JP2000158418A - 建築用ボード - Google Patents
建築用ボードInfo
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- JP2000158418A JP2000158418A JP10334837A JP33483798A JP2000158418A JP 2000158418 A JP2000158418 A JP 2000158418A JP 10334837 A JP10334837 A JP 10334837A JP 33483798 A JP33483798 A JP 33483798A JP 2000158418 A JP2000158418 A JP 2000158418A
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- JP
- Japan
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- board
- paper
- water
- used paper
- destruction
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- Pending
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Landscapes
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自然環境の破壊防止や森林資源の保護を図る
ことができ、安価で取り扱いやすい建築用ボードを提供
する。 【解決手段】 古紙11と水12と無公害の糊材13と
を混練して形成された素材10を板状に成型・固化す
る。また、素材10を、少なくとも小粒石類および耐火
材のうちのいずれか一方をも含み形成する。
ことができ、安価で取り扱いやすい建築用ボードを提供
する。 【解決手段】 古紙11と水12と無公害の糊材13と
を混練して形成された素材10を板状に成型・固化す
る。また、素材10を、少なくとも小粒石類および耐火
材のうちのいずれか一方をも含み形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、古新聞紙等の古紙
を主原料とした建築用ボードに関する。
を主原料とした建築用ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自然環境の破壊防止や資源の有効
利用を図るなどの観点から、産業廃棄物を再利用(リサ
イクル)する技術の開発が一段と重要になりつつある。
利用を図るなどの観点から、産業廃棄物を再利用(リサ
イクル)する技術の開発が一段と重要になりつつある。
【0003】ここに、産業廃棄物のなかでも大きなウエ
イトを占める紙類の典型的な再利用法は、使用済みの紙
(古紙)から再生紙を製造することである。ちなみに、
我が国で1年間に製造される紙の半分以上が再生紙であ
る。
イトを占める紙類の典型的な再利用法は、使用済みの紙
(古紙)から再生紙を製造することである。ちなみに、
我が国で1年間に製造される紙の半分以上が再生紙であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した再
生紙を製造する場合には、印刷されたインキを除去する
工程(脱墨工程)などが必要となるため、コスト高とな
りやすい。また、古紙スラッジと呼ばれる使用不可能な
滓が大量に出るなど問題点が多い。
生紙を製造する場合には、印刷されたインキを除去する
工程(脱墨工程)などが必要となるため、コスト高とな
りやすい。また、古紙スラッジと呼ばれる使用不可能な
滓が大量に出るなど問題点が多い。
【0005】かかる問題点を解消する技術の開発が推進
されなければならないことはもとよりではあるが、脱墨
工程や古紙スラッジ処理工程を必要としない産業分野で
の紙の再利用法を積極的に見つけ出して行くことも重要
であると考えられる。
されなければならないことはもとよりではあるが、脱墨
工程や古紙スラッジ処理工程を必要としない産業分野で
の紙の再利用法を積極的に見つけ出して行くことも重要
であると考えられる。
【0006】そこで、森林資源とは関係の深い建設の分
野において、古紙の再利用が推進されれば、森林資源保
護の観点からも有意義である。
野において、古紙の再利用が推進されれば、森林資源保
護の観点からも有意義である。
【0007】本発明の目的は、上記事情に鑑み、自然環
境の破壊防止や森林資源の保護を図ることができ、安価
で取り扱いやすい建築用ボードを提供することにある。
境の破壊防止や森林資源の保護を図ることができ、安価
で取り扱いやすい建築用ボードを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、古紙
と水と無公害の糊材とを混練して形成された素材を板状
に成型・固化してなる建築用ボードである。
と水と無公害の糊材とを混練して形成された素材を板状
に成型・固化してなる建築用ボードである。
【0009】かかる発明の場合、古紙を、脱墨工程や古
紙スラッジ処理工程を行うことなく全面的に利用してい
るので、自然環境の破壊防止や森林資源の保護を図るこ
とができ、かつ安価に製造できる。また、古紙が主原料
であるので、安全で軽量化することができ取扱いやす
い。なお、素材が主に古紙と無公害の糊材とから形成さ
れているので、有害成分を一切出すことなく焼却できる
とともに、地中に埋めても自然分解するので、この点か
らも自然環境の破壊防止および森林資源の保護を図れ
る。
紙スラッジ処理工程を行うことなく全面的に利用してい
るので、自然環境の破壊防止や森林資源の保護を図るこ
とができ、かつ安価に製造できる。また、古紙が主原料
であるので、安全で軽量化することができ取扱いやす
い。なお、素材が主に古紙と無公害の糊材とから形成さ
れているので、有害成分を一切出すことなく焼却できる
とともに、地中に埋めても自然分解するので、この点か
らも自然環境の破壊防止および森林資源の保護を図れ
る。
【0010】請求項2の発明は、前記素材が、少なくと
も小粒石類および耐火材のうちのいずれか一方をも含ん
で形成されている建築用ボードである。
も小粒石類および耐火材のうちのいずれか一方をも含ん
で形成されている建築用ボードである。
【0011】かかる発明では、請求項1の発明と同様な
作用・効果を奏する他、素材中に小粒石類を含む場合に
は内部に多数の微細な気泡が形成されるので、例えば断
熱材として使用した場合の熱遮断性を一段と向上させる
ことができる。また、素材中に耐火材(例えば、炭酸カ
ルシウム)を含む場合には耐火性能が一段と向上するこ
とになり、例えば壁材として使用した場合の安全性を一
段と向上させることができる。
作用・効果を奏する他、素材中に小粒石類を含む場合に
は内部に多数の微細な気泡が形成されるので、例えば断
熱材として使用した場合の熱遮断性を一段と向上させる
ことができる。また、素材中に耐火材(例えば、炭酸カ
ルシウム)を含む場合には耐火性能が一段と向上するこ
とになり、例えば壁材として使用した場合の安全性を一
段と向上させることができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0012】本発明に係る建築用ボード1は、図1に示
すように、古紙11と水12と無公害の糊材13とを混
練して形成された素材10を板状に成型・固化してな
る。
すように、古紙11と水12と無公害の糊材13とを混
練して形成された素材10を板状に成型・固化してな
る。
【0013】具体的には、古紙とは、使用済の紙(使用
済とみなされた紙も含む)を意味する。例えば、古新聞
紙や古雑誌、使用済のコピー用紙等である。なお、一度
も複写されずに廃棄されたコピー用紙や、包装資材とし
て使用されずに廃棄された段ボール等も古紙に含まれ
る。この実施形態では、古紙11として、古新聞紙、古
コピー用紙、古段ボールが選定されている。
済とみなされた紙も含む)を意味する。例えば、古新聞
紙や古雑誌、使用済のコピー用紙等である。なお、一度
も複写されずに廃棄されたコピー用紙や、包装資材とし
て使用されずに廃棄された段ボール等も古紙に含まれ
る。この実施形態では、古紙11として、古新聞紙、古
コピー用紙、古段ボールが選定されている。
【0014】また、糊材13は、水と一緒に攪拌されて
パルプ化された古紙11が成型後に強固に固化するよう
に添加される。この実施形態では、糊材13として、天
然の海藻のりが選定されている。この海藻のりは、有害
成分を出すことなく焼却できる。つまり、無公害であ
る。なお、糊材13として、粘着性の樹液(例えば、松
系統の樹液)を選定してもよい。
パルプ化された古紙11が成型後に強固に固化するよう
に添加される。この実施形態では、糊材13として、天
然の海藻のりが選定されている。この海藻のりは、有害
成分を出すことなく焼却できる。つまり、無公害であ
る。なお、糊材13として、粘着性の樹液(例えば、松
系統の樹液)を選定してもよい。
【0015】建築用ボード1は、次のようにして製造さ
れる。
れる。
【0016】古紙11(古新聞紙1kg,コピー用紙と
段ボール合わせて2kg)と、適量の水12と、糊材1
3を150g、攪拌機5に入れて攪拌する。なお、これ
らを攪拌する前に、古紙11を水に浸けて柔らかくした
り、柔らかくなった古紙11を細かくほぐしたりしても
よい。これにより、古紙11と糊材13等とを一段と均
一に混ぜ合わせることができる。
段ボール合わせて2kg)と、適量の水12と、糊材1
3を150g、攪拌機5に入れて攪拌する。なお、これ
らを攪拌する前に、古紙11を水に浸けて柔らかくした
り、柔らかくなった古紙11を細かくほぐしたりしても
よい。これにより、古紙11と糊材13等とを一段と均
一に混ぜ合わせることができる。
【0017】また、上記攪拌時に、小粒石類(例えば、
砂、小粒の軽石)や耐火材を入れて攪拌してもよい。こ
の実施形態では、耐火材として炭酸カルシウムが選定さ
れている。なお、耐火材として、硫酸アルミニウム、酢
酸アルミニウム、珪酸ソーダを選定してもよい。
砂、小粒の軽石)や耐火材を入れて攪拌してもよい。こ
の実施形態では、耐火材として炭酸カルシウムが選定さ
れている。なお、耐火材として、硫酸アルミニウム、酢
酸アルミニウム、珪酸ソーダを選定してもよい。
【0018】こうして、攪拌されて軟粘土状に形成され
た素材10を型6(下型6A,上型6B)を利用して成
型する。型6に掛けるプレス圧力を適宜変えることによ
り、完成品の構造強度や密度を調整できる。成型後、約
1週間ほど天日干しして乾燥させる。これにより、固化
された建築用ボード1が完成する。
た素材10を型6(下型6A,上型6B)を利用して成
型する。型6に掛けるプレス圧力を適宜変えることによ
り、完成品の構造強度や密度を調整できる。成型後、約
1週間ほど天日干しして乾燥させる。これにより、固化
された建築用ボード1が完成する。
【0019】而して、古紙11を、脱墨工程や古紙スラ
ッジ処理工程を行うことなく全面的に利用しているの
で、自然環境の破壊防止や森林資源の保護を図ることが
でき、かつ安価に製造できる。また、古紙11が主原料
であるので、安全で軽量化することができ取扱いやす
い。なお、素材10が主に古紙11と無公害の糊材13
とから形成されているので、有害成分を一切出すことな
く焼却できるとともに、地中に埋めても自然分解するの
で、この点からも自然環境の破壊防止および森林資源の
保護を図れる。
ッジ処理工程を行うことなく全面的に利用しているの
で、自然環境の破壊防止や森林資源の保護を図ることが
でき、かつ安価に製造できる。また、古紙11が主原料
であるので、安全で軽量化することができ取扱いやす
い。なお、素材10が主に古紙11と無公害の糊材13
とから形成されているので、有害成分を一切出すことな
く焼却できるとともに、地中に埋めても自然分解するの
で、この点からも自然環境の破壊防止および森林資源の
保護を図れる。
【0020】また、素材10中に小粒石類を含む場合に
は内部に多数の微細な気泡が形成されるので、例えば断
熱材として使用した場合の熱遮断性を一段と向上させる
ことができる。また、素材10中に耐火材を含む場合に
は耐火性能が一段と向上することになり、例えば壁材と
して使用した場合の安全性を一段と向上させることがで
きる。
は内部に多数の微細な気泡が形成されるので、例えば断
熱材として使用した場合の熱遮断性を一段と向上させる
ことができる。また、素材10中に耐火材を含む場合に
は耐火性能が一段と向上することになり、例えば壁材と
して使用した場合の安全性を一段と向上させることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、古紙と水と無
公害の糊材とを混練して形成された素材を板状に成型・
固化してなるので、自然環境の破壊防止や森林資源の保
護を図ることができ、かつ安価に製造できる。また、古
紙が主原料であるので、安全で軽量化することができ取
扱いやすい。
公害の糊材とを混練して形成された素材を板状に成型・
固化してなるので、自然環境の破壊防止や森林資源の保
護を図ることができ、かつ安価に製造できる。また、古
紙が主原料であるので、安全で軽量化することができ取
扱いやすい。
【0022】請求項2の発明によれば、前記素材が少な
くとも小粒石類および耐火材のうちのいずれか一方をも
含んで形成されているので、請求項1の発明と同様な効
果を奏する他、素材中に小粒石類を含む場合には内部に
多数の微細な気泡が形成されるので、例えば断熱材とし
て使用した場合の熱遮断性を一段と向上させることがで
きる。また、素材中に耐火材を含む場合には耐火性能が
一段と向上することになり、例えば壁材として使用した
場合の安全性を一段と向上させることができる。
くとも小粒石類および耐火材のうちのいずれか一方をも
含んで形成されているので、請求項1の発明と同様な効
果を奏する他、素材中に小粒石類を含む場合には内部に
多数の微細な気泡が形成されるので、例えば断熱材とし
て使用した場合の熱遮断性を一段と向上させることがで
きる。また、素材中に耐火材を含む場合には耐火性能が
一段と向上することになり、例えば壁材として使用した
場合の安全性を一段と向上させることができる。
【図1】本発明の実施形態を説明するための製造工程図
である。
である。
1 建築用ボード 10 素材 11 古紙 12 水 13 海藻のり(糊材)
Claims (2)
- 【請求項1】 古紙と水と無公害の糊材とを混練して形
成された素材を板状に成型・固化してなる建築用ボー
ド。 - 【請求項2】 前記素材が、少なくとも小粒石類および
耐火材のうちのいずれか一方をも含んで形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の建築用ボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334837A JP2000158418A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 建築用ボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10334837A JP2000158418A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 建築用ボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000158418A true JP2000158418A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18281783
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10334837A Pending JP2000158418A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 建築用ボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000158418A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010156163A (ja) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Kishi Kaizan | 脱臭断熱建材パネル |
JP2010156162A (ja) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Kishi Kaizan | 脱臭断熱建材パネル |
JP2010154815A (ja) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Kishi Kaizan | ペット用又は医療用の吸湿脱臭敷きマット |
-
1998
- 1998-11-26 JP JP10334837A patent/JP2000158418A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010156163A (ja) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Kishi Kaizan | 脱臭断熱建材パネル |
JP2010156162A (ja) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Kishi Kaizan | 脱臭断熱建材パネル |
JP2010154815A (ja) * | 2008-12-27 | 2010-07-15 | Kishi Kaizan | ペット用又は医療用の吸湿脱臭敷きマット |
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