JP2010154248A - インターホン装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インターホン装置1のカメラ付き玄関子機10では、カメラ101の撮像した画像データを居室親機20のモニタ204に表示するための第1画像サイズ、およびワイヤレス端末30での表示等他の用途で使用するための第2画像サイズに変更し、第2画像サイズを所定のデータサイズ以下となるように可変スケーリングするようになっている。このインターホン装置1によれば、複数の画像サイズの圧縮画像データをカメラ付き玄関子機10で生成するようになっているので、圧縮画像データを再度加工するために必要なバッファやエンコーダなどの回路を居室親機20に搭載する必要がなくなり、居室親機20の負担を軽減することができる。
【選択図】図1
Description
カメラ付き玄関子機70は居住者を呼び出すために用いられ、主に住戸の玄関に設置される。居室親機80はカメラ付き玄関子機70からの呼び出しに応答するために用いられ、その住戸内に設置される。このカメラ付き玄関子機70と居室親機80とは伝送線路100を介して接続される。また、居室親機80はさらに、カメラ付き玄関子機70からの画像が居室親機80から無線伝送して表示されるワイヤレス端末90と接続される。このワイヤレス端末90は、居住者が携帯可能でカメラ付き玄関子機70からの呼び出しに応答することが可能となっている。
居室親機80に送信されたJPEGデータは、伝送部801からJPEGデコーダ802に入力され、デジタルビデオ信号に伸張される。このデジタルビデオ信号の画像は、モニタ803に入力され、表示される。
また、伸張されたデジタルビデオ信号は、JPEGエンコーダ804によりJPEGデータに圧縮され、ワイヤレスモジュール805からワイヤレス端末90に無線伝送される。
居室親機80のワイヤレスモジュール805からワイヤレス端末90のワイヤレスモジュール901に無線伝送されたJPEGデータは、JPEGデコーダ902により伸張され、伸張された画像データはモニタ903に入力され、表示される。
このインターホン装置のカメラ付き玄関子機は、前記カメラが撮像した画像データを前記居室親機のモニタに表示するための所定の画像サイズである第1画像サイズ、および前記第1画像サイズと異なりワイヤレス端末での表示等他の用途で使用するための少なくとも一つ以上の第N画像サイズ(Nは、2以上の整数)に変更する画像サイズ変更部と、前記画像サイズ変更部により変更された前記第1画像サイズのデータおよび前記第N画像サイズのデータを圧縮するデータ圧縮部と、前記第1画像サイズのデータおよび前記第N画像サイズのデータを所定の順序で整列させて前記居室親機に伝送する画像データ送信部と、前記データ圧縮部により圧縮された前記第N画像サイズのデータのデータサイズが所定のデータサイズ以下となっているかを判定するデータサイズ判定部と、前記データサイズ判定部の判定に応じて、前記第N画像サイズのデータについての前記データ圧縮部における圧縮率を変更する圧縮率制御部とを有することを特徴とする。
このインターホン装置では、複数の画像サイズの圧縮画像データをカメラ付き玄関子機で生成するようになっているので、圧縮画像データを再度加工するために必要なバッファやエンコーダなどの回路を居室親機に搭載する必要がなくなり、居室親機の負担を軽減することができる。
また、このインターホン装置は、第N画像サイズのデータについてのデータ圧縮部における圧縮率を変更する圧縮率制御部、およびデータ圧縮部により圧縮された第N画像サイズのデータのデータサイズが所定のデータサイズ以下となっているかを判定するデータサイズ判定部を有しているので、第N画像サイズのデータサイズを所定のデータサイズ以下にして居室親機に送信することができるため、第N画像サイズのデータが例えばワイヤレス端末に伝送するための伝送用データである場合、所定のデータサイズをワイヤレス端末に送信可能な最大値に設定しておけば、居室親機において伝送用データを生成すべく再度データ圧縮する必要がなくなるし、ワイヤレス端末において表示される画質の劣化を最小限に抑えることができる。また、第N画像データを居室親機における録画用データとして使用すれば、メモリ容量を有効に利用できる。
また、居室親機のモニタに、従来と同様にカメラ撮像映像を動画として表示させることができる。
第N画像サイズのデータを少なくとも二分割して送信するようにすれば、第N画像サイズのデータは、第1画像サイズのデータよりも1画像あたりのデータ量を大きなデータ量とすることができ、精細な画像を居室親機に送信することができる。
例えば、画像サイズ変更部により2つの画像サイズのデータに変更された場合は、第1画像サイズのデータと第2画像サイズのデータを交互に伝送するようにすることができる。また、画像サイズ変更部により3つの画像サイズのデータに変更された場合は、第1画像サイズのデータ、第2画像サイズのデータ、第3画像サイズのデータ、第1画像サイズのデータ・・というように繰り返し伝送するようにすることができる。
この画像データ送信部はまた、画像サイズ変更部により2つの画像サイズのデータに変更された場合であって、画像データ送信部が第2画像サイズのデータを二分割して送信するようになっている場合には、例えば、第1画像サイズのデータ、第2画像サイズのデータを二分割した一方のデータ、第1画像サイズのデータ、第2画像サイズのデータを二分割した他方のデータ、第1画像サイズのデータ、・・というように繰り返し伝送するようにすることができる。
カメラ付き玄関子機10は、居住者を呼び出すために用いられ、主に住戸の玄関に設置される。居室親機20は、カメラ付き玄関子機10からの呼び出しに応答するために用いられ、その住戸内に設置される。このカメラ付き玄関子機10と居室親機20とは伝送線路40を介して接続される。ワイヤレス端末30は、居住者が携帯可能でカメラ付き玄関子機10からの呼び出しに応答することが可能となっており、住戸内の適当な場所で、適宜使用される。
プリスケーラ102は、カメラ101から出力されるデジタルビデオ信号を所定の画像サイズにスケーリングするものである。本実施形態のプリスケーラ102には第1スケール値と第2スケール値の二つのスケール値が設定されており、第1スケール値により第1画像サイズにスケーリングされ、第2スケール値により第2画像サイズにスケーリングされるようになっている。第1画像サイズは、本実施形態では居室親機20におけるモニタの画像サイズに相当し、QVGAである。第2画像サイズは、本実施形態ではワイヤレス端末30のモニタの画像サイズに相当し、VGAである。
量子化テーブル104は、JPEGエンコーダ103の圧縮率を設定するものである。
スケーラ105は、量子化テーブル104の係数を変更するものである。本実施形態では、JPEGエンコーダ103による圧縮は、第1画像サイズのデジタルビデオ信号は固定の第1画面用スケール値で、第2画像サイズのデジタルビデオ信号は可変の第2画面用スケール値で行われるようになっている。
タイミング生成部106は、プリスケーラ102のスケール値を切り替えるタイミング、JPEGエンコーダ103により生成されるJPEGデータの圧縮率を切り替えるタイミング、およびマルチプレクサ108によるJPEGデータの出力先を切り替えるタイミングとなるタイミング信号を出力するものである。
マルチプレクサ108は、タイミング生成部106からのタイミング信号に基づき、ヘッダ付与部107から出力されるヘッダ情報付きJPEGデータの出力先を切り替えるものであり、本実施形態では、第1の出力先となる伝送部111に第1画像サイズのヘッダ情報付きJPEGデータを出力し、第2の出力先となるデータサイズ判定部109に第2画像サイズのヘッダ情報付きJPEGデータを出力するように、ヘッダ情報付きJPEGデータの出力先を交互に切り替えるようになっている。
バッファ110は、データサイズ判定部109に入力されたヘッダ情報付きJPEGデータのデータサイズがデータサイズ判定部109の設定されたサイズの範囲内であった場合に、データサイズ判定部109から出力されるヘッダ情報付きJPEGデータを一時的に格納するものである。
伝送部111は、マルチプレクサ108から入力されたヘッダ情報付きJPEGデータ、およびバッファ110から入力されたヘッダ情報付きJPEGデータを伝送線路40を介して居室親機20に伝送するものである。この伝送部111は、本実施形態では、カメラ101が出力する垂直同期信号毎に、ヘッダ情報付きJPEGデータを伝送するようになっている。
伝送部201は、伝送線路40を介してカメラ付き玄関子機10から伝送されたヘッダ情報付きJPEGデータを含んだ信号を受信するものである。
マルチプレクサ202は、伝送部201で受信したヘッダ情報付きJPEGデータの出力先を切り替えるものであり、ヘッダ情報付きJPEGデータを出力先となるJPEGデコーダ203、録画制御部205、またはシリアル通信部207のいずれかに出力する。
JPEGデコーダ203は、マルチプレクサ202から出力されるヘッダ情報付きJPEGデータを伸張し、画像データを出力するものである。
モニタ204は、JPEGデコーダ203からの画像データを表示するものである。
録画制御部205は、マルチプレクサ202から出力されるヘッダ情報付きJPEGデータの録画制御を行うものである。
記録媒体206は、録画制御部205の制御によりヘッダ情報付きJPEGデータを格納するものである。
シリアル通信部207は、マルチプレクサ202から出力されるヘッダ情報付きJPEGデータの伝送制御を行うものである。
ワイヤレスモジュール208は、ワイヤレス端末30にヘッダ情報付きJPEGデータを無線伝送するためのものである。
プリスケーラ102は、第1スケール値または第2スケール値に基づき、デジタルビデオ信号S1の画像サイズをスケーリングし、デジタルビデオ信号S2を出力する。具体的には、第1スケール値によるスケーリングにより第1画像サイズのデジタルビデオ信号S2が出力され、第2スケール値によるスケーリングにより第2画像サイズのデジタルビデオ信号S2が出力される。なお、第1スケール値と第2スケール値の切り替えは、タイミング生成部106からタイミング信号が送信される度に行われる。
出力されたデジタルビデオ信号S2は、JPEGエンコーダ103に入力される。
本実施形態のスケーラ105は、このタイミング信号毎に圧縮率を切り替えて、その圧縮率でJPEGエンコーダ103による圧縮を行うようJPEGエンコーダ103を制御するようになっている。この圧縮は、第1画像サイズのデジタルビデオ信号は固定の第1画面用スケール値で、第2画像サイズのデジタルビデオ信号は可変の(後述する。)第2画面用スケール値で行われる。
JPEGエンコーダ103から出力された圧縮画像データであるJPEGデータd1は、ヘッダ付与部107に入力される。
これにより、マルチプレクサ108から第1の出力先に出力されたJPEGデータd3は、伝送部111に出力され、第2の出力先に出力されたJPEGデータd4は、そのまま伝送部111に出力されるのではなくデータサイズ判定部109に出力される。なお、本実施形態では、マルチプレクサ108から第1の出力先および第2の出力先に出力されたJPEGデータd3は、ともに30fpsのフレームレートで出力されるようになっている。
上述のように、ヘッダ付与部107から出力されたJPEGデータd2のうち、第2画像サイズのJPEGデータは、マルチプレクサ108の切り替えにより、第2の出力先であるデータサイズ判定部109に入力される(ST51)。
データサイズ判定部109は、マルチプレクサ108から入力されたJPEGデータd4のデータサイズを予め設定されたデータサイズと比較し、JPEGデータd4のデータサイズが設定されたデータサイズの範囲内である場合(ST52:Yes)は、このJPEGデータd5をバッファ110に出力する(ST53)。この際、JPEGデータd5は、本実施形態では30fps以下のフレームレートでバッファ110に出力される。
一方、JPEGデータd4のデータサイズが設定されたデータサイズの範囲外である場合(ST52:No)は、バッファ110への出力は行わず、スケーラ105の設定変更を行い、異なる圧縮率でJPEGエンコーダ103によるデータ圧縮が再度実行される(ST54)。JPEGエンコーダ103から出力されたJPEGデータd1は、ヘッダ付与部107、マルチプレクサ108を介して再度データサイズ判定部109に入力され(ST51)、データサイズ判定部109は、再度JPEGデータd4のデータサイズと予め設定されたデータサイズとの比較を行う(ST52)。
このようにして、JPEGデータd4のデータサイズが予め設定されたデータサイズの範囲外である場合には、JPEGデータd4のデータサイズが設定された範囲内のJPEGデータd5となるまで可変スケーリングが行われるようになっている。この可変スケーリングは、本実施形態では、画面1コマ単位で行われるようになっている。
伝送部111は、バッファ110のJPEGデータd6を少なくとも二つに分割して居室親機20に送信するように構成することができる。本実施形態では、JPEGデータd6を三つに分割して居室親機20に送信するようになっており、第1出力先に出力されたJPEGデータd3を30fpsのフレームレートで伝送する合間に、第2の出力先に出力されたJPEGデータd6を三つに分割して10fpsのフレームレートで伝送するようになっている。
具体的には、伝送部111は、図3に示すように、第1出力先に出力されたJPEGデータd3(図の(1))、第2の出力先に出力されたJPEGデータd6(図の(2))を三分割した一番目のJPEGデータ、第1出力先に出力されたJPEGデータd3(図の(1))、第2の出力先に出力されたJPEGデータd6(図の(2))を三分割した二番目のJPEGデータ、第1出力先に出力されたJPEGデータd3(図の(1))、第2の出力先に出力されたJPEGデータd6(図の(2))を三分割した三番目のJPEGデータ、第1出力先に出力されたJPEGデータd3(図の(1))、第2の出力先に出力されたJPEGデータd6(図の(1))を三分割した一番目のJPEGデータ・・・の順に伝送するようになっている。
このように、本実施形態の伝送部111は第2の出力先に出力されたJPEGデータd6を分割して送信するようになっているので、第2の出力先に出力されたJPEGデータd6の1画像あたりのデータ量を、第1出力先に出力されたJPEGデータd3よりも大きくすることができ、精細な画像を居室親機2に送信することができる。
マルチプレクサ202は、入力されたJPEGデータd7のヘッダ情報をもとに、伝送部201から受け取ったJPEGデータの出力先を切り替えるようになっており、JPEGデータd7をJPEGデコーダ203、録画制御部205、シリアル通信部207のいずれかにJPEGデータd7を出力する。具体的には、第1画像サイズのJPEGデータはJPEGデコーダ203に出力され、第2画像サイズのJPEGデータは録画制御部205またはシリアル通信部207に出力されるようになっている。
これにより、JPEGデータd7は、表示用のJPEGデータd8、録画用のJPEGデータd9、またはワイヤレス端末への伝送用のJPEGデータd11のいずれかに振り分けられることとなる。
本実施形態では、表示用のJPEGデータd8は30fpsのフレームレートで出力され、録画用のJPEGデータd9は10fpsのフレームレートで出力され、そして伝送用のJPEGデータd11は10fps以下のフレームレートで出力される。
居室親機20のワイヤレスモジュール208からワイヤレス端末30のワイヤレスモジュール301に無線伝送されたJPEGデータd12は、JPEGデコーダ302により伸張され、伸張された画像データd13はモニタ303に入力され、表示される。
また、スケーラ105およびデータサイズ判定部109により第2画像サイズのデータサイズを所定のデータサイズ以下にして居室親機20に送信することができるため、第2画像サイズのデータをワイヤレス端末30に伝送するための伝送用データとして使用すれば、データサイズ判定部109に予め設定されるデータサイズをワイヤレス端末30に送信可能な最大値に設定しておくことで、居室親機20において伝送用データを生成すべく再度データ圧縮する必要がなくなり、またワイヤレス端末30において表示される画質の劣化を最小限に抑えることができる。また、この第2画像データを居室親機20における録画用データとして使用すれば、メモリ容量を有効に利用できる。
このように構成される場合、第N画像サイズのデータサイズをそれぞれ所定のサイズ以下とするため、カメラ付き子機10のデータサイズ判定部109には、基準となるデータサイズがN−1種類設定されていてもよい。
例えば、プリスケーラ102により、第1画像サイズ、第2画像サイズ、および第3画像サイズの三種類の画像サイズに変更されるように構成される場合、データサイズ判定部109には、基準となるデータサイズとして、第1データサイズおよび第2データサイズの二種類が設定される。この場合、データサイズ判定部109は、マルチプレクサ108から入力されたJPEGデータd4のヘッダにより、そのJPEGデータd4のデータサイズを第1データサイズまたは第2データサイズのいずれかと比較し、JPEGデータd4のデータサイズが設定された第1データサイズまたは第2データサイズの範囲内である場合は、このJPEGデータをバッファ110に出力する。一方、JPEGデータd4のデータサイズが設定されたデータサイズの範囲外である場合には、上述したように、JPEGデータd4のデータサイズが設定された範囲内のJPEGデータd4となるまで可変スケーリングが行われる。
また、本実施形態では、圧縮画像データとしてJPEGデータが生成される例について説明したが、これに限られず、他の形式のデータであってもよい。
Claims (3)
- 来訪者を撮像するためのカメラおよび居住者を呼び出す機能を備えたカメラ付き玄関子機と、前記カメラの撮像映像を表示するモニタおよび前記カメラ付き玄関子機からの呼び出しに応答する機能を備えた居室親機とを有するインターホン装置において、
前記カメラ付き玄関子機は、前記カメラが撮像した画像データを前記居室親機のモニタに表示するための所定の画像サイズである第1画像サイズ、および前記第1画像サイズと異なりワイヤレス端末での表示等他の用途で使用するための少なくとも一つ以上の第N画像サイズ(Nは、2以上の整数)に変更する画像サイズ変更部と、
前記画像サイズ変更部により変更された前記第1画像サイズのデータおよび前記第N画像サイズのデータを圧縮するデータ圧縮部と、
前記第1画像サイズのデータおよび前記第N画像サイズのデータを所定の順序で整列させて前記居室親機に伝送する画像データ送信部と、
前記データ圧縮部により圧縮された前記第N画像サイズのデータのデータサイズが所定のデータサイズ以下となっているかを判定するデータサイズ判定部と、
前記データサイズ判定部の判定に応じて、前記第N画像サイズのデータについての前記データ圧縮部における圧縮率を変更する圧縮率制御部とを有することを特徴とする、インターホン装置。 - 前記画像データ送信部は、前記第N画像サイズのデータを少なくとも二分割して送信することを特徴とする、請求項1記載のインターホン装置。
- 前記画像データ送信部は、前記カメラが出力する垂直同期信号毎に、前記第1画像サイズのデータおよび前記第N画像サイズのデータを所定の順序で伝送することを特徴とする、請求項1または2記載のインターホン装置。
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