JPH08150134A - 採血針 - Google Patents

採血針

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JPH08150134A
JPH08150134A JP6333216A JP33321694A JPH08150134A JP H08150134 A JPH08150134 A JP H08150134A JP 6333216 A JP6333216 A JP 6333216A JP 33321694 A JP33321694 A JP 33321694A JP H08150134 A JPH08150134 A JP H08150134A
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JP
Japan
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blood
needle
hub
canula
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP6333216A
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English (en)
Inventor
Issei Suzuki
一聲 鈴木
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Individual
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 刃先が血管内に刺入されたことを確認できる
採血針を提供する。また、刃先カット面の向きを確認出
来るようにした採血針を提供する。 【構成】 静脈穿刺針1を静脈内に刺入すると、採血針
の内部にある空気はカヌラ14の内腔13に入ってくる
血液に押されてこの内腔13および側孔5を通って連通
空間6に出、通気孔11疎水性フィルター2を通って外
部に放出される。一方、連通空間6に入り込んだ血液
は、連通空間6に充満して疎水性フィルター2の内側表
面に接触するが、フィルター2はガスは透過するが液体
は透過しない材料で形成されているので、外部に漏れる
ことがない。そして、連通空間6に充満した血液は透明
なハブ7を通して確認することができるので、これによ
って、血管内に静脈穿刺針1が刺入されたことを確認す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は採血針に関する。より詳
しくは、血管より血液を採取するための真空採血管に用
いる採血針であって、刃先が血管に刺入されたときに、
透明な合成樹脂製のハブの中間部分に血液が流れ込むこ
とにより、刃先が血管内に入っていることを確認できる
採血針に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、採血管による採血に際して、
図4に示すような採血針を用いて採血しており、勘と経
験によって刃先が血管内に入ったことを確認していた。
しかしながら、このような勘と経験に頼る採血では、勘
や経験の乏しい初心者や、血管が細くて見にくいまたは
見えない患者の場合、血管内への刃先の刺入を確認でき
ないため、何回も刺し直したりすることがあり、そのた
め、採血者にとっても被採血者にとっても大きな負担を
強いられることになり、また、場合によっては、新たに
真空採血管、採血針、その他の採血器具を用意して採血
のし直しをしなければならず、不経済であった。また、
従来の採血針はハブに刃先カット面の位置が表示されて
いないので、刃先の向きを確認することができず、従っ
て、例えば刃先が下を向いた状態で血管に穿刺する場合
には、血管への穿刺が難しく、また、血管を貫通してし
まうこともあり問題であった。また、採血針ホルダーか
ら使用済みの採血針を取り外す場合、キャップをし直す
か、専用の廃棄ボトルを利用しなければならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みて成されたもので、採血針の刃先が血管に刺入さ
れたときに、その透明なハブの中間部分に血液が流れ込
み、これによって刃先が血管内に刺入されたことを確認
できる採血針を提供することを目的とする。また、ハブ
の表面に、先端側の刃先カット面と同じ直線上に識別マ
ークを設け、刃先カット面の向きを確認出来るようにし
た採血針を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、両端に刃先を有するカヌラと、軸上に貫
通孔を有しており該貫通孔に挿通された前記カヌラをそ
の中間部で固定し支持する透明な合成樹脂製ハブと、前
記カヌラの一方の刃先側に被冠されたゴム状弾性体のキ
ャップ部材とを含んでおり、前記一方の刃先側のハブ部
分に採血針ホルダーへの接合手段を有してなる採血針で
あって、前記ハブの中間部分に、前記貫通孔と連通する
空間が形成されるとともに該連通空間を外気と連通する
通気孔が形成され、該通気孔がガス透過性かつ液体不透
過性のフィルター部材で密閉されており、前記カヌラの
中間部分に前記連通空間に開口する孔が形成されてなる
採血針を採用している。ここで、連通空間をハブの貫通
孔の径を部分的に拡大して形成してもよい。また、採血
針ホルダーへの結合手段は雄ネジが好ましく、カヌラの
他方の刃先側のハブ部分を指で容易に摘むことのできる
大きさに形成するとともに、該ハブ部分に滑り止め手段
を設けた構成にしてもよい。採血針の他方の刃先側の刃
先カット面の位置を識別する識別マークをハブに設け、
刃先カット面と識別マークが1つの直線上にあるように
すれば、刃先カット面の位置を確認できる。
【0005】
【作用】上記構成によれば、採血針の刃先を静脈内に刺
入すると、採血針の内部にある空気はカヌラの中空部分
(内腔)に入ってくる血液に押されてカヌラの内腔およ
び側孔を通って連通空間に出、通気孔のガス透過性かつ
液体不透過性のフィルター(以下、疎水性フィルターと
いう)を通って外部に放出される。一方、連通空間に入
り込んだ血液は、連通空間に充満して疎水性フィルター
の内側表面に接触するが、フィルターはガスは透過する
が液体は透過しない材料で形成されているので、外部に
漏れることがない。そして、連通空間に充満した血液は
透明なハブを通して確認することができるので、これに
よって、血管内に採血針の刃先が刺入されたことを確認
することができる。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。図1は本発明の採血針の縦断面図であり、図
2は図1のハブ部分の拡大断面図、図3は図1の針先端
部の拡大断面図である。図1に示すように、本発明の採
血針は、両端に刃先を有するカヌラ14と、このカヌラ
14を挿着して接着固定するための貫通孔12を有する
透明なハブ7および、ゴム栓に穿刺する側の穿刺針4に
被冠されるゴムキャップ3からなっており、ハブ7の中
間部分には貫通孔12と連通する連通空間6が形成さ
れ、この連通空間6は通気孔11を介して外気と連通し
ている。そして、通気孔11は疎水性フィルター2で塞
がれており、カヌラ14の中間部分にはハブ7の連通空
間6に開口する側孔5が形成されている。
【0007】ハブ7は透明な合成樹脂の例えばポリプロ
ピレンやポリエステル、ポリカーボネートなどで形成さ
れたカヌラ14を支持固定するための部材であり、軸上
にカヌラ14を挿着するための貫通孔12を有し、中間
部分には、貫通孔12と連通する連通空間6とこの連通
空間6を外気と連通する通気孔11が形成されている。
連通空間6はハブ7の貫通孔12を部分的に拡大したも
のであってもよく、この連通空間6には後述のカヌラ1
4の側孔5が開口している。通気孔11はガス透過性か
つ液体不透過性のフィルター(疎水性フィルター2)で
塞がれており、疎水性フィルター2としては、通常ポリ
プロピレンやポリエチレンなどのポリマー焼結体からな
る層状のフィルターが好適に使用されるが、ポリプロピ
レンやポリエチレンなどの疎水性樹脂からなる膜状のい
わゆるメンブレンフィルターであっても構わない。尚、
採血針の採血針ホルダー(図示していない)への結合手
段としては雄ネジ9による螺合が好ましい。また、静脈
穿刺針1側のハブ7部分は、指で容易に摘むことのでき
る大きさに形成するのがよく、この部分に滑り止め手段
(図示していない)を設けてもよい。ハブ7の表面、後
述のカヌラ14の静脈穿刺針8の刃先カット面10と同
軸上に、刃先カット面識別マーク(図示していない)を
設けて刃先カット面が識別できるようにしてもよい。
【0008】カヌラ14はステンレス鋼(SUS104
など)で形成されたパイプ状の針体であり、その両端に
刃先を有しており、中間部分にはハブ7の連通空間6に
開口する側孔5が形成されている。この側孔5はカヌラ
14の内腔13と連通空間6を連通する通路であり(通
常、1個穿設される)、カヌラ14がハブ7の貫通孔1
2に挿着され接着固定されるときに、丁度、側孔5が連
通空間6に開口する位置に設けられる。静脈に穿刺する
側の静脈穿刺針1とゴム栓に穿刺する側のゴム栓穿刺針
4とは、通常、刃先カット面8、10が同一方向を向い
ており、静脈穿刺操作の際に、静脈穿刺針1の刃先カッ
ト面8の方向を確認することができるように、刃先カッ
ト面8と同軸上のハブ7の表面に刃先カット面識別マー
クを設けてもよい。
【0009】ゴム栓穿刺針4にはゴムキャップ3が被せ
られている。このゴムキャップ3は、静脈穿刺針1が静
脈に刺入された時に、血液がゴム栓穿刺針4側から出な
いようにするとともに、採血針ホルダー(図示していな
い)に保持された採血針のゴム栓穿刺針4の方向に、ゴ
ム栓側を向けて真空採血管(図示していない)を押し込
んで採血した後、真空採血管を引き抜く時に血液がリー
クしないようにするためのものであり、通常、天然ゴム
やイソプレンゴムで形成される。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の採血針を採用することにより、次のような
効果を奏することができる。 被検者の静脈に静脈穿刺針が刺入されると、連通空間
に進入した血液が見えるので、経験の乏しい初心者や未
熟練者でも簡単に採血することができ、また、刺入のや
り直しなどによる被検者の精神的肉体的負担を回避する
ことができる。 使用、未使用が明確に識別できる。 片手で簡単に採血針ホルダーから採血針を取り外すこ
とができるので、誤穿刺事故を防止することができる。 ハブに刃先カット面識別マークを設ければ、血管への
刺入が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の採血針の縦断面図である。
【図2】図1のハブ部分の拡大断面図である。
【図3】図1の針先端部の拡大断面図である。
【図4】従来の採血針の縦断面図である。
【符号の説明】
1 静脈穿刺針 2 疎水性フィルター 3 ゴムキャップ 4 ゴム栓穿刺針 5 側孔 6 連通空間 7 ハブ 8 刃先カット面 9 雄ネジ 10 刃先カット面 11 通気孔 12 貫通孔 13 内腔 14 カヌラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に刃先を有するカヌラと、軸上に貫
    通孔を有しており該貫通孔に挿通された前記カヌラをそ
    の中間部で固定し支持する透明な合成樹脂製ハブと、前
    記カヌラの一方の刃先側に被冠されたゴム状弾性体のキ
    ャップ部材とを含んでおり、前記一方の刃先側のハブ部
    分に採血針ホルダーへの接合手段を有してなる採血針で
    あって、前記ハブの中間部分に、前記貫通孔と連通する
    空間が形成されるとともに該連通空間を外気と連通する
    通気孔が形成され、該通気孔がガス透過性かつ液体不透
    過性のフィルター部材で密閉されており、前記カヌラの
    中間部分に前記連通空間に開口する孔が形成されてなる
    採血針。
  2. 【請求項2】 連通空間がハブの貫通孔の径を部分的に
    拡大して形成したものである請求項1に記載の採血針。
  3. 【請求項3】 採血針ホルダーへの結合手段が雄ネジで
    ある請求項1または2に記載の採血針。
  4. 【請求項4】 カヌラの他方の刃先側のハブ部分を指で
    容易に摘むことのできる大きさに形成するとともに、該
    ハブ部分に滑り止め手段を設けてなる請求項1〜3のい
    ずれかに記載の採血針。
  5. 【請求項5】 採血針の他方の刃先側の刃先カット面の
    位置を識別する識別マークをハブに設け、刃先カット面
    と識別マークが1つの直線上にあるようにした請求項1
    〜4のいずれかに記載の採血針。
JP6333216A 1994-09-26 1994-12-06 採血針 Pending JPH08150134A (ja)

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JP6333216A JPH08150134A (ja) 1994-09-26 1994-12-06 採血針

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JP26597794 1994-09-26
JP6-265977 1994-09-26
JP6333216A JPH08150134A (ja) 1994-09-26 1994-12-06 採血針

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000139879A (ja) * 1998-11-09 2000-05-23 Nissho Corp 採血針
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CN111227847A (zh) * 2020-01-13 2020-06-05 西京学院 一种防逆流型静脉采血装置及防逆流方法

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