル371に関する構成が異なる点を除いて、第10の実施形態の電源ケーブル304と同一に構成される。
図59は、第15の実施形態に係る図58の電力伝送用ケーブルの構造例示す簡略断面図である。
電力伝送用ケーブル371は、図59に断面をとって示すように、2本のケーブルL1およびL2を絶縁体372により覆って一体に保持する多芯ケーブルである。
電力伝送用ケーブル371は、この2本のケーブルL1およびL2が、商用電力の伝送に割り当てられ、それぞれ電源ジャック305、プラグ309の対応する端子に接続される。
ケーブルL1およびL2は、電源ジャック305、プラグ309の付け根に、インダクタ317A、317Bおよびインダクタ318A、318Bが配置される。そして、それぞれ対応するインダクタ317A、317Bおよびインダクタ318A、318Bを介して電源ジャック305、プラグ309の対応する端子に接続される。
なお、インダクタ317A、317B、318A、318Bは、たとえばフェライトビーズにより構成されるものの、チップインダクタにより構成してもよく、さらには上述の実施形態と同様に、ケーブルL1およびL2に共通にフェライトコアを配置してもよい。
ケーブルL1およびL2は、インダクタ317A、317B、318A、318Bの中継部313側端がそれぞれキャパシタ375、376により接続され、高周波的に短絡状態に設定される。
また、ケーブルL1およびL2は、それぞれ中継部313にインダクタ322Aおよび322Bが配置され、このインダクタ322Aおよび322Bにより電源ジャック305側の部位と、プラグ309側の部位とに高周波的に分離される。
また、インダクタ322A、322Bの両端が、キャパシタ377、378により接続され、高周波的に短絡状態に設定される。
また、一方のケーブルL2に配置されたインダクタ322Bの両端がバラン320に接続される。
これにより、電力伝送用ケーブル371は、商用電力を伝送するケーブルL1およびL2が、電源ジャック305側の部位と、プラグ309側の部位とに高周波的に分離され、ダイポールアンテナのエレメントが構成される。
また、このエレメントをそれぞれチューナー332に接続して放送波を受信する。
なお、インダクタ322A、322Bにあっても、上述の実施形態と同様に、ケーブルL1およびL2に共通にフェライトコアを配置して作製してもよい。
この第15の実施形態によれば、商用電力を伝送するケーブルを高周波的に分離してダイポールアンテナのエレメントを構成するようにしても、第10の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<16.第16の実施形態>
この第16の実施形態は、商用電源から直流電力を生成する電源装置に本発明を適用する。
すなわち、この第16の実施形態の電源装置は、電源部で商用電源から直流電力を生成し、電源ケーブルを介してこの直流電力をコンピュータ等の本体装置に供給する。この電源装置は、この電源ケーブルに上述の各実施形態の構成が適用される。
この実施形態によれば、本体装置に直流電源を供給する電源装置に適用しても、上述の各実施形態と同一の効果を得ることができる。
<17.第17の実施形態>
なお、上述の第10の実施形態等においては、電源ジャック5側端およびプラグ9側端に、それぞれインダクタを配置する場合について述べた。
しかしながら、本発明はこれに限らず、第17の実施形態として、たとえばインダクタを配置した箇所から電源伝送用のケーブルL1、L2をさらに延長させて電源ジャック305、プラグ309を配置してもよい。
この場合、電源コードの全長を種々の長さに設定することができる。
また、上述の第10の実施形態等においては、フェライトコア317および中継部313間、中継部313およびフェライトコア318間に、被覆線SSを設ける場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、フェライトコア317およびまたはフェライトコア318から中継部313側に一定の距離だけ離間した部位が、各被覆線SSのフェライトコア317、318側の端部となるように設定してもよい。
この場合、被覆線SSの長さに対して、対応する部位の芯線ケーブルの電気長を高周波的に長くすることができる。
したがって、さらに一段とアンテナの特性を広帯域化することができる。
また、上述の第10の実施形態等においては、フェライトコアによるインダクタを配置する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、第15の実施形態と同様に、チップインダクタ等を個々のケーブルに配置してもよい。
また、上述の実施形態では、それぞれコネクタを介して着脱可能に電源コードをテレビジョン受像機に接続する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、いわゆる作り付けにより電源コードをテレビジョン受像機に接続する場合にも広く適用することができる。
また、上述の第15の実施形態では、インダクタ317A、317Bおよびインダクタ318A、318Bの中継部側端、インダクタ366A、366Bの両端をキャパシタで接続する場合について述べた。
しかしながら、実用上十分な特性を確保できる場合には、キャパシタ、インダクタを省略してもよい。
また、上述の実施形態においては、同軸ケーブルを中継部に接続してケーブルに誘起された高周波信号をチューナーに入力する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、同軸ケーブルに代えて平行線ケーブルである平行線フィダーを適用してもよい。
また、上述の実施形態においては、コネクタのケーブル側にインダクタを設ける場合にについて述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、携帯電話の内部、電源装置の内部等にインダクタを設けるようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、被覆線、電源伝送用のケーブルをそれぞれアンテナとして機能させる場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、他の信号伝送用のケーブル、何ら信号、電力の伝送に使用していない空きのケーブルをアンテナとして機能させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、それぞれ好適な構成を説明したが、本発明はこれらの構成に限らず、必要に応じて上述の構成を組み合わせてもよい。
具体的に、たとえば中継部から本体装置側には第10〜第14の実施形態を適用し、中継部からコンセント309側には第15の実施形態を適用するようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、本発明をテレビジョン受像機に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ビデオディスク装置、ラジオ等の各種受信装置、受信装置の電源コードに広く適用することができる。
ところで、第10〜第17の実施形態においては、図60に示しように、ダイポールアンテナとして機能するように電源ケーブル(電源コード)を構成し、この電源ケーブルで放送波を受信する。
第10〜第17の実施形態においては、中継部313で電源ケーブル304を2分岐させるが、この中継部313は、図50に関連付けて説明したように、全体が樹脂でモールディングされる。
ところが、単にモールディングで固定した場合、形状が変形しやすくなりがちで、電源ケーブルの設置形状によってはアンテナ特性が変動してしまい、常に最適な特性を容易に得ることは難しいものと懸念される。
また、自動車等で、テレビジョン放送信号の受信を行うことを想定した場合、形状が変形し易いため、比較的電波環境の良いダッシュボード上に取り付けることが、非常に困難となるおそれがある。
そこで、以下には、アンテナ特性の変動を抑止可能なアンテナケーブルについて、第18〜第25の実施形態として説明する。
<18.第18の実施形態>
〔実施形態の構成〕
図61は、本発明の第18の実施形態に係る電子機器としてのテレビジョン受像機および電源ケーブルを含む受信装置を背面側から見て示す図である。
図62は、本第18の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図63は、本第18の実施形態に係る基板部の実装構造例を示す図である。
なお、図63は、後で説明する第23の実施形態に係る多共振化用の構成が例示されている。
図61および図62の構成は、電源ケーブル404の中継部が、ダイポールアンテナを形成するケーブルの形状が変動し難いように、芯線を含む電力伝送ケーブルを固定することが可能な硬い素材の、電力伝送およびアンテナ用基板部413により形成されている。
電力伝送およびアンテナ用基板部413には、アンテナケーブルとしての機能を持つ電力伝送用ケーブル311の中間部において被覆線SSおよび外皮を剥離した、芯線を含むラインL11,L12が並行するように固定されている。
電力伝送およびアンテナ用基板部413には、バラン320が配置され、固定されている。
さらに、電力伝送およびアンテナ用基板部413において、ラインL11、L12には、高周波遮断部位としての機能するインダクタL421〜L423、L424〜L426が配置され、所望の周波数においてアンテナとして機能する構造が形成されている。
そして、基板部413より高周波用同軸ケーブルである信号伝送用ケーブル312を接続し、テレビジョン受像機101の受信端末のチューナー332にアンテナ構造にて、受信した信号を伝送する。
また、このアンテナケーブルにおいて、受信端末の音声回路と、イヤホン等の音声出力装置に接続され、音声信号を伝送するように構成することも可能である。
基板部413の外形は、使用周波数のλ/2以上の大きさがある。
基板部413の基板パターンは、直流的には、2本のラインL11,L12が形成されており、アンテナとして使用される帯域のλ/4の長さおきに高周波遮断用インダクタL421〜L423,L424〜L426が配置されている。
電源回路のグランドGNDに接続されるラインL12上にバラン320が接続されている。そして、インダクタL425によって高周波的に分断されているラインL12に、ダイポールアンテナを形成するように、それぞれのポートが接続されており、その反対側にアンテナ信号伝送用に信号伝送用同軸ケーブル312が接続されている。
基板部413に対して接続される電力伝送用ケーブル311−A,311−Bは、ラインL11が芯線として機能し、各被覆線SSに基板部413のラインL12の端部がそれぞれ接続されている。
そして、電力伝送用ケーブル311−Aの被覆線SSは、電源プラグ309に接続されている。また、電力伝送用ケーブル311−Bの被覆線SSは電源ジャック305に接続されている。
図64は、第18の実施形態に係るアンテナとしての原理を説明するための第1図である。
図65は、第18の実施形態に係るアンテナとしての原理を説明するための第2図である。
本例では、基板部413に設けた電力伝送ラインL11,L12をアンテナのエレメントとして利用しており、その長さは、図64に示すように、片側をλ/4として、バラン320を介してエレメントに給電することにより、ダイポールアンテナを形成している。
また、セットからの影響も軽減している。
また、インダクタL421〜L426のインピーダンスを調整することによって、図65に示すように、電力伝送用ケーブル311−A,311−Bもアンテナエレメントとして、使用することが可能となり、多共振に対応させることができる。
図66(A)〜(C)は、基板部を有していない場合の電源ケーブルを真っ直ぐのばした状態(理想状態)のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。
図66(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図66(B)が図66(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図66(C)が図66(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。図66(A)において、横軸は周波数を示しており、縦軸はアンテナ利得を示している。
なお、図66(A)中の符号LHおよびLVは、それぞれ水平偏波および垂直偏波を示す
また、図67(A)〜(C)は、基板部を有していない場合の電源ケーブルを半分折り畳んだ状態のUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。
図67(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図67(B)が図67(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図67(C)が図67(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。図67(A)において、横軸は周波数を示しており、縦軸はアンテナ利得を示している。
図66(A)〜(C)に示すように、理想的なアンテナであるダイポールとの比較結果で、ピークゲインが高いほど良い特性であることを示している。
図67(A)〜(C)に示すように、ケーブルの形状を変形させることによってアンテナの主偏波が変わり、利得も劣化している。
図68(A)〜(C)は、基板部を有する第18の実施形態に係る電源ケーブルのUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。
図68(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図68(B)が図68(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図68(C)が図68(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。図68(A)において、横軸は周波数を示しており、縦軸はアンテナ利得を示している。
本第18の実施形態においては、基板部413を用いることにより、形状が変化しないため、図68(A)〜(C)に示すように、特性の変動は非常に小さい。
<19.第19の実施形態>
図69は、図62の対比により、本第19の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル414は、基板部413のバラン320が省略され、直接、被覆線SSが信号伝送用ケーブル312に接続される。電源ケーブル404は、このバラン320の接続に関する構成が異なる点を除いて、第18の実施形態の電源ケーブル404と同一に構成される。
この第19の実施形態では、バランを省略することにより、コストダウンを図れ、構成を簡略化して第18の実施形態と同様の効果を得ることができる。
<20.第20の実施形態>
図70は、図69の対比により、本第20の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル424は、基板部413に増幅回路435が設けられ、被覆線SSに誘起される高周波信号をこの増幅回路435で増幅して出力する。
なお、増幅回路435は、たとえば信号伝送用ケーブル312を介して電力が供給される。したがって、信号伝送用ケーブル312は、適宜、キャパシタ等の電力伝送に関する構成要素が設けられる。
電源ケーブル424は、この増幅回路に関する構成が異なる点を除いて、第19の実施形態の電源ケーブル414と同一に構成される。
この第20の実施形態では、基板部413に増幅回路435を設け、被覆線に誘起される高周波信号をこの増幅回路で増幅して出力することにより、一段とアンテナ利得を向上して第18および第19の実施形態と同一の効果を得ることができる。
<21.第21の実施形態>
図71は、図69の対比により、本第21の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル434は、基板部413にインダクタL421、L424を除去し、その代わりに、電力伝送用ケーブル311−Bと基板部413との間にフェライトコア417が配置されている。
電源ケーブル434は、一部のインダクタに代わりフェライトコアを配置する構成が異なる点を除いて、第19の実施形態の電源ケーブル414と同一に構成される。
この第21の実施形態では、第18および第19の実施形態と同一の効果を得ることができる。
<22.第22の実施形態>
図72は、図69の対比により、本第22の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル444は、インダクタL427,L428を電力伝送用ケーブル311−A1,311−A2の中間にさらに設けることによって、多共振化を図った例である。
電源ケーブル444は、基板部413外で多共振化を図る構成が異なる点を除いて、第19の実施形態の電源ケーブル414と同一に構成される。
この第21の実施形態では、第18および第19の実施形態と同一の効果を得ることができる。
<23.第23の実施形態>
図73は、図72の対比により、本第23の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル454は、多共振化用の配置したインダクタL427、L428を除去し、その代わりに、フェライトコア418が配置されている。
電源ケーブル454は、一部のインダクタに代わりフェライトコアを配置する構成が異なる点を除いて、第22の実施形態の電源ケーブル444と同一に構成される。
この第23の実施形態では、製造コスト削減を図れて、第18および第22の実施形態と同一の効果を得ることができる。
<24.第24の実施形態>
図74は、図73の対比により、本第24の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル464は、多共振化用の配置したフェライトコアの代わりに、受信端末へ電源を供給するAC−DCまたはDC−DC変換する電源ユニット430が配置されている。
電源ケーブル464は、フェライトコアに代わり電源ユニットを配置する構成が異なる点を除いて、第23の実施形態の電源ケーブル454と同一に構成される。
この第24の実施形態では、製造コスト削減を図れて、第18および第23の実施形態と同一の効果を得ることができる。
<25.第25の実施形態>
図75は、図69の対比により、本第25の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
この電源ケーブル474は、基板部413にインダクタL422、L425のみを残し、インダクタL421,L424に代わりにフェライトコア427が配置され、インダクタL423,426の代わりにフェライトコア428が配置されている。
そして、ラインL11,L12、基板413、フェライトコア427,428を筐体500で押さえて形状の安定化が図られている。
電源ケーブル474は、一部のインダクタに代わりフェライトコアを配置して筐体で固定する構成が異なる点を除いて、第19の実施形態の電源ケーブル414と同一に構成される。
この第25の実施形態では、アンテナ特性に変動を抑えて第18および第19の実施形態と同一の効果を得ることができる。
第18〜第25の実施形態によれば、アンテナケーブルとして機能する電源ケーブルのアンテナエレメント形状を基板部などで固定することで、アンテナ利得向上を図り、ユーザーに明確にアンテナ箇所を伝達することが可能となる。
その結果、比較的電波環境の良好な場所へ設置を促すことで、受信端末の携帯性・利便性を高めることが可能となる。
1,41,51,61,71,81,91,101……受信システム、2,42……携帯電話、3,43,43,63,73,83……電源装置、4,44,64……電力伝送用ケーブル、6,76……電源部、5,7……コネクタ、17L,17G,18L,18G……インダクタ、14……チューナー、74……フェライトコア、301……テレビジョン受像機、302,309……プラグ、303……アンテナ用コネクタ、304,334,344,354,364,374……電源ケーブル、305……電源ジャック、306……高周波コネクタ、311,371……電力伝送用ケーブル、312……信号伝送用ケーブル、313……中継部、320……バラン、331……電源回路、332……チューナー、404,414,424,434,444,454,464,474……電源ケーブル、413……基板部、L421〜L428……インダクタ、L11,L12……ライン。

Claims (34)

  1. 本体装置の電力を出力する電源部と、
    前記電源部から出力される電力を、本体装置にコネクタを介して供給する電力伝送用ケーブルと、を有し、
    前記電力伝送用ケーブルは、
    前記コネクタの電源端子との間に配置された本体装置側高周波遮断部と、
    前記コネクタから所定長さだけ前記電源部側に配置され、アンテナとして機能する部位の長さを制限する電源部側高周波遮断部と、
    前記本体装置側高周波遮断部を介して前記本体装置への電力供給をするための第1伝送線と、
    前記コネクタを介して前記本体装置のチューナーに接続される第2伝送線と、
    を含む
    電源装置。
  2. 前記第2伝送線が、
    前記第1伝送線と対になって前記本体装置側高周波遮断部を介して前記電力供給をするための伝送線を兼ねる
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記電力伝送用ケーブルは、
    前記第1伝送線としての複数の芯線と、前記複数の芯線を被覆する被覆線と、を有する多芯同軸ケーブルにより形成され、
    前記被覆線は、
    前記電源部側端が開放端であり、前記第2伝送線として前記チューナーに接続される
    請求項1に記載の電源装置。
  4. 前記所定長さが、
    前記チューナーで受信する基本周波数の波長に対して1/4波長の奇数倍の長さに設定され、
    前記チューナーは、
    前記基本周波数の帯域および前記基本周波数の高調波の帯域を受信する
    請求項1から3のいずれか一に記載の電源装置。
  5. 前記電源部側の高周波遮断部が、
    前記伝送ケーブルにそれぞれインダクタを介挿して形成されている
    請求項1から4のいずれか一に記載の電源装置。
  6. 前記電源部側の高周波遮断部が、
    フェライトコアに前記電力伝送用ケーブルを挿通して形成されている
    請求項1から4のいずれか一に記載の電源装置。
  7. 前記コネクタに、前記アンテナとして機能する部位に誘起された高周波信号を増幅する増幅回路が配置されている
    請求項1から6のいずれか一に記載の電源装置。
  8. 電源装置を接続するコネクタを有し、内蔵のチューナーにより所望の放送波を受信する本体装置と、
    前記コネクタを介して前記本体装置に接続され、前記本体装置の電力を前記本体装置に供給する前記電源装置と、を有し、
    前記電源装置は、
    本体装置の電力を出力する電源部と、
    一端に配置されたコネクタを介して、前記電源部から出力される電力を本体装置に伝送する電力伝送用ケーブルと、を含み、
    前記電力伝送用ケーブルは、
    前記コネクタの電源端子を介して本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の伝送ケーブルを有し、
    前記複数の伝送ケーブルは、
    それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、
    前記電力伝送用ケーブルは、
    前記コネクタから所定長さだけ前記電源部側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する電源部側の高周波遮断部が配置され、
    前記伝送ケーブルの少なくとも1つが、前記コネクタを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    受信装置。
  9. 前記電力伝送用ケーブルは、
    前記コネクタの電源端子を介して前記本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記芯線ケーブルを被覆する被覆線と、を有する多芯同軸ケーブルにより形成され、
    前記芯線ケーブルは、
    それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、
    前記電力伝送用ケーブルは、
    前記コネクタから所定長さだけ前記電源部側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する電源部側の高周波遮断部が設けられ、
    前記被覆線は、
    前記電源部側の高周波遮断部側端が開放端とされ、前記コネクタを介して前記本体装
    置の前記チューナーに接続される
    請求項8に記載の受信装置。
  10. 本体装置と外部装置との間で、電力を伝送する電力伝送用ケーブルと、
    前記電力伝送用ケーブルの一端側に配置され、前記電力伝送用ケーブルを前記本体装置に接続する本体装置側コネクタと、
    前記電力伝送用ケーブルの他端側に配置され、前記電力伝送用ケーブルを前記外部装置に接続する外部装置側コネクタと、を有し、
    前記電力伝送用ケーブルは、
    前記本体装置側コネクタの電源端子を介して本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の伝送ケーブルを有し、
    前記複数の伝送ケーブルは、
    それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、
    前記電力伝送用ケーブルは、
    前記本体装置側のコネクタから所定長さだけ前記外部装置側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する外部装置側の高周波遮断部が配置され、
    前記電源ケーブルの少なくとも1つが、前記本体装置側のコネクタを介して前記本体装置に内蔵のチューナーのアンテナ入力端に接続される
    電源ケーブル。
  11. 前記電力伝送用ケーブルは、
    前記本体装置側のコネクタの電源端子を介して前記本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記芯線ケーブルを被覆する被覆線とを有する多芯同軸ケーブルにより形成され、
    前記芯線ケーブルは、
    それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、
    前記電力伝送用ケーブルは、
    前記本体装置側のコネクタから所定長さだけ前記外部装置側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する外部装置側の高周波遮断部が配置され、
    前記被覆線は、
    前記外部装置側の高周波遮断回路側端が開放端とされ、前記本体装置側のコネクタを介して前記本体装置に内蔵のチューナーに接続される
    請求項10記載の電源ケーブル。
  12. 電力を供給する電源ケーブルと、
    放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、
    前記電源ケーブルは、
    前記電力を伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルを有し、
    前記電力伝送用ケーブルに含まれる前記伝送ケーブルの少なくとも1つは、
    途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離され、
    前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁され、
    前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記チューナーに接続される
    受信装置。
  13. 前記電力伝送用ケーブルは、
    前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側に、高周波信号を抑圧するインダクタが配置され、
    前記インダクタにより、前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁されている
    請求項12に記載の受信装置。
  14. 前記電力伝送用ケーブルは、
    前記中継部に、高周波信号を抑圧するインダクタが配置され、
    前記インダクタにより、第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離される
    請求項12に記載の受信装置。
  15. 前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、バランを介して前記同軸ケーブルまたは平行線ケーブルに接続されている
    請求項12から14のいずれか一に記載の受信装置。
  16. 電力を供給する電源ケーブルと、
    放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、
    前記電源ケーブルは、
    前記電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを含む電力伝送用ケーブルを有し、
    前記被覆線は、
    前記電力伝送用ケーブルの途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに分離され、
    前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が開放端に設定され、
    前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記チューナーに接続される
    受信装置。
  17. 前記電力伝送用ケーブルは、
    前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側に、前記芯線ケーブルの高周波信号を抑圧するインダクタが配置されている
    請求項16に記載の受信装置。
  18. 前記電力伝送用ケーブルは、
    前記中継部に、前記芯線ケーブルの高周波信号を抑圧するインダクタが配置されている
    請求項16に記載の受信装置。
  19. 前記被覆線が、バランを介して前記同軸ケーブルまたは平行線ケーブルに接続されている
    請求項16から18のいずれか一に記載の受信装置。
  20. 前記インダクタが、
    前記電力伝送用ケーブルを挿通するフェライトコアにより形成された
    請求項13、14、15、17,18、または19に記載の受信装置。
  21. 前記被覆線は、
    前記第1の部位と、前記第2の部位とが、異なる長さに設定された
    請求項12から20のいずれか一に記載の受信装置。
  22. 電力を供給する電源ケーブルと、
    放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、
    前記電源ケーブルは、
    前記電力を伝送する第1のケーブルおよび第2のケーブルを含み、
    前記第1のケーブルおよび第2のケーブルの少なくとも1つは、
    途中の中継部で、第1の部位と第2の部位とに高周波的に分離され、
    前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記チューナーに接続される
    受信装置。
  23. 本体装置に電力を伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルを有し、
    前記電力伝送用ケーブルに含まれる複数の伝送ケーブルの少なくとも1つは、
    途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離され、
    前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁され、
    前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    電源ケーブル。
  24. 本体装置に電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを含む電力伝送用ケーブルを有し、
    前記被覆線は、
    前記電力伝送用ケーブルの途中の中継部で、第1の部位と、前記第2の部位とに分離され、
    前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が開放端に形成され、
    前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    電源ケーブル。
  25. 本体装置に電力を伝送する第1および第2のケーブルを有し、
    第1および第2のケーブルの少なくとも1つは、
    途中の中継部で、第1の部位と第2の部位とに高周波的に分離され、
    前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    電源ケーブル。
  26. 本体装置の電力を生成する電源部と、
    前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、を有し、
    前記電力伝送用ケーブルに含まれる複数のケーブルの少なくとも1つは、
    途中の中継部で、前記第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離され、
    前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁され、
    前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    電源装置。
  27. 本体装置の電力を生成する電源部と、
    前記電源部の電力源を前記本体装置に伝送する複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを含む電力伝送用ケーブルを有し、
    前記被覆線は、
    前記電力伝送用ケーブルの途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに分離され、 前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が開放端に形成され、
    前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    電源装置。
  28. 本体装置の電力を生成する電源部と、
    前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する第1のケーブルおよび第2のケーブルを有し、
    第1のケーブルおよび第2のケーブルの少なくとも1つは、
    途中の中継部で、第1の部位と第2の部位とに高周波的に分離され、
    前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    電源装置。
  29. 本体装置に電力を伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、
    前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、
    前記基板部は、
    前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、
    前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    電源ケーブル。
  30. 前記基板部は、
    前記基板の長さが使用周波数のλ/2以上の長さを有する
    請求項29記載の電源ケーブル。
  31. 前記基板部は、
    基板実装されたバランを介して前記同軸ケーブルまたは平行線ケーブルに接続されている
    請求項29または30記載の電源ケーブル。
  32. 前記基板部は、
    アンテナとして使用される帯域のλ/4の長さおきに前記高周波遮断部が配置されている
    請求項29から31のいずれか一に記載の電源ケーブル。
  33. 本体装置の電力を生成する電源部と、
    前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、
    前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、
    前記基板部は、
    前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、
    前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    電源装置。
  34. 電力を供給する電源ケーブルと、
    放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、
    前記電源ケーブルは、
    前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、
    前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、
    前記基板部は、
    前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、
    前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
    受信装置。
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