JP5184337B2 - 二剤混合容器 - Google Patents
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Description
この二剤混合容器では、副容器の押し込み部を押し込んで刃部によりフィルム材を破断することで、この破断部分から筒体内の添加剤を主容器内に落下させ、この主容器内で主剤と添加剤とを混合できるようになっている。
また、口部内の第2栓体を口部より大径の胴部内に進入させて、第1容器内と第2容器内とを連通させるので、第2栓体が第2容器内に進入するのを防ぐことが可能になり、例えば第2容器を、第1剤と第2剤とを混合した混合剤の収容容器として継続して用いる場合に、この第2容器の見映えや取り扱い性が悪くなるのを防ぐことができる。
なお、第2栓体が接続筒体を形成する材質よりも柔軟な材料で形成され、第2栓体に前記凹部が形成されるとともに、この凹部の内径が接続筒体における容器軸方向の一方側の端部の外径よりも僅かに小さくされた場合には、接続筒体の前記一方側の端部を第2栓体の凹部に嵌合させると、第2栓体の弾性復元力により、前記凹部の内周面が接続筒体の前記一方側の端部の外周面に密接することとなる。したがって、接続筒体の前記一方側の端部を第2栓体の凹部に嵌合させた状態で、この接続筒体により第2栓体を押し込んで胴部内に進入させたときに、第2栓体が接続筒体の前記一方側の端部から外れるのを防ぐことが可能になり、第1剤と第2剤とを確実に効率よく混合することができる。
さらに、保護カバーに連通孔が形成されているので、この保護カバーを設けたことにより、前述のように第2栓体を口部から外して胴部内に進入させる過程における第1容器の内圧上昇に伴い、第1栓体が容器軸方向に摺動し難くなるのを防ぐことができる。
本実施形態に係る二剤混合容器1は、第1剤Aが収容される第1容器10と、二重筒状に形成された接続筒体20と、を備え、接続筒体20は、図2に示されるような第2剤Bが収容された第2容器30の内部と第1容器10の内部とを連通するようになっている。
第2容器30は、図2に示されるように有底筒状に形成されるとともに、口部30aに雄ねじ部が形成され、この雄ねじ部にキャップ31に形成された雌ねじ部が螺合している。なお、第2容器30は一体に形成されている。
本実施形態では、口部14において、その開口端縁14c側に雄ねじ部14aが形成され、この雄ねじ部14aよりも胴部12側に位置する部分14bは平滑面とされるとともに、その容器軸O方向に沿った長さは雄ねじ部14aよりも長くなっている。
なお、第1栓体13および第2栓体15は、容器本体11や接続筒体20を形成する例えばポリオレフィン、ポリエステル若しくはポリプロピレン等の樹脂材料またはガラス材料等よりも柔軟な例えばオレフィン系、スチレン系若しくはポリエステル系の熱可塑性エラストマ等のゴム状弾性体で形成されている。
この際、内筒22の貫通孔22bは、第2栓体15よりも容器軸O方向の他方側に位置している。また、内筒22のシール突条部22dは、容器本体11の口部14の内周面に当接し、この口部14の開口端縁14cとパッキン23aとの間には容器軸O方向の隙間が設けられている。
その後、ストッパリング24を外筒21から取り外し、第1容器10と、接続筒体20および第2容器30と、を容器軸O回りに相対的に回転させて、図3に示されるように、内筒22により第1容器10における第2栓体15を胴部12側に向けて押し込んで口部14から離脱させ胴部12に進入させる。ここで、第2栓体15が胴部12側に向けて移動する過程における第1容器10の内圧上昇に伴い、第1栓体13が容器軸O方向の外側に向けて摺動することとなる。
以上より、第1容器10の内部と第2容器30の内部とが、外部との連通が遮断された状態で、接続筒体20における貫通孔22bおよび内筒22の内部を通して連通し、第1容器10内の第1剤Aが第2容器30内に注入される。
したがって、内筒22の前記一方側の端部22aを第2栓体15の凹部15bに嵌合させた状態で、接続筒体20により第2栓体15を押し込んで胴部12内に進入させたときに、第2栓体15が内筒22の前記一方側の端部22aから外れるのを防ぐことが可能になり、第1剤Aと第2剤Bとを確実に効率よく混合することができる。
さらに、本実施形態では、第1容器10に保護カバー16が設けられているので、第1栓体13に外力が加えられるのを防ぐことが可能になり、第1栓体13が破損したり、あるいは第1栓体13が容器本体11の口部14側に向けて押し込まれ第2栓体15が口部14から容器本体11の外側に外れたりするのを防ぐことができる。
また、この保護カバー16に連通孔16aが形成されているので、この保護カバー16を設けたことにより、前述のように第2栓体15を口部14から外して胴部12内に進入させる過程における第1容器10の内圧上昇に伴い、第1栓体13が容器軸O方向に摺動し難くなるのを防ぐことができる。
また、外筒21にストッパリング24が分離可能に接続されているので、外筒21と内筒22との間における容器軸O方向の一方側に容器本体11の口部14が差し込まれた状態で、この二剤混合容器1に不用意に加えられた外力によって、接続筒体20が容器軸O方向に沿った容器本体11の内側に向けて前進移動し第2栓体15が胴部12側に向けて押し込まれるのを防ぐことができる。
例えば前記実施形態では、接続筒体20として外筒21および内筒22を有する二重筒状体を示したが、これに代えて外筒21を有しない構成、若しくは3つ以上の筒体を有する多重筒状体を採用してもよい。
また、前記実施形態では、第1栓体13および第2栓体15にそれぞれ、凹部13b、15bを形成したが、この凹部13b、15bは形成しなくてもよい。
さらに、容器本体11、第1栓体13および第2栓体15を形成する材質は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
また、前記実施形態では、第1容器10に保護カバー16を設けたが、この保護カバー16を有しない第1容器10を採用してもよい。
さらに、前記実施形態では、外筒21にストッパリング24を設けたが、このストッパリング24は設けなくてもよい。
また、前記実施形態では、パッキン23aを設けたが、このパッキン23aは設けなくてもよい。
さらに、前記実施形態では、内筒22における容器軸O方向の他方側の端縁22cを、フランジ部23よりも容器軸O方向の他方側に突出させたが、突出させなくてもよい。
また、第2容器30としてキャップ31を有しない構成を採用してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 第1容器
11 容器本体
12 胴部
13 第1栓体
13b 凹部
14 口部
15 第2栓体
15b 凹部
16 保護カバー
16a 連通孔
17 接続部分
20 接続筒体
21 外筒
22 内筒
22a 一方側の端部
22b 貫通孔
24 ストッパリング
30 第2容器
30a 口部
A 第1剤
B 第2剤
C 空間
O 容器軸
Claims (6)
- 筒状の容器本体、この容器本体の胴部内に容器軸方向に摺動可能に嵌合された第1栓体、および前記容器本体において胴部よりも小径の口部内に容器軸方向に摺動可能に嵌合された第2栓体を有し、前記容器本体内における第1栓体と第2栓体との間の密閉空間に第1剤が収容される第1容器と、
前記容器軸と同軸に配設されるとともに、容器軸方向の一方側が前記容器本体の口部内に挿入され前記第2栓体を胴部側に向けて押し込み、容器軸方向の他方側に第2剤が収容された第2容器の口部が装着される接続筒体と、を備えることを特徴とする二剤混合容器。 - 請求項1記載の二剤混合容器であって、
前記第2栓体において前記容器軸方向に沿った容器本体の外側を向く外端面に凹部が形成され、
前記接続筒体における前記容器軸方向の一方側の部分は、その端部が前記凹部に嵌合されるとともに、この端部に前記容器軸方向の他方側から連なる部分には、その径方向に貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする二剤混合容器。 - 請求項1または2に記載の二剤混合容器であって、
前記第1栓体および第2栓体は、前記容器本体を形成する材質よりも柔軟な材料で形成されていることを特徴とする二剤混合容器。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の二剤混合容器であって、
前記容器本体には、第1栓体を容器軸方向に沿った容器本体の外側から覆う保護カバーが装着され、この保護カバーには、該保護カバーと第1栓体とで囲まれた空間と、第1容器の外部と、を連通する連通孔が形成されていることを特徴とする二剤混合容器。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の二剤混合容器であって、
前記接続筒体は、前記容器本体の口部内に挿入され前記第2栓体を胴部側に向けて押し込む内筒と、この内筒を径方向外側から囲繞する外筒と、を備え、
これらの外筒と内筒との間における容器軸方向の一方側に前記容器本体の口部が差し込まれることを特徴とする二剤混合容器。 - 請求項5記載の二剤混合容器であって、
前記外筒における容器軸方向の一方側の端部には、前記容器本体における口部と胴部との接続部分の外面に容器軸方向に近接若しくは当接するストッパリングが分離可能に接続されていることを特徴とする二剤混合容器。
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