JP2010151815A - Nmr測定試料用の自動輸送デバイス、自動輸送デバイスを有する低温磁気システム、自動輸送デバイス用の輸送容器、およびnmr測定試料を搬送するための方法 - Google Patents

Nmr測定試料用の自動輸送デバイス、自動輸送デバイスを有する低温磁気システム、自動輸送デバイス用の輸送容器、およびnmr測定試料を搬送するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】輸送デバイスを提供すること。
【解決手段】入力点(A)と、被輸送物体(18)をクライオスタット(1)のRT管(4)に供給することができる供給点(Z)との間で被輸送物体(18)を搬送するための輸送デバイスであって、入力点(A)が、水平方向および垂直方向の両方で供給点(Z)から離隔され、輸送管(14)が、輸送管(14)内部で第1の移送点(B)から第2の移送点(C)に被輸送物体を空気圧により搬送するために提供され、輸送管(14)が垂直に配置され、第1の輸送容器(TB1)と第2の輸送容器(TB2)とが、被輸送物体(18)を受け取るために提供され、第1の移送デバイスが、入力点(A)と第1の移送点(B)との間に配設され、第2の移送デバイスが、第2の移送点(C)と供給点(Z)との間に提供される輸送デバイス。
【選択図】図4

Description

本発明は、被輸送物体を輸送デバイス内に挿入し、輸送デバイスから取り出すことができる入力点と、被輸送物体をクライオスタットのRT管に供給することができる供給点との間で被輸送物体を搬送するための輸送デバイスであって、被輸送物体が、NMR測定試料と試料ホルダとを備え、入力点が、水平方向および垂直方向の両方で供給点から離隔され、輸送管が、輸送管内部で、輸送管の下端部にある第1の移送点から、輸送管の上端部にある第2の移送点に被輸送物体を空気圧により搬送するために提供される輸送デバイスに関する。
このタイプのデバイスは、独国特許第3729819C2号[1]に開示されている。
NMR分光計は、1950年代以来、さらに進歩しており、はるかに高性能になっている。これらは、特に高速フーリエ変換NMR分光法(FFT−NMR)の使用を可能にするために、実用上は常に高速コンピュータと共に運用され、かつこれらはさらに、ほぼ排他的に、最大20テスラの磁場を有する超伝導磁石システムと共に運用される。
装備されるコンピュータは、高速FFTの実施を可能にするだけでなく、例えば、使用者が容易にアクセス可能な位置から超伝導磁石の磁気中心への、およびこの逆のNMR測定試料の自動輸送など、自動タスクのためにも使用することができる。この自動輸送は、これらの磁石システムが2.50メートルよりも高い高さを有することがあり、NMR測定試料が磁石システムの上側領域内に導入されることになるため、特に16T〜20Tの間の磁場を有する高磁場磁石に関して非常に有利である。
ブルカー(Bruker)社の「サンプルジェット(SampleJet)」[3]は、従来の輸送デバイスのひとつである。これは、それぞれ最大47個の被輸送物体を有する96本を試料管の5つのカセットの形態で自動デバイスマガジンに手動で供給することができる最大480個のNMR試料管のマガジン能力を有する試料自動デバイスである。被輸送物体は、個別に、選択された順序で、または順次にNMR測定に供給することができる。この試料自動デバイスは、NMR試料管(20)を試料ホルダ(19)と組み合わせて被輸送物体(18)を形成し、その後、これらをNMR測定に供給する、または直接、さらなる操作をせずに被輸送物体(18)をNMR測定に供給することができる。
さらなる従来の輸送デバイスは、ブルカー社の「BACS」[4]である。これは、60個または120個の被輸送物体のマガジン能力で利用可能なチェーンサイクル(chain cycle)を有する試料自動デバイスである。被輸送物体は、個別に、選択された順序で、または順次にNMR測定に供給することができる。
さらなる従来の輸送デバイスのひとつは、ブルカー社の「NMRケース(NMR Case)」[5]である。これは、24個の被輸送物体のマガジン能力を備える試料カルーセル自動デバイスである。被輸送物体は、個別に、順次にのみ、NMR測定に供給することができる。
さらなる従来の輸送デバイスは、日本電子株式会社(JEOL)の「サンプルチェンジャー(Sample Changer)」ASC[6]である。これは、8個、16個、または64個の被輸送物体のマガジン能力で利用可能な試料カルーセル自動デバイスである。被輸送物体は、個別に、選択された順序で、または順次にNMR測定に供給することができる。
さらなる従来の輸送デバイスは、バリアン社の「カルーセルオートサンプラー(Carousel Autosampler)」[7]である。これは、9個の被輸送物体の受取り能力を有するマガジンを備える試料自動デバイスである。被輸送物体は、個別に、選択された順序で、または順次にNMR測定に供給することができる。
上述した輸送デバイスは、被輸送物体を自動デバイスに供給するため(および[3]ではカセットを供給するため、または[5]ではカルーセルカセットを交換するため)に、使用者が、RT管の上端部の高さ領域にアクセスしなければならないという欠点を有し、これは、より大きな磁石に関しては、梯子、階段、またはさらには足場など補助手段を必要とする。しかし、このタイプの補助手段は、扱い難く、これらのいくつかは非常に高価である。
[2]が、図2bに概略的に示される自動輸送デバイス(ブルカー社の「サンプルレール(SampleRail)」)を開示する。この従来の輸送デバイスは、使用者が容易にアクセス可能な位置(点B’)からC’およびD’を介して供給点Zに被輸送物体を搬送し、供給点Zから、被輸送物体をクライオスタット1のRT管内に挿入すること、およびこの逆を行うことができる。この輸送デバイスは、空気圧駆動式の直線軸31によって、点B’とC’との間の高さの差を補償する。直線軸31は、移動させるべき要素を固定することができる機械的に接続されたキャリアを有するピストンと、シリンダと、対応する封止要素とを備える一体型の空気圧式駆動機構を有する直線誘導機構を有する。これにより、被輸送物体が輸送容器32内に位置され、輸送容器32は、点C’で、直線状に配置された直線軸31のキャリッジから切り離され、さらに、水平に配置された直線軸のキャリッジへの連結によって移送される。このキャリッジは、被輸送物体を点D’に搬送する。振動減衰によって「浮動式に」配設されるクライオスタットが冷却剤の蒸発によって浮揚または傾斜されたときでさえ被輸送物体18の誘導を保証するために、点D’と供給点Zとの間に可撓性ホース33が位置される。
[2]の輸送デバイスは、被輸送物体を水平方向および垂直方向で搬送するために、水平および垂直直線軸上に輸送容器を受け取るのに高価な連結適合性を有する高価な輸送容器32が必要となるという欠点を有する。輸送容器32は、垂直移動中に、直線軸31に限定されることなく、シリンダとして形成された直線軸の外側で、直線軸に沿って移動するので、このシステムは、被輸送物体の破損および操作員の怪我を防止するために、使用者が移動する領域内で高価な安全策の提供がさらに必要となる。
空気圧式の直線軸31のストロークは、天井高とクライオスタットのサイズとに依存する。直線軸長さ31の現地調節は、複雑なシールや、必要とされるツールなどにより、経済的に行うことができず、このため、任意の取付変更には、複雑な作業準備および顧客固有の材料調達が必要となる。
[2]で開示される輸送デバイスは、自立式であり(図2には示されない)、非常に大きい。得られる正味の重量により、この輸送デバイスは、クライオスタット1に固定接続させてはならない(傾く危険性)。この輸送デバイスが、振動減衰型のクライオスタット1に固定接続されず、かつこれ自体、能動的な振動減衰を有さないことにより、点D’と点Zとの間の可撓性ホース33で対処することが試みられた(図2b)。しかし、このホース33は、全ての振動を減衰することはできず、クライオスタット1が下げられるときに圧縮される(これは、クライオスタット1がヘリウムまたは窒素で充填されている場合である)。圧縮によってホース33の直径が低減され、これにより、被輸送物体の詰まりが繰り返される。
[1]は、ある傾きで配設されて点B’’から点C’’に延在する管(傾斜管14’’)からなる空気圧動作型の輸送デバイスを説明し(図2a)、この輸送デバイスでは、試料ホルダ内に位置されたNMR測定試料を、圧力ガスによって上方向または下方向に輸送することができる(図1)。入力点A’’は、使用者が容易にアクセスすることができる位置に位置され、点C’’は、NMRクライオスタット1に属する室温管(RT管)の上側開口に近接して位置される。
[1]の輸送デバイスは、被輸送物体およびしたがって被輸送物体内部に含まれる高感度試料が、傾斜管14’’の位置により、垂直軸から外れて回転されるという欠点がある。管14’’の傾斜された位置と、被輸送物体の正味の重量の力とにより、管の内面と試料ホルダとの間で摩擦が発生される。傾斜管14’’の角度位置と、被輸送物体の重心の位置(これは、試料充填レベル、NMR試料管の直径、および試料ホルダのタイプに応じて変化する)とに応じて、被輸送物体は、様々な様式で傾斜管14’’の内面の間で詰まる傾向がある。これらの詰まり効果は、上側および下側枢動管と傾斜管14’’との間の移行領域内で特に大きく、傾斜管14’’の傾斜位置が水平位置に近づけば近づくほど、さらに増加する。さらに、操作員が望むように、容易にアクセス可能な位置がクライオスタット1に関してより近づけば近づくほど、かつクライオスタット1の直径が大きくなれば大きくなるほど、所要の天井高が大きくなる。図2aは、これらの要件により、点C’’と供給点Zとの間の経路がより一層大きくなり、これにより、所要の天井高もより一層高くなる様子を示す。傾斜管14’’が、操作卓のテーブル面で終端し、テーブル面に固定接続されるとき(文献[1]、図2、要素65、明細書35段参照)、機械的な振動が、操作卓のテーブル面から輸送デバイスに、かつここからクライオスタット1に伝達されることがあり、これは防止すべきである。
したがって、本発明の根底にある目的は、被輸送物体を低温磁石システムのRT管の上端部に輸送するための安価な輸送デバイスであって、コンパクトであり、同時にまた試料の信頼可能な輸送を保証する輸送デバイスを提案することである。
この目的は、本発明によれば、輸送管が垂直に配置され、第1の輸送容器が、被輸送物体を受け取るために提供され、第1の移送デバイスが、第1の輸送容器を入力点と第1の移送点との間で搬送するために、入力点と第1の移送点との間に配設され、第2の輸送容器が、被輸送物体を受け取るために提供され、かつ移送デバイスが、第2の輸送容器を第2の移送点と供給点との間で搬送するために、第2の移送点と供給点との間に配設されることによって実現される。
被輸送物体は、入力点で第1の輸送容器内に挿入され、第1の移送デバイスによって入力点から第1の移送点に移動され、圧力ガスによって第1の輸送容器から浮揚され、輸送管内部で上方向へ、第2の移送点Cの上に位置された第2の輸送容器に搬送される。被輸送物体は、第2の輸送容器によって第2の移送点から供給点に搬送され、ここから、RT管内に位置された測定チャンバ内に被輸送物体を移送させることができる。同様にして、被輸送物体を測定チャンバから入力点に再び搬送することもできる。
本発明の輸送デバイスによれば、被輸送物体の軸を傾ける必要はなく、このため、被輸送物体は、常に垂直位置を保つことができる。空気圧動作型の輸送管の垂直な位置が、被輸送物体の詰まりを簡潔に防止し、何年にもわたって首尾よく使用されている試料ホルダ(「スピナ」)の形状を変えなくてよい。
被輸送物体は、被輸送物体を含む輸送容器を受け取り、搬送し、その後、再び送ることができる駆動機構を含む追加の複雑な輸送キャリッジを必要とせずに、輸送管内で、圧力ガスによって直接的で単純な様式で搬送される。
被輸送物体自体が、輸送管内部でピストンとして作用し、輸送管の内面がシリンダとして作用するので、ドライバキャリア(driver carrier)および誘導機構を有する大きな空気圧式シリンダの使用とは対照的に、さらなる要素が必要ない。このため、本発明の輸送デバイスは、排他的にクライオスタットに取り付けることができるように設計することができ、これにより、環境からクライオスタットへの振動の伝達が最小限にされ、かつ追加の振動減衰手段が必要とされない。
有利には、第1の移送デバイスが、案内レールを備え、案内レールに沿って第1の輸送容器を移動させることができる。
別法として、第1の移送デバイスが、枢動アームを有することがあり、枢動アームは、軸を中心として回転させることができ、第1の輸送容器を受け取るように適合され、枢動アームの回転運動によって、入力点から第1の移送点に第1の輸送容器を搬送する。
さらなる代替実施形態では、第1の移送デバイスは、カルーセルを備え、カルーセルは、回転軸を中心として回転させることができ、円心が前記回転軸上に位置された円内に配設された複数の第1の輸送容器を有し、カルーセルの回転運動によって、輸送容器を入力点から第1の移送点に移動させることができる。これにより、被輸送物体は、追加の係合を必要とせずに短時間で搬送することができる。
有利には、第2の移送デバイスが、案内レールを有し、案内レールに沿って、第2の輸送容器を移動させることができる。
特に有利な設計では、輸送管が、垂直対称軸を有し、第1の移送点と第2の移送点との両方が、輸送管の対称軸の上に設けられる。輸送管の対称軸上での被輸送物体の位置決めは、輸送管を通る被輸送物体の最適な輸送を保証する。
有利には、第1の輸送容器が、被輸送物体を受け取るための上側開口を有し、上側開口の直径は、輸送管の内径に等しい。これは、第1の輸送容器と輸送管との間での被輸送物体の移送を容易にする。
別の有利な設計では、第2の輸送容器が、被輸送物体を受け取るための下側開口を有し、下側開口の直径は、輸送管の内径に等しい。
簡易な取扱いを保証するために、有利には、入力点が、水平底面高さよりも上の、使用者が容易にアクセスすることができる高さに、特に人の胸の高さに位置される。
本発明の輸送デバイスの1つの特に好ましい実施形態では、第2の移送点が、水平方向で供給点に隣接して配設される。これは、高さを最小にする。
空間の量に応じて、入力点の様々な配置が有利になる。例えば、入力点が、垂直方向で第1の移送点の下に配設されることがある。
また、別法として、入力点が、水平方向で第1の移送点に隣接して配設されることもある。
本発明の輸送デバイスの特定の実施形態は、圧力ガス供給要素を有し、圧力ガス供給要素は、垂直方向で第1の移送点の下に、第1の移送点からある離隔距離で配設され、離隔距離は、第1の輸送容器が、輸送管の下端部と圧力ガス供給要素の上端部との間の空間内に、好ましくは接触せずにほぼちょうど嵌合するように選択され、圧力ガス供給要素が、輸送管の下端部に面する開口を有し、かつ圧力ガスラインによって圧力ガス発生器に接続される。圧力ガスは、輸送容器への直接接続を必要とせずに、圧力ガス供給要素によって輸送容器を通して案内させることができる。また、これにより、入力点と第1の移送点との間の大きな距離にわたって、対応する長さの圧力ガスラインを提供する必要なく、輸送容器を容易に移動させることができる。
輸送管への圧力ガス供給を最適化するために、好ましくは、圧力ガス供給要素の開口は、輸送管に関して同軸に合わせられる。
有利には、動作状態で、圧力ガス供給要素が、開口とは反対の側で、圧力ガスラインに気密に接続され、これにより垂直上方向へのガスの流れを発生する。
別の実施形態では、動作状態で、圧力ガスラインが、第1の輸送容器の下側開口に気密に接続される。これは、輸送容器が短距離にわたってのみ移動されるときに特に有利である。この場合、追加の圧力ガス供給要素が必要とされない。
また、本発明は、クライオスタットと、前記請求項のいずれか一項に記載の輸送デバイスとを有する低温磁石システムであって、クライオスタットが、被輸送物体を受け取るための連続的かつ垂直に延在するRT管を有し、入力点が、水平方向でクライオスタットから離隔され、供給点が、RT管の対称軸上で、RT管の上方に位置される低温磁石システムに関する。このタイプの低温磁石システムは、省スペースであり、本発明の輸送デバイス内部で被輸送物体がめったに詰まらないので外乱を受けない。
本発明の低温磁石システムの特に好ましい実施形態のひとつにおいて、輸送デバイスは、排他的にクライオスタットに剛性接続される。したがって、環境に対する輸送デバイスの追加の振動減衰は必要ない。
有利には、輸送管の内径がRT管の内径と等しい。このとき、第2の輸送容器は、この直径に対して最適化させることができる。
好ましくは、圧力ガス発生器が提供され、圧力ガス発生器は、磁気中心の領域からRT管の上端部に圧力ガスが流れることができるように、圧力ガスラインを介してRT管に接続される。圧力ガスは、例えば、RT管の上端部で、RT管とは別個のガスチャネル内に導入され、磁気中心の領域内に逸らされ、その後、RT管内部でRT管の上端部に向けて流れることができる。
また、本発明は、上述した輸送デバイスにおいて使用するための第1の輸送容器であって、試料ホルダとNMR測定試料とを備える被輸送物体を受け取るための上側開口と、反対側に配設された、圧力ガスを供給するための下側開口とを備える第1の輸送容器に関する。
さらに、本発明は、上述した輸送デバイスにおいて使用するための第2の輸送容器であって、上側換気開口と、反対側に配設された、試料ホルダとNMR測定試料とを備える被輸送物体を受け取るための下側開口とを備え、かつ保持デバイスを備え、保持デバイスは、活動化および活動停止させることができ、活動停止状態で、被輸送物体が落下するのを防止し、活動状態で、被輸送物体を解放する第2の輸送容器に関する。
有利には、保持デバイスは、水平方向に移動させることができる係止ボルトを備える。これは、被輸送物体を固定することができる1つの単純であり、確実であり、かつ操作上安全な可能性を示す。
また、本発明は、上述した輸送デバイスを用いて、被輸送物体を、入力点と、被輸送物体をクライオスタットのRT管に供給することができる供給点との間で搬送するための方法であって、
−被輸送物体が、入力点で、上述の第1の輸送容器内に挿入され、
−第1の輸送容器が、入力点から第1の移送点に移動され、
−第1の圧力ガス供給が、第1の輸送容器の下端部でオンに切り替えられ、これにより、被輸送物体を第1の輸送容器から浮揚させ、被輸送物体を、輸送管内部で上方向へ、第2の移送点に位置された上述した第2の輸送容器内に輸送し、
−被輸送物体が、第2の輸送容器内に係止され、
−第1の圧力ガス供給がオフに切り替えられ、被輸送物体が、第2の輸送容器によって第2の移送点から供給点に輸送され、
−RT管内にガスクッションが生成されるように、磁気中心(3)の領域への第2の圧力ガス供給がオンに切り替えられ、
−被輸送物体が、第2の輸送容器から解放され、これにより、RT管内に生成されたガスクッション上に被輸送物体を落とし、ガスクッション上で被輸送物体を下方向へ、RT管内部の測定チャンバ内に輸送し、最終的に被輸送物体がストップ上に位置する
方法に関する。
被輸送物体が測定チャンバに到達したとき、好ましくは、第2の圧力ガス供給がオフに切り替えられ、磁気共鳴測定、特にNMR分光法またはESRが行われる。
好ましくは、被輸送物体は、同じ経路に沿ってクライオスタットから入力点に戻され、MR測定の後、
−第2の圧力ガス供給が再びオンに切り替えられ、被輸送物体が、ガスクッション上で、供給点の上に位置された第2の輸送容器内に戻され、
−被輸送物体が第2の輸送容器内に係止され、第2の圧力ガス供給が再びオフに切り替えられ、
−被輸送物体が、第2の輸送容器内で、供給点(Z)から第2の移送点に戻され、
−輸送管内にガスクッションを生成するように、第1の圧力ガス供給がオンに切り替えられ、
−被輸送物体が、第2の輸送容器から解放され、これにより、被輸送物体が、ガスクッション上に落下し、ガスクッションの上で、第1の移送点およびこの下に位置された第1の輸送容器内に輸送され、
−第1の圧力ガス供給が再びオフに切り替えられ、第1の輸送容器内に位置された被輸送物体が、第1の移送点から入力点に戻される。
特に有利な様式では、被輸送物体を第2の輸送容器内に係止して被輸送物体が落下するのを防止するために、第2の輸送容器内に係止ボルトが挿入され、被輸送物体を解放するために、係止ボルトがリセットされる。
本発明のさらなる利点は、本明細書の説明および図面から分かる。以上および以下で言及する特徴は、個別に、または任意の組合せでまとめて使用することができる。図示して説明する各実施形態は、包括的な列挙と理解されるべきではなく、本発明を説明するための例示的な特徴を含む。
[1]による従来の第1の輸送デバイスの機能的原理を概略的に示す図である。 (a)は図1の輸送デバイスの動作原理を概略的に示す図である。(b)は[2]による第2の従来の輸送デバイスの動作原理を概略的に示す図である。 (a)は水平方向変位によって被輸送物体が輸送管に供給される、本発明のデバイスの動作原理を概略的に示す図である。(b)は垂直方向変位によって被輸送物体が輸送管に供給される、本発明のデバイスの動作原理を概略的に示す図である。 直線および水平方向移動によって、被輸送物体が、操作員が容易にアクセス可能な位置と、NMRクライオスタットのRT管の上端部との間で自動で往復して移動される、第1の実施形態の概略側面図である。 (a)は水平枢動運動によって被輸送物体が輸送管に供給される、本発明の輸送デバイスの第2の実施形態の概略側面図である。(b)は輸送容器を有する枢動アームの上方からの概略図である。 (a)は水平方向動作によって、1つまたは複数の被輸送物体を、選択された順序で、または順次にカルーセルカセットから供給することができる、本発明の輸送デバイスの第3の実施形態の概略側面図である。(b)は輸送容器を有するカルーセルの上方からの概略図である。 (a)は水平方向動作によって、供給された被輸送物体を含む輸送容器が、輸送管と、取り付けられた圧力ガスラインを有する圧力ガス供給要素とに一致する(位置合わせされる)ように移動される様子を示す輸送管の下側領域の概略断面図である。(b)は図7aの輸送容器が、輸送管と、取り付けられた圧力ガスラインを有する圧力ガス供給要素とに一致する(位置合わせされる)様子を示す輸送管の下側領域の概略断面図である。(c)は図7bの被輸送物体が、輸送容器を通して輸送管内に搬送され、輸送容器を通って圧力ガスが圧力ガス供給要素の方向から流れ、輸送容器が、輸送管と一致する(位置合わせされる)ようにされる様子を示す輸送管の下側領域の概略断面図である。 (a)は垂直に配置された案内デバイスによって輸送管と一致する(位置合わせされる)ように案内された、取り付けられた圧力ガスホースを有する輸送容器が、被輸送物体を供給される様子を示す輸送管の下側領域の概略断面図である。(b)は被輸送物体を含む図8aの輸送容器が、垂直方向に作用する力によって、案内デバイスの下端部にあるストップから浮揚され、案内デバイスの上端部で輸送管に対して付勢される様子を示す輸送管の下側領域の概略断面図である。(c)は被輸送物体が図8bの輸送容器から輸送管内に搬送される様子を示す輸送管の下側領域の概略断面図であって、輸送容器を通って圧力ガスが流れ、輸送容器が、垂直方向に作用する力によって案内デバイスの上端部で輸送管に対して付勢され、輸送管と一致する(位置合わせされる)ように案内される図である。 (a)は圧力ガスが通って流れる、かつ輸送管と一致する(位置合わせされた)輸送容器内部で、被輸送物体が、力の印加によって係止解除された係止ボルトを通過する様子を示す輸送管の上側領域の概略断面図である。(b)は図9aの輸送容器内部で、被輸送物体が、係止解除された係止ボルトの上に支持される様子を示す輸送管の上側領域の概略断面図である。(c)は重力により、被輸送物体が、力の印加によって係止解除された係止ボルトを通過し、次いで、位置合わせされた輸送管の方向へ輸送容器の下側開口から出て、その一方で、被輸送物体の落下速度が、反対に作用するガス流によって制御される様子を示す輸送管の上側領域の概略断面図である。 (a)は標準案内デバイスと輸送管とを有する本発明の輸送デバイスの概略図であって、輸送管の長さが、超伝導低磁場磁石システムに合わせて個別に調節される図である。(b)は標準案内デバイスと輸送管とを有する本発明の輸送デバイスの概略図であって、輸送管の長さが、超伝導高磁場磁石システムに合わせて個別に調節される図である。
本発明の自動輸送デバイスでは、試料ホルダ19内に試料管20を備える被輸送物体18が、ユーザが容易にアクセス可能な入力点A(図3a、b)から、クライオスタット1の連続的かつ垂直に延在する穴(RT管4)の上方に設けられた供給点Zに搬送される。被輸送物体は、3つの輸送区域で、各場合に、水平方向に(入力点Aから第1の移送点Bに、および第2の移送点Cから供給点Zに)、または垂直方向に(第1の移送点Bから第2の移送点Cに)搬送される。垂直輸送は、輸送管14によって行われ、輸送管14の内部で、被輸送物体18は空気圧により搬送される。
輸送管14は、現地の「現場(on site)」状況に合わせて個別に調節することができるので、簡潔であり、経済的であり、かつ非常に可撓性のある様式で、第1の移送点Bと、RT管4の上端部に隣接する第2の移送点Cとの高さの差を橋渡しする。これにより、操作員は、試料管20を交換するために、梯子、階段、足場など任意の上り補助を必要としない。これは、操作者の操作安全性および簡便性を高め、実験室員の事故の危険を低減する。
本発明のデバイスは、任意のさらなる補助手段を用いずに、超伝導磁石システムにおいて超伝導磁石2の磁気中心3で測定すべき被輸送物体18を、輸送管14の下端部の近傍にある、操作員が容易にアクセス可能な入力点Aで簡便に装荷することができる。自動輸送デバイスは、図4、7a、および8aに示されるように、輸送容器(TB1)、(TB1)内に被輸送物体18を挿入することによって装備され、これは、手動で、または通常の把持ロボットによって実現することができる。図8aは、手動操作できるように好適に設計された変形形態を示し、入力点Aが第1の移送点Bの下に設けられる。輸送容器(TB1)、(TB1)は、個別に(図4、図5a、b、図7、図8)、または同時に複数の被輸送物体181、2、3を伴って(図6)、第1の移送点Bに移送させることができる。
輸送容器(TB1)、(TB1)は上側開口10を有し、輸送容器(TB1)、(TB1)が装備されるとすぐに、移送デバイスを使用して自動または手動で、上側開口10を輸送管14の下側開口と一致するように移動させる、すなわち下側開口と同軸に位置合わせさせることができ、ここで、輸送容器(TB1)、(TB1)と輸送管14との間の離隔距離は最小に、好ましくは0.1mm〜0.3mmにすべきであり、これは、被輸送物体18を空気圧により搬送するのに必要とされる圧力ガスの過剰な、したがって非効率な流出を防止する(図5b、図6b、図7b、図8b)。
次いで、被輸送物体18は、第2の輸送容器(TB2)への移送位置に至り、第2の輸送容器(TB2)は、輸送管14の上端部(第2の移送点C)で末端ストップ15a(図4)に位置されるべきであり、かつ輸送管14に面する開口16を有する。このとき、少なくとも1つのセンサによって、上側輸送容器(TB2)が末端ストップ15aに位置される(すなわち、輸送容器(TB2)と輸送管14とが互いに同軸に位置合わせされ、これにより、第2の輸送容器(TB2)の下側開口16が輸送管14の上側開口と一致する)ことを保証することができる。第2の輸送容器(TB2)は、図9a〜cに詳細に図示され、係止ボルト28を有し、係止ボルト28によって、被輸送物体18を第2の輸送容器(TB2)内部に固定することができる。被輸送物体18を輸送管14から受け取るため、および被輸送物体18を第2の輸送容器(TB2)から放出するために、係止ボルト28は、レバー27によって輸送容器(TB2)の内腔(受取り穴)の外に案内することができる。
被輸送物体18を第1の輸送容器(TB1)、(TB1)から第2の輸送容器(TB2)に移送させるために、手動で、または自動システムによって係止ボルト28が第2の輸送容器(TB2)の受取り穴の外に案内されていることをセンサが保証する。次いで、圧力ガス発生器7(図4)が、圧力ガスを、圧力ガスライン8aを介して、圧力ガス供給要素DGZEの下側開口13を通して案内し、さらにここから、圧力ガス供給要素DGZEの上側開口12を通して第1の輸送容器(TB1)、(TB1)の下側開口11内に、輸送容器内部に位置された被輸送物体18に向けて案内し、これにより、被輸送物体18は、ガスクッション上で浮揚され、輸送管14の内部で、第2の輸送容器(TB2)の下側開口16を通して第2の輸送容器(TB2)内に案内され、センサにより、第2の輸送容器(TB2)内への被輸送物体18の到着を報告する信号をトリガする。
センサは、例えば、第2の輸送容器(TB2)の穴30内または穴30上に配設された光センサであってよい。第2の輸送容器(TB2)内への被輸送物体18の到着後、穴30は、被輸送物体18によって覆われ(図9a)、これにより、光センサでの信号をトリガすることができる。さらに、第2の輸送容器(TB2)は、上側換気開口17を有する。換気開口17および穴30は、輸送プロセスを遅らせるガス蓄積を防止するために、被輸送物体18を越えて上方向に逃げるガスが外部に排出されることを保証する。
被輸送物体18の到着が報告されると、係止ボルト28が、レバー27によって輸送容器(TB2)の受取り穴内に案内され、圧力ガス供給が遮断される。図9bに例示されるように、係止ボルト28は、被輸送物体18が落下するのを防止する。
次いで、案内デバイス(FV2)が、輸送容器(TB2)をRT管4の上端部5に搬送する(図4)。上側輸送容器(TB2)が末端ストップ15bに位置される、すなわちクライオスタット1のRT管4と一致する(同軸である)ことをセンサが保証するとすぐに、アクチュエータを作動させることによってレバー27が作動され、これにより、図9cに示されるように、係止ボルト28が輸送容器(TB2)の受取り穴内にもはや突出しなくなる。
RT管4内に圧力ガスが流れることができるように、RT管4は、さらなる圧力ガスライン8bによって圧力ガス発生器7に接続される。図4は、圧力ガスが(閉止ピンを有する)RT管4の下端部6から流入する実施形態を示す。しかし、好ましくは、圧力ガスは、磁気中心3の領域内に導入される。RT管の下端部6にある閉止ピンは、圧力ガスが下方向に流れるのを防止する。次いで、圧力ガス発生器7は、落下速度を低減するために、圧力ガスライン8bを通してRT管4内に圧力ガスを案内し、最終的に、被輸送物体18が、NMR測定のために超伝導磁石2の磁気中心3に静かに支持される。
NMR測定後、上側輸送容器(TB2)が末端ストップ15bに位置される、すなわち第2の輸送容器(TB2)の下側開口16がRT管4の上側開口と一致する(同軸である)ことをセンサが保証する。これが保証されるとき、事前に行われていない限り、アクチュエータを活動化させることによってレバー27(図9a)が作動され、これにより、係止ボルト28が輸送容器(TB2)の受取り穴内にもはや突出しなくなる。次いで、圧力ガス発生器7(図4)が、圧力ガスを、接続ホース8bを通してクライオスタット1のRT管4および輸送容器(TB2)の受取り穴内に案内し、最終的に、被輸送物体18の試料ホルダ19が穴30を通過する(図9a)。このプロセスを加速させるために、輸送容器(TB2)の上側換気開口17が、大きな逃げを提供し、この逃げを通して、被輸送物体18によって押し退けられる空気が逃げることができる。穴30を通過する間に試料ホルダ19がセンサによって検出され、アクチュエータが活動停止し、圧力ガス供給が遮断される。アクチュエータの活動停止により、戻しばね29が、係止ボルト28を輸送容器(TB2)の受取り穴の表面内部の初期位置に押し戻す。ガス供給の遮断の結果、被輸送物体18は、突出する係止ボルト28で捕捉される程度まで下げられる(図9b)。次いで、案内デバイス(FV2)が、輸送容器(TB2)を輸送管14の上端部に搬送する(図4)。上側輸送容器(TB2)が末端ストップ15aにある、すなわち輸送管14と一致する(同軸である)ことをセンサが保証するとすぐに、アクチュエータを活動化させることによってレバー27(図9c)が操作され、これにより、係止ボルト28が輸送容器(TB2)の受取り穴の表面内にもはや突出しなくなる。
被輸送物体18の落下速度を低下させるために、圧力ガス発生器7(図4)は、圧力ガスを、接続ホース8a、圧力ガス供給要素DGZE、輸送容器(TB2)の受取り穴、輸送管14、および輸送容器(TB1)、(TB1)を通して案内し、最終的に、被輸送物体18が輸送容器(TB1)、(TB1)内に穏やかに支持される。
図7a〜cおよび図8a〜cに関して逆順で、移送デバイスを用いて、輸送容器(TB1)、(TB1)を移動させることによって、輸送容器(TB1)、(TB1)の上側開口10を、輸送管14の下端部に関するその位置から移動させることができ、これにより、手動で、または通常の把持ロボットによって被輸送物体18を取り出して、さらなるプロセスに供給することができる。
図4〜8は、入力点Aから第1の移送点Bへの移送デバイスの様々な実施形態を示す。
図4は、この場合には入力点Aにある末端ストップ9aと、輸送管14の下にあるさらなる末端ストップ9bとを有する案内レール(FV1)の形態での水平案内デバイスによる被輸送物体18の供給を示し、末端ストップ9bは、末端ストップ9bに達したときに第1の輸送容器(TB1)の上側開口が輸送管14の下側開口に関して同軸に合わせられるように配置される。
図5a、bは、枢動アーム21による被輸送物体18の供給を示す。枢動アーム21は、取付機構22に回転可能に取り付けられ、垂直軸を中心として枢動させることができ、この枢動運動によって、枢動アーム内に位置された第1の輸送容器(TB1)を入力点Aから第1の移送点Bに移動させることができる。
図6a、bは、カルーセル23による被輸送物体18の供給を示す。カルーセル23は、取付機構22aに取り付けられ、垂直軸を中心として回転させることができる。複数の第1の輸送容器(TB1)H1、(TB1)H2、(TB1)H3が、円心が回転軸である円上に配設され、各輸送容器が1つの被輸送物体18、18、18を受け取り、カルーセルの回転によって入力点Aから第1の移送点Bに移動させることができる。
図8a〜cは、垂直案内デバイス(FV1)によって第1の輸送容器(TB1)を第1の移送点Bに垂直に移動させることができる1つの可能性を示す。この場合、第1の輸送容器(TB1)は、圧力ガスライン8aに直接接続される。第1の輸送容器(TB1)内への被輸送物体18の挿入後、第1の輸送容器(TB1)は、第1の輸送容器(TB1)から突出するボルト24によって、輸送管14の下端部に関して垂直方向に移動され、下端部に押し付けられる。案内デバイス(FV1)は、下側ストップ26とフランジ25とを有する案内レールを備え、フランジ25によって、案内デバイス(FV1)が輸送管14に取り付けられる。
本発明の輸送デバイスは、図10a、bに示されるように、クライオスタット1に直接取り付けることができ、これにより、環境からの振動の伝達を最小限に抑える。また、図10a、bは、本発明の輸送デバイスを様々なクライオスタットに合わせて調節することができる方法を示す。
A、A’’ 入力点
B、B’、B’’ 第1の移送点
C、C’、C’’ 第2の移送点
D’ 第3の移送点
Z クライオスタットのRT管への供給点
(TB1) 輸送管14の下側領域内に位置され、水平方向に移動される輸送容器
(TB1) 輸送管14の下側領域内に位置され、垂直方向に移動される輸送容器
(TB1)H1、H2、H3 カルーセル(23)の輸送容器
(FV1) 輸送管14の下側領域内に位置され、輸送容器(TB1)を水平方向に案内するために使用される案内レール
(FV1) 輸送管14の下側領域内に位置され、輸送容器(TB1)を垂直方向に案内するために使用される案内デバイス
(TB2) 輸送管14の上側領域内に位置され、水平方向に移動される輸送容器
(FV2) 輸送管14の上側領域内に位置され、輸送容器(TB2)を水平方向に案内するために使用される案内デバイス
DGZE 輸送容器(TB1)および(TB1)H1、H2、H3への圧力ガス供給要素
1 クライオスタット
2 超伝導磁石(SL磁石)
3 SL磁石の磁気中心
4 クライオスタット1のRT管
5 RT管4の上端部
6 閉止ピンを有するRT管4の下端部
7 制御機能を含む圧力ガス発生器
8a、b 圧力ガスライン
9a、b 輸送容器(TB1)の移動可能領域を画定するために案内レール(FV1)にある末端ストップ
10 被輸送物体18を受け取るため、または取り出すために使用される輸送容器(TB1)の上側開口
11 圧力ガスを供給するために使用される輸送容器(TB1)の下側開口
12 輸送容器(TB1)および(TB1)H1、H2、H3に圧力ガスを供給するために使用される圧力ガス供給要素の上側開口
13 圧力ガスライン8aを接続するための圧力ガス供給要素の下側開口
14 2つの異なる高さの間で被輸送物体を空気圧により輸送するための輸送管
14’’ 2つの異なる高さの間で被輸送物体を空気圧により輸送するための傾斜管
15a、b (TB2)の移動可能領域を画定するために第2の案内デバイス(FV2)にある末端ストップ
16 被輸送物体を受け取るため、または取り出すための第2の輸送容器(TB2)の下側開口
17 余剰な圧力ガスの排出用の第2の輸送容器(TB2)の上側開口
18 被輸送物体
181、2、3 カルーセル(23)内の複数の被輸送物体
19 試料ホルダ(スピナ)
20 NMR試料管
21 輸送容器(TB1)用の枢動アーム
22 回転駆動機構を含む枢動アーム21の取付機構
22a 回転駆動機構を含むカルーセル23の取付機構
23 一体化された輸送容器(TB1)H1、(TB1)H2、(TB1)H3を有するカルーセル
24 第1の輸送容器(TB1)を垂直方向に手動で移動させるためのボルト
25 輸送管14の下端部にあるフランジ
26 案内レール(FV1)の下端部にあるストップ
27 係止ボルト28を作動させるためのレバー
28 被輸送物体が落下するのを防止するための係止ボルト
29 レバー27の戻しばね
30 被輸送物体を光学的に監視するための穴
31 安定基盤を有して自立する、垂直に配置された空気圧軸
32 被輸送物体18を受け取るための、内側および外側に連結させることができる特別な輸送容器であって、水平直線軸と垂直直線軸との間で連結し直すことができる輸送容器
33 点DとZとの間で被輸送物体18が中を通して輸送される可撓性ホース
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(http://www.varianinc.com/cgi-bin/nav?products/nmr/accessory/auto_samplers/carousel/carousel_specs&cid=KLILILKJFN)

Claims (20)

  1. 被輸送物体(18)を輸送デバイス内に挿入すること、および輸送デバイスから取り出すことができる入力点(A)と、前記被輸送物体(18)をクライオスタット(1)のRT管(4)に供給することができる供給点(Z)との間で前記被輸送物体(18)を搬送するための輸送デバイスであって、前記被輸送物体(18)が、NMR測定試料(20)と試料ホルダ(19)とを備え、前記入力点(A)が、水平方向および垂直方向の両方で前記供給点(Z)から離隔され、輸送管(14)が、前記輸送管(14)内部で、前記輸送管(14)の下端部にある第1の移送点(B)から、前記輸送管(14)の上端部にある第2の移送点(C)に前記被輸送物体を空気圧により搬送するために提供される輸送デバイスにおいて、
    前記輸送管(14)が垂直に配置され、
    第1の輸送容器(TB1)が、前記被輸送物体(18)を受け取るために提供され、第1の移送デバイスが、前記第1の輸送容器(TB1)を前記入力点(A)と前記第1の移送点(B)との間で搬送するために、前記入力点(A)と前記第1の移送点(B)との間に配設され、
    第2の輸送容器(TB2)が、前記被輸送物体(18)を受け取るために提供され、第2の移送デバイスが、前記第2の輸送容器(TB2)を前記第2の移送点(C)と前記供給点(Z)との間で搬送するために、第2の移送点(C)と前記供給点(Z)との間に配設される
    ことを特徴とする輸送デバイス。
  2. 前記第1の移送デバイスが、案内レール(FV1)を備え、前記案内レール(FV1)に沿って前記第1の輸送容器(TB1)を移動させることができることを特徴とする請求項1に記載の輸送デバイス。
  3. 前記第1の移送デバイスが、枢動アームを備え、前記枢動アームは、軸を中心として回転させることができ、前記第1の輸送容器(TB1)を受け取るように適合され、前記枢動アーム(21)の回転運動によって、前記入力点(A)から前記第1の移送点(B)に前記第1の輸送容器を搬送することを特徴とする請求項1に記載の輸送デバイス。
  4. 前記第1の移送デバイスが、カルーセル(23)を有し、前記カルーセル(23)は、回転軸を中心として回転させることができ、円心が前記回転軸上に位置された円内に配設された複数の第1の輸送容器(TB1)を有し、前記カルーセル(23)の回転運動によって、前記輸送容器を前記入力点(A)から前記第1の移送点(B)に移動させることができることを特徴とする請求項1に記載の輸送デバイス。
  5. 前記第2の移送デバイスが、案内レール(FV2)を有し、前記案内レール(FV2)に沿って、前記第2の輸送容器(TB2)を移動させることができることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の輸送デバイス。
  6. 前記輸送管(14)が、垂直対称軸を有し、前記第1の移送点(B)および前記第2の移送点(C)の両方が、前記輸送管(14)の前記対称軸上に配設されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の輸送デバイス。
  7. それぞれ前記被輸送物体(18)を受け取るため、前記第1の輸送容器(TB1)は、上側開口を有し、前記第2の輸送容器(TB2)は、下側開口を有し、両方の前記開口の直径が、前記輸送管(14)の内径に等しいことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の輸送デバイス。
  8. 前記入力点(A)が、水平底面高さよりも上の、使用者が容易にアクセス可能な高さに、特に人の胸の高さに位置されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の輸送デバイス。
  9. 前記第2の移送点(C)が、水平方向で前記供給点(U)に隣接して配設されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の輸送デバイス。
  10. 前記入力点(A)が、垂直方向で前記第1の移送点(B)の下に配設されることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の輸送デバイス。
  11. 圧力ガス供給要素(DGZE)が提供され、前記圧力ガス供給要素(DGZE)が、垂直方向で前記第1の移送点(B)の下に、前記第1の移送点(B)からある離隔距離で配設され、前記離隔距離は、前記第1の輸送容器(TB1)が、前記輸送管(14)の下端部と前記圧力ガス供給要素(DGZE)の上端部との間の空間内に、好ましくは接触せずにちょうど嵌合するように選択され、前記圧力ガス供給要素(DGZE)が、前記輸送管(14)の前記下端部に面する開口(12)を有し、かつ圧力ガスライン(8a)によって圧力ガス発生器(7)に接続されることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の輸送デバイス。
  12. 動作状態で、前記圧力ガス供給要素(DGZE)が、前記開口(12)とは反対の側で、前記圧力ガスライン(8a)に気密に接続されることを特徴とする請求項11に記載の輸送デバイス。
  13. 動作状態で、圧力ガスライン(8a)が、前記第1の輸送容器(TB1)の下側開口に気密に接続されることを特徴とする請求項10に記載の輸送デバイス。
  14. クライオスタット(1)と、請求項1から13のいずれか一項に記載の輸送デバイスとを備える低温磁石システムであって、前記クライオスタット(1)が、前記被輸送物体(18)を受け取るための連続的かつ垂直に延在するRT管(4)を有し、
    前記入力点(A)が、水平方向で前記クライオスタット(1)から離隔され、
    前記供給点(Z)が、前記RT管(4)の対称軸上で、前記RT管(4)の上方に位置される
    低温磁石システム。
  15. 圧力ガス発生器(7)が提供され、前記圧力ガス発生器(7)が、磁気中心(3)の領域から前記RT管(4)の前記上端部(5)に圧力ガスが流れることができるように、圧力ガスライン(8b)によって前記RT管(4)に接続されることを特徴とする請求項14に記載の低温磁石システム。
  16. 請求項1から13のいずれか一項に記載の輸送デバイスにおいて使用するための輸送容器(TB1)であって、試料ホルダ(19)とNMR測定試料(20)とを備える被輸送物体(18)を受け取るための上側開口と、反対側に配設された、圧力ガスを供給するための下側開口とを備える輸送容器(TB1)。
  17. 請求項1から13のいずれか一項に記載の輸送デバイスにおいて使用するための輸送容器(TB2)であって、上側換気開口(17)と、反対側に配設された、試料ホルダ(19)とNMR測定試料(20)とを有する被輸送物体(18)を受け取るための下側開口とを備え、かつ保持デバイスを備え、前記保持デバイスは、活動化および活動停止させることができ、活動停止状態で、前記被輸送物体(18)が落下するのを防止し、活動状態で、前記被輸送物体(18)を解放する輸送容器(TB2)。
  18. 請求項1から13のいずれか一項に記載の輸送デバイスを用いて、被輸送物体(18)を、入力点(A)と、前記被輸送物体(18)をクライオスタット(1)のRT管(4)に供給することができる供給点(Z)との間で搬送するための方法であって、
    −前記被輸送物体(18)が、前記入力点(A)で、請求項21に記載の第1の輸送容器(TB1)内に挿入され、
    −前記第1の輸送容器(TB1)が、前記入力点(A)から前記第1の移送点(B)に移動され、
    −第1の圧力ガス供給が、前記第1の輸送容器(TB1)の下端部でオンに切り替えられ、これにより、前記被輸送物体(18)を前記第1の輸送容器(TB1)から浮揚させ、前記被輸送物体(18)を、前記輸送管(14)内部で上方向へ、前記第2の移送点(C)に位置された請求項17に記載の第2の輸送容器(TB2)内に搬送し、
    −前記被輸送物体(18)が、係止ボルト(28)を係止することによって前記第2の輸送容器(TB2)内に係止され、
    −前記第1の圧力ガス供給がオフに切り替えられ、前記被輸送物体(18)が、前記第2の輸送容器(TB2)によって前記第2の移送点(C)から前記供給点(Z)に輸送され、
    −前記RT管(4)内にガスクッションが生成されるように、第2の圧力ガス供給が、前記磁気中心(3)の領域内でオンに切り替えられ、
    −前記被輸送物体(18)が、前記係止ボルト(28)を係止解除することによって前記第2の輸送容器(TB2)から解放され、これにより、前記RT管(4)内に生成された前記ガスクッション上に前記被輸送物体(18)を落とし、前記ガスクッション上で前記被輸送物体(18)を下方向へ、前記RT管内部の測定チャンバ内に輸送し、最終的に前記被輸送物体(18)がストップ上に位置する
    方法。
  19. 前記測定チャンバ内への前記被輸送物体(18)の到着後、前記第2の圧力ガス供給がオフに切り替えられ、磁気共鳴測定、特にNMR分光法またはESRが行われることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記磁気共鳴測定の後、
    −前記第2の圧力ガス供給が再びオンに切り替えられ、前記被輸送物体(18)が、前記ガスクッション上で、前記供給点(Z)の上に位置された前記第2の輸送容器(TB2)内に戻され、
    −前記被輸送物体(18)が、前記係止ボルト(28)を係止することによって前記第2の輸送容器(TB2)内に係止され、前記第2の圧力ガス供給が再びオフに切り替えられ、
    −前記第2の輸送容器(TB2)内の前記被輸送物体が、前記供給点(Z)から前記第2の移送点(C)に戻され、
    −前記輸送管(14)内にガスクッションが生じ得るように、前記第1の圧力ガス供給がオンに切り替えられ、
    −前記被輸送物体(18)が、前記係止ボルト(28)を係止解除することによって前記第2の輸送容器(TB2)から解放され、これにより、前記被輸送物体(18)が、前記ガスクッション上に落下し、前記第1の移送点(B)に位置された前記第1の輸送容器(TB1)内に輸送され、
    −前記第1の圧力ガス供給が再びオフに切り替えられ、前記第1の輸送容器(TB1)内に位置された前記被輸送物体が、前記第1の移送点(B)から前記入力点(A)に戻される
    ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
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