JP2010151895A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、オプショナル装置の有無に関わらず、ユーザビリティーを損なうことなく本体フレームの歪みを抑え、転倒の恐れの無い、低コスト、小型且つ軽量の画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、装置本体を支持するための2つの固定された支持脚26、27を装置本体の底面に有し、装置本体に排出装置21、原稿読み取り装置22を着脱可能な画像形成装置20において、装置本体の底面に、装置本体を支持するための1つの移動可能な支持コロ28と、オプショナル装置の着脱に連動して、装置本体のみの第1重心Gの位置と装置本体及び排出装置21、原稿読み取り装置22を合わせた第2重心Gの位置との間の重心の移動に合わせて、排出装置21、原稿読み取り装置22の着脱に連動して、移動可能な支持脚28を重心Gの移動した方向へ移動する支持脚移動機構(孔23、開口部29、コロ保持部材33、レバー34、バネ36、ストッパ37)を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式を採用する複写機やレーザービームプリンタ等の画像形成装置に関するものである。
一般的に用いられる画像形成装置は、剛体あるいはゴム等の弾性体からなる4つ以上の支持脚によって支持され机等に設置される。このとき、机等の表面が歪んでいたり凹凸があった場合、4つ以上の支持脚は同一平面上に無くなり、支持脚に掛かる荷重のバランスが崩れ、装置の骨格部を形成する本体フレームが捻じれる。その結果、本体フレームに直接的または間接的に支持された像担持体である感光体ドラムおよび露光手段であるレーザースキャナ装置の位置関係が崩れる。または、レーザースキャナ装置そのものが捻じれるなどして印字位置精度が崩れ画質の低下を招くことになる。また、紙送りでのスキュー補正が不完全になったり、軸受の偏磨耗や搬送ローラの歪みによって用紙斜行やシワが発生して搬送品質の低下を招くことにもなる。
ここで、本体フレームの剛性を高めようとすると、補強部材を追加するなどしてコスト、装置サイズおよび装置重量が増大するという問題があった。また、机等の歪みおよび凹凸に合わせて支持脚の高さを調節するという手段もあるが、ユーザーが調節することになりユーザビリティー上の問題があった。
上記問題を解決するために、従来の画像形成装置では、装置本体の重心が位置する底面に支持脚を配置したものがある(特許文献1参照)。また、装置本体が3つの支持脚によって支持され、1つの支持脚が装置本体の周囲4辺のうち、中間転写ベルトを支持する従動ローラの軸線と平行な1辺の重心近傍に配置したものがある(特許文献2参照)。
特開2005−77498号公報 特開2005−148171号公報
上記の特許文献1、2においては、画像形成装置が単体で机またはオプショナル給送装置の上に設置されるときには問題ない。しかし、画像形成装置に排出装置や原稿読み取り装置などのオプショナル装置を取り付けたときに装置全体の重心が移動し、本体フレームが歪むという課題があった。また、特に特許文献2においては、支持脚が3つのため、装置全体の重心の移動は装置の転倒を招く恐れがあった。
そこで本発明は、オプショナル装置の有無に関わらず、ユーザビリティーを損なうことなく本体フレームの歪みを抑え、転倒の恐れの無い、低コスト、小型且つ軽量の画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、装置本体を支持するための2つの固定された支持脚を前記装置本体の底面に有し、前記装置本体に少なくとも1つ以上のオプショナル装置を着脱可能な画像形成装置において、前記装置本体の底面に、前記装置本体を支持するための1つの移動可能な支持脚と、前記オプショナル装置の着脱に連動して、前記装置本体のみの重心の第1重心位置と前記装置本体及び前記オプショナル装置を合わせた重心の第2重心位置との間を重心が移動することに合わせて、前記移動可能な支持脚を前記重心の移動した方向へ移動する支持脚移動機構を有することを特徴とする。
本発明によれば、オプショナル装置の有無に関わらず、ユーザビリティーを損なうことなく本体フレームの歪みを抑え、転倒の恐れの無い、低コスト、小型且つ軽量の画像形成装置を提供できる。
[第一実施形態]
本発明に係る画像形成装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。
(画像形成装置)
図16は、本実施形態に係る画像形成装置を正面から見た概略構成図である。図16に示すように、画像形成装置は、プロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2K、中間転写ベルト6、1次転写ローラ9、給送カセット10、給送ローラ12、2次転写ローラ15、定着ローラ対16を有している。
プロセスカートリッジ2Y〜2Kは、それぞれイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像剤(トナー)を備えている。プロセスカートリッジ2Y〜2Kは、感光体ドラム(像担持体)1Y、1M、1C、1Kを回転自在にその両端を支持されて設けている。
各感光体ドラム1Y〜1Kは、帯電ローラ3Y、3M、3C、3Kに帯電バイアスを印加することにより、その表面が一様に帯電させられ、露光手段であるレーザースキャナ5から発せられたレーザー光により選択的に露光され、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像ローラ(現像手段)4Y、4M、4C、4Kにより各色のトナーを付着させられ、トナー像として現像される。
中間転写ベルト6は、駆動ローラ7、および従動ローラ8により張架されており、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの付勢により感光体ドラム1Y〜1Kに当接しながら駆動ローラ7が回転することにより回転駆動される。また、1次転写ローラ9Y〜9Kには、所定の転写バイアスが印加され、感光体ドラム1Y〜1K表面上の各色トナー像が中間転写ベルト6上に順次重ね合わされて転写され、4色のトナー像となる。
給送カセット10に積載された記録シート11は、給送ローラ12により給送された後、搬送ローラ対13、レジストローラ対14を通って中間転写ベルト6と2次転写ローラ15とが当接する2次転写位置に搬送される。2次転写位置では、所定のバイアスを印加された2次転写ローラ15により、中間転写ベルト6上の4色のトナー像が記録シート11に転写される。
4色のトナー像を転写された記録シート11は、定着ローラ対16に搬送され、トナー像が熱と圧力により記録シート11上に溶融固着されることにより、カラー画像が得られる。トナー像を定着された記録シート11は、排出ローラ対17を通過して排出トレイ18上に排出、積載される。
(支持脚)
次に、装置本体を支持する支持脚について、図1〜図6を用いて説明する。
図2に示すように、画像形成装置20は、排出装置(オプショナル装置)21、原稿読み取り装置(オプショナル装置)22を着脱可能である。排出装置21は画像形成装置20の上に着脱可能であり、装着時に排出装置21の突起部24が画像形成装置20に設けられた孔23に入り込む。原稿読み取り装置22は排出装置21の上に着脱可能であり、装着時に原稿読み取り装置22の突起部22aが排出装置21に設けられた孔25に入り込む。また、原稿読み取り装置22は、排出装置21が装着されないとき、画像形成装置20の上にも着脱可能であり、このときの装着状態では突起部22aは孔23に入り込む。
図1は画像形成装置20を下から見た図である。図1に示すように、画像形成装置20は、支持脚26、27と支持コロ(移動可能な支持脚)28の3点で支持されている。
支持脚26、27は、画像形成装置20の底面に固定されている。支持脚26、27は、画像形成装置20の骨格を形成する図示しない2つの側板の鉛直下方にそれぞれ配設されている。
支持コロ28は、画像形成装置20の底面に形成された開口部29に沿って矢印A方向に移動可能である。支持コロ28は、画像形成装置20が設置される机または床の上を転がり移動できる。
図3は支持コロ28を移動させる支持脚移動機構の概略図である。図3に示すように、画像形成装置20は、オプショナル装置の着脱動作に連動して支持コロ28を移動させる支持脚移動機構を有している。支持脚移動機構は、孔23、開口部29、コロ保持部材33、レバー34、バネ36、ストッパ37から構成されている。本体フレームは、前側板30と後側板31との間にステー32を締結して、構成されている。
支持コロ28は、コロ保持部材33に保持されている。コロ保持部材33の上面は、ステー32の下面に当接している。コロ保持部材33は、ピン33aを一体に形成している。コロ保持部材33は、装置本体に取り付けられたバネ36により前側板30側(図3中の右側に)に付勢されており、ストッパ37に突き当たる位置で静止している。
レバー34は、L字形に形成されており、屈曲部において、後側板31の上端に設けられた回動軸35を中心に回動可能に支持されている。レバー34の一端には長孔34aが形成されている。長孔34aは、コロ保持部材33のピン33aと嵌合している。レバー34の他端34bは、孔23に対向する位置にある。
図4は排出装置21が装着されているときの支持コロ28を説明するための概略図である。図4に示すように、排出装置21は、突起部24が上下方向にスライド可能な溝部38を有している。溝部38の上部には、突起部24が突き当たる上ストッパ39が形成されている。
画像形成装置20の上に排出装置21が装着されると、突起部24が孔23に入り込み、レバー34の他端34bを押し下げて、レバー34を回動軸35を支点として時計回りに回動させる。このとき、突起部24の上端は、上ストッパ39に突き当たって上方向の移動を規制されている。
回動したレバー34は、長孔34aに嵌合したピン33aを介して、コロ保持部材33を後側板31側(図4中の左側)に引っ張る。これにより、コロ保持部材33は、バネ36の付勢力に抗して、ステー32と当接しながら後側板31側に移動する。支持コロ28は、机または床の上を回転しながら、コロ保持部材33とともに移動する。
排出装置21は、その内部のユニット配置の影響で重心が図4の左寄りにある。このため、画像形成装置20と合わせた重心位置(第2重心位置)は画像形成装置20単体の重心位置(第1重心位置)よりも図4の左に移動することになる。この重心の移動に合わせて、上記説明のように支持コロ28が図4の左に移動することになる。
図5は排出装置21の上に原稿読み取り装置22が装着されているときの支持コロ28を説明するための概略図である。図5に示すように、原稿読み取り装置22が装着されると、排出装置21の孔25に入り込んだ突起部22aはは、突起部24を押し下げ、レバー34を回動軸35を支点として時計回りにさらに回動させる。このとき、長孔34aに嵌合したピン33aを介してコロ保持部材33がステー32と当接しながらさらに図5の左に移動する。支持コロ28は、机または床の上を回転しながらコロ保持部材33とともにさらに図5の左に移動する。
原稿読み取り装置22は、その内部のユニット配置の影響で重心が図5の左寄りにある。このため、画像形成装置20、排出装置21、原稿読み取り装置22の3つの装置を合わせた重心位置(第3重心位置)は、画像形成装置20と排出装置21とを合わせた重心位置(第2重心位置)よりも図5の左に移動する。この重心移動に合わせて、上記説明のように支持コロ28が図5の左に移動することになる。
また、原稿読み取り装置22を画像形成装置20の上に直接装着することもできる。このとき、突起部22aは孔23に入り込み、レバー34を時計回りに回動させて、所定の量だけ支持コロ28を移動させることになる。
また、原稿読み取り装置22や排出装置21を取り外したときは、バネ36の付勢によりコロ保持部材33および支持コロ28は図の右方向に移動し、オプショナル装置を全て外したときは、図3の状態に戻る。
図6は支持コロ28の位置を詳しく説明するための底面図である。図6に示すように、オプショナル装置を含めた装置全体の重心Gと後側板31との距離a、重心Gと前側板30との距離bとする。重心Gから側板へ下ろした垂線と支持脚27との距離c、重心Gから側板へ下ろした垂線と支持脚26との距離dとする。支持コロ28と後側板31との距離A、支持コロ28と前側板30との距離Bとする。
このとき、ad/Af=bc/Beを満たす位置に、支持コロ28が配設されると、下記の2つの回転モーメントが釣り合う。1つは、重心Gにかかる全装置(画像形成装置とオプショナル装置)の重量が2つの側板30、31に及ぼす回転モーメントである。もう1つは、支持コロ28の反力が2つの側板30、31に及ぼす回転モーメントである。これにより、2つの側板30と31とが互いに捩れることが無くなり、本体フレームの歪みを防止することができる。
本実施形態は、排出装置21や原稿読み取り装置22を装着したときに、画像形成装置20と合わせた重心位置の移動に合わせてad/Af=bc/Beの関係が成り立つように支持コロ28を移動させる。
(効果)
上述のごとく、画像形成装置20に排出装置21、原稿読み取り装置22を取り付けることにより装置全体の重心が移動しても、ユーザーが特別な操作を行うことなく、支持コロ28を移動することができる。これにより、支持脚26、27、支持コロ28の3点で、重心移動に合わせた支持ができ、本体フレームが歪むことや、装置の転倒を抑制できる。また、本体フレームの剛性を高めるため、補強部材を追加する必要もなく、コスト、装置サイズおよび装置重量が増大することも抑制できる。
なお、本実施形態では、画像形成装置20が設置される机または床との摩擦を軽減させるためにコロ(支持コロ28)を用いたが、必ずしもコロに限定されるものではなく、球等であってもよい。また、画像形成装置20に装着されるオプショナル装置は、3つ以上であってもよい。
[第二実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第二実施形態について図を用いて説明する。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。図7は画像形成装置40を下から見た図である。図8は揺動脚41、42の揺動支点(揺動軸)44を移動させる構成を説明するための概略図である。
図7、図8に示すように、本実施形態に係る画像形成装置40は、上記第一実施形態の画像形成装置20の孔23、支持コロ28、コロ保持部材33、レバー34、バネ36、ストッパ37を設けていない。その代わり、揺動脚41、42、揺動レバー(揺動支持部材)43、揺動軸(揺動支点)44、バネ49、孔50を設けている。画像形成装置20の底面において、支持脚26、27と揺動脚41、42の4点が机などの設置面に当接している。
図8に示すように、揺動脚41、42、揺動レバー43、揺動軸(揺動支点)44、バネ49、孔50は、オプショナル装置の着脱動作に連動して揺動脚41、42を移動させる揺動支点移動機構を構成する。
揺動レバー43は、コの字形状の部材であり、中央に長孔43aが穿孔されている。長孔43aには装置本体に保持された揺動軸44が嵌合している。揺動レバー43は揺動軸44を支点として揺動可能であり、両端に揺動脚41、42を有している。揺動脚41、42は、支軸45、46を中心に揺動可能となっている。揺動脚41、42は、互いに連動して揺動する。
揺動レバー43は、装置本体の規制部47、48によって図8の左右方向の位置を規制されている。揺動軸44は、装置本体に取り付けられたバネ49により前側板30側(図8の右方向)に付勢されており、長孔43aの端部に突き当たる位置で静止している。
上記構成により、2つの揺動脚41、42は、揺動軸44を支点に揺動でき、設置面に凹凸がある場合でも常に2つの揺動脚41、42を設置面に当接させることができる。そして、画像形成装置40は、揺動軸44、揺動レバー43を介して、2つの揺動脚41、42で支持される。よって、画像形成装置40は2つの固定された支持脚26、27と揺動軸44との3点で支持されているといえる。
図9は原稿読み取り装置22が装着されているときの揺動軸44を説明するための概略図である。図9に示すように、画像形成装置40の上に原稿読み取り装置22が装着されると、原稿読み取り装置22の突起部51が画像形成装置40の孔50に入り込む。そして、突起部51のテーパ部51aによりバネ49の付勢力に抗して揺動軸44を長孔43aに沿って図9の左方向へ移動させる。
このとき、揺動レバー43および揺動脚41、42は、規制部47、48に規制されているため、動かない。原稿読み取り装置22は、その内部のユニット配置の影響で重心が図9の左寄りにある。このため、画像形成装置40と合わせた重心位置は画像形成装置40単体の重心位置よりも図9の左に移動することになる。この重心の移動に合わせて、上記説明のように、装置全体を支持する支点となる揺動軸44を移動させることができる。
また、原稿読み取り装置22を取り外したときは、バネ49の付勢により揺動軸44は図9の右方向に移動し、図8の状態に戻る。
揺動軸44は、2つの側板30、31の各々の鉛直面内において、下記の回転モーメントが釣り合う位置に移動される。この回転モーメントは、固定された支持脚26、27からの反力及び揺動軸44からの反力が2つの側板30、31に及ぼす回転モーメントと、重心にかかる全装置の重量が2つの側板30、31に及ぼす回転モーメントである。
(効果)
上述のごとく、画像形成装置20にオプショナル装置を取り付けることにより装置全体の重心が移動しても、ユーザーが特別な操作を行うことなく、装置全体を支持する支点となる揺動軸44を移動することができる。これにより、支持脚26、27、揺動軸44の3点で、重心移動に合わせた支持ができ、本体フレームが歪むことを抑制できる。また、支持脚26、27、揺動脚41、42の4点で設置面に当接することで、装置の店頭を抑制できる。また、本体フレームの剛性を高めるため、補強部材を追加する必要もなく、コスト、装置サイズおよび装置重量が増大することも抑制できる。
[第三実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第三実施形態について図を用いて説明する。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。図10は本実施形態に係る画像形成装置60を下から見た図である。図11は突部材52、53を支持脚として機能させるための構成を説明するための概略図である。
図10、図11に示すように、本実施形態に係る画像形成装置60は、上記第一実施形態の画像形成装置20の支持コロ28、開口部29、コロ保持部材33に変えて、突部材52、53、スライド部材54を設けたものである。突部材52、53は、支持脚として機能させることができる。
図11に示すように、孔23、レバー34、バネ36、ストッパ37、突部材(移動可能な支持脚)53、スライド部材54は、オプショナル装置の着脱動作に連動して突部材53を支持脚として機能させる支持脚増減機構を構成する。スライド部材54は、装置本体に取り付けられたバネ36の付勢によりストッパ37に突き当たった状態で、その上面がステー32に、下面が突部材52に当接している。
突部材52は、スライド部材54を介してステー32にバックアップされ、装置本体の支持脚として機能している。突部材53は、ステー32との間に空間があり、支持脚として機能していない。
スライド部材54は、一体で形成されたピン54aを有し、ピン54aはレバー34の長孔34aと嵌合している。
図12は原稿読み取り装置22が装着されているときの突部材52、53を説明するための概略図である。図12に示すように、画像形成装置60の上に原稿読み取り装置22が装着されると、画像形成装置60の孔25に入り込んだ突起部22aは,レバー34を押し下げ、回動軸35を支点として時計回りに回動させる。このとき、長孔34aに嵌合したピン54aを介してスライド部材54がステー32および突部材52と当接しながらバネ36の付勢に抗して図12の左に移動する。このとき、スライド部材54の下面は、突部材53とも当接することになり、突部材53もスライド部材54を介してステー32にバックアップされ、装置本体を支持可能な状態となり、支持脚として機能する。
原稿読み取り装置22は、その内部のユニット配置の影響で重心が図12の左寄りにあるため、画像形成装置60と合わせた重心位置は画像形成装置60単体の重心位置よりも図12の左に移動することになる。この重心の移動に合わせて、上記説明のように突部材53が支持脚として機能する。
また、原稿読み取り装置22を取り外したときは、突起部22aが他端34bから離間し、バネ36の付勢によりスライド部材54は図12の右方向に移動し、図11の状態に戻る。
突部材53は、2つの側板30、31の各々の鉛直面内において2つの回転モーメントがとが釣り合う位置に、配置されている。この回転モーメントは、支持脚26、27からの反力及び突部材53からの反力が2つの側板30、31に及ぼす回転モーメントと、重心にかかる全装置の重量が2つの側板30、31に及ぼす回転モーメントである。
(効果)
上述のごとく、画像形成装置60にオプショナル装置を取り付けることにより装置全体の重心が移動しても、ユーザーが特別な操作を行うことなく、重心の移動に合わせて支持脚を3本から4本に追加することができる。これにより、支持脚26、27、突部材52、53の4点で、重心移動に合わせた支持ができ、本体フレームが歪むことや、装置の転倒を抑制できる。また、本体フレームの剛性を高めるため、補強部材を追加する必要もなく、コスト、装置サイズおよび装置重量が増大することも抑制できる。
なお、スライド部材の下面に若干の段差を設け、2つの突部材の内1つを当接させて積極的な支持脚とし、もう一方の突部材は装置本体が若干傾いたときにスライド部材の段差部に突き当たる補助脚として機能させることもできる。また、本実施形態では突部材は2つであるが、3つ以上であっても構わない。
[第四実施形態]
次に本発明に係る画像形成装置の第四実施形態について図を用いて説明する。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。図13は画像形成装置70を下から見た図である。図14はオプション脚62を支持脚として機能させるための構成を説明するための概略図である。
図13、図14に示すように、本実施形態の画像形成装置70は、上記第一実施形態の画像形成装置20の孔23、支持コロ28、コロ保持部材33、レバー34、バネ36、ストッパ37を設けていない。その代わり、支持脚61、オプション脚(移動可能な支持脚)62、貫通孔63を設けている。支持脚61は、装置本体に固定されており、装置本体の重心に対応した位置に配設されている。
図14に示すように、オプション脚62、貫通孔63は、オプショナル装置の着脱動作に連動して移動させる支持脚移動機構を構成する。装置本体には上面から底面まで貫通した貫通孔63が設けられている。貫通孔63の内部にオプション脚62が上下方向にスライド可能に保持されている。画像形成装置70の上にオプショナル装置がない場合は、オプション脚62の下面は装置設置面に当接しているが、オプション脚62の上面を規制するものはなく、装置本体を支持していない。
図15は原稿読み取り装置22が装着されているときのオプション脚62を説明するための概略図である。図15に示すように、画像形成装置70の上に原稿読み取り装置22が装着されると、原稿読み取り装置22の突起部22aが、画像形成装置70の貫通孔63に入り込に、オプション脚62の上面に突き当たる。
これにより、オプション脚62は、原稿読み取り装置22を支持可能な状態となり、支持脚として機能する。このとき、オプション脚62は、画像形成装置70を支持していない。また、オプション脚62は、原稿読み取り装置22の重心に対応した位置に配置されており、原稿読み取り装置22の歪みを防止できる。
(効果)
上述のごとく、画像形成装置70にオプショナル装置(原稿読み取り装置22)を取り付けた場合に、ユーザーが特別な操作を行うことなく、オプション脚62にてオプショナル装置を支持することができる。これにより、支持脚26、27、支持脚61、オプション脚62の4点で、重心移動に合わせた支持ができ、本体フレームが歪むことや、装置の転倒を抑制できる。また、本体フレームの剛性を高めるため、補強部材を追加する必要もなく、コスト、装置サイズおよび装置重量が増大することも抑制できる。
第一実施形態に係る画像形成装置を下から見た図である。 第一実施形態に係る画像形成装置及びオプショナル装置を示す図である。 第一実施形態に係る支持コロを移動させる構成の概略図である 第一実施形態に係る排出装置が装着されているときの支持コロを説明するための概略図である。 第一実施形態に係る排出装置の上に原稿読み取り装置が装着されているときの支持コロを説明するための概略図である。 第一実施形態に係る支持コロの位置を詳しく説明するための底面図である。 第二実施形態に係る画像形成装置を下から見た図である。 第二実施形態に係る揺動脚の揺動支点を移動させる構成を説明するための概略図である。 第二実施形態に係る原稿読み取り装置が装着されているときの揺動軸を説明するための概略図である。 第三実施形態に係る画像形成装置を下から見た図である 第三実施形態に係る突部材を支持脚として機能させるための構成を説明するための概略図である。 第三実施形態に係る原稿読み取り装置が装着されているときの突部材を説明するための概略図である。 第四実施形態に係る画像形成装置を下から見た図である。 第四実施形態に係るオプション脚の構成を説明するための概略図である。 第四実施形態に係る原稿読み取り装置が装着されているときのオプション脚を説明するための概略図である。 第一実施形態に係る画像形成装置の概略断面図である。
符号の説明
20、40、60、70 …画像形成装置
21 …排出装置
22 …原稿読み取り装置
22a、24 …突起部
23、25 …孔
26、27、61 …支持脚
28 …支持コロ
29 …開口部
30 …前側板
31 …後側板
32 …ステー
33 …コロ保持部材
33a、54a …ピン
34 …レバー
34a …長孔
34b …他端
35 …回動軸
36 …バネ
37 …ストッパ
38 …溝部
41、42 …揺動脚
50 …孔
52、53 …突部材
54 …スライド部材
62 …オプション脚
63 …貫通孔

Claims (7)

  1. 装置本体を支持するための2つの固定された支持脚を前記装置本体の底面に有し、前記装置本体に少なくとも1つ以上のオプショナル装置を着脱可能な画像形成装置において、
    前記装置本体の底面に、前記装置本体を支持するための1つの移動可能な支持脚と、
    前記オプショナル装置の着脱に連動して、前記装置本体の重心の第1重心位置と前記装置本体及び前記オプショナル装置を合わせた重心の第2重心位置との間を重心が移動することに合わせて、前記移動可能な支持脚を前記重心の移動した方向へ移動する支持脚移動機構を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記装置本体の骨格を形成する2つの側板を有し、
    前記支持脚移動機構は、前記オプショナル装置の着脱に連動して、前記2つの側板の各々の鉛直面内において、前記固定された支持脚からの反力及び前記移動可能な支持脚からの反力が前記2つの側板に及ぼす回転モーメントと、重心にかかる全装置の重量が前記2つの側板に及ぼす回転モーメントとが釣り合う位置に前記1つの移動可能な支持脚を移動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 装置本体を支持するための2つの固定された支持脚を前記装置本体の底面に有し、前記装置本体に少なくとも1つ以上のオプショナル装置を着脱可能な画像形成装置において、
    前記装置本体に設けられた揺動支点と、前記揺動支点を中心として揺動可能な揺動支持部材と、前記揺動支持部材の両端に設けられた2つの支持脚と、を有し、前記オプショナル装置の着脱に連動して、前記装置本体の重心の第1重心位置と前記装置本体及び前記オプショナル装置を合わせた重心の第2重心位置との間を重心が移動することに合わせて、前記揺動支点を前記重心の移動した方向へ移動する揺動支点移動機構と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記装置本体の骨格を形成する2つの側板を有し、
    前記支持脚移動機構は、前記オプショナル装置の着脱に連動して、前記2つの側板の各々の鉛直面内において、前記固定された支持脚からの反力及び揺動支点からの反力が前記2つの側板に及ぼす回転モーメントと、重心にかかる全装置の重量が前記2つの側板に及ぼす回転モーメントとが釣り合う位置に、前記揺動支点を移動することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 装置本体を支持するための2つの固定された支持脚を前記装置本体の底面に有し、前記装置本体に少なくとも1つ以上のオプショナル装置を着脱可能な画像形成装置において、
    前記装置本体の底面に、前記装置本体を支持するための1つの移動可能な支持脚と、
    前記オプショナル装置の着脱に連動して、前記オプショナル装置が装着されていない状態では、前記移動可能な支持脚が前記装置本体を支持しない状態とし、前記オプショナル装置が装着されている状態では、前記移動可能な支持脚が前記装置本体を支持可能な状態とする支持脚増減機構と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記装置本体の骨格を形成する2つの側板を有し、
    前記支持脚移動機構は、前記オプショナル装置の着脱に連動して、前記2つの側板の各々の鉛直面内において、前記固定された支持脚からの反力及び前記移動可能な支持脚からの反力が前記2つの側板に及ぼす回転モーメントと、重心にかかる全装置の重量が前記2つの側板に及ぼす回転モーメントとが釣り合う位置に、前記移動可能な支持脚を配置したことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 装置本体を支持するための2つの固定された支持脚を前記装置本体の底面に有し、前記装置本体に少なくとも1つ以上のオプショナル装置を着脱可能な画像形成装置において、
    前記装置本体の底面に、前記オプショナル装置を支持するための1つの移動可能な支持脚と、
    前記オプショナル装置の着脱に連動して、前記オプショナル装置が装着されていない状態では、前記移動可能な支持脚が前記オプショナル装置を支持しない状態とし、前記オプショナル装置が装着されている状態では、前記移動可能な支持脚が前記オプショナル装置のみを支持可能な状態とする支持脚増減機構と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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