JP2010150179A - 保湿用の化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】保湿因子の機能を利用し、肌理改善効果に優れる化粧料を提供する。
【解決手段】保湿因子であるコラーゲンペプチドと、皮膚上で過剰なコラーゲンペプチドを保持し貯留層としての役割を果たすコラーゲン及びコウライニンジンエキス、シャクヤクエキスといった生体の保湿作用を高める効果を有する植物エキスを含有することにより、肌理を改善する効果に優れた化粧料を作製する。更にそれらを含有した化粧料として、機能的にそれぞれパック、化粧水、乳液、クリームを作製し、これらを組み合わせて使用することによって、更なる肌理改善効果を有する化粧料を提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は化粧料に関し、更に詳細には、皮膚の肌理を整えるのに好適な、保湿用の化粧料に関する。
肌の美しさの因子は、例えば、色の白さ、色や皮膚状態の均一性など複雑な要因が係わっているが(例えば、特許文献1を参照)、これらの一つとして肌理の細かさが存する。肌理の状態は、肌の美しさの因子であるばかりでなく、将来的にシワが形成される予兆でもあるので(例えば、特許文献2を参照)、その改善は皮膚生理学においては一つの大きな課題となっている。更に、肌理の状態は皮膚の保湿や皮膚バリアとも深く関わっており(例えば、特許文献3を参照)、コンドロイチン硫酸塩やコラーゲン、ヒアルロン酸塩等の保湿因子により好適な状態に保たれていることも知られている。即ち、これらの保湿因子の機能が十分に働くことにより、肌理の状態は改善されると考えられるが、これらの保湿因子は殆どが水溶性高分子であるため、皮膚外より肌理の正常化の生理的な現場である真皮へ送達させることは極めて困難であり、これらの保湿因子を含有する化粧料がある程度の肌理改善効果を奏する背景には、皮膚表面に形成された化粧膜の疑似皮膚機能に由来するものと考えられている。即ちこの様な化粧料に於いては、保湿因子の間接効果しか利用していないものとも言える。言い換えれば、前記保湿因子を含有する化粧料に於いては、その効果を更に向上できる背景が存すると言える。
一方、前記保湿因子の内コラーゲンにおいては、低分子量のコラーゲン加水分解物を組み合わせて化粧料に含有させることにより、その保湿因子としての効果を向上できることが知られている(例えば、特許文献4を参照)。これは、化粧膜に於けるコラーゲンの構造の充填状況の変化と、真皮内送達性の変化が生じたことが原因であると推察される。この様な効果を更に如実にすることにより、配合された保湿因子の機能発現を高めることが出来ると考えられ、その様な技術の開発が望まれている。
他方、コウライニンジンエキスは化粧料の汎用原料であり、抗酸化作用、抗炎症作用等が知られているし(例えば、特許文献5を参照)、シャクヤクエキスも化粧料の汎用原料であり、ヒアルロン酸の産生促進作用が知られている(例えば、特許文献6を参照)。しかしながら、1)コラーゲンと、2)コラーゲンペプチドとを含有する化粧料であって、植物エキスとして、コウライニンジンエキスとシャクヤクエキスとを含有する化粧料は全く知られていないし、この様な構成の化粧料が肌理の改善効果に優れることも全く知られていない。
特開平10−25236号公報 特開2000−212038号公報 特開2006−328016号公報 特開平11−171721号公報 特開2003−313107号公報 特開2008−105985号公報
本発明は、この様な状況下為されたものであり、保湿因子の機能を利用し、肌理改善効果に優れる化粧料を提供することを課題とする。
この様な状況に鑑みて、本発明者らは保湿因子の機能を利用し、肌理改善効果に優れる化粧料を求めて鋭意研究努力を重ねた結果、1)コラーゲンと、2)コラーゲンペプチドとを含有する化粧料であって、植物エキスとして、コウライニンジンエキスとシャクヤクエキスとを含有する化粧料がその様な特性を備えていることを見出し、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下に示すとおりである。
<1>1)コラーゲンと、2)コラーゲンペプチドとを含有する化粧料であって、植物エキスとして、コウライニンジンエキスとシャクヤクエキスとを含有することを特徴とする、化粧料。
<2>アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を含有するマイクロエマルション剤形であることを特徴とする、<1>に記載の化粧料。
<3>アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を含有する乳液剤形であることを特徴とする、<1>に記載の化粧料。
<4>ポリグリセリン脂肪酸エステルとポリエチレングリコール(平均重合度40〜60)脂肪酸エステルとを含有する水中油乳化剤形のパック化粧料であることを特徴とする、<1>に記載の化粧料。
<5>ポリオキシブチレンポリグリセリンステアリルエーテルを含有するクリーム剤形であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
<6><2>に記載の化粧料と、<3>に記載の化粧料と、<4>に記載の化粧料と、<5>に記載の化粧料とを構成要素とする、化粧料セット。
本発明によれば、保湿因子の機能を利用し、肌理改善効果に優れる化粧料を提供することができる。
<1>本発明の化粧料の必須成分であるコラーゲン
本発明の化粧料は、必須成分としてコラーゲンを含有することを特徴とする。コラーゲンとしては、魚類、獣類の鱗、皮革などから熱水抽出して得られる非加水分解性のコラーゲン、魚類、獣類の鱗、皮革などに酵素を作用させ、加水分解させて得られるアテロコラーゲンやコラーゲンペプチド、これらのコラーゲンにフタル酸残基、3−(N,N,N−トリメチルアミノ)−2−ヒドロキシプロピル基などを導入した化学修飾コラーゲン等が好適に例示できる。コラーゲンの重量平均分子量は、約300000であるが、加水分解することにより、重量平均分子量250〜5000程度のコラーゲンペプチドの混合物が得られる。本発明の化粧料ではコラーゲンとコラーゲンペプチドとを併用することを特徴とする。コラーゲンペプチドとしては、例えば、株式会社成和化成製の「プロモイスW−32」、「プロモイスW−32LS」、「プロモイスW−32NO」、「プロモイスW−32R」(以上重量平均分子量400)、「プロモイスW−52」、「プロモイスW−52P」、「プロモイスW−52Q」(以上重量平均分子量2000)、一丸ファルコス株式会社製の「ファルコニックスCTP−F(BG)」(重量平均分子量5000)等が市販品として好適に例示でき、コラーゲンとしては、例えば、新田ゼラチン株式会社製の「マリンジェンSP−03(PF)」(重量平均分子量300000)等が市販品として好適に例示できる。かかるコラーゲンにおいて、コラーゲンペプチドは真皮内へと送達されて肌理改善効果を発現するのであるが、このときコラーゲンは、皮膚上で過剰なコラーゲンペプチドを保持する貯留相の役割を演じつつ、コラーゲンペプチドが真皮内に移行する駆動力として働くものと考えられる。この様な機能を発揮するためには、コラーゲンは、コラーゲンペプチドと親和性の高い、末端未修飾のものが好ましく、前記の中では「マリンジェンSP−03(PF)」がこれに相当する。又、この様な機能発現のためには、コラーゲンの含有量が、コラーゲンペプチドの含有量の1〜5倍になるように含有量を設定することが好ましい。本発明の化粧料に於ける、コラーゲン類の好ましい含有量は、コラーゲンとコラーゲンペプチドの含有量の和が0.005〜1質量%であることが好ましく、0.01〜0.5質量%であることがより好ましい。
<2>本発明の化粧料の必須成分である植物エキス
本発明の化粧料は、植物エキスとして、コウライニンジンエキス及び/又はシャクヤクエキスを含有することを特徴とする。コウライニンジンエキスとしては、コウライニンジン(Panax ginseng)の根部を10〜15倍容の熱湯で抽出したものが好ましい。抽出は最終量で液量が、植物体の5倍程度になるように加熱濃縮操作を行うことが好ましい。抽出処理後、室温まで冷却し、濾過して不溶物を取り除き、エキスとして使用することが出来る。シャクヤクエキスは、ボタン科のシャクヤク(Paeonia lactiflora)の根部を、コウライニンジンと同様に処置することによってエキスを得ることが出来る。かかる成分は、炎症因子などが真皮のコラーゲン線維束構造の再構築を阻害するのを防ぐ働きを有する。この様な効果発現のためには、コウライニンジンエキスとシャクヤクエキスとを併用することが好ましい。併用においてコウライニンジンエキスとシャクヤクエキスとが同量になるように、具体的には質量比が2:3〜3:2になるように含有させることが好ましく、これらの成分の好ましい含有量はそれぞれ化粧料全量に対して、0.01〜1質量%であり、より好ましくは0.05〜0.5質量%である。これは少なすぎると前記効果を奏しない場合が存し、多すぎても効果が頭打ちになり、徒に処方の自由度を損なう場合が存するからである。
<3>本発明の化粧料
本発明の化粧料は、前記必須成分を含有し、肌理改善効果に優れることを特徴とする。ここで、肌理の改善は例えば次のような手技で計測することが出来る。即ち、ポリ酢酸ビニルエマルションやポリビニルアルコール等を含有するレプリカ剤を皮膚に延展し、固化後にこれを剥離し、写し取った皮膚の立体形状を顕微鏡下で観察、判定する。判定の指標は皮溝と皮丘の明瞭さとその規則性であり、一般的には、「スコア1:平坦で皮溝、皮丘が不明瞭、スコア2:皮溝、皮丘は一応区別がつくが、皮溝によって切り出される皮丘の一単位にばらつきが感じられる、スコア3:皮溝と皮丘の区別がつき、皮溝によって切り出される皮丘の一単位にばらつきがない、スコア4:皮溝と皮丘とが鮮明に区別がつき、皮溝によって切り出される皮丘の一単位にばらつきがない、スコア5:皮溝と皮丘とが鮮明に区別がつき、皮溝によって切り出される皮丘の一単位が非常に小さく且つばらつきがない」の基準に従ってスコア値を付与し、スコア値が大きいほど肌理がより細かいと判別する。本発明の化粧料の使用前と使用後にかかる判別を行った場合、使用前のスコア値に比して、使用後のスコア値が大きい特性を本発明の化粧料は有する。
本発明の化粧料は、通常知られている化粧料剤形では特段の制限なく適用できるが、特に本願発明の効果を発現するためには、基礎化粧料に適用されることが好ましく、基礎化粧料の具体的な製剤としては、化粧水剤形、乳液剤形、クリーム剤形、乳化型パック剤形、ジェル状パック剤形等が好適に例示できる。特に、前記の如く、コラーゲンペプチドの真皮送達に大きな課題があることから、本発明の化粧料を用いて、肌理改善の試みを行う場合には、複数の異なった剤形の本発明の化粧料で皮膚を処置する、言い換えれば、化粧料セットで処置することが好ましい。この様なセットを構成する化粧料としては、化粧料の慣行に従えば、パック化粧料による前処置、化粧水によるコラーゲンペプチドの導入処置、乳液及びクリームによる仕上げ処置の組合せが好適に例示できる。
前記パック化粧料としては、菜種硬化油、硬化ひまし油のエステル等の植物由来の油脂の硬化物を、ポリグリセリン脂肪酸エステルとポリエチレングリコール脂肪酸エステルとで乳化した水中油乳化剤形のパック化粧料が、均一に分散した硬化油と界面活性剤の複合体が細胞間脂質の壁にコラーゲンペプチドの送達経路を設けるので好ましく例示できる。前記ポリグリセリン脂肪酸のエステルとして、グリセリンの重合度5〜15のポリグリセリンに1〜5個のアシル基、好ましくは、炭素数14〜20の飽和のアシル基を導入したものが好ましく、その含有量は0.1〜0.5質量%が好ましい。前記ポリグリセリン脂肪酸のエステルには、市販品が存し、これを利用できる。かかる市販品としては、日光ケミカルズ社から販売されている、「デカグリン3−SV」等が好適に例示できる。前記ポリエチレングリコール脂肪酸エステルとして、ポリエチレングリコールの平均重合度が薬事日報社刊の化粧品原料基準注解に記載されている方法にて測定した値として40〜60が好ましい。更に前記ポリエチレングリコール脂肪酸エステルは、ジエステルでもモノエステルでも良く、脂肪酸残基としてはベヘン酸残基、ステアリン酸残基、パルミチン酸残基等が好ましく例示でき、その含有量は、0.5〜3質量%が好ましい。前記ポリエチレングリコール脂肪酸エステルには、市販品が存し、これを利用できる。かかる市販品としては、日本エマルジョン株式会社から販売されている、「エマレックス6300M−ST」、日光ケミカルズ社から販売されている、「ニッコールMYS−45V」等が好適に例示できる。
ついでコラーゲンペプチドの導入処置に用いる化粧水としては、前処置によるコラーゲンペプチドの送達経路を確保、拡充させるために微細油滴の分散したマイクロエマルション剤形のものを採用することが好ましく、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩の乳化性を利用することが好ましい。前記アルキル変性カルボキシビニルポリマーには、市販品が存し、これを利用できる。かかる市販品としては、グッドリッチ社から販売されている、「カーボポール1382」、「ペムレンTR01」、「ペムレンTR02」等が好適に例示できる。かかる成分の好ましい含有量は、0.001〜0.02質量%が好ましく、これに加えてポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を0.4〜1質量%補助的に加え、セチルイソオクタネートやネオペンチルグリコールジオクタネートなどのエステルを0.1〜1質量%添加することにより、マイクロエマルションが形成する。このマイクロエマルションの形態が細胞間脂質のバリアを越えてコラーゲンペプチドを送達する駆動力になる。
仕上げに用いる乳液としては、化粧水によるコラーゲンペプチドの導入効果を高めるために、化粧水と同様にアルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を含有する乳液剤形のものが好ましい。前記アルキル変性カルボキシビニルポリマーには、市販品が存し、これを利用できる。かかる市販品としては、グッドリッチ社から販売されている、「カーボポール1382」、「ペムレンTR01」、「ペムレンTR02」等が好適に例示できる。かかる成分の好ましい含有量は、0.05〜1質量%が好ましく、0.1〜0.5質量%が更に好ましい。
同じく仕上げに用いるクリームとしては、導入したコラーゲンペプチドの貯留性を高めるために、ポリオキシブチレンポリグリセリンステアリルエーテルを含有することが好ましい。前記ポリオキシブチレンポリグリセリンステアリルエーテルには、市販品が存し、これを利用できる。かかる市販品としては、日光ケミカルズ社から販売されている、「ハイグリオールS−26」等が好適に例示できる。かかる成分の好ましい含有量は、0.05〜5質量%が好ましく、0.1〜1質量%が更に好ましい。
本発明の化粧料には前記の必須成分、好ましい成分以外に、通常化粧料で使用される任意成分を含有することが出来る。かかる成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボカド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール類、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類、表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類、表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類、レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色204号等の有機色素類、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類、パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン、フェノキシエタノール等の抗菌剤、ダイズ抽出物、ダイズ発酵物、ツボクササポニン、ローズマリー抽出物、シラカバ抽出物、クジン抽出物等の各種薬効成分、グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸、キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)等のN−アシルグルタミン酸ジアルキルエステル、などが好ましく例示できる。
これらの成分の内、特に好ましい成分としては、特に、スコア4以上までに皮溝・皮丘の構造を改善するのに有用なイソフラボン、中でもイソフラボンのアグリコンを含有するダイズ発酵物が例示できる。ダイズ発酵物としては、乳酸菌発酵処理を行ったものが好ましく、ダイゼイン、ゲニステイン、ダイジン、ゲニスチンの含有量の総和が20μg/mL以上のものを用いることが好ましい。この場合、ダイゼインの含有量よりもゲニステインの含有量が多いものを選択することが好ましい。かかる測定は、高速液体クロマトグラフィーを用いて行うことが出来、例えば、次に示す条件などが好適に例示できる。
<高速液体クロマトグラフィーの条件>
Figure 2010150179
<測定例>
大豆の産地を変えて、豆乳を作製し、これにブルガリア菌・サーモフィラス菌・LKM512菌の混合種である、プロバイオティクス・ヨーグルト種菌(協同乳業株式会社製)を豆乳100mLあたり106個播種し、炭酸ガス条件下37℃で24時間培養し、北海道産発酵物と九州産発酵物とを得た。これらを検体としたときの測定結果を表1に示す。(単位はμg/mL)
Figure 2010150179
かかるダイズ発酵物(豆乳発酵物)の本発明の化粧料に於ける好ましい含有量は、総量で、0.01〜1質量%であり、より好ましくは0.05〜0.5質量%である。これは、少なすぎると、前記の肌理の細密化作用を発現しない場合が存し、多すぎても効果が頭打ちになり、系の微生物安定性を損なう場合が存するなど不利益な事象が生じる場合が存するからである。
以下に、実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明を加える。
以下に示す処方に従って、本発明の化粧料を製造した。即ち、処方成分を70℃に加温し、攪拌下(イ)に徐々に(ロ)を加え、乳化し、これに(ハ)を加えて中和して攪拌冷却してマイクロエマルション剤形のローション1を得た。同様に操作して、「マリンジェンSP−03(PF)」を全て「ファルコニックスCTP−F(BG)」に置換した比較例1、「ファルコニックスCTP−F(BG)」を全て「マリンジェンSP−03(PF)」に置換した比較例2及びコウライニンジンエキスとシャクヤクエキスとを水に置換した比較例3も作製した。
Figure 2010150179
<試験例1>
ボランティア102名について、上腕内側部のレプリカを作製し、これより皮溝と皮丘の判別基準でスコア3の人を選択し、この中から無作為に5名を選抜し、パネラーとした。パネラーの上腕内側部に2cm×2cmの部位を4つ作製し、それぞれにローション1、比較例1、比較例2及び比較例3を1日1回、14日間、1回あたり10μLずつ投与した。15日目に再度レプリカを作製し、皮溝と皮丘を判定の指標とする肌理の判別を行った。結果を出現例数として表3に示す。これより、本発明の化粧料は優れた肌理改善作用を有することがわかる。
Figure 2010150179
実施例1と同様に下記の処方に従って、ローション2を作製した。同様に操作して、「マリンジェンSP−03(PF)」を全て「ファルコニックスCTP−F(BG)」に置換した比較例4、「ファルコニックスCTP−F(BG)」を全て「マリンジェンSP−03(PF)」に置換した比較例5及びコウライニンジンエキスとシャクヤクエキスとを水に置換した比較例6も作製した。試験例1に従って評価した結果も表5に示す。これよりローション1と同様の結果が得られていることが判る。
Figure 2010150179
Figure 2010150179
<試験例2>
試験例1のパネラーをスコア4の人に変えて、ローション1とローション2について評価した。結果を表6に示す。イソフラボンの総量が26.4μg/mLである九州産ダイズ発酵物は12.7μg/mLである北海道産ダイズ発酵物よりも優れた肌理改善効果が存することが判る。
Figure 2010150179
実施例1と同様に下記処方に従って、本発明の化粧料であるパック1を作製した。
Figure 2010150179
実施例1と同様に下記処方に従って、本発明の化粧料である乳液1を作製した。
Figure 2010150179
実施例1と同様に下記処方に従って、本発明の化粧料であるクリーム1を作製した。
Figure 2010150179
<試験例3>
試験例1と同様に5名のスコア3のパネラーを選抜し、上腕内側部に4つの部位を設けた。部位1はパック1のみで処理し、部位2はパック1で処理した後ローション1で処理し、部位3はパック1で処理した後ローション1、乳液1で処理し、部位4はパック1で処理した後ローション1、乳液1、クリーム1で処理した。1日1回14日間処理を行い15日目にレプリカを取り、肌理を判定した。結果を表9に示す。これより、セットでの処理が優れた肌理改善効果を奏することが判る。
Figure 2010150179
本発明は、化粧料に応用できる。

Claims (6)

  1. 1)コラーゲンと、2)コラーゲンペプチドとを含有する化粧料であって、植物エキスとして、コウライニンジンエキスとシャクヤクエキスとを含有することを特徴とする、化粧料。
  2. アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を含有するマイクロエマルション剤形であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  3. アルキル変性カルボキシビニルポリマー及び/又はその塩を含有する乳液剤形であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  4. ポリグリセリン脂肪酸エステルとポリエチレングリコール(平均重合度40〜60)脂肪酸エステルとを含有する水中油乳化剤形のパック化粧料であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  5. ポリオキシブチレンポリグリセリンステアリルエーテルを含有するクリーム剤形であることを特徴とする、請求項1に記載の化粧料。
  6. 請求項2に記載の化粧料と、請求項3に記載の化粧料と、請求項4に記載の化粧料と、請求項5に記載の化粧料とを構成要素とする、化粧料セット。
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