JP2010155323A - 面取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビレットの面取りを好適に行なうことができる面取り装置を提供すること。
【解決手段】
筐体と、筐体に支持されるアーム用軸を介して筐体に対し回転可能に支持されるアームと、アームに支持される切削部材用軸を介してアームに対し回転可能に支持される切削部材と、筐体に支持され、かつ、アームのアーム用軸と切削部材用軸との間の領域においてアームを押圧する弾性部材と、を有するビレット用面取り装置とする。なおこの場合において、アームの、前記アーム用軸を基準として前記切削部材用軸が存在する側とは反対の側の領域に、重りを有することが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、面取り装置に関し、具体的にはビレットにおけるC面取りを行なう装置に関する。
ビレットとは、鋼材を製造する途中の過程で製造される中間部材であり、主として板状のものである。ビレットは、上記のとおり鋼材製造の途中の過程で製造されるものであるため、この後の工程において処理しやすいよう、表面の切削や辺の面取りを行うことが有用である。
このビレットの表面の切削に関する公知の技術として、例えば下記特許文献1に、ビレットを溶接した際に生じるビレット表面のバリを除去するための装置が開示されている。
特開平9−122918号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、複数のビレットを溶接した場合に生じるビレット表面のバリを研削するための装置であり、ビレットの辺に対し面取りを行なう装置ではない。
また、上記特許文献1に記載の装置は、ビレットを移動させる機構を有し、しかも砥石等の研削機構をビレットの上面側又は下面側に配置しているため、製造されたばかりの高温(例えば800℃程度)のビレットを、装置の使用可能温度範囲(例えば100℃程度)にまで冷やして使用する必要があるが、製造時間の短縮の観点及び冷却によるビレットの熱変形をより少なくしておく必要から、不必要な冷却を待つことなく作業を行なうことがより好ましい。
そこで、本発明は、上記課題を鑑み、ビレットの面取りを好適に行なうことができる面取り装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討を行なったところ、切削部材が付されたアームを回転可能に支持すると共に、アームの回転の中心部と切削部材の間のアームの一領域を弾性部材で押圧することで、ビレットの面取りを好適に行なうことができる点を発見し、本発明を完成させるに至った。
即ち、上記課題を解決する本発明の一観点に係る面取り装置は、筐体と、筐体に支持されるアーム用軸に回転可能に支持されるアームと、アームに支持される切削部材用軸に回転可能に支持される切削部材と、アームの、アーム用軸を基準として切削部材用軸が存在する側とは反対の側の領域に配置される重りと、筐体に支持され、かつ、アームのアーム用軸と前記切削部材用軸との間の領域においてアームを押圧する弾性部材と、を有し、アームには、アーム用軸と切削部材用軸との間の領域において第1の折曲部が形成され、弾性部材は、アームの、第1の折曲部と前記切削部材用軸との間の領域が延伸する方向に対し鋭角な方向に前記アームを押圧することを特徴とする。
以上により本発明は、ビレットの面取りを好適に行なうことができる面取り装置となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係る面取り装置(以下「本面取り装置」という。)1の側面図、図2は本面取り装置の上面図(ただしフード9を設けていない例)である。
図1及び図2で示すように、本面取り装置1は、筐体2と、筐体2に支持されるアーム用軸21を介して筐体2に対し回転可能に支持されるアーム3と、アーム3に支持される切削部材用軸31を介してアーム3に対し回転可能に支持される切削部材4と、筐体2に支持され、かつ、アーム3のアーム用軸21と切削部材用軸31との間の領域32においてアーム3を押圧する弾性部材5と、を有する。
また、本面取り装置1は、更に、アーム3の、アーム用軸21を基準として切削部材用軸31が存在する側とは反対の側の領域33に、重り6を有している。
また、本面取り装置1は、更に、筐体2に支持され、面取り対象となるビレットBとの位置を計測及び出力する距離センサ7と、距離センサ7の出力に基づき弾性部材5の押圧力を調節する自動押圧調整部71と、を有する。
また、本面取り装置1は、更に、面取り対象となるビレットBに対し筐体2を相対的に移動可能とする筐体移動部8と、を有する。
本実施形態において、筐体2は、本面取り装置の骨格を形成する主要な部材であり、アーム3等の上記各構成要件を支持又は収納することができるものである。また本実施形態において筐体2は、後に詳述する筐体移動部8の上に配置されている。
本実施形態において、筐体2は、更に筐体本体部22と、この筐体本体部22に固定されるアーム支持部23とを有して構成されている。なお上記のアーム用軸21は、アーム支持部23に配置されている。
本実施形態において、アーム3は、アーム用軸21を中心に回転可能に支持されるものであって、かつ、切削部材4を支持することのできる部材である。
本実施形態においてアーム3は、アーム用軸21を介して大きく2つの領域に区分される。一つ目の領域は、アーム用軸21と切削部材用軸31との間の領域32(以下「切削部材用軸側領域」という。)であり、他方の領域は、アーム用軸21を基準として切削部材用軸側領域32とは反対の側の領域33(以下「重り側領域」という。)である。
本実施形態において、切削部材用軸側領域32には切削部材用軸31が支持されており、更に、この切削部材用軸31には、この軸を中心に回転可能な切削部材4が配置されている。
本実施形態においてアーム3の切削部材用軸側領域32には、更に、切削部材4を回転させるための回転部材が配置されており、切削部材4は、回転部材の作動に応じ回転する。より具体的には、回転部材は、回転軸341を有するモータ3411と、回転軸341に固定された第一のタイミングプーリ342と、切削部材用軸31に固定される第二のタイミングプーリ344と、第一のタイミングプーリ342と第二のタイミングプーリ344に巻かれて回転を同期させるタイミングベルト343と、を有して構成され、モータの回転をベルト343等を用いて切削部材4に伝えることができる。
また、本実施形態においてアーム3には、更に、重り側領域33に、重り6が付されている。重り側領域33に重り6を付すことで、本面取り装置は、切削部材用軸側領域32側の重量とのバランスを取り、弾性部材5の負荷を軽減し、切削部材用軸側領域32を押圧する弾性部材5の精度をより高めることができるようになる。
なお本実施形態において、切削部材用軸側領域32は折れ曲った部分(以下「第1の折曲部」という。)321を有しており、弾性部材5が、この第1の折曲部321、又はこの第1の折曲部321とアーム用軸21との間の領域を押圧する構成とすることが好ましい。第1の折曲部321を有し、この第1の折曲部321よりアーム軸側を押すことで、弾性部材5による押圧力の方向を調節し、ビレットB側に力をより効果的に伝えることができるようになる。具体的には、第1の折曲部321を有することで、折曲部321から切削部材用軸31までの領域の部分の重さも砥石の重さとして加算することができ、しかも重心の位置をアーム用軸に近づけることが可能となり、切削部材が磨耗により減った場合であっても、その減少割合を少なくすることができ、重りの調整負担が軽減できるという効果がある。第1の折曲部の角度は、これのみに限定されるわけではないが、略垂直であることが好ましく、具体的には、80度以上100度以下、より好ましくは85度以上95度以下の範囲である。
また本実施形態において、重り側領域33においても、折れ曲った部分(第2の折曲部)331を有していることも好ましい。このようにすることで、重り6による力をより効率的に制御することができる。なお上記構成を採用する場合において、図1から明らかなように、切削部材用軸側領域32の第1の折曲部321と、重り側領域33の第2の折曲部331とは、反対の方向に折れ曲っていることが好ましい。第2の折曲部の角度も、これのみに限定されるわけではないが、第1の折曲部の角度と同じであることが好ましく、略垂直であることが好ましく、具体的には、80度以上100度以下、より好ましくは85度以上95度以下の範囲である。
本実施形態において、切削部材4は、上記のとおりアーム3に支持される切削部材用軸31を介して回転可能に支持されるものであって、かつ、切削対象となるビレットBを切削することができるものであり、この限りにおいて限定されるわけではないが、例えば砥石又はカッターのいずれかを用いることが好適である。なお切削部材4の周囲には、切削部材を覆うための覆い41が配置されていることは好ましい一例である。
本実施形態において、弾性部材5は、筐体2に支持され、アーム3、具体的にはアーム用軸側領域32を押圧することのできるものである。弾性部材5は、上記機能を有する限りにおいて限定されるわけではないが、例えばバネ、ソレノイド、又はシリンダの少なくともいずれかを用いることができる。シリンダの場合、液体シリンダであってもよく、気体シリンダであってもよい。なお本実施形態の例では、弾性部材5の一例としてバネを用いている。
図3に、本実施形態に係る弾性部材5のより詳細な部分断面図を示す。本実施形態のように弾性部材5は、弾性体51と、弾性体51の発生させる押圧力を調節する押圧調整部材52と、アーム3に接続され、かつ弾性体51による押圧を受けてアーム3を押圧する接続部材53と、弾性体51を収納する弾性部材用筐体54と、を有している。このようにすることで弾性部材5の押圧力を調節してアーム3の位置を調節するとともに、切削部材4が磨耗したとしてもビレットBの辺に対し好ましい条件で面取り(C面取り)を行なうことができるようになるだけでなく、ビレットBの辺が多少湾曲していても好ましい状態の面取りを維持することができる。なお後述するが、弾性体51の押圧力を調節する押圧調整部材52は、自動押圧調整部材71に接続され、センサ7の出力に基づき弾性体51に対する押圧力が調整される。なお、弾性部材5は、弾性部材用軸55で筺体2に支持されており、更に接続軸56により、アームの第1の折曲部56に接続され、筺体を押すことができる。
また本実施形態において、距離センサ7は、筐体2に固定され、切削対象となるビレットBとの距離を測定することのできるものである。距離センサ7の例としては、上記機能を奏する限りにおいて限定されるわけではないが、例えば超音波式近接スイッチを用いることが好適である。超音波式近接スイッチは、ビレットBに向かって超音波を発すると共に、ビレットBから反射される超音波を検出し、所定の処理(発信と受信の時間に音波の速度をかけて2で割る等)により、ビレットと超音波式近接スイッチとの間の距離を求めることができる。
そして更に、本実施形態に係る面取り装置1は、距離センサ7の出力に基づき弾性部材5の押圧力を調節する自動押圧調整部71を有することも好ましい。自動押圧調整部71は、上記弾性部材5の押圧調整部材52に接続され、距離センサ7の出力に基づき押圧調整部材52を調整し、結果的に、弾性部材5が発生させる押圧力を調整することができる。
なお、自動押圧調整部材71の構成については、限定されるわけではないが、上記各図で示すように、距離センサ7の出力に基づき軸を回転させるサーボモータ711と、このサーボモータに接続され、モータの軸の回転に伴い回転する第一のタイミングプーリ712と、弾性部材5における押圧調整部材52の軸521に接続され、自身の回転に伴い押圧調整部材52を前進又は後退させる調節ねじ軸713と、調節ねじ軸713に接続され回転する第二のタイミングプーリ714と、第一のタイミングプーリ712と第二のタイミングプーリ713の双方にかけられ、一方の回転を他方に伝えるタイミングベルト715と、を有して構成されていることは好ましい一例である。このようにすることで、距離センサ7の出力に応じ、サーボモータ711を回転させ押圧調整部材52を前進又は後退させて制御し、切削工程前又は切削工程において適宜弾性部材5の押圧力、切削部材の位置を調節することが可能となる。
本実施形態において、筐体移動部8は、重力方向に対し略垂直な面上に筐体2を回転させることのできる回転ステージ81と、走行する方向に筐体2を移動可能とする筐体走行方向移動部82と、横行する方向に筐体2を移動可能とする筐体横行方向移動部83と、を有して構成されている。なおここで走行とは、ビレットの辺方向に略平行な方向に移動すること(長い移動)をいい、横行とは、ビレットの辺方向に略垂直な方向に移動すること(短い移動)をいう。
回転ステージ81は、重力方向に対し略垂直な面において筐体2及びそれに配置される各部材を回転可能とする部材である。この構成については、上記機能を有する限りにおいて限定されるわけではないが、回転のしやすさから、それぞれボルト貫通用孔が複数形成された上下一対の円形状の板の組811、812と、板の組811、812の貫通孔を貫通しこの板の組を固定するボルト813と、を有していることは好ましい一例である。なお移転ステージ81は、筐体走行方向移動部材82及び筐体横行方向移動部材83の上に配置される。この構成により、回転ステージ81は切削対象であるビレットBの辺に対する切削部材4の接触角度(ビレットの辺と切削部材の回転面とのなす角度)の調整が可能となり、切削部材の磨耗を考慮した切削部材4のより効率的な使用が可能となる。具体的には、ビレットBの辺に対し切削部材4の回転面が垂直である場合、切削部材の一側面及びその近傍しか切り刃として使われないため、切削部材の厚さを厚くしても作業効率は変わらないだけでなく、切削部材の不均一な磨耗が生じてしまう一方、ビレットBの辺に対して切削部材の回転面を傾けることで、切削部材の厚み方向の部分も切り刃として使用できるようになるだけでなく、使用による切削部材の磨耗をより均等にすることができる。なお、この接触角度の調整の量としては、切削部材の幅、面取りの幅を考慮することで適宜調整が可能であり、限定されるわけではないが、ビレットBの辺に対し略垂直な方向(横行方向)からから5度以上20度以下傾いた角度であることが好ましく、より好ましくは5度以上10度以下の範囲である。このようにすることで、切削部材は切削部材の側面42ではなく、回転面43全体でビレットを切削することが可能となり、使用による切削部材の磨耗をより均等にすることができる(例えば図4参照)。また本実施形態では、回転ステージ81と筐体2とは、位置調整を行なった後、複数のボルト813で固定されているが、動力部を設け稼働中でも適宜、角度調製のできる構成とすることも好ましい。
筐体走行方向移動部82は、面取り対象となるビレットBの辺に対し、筐体2を相対的に移動させる、より具体的にはビレットBの辺に対し略平行な方向(走行方向)に移動させることができるようにするものである。この構成を採用することで、本面取り装置は、高温の状態にあるビレットBであっても、ビレットBを支持部材で本面取り装置とは独立に固定、保持させる一方、筐体2をビレットに対し相対的に移動させ、加工することが可能となる。特に本実施形態では、切削部材4の回転面をビレットBの辺に対し垂直な方向に(又は回転ステージ81を利用する等してビレットBの辺の垂直な方向から所望の角度程度ずらした方向から)配置することが可能であり、ビレットBの上面内又は下面内に切削部材全部及びその駆動機構を配置する必要がなくなる。そしてこの駆動機構を上面外、下面外の配置とできるため、ビレットBからの熱による対流伝熱の影響を極度に軽減させることができる。この結果、装置の使用可能温度範囲(例えば100℃程度)にまで冷やす必要なく面取りを行なうことができ、製造時間の短縮の観点及び冷却によるビレットの熱変形をより少なくすることができるといった効果がある。
なお筐体走行方向移動部82の例としては、限定されるわけではないが、例えば本実施形態で示すように、ビレットBの辺方向となるよう一方向に延びた台座821及びその上に配置される一対のレール部材822と、このレール部材822に載るよう配置され、かつ、レール部材上を滑らかに移動可能である摺動部材823と、この摺動部材823上に配置され、回転ステージ81を支持する支持部材824と、を有していることが好ましい。摺動部材823は、レール部材822上を滑らかに移動することができる限りにおいて限定されるわけではないが、車輪と、この車輪を回転可能に支持する車軸と、この車軸を支持する摺動部材用支持部材とを有していることは好ましい一例である。なお、筐体走行方向移動部82には更に、レール部材822に沿って筐体2を移動させるための動力部825を有していることが好ましい。このようにすることで、より容易に筐体2をビレットBに対し移動可能とすることができる。なお、動力部825の例としては、移動可能とすることができる限りにおいて限定されるわけではないが、例えば筐体2に直接又は間接に接続され(図1の例では支持部材824の下部の部材828)、回転することで筐体2をビレットBの辺方向に移動可能とする長ネジ826と、この長ネジ826を回転させるモータ827との組合せであることは好ましい一例であるがこれに限定されない。
また本実施形態において、筐体横行方向移動部83は、筐体2をビレットBの辺方向に対し略垂直な方向(横行方向)に移動させることができるものであって、上記筐体走行方向移動部82と同様の構成を採用することができ、例えば、台座831(本実施形態では筐体走行方向移動部82における支持部材824と共通)と、この台座831上に配置されるレール部材832と、このレール部材832に沿って筐体2を移動可能とする摺動部材833と、この摺動部材833上に配置され筐体2を支持する支持部剤834と、を有する構成であることは好ましい。なお、この場合において、上記の筐体走行方向移動部82と同様、筐体2をビレットに対し相対的に移動させるための動力部835を有していることが好ましいが、移動距離が多くない場合、例えば摺動部剤834に貫通したねじ孔を形成し、このねじ孔に嵌めあわされるネジ8351と、このネジ8351に接続され、ネジ8351を回転させるハンドル8352と、有する手動の動力部であることは好ましい一例である。また本実施形態では、弾性部材5とこの筐体横行方向移動部との組み合わせにより、切削部材4が使用により磨耗し小さくなった場合であっても、常時切削部材4がビレットBの辺に対しC面取りとなるようにアーム3を調整することができる。この場合のイメージ図を図5に示しておく。図中、細い点線は調整前のアームの状態(更には切削部材4が研磨される前)を示し、実線は弾性部材及び筐体横行方向移動部83による調整後のアームの状態(更には切削部材4が研磨され小さくなった後の状態)を示す。これにより、切削部材が研磨し小さくなった場合でもより効率よく使用し、C面取りを行なうことができる。
また筐体2及び筐体移動部8のビレットBに対向する側(前面)には、フード9が配置されていることが好ましい。フード9を配置することで、ビレットBを切削する際に生じる火花が装置側に飛び散ることを防ぐことができるといった効果がある。
以上、本実施形態に係るビレット用面取り装置によると、ビレットの面取りを好適に行なうことができる。
本発明は、ビレット用面取り装置として産業上の利用可能性がある。
実施形態に係るビレット用面取り装置の側面図である。 実施形態に係るビレット用面取り装置の上面図である。 実施形態に係る弾性部材の部分断面図である。 実施形態に係る切削部材とビレットとの接触角度について説明する図である。 実施形態に係るアーム3の移動のイメージ図である。

Claims (3)

  1. 筐体と、
    前記筐体に支持されるアーム用軸に回転可能に支持されるアームと、
    前記アームに支持される切削部材用軸に回転可能に支持される切削部材と、
    前記アームの、前記アーム用軸を基準として前記切削部材用軸が存在する側とは反対の側の領域に配置される重りと、
    前記筐体に支持され、かつ、前記アームの前記アーム用軸と前記切削部材用軸との間の領域において前記アームを押圧する弾性部材と、を有し、
    前記アームには、前記アーム用軸と前記切削部材用軸との間の領域において第1の折曲部が形成され、
    前記弾性部材は、前記アームの、前記第1の折曲部と前記切削部材用軸との間の領域が延伸する方向に対し鋭角な方向に前記アームを押圧する、ビレット用面取り装置。
  2. 前記筐体に支持され、面取り対象となるビレットとの位置を計測し、出力する距離センサと、
    前記距離センサの出力に基づき前記弾性部材の押圧力を調節する自動押圧調整部と、を有する請求項1記載のビレット用面取り装置。
  3. 前記筺体移動部は、前記ビレットの重力方向に対し略垂直な面上に筐体を回転させることのできる回転ステージと、走行する方向に筐体を移動可能とする筐体走行方向移動部と、横行する方向に筐体を移動可能とする筐体横行方向移動部と、を有する筺体移動部と、を備え、
    前記切削部材の回転面は、前記ビレットを切削する場合、前記横行する方向に対し、5度以上20度以下傾いてなる請求項1記載のビレット用面取り装置。
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