JP2010157657A - パレット自動交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化と交換時間の短縮を実現したパレット自動交換装置を提供する。
【解決手段】水平に延びる複数の突起部16をそれぞれ有する複数のパレット3を水平方向に出し入れ可能に収納するパレットマガジン1と、複数の陥没部17に複数の突起部16を係合させることでパレット3を水平に固定するパレット固定部23と、パレット固定部23が配置されたパレット固定テーブル20とを備え、パレット固定部23によって水平に固定されたパレット3を水平旋回および水平移動させることでパレット固定テーブル20とパレットマガジン1との間でパレット3の交換を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、ダイボンディング装置等に用いられるダイ供給用のパレットを自動交換する装置に関する。
ダイボンディング装置はウェハシートから剥ぎ取ったダイを熱圧着等によって基板に実装するボンディングを行っている。ウェハシートは柔軟性に富み、そのままでは取り扱いが不便であるため、ボンディング装置ではパレットと呼ばれる環状の剛体に装着された状態で取り扱われている。特許文献1にはボンディング装置におけるパレットの使用例が開示されており、ここでは、パレット収納マガジンに予め複数のパレットを収納しておき、使用中のパレットのダイを使いきったり、別品種のダイをボンディングしたい場合などに収納した別のパレットと交換することができるようになっている。
特開平4−196148号公報
特許文献1に開示された装置は、パレットの交換に係る機構として直動アームを備え、パレットに係合させたアームを直線移動させることでパレットを移動させている。しかしアームの直線移動のみでパレットの交換を行う場合、アームの移動速度がパレットの移動速度となるため、直動機構上の制約から交換時間の短縮には限界がある。また、交換のみにしか用いることのない直動機構を備え、直動アームの移動のための空間を確保することは装置全体の大型、高コスト化を招くという問題がある。
本発明は、小型化と交換時間の短縮を実現したパレット自動交換装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のパレット自動交換装置は、水平に延びる複数の突起部をそれぞれ有する複数のパレットを水平方向に出し入れ可能に収納するパレットマガジンと、複数の陥没部に前記複数の突起部を係合させることでパレットを水平に固定するパレット固定部と、前記パレット固定部が配置されたパレット固定テーブルと、前記パレット固定テーブルを水平移動させる手段と、前記パレット固定部を水平旋回させる手段とを備え、前記パレット固定部によって水平に固定されたパレットを水平旋回および水平移動させることで前記パレット固定テーブルと前記パレットマガジンとの間でパレットの交換を行う。
請求項2に記載のパレット自動交換装置は、請求項1に記載のパレット自動交換装置であって、前記突起部は先端に向けて縮径する錐体部を有し、前記陥没部は前記錐体部の外周面と同形の内周面を有し、前記内周面に前記外周面を密着させて前記パレットを固定する。
請求項3に記載のパレットは、請求項1または2に記載のパレット自動交換装置で用いるパレットであって、水平に延びる複数の突起部を備え、前記突起部は先端に向けて縮径する錐体部を有する。
本発明によれば、パレット交換に際して直線移動の他に水平旋回を行うことでパレットの直線移動距離を短縮化することができ、従来の装置に比べて装置全体の簡素化および小
型化が実現できる。またパレットの直線移動と旋回を同時に行うことができるので、パレット交換に要する時間を短縮することができる。
またパレットは複数の突起部を有し、それぞれパレット固定部の陥没部に係合させることで複数の箇所で固定されるので、位置決めの精度や再現性がよい。
さらに突起部の錐体部の錐体部の外周面と陥没部に内周面を密着させてパレットを固定することで、移動や旋回中に慣性力や遠心力が作用してもパレットの位置がずれることなく強固に保たれる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態のパレット自動交換装置の平面図、図2は本発明の実施の形態のパレット自動交換装置の側面図、図3はパレット位置決め機構の説明図、図4は第1のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図、図5はウェハリングの平面図、図6はパレット回転部の平面図、図7はパレット基部の平面図、図8はパレット全体の平面図、図9はパレット回転部にウェハリングを装着する機構の説明図、図10はパレット基部にパレット回転部を装着する機構の説明図、図11はパレット回転部の回転を規制する機構の説明図、図12は第2のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図、図13は第2のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図、図14は第2のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図、図15は第2のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図、図16はパレットの自動交換工程の説明図、図17はパレットの自動交換工程の説明図、図18はパレットの自動交換工程の説明図、図19はパレットの自動交換工程の説明図、図20はパレットの自動交換工程の説明図である。
最初にパレット自動交換装置について説明する。図1、図2において、パレットマガジン1は上下方向に区分けされた複数のパレット収納室2を備え、各パレット収納室2にパレット3が一個ずつ収納されている。最上層のパレット収納室2は収納されていたパレット3が取り出されて空室となっている。パレットマガジン1は昇降装置4によって上下に移動可能であり、パレットを取り出すときには取り出したいパレット3を収納したパレット収納室2を所定の高さに位置決めし、取り出したパレット3を収納するときには空室となっているパレット収納室2を所定の高さに位置決めする。
パレットマガジン1には収納された各パレット3の位置を横方向(パレット3の出し入れ方向に直交する方向)に規制するパレット位置決め機構5と、パレット3がマガジン内から飛び出さないように前後方向(パレット3の出し入れ方向)に押さえ付けるパレット飛び出し防止機構6が備わっている。
パレット位置決め機構5はパレットマガジン1に収納された各パレット3の両側面に爪7を接触させることで横方向の位置決めを行う。パレットマガジン1の両側方には鉛直方向に立てられた回転軸8が2つずつ配置されており、各回転軸8にはパレットマガジン1に収納された各パレット3と同じ高さになる位置に爪7が装着されている。爪7は回転軸8に偏心した位置で装着されており、回転軸8の回転によって各パレット3の両側面に接触するようになっている。パレットマガジン1はパレット出し入れ側以外の3つの側面は閉鎖されているが、両側面には爪7がパレット3に接触できる程度の開口9が形成されている。
パレットマガジン1の上部には回転軸8を回転させる駆動源となるシリンダ10が配置されている。シリンダ10はピストンロッド11を伸縮させることでリンク部12を介して回転軸8を所定の角度だけ回転させる。ピストンロッド11が縮まった状態では爪7は
パレット3の両側面と接触し、パレット3の横方向への移動を規制して所定の位置に位置決めする(図3a参照)。これに対しピストンロッド11が伸びた状態では爪7はパレット3の両側面から離れ、パレット3は規制を解かれた状態となる(図3b参照)。この状態においてパレット3をパレットマガジン1から取り出すことが可能であり、またパレット3をパレットマガジン1に収納することが可能である。
パレット飛び出し防止機構6はパレットマガジン1に収納された各パレット3の端部に係合部材13を接触させることで前後方向における移動を規制し、マガジン内に固定して飛び出しを防止する。ストップ部13は鉛直方向に立てられた棒状の部であり、回転軸14を中心として回動し、パレットマガジン1のパレット出し入れ側の前面で各パレット3の端部に接触する位置と、この前面からパレットマガジン1の両側面側に退避した位置とに移動する。パレットマガジン1の下部に係合部材13を移動させる駆動源となるシリンダ機構15が配置されている。シリンダ機構15の直線運動は図示しないリンク機構を介して係合部材13の回動に変換される。
パレット固定テーブル20はパレットマガジン1から取り出したパレット3を固定する場であり、パレットマガジン1のパレット出し入れ側に配置されている。パレット固定テーブル20は2つの直動テーブル21、22によって水平移動可能であり、パレット3を固定するためのパレット固定部23、24を備えている。第1の直動テーブル21はボールねじ機構25によってパレット固定テーブル20をパレット3の出し入れ方向に移動させる。第2の直動テーブル22はボールねじ機構26によってパレット固定テーブル20をパレット3の出し入れ方向と直交する方向に移動させる。
第1のパレット固定部23はパレット固定テーブル20の上部であってパレットマガジン1に近い側に水平旋回可能に配置されている。第1のパレット固定部23はパレット3の端部に水平方向に並設されている2つの突起部16を挿嵌する2つの陥没部17を備えている。第1のパレット固定部23はパレット固定テーブル20に回転軸27によって枢支されており、モータ28を駆動源として水平に旋回することで向きを変えることが可能である。
第2のパレット固定部24はパレット固定テーブル20の上部であってパレットマガジン1から遠い側に配置されている。第2のパレット固定部24はパレット3の第1のパレット固定部23によって固定された側の反対側を固定する。パレットマガジン1から取り出されたパレット3は、第1のパレット固定部23と第2のパレット固定部24によって前後側を固定されることでパレット固定テーブル20の所定の位置に水平に固定される。
ピックアップ装置30とエジェクタ装置31はパレット3から電子部品32を取り出す機能を有する。パレット3には中央部に上下に貫通する空間が形成されており、この空間の上方にウェハシート33に貼り付けられた電子部品32が位置している。図中の破線で示した位置が電子部品32のピックアップ位置であり、パレット固定テーブル20の移動によってこの位置に位置決めされた電子部品32は、下方からエジェクタ装置31のピン31aによって突き上げられ、上方からピックアップ装置30のノズル34によって吸着されることでパレット3からピックアップされる。
カメラ35はピックアップ位置に位置決めされた電子部品32を撮像する。撮像によって得られた電子部品32の画像データは電子部品32を基板36に搭載する際に用いられる。電子部品32の向きが傾いている場合にはノズル34の回転によって補正し、位置ずれについては基板36を支持する基板テーブル37を移動することで補正する。
次に第1のパレット固定部23の陥没部17とパレット3の突起部16とを係合させる
機構について説明する。図4(a)において突起部16はパレット3の端部から水平に突出しており、先端方向に向けて縮径する錐体状の部位(錐体部)40が形成されている。錐体部40の先には錐体部40の最も先端側の細い部分よりさらに小径の部位41が形成され、その先には小径部位41より大径の部位42が形成されている。
第1のパレット固定部23の陥没部17には錐体部40の外周面と同形の内周面43が形成されている。内周面43の内部空間は大径側が外部に開口している。内周面43のさらに奥には突起部16の挿入方向に移動可能な係止部材44が配置されている。この係止部材44は突起部16の大径部位42と係合する係合子45を備えている。係止部材44は係合子45によって大径部位42を係止した状態で突起部16の挿入方向に移動し、錐体部40の外周面と第1のパレット固定部23の内周面43とを完全に密着させるものである。錐体部40の外周面と内周面43とが完全に密着することでパレット3は第1のパレット固定部23に強固に固定される。
係合子45は球状の部材であり、係止部材44に形成されている2つの孔にそれぞれ移動自在に挿入されている。内周面43のさらに奥の空間には突起部16の挿入方向に縮径するテーパ部46が形成されている。係止部材44を移動させると係合子45はテーパ部46に沿って内側に移動し、大径部位42にテーパ部46とは逆方向に傾いて形成されているテーパ部47に係合する(図4b参照)。
係止部材44は水平方向に伸縮するピストンロッド48によって移動し、ピストンロッド48を縮めると大径部位42を係止してパレット3を固定し、ピストンロッド48を伸ばすと係止が解除され、パレット3の固定が解除される。またこの状態において陥没部17に突起部16を挿入することができ、第1のパレット固定部23でパレット3を固定することができる。
次にパレット3の構造について説明する。パレット3は、ウェハリング50(図5参照)とパレット基部51(図6参照)とパレット回転部52(図7参照)とで構成されている。ウェハリング50は環状の剛体のリングフレーム53で柔軟性を有するウェハシート54を保持したものである。ウェハシート54は粘着性を有する表面に複数の電子部品32に個片化された半導体ウェハが貼り付けられている。ウェハリング50はパレット回転部52の上に固定され、パレット回転部52はパレット基部51の上にパレット基部51に対して回転自在に装着される。
パレット基部51の端部には前記の突起部16が配置され、これと対向する側には切欠部49が形成されている。パレット基部51は、突起部16が第1のパレット固定部23と係合し、切欠部49が第2のパレット固定部24と係合することでパレット固定テーブル20に固定される。
パレット回転部52の上面にはリングフレーム53の中空部より小径のリング部55が配置され、リング部55の外側に4つの係合部材56が等間隔で配置されている。リング部55の内側は上下に貫通する空間となっている。係合部材56は指掛け部57とストッパ58からなり、軸59によってパレット回転部52に枢支されている。ストッパ58は軸59よりリング部55に近いところを軸59を中心にパレット回転部52と平行に回動する。ウェハリング50はウェハシート54がリング部55に接触するようにパレット回転部52に重ねられ、係合部材56によってリングフレーム53が固定される(図8、図9参照)。このときリングフレーム53はリング部55の上端より少し下がった位置まで押し下げられるので、リングフレーム53の内側でウェハシート54が延展する。これによりウェハシート54に貼着されている電子部品32の間隔が広がるので、ピックアップのときに隣の電子部品32との干渉を避けることができる。
パレット基部51の中央は上下に貫通する空間となっている。この空間の周囲に3つのローラ60が等間隔で配置されている。パレット回転部52のリング部55の外周にはローラ60の外周と係合する溝が形成されたローラ受け部61が配置されている(図10参照)。ローラ受け部61に3つのローラ60が係合することによってパレット回転部52はパレット基部51の上に若干のクリアランスをもって装着されている。パレット回転部52は3つのローラ60のみによって支持されているだけであり、パレット基部51に対して回転自在である。
次にパレット基部51に対するパレット回転部52の回転を規制するための構造について図11を参照して説明する。パレット基部51にはローラ受け部61の内周側に位置する係合部材62が配置されている。係合部材62は圧縮バネ63の弾性力によってローラ受け部61の内周面に押し当てられている。係合部材62にはローラ受け部61の内周に面する小さな孔64が形成されており、ローラ受け部61の内周面に形成された小さな突起65が孔64の内側に収まっている。この状態では突起65の動きは孔64によって制限されるので、パレット回転部52はパレット基部51に対して回転不可能な状態になる(図11a参照)。
パレット基部51の端部には係合部材62と連結された押し釦66が配置されている。この押し釦66を押すことで係合部材62は弾性力に抗して移動し、ローラ受け部61の内周面から離れ、これによりパレット回転部52はパレット基部51に対して自由に回転することができるようになる(図11b参照)。
次に第2のパレット固定部24について図12、図13、図14を参照して説明する。第2のパレット固定部24はパレット基部51に2箇所設けられた切欠部49と係合する係合部70を備えている。2つの切欠部49は離れた位置に同じ高さに設けられている。係合部70はそれぞれの切欠部49と対応して2箇所同じ高さに設けられている。
第2のパレット固定部24の下面にはスライダ71が配置されている。このスライダ71はパレット固定テーブル20の上面に配置されたレール72に装着されている。第2のパレット固定部24はピストンロッド73の伸縮によってレール72に沿って直線移動する。第2のパレット固定部24は第1のパレット固定部23側に移動したときにパレット基部51を固定し(図12)、反対側に移動したときにパレット基部51の固定を解除する(図13)。
図14は係合部70と切欠部49とが係合した状態を側面図で示している。切欠部49には断面円形のピン74が横向きに装着されている。係合部70の先端はピン74を上下に挟むV字型の溝75が形成されており、第2のパレット固定部24が第1のパレット固定部23側に移動したときにV字溝75がピン74と接触するようになっている(図14a)。係合部70は圧縮ばね76によって第2のパレット固定部24から離れる側に付勢されており、接触したそれぞれのピン74をV字溝75の最奥部に押し付けてパレット基部51を水平に固定する(図14b)。
次にパレット回転部52を回転させるための機構について説明する。図7においてパレット回転部52には円弧型の従動ギヤ80が備わっている。図12において第2のパレット固定部24には、従動ギヤ80と螺合する駆動ギヤ81と、駆動ギヤ81と螺合する主動ギヤ82が備わっている。第2のパレット固定部24がパレット基部51を固定したときに駆動ギヤ81が従動ギヤ80に係合するようになっている。主動ギヤ82はモータ83によって駆動し、駆動ギヤ81を経て従動ギヤ80に駆動力を伝達する。モータ83の駆動制御によりパレット回転部52の回転角を調整することができる。
第2のパレット固定部24にはパレット回転部52の回転角を規制する機構が備わっている。第2のパレット固定部24には駆動ギヤ81を挟んだ位置に一対の光センサ84、85が配置され、パレット回転部52に装着されている遮光プレート86(図7)を検出するようになっている。パレット回転部52の回転に伴って移動する遮光プレート86が光センサ84、85から発せられる光と干渉するとモータ83の駆動停止によりパレット回転部52の回転が停止する。
さらに第2のパレット固定部24にはパレット基部51の押し釦66を押すための係合解除部材87が備わっている。係合解除部材87は、図15に示すように駆動ギヤ81と従動ギヤ80が互いの刃先が干渉し合うような位置まで第2のパレット固定部24が移動したときに始めて押し釦66に接触するように配置されている。これにより係合部材62による係合が解除されたときには駆動ギヤ81と従動ギヤ80が互いに係合した状態になるので、不意にパレット回転部52が回転してしまうことを防止することができる。
次にパレットの自動交換について説明する。ここではパレットマガジン1から取り出したパレット3をパレット固定テーブル20に固定するまでの工程について図面を参照しながら説明を行う。最初に図16に示すように、第1のパレット固定部23を取り出し予定のパレット3の突起部16に相対させる。パレット自動交換装置の動作としては、第1のパレット固定部23の水平旋回(矢印a)とパレット固定テーブル20の水平移動(矢印b、c)によって両者の水平方向の位置合わせを行い、パレットマガジン1の上下移動によって両者の高さ方向に位置合わせを行う。またパレット3は、パレット位置決め機構5によってパレットマガジン1内で横方向に動かないように位置決めがなされた状態にあり、さらにパレット飛び出し防止機構6によってパレットマガジン1内から飛び出さないように前後方向への移動が規制された状態にある。
そして図17に示すように、パレット固定テーブル20をパレット3に向けて水平移動させ、第1のパレット固定部23を2つの突起部16に係合させる。その後図18に示すように、パレット位置決め機構5とパレット飛び出し防止機構6によるパレット3の移動規制を解除した後にパレット固定テーブル20を水平移動させ、パレットマガジン1からパレット3を取り出す。このときパレット3は一端を第1のパレット固定部23によって固定された片持ちの状態で保持されている。
パレットマガジン1内からパレット3が完全に取り出されると、第1のパレット固定部23が水平旋回し、図19に示すようにパレット3の向きを180度変換する。この向き変換によってパレット3の他端側(第1のパレット固定部23で固定されていない側)が第2のパレット固定部24と相対する位置関係となる。その後、第2のパレット固定部24が図20に示すようにパレット3側に移動し、パレット3の端部と係合してパレット3を他端側から固定する。同時に駆動ギヤ81が従動ギヤ80と螺合し、パレット回転部52の回転が可能な状態となる。このときパレット3は第1のパレット固定部23と第2のパレット固定部24によって対向する側を両持ちされた状態でパレット固定テーブル20上に固定される。
以上の説明したパレット自動交換装置の利点としては、まず、パレット交換に際して直線移動の他に水平旋回を行うことでパレットの直線移動距離を短縮化することができ、従来の装置に比べて装置全体の簡素化および小型化が実現できることが挙げられる。またパレットの直線移動と旋回を同時に行うことができるので、パレット交換に要する時間を短縮することができる。それから、パレットは複数の突起部を有し、それぞれパレット固定部の陥没部に係合させることで複数の箇所で固定されるので、位置決めにおける精度や再現性がよい。さらに、突起部の錐体部の錐体部の外周面と陥没部に内周面を密着させてパ
レットを固定することで、移動や旋回中に慣性力や遠心力が作用してもパレットの位置はずれることなく強固に保たれる。
また、パレットは片持ちされた状態で移動するため、自重により固定されていない側が垂下する場合がありうるが、パレット固定テーブル上では両持ちの状態で固定されるので水平に保たれる。両持ちで固定されたパレットはパレット固定テーブルの移動の際にも振動や位置ずれが効果的に抑えられるので、電子部品の位置決め精度が向上することになる。
本発明は、複数のパレットを交換しながら用いてチップの搭載を行うマルチチップボンダ等に特に有用である。
本発明の実施の形態のパレット自動交換装置の平面図 本発明の実施の形態のパレット自動交換装置の側面図 パレット位置決め機構の説明図 第1のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図 ウェハリングの平面図 パレット回転部の平面図 パレット基部の平面図 パレット全体の平面図 パレット回転部にウェハリングを装着する機構の説明図 パレット基部にパレット回転部を装着する機構の説明図 パレット回転部の回転を規制する機構の説明図 第2のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図 第2のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図 第2のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図 第2のパレット固定部によってパレットを固定する機構の説明図 パレットの自動交換工程の説明図 パレットの自動交換工程の説明図 パレットの自動交換工程の説明図 パレットの自動交換工程の説明図 パレットの自動交換工程の説明図
1 パレットマガジン
3 パレット
16 突起部
17 陥没部
20 パレット固定テーブル
23 第1のパレット固定部
24 第2のパレット固定部
25 ボールねじ機構
27 回転軸
28 モータ
40 錐体部
43 内周面

Claims (3)

  1. 水平に延びる複数の突起部をそれぞれ有する複数のパレットを水平方向に出し入れ可能に収納するパレットマガジンと、複数の陥没部に前記複数の突起部を係合させることでパレットを水平に固定するパレット固定部と、前記パレット固定部が配置されたパレット固定テーブルと、前記パレット固定テーブルを水平移動させる手段と、前記パレット固定部を水平旋回させる手段とを備え、
    前記パレット固定部によって水平に固定されたパレットを水平旋回および水平移動させることで前記パレット固定テーブルと前記パレットマガジンとの間でパレットの交換を行うことを特徴とするパレット自動交換装置。
  2. 前記突起部は先端に向けて縮径する錐体部を有し、前記陥没部は前記錐体部の外周面と同形の内周面を有し、前記内周面に前記外周面を密着させて前記パレットを固定することを特徴とする請求項1に記載のパレット自動交換装置。
  3. 請求項1または2に記載のパレット自動交換装置で用いるパレットであって、水平に延びる複数の突起部を備え、前記突起部は先端に向けて縮径する錐体部を有することを特徴とするパレット。
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