JP2010155628A - 二剤混合容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1剤が収容された第1容器内の液密性を確実に確保しながら、第1剤と第2容器内に収容された第2剤とを容易かつ確実に混合する。
【解決手段】筒状の容器本体11、この容器本体11の胴部12内に容器軸O方向に摺動可能に嵌合された第1栓体13、および容器本体11の口部14内に容器軸O方向に摺動可能に嵌合された第2栓体15を有し、容器本体11内における第1栓体13と第2栓体15との間の密閉空間に第1剤Aが収容される第1容器10と、容器軸Oと同軸に配設されるとともに、容器軸O方向の一方側が容器本体11の口部14内に挿入され第2栓体15を胴部12側に向けて押し込み、容器軸O方向の他方側に第2剤Bが収容された第2容器30の口部30aが装着される接続筒体20と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、二剤混合容器に関するものである。
二剤混合容器としては、例えば下記特許文献1に示されるような、内部に主剤が収容された主容器と、この主容器の口部に装着されるとともに内部に添加剤が収容された副容器と、を備え、副容器は、主容器の口部内に挿入されるとともに内部に添加剤が収容された筒体と、筒体の両端開口部のうち主容器の軸方向外側に位置する一端開口部を覆いかつ軸方向内側に向けて押し込み可能に形成された押し込み部と、筒体の両端開口部のうち主容器の軸方向内側に位置する他端開口部を覆う破断可能なフィルム材と、押し込み部から前記軸方向内側に向けて延設された刃部と、を備える構成が知られている。
この二剤混合容器では、副容器の押し込み部を押し込んで刃部によりフィルム材を破断することで、この破断部分から筒体内の添加剤を主容器内に落下させ、この主容器内で主剤と添加剤とを混合できるようになっている。
特開2006−89084号公報
ところで近年では、添加剤が収容された筒体内の液密性を確実に確保しながら、添加剤と主剤とを容易に混合することができる二剤混合容器に対する要望が高まっている。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、第1剤が収容された第1容器内の液密性を確実に確保しながら、第1剤と第2容器内に収容された第2剤とを容易かつ確実に混合することができる二剤混合容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の二剤混合容器は、筒状の容器本体、この容器本体の胴部内に容器軸方向に摺動可能に嵌合された第1栓体、および前記容器本体において胴部よりも小径の口部内に容器軸方向に摺動可能に嵌合された第2栓体を有し、前記容器本体内における第1栓体と第2栓体との間の密閉空間に第1剤が収容される第1容器と、前記容器軸と同軸に配設されるとともに、容器軸方向の一方側が前記容器本体の口部内に挿入され前記第2栓体を胴部側に向けて押し込み、容器軸方向の他方側に第2剤が収容された第2容器の口部が装着される接続筒体と、を備えることを特徴とする。
この発明では、第1栓体および第2栓体が容器本体内に容器軸方向に摺動可能に嵌合されているので、第1容器内の液密性を確実に確保することができるとともに、接続筒体により第2栓体を胴部側に向けて押し込む過程における第1容器の内圧上昇に伴い、第1栓体を容器軸方向の外側に向けて摺動させることが可能になる。したがって、第1容器の内圧上昇を抑えることが可能になり、第2栓体が第1容器の口部内を胴部側に向けて摺動し難くなってこの口部から外れ難くなるのを防ぐことができ、また、第2栓体が第1容器の口部から外れたときに、第1剤が第1容器内から口部を通してその外部に勢いよく噴出するのを防ぐことができる。これにより、第1剤と第2剤とを容易かつ確実に混合することができる。
また、口部内の第2栓体を口部より大径の胴部内に進入させて、第1容器内と第2容器内とを連通させるので、第2栓体が第2容器内に進入するのを防ぐことが可能になり、例えば第2容器を、第1剤と第2剤とを混合した混合剤の収容容器として継続して用いる場合に、この第2容器の見映えや取り扱い性が悪くなるのを防ぐことができる。
ここで、前記第2栓体において前記容器軸方向に沿った容器本体の外側を向く外端面に凹部が形成され、前記接続筒体における前記容器軸方向の一方側の部分は、その端部が前記凹部に嵌合されるとともに、この端部に前記容器軸方向の他方側から連なる部分には、その径方向に貫通する貫通孔が形成されてもよい。
この場合、接続筒体により第2栓体を押し込んで胴部内に進入させたときに、接続筒体における容器軸方向の一方側の端部を第2栓体の凹部に引き続き嵌合させておくことが可能になり、第1容器内の第1剤と第2容器内の第2剤とを前記貫通孔および接続筒体内を通して混合するときに、第2栓体が例えば前記貫通孔を塞ぐ等して邪魔になるのを防ぐことが可能になり、第1剤と第2剤とを効率よく混合することができる。
また、前記第1栓体および第2栓体は、前記容器本体を形成する材質よりも柔軟な材料で形成されてもよい。
この場合、第1栓体および第2栓体が、容器本体を形成する材質よりも柔軟な材料で形成されているので、第1容器内の液密性をより一層確実に確保することができる。
なお、第2栓体が接続筒体を形成する材質よりも柔軟な材料で形成され、第2栓体に前記凹部が形成されるとともに、この凹部の内径が接続筒体における容器軸方向の一方側の端部の外径よりも僅かに小さくされた場合には、接続筒体の前記一方側の端部を第2栓体の凹部に嵌合させると、第2栓体の弾性復元力により、前記凹部の内周面が接続筒体の前記一方側の端部の外周面に密接することとなる。したがって、接続筒体の前記一方側の端部を第2栓体の凹部に嵌合させた状態で、この接続筒体により第2栓体を押し込んで胴部内に進入させたときに、第2栓体が接続筒体の前記一方側の端部から外れるのを防ぐことが可能になり、第1剤と第2剤とを確実に効率よく混合することができる。
さらに、前記容器本体には、第1栓体を容器軸方向に沿った容器本体の外側から覆う保護カバーが装着され、この保護カバーには、該保護カバーと第1栓体とで囲まれた空間と、第1容器の外部と、を連通する連通孔が形成されてもよい。
この場合、保護カバーが設けられているので、第1栓体に外力が加えられるのを防ぐことが可能になり、第1栓体が破損したり、あるいは第1栓体が容器本体の口部側に向けて押し込まれ第2栓体が口部から容器本体の外側に外れたりするのを防ぐことができる。
さらに、保護カバーに連通孔が形成されているので、この保護カバーを設けたことにより、前述のように第2栓体を口部から外して胴部内に進入させる過程における第1容器の内圧上昇に伴い、第1栓体が容器軸方向に摺動し難くなるのを防ぐことができる。
また、前記接続筒体は、前記容器本体の口部内に挿入され前記第2栓体を胴部側に向けて押し込む内筒と、この内筒を径方向外側から囲繞する外筒と、を備え、これらの外筒と内筒との間における容器軸方向の一方側に前記容器本体の口部が差し込まれてもよい。
この場合、前述のように第1剤と第2剤とを混合するときに、外筒と内筒との間における容器軸方向の一方側に容器本体の口部を差し込むので、この混合時に、第1容器および接続筒体が相対的に容器軸に交差する方向にぐらついて互いの姿勢が不安定になるのを抑制することができる。
さらに、前記外筒における容器軸方向の一方側の端部には、前記容器本体における口部と胴部との接続部分の外面に容器軸方向に近接若しくは当接するストッパリングが分離可能に接続されてもよい。
この場合、外筒と内筒との間における容器軸方向の一方側に容器本体の口部が差し込まれた状態で、この二剤混合容器に不用意に加えられた外力によって、接続筒体が容器軸方向に沿った容器本体の内側に向けて前進移動し第2栓体が胴部側に向けて押し込まれるのを防ぐことができる。
この発明に係る二剤混合容器によれば、第1剤が収容された第1容器内の液密性を確実に確保しながら、第1剤と第2容器内に収容された第2剤とを容易かつ確実に混合することができる。
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。
本実施形態に係る二剤混合容器1は、第1剤Aが収容される第1容器10と、二重筒状に形成された接続筒体20と、を備え、接続筒体20は、図2に示されるような第2剤Bが収容された第2容器30の内部と第1容器10の内部とを連通するようになっている。
なお、接続筒体20は、その中心軸と、第1容器10および第2容器30それぞれの中心軸と、を共通軸上に位置させた状態で、第2容器30の内部と第1容器10の内部とを連通するようになっている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに直交する方向を径方向という。
第2容器30は、図2に示されるように有底筒状に形成されるとともに、口部30aに雄ねじ部が形成され、この雄ねじ部にキャップ31に形成された雌ねじ部が螺合している。なお、第2容器30は一体に形成されている。
第1容器10は、筒状の容器本体11と、この容器本体11の胴部12内に容器軸O方向に摺動可能に嵌合された第1栓体13と、容器本体11において胴部12よりも小径の口部14内に容器軸O方向に摺動可能に嵌合された第2栓体15と、を有している。そして、容器本体11内における第1栓体13と第2栓体15との間の密閉空間に第1剤Aが収容されている。なお、容器本体11の胴部12および口部14は、互いの容器軸O方向に沿った位置を異ならせて、容器軸Oと同軸に配置されている。
本実施形態では、口部14において、その開口端縁14c側に雄ねじ部14aが形成され、この雄ねじ部14aよりも胴部12側に位置する部分14bは平滑面とされるとともに、その容器軸O方向に沿った長さは雄ねじ部14aよりも長くなっている。
第1栓体13および第2栓体15それぞれの外周面には、容器軸O回りに全周にわたって連続して延びるシール突条部13a、15aが容器軸O方向に間隔をあけて複数突設されている。第1栓体13および第2栓体15それぞれにおいて、容器軸O方向に沿った容器本体11の外側を向く外端面に凹部13b、15bが形成されている。第1栓体13および第2栓体15それぞれにおいて、容器軸O方向に沿った容器本体11の内側を向く内端面は、径方向の外側から中央部に向かうに従い漸次、容器本体11の内側に向けて尖る錘面となっている。
なお、第1栓体13および第2栓体15は、容器本体11や接続筒体20を形成する例えばポリオレフィン、ポリエステル若しくはポリプロピレン等の樹脂材料またはガラス材料等よりも柔軟な例えばオレフィン系、スチレン系若しくはポリエステル系の熱可塑性エラストマ等のゴム状弾性体で形成されている。
容器本体11には、第1栓体13を容器軸O方向に沿った容器本体11の外側から覆う保護カバー16が装着されている。この保護カバー16には、該保護カバー16と第1栓体13とで囲まれた空間Cと、第1容器10の外部と、を連通する連通孔16aが形成されている。図示の例では、連通孔16aは、保護カバー16を容器軸O方向に貫通することで空間Cと外部とを連通している。
接続筒体20は、容器軸Oと同軸に配設されるとともに、容器本体11の口部14内に挿入され第2栓体15を胴部12側に向けて押し込む内筒22と、この内筒22を径方向外側から囲繞する外筒21と、を備えている。なお、外筒21および内筒22は、容器軸Oと同軸上に配設されている。
外筒21の内周面には、容器軸O方向の一方側に位置し第1容器10の口部14が螺合可能な第1雌ねじ部21aと、他方側に位置し第2容器30の口部30aが螺合可能な第2雌ねじ部21bと、が形成されている。図示の例では、第1雌ねじ部21aは、第2雌ねじ部21bよりも容器軸O方向に沿った長さが長くなっている。そして、この外筒21の内周面において、第1雌ねじ部21aと第2雌ねじ部21bとの間に位置する部分に、フランジ部23を介して内筒22における容器軸O方向の他方側の端部が連結されている。
なお、内筒22における容器軸O方向の他方側の端縁22cは、フランジ部23よりも容器軸O方向の他方側に突出している。また、外筒21における容器軸O方向の一方側の端部には、ストッパリング24が分離可能に接続されている。さらに、フランジ部23において容器軸O方向の一方側を向く表面には、環状のパッキン23aが容器軸Oと同軸上に配置されている。また、外筒21、内筒22およびフランジ部23は一体に形成されている。
内筒22における容器軸O方向の一方側の端部22aの外径は、この内筒22において最も小さく、かつ第2栓体15の凹部15bの内径よりも若干大きくなっている。また、内筒22において前記一方側の端部22aに容器軸O方向の他方側から連なる部分に、その径方向に貫通する貫通孔22bが形成されている。なお、貫通孔22bは、容器軸O回りに間隔をあけて複数形成されている。さらに、内筒22において貫通孔22bに容器軸O方向の他方側から連なる部分の外周面に、容器軸O回りに全周にわたって連続して延びるシール突条部22dが突設されている。このシール突条部22dは、容器本体11の口部14の内周面上を、液密性を確保しつつ摺動するようになっている。
そして、外筒21と内筒22との間における容器軸O方向の一方側に、容器本体11の口部14を差し込みながら、接続筒体20および第1容器10を容器軸O回りに相対的に回動させて容器軸O方向に互いに接近移動させると、図2に示されるように内筒22の前記一方側の端部22aが第2栓体15の凹部15b内に嵌合され、かつストッパリング24が容器本体11において口部14と胴部12との接続部分17の外面に近接若しくは当接する。
この際、内筒22の貫通孔22bは、第2栓体15よりも容器軸O方向の他方側に位置している。また、内筒22のシール突条部22dは、容器本体11の口部14の内周面に当接し、この口部14の開口端縁14cとパッキン23aとの間には容器軸O方向の隙間が設けられている。
次に、この接続筒体20における外筒21の第2雌ねじ部21bに、キャップ31を外した第2容器30の口部30aを螺着する。この際、第2容器30の口部30aの開口端縁部において、その内周面に内筒22の前記他方側の端縁22cが当接し、外周面に外筒21の内周面が当接し、開口端縁にフランジ部23が当接する。
その後、ストッパリング24を外筒21から取り外し、第1容器10と、接続筒体20および第2容器30と、を容器軸O回りに相対的に回転させて、図3に示されるように、内筒22により第1容器10における第2栓体15を胴部12側に向けて押し込んで口部14から離脱させ胴部12に進入させる。ここで、第2栓体15が胴部12側に向けて移動する過程における第1容器10の内圧上昇に伴い、第1栓体13が容器軸O方向の外側に向けて摺動することとなる。
またこの際、内筒22の貫通孔22bも胴部12内に進入する。また、内筒22のシール突条部22dは、容器本体11の口部14の内周面に引き続き当接し、口部14の開口端縁14cはパッキン23aに当接する。
以上より、第1容器10の内部と第2容器30の内部とが、外部との連通が遮断された状態で、接続筒体20における貫通孔22bおよび内筒22の内部を通して連通し、第1容器10内の第1剤Aが第2容器30内に注入される。
その後例えば、必要に応じて図3に示す状態から上下反転させたり振るなどして、第1剤Aと第2剤Bとを混合させ、この混合剤Dを第2容器30内に留める。そして、第2容器30の口部30aから接続筒体20を第1容器10とともに取り外した後に、この口部30aに例えばポンプ等を装着して、内部に混合剤Dが収容された吐出容器とし、この容器から混合剤Dを吐出して使用する。
以上説明したように本実施形態に係る二剤混合容器1によれば、第1栓体13および第2栓体15が容器本体11内に容器軸O方向に摺動可能に嵌合されているので、第1容器10内の液密性を確実に確保することができるとともに、接続筒体20により第2栓体15を胴部12側に向けて押し込む過程における第1容器10の内圧上昇に伴い、第1栓体13を容器軸O方向の外側に向けて摺動させることが可能になる。
したがって、第1容器10の内圧上昇を抑えることが可能になり、第2栓体15が第1容器10の口部14内を胴部12側に向けて摺動し難くなってこの口部14から外れ難くなるのを防ぐことができ、また、第2栓体15が第1容器10の口部14から外れたときに、第1剤Aが第1容器10内から口部14を通してその外部に勢いよく噴出するのを防ぐことができる。これにより、第1剤Aと第2剤Bとを容易かつ確実に混合することができる。
また、口部14内の第2栓体15を口部14より大径の胴部12内に進入させて、第1容器10内と第2容器30内とを連通させるので、第2栓体15が第2容器30内に進入するのを防ぐことが可能になり、例えば第2容器30を、第1剤Aと第2剤Bとを混合した混合剤Dの収容容器として継続して用いる場合に、この第2容器30の見映えや取り扱い性が悪くなるのを防ぐことができる。
さらに、内筒22の前記一方側の端部22aを第2栓体15の凹部15b内に嵌合した状態で、第2栓体15を胴部12側に押し込むので、第2栓体15を胴部12内に進入させたときに、内筒22の前記一方側の端部22aを第2栓体15の凹部15bに引き続き嵌合させておくことが可能になる。したがって、第1容器10内の第1剤Aと第2容器30内の第2剤Bとを貫通孔22bおよび内筒22内を通して混合するときに、第2栓体15が例えば貫通孔22bを塞ぐ等して邪魔になるのを防ぐことが可能になり、第1剤Aと第2剤Bとを効率よく混合することができる。
ここで本実施形態では、第2栓体15が、接続筒体20を形成する材質よりも柔軟な材料で形成されるとともに、凹部15bの内径が内筒22の前記一方側の端部22aの外径よりも僅かに小さくなっているので、内筒22の前記一方側の端部22aを第2栓体15の凹部15bに嵌合させると、第2栓体15の弾性復元力により、凹部15bの内周面が内筒22の前記一方側の端部22aの外周面に密接することとなる。
したがって、内筒22の前記一方側の端部22aを第2栓体15の凹部15bに嵌合させた状態で、接続筒体20により第2栓体15を押し込んで胴部12内に進入させたときに、第2栓体15が内筒22の前記一方側の端部22aから外れるのを防ぐことが可能になり、第1剤Aと第2剤Bとを確実に効率よく混合することができる。
また、第1栓体13および第2栓体15が、容器本体11を形成する材質よりも柔軟な材料で形成されているので、第1容器10内の液密性をより一層確実に確保することができる。
さらに、本実施形態では、第1容器10に保護カバー16が設けられているので、第1栓体13に外力が加えられるのを防ぐことが可能になり、第1栓体13が破損したり、あるいは第1栓体13が容器本体11の口部14側に向けて押し込まれ第2栓体15が口部14から容器本体11の外側に外れたりするのを防ぐことができる。
また、この保護カバー16に連通孔16aが形成されているので、この保護カバー16を設けたことにより、前述のように第2栓体15を口部14から外して胴部12内に進入させる過程における第1容器10の内圧上昇に伴い、第1栓体13が容器軸O方向に摺動し難くなるのを防ぐことができる。
さらに本実施形態では、接続筒体20が二重筒状に形成され、外筒21と内筒22との間における容器軸O方向の一方側に容器本体11の口部14を差し込んで第1剤Aと第2剤Bとを混合するので、この混合時に、第1容器10および接続筒体20が相対的に容器軸Oに交差する方向にぐらついて互いの姿勢が不安定になるのを抑制することができる。
また、外筒21にストッパリング24が分離可能に接続されているので、外筒21と内筒22との間における容器軸O方向の一方側に容器本体11の口部14が差し込まれた状態で、この二剤混合容器1に不用意に加えられた外力によって、接続筒体20が容器軸O方向に沿った容器本体11の内側に向けて前進移動し第2栓体15が胴部12側に向けて押し込まれるのを防ぐことができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば前記実施形態では、接続筒体20として外筒21および内筒22を有する二重筒状体を示したが、これに代えて外筒21を有しない構成、若しくは3つ以上の筒体を有する多重筒状体を採用してもよい。
また、前記実施形態では、第1栓体13および第2栓体15にそれぞれ、凹部13b、15bを形成したが、この凹部13b、15bは形成しなくてもよい。
さらに、容器本体11、第1栓体13および第2栓体15を形成する材質は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、第1容器10に保護カバー16を設けたが、この保護カバー16を有しない第1容器10を採用してもよい。
さらに、前記実施形態では、外筒21にストッパリング24を設けたが、このストッパリング24は設けなくてもよい。
また、前記実施形態では、パッキン23aを設けたが、このパッキン23aは設けなくてもよい。
さらに、前記実施形態では、内筒22における容器軸O方向の他方側の端縁22cを、フランジ部23よりも容器軸O方向の他方側に突出させたが、突出させなくてもよい。
また、第2容器30としてキャップ31を有しない構成を採用してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
第1剤が収容された第1容器内の液密性を確実に確保しながら、第1剤と第2容器内に収容された第2剤とを容易かつ確実に混合することができる。
本発明に係る一実施形態の二剤混合容器を分解した半縦断面図である。 図1に示す二剤混合容器を第2剤が収容された第2容器に装着する直前を示す半縦断面図である。 図2に示す状態から第2栓体を押し込んで第1容器内の第1剤と第2容器内の第2剤とを混合した状態を示す半縦断面図である。
符号の説明
1 二剤混合容器
10 第1容器
11 容器本体
12 胴部
13 第1栓体
13b 凹部
14 口部
15 第2栓体
15b 凹部
16 保護カバー
16a 連通孔
17 接続部分
20 接続筒体
21 外筒
22 内筒
22a 一方側の端部
22b 貫通孔
24 ストッパリング
30 第2容器
30a 口部
A 第1剤
B 第2剤
C 空間
O 容器軸

Claims (6)

  1. 筒状の容器本体、この容器本体の胴部内に容器軸方向に摺動可能に嵌合された第1栓体、および前記容器本体において胴部よりも小径の口部内に容器軸方向に摺動可能に嵌合された第2栓体を有し、前記容器本体内における第1栓体と第2栓体との間の密閉空間に第1剤が収容される第1容器と、
    前記容器軸と同軸に配設されるとともに、容器軸方向の一方側が前記容器本体の口部内に挿入され前記第2栓体を胴部側に向けて押し込み、容器軸方向の他方側に第2剤が収容された第2容器の口部が装着される接続筒体と、を備えることを特徴とする二剤混合容器。
  2. 請求項1記載の二剤混合容器であって、
    前記第2栓体において前記容器軸方向に沿った容器本体の外側を向く外端面に凹部が形成され、
    前記接続筒体における前記容器軸方向の一方側の部分は、その端部が前記凹部に嵌合されるとともに、この端部に前記容器軸方向の他方側から連なる部分には、その径方向に貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする二剤混合容器。
  3. 請求項1または2に記載の二剤混合容器であって、
    前記第1栓体および第2栓体は、前記容器本体を形成する材質よりも柔軟な材料で形成されていることを特徴とする二剤混合容器。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の二剤混合容器であって、
    前記容器本体には、第1栓体を容器軸方向に沿った容器本体の外側から覆う保護カバーが装着され、この保護カバーには、該保護カバーと第1栓体とで囲まれた空間と、第1容器の外部と、を連通する連通孔が形成されていることを特徴とする二剤混合容器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の二剤混合容器であって、
    前記接続筒体は、前記容器本体の口部内に挿入され前記第2栓体を胴部側に向けて押し込む内筒と、この内筒を径方向外側から囲繞する外筒と、を備え、
    これらの外筒と内筒との間における容器軸方向の一方側に前記容器本体の口部が差し込まれることを特徴とする二剤混合容器。
  6. 請求項5記載の二剤混合容器であって、
    前記外筒における容器軸方向の一方側の端部には、前記容器本体における口部と胴部との接続部分の外面に容器軸方向に近接若しくは当接するストッパリングが分離可能に接続されていることを特徴とする二剤混合容器。
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