JP2010156162A - 脱臭断熱建材パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脱臭断熱建材パネルは、通気性のある表面層35の裏面に炭層30を設けている。炭層30は、表面層35の裏面に固定され、かつ複数の区画チャンバー32を設けてなる多孔質通気性基材31と、この多孔質通気性基材31に設けている区画チャンバー32に充填してなる炭状粒33とを備えている。多孔質通気性基材31は、プラスチックを連続気泡を有する状態に発泡成形してなる無数の空隙を有するプラスチック発泡体からなる通気性のある基材で、表面層35側に開口するように所定のピッチで複数の区画チャンバー32を設けている。炭状粒33は、チップ状に破砕された木材を焼いてなる消炭3で、この消炭3を多孔質通気性基材31の区画チャンバー32に充填して、表面層35で区画チャンバー32の開口部を閉塞している。
【選択図】図2
Description
これ等の公報に記載される建材を図1に示す。この建材は、棒状部材を矩形状または正方形状に接続してなる枠部90及び該枠部90の内側を縦横に複数の空間部92が形成されるように区画する縦桟91A及び横桟91Bを有する枠体91と、この枠部90の表面側に、長手方向に直交させて互いの隣接部を所定の間隔で離間させて並設した複数の帯状板材95Aからなる表面板材95と、枠体91の裏面に配設される裏面板材94と、前記表面板材95と裏面板材94とにより囲まれた枠体91の各空間部92に装填される袋詰めされた多孔性物質体93とを備えている。さらに、この公報は、枠体91の空間部92に充填される多孔性物質として、木炭、活性炭などの炭素系の顆粒または粉末からなる炭素系物質や、硫酸亜鉛によりコーティング処理したナノセラミックスカーボン等を使用することを記載している。
さらに、本発明の他の大切な木材は、原料コストと製造コストを低減して、安価に多量生産しながら、優れた脱臭特性と断熱特性を実現できる脱臭断熱建材パネルを提供することにある。
この脱臭断熱建材パネルは、エマルジョンタイプの酢酸ビニル樹脂からなる薄膜コーティング層で消炭の表面を被覆することから、柔らかくて表面が破損しやすい消炭の欠点のを解消しながら、溶媒などの環境に悪いガスを発生することがなく、環境に優しくて健康的な建材にできる。また、薄膜コーティング層の酢酸ビニル樹脂は水溶性であるから、水で薄めて消炭の表面に付着することで膜厚を極めて薄く調整できる。すなわち、水で薄める倍率をコントロールすることで、消炭の表面に付着する状態での通気性を最適な状態にできる。
この脱臭断熱建材パネルは、消炭を所定の形状に成形して区画チャンバーに充填するので、区画チャンバーに極めて簡単に能率よく充填して多量生産できる。
以上の脱臭断熱建材パネルは、バインダーに加えて繋ぎ繊維で消炭を固化するので、バインダーの使用量を少なくして固化できる。このため、消炭を固化しながら、固化することで断熱特性と吸水特性が低下するのを有効に防止できる。
以上の脱臭断熱建材パネルは、消炭に炭酸カルシウムを添加するので、耐火特性や防炎特性を向上できる。それは、炭酸カルシウムが消炭の燃焼を阻止するからである。
3…消炭 3’…円滑消炭
4…バインダー
7…薄膜コーティング層
9…木材
10…焼却炉
11…金属筒
12…開口部
13…供給蓋
14…煙突
15…空気穴
16…開閉蓋
17…ガイド具 17A…挿入部
17B…筒部
18…蝶番
19…木材ロッド
20…成形型
21…成形室
22…回転容器 22A…金属筒体
23…突張棒
24…多孔板
25…空気室
26…受け具
27…吸気口
30…炭層
31…多孔質通気性基材 31A…区画壁
32…区画チャンバー
33…炭状粒
34…閉塞シート
35…表面層
36…通気穴
90…枠部
91…枠体 91A…縦桟
91B…横桟
92…空間部
93…多孔性物質体
94…裏面板材
95…表面板材 95A…帯状板材
Claims (8)
- 通気性のある表面層(35)の裏面に炭層(30)を設けている脱臭断熱建材パネルであって、
前記炭層(30)が、表面層(35)の裏面に固定され、かつ複数の区画チャンバー(32)を設けてなる多孔質通気性基材(31)と、この多孔質通気性基材(31)に設けている区画チャンバー(32)に充填してなる炭状粒(33)とを備えており、
前記多孔質通気性基材(31)は、プラスチックを連続気泡を有する状態に発泡成形してなる無数の空隙を有するプラスチック発泡体からなる通気性のある基材であって、表面層(35)側に開口するように所定のピッチで複数の区画チャンバー(32)を設けており、
前記炭状粒(33)は、チップ状に破砕された木材を焼いてなる消炭(3)で、この消炭(3)が前記多孔質通気性基材(31)の区画チャンバー(32)に充填されて、通気性のある表面層(35)で区画チャンバー(32)の開口部を閉塞してなることを特徴とする脱臭断熱建材パネル。 - 前記多孔質通気性基材(31)が、1cmよりも厚く、5cmよりも薄い板状である請求項1に記載される脱臭断熱建材パネル。
- 前記多孔質通気性基材(31)が、連続気泡を有する軟質のプラスチック発泡体である請求項1に記載される脱臭断熱建材パネル。
- 前記消炭(3)が、表面をエマルジョンタイプの接着剤からなる通気性を有する薄膜コーティング層(7)で被覆されて、互いに分離された粒状で前記区画チャンバー(32)に充填されてなる請求項1に記載される脱臭断熱建材パネル。
- 前記消炭(3)の表面を被覆してなる薄膜コーティング層(7)が酢酸ビニル樹脂である請求項4に記載される脱臭断熱建材パネル。
- 前記消炭(3)が、所定の形状に固化されて多孔質通気性基材(31)の区画チャンバー(32)に充填されてなる請求項1に記載される脱臭断熱建材パネル。
- 前記消炭(3)が、繋ぎ繊維とバインダー(4)とで固化されて前記区画チャンバー(32)に充填されてなる請求項6に記載される脱臭断熱建材パネル。
- 前記多孔質通気性基材(31)の区画チャンバー(32)に、消炭(3)に加えて炭酸カルシウムを充填してなる請求項1に記載される脱臭断熱建材パネル。
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JP2008335584A JP2010156162A (ja) | 2008-12-27 | 2008-12-27 | 脱臭断熱建材パネル |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016137269A3 (ko) * | 2015-02-26 | 2016-12-01 | 서울시립대학교 산학협력단 | 건축용 단열재 및 그 제조방법 |
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-
2008
- 2008-12-27 JP JP2008335584A patent/JP2010156162A/ja active Pending
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