JP2010149592A - 車両の収納装置 - Google Patents

車両の収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010149592A
JP2010149592A JP2008327962A JP2008327962A JP2010149592A JP 2010149592 A JP2010149592 A JP 2010149592A JP 2008327962 A JP2008327962 A JP 2008327962A JP 2008327962 A JP2008327962 A JP 2008327962A JP 2010149592 A JP2010149592 A JP 2010149592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
backboard
clamping
base member
storage facility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008327962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5369671B2 (ja
Inventor
Kaoru Hirayama
薫 平山
Tomoomi Sugiyama
智臣 杉山
Marsiglia Andre
マルーシリャ アンドレ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2008327962A priority Critical patent/JP5369671B2/ja
Publication of JP2010149592A publication Critical patent/JP2010149592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5369671B2 publication Critical patent/JP5369671B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

【課題】車両の室内に装備される収納装置において、収納物の大きさが限定されにくく、収納物の大きさに応じて収納空間の大きさを変更可能とする。
【解決手段】ベース部材18と該ベース部材18の表面18aに沿うように形成された挟持部材30,40とを備えており、該挟持部材30,40は収納物22を挟持できる幅を有して形成されており、挟持部材30,40の幅方向の一側辺32はベース部材18と連結され、他側辺34は開放辺として構成され、該開放辺としての他側辺34のベース部材18から離間する方向への移動に抗する付勢が挟持部材30,40に付与される挟持部材30,40が挟持部材30,40に備えられており、該付勢手段による付勢力により挟持部材30,40とベース部材18の表面18aとの間に収納物22を挟持することを特徴とする車両の収納設備20。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の室内に装備され収納物を収納するための収納装置に関する。
従来、かかる収納手段として、シートの背面に設けられた収納ポケットがあった。収納ポケットは、例えば、下記特許文献1に開示されている。しかし、ポケット状の収納手段は、収納物を出し入れする開口の大きさにより収納可能な収納物の大きさが限定される問題があった。かかる問題を回避することのできる収納手段であって、シートの背面に設けられた小物入れは、下記特許文献2に開示されている。この小物入れは、枠部と該枠部に張設されたハンモック状の網状部材からなり、不使用時は枠部の下端がシート背面に軸支されている。この小物入れは、枠部をシートの背面に沿わせることにより格納されるが、使用時には後方へ回動させることにより略水平に保持され、収納物をハンモック状の網状部材に載置して収納することができる。この小物入れによれば、小物入れの大きさを大きくすれば、それだけ収納物の大きさの限界を大きくすることが可能である。
特開2005−152513号公報 特開2008−179193号公報
しかしながら、上記特許文献2に係る小物入れによれば、小物入れの大きさを大きくするほど使用時には収納物の大きさに関わらず同様に後方へ大きく張り出すこととなり、限られた車両の室内スペースを有効に活用するのは困難であった。
そこで、本発明は、車両の室内に装備される収納装置において、収納物の大きさが限定されにくく、収納物の大きさに応じて収納空間の大きさを変更可能とすることを課題とした。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段をとる。すなわち、本発明は、車両の室内に装備され収納物を収納するための収納設備であって、ベース部材と該ベース部材の表面に沿うように形成された挟持部材とを備えており、該挟持部材は収納物を挟持できる幅を有して形成されており、該挟持部材の幅方向の一側辺は前記ベース部材と連結され、他側辺は開放辺として構成され、該開放辺としての他側辺の前記ベース部材から離間する方向への移動に抗する付勢が挟持部材に付与される付勢手段が挟持部材に備えられており、該付勢手段による付勢力により前記挟持部材と前記ベース部材の表面との間に収納物を挟持することを特徴とする車両の収納設備である。
かかる車両の収納設備によれば、収納物を収納しないときには挟持部材はベース部材の表面に沿っているためほとんどスペースを要しない。そして、収納物を収納する際に挟持部材の開放辺をベース部材から離間する方向へ移動させてベース部材の表面との間に収納空間が形成されるため収納物の大きさが限定されにくく、収納物が挟持部材によりベース部材の表面との間に挟んだ状態で支持されるため、収納物の大きさに応じて必要なだけの大きさの収納空間が形成される。
本発明の車両の収納設備は、前記挟持部材が前記付勢手段による付勢力に抗して前記一側辺を中心として回動可能に設けられていると好ましい。かかる車両の収納設備によれば、挟持部材の可動範囲が広く、一層、収納物の大きさが限定されにくい。
本発明の車両の収納設備は、前記ベース部材をシートのバックボードで構成することができる。かかる収納設備によれば、該収納設備を装備したシートの着座者に対して収納物により違和感を生じさせることがない。
本発明によれば、収納物の大きさが限定されにくく、収納物の大きさに応じて収納スペースの大きさを変更することが可能である。
[実施形態1]
以下、図1〜図7を参照しながら本発明の実施形態1の収納設備20について説明する。この収納設備20は、車両の室内に設置されたシート10に設けられている。なお、各図において矢印でFr,Upはシートの前方,上方を意味している。シート10は、図1等に示されるように、座面となるシートクッション12、背凭れとなるシートバック14及びヘッドレスト16を備えている。これらの構成部材における着座者の支持に関する構成は従来から変更を要しない。シートバック14の背凭れ面14aは表皮材で覆われた発泡ウレタン等のパッド15(図4等参照)で形成されている。図1等に示されるように、シートバック14の背凭れ面14aとは反対側の背面14bは、その大部分がポリプロピレン樹脂等の硬質の合成樹脂で形成されたバックボード18で構成されている。バックボード18は、背面14bを構成する略平らな部分の両側部が前方に屈曲形成されており、シートバック14の側面14cの後側約半分も構成している。このシート10は、バックボード18に関連して収納設備20が設けられている。
収納設備20は、二枚の挟持部材30,40を備えている。この挟持部材30,40は樹脂製であり、それぞれシートバック14の側面14cから背面14bにわたってバックボード18に沿って屈曲形成され、バックボード18の下側の約五分の四を覆うように左右対称に配設されている。図4,図5等に示されるように、挟持部材30,40は、それぞれシート10の左右方向の外側の一側辺32,42がバックボード18に軸支され回動可能に連結されるとともに、中央側の他側辺34,44が開放辺として構成されており、開放辺としての他側辺34,44を操作して一側辺32,42を中心に回動させることが可能となっている。この他側辺34,44の端部はバックボード18に接しないように折り返し形成されて回動操作を容易にしている。図1及び図4に示されるように、収納設備20は、収納物が収納されていない非収納状態においては挟持部材30,40がバックボード18の表面18aに沿っており、収納物を収納するための空間は無い。しかし、収納設備20に収納物22を収納するときには、挟持部材30,40をバックボード18から離間する方向B(図5参照)へ回動させてバックボード18の表面18aと挟持部材30,40の内面30a,40aとの間に収納物22を収納するための収納空間Sを形成することができる。なお、本明細書において挟持部材30,40の内面30a,40aとは、挟持部材30,40がバックボード18に沿った状態においてバックボード18の表面18aと対向する面のことである。また、この内面30a,40aとは反対側の裏面30b,40bを外面と称する。本実施形態の収納設備20では、バックボード18の表面18aと挟持部材30,40の内面30a,40aとの間に収納物22が収納される。本実施形態のバックボード18が本発明のベース部材に相当する。
挟持部材30,40には、該挟持部材30,40のバックボード18から離間する方向B(図5参照)への回動に抗する付勢を付与することのできるばね部材50(図6参照)が付勢手段として備えられている。そのため、挟持部材30,40は非収納状態においてはバックボード18に沿い、そのバックボード18に沿った状態が保持される。挟持部材30,40をバックボード18から離間する方向Bへ回動させるにあたっては、該ばね部材50の付勢力に抗して挟持部材30,40を操作することとなる。そして、その操作力を解除すると、挟持部材30,40はばね部材50の付勢力によりバックボード18に近づく方向Aへ回動することとなる。収納設備20は、このばね部材50の付勢力により、バックボード18の表面18aと挟持部材30,40の内面30a,40aとの間、主としてシート10の背面14bを構成するバックボード18の表面18aと、挟持部材30,40の内面30aのうち背面14bと対向する部分(以下、挟持面30k,40kと称することがある。)との間に収納物22を挟持することができる。付勢手段を構成するばね部材50は、バックボード18に軸支された挟持部材30,40の一側辺32,42に設定されている。この付勢手段に係る構造は各挟持部材30,40で同じであるから、ここではシート10の後方側から見て左側に位置する挟持部材30を取り上げ、軸支構造と付勢手段とについて説明する。
図6に示されるように、挟持部材30の軸支構造に関連し、この挟持部材30の一側辺32は内面30a側に略円柱状に膨出形成されている。この膨出形状部32aを貫通して回動軸33が設けられている。なお、この回動軸33は上下に連続形成されて膨出形状部32aを貫通しているものに限らず、上下に分割形成されて上下に突起しているものでもよい。図7に示されるように、バックボード18における挟持部材30の一側辺32が取り付けられる箇所には、膨出形状部32aが遊嵌可能な断面略半円形の溝18mが形成されており、その上下の端面に回動軸33の端部を挿入することのできる凹部19a,19b(図3参照)が設けられている。図3に示されるように、挟持部材30の膨出形状部32aは、バックボード18の溝18mに遊嵌された状態で回動軸33の上端33a及び下端33bが溝18mの上下の凹部19a,19bに挿入されることで回動可能にバックボード18に支持されている。
図6,図7に示されるように、付勢手段を構成するばね部材50は両端部52,54が直線状のねじりコイルばねである。なお、両図においては、付勢手段を分かりやすく示すため、各部材の寸法の比例関係は実物と大きく異なっている部分がある。挟持部材30の一側辺32の上部には、回動軸33が貫通するばね部材50を配設するための中空部32sが形成されている。この中空部32sは外面30bを構成する壁部分が目隠しカバー32cとして挟持部材30とは分離形成されており、中空部32sに嵌め合わされている。ばね部材50は、挟持部材30の中空部32sにおいてコイル状の部分に回動軸33が挿通された状態で組み付けられている。図7に示されるように、このばね部材50の組み付けに関連し、挟持部材30の中空部32sの上部にはばね部材50の一端部52を挿通することのできる長孔31が該中空部32sの内面30a側の壁を構成する箇所に回動軸33の軸周り沿って長く貫通形成されている。また、バックボード18の断面略半円形の溝18mには、挟持部材30の中空部32sの長孔31と同じ高さ位置において、周方向でみて他側辺34寄りの箇所にばね部材50の一端部52をちょうど挿通することのできる程度の挿通孔18bが形成されている。また、挟持部材30の外面30b側には中空部32sから他側辺34の方向へ連続形成された凹部38が設けられている。ばね部材50は、組み付け状態において、一端部52が挟持部材30の中空部32sに形成された長孔31を貫通し、さらにバックボード18の溝18mに形成された挿通孔18bに挿通されて位置決めされている。それとともに、他端部54は挟持部材30の外面30b側に形成された凹部38内に収容されている。ばね部材50は巻き戻した状態で組み付けられており、それ自体の復元力(弾性)により、他端部54は凹部38の内部において、外面30bからみて奥側の壁に当接している。すなわち、挟持部材30に対して該挟持部材30を外面30bからバックボード18の方へ押さえつける付勢力を付与している。該付勢力に抗し、挟持部材30の他側辺34に挟持部材30をバックボード18から離間させる方向Bへの操作力を付与すると、ばね部材50の一端部52はバックボード18に位置決めされたままで挟持部材30の中空部32sに形成された長孔31内を相対移動することにより挟持部材30が一側辺32(回動軸33)を中心として回動するのが許容される。なお、挟持部材30においては、下部にも同様にばね部材50が組み付けられている。
この収納設備20は、ばね部材50の付勢力によりバックボード18の表面18aと挟持部材30,40の内面30a,40aとの間に収納物22を挟持することができる。収納物22を収納設備20に収納するときは、先ず、図5に二点鎖線で示されるように、非収納状態においてバックボード18に沿った状態が維持されている挟持部材30,40の他側辺34,44を操作し、ばね部材50の付勢力に抗して挟持部材30,40がバックボード18から離間する方向Bへ回動させる。これにより、バックボード18の表面18aと挟持部材30,40の内面30a,40aとの間に、収納物22を配置することのできる収納空間Sを設ける。次に、収納空間Sに収納物22を配置し、挟持部材30,40に対する操作力を解除する。これにより、挟持部材30,40はばね部材50の付勢力でバックボード18に近づく方向Aへ回動し、該付勢力により図5に実線で示されるようにバックボード18の表面18aとの間に収納物22を挟み込む。言い換えれば、挟持部材30,40は、ばね部材50の付勢力によるバックボード18に近づく方向Aへの回動が収納物22により阻害されることでバックボード18の表面18aとの間に収納物22を保持する。これにより収納空間Sはちょうど収納物22を収納するのに必要なだけの大きさに調整され、収納物22はバックボード18の表面18aと挟持部材30,40の内面30a,40aとの間に拘束されて収納状態となる。本実施形態においては、図2等に格子模様で示されるように、対向するバックボード18の表面18aと挟持部材30,40の内面30a,40aとに滑り止め加工が施されており、収納物22が滑り落ちるのが防止されている。滑り止め加工は、例えば、網状の凹み等をプレス成形して表面に凹凸を形成してなる。或いは、スポンジ状の滑り止めを設けたり、二色成形により部分的に滑りにくい別素材で形成してもよい。
収納設備20から収納物22を取り出すときは、挟持部材30,40の他側辺34,44を操作し、ばね部材50の付勢力に抗して挟持部材30,40がバックボード18から離間する方向Bへ回動させて拘束を解除して収納物22を取り出すことができる。収納物22をバックボード18の表面18aと挟持部材30,40の内面30a,40aとの間の収納空間Sから取り出した後、挟持部材30,40への操作力を解除すると、挟持部材30,40がばね部材50によりバックボード18に近づく方向Aへ回動してバックボード18に沿い、収納空間Sが無くなる(図4参照)。
以上の構成の収納設備20によれば、以下の作用効果を奏する。
まず、収納設備20は、非収納状態においては挟持部材30,40がバックボード18に沿っており、車両の室内スペースに張り出さない。そのため、限られた車両の室内スペースを有効に活用することが可能である。また、非収納状態においては挟持部材30,40がバックボード18に沿っているため収納設備20の設定によってシート10の意匠性が損なわれにくい。そして、収納状態においては、収納物22を収納するのにちょうど必要な分だけの収納空間Sを確保可能なだけしか車両の室内スペースに張り出さない。つまり、収納しないときには収納空間Sは無いが、収納するときには、その収納物22の大きさ分だけの収納空間Sが形成される。しかも、挟持部材30,40はバックボード18に回動可能に連結されて、可動範囲が大きいため収納物22の大きさが限定されにくい。
また、挟持部材30,40は、シートバック14の側面14cから背面14bにかけて屈曲形成されており、回動軸33が収納時に主に収納物22に接する挟持面30k,40kよりも前方にずれた位置に設けられているため、収納時に他側辺34,44の先端の後方への張り出し長さが比較的短くなる。そのため、シート10の後方に別のシートが設定されている場合でも該後方のシートの着座者のスペースを確保しやすい。
なお、本発明は上記の実施形態1に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内でその他種々の変形例が考えられるものである。
例えば、挟持部材30,40は2枚に限らず1枚でもよい。また、バックボード18に連結する一側辺32,42は、必ずしもシート10の左右方向の一端に設定するに限らず、上下方向の一端、或いは斜め方向の一端に設定されていてもよい。また、上記実施形態1のように挟持部材30,40を2枚設ける場合には挟持部材30,40をそれぞれ独立して回動可能としてもよいし、二枚の挟持部材30,40が連動して回動可能なリンクを設定してもよい。また、挟持された収納物22の落下を防止するために、下部に挟持部材30,40の回動を妨げないネット等を追加設定してもよい。また、上記実施形態1のように、シート10において収納設備20を設ける場合、シート10の座り心地の観点から、収納物22の収納により着座者に違和感を生じさせにくい点で変形しにくいバックボード18をベース部材とするのが好ましい。しかし、バックボードを備えず、背面に表皮材が張設されたシートにおいても張設された表皮材をベース部材として収納設備を設けることも可能である。
[実施形態2]
以下、図8〜図11を参照しながら、本発明の実施形態2の収納設備70について説明する。
この収納設備70は、自動車のドアの室内に面する位置に設けられたドアトリム60に設けられている。なお、各図において矢印でIn,Upは自動車室内の内方,上方を意味している。このドアトリム60は、図8等に示されるように、ドア開閉用の把手62を備えるとともに、収納設備70を備えている。
収納設備70は、1枚の略平板状の挟持部材80を備えている。挟持部材80は下側の一側辺82がドアトリム60に軸支され回動可能に連結されるとともに、上側の他側辺84が開放辺として構成されており、開放辺としての他側辺84を操作して一側辺82を中心に回動させることが可能となっている。挟持部材80にはドアトリム60から離間する方向B(図11参照)への回動に抗する付勢を付与することのできる付勢手段が備えられており、図8,図10に示される非収納状態においてはドアトリム60の表面60aに沿った状態で保持されている。この非収納状態においては、挟持部材80は周囲より窪んだ凹部61内においてドアトリム60の表面60aに沿っており、挟持部材80が凹部61内に収納された状態となっている。挟持部材80をドアトリム60から離間する方向Bへ回動させるにあたっては、前記付勢手段の付勢力に抗して他側辺84を操作することとなる。他側辺84は端部がドアトリム60に接しないように室内側に折り返し形成されており、回動操作が容易になっている。なお、前記挟持部材80に係る付勢手段は一側辺82において回動軸83による軸支構造と連関して設けられており、その構成は上記実施形態1と同様であるからその詳細な説明は省略する。
この挟持部材80は、前記付勢手段の付勢力によりドアトリム60の表面60aと挟持部材80の内面80aとの間に収納物22を挟持することができる。収納物22を収納設備70に収納するときは、先ず、付勢力に抗して挟持部材80の他側辺84を操作し、図11に二点鎖線で示されるように挟持部材80がドアトリム60から離間する方向Bへ回動させ、ドアトリム60の表面60aと挟持部材80の内面80aとの間に、収納物22を配置することのできる収納空間Sを設ける。次に、収納空間Sに収納物22を配置し、挟持部材80に対する操作力を解除する。これにより、挟持部材80は前記付勢手段の付勢力によりドアトリム60に近づく方向Aへ回動し、該付勢力によりドアトリム60の表面60aとの間に収納物22を挟み込む。これにより収納空間Sはちょうど収納物22を収納するのに必要なだけの大きさに調整され、収納物22はドアトリム60の表面60aと挟持部材80の内面80aとの間に拘束されて収納状態となる。本実施形態のドアトリム60が本発明のベース部材に相当する。
収納設備70から収納物22を取り出すときは、挟持部材80の他側辺84を操作し、付勢力に抗して挟持部材80がドアトリム60から離間する方向Bへ回動させて拘束を解除し、収納物22を取り出すことができる。収納物22をドアトリム60の表面60aと挟持部材80の内面80aとの間の収納空間Sから取り出した後、挟持部材80への操作力を解除すると、挟持部材80が付勢手段の付勢力によりドアトリム60に近づく方向Aへ回動してドアトリム60に沿い、収納空間Sが無くなる。
なお、本発明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内でその他種々の変形例が考えられるものである。
挟持部材に係る付勢手段はばね部材に限定されない。ゴム等他の付勢手段を用いることも可能である。また、樹脂でベース部材と挟持部材とを一体的に成形し、樹脂の弾性力により挟持部材がベース部材から離間する方向への移動に抗する付勢を付与する構成としてもよい。
なお、本発明の収納設備はラゲッジスペースにも使用することができる。
本発明の実施形態1にかかる収納設備を備えたシートの斜視図であり、収納設備の非収納状態を示す図である。 本発明の実施形態1にかかるシートの斜視図であり、収納装置の挟持部材がバックボードから離間する方向へ回動された状態を示す図である。 本発明の実施形態1にかかるシートの斜視図であり、収納装置を一部分解して示す斜視図である。 図1に示されるシートのIV−IV線断面図であり、収納設備の非収納状態を示す断面図である。 図4に示されるシートの断面において、収納設備の収納状態を示す断面図である。 本発明の実施形態1にかかる挟持部材の一側辺の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施形態1にかかる収納設備の付勢手段を拡大して一部断面で示す斜視図である。 本発明の実施形態2にかかる収納装置を備えたドアトリムの斜視図であり、収納設備の非収納状態を示す図である。 本発明の実施形態2にかかるドアトリムの斜視図であり、収納装置の収納状態を示す図である。 図8に示されるドアトリムのX−X線断面図である。 図9に示されるドアトリムのXI−XI線断面図である。
符号の説明
10 シート
14 シートバック
18 バックボード
18a 表面
20 収納設備
22 収納物
30,40 挟持部材
32,42 一側辺
33 回動軸
34,44 他側辺
50 ばね部材(付勢手段)
60 ドアトリム
70 収納設備
80 挟持部材
82 一側辺
83 回動軸
84 他側辺
S 収納空間

Claims (3)

  1. 車両の室内に装備され収納物を収納するための収納設備であって、
    ベース部材と該ベース部材の表面に沿うように形成された挟持部材とを備えており、該挟持部材は収納物を挟持できる幅を有して形成されており、該挟持部材の幅方向の一側辺は前記ベース部材と連結され、他側辺は開放辺として構成され、該開放辺としての他側辺の前記ベース部材から離間する方向への移動に抗する付勢が挟持部材に付与される付勢手段が挟持部材に備えられており、該付勢手段による付勢力により前記挟持部材と前記ベース部材の表面との間に収納物を挟持することを特徴とする車両の収納設備。
  2. 請求項1に記載の車両の収納設備であって、
    前記挟持部材は前記付勢手段による付勢力に抗して前記一側辺を中心として回動可能に設けられていることを特徴とする車両の収納設備。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両の収納設備であって、
    前記ベース部材はシートのバックボードであることを特徴とする車両の収納設備。
JP2008327962A 2008-12-24 2008-12-24 車両の収納装置 Expired - Fee Related JP5369671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008327962A JP5369671B2 (ja) 2008-12-24 2008-12-24 車両の収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008327962A JP5369671B2 (ja) 2008-12-24 2008-12-24 車両の収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010149592A true JP2010149592A (ja) 2010-07-08
JP5369671B2 JP5369671B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=42569189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008327962A Expired - Fee Related JP5369671B2 (ja) 2008-12-24 2008-12-24 車両の収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5369671B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03129540U (ja) * 1990-04-13 1991-12-26
JPH0546589U (ja) * 1991-12-05 1993-06-22 アラコ株式会社 シートのポケット構造
JPH1035364A (ja) * 1996-07-24 1998-02-10 Showa Aircraft Ind Co Ltd 書籍ホルダー付の助手席
JP2005152513A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 T S Tec Kk バックポケット付き車輌用シート
JP2008179193A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Mazda Motor Corp 車両の荷物収納装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03129540U (ja) * 1990-04-13 1991-12-26
JPH0546589U (ja) * 1991-12-05 1993-06-22 アラコ株式会社 シートのポケット構造
JPH1035364A (ja) * 1996-07-24 1998-02-10 Showa Aircraft Ind Co Ltd 書籍ホルダー付の助手席
JP2005152513A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 T S Tec Kk バックポケット付き車輌用シート
JP2008179193A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Mazda Motor Corp 車両の荷物収納装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5369671B2 (ja) 2013-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6135435B2 (ja) 乗物用シート
KR101083118B1 (ko) 차량용 시트의 조작 레버
JP5822183B2 (ja) バックル収納構造
JP4012028B2 (ja) 自動車用シート
WO2011077888A1 (ja) 車両用シート
JP2009214798A (ja) 車両用シート
JP4241800B2 (ja) 車両用シート
JP5369671B2 (ja) 車両の収納装置
JP2008179193A (ja) 車両の荷物収納装置
JP4156603B2 (ja) 車両用シートのオットマン装置
JP2013095272A (ja) 跳ね上げシートロック機構付き車両用シート
JP3555816B2 (ja) アームレスト
JP5889248B2 (ja) 車両用シート
JP4937992B2 (ja) 自動車の座席
JP2008221907A (ja) 車両用シート装置
JP7367649B2 (ja) 車両用シート
JP5458567B2 (ja) 車両用シートのシートクッション
JP2011111136A (ja) 車両用シートベルトのバックル保持構造
JP5501593B2 (ja) ヘッドレスト及びシート
JP4421465B2 (ja) 車両用シート
JP2006087702A (ja) 車両用シート装置
JP2024078957A (ja) 車両用シートのシートバック
JP6645713B2 (ja) アームレスト及び車両用シート
JP2000152846A (ja) シートバックのポケット構造
JP5414227B2 (ja) ヘッドレスト及びシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees