JP2010154909A - 採血管 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】採血管10は、開口端20を有し、内部空間に血液102を貯留可能な管本体11と、管本体11の開口端20に接合されて開口を閉塞するシート12と、管本体11内において、管本体11の軸線方向101に対して第1室22と第2室23とを区画するように配置されて、弾性変形により軸線方向101に対して開口可能な止血弁13と、を具備する。
【選択図】図2
Description
図1は、本発明の第1実施形態に係る採血管10の外観構成を示す斜視図である。図2は、採血管10の分解斜視図である。図3は、採血管10の縦断面図である。図4は、採血管10によって採血を行っている状態を示す縦断面図である。図5は、採血管10によって採血を行った後の状態を示す縦断面図である。図6は、採血後の採血管10を手で開栓する状態を示す縦断面図である。図7は、開栓後の採血管10から血液102を分注する状態を示す縦断面図である。図8は、ノズル16によってシート12に穴を穿って採血管10から血液102を分注する状態を示す縦断面図である。図9(A)は、第1変形例に係る止血弁40を示す分解斜視図であり、図9(B)は、止血弁40を示す平面図である。図10(A)は、第2変形例に係る止血弁50を示す平面図であり、図10(B)は、IX-IX切断線における止血弁50を示す断面図である。図11(A)は、第3変形例に係る止血弁60を示す平面図であり、図11(B)は、X-X切断線における止血弁60を示す断面図である。図12は、止血弁60がノズル16によって開放された状態を示す断面図である。図13(A)は、第4変形例に係る止血弁70を示す平面図であり、図13(B)は、XII-XII切断線における止血弁70を示す断面図である。図14は、止血弁70がノズル16によって開放された状態を示す断面図である。
図1から図3に示されるように、本実施形態に係る採血管10は、管本体11と、管本体11の開口端20を閉塞するシート12と、管本体11の内部空間に配設された止血弁13とを主要な構成とする。
図2に示されるように、管本体11は、概ね円筒形状をなしている。管本体11は、下側が半球形状の底として閉塞されている。管本体11の上側は開口端20として開放されている。したがって、開口端20から管本体11の内部空間へ血液等の液体が流入又は流出されて、その内部空間に血液等の液体が貯留可能である。この管本体11の開口端20が本発明における第1端に相当する。
図1から図3に示されるように、シート12は、管本体11の開口端20に接合されて開口端20を閉塞する。シート12が接合された状態において、管本体11の内部空間は液密且つ気密に維持される。シート12の接合が、減圧雰囲気下で行われることにより、管本体11の内部空間が減圧状態にされる。
図1から図3に示されるように、止血弁13は、管本体11の内部空間に配設されている。止血弁13は、管本体11の内径より若干大きな外径の円盤形状であり、管本体11の内壁に環状に形成された凹溝21と嵌合することによって、その表裏面が管本体11の軸線方向101と直交する姿勢で、管本体11の内部空間における所定の位置に配置されている。なお、管本体11の軸線方向101が、本発明における管本体の長手方向に相当する。
以下に、採血管10の使用方法が説明される。
図4に示されるように、採血管10は、周知の採血針ホルダに装着されることによって、採血針14がシート12を貫通する。なお、図4においては、採血針ホルダは省略されて採血針14の一部のみが示されている。採血針14が貫通されることによってシート12に形成された貫通孔の周囲には、採血針14を囲繞するゴムカバー15が密接して、採血針14が貫通された状態において、シート12の貫通孔周りの気密性が確保される。
図6に示されるように、採血管10の血液102や血清成分を採取するために、採血管10を手で開栓する場合には、管本体11からシート12が剥離される。各図には現れていないが、シート12の剥離作業を容易にするために、シート12を摘み持つための舌片などがシート12に一体に設けられてもよい。前述されたように、止血弁13によって、第2室23から第1室22側へ血液102が流出することがないので、採血後に採血管10が遠心分離などに処されても、シート12に血液102が付着しない。また、スリット31の周縁部分が採血針14に付着した血液を拭い取るので、採血針14を介して血液12がシート12に付着することもない。したがって、シート12を手作業で剥離しても、作業者の指に血液102が付着したり、血液102が開口端20から飛散することがない。
本実施形態に係る採血管10によれば、管本体11の開口端20がシート12によって閉塞されているので、汎用されている開栓装置が利用可能であり且つ手作業で開栓することもできるというようなシートタイプの採血管の利点を有する。
以下に、前述された実施形態の第1変形例が説明される。第1変形例は、止血弁13の構成が異なるのみであり、その他の管本体11、シート12などの構成は同様である。したがって、以下には、前述された止血弁13と異なる止血弁40の構成のみが詳細に説明され、その他の採血管10の構成の説明が省略される。
図9に示されるように、止血弁40は、第1止血弁41と第2止血弁42とからなる。第1止血弁41及び第2止血弁42は、相互に密接して積層された状態で、前述された止血弁13と同様に管本体11の内部空間に配置される。
以下に、前述された実施形態の第2変形例が説明される。第2変形例は、止血弁13の構成が異なるのみであり、その他の管本体11、シート12などの構成は同様である。したがって、以下には、前述された止血弁13と異なる止血弁50の構成のみが詳細に説明され、その他の採血管10の構成の説明が省略される。
図10に示されるように、止血弁50は、管本体11の内径より若干大きな外径の円盤形状であり、管本体11の軸線方向101に沿った厚みが薄い膜である。また、止血弁50は、採血針14が刺通可能な弾性部材からなる。図には示されていないが、この止血弁50は、前述された止血弁13と同様に管本体11の内部空間に配置される。
以下に、前述された実施形態の第3変形例が説明される。第3変形例は、止血弁13の構成が異なるのみであり、その他の管本体11、シート12などの構成は同様である。したがって、以下には、前述された止血弁13と異なる止血弁60の構成のみが詳細に説明され、その他の採血管10の構成の説明が省略される。
図11に示されるように、止血弁60は、管本体11の軸線方向101に沿って突出する漏斗形状であって、その漏斗形状の先端に拡径可能な孔61を有する。また、止血弁60は、採血針14が刺通可能な弾性部材からなる。図には示されていないが、この止血弁60は、その漏斗形状の先端を管本体11の底側へ向かうようにして、前述された止血弁13と同様に管本体11の内部空間に配置される。
以下に、前述された実施形態の第4変形例が説明される。第4変形例は、止血弁13の構成が異なるのみであり、その他の管本体11、シート12などの構成は同様である。したがって、以下には、前述された止血弁13と異なる止血弁70の構成のみが詳細に説明され、その他の採血管10の構成の説明が省略される。
図13に示されるように、止血弁70は、管本体11の軸線方向101に沿って突出するダックビル型であって、そのダックビル型の突出端に弾性変形可能なスリット71を有する。また、止血弁70は、採血針14が刺通可能な弾性部材からなる。図には示されていないが、この止血弁70は、そのダックビル型の突出端を管本体11の底側へ向かうようにして、前述された止血弁13と同様に管本体11の内部空間に配置される。
11・・・管本体
12・・・シート
13,40,50,60,70止血弁
20・・・開口端(第1端)
22・・・第1室
23・・・第2室
31,71・・・スリット
43・・・スリット(第1スリット)
44・・・スリット(第2スリット)
61・・・孔
102・・・血液
101・・・軸線方向(長手方向)
Claims (7)
- 開口された第1端を有し、内部空間に血液を貯留可能な管本体と、
上記管本体の第1端に接合されて上記開口を閉塞するシートと、
上記管本体内において、当該管本体の長手方向に対して上記第1端側と反対側とを区画するように配置されて、弾性変形により当該長手方向に対して開口可能な止血弁と、を具備する採血管。 - 上記止血弁は、上記管本体の長手方向に沿った厚みが薄い膜であって、当該膜を管本体の長手方向へ貫通するスリットを有するものである請求項1に記載の採血管。
- 上記止血弁は、上記管本体の長手方向に沿って突出する漏斗形状であって、当該漏斗形状の先端に拡径可能な孔を有するものである請求項1に記載の採血管。
- 上記止血弁は、ダックビル型のものである請求項1に記載の採血管。
- 上記止血弁は、針を刺通可能なものであって、かつ当該針が抜かれた後に当該針によって形成された刺通路を液密に閉塞可能なものである請求項1から4のいずれかに記載の採血管。
- 上記管本体は、その内部空間が上記シートによって気密に保持され、かつその内部空間が大気圧に対して減圧状態である請求項1から5のいずれかに記載の採血管。
- 上記管本体は、上記止血弁によって上記第1端側の第1室と反対側の第2室とに区画され、当該第2室に採血された血液が貯留されるものである請求項1から6のいずれかに記載の採血管。
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