JP2010156913A - レンズ形成方法 - Google Patents

レンズ形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010156913A
JP2010156913A JP2009000160A JP2009000160A JP2010156913A JP 2010156913 A JP2010156913 A JP 2010156913A JP 2009000160 A JP2009000160 A JP 2009000160A JP 2009000160 A JP2009000160 A JP 2009000160A JP 2010156913 A JP2010156913 A JP 2010156913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
sheet
pin
state
liquid resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009000160A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5436866B2 (ja
Inventor
Jiro Fukawa
治朗 府川
Fumio Takamura
文雄 高村
Naoji Demura
直司 出村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2009000160A priority Critical patent/JP5436866B2/ja
Publication of JP2010156913A publication Critical patent/JP2010156913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5436866B2 publication Critical patent/JP5436866B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】高価な金型を用いることなく、また撥水性処理のための複雑な工程や高価な設備を必要とすることなく、レンズを容易にかつ安価に製造できるようにする。
【解決手段】上面が平面となるピン2を用いて、弾性のあるシート1をその下方から突き上げた状態とし、この突き上げ状態のシート1上に液状樹脂5を球状に塗布し、この液状樹脂5に紫外線を照射して硬化することによりレンズ50を形成し、その後、上記ピン2による突き上げ状態を解除する。次いで、シート1上のレンズ50を吸着コレット6でピックアップして剥離し、接着剤9を介して光半導体パッケージ8の搭載部に載置することで、レンズ50の組付けが完了する。
【選択図】図1

Description

本発明はレンズ形成方法、特に金型を使用せずに、光半導体パッケージ(装置)等の所定面に搭載するためのレンズを形成するレンズ形成方法に関する。
従来から、例えばリモコン等に使用される光半導体パッケージに、レンズが搭載されており、この光半導体パッケージでは、本体の樹脂封止と同時にレンズを形成する方法や、この樹脂封止とは別に金型で形成したレンズを光半導体パッケージの搭載面に貼り付ける方法が採用されていた。
また、金型を使用せずに、マイクロレンズを基体等の上に形成する方法として、下記の特許文献1,2の技術があり、これら特許文献1,2には、インクジェット法等により基体上に樹脂の液滴を吐出し、この液滴を硬化させてマイクロレンズを形成することが開示されている。
特開2006−30634号公報 特開2006−323146号公報
しかしながら、従来の金型を用いてレンズを形成する方法では、高精度のR形状を持つ金型が必要になることから、この金型が高価となり、しかも最近の光半導体パッケージ(装置)が小型化していることにより、金型によるレンズ形成が困難になっているという問題がある。
一方、金型を使用しない方法の場合は、上記特許文献1,2で開示されるように、レンズ形成面に撥水性を持たせるための処理が必要となる。
即ち、図3には、従来(特許文献1)の撥液処理後の状態が示されており、図示されるように、基体11上においてマイクロレンズ形成領域12の周囲に、撥液性を得るための自己組織化膜13を形成し、このマイクロレンズ形成領域12に、樹脂14を滴下することで、この樹脂14の濡れ広がりが防止される。このような撥液処理は、プラズマ処理等でも行うことができる。
しかしながら、このような撥水(撥液)性を得るための処理は、製造工程を複雑かつ多工程にするという不都合がある。また、レンズ形状に高精度が求められる場合は、選択的にフォトリソグラフィー又はマスキング等を用い、撥水箇所を限定して処理することが行われるが、この場合には、高価な設備を用いなければならないという問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、高価な金型を用いることなく、また撥水性処理のための複雑な工程や高価な設備を必要とすることなく、レンズを容易かつ安価に製造することができるレンズ形成方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るレンズ形成方法は、上面と側面との間に角(カド)を持つピンを用いて、弾性のあるシートをその下方から突き上げた状態とし、この突き上げ状態のシート上に液状樹脂を球状に塗布し、次いで、上記球状液状樹脂を硬化することによりレンズを形成し、その後、上記ピンによる突き上げ状態を解除することを特徴とする。
請求項2の発明は、上記ピンによる突き上げ状態を解除した後、上記シート上のレンズをピックアップ装置でピックアップし、接着剤を介して光半導体装置の搭載部に載置することを特徴とする。
本発明の構成によれば、例えば上面を平面又は球状凹面とした円形にすることにより、円形上面の縁に角が形成されたピンで、弾性シートを突き上げ状態にすることで、シート上に凸状の円形台座が形成されることになり、この台座に液状樹脂が滴下されることで、液状樹脂が表面張力により球状に塗布される。次いで、この球状液樹脂に例えば紫外線を照射することにより、レンズが形成される。このような製造において、上記凸状の台座は、その角のある円形縁の存在によって撥水性処理と同等の効果を発揮することになり、液状樹脂の濡れ広がりを防止して、所望の外周円及び球形(曲率)を有するレンズを形成することが可能になる。
そして、形成されたレンズは、吸着コレット等のピックアップ装置でピックアップされ、光半導体パッケージ等の光学部材に接着剤を介して載置されることにより、光半導体パッケージ等に組み付けられる。
本発明によれば、高価な金型を用いることなく、レンズを安価に製造でき、また撥水性処理のためのプラズマ処理等の複雑な工程や、フォトリソグラフィー又はマスキング等を実施するための高価な設備も不要となり、レンズを容易にかつ安価に製造することが可能となる。
本発明の実施例に係るレンズ形成方法の各工程を説明するための図である。 実施例に使用される多ピン並設部材の2つの構成[図(A),(B)]を示す図である。 従来のレンズ形成における撥水処理を説明するための図である。
図1には、本発明の実施例に係るレンズ形成方法の各工程が示され、図2には、実施例においてシートの突き上げ状態を得るための装置の構成が示されている。実施例では、図1(A)に示されるように、シリコーンゴム、塩化ビニル、テフロン(登録商標)からなり、厚さ50μm前後の弾性のあるシート(又はテープ)1と、図2に示されるように、突き上げ用(台座設定用)の複数のピン2を突設しながら並べて配置すると共に、ピン2の間の隙間3から真空排気ができるように構成された多ピン並設部材4(又は4b)とが設けられており、上記複数のピン2は、図2(A)のように円形(その他の形状でもよい)上面が平面(又は略平面)とされたもの、若しくは図2(B)のように上面が球状凹面とされたもの(ピン2b)が用いられる。このような平面又は球状凹面の上面によって、実施例のピン2,2bでは、円形上面と側面との間に角が付き、後述のように、シート1上の円形台座において撥水処理と同等の効果が得られることになる。
そして、実施例では、上記弾性のあるシート1と多ピン並設部材4を用いて、レンズの形成及び半導体パッケージへの搭載が行われており、この製造工程を図1により(1つのピンについて)説明する。
まず、図1(A)のように(突き上げ工程)、平らに広げられたシート1の下側にピン2を配置し、このピン2の側面側を真空排気すると、図1(B)のように、薄く弾性のあるシート1が吸引され、このシート1はピン2の平らな上面に密着しながら突き上げ状態となり、ピン2の上面にシート1を介挿した台座(凸形状頂上部)Fが形成される。この台座Fは、ピン2の上面で突き上げられることで、外周縁に角を持った円形台座Fとなる。
次いで、図1(C)の樹脂塗布工程では、台座Fに、ディスペンサ等を用いて液状の紫外線(UV)硬化樹脂5の所定量が滴下、塗布される。この滴下、塗布は、ポッティング法、印刷法、ジェット法、インクジェット法等で行われる。そして、この液状樹脂5は、角を持った台座F内(外周円形縁内)に留まり、濡れ広がりが抑制された状態で、その表面張力によって略半球体を形成する。
次の図1(D)のUV照射工程では、紫外線が照射されることにより、液状樹脂5が硬化しレンズ50が形成される。この後、図1(E)のように、真空排気を停止することにより突き上げ状態が解除され、シート1は平らな状態に戻る。
次いで、図1(F)〜(H)のレンズ搭載工程では、図1(F)のように、ピックアップ装置としての吸着コレット(筒状ロッド内の負圧制御で吸着するもの)6がレンズ50の上部に配置され、吸着コレット6による吸着を行うと同時に、シート1の下側からのピン7の突き上げを行うことによって、図1(G)のように、レンズ50がシート1からピックアップされて剥離される。その後、図1(H)のように、吸着コレット6によりレンズ50が移送され、このレンズ50は光半導体パッケージ8の搭載部に接着剤9を介して載置されることで、この光半導体パッケージ8に対するレンズ50の組立てが完了する。
図1では、ピン2の上面を平面としたが、図2(B)のように、上面を球状凹面(凹球面)としたピン2b(多ピン並設部材4b)を用いてもよく、これによれば、ピン2bの円形上面と側面との間の角を鋭角にし、台座Fに塗布された液状樹脂5の濡れ広がりの抑制効果を高くすることができる。
また、上記実施例では、真空排気によってシート1を突き上げ状態にしたが、個々のピンを上下動可能に支持し、このピンを上昇させてシート1を突き上げるような装置の構成としてもよい。
本発明は、リモコン等に使用される光半導体パッケージの光学部だけでなく、撮像装置、検出装置等の各種装置に用いられる光学部に適用することができる。
1…シート、 2,2b,7…ピン、
4,4b…多ピン並設部材、
5…液状樹脂、 50…レンズ、
6…吸着コレット、 8…光半導体パッケージ、
9…接着剤、 F…台座。

Claims (2)

  1. 上面と側面との間に角を持つピンを用いて、弾性のあるシートをその下方から突き上げた状態とし、
    この突き上げ状態のシート上に液状樹脂を球状に塗布し、
    次いで、上記球状液状樹脂を硬化することによりレンズを形成し、
    その後、上記ピンによる突き上げ状態を解除するレンズ形成方法。
  2. 上記ピンによる突き上げ状態を解除した後、上記シート上のレンズをピックアップ装置でピックアップし、接着剤を介して光半導体装置の搭載部に載置することを特徴とする請求項1記載のレンズ形成方法。
JP2009000160A 2009-01-05 2009-01-05 レンズ形成方法 Active JP5436866B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000160A JP5436866B2 (ja) 2009-01-05 2009-01-05 レンズ形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000160A JP5436866B2 (ja) 2009-01-05 2009-01-05 レンズ形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010156913A true JP2010156913A (ja) 2010-07-15
JP5436866B2 JP5436866B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=42574871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009000160A Active JP5436866B2 (ja) 2009-01-05 2009-01-05 レンズ形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5436866B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016206437A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 三菱電機株式会社 波長多重光通信モジュールの製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04261501A (ja) * 1990-12-27 1992-09-17 Olympus Optical Co Ltd 微小光学素子の製造方法
JP2003240913A (ja) * 2002-02-22 2003-08-27 Seiko Epson Corp マイクロレンズの製造方法、マイクロレンズ、光学膜、プロジェクション用スクリーン、及びプロジェクターシステム
JP2004272016A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Seiko Epson Corp 光通信モジュール、光通信システム、光通信モジュールの製造方法、及び電子機器
JP2006145738A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Seiko Epson Corp 光素子の製造方法および光素子の製造装置
JP2006150751A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Sharp Corp 3次元形状構成物の製造方法、及びマイクロレンズ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04261501A (ja) * 1990-12-27 1992-09-17 Olympus Optical Co Ltd 微小光学素子の製造方法
JP2003240913A (ja) * 2002-02-22 2003-08-27 Seiko Epson Corp マイクロレンズの製造方法、マイクロレンズ、光学膜、プロジェクション用スクリーン、及びプロジェクターシステム
JP2004272016A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Seiko Epson Corp 光通信モジュール、光通信システム、光通信モジュールの製造方法、及び電子機器
JP2006145738A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Seiko Epson Corp 光素子の製造方法および光素子の製造装置
JP2006150751A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Sharp Corp 3次元形状構成物の製造方法、及びマイクロレンズ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016206437A (ja) * 2015-04-23 2016-12-08 三菱電機株式会社 波長多重光通信モジュールの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5436866B2 (ja) 2014-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8946093B2 (en) Imprint method, imprint apparatus, and method of manufacturing semiconductor device
JP5796449B2 (ja) 電子デバイスの製造方法、樹脂層付きキャリア基板の製造方法
KR101583167B1 (ko) 레티클 척 클리너 및 레티클 척 클리닝 방법
JP6532428B2 (ja) ペリクル
JP6475519B2 (ja) 保護部材の形成方法
WO2010107851A3 (en) Rapid fabrication of a microelectronic temporary support for inorganic substrates
TW201716601A (zh) 蒸鍍遮罩之製造方法、蒸鍍遮罩準備體、有機半導體元件之製造方法、有機電致發光顯示器之製造方法及蒸鍍遮罩
WO2017045202A1 (en) Method of manufacturing flexible display device
JP6441181B2 (ja) インプリント用テンプレートおよびその製造方法、および半導体装置の製造方法
JP5982996B2 (ja) 異物除去方法
JP5899585B2 (ja) マスクの製造方法
KR20210092225A (ko) 마이크로 소자 이송 장치 및 이의 제조 방법
JP6343814B2 (ja) モールド、インプリント装置及びインプリント方法
JP2016058663A (ja) 感光性組成物、インプリント方法および層間層
JP5436866B2 (ja) レンズ形成方法
JP6347741B2 (ja) ペリクル
JP6139434B2 (ja) インプリント方法
JP6106949B2 (ja) パターン形成方法
US10185218B2 (en) Method of transferring reverse pattern by using imprint process
WO2013161095A1 (ja) 凹凸構造を有する結晶基板の製造方法
KR102201321B1 (ko) 임프린트 공정을 이용하여 패턴형성영역에 정렬된 패턴을 형성하는 방법
TW201514611A (zh) 膜罩修正裝置
JP2008207374A (ja) 樹脂モールドおよび樹脂モールドを利用した印刷版の製造方法
TWI574344B (zh) 支承板及其製造方法、基板處理方法
JP5516196B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5436866

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250