JP2010150919A - 大部屋に形成した個室 - Google Patents

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Hiroichi Nakagawa
広市 中川
Hiroyuki Watanabe
博之 渡邉
Osamu Furukawa
修 古川
Shigeaki Shimada
重昭 島田
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Abstract

【課題】 大部屋においても、個室並みの良好な空間環境を容易に実現することができ、しかも差額ベッド料の請求もできる準個室を提供すること。
【解決手段】 病院の大部屋Rにおいて左右で隣り合うベッドBの間を床に設置するサイドパネル1によって仕切り、前記各ベッドBの頭部側には頭部側パネル2を設置するとことにより平面視略T字状の間仕切を形成すると共に、間仕切りが形成された前記各ベッドBの足部側には、前記サイドパネル1の前端面にカーテン4が触れるか又は接近させてカーテンレール4aを天井側に配置したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般患者が入院するいわゆる大部屋を、個室に準じる仕様に簡易な手法により変更して形成したいわば準個室に関する。
入院設備を具備した病院
には、複数の患者を収容するいわゆる大部屋と、1人の患者を収容する個室とが設けられている。大部屋では、各入院患者用のスペースを区画するため、各ベッドの周囲を囲むカーテンが備え付けられているのが一般的である。従って、大部屋で各ベッドを使用する入院患者は、カーテンを介して視覚的に外部と遮断することができるが、それ以上の遮蔽効果はなく、プライバシーの十分な保護を得ることはできない。ここで、大部屋とは一般的に4人以上の患者を一部屋に入院させるようにしたベッドが4床以上の病室をいうが、本発明は2人以上の患者がカーテンなどのいわゆる軽間仕切で仕切られて個々のベッドを使用するように形成された2床の病室にも適用できること勿論である。
上記のように大部屋の各ベッドの回りに配設されたカーテンでは、カーテン内の光や音が容易に外部に漏れるので、十分なプライバシーを保つことができないほか、その光や音が周囲に迷惑をかけることもあって、病院の大部屋では快適な入院生活を送ることは難しいというのが現状である。
また、国の施策としても6床や8床などの大部屋ではなく、1部屋あたりのベッド数を少なくして、病室における一人あたりの面積を増やして患者の入院環境を改善することを望んでいる。しかし、単純にベッド数を減らせば、病院側の収入が減るため、国は病室における一人あたりの面積が一定以上に確保されていれば、医療保険で支払われる入院料とは別に患者が負担するいわゆる差額ベッド料を入院患者側に負担させることを認めている。
しかし、病院側としては、従来の大部屋のようにベッドとベッドの間をカーテンで仕切っただけの環境では、仮に一人あたりの面積を増やすことができたとしても、これだけで差額ベッド料を患者側に負担はさせ難い心理状態にある。一方、大部屋の中をカーテンに代えてパネルで仕切り個室風に改装すると、雰囲気は好ましくなるが、壁厚がカーテンよりもはるかに大きな仕切りパネルを使用するため、パネルで仕切った一人あたりの面積が小さくなるので、差額ベッド料が取れる国の基準である一人あたりの面積を確保し難いという問題がある。特許文献1は、大部屋をパネルで仕切ると一人あたりの面積が小さくなる例の一つである。
特開平7−139063号公報
そこで、本発明は、上記のような従来の問題点に鑑み、大部屋においても、個室並みの良好な空間環境を容易に実現することができ、しかも差額ベッド料の請求もできる準個室を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明個室の構成は、病院の大部屋において左右で隣り合うベッドの間を床に設置するサイドパネルによって仕切り、前記各ベッドの頭部側には頭部側パネルを設置するとことにより平面視略T字状の間仕切を形成すると共に、間仕切りが形成された前記各ベッドの足部側には、前記サイドパネルの前端面にカーテンが触れるか又は接近させてカーテンレールを天井側に配置したことを特徴とするものである。
ベッドとベッドの間をサイドパネルで仕切ることにより、患者同士のプライバシーも守られるとともに、平面視略T字状の間仕切を形成させることにより大部屋の有効面積を殆んど減らすことなく個室を形成することができる。
しかも、個室はT字状の間仕切を使って形成するため安定板を付けたり、使用したパネルの固定手段も必要なく設置が可能である。
また、T字状間仕切のサイドパネルの前端面にカーテンが触れるか近接した状態となるようにカーテンレールを天井側に配置しているので、パネルのみで大部屋の中に個室を形成した場合と異なり、画然と部屋を仕切って区画しているのではなく、カーテンを開放すると、ほぼもとの大部屋の状態になる。
このため、一人あたりの面積を算出する場合は部屋全体の面積を人数(ベッド数)で割ることになるので、平面略T字状間仕切と相俟って狭い部屋であっても差額ベッド料が請求可能な一人あたりの床面積を確保できる。
本発明において、上記パネルに積層タイプのブロックパネルを用い、また、使用するブロックパネルの一部に光透過性のものを使用したり、適宜の着色等を施したもの、具体的には、いわゆる癒し系の優しい色彩(例えば、パステルカラーやアースカラー系の色)で着彩したものや風景写真や静物画などを表示したものを使用することができる。
本発明は、病院の大部屋において左右で隣り合うベッドの間を床に設置するサイドパネルによって仕切り、前記各ベッドの頭部側には頭部側パネルを設置するとことにより平面視略T字状の間仕切を形成すると共に、間仕切りが形成された前記各ベッドの足部側には、前記サイドパネルの前端面にカーテンが触れるか又は接近させてカーテンレールを天井側に配置することにより、病院の大部屋をいわば準個室に仕立てたので、入院患者は個室に準じたスペースでの入院生活を送ることができる一方、病院側は大部屋でありながら差額ベッド料を入院患者側に請求することができる。
次に本発明の実施の形態例について、図を参照しつつ説明する。図1は本発明個室の一例の平面レイアウト図、図2は図1の本発明個室の一例の鳥瞰図、図3は図1の本発明個室が設置される前の大部屋の平面レイアウト図である。
図3は病院 における従来の大部屋の一例を示す平面図で、この図では大部屋Rの出入口NXを見通す通路空間Fの左右に、夫々3台ずつ計6床のベッドBが配置されている。各ベッドBの頭部側の脇には小キャビネットCが配置され、図には示していないが、各ベッドBは、天井側に設けたカーテンレールに吊下されたカーテンによって隣のベッドの足側とが開閉可能に仕切られる形態であった。しかし、かかるベッドBの配置、並びに、カーテンによる仕切り形態では、様々な問題があることは上述した通りである。
そこで本発明では、図3と同じ大部屋Rに、図1,図2に示すようにベッドBを4床設置すると共に、各ベッドBがあたかも個室に設置されているのと同等の空間環境を形成することにより、いわば準個室を形成するので、以下、この点について述べる。なお、Wはこの大部屋Rの窓である。
図3の大部屋のときは6床のベッドであったが、図1,図2に例示した個室化ではベッドBが4床になるので、ベッド1床あたりの占有できる空間は拡大している。これは第4次医療法改正を承けたものである。本発明ではこの拡大したベッド1床あたりの空間を利用して、次のような設備を用いて、各ベッドBの置かれる空間を個室化した。
まず、各ベッドBの左右側を区画するため、両ベッドB,Bの間に、積層式のサイドパネル1による間仕切壁を立設する。このサイドパネル1は、単位大きさにモジュール化される、ここでは長方形状のパネル部材1aの12枚を、長さ方向と上下方向に並べて積層することによりサイドパネル1を形成している。
上記サイドパネル1において、図2の例では下から3段目のパネル部材は、適宜の絵や写真、或は、アースカラーなどによる着彩などが設けられて、形成される個室内にいわゆる癒し系といわれる雰囲気をかもし出すためのカラー等のパネル部材1bが使用され、また、下から4段目(一番上)のパネル部材には、乳白色など透光性のパネル面を有する透光パネル部材1cが少なくとも1枚使用されている。本発明において、パネル部材1bや1cを使用するかどうかは任意である。
また、上記サイドパネル1のパネル部材1a〜1cのうち、所要部位、例えば、ベッドBに居る患者の手が届く、或は、視野内にある少なくとも1つのパネル部材1a〜1cは、前面を凹棚状に窪ませて、小物置きとして機能させたり、或は、液晶画面DPなどを設置する。本発明ではこの画面DPを後付けで設けるため、選択されたパネル部材1a〜1cには、前記画面DPの取付用ブラケット(図に表われず)のみを設けた仕様もある。また、このブラケットには、伸縮変向式アームタイプのものを用い、前記画面DPの向きや距離を変更できるようにすることが望ましい。
一方、各ベッドBの頭部側には、上記パネル部材1a〜1cと同じ構成のパネル部材2a〜2cが選択的に積層配置されて頭部側パネル2に形成され、2床並んだベッドBの頭部側パネル2,2と両ベッドBの間のサイドパネル1は平面視略T状をなす状態で結合され、床に自立できるものである。
上記のサイドパネル1と頭部側パネル2において、選択される所要のパネル部材1a〜1c、2a〜2cには、上記構成のほか、電源コンセント,電話コンセント(モジュラーコンセント)、或は、小物収納ボックスや簡易手洗いHwなどを具備したものを用い、患者の便宜を図ることができるように形成されている。また、各ベッドBの頭部側などの脇には、ワードローブやロッカー或はチェストなどの形態を呈する収納キャビネットCaを設備し、入院患者の便宜に資する。
上記のように、本発明ではサイドパネル1および頭部側パネル2により平面視T字状の間仕切を形成したので、間仕切としてはぐらつきもなく安定に自立しており、しかも、2床のベッドBを仕切る最小限の間仕切形状であるため、部屋の有効面積を大きく減らすことはない。
ここで本発明では、間仕切のサイドパネル1の前端面に対し、カーテン4が触れるか触れない程度の接近距離で、開閉自在のカーテンAを2床のベッドの足部側に配置するため、カーテンレール4aが天井乃至天井側に配設されている。従って、カーテン4を閉じると、各ベッドBが配置された小空間R1〜R4は、あたかも独立した個室と同等の病床空間環境に演出されることとなる。上記カーテン4は、左右のベッドBに対し夫々に設け、両方のカーテン4,4をサイドパネル1の側に引寄せて開けるようにすると、カーテン4を開放した状態においても高い個室感を得ることができる(図1参照)。
なお、図2の本発明個室の鳥瞰図は、大部屋Rへの出入口NXと窓Wの位置が図1との例と反転している。
以上の説明は、6床用の一つの大部屋Rを4つの個室R1〜R4に変更,設置した例についてであるが、本発明はベッドが少なくとも2床以上の一つ又はそれ以上の大部屋について適用でき、また形成する個室も各大部屋に少なくとも2以上形成する態様で適用できる。
本発明は以上の通りであって、次の効果が得られる。
病院の大部屋において左右で隣り合うベッドの間を床に設置するサイドパネルによって仕切ると共に、前記各ベッドの頭部側には頭部側パネルを設置し、各ベッドの足元側に開閉可能なカーテンを配置することにより、本発明個室を形成したから、各ベッドの置かれた空間の独立性が高く、音や光によって左右に隣接するベッド側の影響をうけることが大幅に軽減され、患者のプライバシーを高レベルで保護することができる。
これにより左右で隣り合うベッドの間を単にカーテンで仕切った場合に比べ、実質上の個室感を体感できるため、患者の満足度も高まり、また病院側にしても患者から差額ベッド料を取り易くなるので、双方にメリットがある。
しかも、サイドパネルと頭部側パネルによって平面視T字状の間仕切を形成したので部屋の有効面積をあまり減らさず仕切ることができる。さらに、サイドパネルの前端面にカーテンが触れる態様となるようにカーテンレールを天井側に配設しているので、パネルだけで個室を作った場合と異なり、カーテンを開放すればほぼ元の大部屋の状態に戻るから画然と部屋を仕切っているのではない。
このため、一人あたりの面積を算出する場合は、部屋全体の面積を人数(ベッド数)で割ることになるので、T字状間仕切と相俟って狭い部屋であっても差額ベッド料を請求できる一人あたりの面積を確保できる。
本発明は、上記のような効果を奏するので、大部屋を有する病院に適用することにより、その大部屋を準個室化した上で活用することができ、これによって患者および病院の双方がメリットを享受できることになる。
本発明個室の一例の平面レイアウト図。 図1の本発明個室の一例の鳥瞰図。 図1の本発明個室が設置される前の大部屋の平面レイアウト図。
1 サイドパネル
1a〜1c パネル部材
2 頭部側パネル
2a〜2c パネル部材
4 カーテン
4a カーテンレール
B ベッド
R 病院 の大部屋
RI〜R4 本発明個室
DP 液晶画面
W 窓

Claims (4)

  1. 病院の大部屋において左右で隣り合うベッドの間を床に設置するサイドパネルによって仕切り、前記各ベッドの頭部側には頭部側パネルを設置するとことにより平面視略T字状の間仕切を形成すると共に、間仕切りが形成された前記各ベッドの足部側には、前記サイドパネルの前端面にカーテンが触れるか又は接近させてカーテンレールを天井側に配置したことを特徴とする大部屋に形成した個室。
  2. カーテンは各ベッドに対応させて個々に配置し、開けた各カーテンはそれぞれサイドパネル側に寄せることができるように設けた請求項1の個室。
  3. パネルに積層タイプのブロックパネルを使用し、ブロックパネルの一部に光透過性のものを使用するか、又は、適宜の着色等を施したものを使用するか、若しくは、光透過性のパネルと着色等を施したパネルを使用した請求項1又は2の個室。
  4. サイドパネル又は頭部側パネルには、収納機能を有する収納壁ブロックを使用した請求項1〜3のいずれかの個室。
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