JP2010157991A - 電源装置、電源ケーブル、および受信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電力伝送用ケーブル4をアンテナとして利用する構成において、電力伝送用ケーブル4のコネクタ7側端とこのコネクタ7より所定長さだけ離間した部位にそれぞれ高周波遮断回路18L、18G、17L、17Gを設ける。
【選択図】図1
Description
内蔵アンテナは、携帯電話のデザインを損なわない長所がある。しかしながら、内蔵アンテナは、外部アンテナに比して感度が劣り、内部ノイズの影響を受け易い等の欠点がある。
ロッドアンテナは、内蔵アンテナに比して感度等が優れる特徴がある。しかしながら、ロッドアンテナは、携帯電話のデザインを損ない、さらにはアンテナが突出する等の欠点がある。
したがって、テレビジョン受像機は、背面から延長する電源ケーブルを家庭内のコンセントに接続して商用電源を入力する。またテレビジョン受像機は、背面にアンテナ用コネクタが設けられ、このアンテナ用コネクタを同軸ケーブルで屋外アンテナに接続して放送波を受信する。
なおテレビジョン受像機には、ロッドアンテナによる受信用アンテナが設けられるものもある。
しかしながら、屋内では各種の遮蔽物により放送波が受信し難くなる。したがって、屋内で内部アンテナにより放送波を受信する場合には著しく感度が劣化する。
しかしながら、たとえば台所等のアンテナ接続用の家庭内アンテナコンセントが設けられていない場所で使用する場合、テレビジョン受像機は、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋から同軸ケーブルを延長して接続することが必要になる。
また、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋で使用する場合でも、改めて同軸ケーブルを引き回して接続することが必要になる。
その結果、テレビジョン受像機は、小型化、軽量化により携帯性が向上しているにもかかわらず、アンテナに関して携帯性が著しく損なわれるという不利益がある。
しかしながら,この方法では、テレビジョン受像機と共に室内アンテナを搬送することが必要になり、依然、アンテナに関して携帯性が損なわれるという不利益がある。
しかしながら、内蔵アンテナの場合、アンテナを内蔵する分、装置の構成が大型化し、結局、携帯性が損なわれる。
またデザイン上の制約も発生し、設計が煩雑になる。特に、低い周波数を受信する場合には、アンテナ自体、大型化し、著しく装置の構成が大型化する等の不利益がある。
しかしながらこの場合、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保できないという不利益がある。
なお説明は、以下の順序で行う。
1.第1の実施形態
2.第2の実施形態
3.第3の実施形態
4.第4の実施形態
5.第5の実施形態
6.第6の実施形態
7.第7の実施形態
8.第8の実施形態
9.第9の実施形態
10.第10の実施形態
11.第11の実施形態
12.第12の実施形態
13.第13の実施形態
14.第14の実施形態
15.第15の実施形態
16.第16の実施形態
17.第17の実施形態
18.第18の実施形態
19.第19の実施形態
20.第20の実施形態
21.第21の実施形態
22.第22の実施形態
23.第23の実施形態
24.第24の実施形態
25.第25の実施形態
〔実施形態の構成〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る受信システムの構成例を示す図である。
図2は、図1の電源装置を、充電台を介して携帯電話に接続する場合を示す図である。
この受信システム1は、この充電用の電力を伝送する電力伝送用ケーブル4をアンテナとして機能させ、携帯電話2でデジタルテレビジョン放送の放送波、ダウンロードサービスの放送波等を受信する。
なお、ダウンロードサービスの放送波は、たとえば放送波を利用して映像コンテンツをダウンロードするサービスであるメディアフロー(登録商標)の放送波である。
電源装置3は、電力伝送用ケーブル4の一端に、コネクタ7が設けられ、コネクタ7が携帯電話2のコネクタ5に接続されて携帯電話2に接続される。
これにより、電源部6は、図1中に矢印Aにより示すように、この端子8を屋内コンセントに差し込んで、AC100〔V〕の交流商用電源から5〔V〕の充電用直流電力(電圧)を生成する。
なお受信システム1は、図2との対比により図3に示すように、充電台10を介して携帯電話2に電源装置3が接続される場合もある。
携帯電話2は、コネクタ5のアンテナ入力端子がインダクタ12により接地され、キャパシタ13を介してチューナー14のアンテナ入力端に接続される。
ここでチューナー14は、上述した放送波を受信することが可能なチューナーである。なおここでインダクタ12は、マッチング回路を構成し、この実施形態では18〔nH〕に設定される。
電源部6は、電源回路16で生成したホット側電源およびコールド側電源を、それぞれ高周波遮断回路17を形成するインダクタ17Lおよび17Gを介して電力伝送用ケーブル4に出力する。
なお、インダクタ17Lおよび17Gは、たとえばフェライトビーズにより構成され、商用電源側からのノイズ、高周波信号の混入を防止し、アンテナとして機能させる電力伝送用ケーブル4の電気長を設定する。
図5は、図1の電源装置を詳細に示す図である。
電力伝送用ケーブル4は、この2本のケーブルLLおよびLGが、それぞれホット側電源およびコールド側電源に割り当てられ、図5に示すように、ケーブルLLおよびLGの電源部6側端が配線基板15上でインダクタ17Lおよび17Gに接続される。
なお、以下において、ケーブルLL、LGを電源ケーブルと呼ぶ。
伝送ケーブルLL、LGは、それぞれアラミド繊維入りの縒り線を被覆して作製される。なお図3等において、伝送ケーブルLLおよびLGは、平行2線により一体に保持される場合を示しているものの、撚り合わされた状態で一体に保持してもよい。
ここで高周波遮断回路は、高周波信号の伝送を選択的に抑圧する回路であり、この実施形態ではインダクタ18Lおよび18Gが適用される。
なおインダクタは、通常インピーダンスZがZ=jωLであり、周波数の増大により、インピーダンスZが高くなり、高周波を遮断することができる。インダクタは、さらに、インダクタに含まれるインダクタンス成分とキャパシタンス成分による自己共振を用いて、インピーダンスを最大にして用いることも可能である。
インダクタ18Lおよび18Gは、たとえばフェライトビーズにより構成され、高周波信号の携帯電話2への混入を防止し、携帯電話2からのノイズの流出を防止する。
また、電力伝送用ケーブル4は、コールド側電源に割り当てた伝送ケーブルLGのインダクタ18G側端が、コネクタ7のアンテナ入力端子7Aに接続される。
その接続後、配線基板19を配置した背面側が、電力伝送用ケーブル4の携帯電話2側端と共に樹脂によりモールディングされる。
なお、インダクタ17L、17G、18L、18Gは、フェライトビーズに代えてチップインダクタにより形成してもよい。
より具体的には、この受信システム1の受信周波数帯域の周波数190〔MHz〕の波長に対して、約3/4波長の長さ1100〔mm〕に設定される。
このアンテナにより、3/4波長に対応する基本周波数の帯域を受信可能とし、また、基本周波数の高調波を用いて、UHF帯域、たとえば地上波デジタルTVの470〜770〔MHz〕の放送波の受信を可能としている。
以上の構成において、受信システム1では、電源装置3を携帯電話2に接続し、この電源装置3を商用電源のコンセントに接続することにより、電源装置3で商用電源から充電用の直流電力が生成される。
生成された直流電力が携帯電話2に伝送されて携帯電話2が充電される。
特に、屋内で放送波を受信する場合、各種の遮蔽物により電界強度が著しく弱くなり、その結果、著しく感度が劣化する。また携帯電話2の内部ノイズの影響も避け得ず、これによっても放送波を安定して受信できなくなる。
しかしながら、ロッドアンテナを使用すると、デザインが著しく損なわれることになる。特に携帯電話2では、せいぜい10〔cm〕程度しかアンテナ長を設定できないことから、ロッドアンテナを使用する場合でも、FM放送、デジタルラジオ放送等のVHF帯域では、十分なアンテナ利得を確保し得ず、結局、受信感度が劣化することになる。
この場合、内蔵アンテナを利用する場合の内部ノイズの影響を有効に回避することができ、また内蔵アンテナを利用する場合に比して感度を向上することができる。またロッドアンテナを使用する場合のデザインの劣化も防止することができる。
図7は、アンテナとして機能する伝送ケーブルLGにLC共振回路を設けた場合を例に示している。
なお、図7においては、理解を容易にするために、図3と同一機能部分は同一符号をもって表している。
また、携帯電話2側において、ホット側の伝送ケーブルLLが直接電源回路11に接続され、コールド側の伝送ケーブルLGがインダクタ12を介して接地され、キャパシタ13を介してチューナー14に接続される。
また、受信システム21では、ホット側の伝送ケーブルLLとコールド側の伝送ケーブルLGとが高周波的に結合し、LC共振回路22を十分に機能させることが困難となり、これによっても十分なアンテナ利得を確保できない欠点がある。
図8(A)が図7の受信システム21のVHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図8(B)が図8(A)の特性図における垂直偏波(Vertical Polarization)の特性を示す図である。図8(C)が図8(A)の特性図における水平偏波(Horizontal Polarization)の特性を示す図である。図8(A)において、横軸は周波数を示しており、縦軸はアンテナ利得を示している。
また、図8(A)の特性は、携帯電話2を想定したグランドサイズが95×45〔mm〕の評価基板にコネクタを介して電源装置を接続した場合の測定結果である。
なお、図8(A)中の符号LHおよびLVは、それぞれ水平偏波および垂直偏波を示す特性を示している。
この場合の電力伝送用ケーブル4の長さは、周波数190〔MHz〕の3/4波長に相当する1100〔mm〕である。
これら図8(A)〜図8(C)の測定結果では、図8(A)中に符号Bにより示すように、局所的にアンテナ利得が低下することが判る。したがって、十分に広い周波数帯域で十分な利得を確保できないことが判る。
なお測定の条件は、図8(A)〜図8(C)の場合と同一である。
これら図9(A)〜図9(C)の測定結果によれば、図8(A)〜図8(C)との対比により、図9(A)中に符号Cにより示す利得の劣化する周波数が低い周波数側に変位していることが判る。
したがって、受信システム21では、実際に商用電源のコンセントに電源部6を接続した場合には、商用電源のケーブルの引回しにより、種々にアンテナの特性が変化することになる。
また、図9(A)〜図9(C)の測定結果では、電力伝送用ケーブル4の長さに対応する周波数190〔MHz〕周辺で、アンテナ利得が約4〔dB〕劣化していることも観察される。これによっても、十分に広い周波数帯域で十分な利得を確保できないことが判る。
なお、図10においては、理解を容易にするために、図3と同一機能部分は同一符号をもって表している。
また、携帯電話2側において、ホット側の伝送ケーブルLLが直接電源回路11に接続され、コールド側の伝送ケーブルLGがインダクタ12を介して接地され、キャパシタ13を介してチューナー14に接続される。
また、伝送ケーブルLL、LVに巻回したケーブルLWがキャパシタ13およびインダクタ12の接続点に接続される。
また、図10の受信システム31でも、延長ケーブルによって、種々にアンテナの特性が変化する。
これにより、受信システム1では、コネクタ5、7側のインダクタ18L、18Gにより、内部ノイズの漏出が防止され、また伝送ケーブルLL、LGに誘起した高周波信号による携帯電話2の各種悪影響が防止される。
また、電源部6側のインダクタ17L、17Gによる商用電源からのノイズ、高周波信号の混入が防止される。またインダクタ18L、18G、17L、17Gにより、アンテナとして機能する部位の電気長が設定される。
図11(A)〜図11(C)は、延長ケーブルを接続していない場合の測定結果であり、図12(A)〜図12(C)は、延長ケーブルを接続した場合の測定結果である。
なお、測定の条件は、図8(A)〜図8(C)と同一である。
また、さらに延長ケーブルを接続することによるアンテナ特性の変動を防止できることが判る。
図13(A)〜図13(C)は、延長ケーブルを接続していない場合の測定結果であり、図14(A)〜図14(C)は、延長ケーブルを接続した場合の測定結果である。
なお、測定の条件は、図8(A)〜図8(C)と同一である。
さらに、受信システム1によれば、延長ケーブルを接続することによるアンテナ特性の変動を防止できることが判る。
その測定の条件は、図8(A)〜図8(C)と同一である。
また、コールド側電源ラインの接地は、インダクタ12を介して実行する。
ここで図15(A)〜図15(C)は、延長ケーブルに接続しない場合のVHF帯域のアンテナ利得を示す図である。図16(A)〜図16(C)は、延長ケーブルに接続した場合のVHF帯域のアンテナ利得を示す図である。
なお、電力伝送用ケーブル4の長さは、上述したと同一の1100〔mm〕である。
その測定の条件は、図8(A)〜図8(C)と同一である。
なお,図18(A)〜図18(C)は、延長ケーブルを接続しない場合の測定結果であり、図19(A)〜図19(C)は、延長ケーブルを接続した場合の測定結果である。
すなわち、VHF帯域では、コネクタ5、7側のインダクタ18L、18Gを省略し、携帯電話2の内部にインダクタを設けるようにしても、殆ど特性に変化がないことになる。
しかしながら、UHF帯域では、コネクタ5、7側のインダクタ18L、18Gを省略し、携帯電話2の内部にインダクタを設ける場合には、コネクタ5、7における損失の分、アンテナ利得が低下する。
このことは、図18(A)〜図18(C)の測定結果と図13(A)〜図13(C)の測定結果との対比、図19(A)〜図19(C)の測定結果と図14(A)〜図14(C)の測定結果との対比により確認することができる。
これにより、携帯電話2の内部にインダクタを設ける場合に比して、図3の受信システム1の方が安定に放送波を受信できることが判る。
図20(A)〜図20(C)および図22(A)〜図22(C)は、インダクタ17L、17G、18L、18Gを省略して電力伝送用ケーブルを電源部6およびコネクタ7に直接接続した場合の測定結果で、それぞれVHF帯域およびUHF帯域の特性を示す。
また、図21(A)〜図21(C)および図23(A)〜図23(C)は、図3の受信システム1におけるVHF帯域およびUHF帯域の特性を示している。
なお、図20(A),(B),(C)〜図23(A),(B),(C)は、延長コードを接続した場合の特性を示している。
すなわち、図3の受信システム1では、電力伝送用ケーブルにインダクタを設けない場合に比して、VHF帯域およびUHF帯域の双方でアンテナ利得を10〔dB〕以上改善し、広い周波数帯域で十分なアンテナ利得を確保できることが判る。
以上のように、本第1の実施形態においては、電力伝送用ケーブルをアンテナとして利用する構成において、電力伝送用ケーブルのコネクタ側端とこのコネクタより所定長さだけ離間した部位にそれぞれ高周波遮断回路を設けている。
これにより、本第1の実施形態の受信システム1によれば、既存システムに比して十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができる。
図24は、図3との対比により、本発明の第2の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図25は、本第2の実施形態に係る電力伝送用ケーブルの構造例示す簡略断面図である。
図26は、図24の電源装置を詳細に示す図である。
なお、図24の受信システム41において、受信システム1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
なお、電力伝送用ケーブル44において、芯線ケーブルLL、LGは、それぞれアラミド繊維入りの縒り線を被覆して作製され、縒り合わされた後、絶縁体46により覆って一体に保持される。
電力伝送用ケーブル44は、この絶縁体46を囲むように銅の網線による被覆線SSが配置され、全体をエラストマーで覆って外皮47が作製される。
したがって、電源装置43は、図26に示すように、芯線ケーブルLL、LGの電源部6側端がそれぞれ配線基板15上でインダクタ17L、17Gに接続され、インダクタ17L、17Gを介して電源回路16に接続される。
また、芯線ケーブルLL、LGの携帯電話42側端がそれぞれ配線基板19上でインダクタ18L、18Gに接続され、インダクタ18L、18Gを介してコネクタ7の電源端子7L、7Gに接続される。
また、被覆線SSの携帯電話42側端が配線基板19上でコネクタ7のアンテナ入力端子7Aに接続される。
電源装置43は、インダクタ17L、17Gからインダクタ18L、18Gまでの長さL1が、周波数190〔MHz〕の波長に対して約3/4波長の長さに設定される。
また、図29(A)〜図29(C)および図30(A)〜図30(C)は、それぞれ延長コードを接続していない場合、延長コードを接続した場合について、図24の受信システム41によるUHF帯域のアンテナ特性を示す図である。
また、図24の受信システム41では、芯線ケーブルLL、LGと絶縁された被覆線SSをアンテナとして機能させるようにしたことにより、UHF帯域において、第1の実施形態の受信システム1に比して、アンテナ利得を向上できることが判る。
図31(A),(B),(C)〜図34(A),(B),(C)は、電力伝送用ケーブル44を束ねた場合のアンテナ利得の確認に供する測定結果を示す図である。
図31(A)〜図31(C)および図32(A)〜図32(C)は、電力伝送用ケーブル44を垂直に垂らした場合および電力伝送用ケーブル44を束ねた場合のVHF帯域の測定結果を示している。
また、図33(A)〜図33(C)および図34(A)〜図34(C)は、電力伝送用ケーブル44を垂直に垂らした場合および電力伝送用ケーブル44を束ねた場合のUHF帯域の測定結果を示している。
なおこれらは上述した評価基板を用いた測定結果である。
すなわち、第2の実施形態の受信システム41では、VHF帯域では電力伝送用ケーブル44を束ねることにより、低い周波数で利得の劣化が著しいものの、UHF帯域では電力伝送用ケーブル44を束ねても、十分に実用に供する利得を確保できることが判る。
図35は、図24との対比により、本発明の第3の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
したがって、受信システム1では、コールド側芯線ケーブルLGを被覆線SSと物理的に分離して携帯電話2の内部で接地する。
したがって、電源ノイズ等による影響を低減して、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図36は、図35との対比により、本発明の第4の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
電力伝送用ケーブル64は、コネクタ7から一定の距離L2で被覆線SSが切断されて開放端とされる。
また、配線基板19上において、コールド側の芯線ケーブルLGが被覆線SSに接続される。
これにより、電力伝送用ケーブル64は、インダクタ17L、17Gおよび18L、18G間の長さL1、被覆線SSの長さL2にそれぞれ対応する2周波のアンテナとして機能するように構成される。
具体的に、芯線ケーブルLL、LGのみによりUHF帯域を受信して局所的にアンテナ利得が低下する周波数に対して、被覆線SSの長さL2が、1/4波長の奇数倍となるように設定し、UHF帯域における局所的なアンテナ利得の低下を防止する。
図37は、図3との対比により、本発明の第5の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
また電源装置73は、このインダクタ17L、17Gの代わりに、電力伝送用ケーブル4にフェライトコア74が配置され、このフェライトコア74により伝送ケーブルLLおよびLGにそれぞれインダクタが配置される。
電源装置73は、これらインダクタ17L、17Gに関する構成が異なる点を除いて図1の電源装置3と同一に構成される。
電源装置73は、図38に示すように、コネクタ7から一定距離L3だけ離間した部位でフェライトコア74に電力伝送用ケーブル4が1回だけ巻回され、これによりフェライトコア74が配置される。
なお、必要に応じて単に電力伝送用ケーブル4をフェライトコア74に挿通するだけでもよい。
これら図39(A)〜図39(C)および図40(A)〜図40(C)は、電力伝送用ケーブル4の長さを1100〔mm〕とし、電源部76側端にフェライトコア74を配置した場合である。
これら図41(A)〜図41(C)および図42(A)〜図42(C)は、電力伝送用ケーブル4の全長L4を1600〔mm〕とし、フェライトコア74を配置した部位までの距離L3を1100〔mm〕とした場合である。
すなわち、伝送ケーブルLL、LGにそれぞれインダクタを配置する代わりに、電力伝送用ケーブル4にフェライトコア74によりインダクタを配置するようにしても、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保できることが判る。
また、電力伝送用ケーブルの全長に対してフェライトコアの配置位置を種々に設定できることにより、電力伝送用ケーブルの長さを種々に変更して使い勝手を向上することができる。
図43は、図35との対比により、本発明の第6の実施形態に係る受信システムの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
また、芯線ケーブルLLおよびLGが、インダクタ17Lおよび17Gを介して電源回路16に接続される。
これにより、受信システム81は、電源部6側において、フェライトコア74とインダクタ17Lおよび17Gとにより2重にノイズ、高周波信号の進入を防止する。
したがって、周波数30〔MHz〕以下の電源ノイズの影響を格段的に低減することができる。
この第7の実施形態では、中継ケーブルを介して電源装置で生成した電源を携帯電話に伝送する。
中継ケーブルは、電力伝送用ケーブルの両端にコネクタ5、7にそれぞれ接続するコネクタが設けられる。
この第7の実施形態では、この中継ケーブルに、上述の各実施形態に係る電力伝送ケーブルに関する構成が適用され、これにより中継ケーブルをアンテナとして機能させる。
この第8の実施形態では、コネクタ7に設けられる配線基板19に増幅回路が配置され、アンテナとして機能する部位に誘起された高周波信号を増幅して携帯電話に出力する。
この第8の実施形態では、この増幅回路に関する構成が異なる点を除いて、上述の実施形態と同一に構成される。
上述の各実施形態においては、コネクタのアンテナ端子を介して、アンテナとして機能する部位をチューナーに接続する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、たとえば図24および図36との対比により図44および図45に示すように、電源端子を介して、アンテナとして機能する部位をチューナーに接続してもよい。
しかしながら本発明はこれに限らず、受信システムの受信周波数の波長に対して1/4波長の奇数倍の長さに種々に選定することができる。
第1〜第9の実施形態では、電力伝送用ケーブルをアンテナとして利用する構成において、電力伝送用ケーブルのコネクタ側端とこのコネクタより所定長さだけ離間した部位にそれぞれ高周波遮断回路を配置している。
これにより、第1〜第9の実施形態においては、既存システムに比して十分に広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信できる受信システムを実現した。
以下に説明する実施形態では、電力伝送用ケーブルを利用してダイポールアンテナのエレメントを形成し、同軸ケーブル等を介してテレビジョン受像機のアンテナ用コネクタに接続可能とする。
これにより、既存システムに比してアンテナに関する携帯性を向上し、広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができるようにする。
また、テレビジョン受像機201は、背面にアンテナ用コネクタ204が設けられ、このアンテナ用コネクタ204を同軸ケーブル205で、家庭内アンテナコンセント207を介して屋外アンテナ208に接続して放送波を受信する。
なお、テレビジョン受像機201には、ロッドアンテナによる受信用アンテナ209が設けられるものもある。
たとえば台所等のアンテナ接続用の家庭内アンテナコンセント207が設けられていない場所で使用される場合がある。
この場合、テレビジョン受像機201は、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋から同軸ケーブルを延長して接続することが必要になる。また、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋で使用する場合でも、改めて同軸ケーブルを引き回して接続することが必要になる。
その結果、テレビジョン受像機は、小型化、軽量化により携帯性が向上しているにも係わらず、アンテナに関して携帯性が著しく損なわれる場合がある。
〔実施形態の構成〕
図47は、本発明の第10の実施形態に係る電子機器としてのテレビジョン受像機および電源ケーブルを含む受信装置を背面側から見て示す図である。
テレビジョン受像機301は、電源用プラグ302およびアンテナ用コネクタ303に電源ケーブル304が接続され、この電源ケーブル304を介して商用電源に接続して商用電力を入力し、かつ、この電源ケーブル304で放送波を受信する。
また、テレビジョン受像機301側とは逆側端にプラグ309が配置され、このプラグ309が家庭内コンセント310に接続される。
電源ケーブル304は、電源ジャック305および高周波コネクタ306が電源用プラグ302およびアンテナ用コネクタ303に接続されてテレビジョン受像機301に接続される。
電力伝送用ケーブル311は、この絶縁体314を囲むように銅の網線による被覆線SSが配置され、全体をエラストマーで覆って外皮315が作製される。
電力伝送用ケーブル311は、この被覆線SSを配置していない部位に、それぞれフェライトコア317、318が配置され、芯線ケーブルL1およびL2の高周波信号を抑圧するインダクタが配置される。
フェライトコア317および318は、筒形状であり、電力伝送用ケーブル311を挿通して、または巻回して配置される。電力伝送用ケーブル311は、フェライトコア317および318間に、中継部313が配置される。
したがって、電力伝送用ケーブル311は、フェライトコア317から中継部313までの部位と、フェライトコア318から中継部313までの部位とに、被覆線SSが分断される。
電源ケーブル304は、このフェライトコア317から中継部313までの被覆線SSと、フェライトコア318から中継部313までの被覆線SSで、放送波を受信するダイポールアンテナのエレメントが構成される。
また、電力伝送用ケーブル311は、被覆線SSの各部位の中継部313側端が、平衡不平衡変換器(バラン)320を介して信号伝送用ケーブル312に接続される。
ここでバラン320は、変換比率が1:1の平衡、不平衡の信号変換機能を有する。
なお、信号伝送用ケーブル312は、同軸ケーブルにより形成され、一端に高周波コネクタ306が配置される。
より具体的には、電力伝送用ケーブル311は、電源ジャック305側の被覆線SSおよびプラグ309側の被覆線SSが、それぞれバラン320を介して信号伝送用ケーブル312の被覆線SSLおよび芯線LL1に接続される。
電力伝送用ケーブル311は、このフェライトコア322により芯線ケーブルL1およびL2が電源ジャック305側の部位とプラグ309側の部位とに高周波的に分離される。
図51は、アンテナとして機能する部位の長さについて説明するための図である。
また、配線基板324上で、信号伝送用ケーブル312がバラン320に接続される。中継部313は、破線により示すように、その後、全体が樹脂でモールディングされる。
その結果、電力伝送用ケーブル311は、電源ジャック305側の被覆線SSが、たとえばVHF帯域の中心周波数の波長に対して、1/4波長の長さに設定される。
これに対して、プラグ309側の被覆線SSが、電源ジャック305側の被覆線SSより長さが長くなるように設定される。
より具体的に、この第10の実施形態では、電源ジャック305側の被覆線SSが長さ150〔mm〕に設定され、プラグ309側の被覆線SSが長さ1000〔mm〕に設定される。なお、電源ケーブル(電源コード)の全長は、1200〔mm〕である。
以上の構成において、このテレビジョン受像機301では(図47)、背面に設けられた電源用プラグ302に電源ケーブル304を接続し、この電源ケーブル304を商用電源のコンセントに差し込む。これにより、テレビジョン受像機301は、電源ケーブル304を介して供給される商用電力源により動作する。
また、テレビジョン受像機301は、背面にアンテナ用コネクタ303が設けられ、このアンテナ用コネクタ303に同軸ケーブルを接続して屋外アンテナを接続することにより、放送波を受信して所望のチャンネルを受信することができる。
すなわち、家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋から同軸ケーブルを延長してアンテナ用コネクタ303に接続することが必要になる。また家庭内アンテナコンセントが設けられている部屋で使用する場合でも、改めて同軸ケーブルを引き回して接続することが必要になる。
その結果、テレビジョン受像機301は、本体自体は軽量化、小型化により携帯性が向上しているにもかかわらず、アンテナに関して携帯性が著しく損なわれることになる。
しかしながらこの場合、UHF帯域である周波数470〜770〔MHz〕において、アンテナ利得にヌル点が発生する。
またこれとは逆に、アンテナ用のケーブルの長さをUHF帯域に適した長さにすると、VHF帯域でアンテナ利得が不足することになる。
したがって、結局、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保できない。
したがって、この場合も、十分に広い周波数帯域で、十分な利得を確保できない。
すなわち、電源ケーブル304では、図48に示すように、芯線ケーブルL1およびL2により商用電力を伝送する。
そして、この芯線ケーブルL1およびL2を覆う被覆線SSが中継部313でテレビジョン受像機301側の部位と、プラグ309側の部位とに分離され、ダイポールアンテナのエレメントが被覆線SSにより構成される。
また、各エレメントが信号伝送用ケーブル312を介してテレビジョン受像機301のチューナー332に接続される。
その結果、電源ケーブル304では、テレビジョン受像機301の内部配線、屋内配線によるアンテナ利得の変動を有効に回避することができ、安定に放送波を受信することができる。
また、商用電源からのノイズの混入を防止し、さらにはテレビジョン受像機301の内部ノイズの影響を回避することができ、これによっても安定に放送波を受信することができる。
その結果、電源ケーブル304では、いわゆる偶数倍の高調波による反共振を防止してアンテナ利得の低下を防止することができ、これによっても既存技術に比して、広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信することができる。
図52(A)〜図52(C)は、電源コードの途中にLC共振回路を設けて高周波的に電源コードの電気長を制限し、この電気長を制限した部位で放送波を受信する構成のアンテナ特性を示している。
図52(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図52(B)が図52(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図52(C)が図52(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。
なお、図52(A)中の符号LHおよびLVは、それぞれ水平偏波および垂直偏波の特性を示している。
これら図52(A)〜図52(C)によれば、アンテナ利得の周期的な低下が見られ、広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信できないことが判る。
図53(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図53(B)が図53(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図53(C)が図53(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。
これら図53(A)〜図53(C)によれば、全周波数帯域で約−5〔dB〕のアンテナ利得を確保でき、広い周波数帯域で十分な利得により放送波を受信できることが判る。 なお,測定の条件は、図52(A)〜図42(C)に示す測定結果と同一である。
以上の構成によれば、電力伝送用ケーブルを利用してダイポールアンテナのエレメントを形成し、同軸ケーブルを介してテレビジョン受像機のアンテナ用コネクタに接続する。
これにより、第10の実施形態によれば、既存技術に比してアンテナに関する携帯性が向上し、広い周波数帯域で、十分な利得により放送波を受信することができるようになる。
図54は、図48の対比により、本第11の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
なお、増幅回路335は、たとえば信号伝送用ケーブル312を介して電力が供給される。したがって、信号伝送用ケーブル312は、適宜、キャパシタ等の電力伝送に関する構成要素が設けられる。
電源ケーブル334は、この増幅回路に関する構成が異なる点を除いて、第10の実施形態の電源ケーブル304と同一に構成される。
図55は、図48の対比により、本第12の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
また、電源ケーブル344は、プラグ309側のフェライトコア318が省略される。電源ケーブル344は、このバラン320の接続に関する構成が異なる点を除いて、第10の実施形態の電源ケーブル304と同一に構成される。
なお、テレビジョン受像機301側の被覆線SSに代えて、プラグ309側の被覆線SSのみバラン320に接続してもよい。
図56は、図48の対比により、本第13の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図57は、図48の対比により、本第14の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
電源ケーブル364は、これらフェライトコア318、317、322に関する構成が異なる点を除いて、第10の実施形態の電源ケーブル304と同一に構成される。
図58は、図48の対比により、本第15の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
電源ケーブル374は、この電力伝送用ケーブル371に関する構成が異なる点を除いて、第10の実施形態の電源ケーブル304と同一に構成される。
電力伝送用ケーブル371は、この2本のケーブルL1およびL2が、商用電力の伝送に割り当てられ、それぞれ電源ジャック305、プラグ309の対応する端子に接続される。
なお、インダクタ317A、317B、318A、318Bは、たとえばフェライトビーズにより構成されるものの、チップインダクタにより構成してもよく、さらには上述の実施形態と同様に、ケーブルL1およびL2に共通にフェライトコアを配置してもよい。
また、ケーブルL1およびL2は、それぞれ中継部313にインダクタ322Aおよび322Bが配置され、このインダクタ322Aおよび322Bにより電源ジャック305側の部位と、プラグ309側の部位とに高周波的に分離される。
また、インダクタ322A、322Bの両端が、キャパシタ377、378により接続され、高周波的に短絡状態に設定される。
また、一方のケーブルL2に配置されたインダクタ322Bの両端がバラン320に接続される。
これにより、電力伝送用ケーブル371は、商用電力を伝送するケーブルL1およびL2が、電源ジャック305側の部位と、プラグ309側の部位とに高周波的に分離され、ダイポールアンテナのエレメントが構成される。
また、このエレメントをそれぞれチューナー332に接続して放送波を受信する。
なお、インダクタ322A、322Bにあっても、上述の実施形態と同様に、ケーブルL1およびL2に共通にフェライトコアを配置して作製してもよい。
この第16の実施形態は、商用電源から直流電力を生成する電源装置に本発明を適用する。
すなわち、この第16の実施形態の電源装置は、電源部で商用電源から直流電力を生成し、電源ケーブルを介してこの直流電力をコンピュータ等の本体装置に供給する。この電源装置は、この電源ケーブルに上述の各実施形態の構成が適用される。
なお、上述の第10の実施形態等においては、電源ジャック5側端およびプラグ9側端に、それぞれインダクタを配置する場合について述べた。
しかしながら、本発明はこれに限らず、第17の実施形態として、たとえばインダクタを配置した箇所から電源伝送用のケーブルL1、L2をさらに延長させて電源ジャック305、プラグ309を配置してもよい。
この場合、電源コードの全長を種々の長さに設定することができる。
しかしながら本発明はこれに限らず、フェライトコア317およびまたはフェライトコア318から中継部313側に一定の距離だけ離間した部位が、各被覆線SSのフェライトコア317、318側の端部となるように設定してもよい。
この場合、被覆線SSの長さに対して、対応する部位の芯線ケーブルの電気長を高周波的に長くすることができる。
したがって、さらに一段とアンテナの特性を広帯域化することができる。
しかしながら本発明はこれに限らず、第15の実施形態と同様に、チップインダクタ等を個々のケーブルに配置してもよい。
しかしながら本発明はこれに限らず、いわゆる作り付けにより電源コードをテレビジョン受像機に接続する場合にも広く適用することができる。
しかしながら、実用上十分な特性を確保できる場合には、キャパシタ、インダクタを省略してもよい。
しかしながら本発明はこれに限らず、同軸ケーブルに代えて平行線ケーブルである平行線フィダーを適用してもよい。
しかしながら本発明はこれに限らず、携帯電話の内部、電源装置の内部等にインダクタを設けるようにしてもよい。
しかしながら本発明はこれに限らず、他の信号伝送用のケーブル、何ら信号、電力の伝送に使用していない空きのケーブルをアンテナとして機能させるようにしてもよい。
具体的に、たとえば中継部から本体装置側には第10〜第14の実施形態を適用し、中継部からコンセント309側には第15の実施形態を適用するようにしてもよい。
第10〜第17の実施形態においては、中継部313で電源ケーブル304を2分岐させるが、この中継部313は、図50に関連付けて説明したように、全体が樹脂でモールディングされる。
ところが、単にモールディングで固定した場合、形状が変形しやすくなりがちで、電源ケーブルの設置形状によってはアンテナ特性が変動してしまい、常に最適な特性を容易に得ることは難しいものと懸念される。
また、自動車等で、テレビジョン放送信号の受信を行うことを想定した場合、形状が変形し易いため、比較的電波環境の良いダッシュボード上に取り付けることが、非常に困難となるおそれがある。
そこで、以下には、アンテナ特性の変動を抑止可能なアンテナケーブルについて、第18〜第25の実施形態として説明する。
〔実施形態の構成〕
図61は、本発明の第18の実施形態に係る電子機器としてのテレビジョン受像機および電源ケーブルを含む受信装置を背面側から見て示す図である。
図62は、本第18の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図63は、本第18の実施形態に係る基板部の実装構造例を示す図である。
なお、図63は、後で説明する第23の実施形態に係る多共振化用の構成が例示されている。
電力伝送およびアンテナ用基板部413には、バラン320が配置され、固定されている。
さらに、電力伝送およびアンテナ用基板部413において、ラインL11、L12には、高周波遮断部位としての機能するインダクタL421〜L423、L424〜L426が配置され、所望の周波数においてアンテナとして機能する構造が形成されている。
そして、基板部413より高周波用同軸ケーブルである信号伝送用ケーブル312を接続し、テレビジョン受像機101の受信端末のチューナー332にアンテナ構造にて、受信した信号を伝送する。
また、このアンテナケーブルにおいて、受信端末の音声回路と、イヤホン等の音声出力装置に接続され、音声信号を伝送するように構成することも可能である。
基板部413の基板パターンは、直流的には、2本のラインL11,L12が形成されており、アンテナとして使用される帯域のλ/4の長さおきに高周波遮断用インダクタL421〜L423,L424〜L426が配置されている。
電源回路のグランドGNDに接続されるラインL12上にバラン320が接続されている。そして、インダクタL425によって高周波的に分断されているラインL12に、ダイポールアンテナを形成するように、それぞれのポートが接続されており、その反対側にアンテナ信号伝送用に信号伝送用同軸ケーブル312が接続されている。
そして、電力伝送用ケーブル311−Aの被覆線SSは、電源プラグ309に接続されている。また、電力伝送用ケーブル311−Bの被覆線SSは電源ジャック305に接続されている。
図65は、第18の実施形態に係るアンテナとしての原理を説明するための第2図である。
また、セットからの影響も軽減している。
また、インダクタL421〜L426のインピーダンスを調整することによって、図65に示すように、電力伝送用ケーブル311−A,311−Bもアンテナエレメントとして、使用することが可能となり、多共振に対応させることができる。
図66(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図66(B)が図66(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図66(C)が図66(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。図66(A)において、横軸は周波数を示しており、縦軸はアンテナ利得を示している。
なお、図66(A)中の符号LHおよびLVは、それぞれ水平偏波および垂直偏波を示す
図67(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図67(B)が図67(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図67(C)が図67(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。図67(A)において、横軸は周波数を示しており、縦軸はアンテナ利得を示している。
図67(A)〜(C)に示すように、ケーブルの形状を変形させることによってアンテナの主偏波が変わり、利得も劣化している。
図68(A)がUHF帯域のアンテナ利得特性を示す図である。図68(B)が図68(A)の特性図における垂直偏波の特性を示す図である。図68(C)が図68(A)の特性図における水平偏波の特性を示す図である。図68(A)において、横軸は周波数を示しており、縦軸はアンテナ利得を示している。
図69は、図62の対比により、本第19の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
図70は、図69の対比により、本第20の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
なお、増幅回路435は、たとえば信号伝送用ケーブル312を介して電力が供給される。したがって、信号伝送用ケーブル312は、適宜、キャパシタ等の電力伝送に関する構成要素が設けられる。
電源ケーブル424は、この増幅回路に関する構成が異なる点を除いて、第19の実施形態の電源ケーブル414と同一に構成される。
図71は、図69の対比により、本第21の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
電源ケーブル434は、一部のインダクタに代わりフェライトコアを配置する構成が異なる点を除いて、第19の実施形態の電源ケーブル414と同一に構成される。
図72は、図69の対比により、本第22の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
電源ケーブル444は、基板部413外で多共振化を図る構成が異なる点を除いて、第19の実施形態の電源ケーブル414と同一に構成される。
図73は、図72の対比により、本第23の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
電源ケーブル454は、一部のインダクタに代わりフェライトコアを配置する構成が異なる点を除いて、第22の実施形態の電源ケーブル444と同一に構成される。
図74は、図73の対比により、本第24の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
電源ケーブル464は、フェライトコアに代わり電源ユニットを配置する構成が異なる点を除いて、第23の実施形態の電源ケーブル454と同一に構成される。
図75は、図69の対比により、本第25の実施形態に係るテレビジョン受像機および電源ケーブルの要部の構成および接続関係を詳細に示す図である。
そして、ラインL11,L12、基板413、フェライトコア427,428を筐体500で押さえて形状の安定化が図られている。
電源ケーブル474は、一部のインダクタに代わりフェライトコアを配置して筐体で固定する構成が異なる点を除いて、第19の実施形態の電源ケーブル414と同一に構成される。
その結果、比較的電波環境の良好な場所へ設置を促すことで、受信端末の携帯性・利便性を高めることが可能となる。
Claims (34)
- 本体装置の電力を出力する電源部と、
前記電源部から出力される電力を、本体装置にコネクタを介して供給する電力伝送用ケーブルと、を有し、
前記電力伝送用ケーブルは、
前記コネクタの電源端子との間に配置された本体装置側高周波遮断部と、
前記コネクタから所定長さだけ前記電源部側に配置され、アンテナとして機能する部位の長さを制限する電源部側高周波遮断部と、
前記本体装置側高周波遮断部を介して前記本体装置への電力供給をするための第1伝送線と、
前記コネクタを介して前記本体装置のチューナーに接続される第2伝送線と、
を含む
電源装置。 - 前記第2伝送線が、
前記第1伝送線と対になって前記本体装置側高周波遮断部を介して前記電力供給をするための伝送線を兼ねる
請求項1に記載の電源装置。 - 前記電力伝送用ケーブルは、
前記第1伝送線としての複数の芯線と、前記複数の芯線を被覆する被覆線と、を有する多芯同軸ケーブルにより形成され、
前記被覆線は、
前記電源部側端が開放端であり、前記第2伝送線として前記チューナーに接続される
請求項1に記載の電源装置。 - 前記所定長さが、
前記チューナーで受信する基本周波数の波長に対して1/4波長の奇数倍の長さに設定され、
前記チューナーは、
前記基本周波数の帯域および前記基本周波数の高調波の帯域を受信する
請求項1から3のいずれか一に記載の電源装置。 - 前記電源部側の高周波遮断部が、
前記伝送ケーブルにそれぞれインダクタを介挿して形成されている
請求項1から4のいずれか一に記載の電源装置。 - 前記電源部側の高周波遮断部が、
フェライトコアに前記電力伝送用ケーブルを挿通して形成されている
請求項1から4のいずれか一に記載の電源装置。 - 前記コネクタに、前記アンテナとして機能する部位に誘起された高周波信号を増幅する増幅回路が配置されている
請求項1から6のいずれか一に記載の電源装置。 - 電源装置を接続するコネクタを有し、内蔵のチューナーにより所望の放送波を受信する本体装置と、
前記コネクタを介して前記本体装置に接続され、前記本体装置の電力を前記本体装置に供給する前記電源装置と、を有し、
前記電源装置は、
本体装置の電力を出力する電源部と、
一端に配置されたコネクタを介して、前記電源部から出力される電力を本体装置に伝送する電力伝送用ケーブルと、を含み、
前記電力伝送用ケーブルは、
前記コネクタの電源端子を介して本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の伝送ケーブルを有し、
前記複数の伝送ケーブルは、
それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、
前記電力伝送用ケーブルは、
前記コネクタから所定長さだけ前記電源部側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する電源部側の高周波遮断部が配置され、
前記伝送ケーブルの少なくとも1つが、前記コネクタを介して前記本体装置のチューナーに接続される
受信装置。 - 前記電力伝送用ケーブルは、
前記コネクタの電源端子を介して前記本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記芯線ケーブルを被覆する被覆線と、を有する多芯同軸ケーブルにより形成され、
前記芯線ケーブルは、
それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、
前記電力伝送用ケーブルは、
前記コネクタから所定長さだけ前記電源部側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する電源部側の高周波遮断部が設けられ、
前記被覆線は、
前記電源部側の高周波遮断部側端が開放端とされ、前記コネクタを介して前記本体装
置の前記チューナーに接続される
請求項8に記載の受信装置。 - 本体装置と外部装置との間で、電力を伝送する電力伝送用ケーブルと、
前記電力伝送用ケーブルの一端側に配置され、前記電力伝送用ケーブルを前記本体装置に接続する本体装置側コネクタと、
前記電力伝送用ケーブルの他端側に配置され、前記電力伝送用ケーブルを前記外部装置に接続する外部装置側コネクタと、を有し、
前記電力伝送用ケーブルは、
前記本体装置側コネクタの電源端子を介して本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の伝送ケーブルを有し、
前記複数の伝送ケーブルは、
それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、
前記電力伝送用ケーブルは、
前記本体装置側のコネクタから所定長さだけ前記外部装置側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する外部装置側の高周波遮断部が配置され、
前記電源ケーブルの少なくとも1つが、前記本体装置側のコネクタを介して前記本体装置に内蔵のチューナーのアンテナ入力端に接続される
電源ケーブル。 - 前記電力伝送用ケーブルは、
前記本体装置側のコネクタの電源端子を介して前記本体装置に接続され、前記本体装置の電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記芯線ケーブルを被覆する被覆線とを有する多芯同軸ケーブルにより形成され、
前記芯線ケーブルは、
それぞれ対応する前記電源端子との間に、本体装置側の高周波遮断部が配置され、
前記電力伝送用ケーブルは、
前記本体装置側のコネクタから所定長さだけ前記外部装置側に、アンテナとして機能する部位の長さを制限する外部装置側の高周波遮断部が配置され、
前記被覆線は、
前記外部装置側の高周波遮断回路側端が開放端とされ、前記本体装置側のコネクタを介して前記本体装置に内蔵のチューナーに接続される
請求項10記載の電源ケーブル。 - 電力を供給する電源ケーブルと、
放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、
前記電源ケーブルは、
前記電力を伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルを有し、
前記電力伝送用ケーブルに含まれる前記伝送ケーブルの少なくとも1つは、
途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離され、
前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁され、
前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記チューナーに接続される
受信装置。 - 前記電力伝送用ケーブルは、
前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側に、高周波信号を抑圧するインダクタが配置され、
前記インダクタにより、前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁されている
請求項12に記載の受信装置。 - 前記電力伝送用ケーブルは、
前記中継部に、高周波信号を抑圧するインダクタが配置され、
前記インダクタにより、第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離される
請求項12に記載の受信装置。 - 前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、バランを介して前記同軸ケーブルまたは平行線ケーブルに接続されている
請求項12から14のいずれか一に記載の受信装置。 - 電力を供給する電源ケーブルと、
放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、
前記電源ケーブルは、
前記電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを含む電力伝送用ケーブルを有し、
前記被覆線は、
前記電力伝送用ケーブルの途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに分離され、
前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が開放端に設定され、
前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記チューナーに接続される
受信装置。 - 前記電力伝送用ケーブルは、
前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側に、前記芯線ケーブルの高周波信号を抑圧するインダクタが配置されている
請求項16に記載の受信装置。 - 前記電力伝送用ケーブルは、
前記中継部に、前記芯線ケーブルの高周波信号を抑圧するインダクタが配置されている
請求項16に記載の受信装置。 - 前記被覆線が、バランを介して前記同軸ケーブルまたは平行線ケーブルに接続されている
請求項16から18のいずれか一に記載の受信装置。 - 前記インダクタが、
前記電力伝送用ケーブルを挿通するフェライトコアにより形成された
請求項13、14、15、17,18、または19に記載の受信装置。 - 前記被覆線は、
前記第1の部位と、前記第2の部位とが、異なる長さに設定された
請求項12から20のいずれか一に記載の受信装置。 - 電力を供給する電源ケーブルと、
放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、
前記電源ケーブルは、
前記電力を伝送する第1のケーブルおよび第2のケーブルを含み、
前記第1のケーブルおよび第2のケーブルの少なくとも1つは、
途中の中継部で、第1の部位と第2の部位とに高周波的に分離され、
前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記チューナーに接続される
受信装置。 - 本体装置に電力を伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルを有し、
前記電力伝送用ケーブルに含まれる複数の伝送ケーブルの少なくとも1つは、
途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離され、
前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁され、
前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
電源ケーブル。 - 本体装置に電力を伝送する複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを含む電力伝送用ケーブルを有し、
前記被覆線は、
前記電力伝送用ケーブルの途中の中継部で、第1の部位と、前記第2の部位とに分離され、
前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が開放端に形成され、
前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
電源ケーブル。 - 本体装置に電力を伝送する第1および第2のケーブルを有し、
第1および第2のケーブルの少なくとも1つは、
途中の中継部で、第1の部位と第2の部位とに高周波的に分離され、
前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
電源ケーブル。 - 本体装置の電力を生成する電源部と、
前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、を有し、
前記電力伝送用ケーブルに含まれる複数のケーブルの少なくとも1つは、
途中の中継部で、前記第1の部位と、第2の部位とに高周波的に分離され、
前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が高周波的に他の部位と絶縁され、
前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
電源装置。 - 本体装置の電力を生成する電源部と、
前記電源部の電力源を前記本体装置に伝送する複数の芯線ケーブルと、前記複数の芯線ケーブルを被覆する被覆線とを含む電力伝送用ケーブルを有し、
前記被覆線は、
前記電力伝送用ケーブルの途中の中継部で、第1の部位と、第2の部位とに分離され、 前記第1の部位の前記中継部側とは逆側、および前記第2の部位の前記中継部側とは逆側が開放端に形成され、
前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
電源装置。 - 本体装置の電力を生成する電源部と、
前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する第1のケーブルおよび第2のケーブルを有し、
第1のケーブルおよび第2のケーブルの少なくとも1つは、
途中の中継部で、第1の部位と第2の部位とに高周波的に分離され、
前記第1の部位の前記中継部側、および前記第2の部位の前記中継部側の少なくとも1つが、同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
電源装置。 - 本体装置に電力を伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、
前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、
前記基板部は、
前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、
前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
電源ケーブル。 - 前記基板部は、
前記基板の長さが使用周波数のλ/2以上の長さを有する
請求項29記載の電源ケーブル。 - 前記基板部は、
基板実装されたバランを介して前記同軸ケーブルまたは平行線ケーブルに接続されている
請求項29または30記載の電源ケーブル。 - 前記基板部は、
アンテナとして使用される帯域のλ/4の長さおきに前記高周波遮断部が配置されている
請求項29から31のいずれか一に記載の電源ケーブル。 - 本体装置の電力を生成する電源部と、
前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、
前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、
前記基板部は、
前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、
前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
電源装置。 - 電力を供給する電源ケーブルと、
放送波を受信する内蔵のチューナーと、を有し、
前記電源ケーブルは、
前記電源部の電力を前記本体装置に伝送する複数の伝送ケーブルを含む電力伝送用ケーブルと、
前記電力伝送用ケーブルの中間部において、前記複数の伝送ケーブルを固定するように配置された基板部と、を有し、
前記基板部は、
前記伝送ケーブルに高周波遮断部が配置され、
前記高周波遮断部で高周波的に遮断された前記伝送ケーブルの一つが、ダイポールアンテナを形成するように同軸ケーブルまたは平行線ケーブルを介して前記本体装置のチューナーに接続される
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