JP2010152297A - 偏光子、光アイソレータおよびそれを用いた光デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型の偏光子を提供することによって、小型の光デバイスを提供する。
【解決手段】偏光子は、透光性基板3と、透光性基板3の表面に配置され、第1の層1aと第1の層1aより光学的異方性を有する物質を多く含む第2の層1bとが透光性基板3の表面に交差する方向に交互に複数層積層された回折格子1と、回折格子1の透光性基板31と反対側の表面に配置され、回折格子1から出射される1次以上の回折光を全反射する透光層2とを備えている。回折格子1および透光層2によって、偏光を分離することができる薄型の偏光子を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信回線等において、反射戻り光を遮断するのに使用される光アイソレータ用の偏光子と、それを用いた光アイソレータおよび光デバイスに関する。
光通信等において、半導体レーザから出射された光がネットワーク側で反射されて戻ってくる反射戻り光を除去するのに光アイソレータが用いられる。光アイソレータは、例えば図7に示すような2色性の吸収型偏光子17をガーネット基板等からなるファラデー回転子9の両面に密着させて構成されている。ファラデー回転子9の両側の2色性偏光子17は、透過偏光方向が互いに45°回転された方向となるように設置され、透光性接着剤18等によりファラデー回転子9に接着されている。このような一辺数百ミクロンに切断された矩形状の光アイソレータが、フェルールの端面またはフェルールの内部に装着されて反射戻り光防止用の光素子として使用されている。(例えば、特許文献1参照)
ここで、2色性偏光子17とは、硝子基板内部または表面に銀または銅粒子を形成し、これを加熱延伸することにより、硝子基板内部または表面に、長さ200nm〜500nm、幅20nm〜50nm程度の針状の銀粒子または銅粒子を数μm〜数十μm程度の厚さで一定方向に配向させたものである。このような2色性偏光子17によって金属粒子の長さ方向に偏光方向が一致する固有の波長光を吸収させることができる。基板を含めた厚みが200μm〜300μm程度のものが積層型光アイソレータの偏光子に用いられている。
ファラデー回転子9は、Bi置換型ガーネット基板等が用いられ、厚さが300μm〜450μm程度のものである。積層構造の光アイソレータは、このBi置換型ガーネット基板9の両面に偏光子17となる基板を、UV接着剤、熱硬化性接着剤等の透光性接着剤18により接着し、入射端面形状が10mm角程度の光アイソレータ基板が作製される。その後基板をダイシングして入出射端面形状を500μm角程度の光アイソレータ素子とされる。偏光子17を含めた光アイソレータ素子は、入出射端面形状500μm角に対し、厚さLが700μm〜850μm程度であり、厚さLの方が長い直方体形状になる。
特開平8−146351号公報
上述の如く、従来の積層型光アイソレータは厚さLが厚い。そのため、光デバイスを小型化できないという問題がある。
したがって、本発明は上記問題点に鑑み案出されたものであり、その目的は、薄型の偏光子を提供することによって、小型の光アイソレータおよび光デバイスを提供することにある。
本発明の一実施形態に係る偏光子は、透光性基板と、該透光性基板の表面に配置され、第1の層と該第1の層より光学的異方性を有する物質を多く含む第2の層とが前記透光性基板の表面に交差する方向に交互に複数層配置された回折格子と、該回折格子の前記透光性基板と反対側の表面に配置され、前記回折格子から出射される1次以上の回折光を全反射する透光層とを備えていることを特徴とする。
上記偏光子において、前記回折格子が、光架橋性高分子液晶を含んでいるのが好ましい。
また、上記偏光子において、前記透光層が、前記第1の層または前記第2の層の屈折率と同じか、または前記第1の層の屈折率および前記第2の層の屈折率の間の屈折率を有するのが好ましい。
また、上記偏光子において、前記回折格子および前記透光層が、同じ光硬化性高分子材料を含んでいるのが好ましい。
また、上記偏光子において、前記回折格子において隣り合う前記第1の層同士の間隔を格子間隔としたときに、前記回折格子は、互いに異なる格子間隔を有する複数の前記第1の層および前記第2の層から成る組が繰り返された層構成を有するのが好ましい。
また、上記偏光子において、前記透光層の前記回折格子と反対側の表面が凸曲面とされているのが好ましい。
また、上記偏光子において、前記透光層の前記回折格子と反対側の表面にフレネルレンズが形成されているのが好ましい。
本発明の一実施形態に係る光アイソレータは、前記透光性基板がファラデー回転子であり、該ファラデー回転子の片側面または両側面に、前記記載の偏光子を備えたことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る光デバイスは、フェルールと、該フェルール内に配置された屈折率分布型ファイバと、前記フェルールの外周面から前記屈折率分布型ファイバを横切るように設けられた凹部と、該凹部内に設置され、前記屈折率分布型ファイバと光結合された上記記載の光アイソレータとを備えたものである。
また、本発明の一実施形態に係る光デバイスは、フェルールと、該フェルールの一端から他端にかけて前記フェルール内に配置された光ファイバと、前記光ファイバを覆うように前記フェルールの端面に固定された上記記載の光アイソレータとを備えたものある。
本発明によれば、透光性基板と、この透光性基板の表面に配置され、第1の層と第1の層より光学的異方性を有する物質を多く含む第2の層とが透光性基板の表面に交差する交互に複数層配置された回折格子と、回折格子の透光性基板と反対側の表面に配置され、回折格子から出射される1次以上の回折光を全反射する透光層とを備えていることから、回折格子が、偏光方向により屈折率が異なる異方性を有する層として機能する。この回折格子によって、例えば入射光のS偏光(TE波)成分は透過し、P偏光(TM波)成分がある回折角度で回折される。そして、回折されたP偏光成分は透光層で全反射されるので、薄型の偏光子として機能させることができる。
また、本発明の光アイソレータは、上記偏光子をファラデー回転子の片側面または両側面に備えることにより、薄型の光アイソレータとして機能させることができる。
また、本発明の光デバイスは、薄型の上記光アイソレータを備えるので、小型光デバイスを構成することができる。
本発明の偏光子の実施の形態の一例を示す断面図である。 図1に示す偏光子の実施形態のA部を拡大した要部拡大断面図である。 本発明の光アイソレータの実施の形態の一例を示す断面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明の光デバイスの実施の形態の一例を示す断面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明の偏光子の実施の形態の他の例を示す断面図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明の光アイソレータの実施の形態の他の例を示す断面図である。 図6に示す光アイソレータを用いた光デバイスの実施の形態の一例を示した断面図である。 本発明の偏光子の一実施形態の特性を示した線図であり、(a)は、屈折率と焦点距離との関係を示したもの、(b)は屈折率と開口数の関係を示したものである。 (a),(b)は、回折格子の製造工程の一例を説明する断面図である。 本発明の偏光子の実施形態例における消光比−波長特性を示した線図である。 従来の光アイソレータの例を示した断面図である。
以下に本発明の実施の形態の例について図に基づいて説明をする。
図1は、本発明の偏光子の実施の形態の一例を模式的に示す断面図である。図1に示すように、透光性基板3の片側表面に、第1の層1aと第1の層1aより光学的異方性を有する物質を多く含む第2の層1bとが交互に複数層配置された回折格子1が密着させて配置されている。第1の層1aおよび第2の層1bの各層は、透光性基板3の表面3aに交差する方向(本実施形態においては直交する方向)に配置されている。換言すれば、第1の層1aと第2の層1bとの積層方向が透光性基板3の表面3aと平行になるように配置されている。さらに、回折格子1の表面1aには、透光層2が配置されている。
透光性基板3の材料としては、硝子,石英,シリコン、ガーネット基板等の信号光を透過する透光性材料であれば使用することができる。この透光性材料は、使用する波長帯での損失が少なく、ダイシング時等の切断時に割れたりしない強度を有するものであればよい。また、ガーネット基板を使用する場合、その厚さにより偏波面の回転角が設定されてしまう為、必要な偏波面が得られる回転角の設定に合わせ、その厚さに加工される。
透光層2は、例えば、加熱等により固化する光配向性有機液晶材料、透光性の高分子層、透光性のフッ化ポリイミド材料、シリカ(SiO)、ARコート層(SiO/TiOの薄膜積層体)、ガラス薄膜等の信号光を透過する透光性材料であれば使用することができる。この透光層2は、回折格子1から入射する1次回折光以上の回折光を表面で全反射させる屈折率ndを有している。
図2は、本実施形態の回折格子1および透光層2の機能を説明するための模式的な断面図であり、図1のA部を拡大した要部拡大断面図である。図2に示すように、回折格子1は第1の層1aと第2の層1bとを交互に配置させて構成される。第1の層1aは透光性の樹脂等を主として含み、P偏光6に対してもS偏光7に対しても屈折率nkを有する。これに対して、第2の層1bには光学的異方性を有する物質、例えば液晶性物質が多く含まれている。第2の層1bは、光学的異方性を有する物質を多く含むことによって、P偏光6(TM波)およびS偏光7(TE波)に対して異なる屈折率を有する。即ち複屈折性を有する。例えば、P偏光6に対しては屈折率neを有し、S偏光7に対しては屈折率noを有する。そして通常、屈折率neは屈折率noまたは屈折率nkより大きく、屈折率noと屈折率nkとはほぼ同等な値になるよう設定される。入射する光の偏光方向により屈折率の異なる性質を異方性といい、その大きさΔnは、Δn=ne−noで示される。
回折格子1の表面は、第1の層1aと第2の層1bが光軸aに対して平行に形成され、光軸aに平行な方向において厚さDで形成されたものである。即ち、P偏光6に対しては、屈折率neと屈折率nkの格子間隔P(P1,P2,P3)を有する回折格子として機能する。なお、第1の層1aおよび第2の層1bを光軸aに対して傾斜させてもよい。ここで第1の層1aと第2の層1bとの間隔をPとし入射光の波長をλとすると、入射するP偏光6に対する回折角Θmは、
Figure 2010152297
で、示される。ここで、λ:入射光の中心波長、nd:透光層2の屈折率、P:格子間隔、m:整数である。格子間隔Pは、第1の層1aおよび第2の層2bの一組が繰り返して配置される周期的な間隔を示す。mが+の場合は、図2の光軸に対し上方向に回折、mが−の場合は、光軸に対し下方向に回折する。回折角Θmは、mの値が大きくなるほど、出射された光の回折角が大きくなっていく。即ち、±1次回折光の回折角Θ±1より、高次の±2次以降の回折角の方が大きい。
ここで、透光層2の全反射角をΘcとすると、
Figure 2010152297
で示される。Θm+Θc>90°の条件で、全ての回折光が透光層2の表面で全反射する。そして、回折光は透光層2内を反射しながら伝播、または回折格子1へ戻り、不要光として透光層2の表面から偏光子の外部へ出射されることがない。
また、同じ回折角で、広い波長範囲の入射光を回折させて出射させるには、図2にP1,P2,P3で示すように、格子間隔Piをそれぞれ異ならせて構成すればよい。格子間隔Piは次式で示される。
Figure 2010152297
ここで、λi:波長範囲内の入射光の波長である。例えば、入射光の中心波長を1550nmとするとλi=1550±20(nm)の範囲内にある。1530,1550,1570nm等で示される。
そして、回折格子1を透過するP偏光6に対しては、第1の層1aと第2の層1bとでは屈折率が異なるため、それぞれの層を通過する光学距離(媒質の屈折率を乗じた媒質内光路の実効長)が異なる。従って、P変更6が回折格子1を通過時に位相差Sが生じる。その位相差Sは、S=Δn・Dで示される。そして、この位相差によって回折格子1から回折光として出射される。
S偏光7は、回折格子1の液晶層からなる第2の層1bの屈折率noと高分子層からなる第1の層1aの屈折率nkとが殆ど等しいため、第1の層1aと第2の層1bとを同相で通過してそのまま回折格子1を透過し、透光層2から出射される。
このようにして、P偏光6は回折格子1で回折され、透光層2とその外側の空気との界面で全反射されるので、1次回折光以上の回折光は透光層2から外側へは出射されず、S偏光7のみ回折格子1および透光層2を透過してそのまま透光層2の外側へ出射される。
ここで、本発明の一実施形態に係る回折格子1の作製方法について、図9に基づいて説明する。回折格子1には、直線偏光のUV光を照射することにより液晶が配向するアゾベンゼン分子を有する光配向性高分子液晶が用いられる。特に置換基として桂皮酸基、カルコン基、アントラセン基、クマリン基などの光反応基を含むメソゲン基を有しているものを、光架橋性高分子液晶という。これらは、優れた透光性を有しており、熱的に安定で、耐熱性をもったものである。回折格子1の作製は、先ず前記のケイ皮酸基等を含むメソゲン基の共重合体液晶材料をジクロロエタン、クロロホルム液等の溶剤に溶解する。次に、それをスピンコーターで回転する透光性基板3上に適量滴下することによって塗布し、薄膜を形成する。その後、120分程度室温にて乾燥させ、表面が平坦な厚さ10〜20μm程度の薄膜を形成させる。
その後、図9(a)に示すように、固化した薄膜の上に、例えば格子間隔P1,P2,P3を組み合わせて形成された格子パターンが描画されたフォトマスク16を密着させて載せる。その上から格子パターンの長さ方向に偏光(紙面に垂直方向)させた平行なUV光を照射して露光する。そうすると光照射された液晶材料中の光反応基を有するメソゲン基が、光の偏光方向に配列するように光反応が進行する。このように、液晶基(メソゲン基)内の光反応基が光架橋し、メソゲン基が偏光の電界方向に並ぶように固定化される。これにより偏光方向に光反応したメソゲン基により、屈折率が減少するため、負の光学的異方性が生じる。その後、150℃程度の温度で60分程度薄膜を加熱して、熱的に再配向させ、安定化させる。これら工程によって、UV光が照射された領域のみ、複屈折性の度合いを示すΔn(=ne−no)=0.1〜0.2である第2の層1bが構成できる。
このように偏光した紫外光を照射することにより硬化する液晶材料は、一般的に光反応性を有する高分子液晶と呼ばれる。特にカルコン基などの光官能基を含む液晶分子は、偏光照射によりメソゲンが配列し、同時にその配向構造を固定することができる。回折格子1となる材料には、上記の他にもカルコン基を含む液晶材料を用いることができ、高分子のメソゲン成分としては、ビフェニル、ターフェニル、フェニルベンゾエート、アゾベンゼンなどの置換基と、桂皮酸基などの感光性基を結合した構造を含む側鎖を有し、炭化水素、アクリレート、メタクリレート、マレイミド、N−フェニルマレイミド、シロキサンなどの構造を主鎖に有する高分子を用いることができる。
このような偏光照射により光重合反応を生じ、配向して硬化する高分子液晶は、光架橋性液晶と呼ばれている。厚さ数μm〜20μm厚の層で、P偏光6に対し、体積型回折格子薄膜として機能させることができる。そして、異方性による屈折率差Δnが大きく、強度的に強く、耐湿度特性にも優れ、保護膜を必要としない構成にすることができる。このようにして、屈折率の異なる第1の層1aと第2の層1bとが層状に積層されることによって、すだれ状の格子ラインが複数並んだ位相格子としての回折格子1が形成される。
次に回折格子1上に透光層2を被着させる。基本的に回折格子1と屈折率が等しい透光性材料の薄膜が好ましく、屈折率が第1の層1aまたは第2の層1bと同じか、これらの間の屈折率とするのがよい。また、透光層2としてさらに回折格子1を形成してもよい。所定の厚さと方向の液晶層を構成しておくことにより、透光層2を1/2波長板、1/4波長板として構成することもできる。また、同様に液晶回折格子をフィルタ機能用に構成してもよく、必要に応じ使い分けることができる。
例えば、近年ギガ帯の高速伝送用途において、半導体レーザによる直接変調ではなく、光導波路型の変調器を用いた高速変調方式が用いられている。その場合、光アイソレータ素子から出射した光の偏光面は元の偏光面に対し、45°回転しており、偏光面依存性のある光導波路素子に入射させる場合、結合効率がおちる。それを又元の偏光角度0°に戻す等回転させる必要性がある。通常、この目的を達成するため、光アイソレータ素子の出射側に、使用する波長帯に見合う薄い水晶板からなる1/2波長板を装着し、これを介して偏光面を回転させ、最も入射効率の高い偏光方向で光導波路端に入射させる。そうした機能をもつ1/2波長板をさらに積層した光アイソレータ素子とすることができる。
また、高速伝送において分散による信号の劣化を低減する為、半導体レーザからの不要なスペクトラム光を除去しなければならない場合がある。その場合、半導体レーザからの出射光をバンドパスフィルタを透過させ、不要なスペクトラム光を除去してから、光アイソレータ素子に入射させるか、又は光アイソレータ素子からの出射光をバンドパスフィルタに入射させる。そうした機能を有するある所定の厚さをもつフィルタ基板を光アイソレータにさらに積層する場合がある。その場合、1/2波長板が更に付加される。
図9(b)は、回折格子1の表面上に透光層2を被着させる場合の実施例である。この場合は、回折格子1を構成した後、その上面に液晶溶剤を所定の厚さ、例えば数μm厚にして塗布、乾燥し、上面から平行UV光を照射することにより液晶をUV光の偏光方向に配向させたものである。その膜厚TがΔnT=λ/2の場合、1/2波長板として機能し、回折格子1からの出射光5を所定の偏光方向に回転させることができる。透光層2にこのような機能を持たす必要がない場合、偏光したUV光照射をせず、加熱して硬化させることによって透光性の高分子層として構成すればよい。
また、透光性のポリイミド薄膜を装着してもよい。ポリイミド薄膜は、含フッ素ポリイミド薄膜で、高い透明性と低い誘電率を有するもので、常温で屈折率np=1.52を有している。この屈折率npは、回折格子1の第1の層1aの屈折率nk、第2の層1bの常光屈折率noにほぼ等しく、それにより回折格子1との界面での屈折率差による反射を抑えることができる。ポリイミド薄膜等から成る透光層2の空気に曝される外側表面には、さらにSiO,TiO等の誘電体多層膜からなるARコートを施すと、光源又は光ファイバ端から入射する入射光の反射を防止することができる。透光層2の屈折率をndとすると、透光層出射面側の臨界角Θcは次式で示される。
Figure 2010152297
Θm+Θc>90°の条件で、全ての回折光が透光層2の出射面で全反射する。それにより、回折光が透光層2内または、回折格子1内を伝搬し、不要光として透光層2の表面から出射されるようなことがない。
そして、図1に示すように、透光性の基板3の一方面側に透光層2を有する回折格子1、を密着させて配置することによって、S偏光7のみ透過する偏光分離素子とすることができる。
例えば、格子ラインが水平方向(図1においては紙面垂直方向)になるように配置された回折格子1にランダムな偏光成分を有する入射光4が入射すると、P偏光6成分は、透光層2の表面で全反射し、S偏光7成分のみが透光層2を通過して透光層2の表面から出射される。
次に、図3は、本発明の光アイソレータ10の実施の形態の一例を示す断面図である。上記、透光性基板3として、厚さXのBi置換ガーネット材等から成るファラデー回転子9を用い、その両側に厚さDの回折格子1を配置し、さらにその外側表面に厚さTの透光層2を配置して構成されている。出射側の回折格子1の格子ラインの角度、すなわち、入射面側から見た格子ラインの角度は、入射側の回折格子1の格子ラインの角度に対して光軸aの周方向に、例えば、入射側から見て時計方向に45度回転して配置されている。
ファラデー回転子9への磁界印加用磁石は、磁束の方向が光の進行方向に対して平行になるように設置される。半導体レーザ等から順方向(信号光が伝達される方向)に出射された光アイソレータ10の入射光4の偏光面は、光アイソレータ10の入射側の回折格子1に対しS偏光7になるように位置調整されている。入射光4は、ARコート処理をした透光層2を透過後、回折格子1の表面に垂直に入射、その後直進して回折格子1に垂直に裏面から出射される。その後ファラデー回転子9内で、光軸aに対し例えば偏光面を45度回転されて出射側の回折格子1に入射される。そして、光軸aの周方向に対し45度回転させて設置された出射側の回折格子1をS偏光条件のまま透過し、出射されてもう一方の透光層2に入射後、出射光5として出射される。
一方、反射戻り光8は、ランダムな偏光面を有しており、出射光5と逆の方向から光アイソレータ10に入射する。反射戻り光8のうち、出射側の回折格子1(図中右側)に対しS偏光7となる成分を有する反射戻り光8は、そのまま出射側の透光層2を介して回折格子1を透過するが、P偏光6となる成分を有する反射戻り光8は、回折格子1によって角度Θmの方向へ進路を変更され、ファラデー回転子9基板内に出射されて伝搬する。そして、屈折率の大きなファラデー回転子9と入射側の回折格子1(図中左側)との界面で全反射されるので、半導体レーザ等の元の光源方向には戻らない。また、S偏光7成分を有する反射戻り光8は、ファラデー回転子9を透過するときにさらに右に45度偏光面を回転されるため、入射側の回折格子1(図中左側)に対し、P偏光6(異常光)となって入射される。そして、そこで角度Θmの方向へ進路を変更され、透光層2に出射されるために、この反射戻り光8も透光層2で全反射されて元の光源方向には戻らない。
この場合の光アイソレータの厚さHは、回折格子1に用いた透光層2の厚さT=10〜20μm、回折格子1の厚さD=10〜20μm、Bi置換ガーネットを使用したファラデー回転子9の厚さX=300〜450μmであり、光アイソレータ10の厚さH=340〜510μm程度で実現できる。このように、従来の2色性偏光子を用いた積層型光アイソレータより薄型の光アイソレータ10が実現できる。また、磁界印加用磁石は、磁束の方向が光の進行方向と平行になるように設置される。
図4(a)は、図3に示した光アイソレータ10を、フェルール11の端面に固定したもので、半導体レーザと接続するレセプタクル等に使用できる形態のものである。フェルール11の端面は3〜5°程度に傾斜研磨される。フェルール11の外径は1.25mmまたは2.5mm、長さは3〜5mmであり、両端面の間を光ファイバ12が挿通されている。フェルール11の一端面には、ダイシングソーにより一辺250〜300μm程度に切断された本実施形態の光アイソレータ10が光ファイバ12を覆うように固定されている。
光アイソレータ10は厚さLを500μm以下にできるため、従来に比較してより小さなサイズとすることができる。フェルール11端への固定には、例えばUV接着剤等を用いて固定する。また、ファラデー回転子9への磁界印加用磁石は、フェルール11の端面外周部に設置してもよいし、一定磁界を印加できるそれ以外の場所に設置してもよい。磁化保持型ガーネットによるファラデー回転子9を用いることにより磁界印加用磁石を省略してもよい。
このようなフェルール11の一端から他端にかけてフェルール11内に配置された光ファイバ12と、光ファイバ11を覆うようにフェルール11の一端面に固定された光アイソレータ10とを備える光デバイスをレセプタクル内に設置することで、半導体レーザに対する戻り光を、例えばアイソレーション30dB以上で除去する光アイソレータ機能付きフェルールとすることができる。
図4(b)は、図3に示す本実施形態の光アイソレータ10を、外径1.25mmまたは2.5mm、長さ8〜15mmのフェルール11内に設置固定した場合の実施例である。この実施例において、例えば、シングルモードファイバの中央部に適切な長さの外径125μmのコアレスファイバ13とコアレスファイバ13の両側に屈折率分布型ファイバ14が融着された複合ファイバを用いる。屈折率分布型光ファイバ14は、コア径が50〜120μm、比屈折率差Δ=0.6〜1.5%のものである。この複合ファイバを挿通したフェルール11の中央部に、複合ファイバを横切るように幅W(>1mm)の溝をダイシングソーを用いて加工する。この溝状に設けられた凹部内に、光アイソレータ10を固定し、実装する。光アイソレータ10の接続固定は、UV接着剤またはシリコン系の透光性樹脂材料15を用いて行なう。また、これら接着剤は光ファイバに近い屈折率材料のものを用いる。これによって、0.5dB程度の低損失な接続が可能となり、例えば30dB程度のアイソレーション特性を有する光デバイスを実現することができる。また、ファラデー回転子9に磁界を印加する磁石が、フェルール11の溝内、または外周部に設置される。磁化保持型ガーネットによるファラデー回転子9を用いることにより磁石を省略しても差し支えない。
次に、図5は、偏光子の片側面にレンズ機能を付加した場合の本発明の偏光子の一実施例を断面図で示す。
図5(a)は、図1の透光層2を、ある曲率半径rの球状表面を有するレンズ19として構成したものに相当する。レンズ19に使用する材料は、光配向性の高分子液晶材料、透光性の高分子樹脂、例えば、透光性のフッ化ポリイミド樹脂の他、PC、PMMA等の透光性材料も使用することができる。αは開口角で、近似的に次式で示される。
Figure 2010152297
開口角αが大きい程、多くの入射光を取り込むことができる。また、開口角αから、開口数NA=n・sinα(nはレンズの外の媒質の屈折率)が求められる。
図8(b)は、レンズ19の球面半径rと開口数NAとの関係を示したもので、曲率半径rが小さい程、またレンズ19を構成する透光層2の材料の屈折率が大きい程、開口数が大きくなることを示している。図8(a)は、レンズ19の焦点距離と球面半径rとの関係を示したもので、曲率半径rが小さいと焦点距離が小さくなり、それに併せ焦点とレンズ先端面間の作動距離WDも小さくなることを示す。この為、使用条件により、必要な開口数(NA)に対する曲率半径rと透光性材料の屈折率nとを選択して決める。
回折格子1上のレンズ19の形成は、精密な半球形状の型を多数有する電鋳型を用い、半球レンズを別途熱インプリント成形加工、多数個の半球レンズをシート上に搭載し、その後回折格子1の基板3上に装着させ、それをダイシング加工して個別片に切り出すか、基板3上に偏光分離機能を有する回折格子1を形成した後、精密な電鋳型により回折格子1上に装着した樹脂材料からなる透光層2を直接熱インプリント成形することで、半球レンズを構成する事ができる。
なお、レンズ19は球状表面ではない凸形状、例えば非球面としてもよい。
図5(b)は、透光層2からなるレンズ層をフレネルレンズ20で構成した場合の実施例で、基板3上に偏光分離機能を有する回折格子1を形成した後、精密な電鋳型によりフレネルレンズ20を構成したものである。この場合、事前に必要なレンズ特性(開口数、サイズ等)、のフレネルパターンを電鋳型に加工し、その後その型を用いて熱インプリント成形すればよい。例えば、基板3上に回折格子1を形成後、透光層2を必要な厚さに装着し、その後、電鋳型により所定のパターンの熱インプリント成形をする。使用する材料により、UV光で成形して構成することもできる。また、図5(b)に示したように断面形状を三角形状のブレーズ状にした方が高効率な結合ができる。それは、入出射する光の回折方向と、傾斜面による光の屈折方向を一致させることで、結合効率を改善することができるからである。開口数NAの調整は、回折格子1の間隔、三角形状のブレーズ角度βを変化させることで行う。
図6は、光アイソレータの透光層2部分に、図5に示したレンズ機能を有する場合の光アイソレータの実施例で、図6(a)は、ファラデー回転子9の両側の透光層2に凸形状表面を有するレンズ19を形成した場合を示す。また、例えば、図6(a)中左側のレンズ19aの曲率半径をr1、右側のレンズ19bの曲率半径をr2とし、それを変えることにより両側のレンズの開口数NAを変えた例を示す。例えば、半導体レーザ21と接続する場合開口数NAは大きい方がよく、図8(b)から、r=0.2mmとし、屈折率1.8の透光性樹脂を用いればNA=0.2のレンズ19aが得られる。また、光ファイバと12と接続させるには、NA=0.15であればよく、同様に屈折率1.8の透光性樹脂を用いればr=0.3mmでレンズ19bを得ることができる。このように曲率半径rを変えることにより、開口数NAを変えることでき、また、使用する透光性樹脂の屈折率を変えることでも、開口数NAを変えることができる。
図6(b)のフレネルレンズ20a,20bを用いた光アイソレータの場合は、左側のレンズ20aと右側のレンズ20bの各開口角α1、α2は、回折格子1の間隔Pおよび材料の屈折率を変化させることで、調整することができる。開口角α1,α2は、格子間隔Pを密にする程、また材料の屈折率が大きい程、大きくなる。
光アイソレータとしての動作原理は、図3に示す光アイソレータと同じである。
図7は、図6(a)に示した透光層2を球レンズ19a,19bにした場合の光アイソレータを、磁界印加用の磁石22と固定用金具23と共に、フェルール11の端面に実装固定した場合の実施例を示す。半導体レーザ21側の開口数NAを大、光ファイバ12側の開口数NAを小さく設定した光アイソレータを用いるものである。このようにレンズ機能を伴う光アイソレータを用いた場合は、従来のような結合用レンズが不要となり、光モジュールの小型・集積化を図ることができる。
図10は、本発明の回折格子1を用いた偏光子を広帯域化する実施形態の場合をグラフにして示した線図である。例えば、格子間隔P=Pi(i=1,2,3)とすると、(P3>P2>P1)という条件にした場合の波長−消光比の特性を示したものである。
Figure 2010152297
ここで、λi:入射光の波長帯に含まれる各光の波長を示す。
回折格子1の格子間隔がP2のみとした場合、中心波長λ2での消光比40dB以上の帯域は図10中のΔλ程度であるが、回折格子1の格子間隔をP1,P2,P3(P1<P2<P3)とした場合(図2参照)、ピーク消光比はおちるものの、消光比40dB以上の帯域はΔwとなり、Δλより増大する。それにより消光比の波長依存性を緩和することができ、安定した使用ができる。なお、P1,P3はP2の格子間隔より僅かに異なる間隔の格子間隔を示す。
格子間隔P1,P2,P3は、必ずしも順に大きくなるように、または、小さくなるように配列する必要はなく、互いに異なる格子間隔Pmを有する組が複数配列されて組み合わされたものとすればよい。例えば、図2に示すように、格子間隔P1,P2,P3の組が上から順にP3,P2,P1、次の組がP1,P2,P3、その次の組がP3,P2,P1と配列させてもよいし、これら一組のP1,P2,P3をこの組の中でランダムに配置してもよい。また、P1,P2,P3の3種の異なる格子間隔の場合を例にしたが、さらに増やすことにより、より広帯域に波長依存性を緩和することができる。
以上詳述したが、本発明は上述の実施の形態および実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更は可能である。
また、上記実施の形態の説明において上下左右という用語は、単に図面上の位置関係を説明するために用いたものであり、実際の使用時における位置関係を意味するものではない。
1:回折格子
1a:第1の層
1b:第2の層
2:透光層
3:透光性基板
4:入射光
5:出射光
6:P偏光
7:S偏光
8:反射戻り光
9:ファラデー回転子
10:光アイソレータ
11:フェルール.
12:光ファイバ
13:コアレスファイバ
14:GIファイバ
15:透光性樹脂
16:フォトマスク
19:レンズ
20:フレネルレンズ
21:半導体レーザ
22:磁石
23:固定用金具

Claims (10)

  1. 透光性基板と、
    該透光性基板の表面に配置され、第1の層と該第1の層より光学的異方性を有する物質を多く含む第2の層とが前記透光性基板の表面に交差する方向に交互に複数層配置された回折格子と、
    該回折格子の前記透光性基板と反対側の表面に配置され、前記回折格子から出射される1次以上の回折光を全反射する透光層とを備えていることを特徴とする偏光子。
  2. 前記回折格子が、光架橋性高分子液晶を含んでいることを特徴とする請求項1記載の偏光子。
  3. 前記透光層が、前記第1の層または前記第2の層の屈折率と同じか、または前記第1の層の屈折率および前記第2の層の屈折率の間の屈折率を有することを特徴とする請求項1または2記載の偏光子。
  4. 前記回折格子および前記透光層が、同じ光硬化性高分子材料を含んでいることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の偏光子。
  5. 前記回折格子において隣り合う前記第1の層同士の間隔を格子間隔としたときに、前記回折格子は、互いに異なる格子間隔を有する複数の前記第1の層および前記第2の層から成る組が繰り返された層構成を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の偏光子。
  6. 前記透光層の前記回折格子と反対側の表面が凸曲面とされていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の偏光子。
  7. 前記透光層の前記回折格子と反対側の表面にフレネルレンズが形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の偏光子。
  8. 前記透光性基板はファラデー回転子であり、該ファラデー回転子の片側面または両側面に、請求項1乃至7のいずれかに記載の偏光子を備えた光アイソレータ。
  9. フェルールと、該フェルール内に配置された屈折率分布型ファイバと、前記フェルールの外周面から前記屈折率分布型ファイバを横切るように設けられた凹部と、該凹部内に設置され、前記屈折率分布型ファイバと光結合された請求項8記載の光アイソレータとを備えた光デバイス。
  10. フェルールと、該フェルールの一端から他端にかけて前記フェルール内に配置された光ファイバと、前記光ファイバを覆うように前記フェルールの端面に固定された請求項8記載の光アイソレータとを備えた光デバイス。
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