JP2010148020A - 無線送信機、キャリアリーク制御方法 - Google Patents

無線送信機、キャリアリーク制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010148020A
JP2010148020A JP2008325968A JP2008325968A JP2010148020A JP 2010148020 A JP2010148020 A JP 2010148020A JP 2008325968 A JP2008325968 A JP 2008325968A JP 2008325968 A JP2008325968 A JP 2008325968A JP 2010148020 A JP2010148020 A JP 2010148020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
gain
unit
signal output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008325968A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5146300B2 (ja
Inventor
Tadashi Saito
忠 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008325968A priority Critical patent/JP5146300B2/ja
Publication of JP2010148020A publication Critical patent/JP2010148020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5146300B2 publication Critical patent/JP5146300B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

【課題】
本発明は、キャリアリーク量を制御する無線送信機及びキャリアリーク制御方法に関する。
【解決手段】
本実施例の一態様は、第1の出力モードでは送信データに応じて電圧値が変化する信号を出力し、第2の出力モードではデータ非送信時に定常電圧値の信号を出力する信号出力部と、前記信号出力部から出力された信号でキャリア信号を変調する変調部と、前記変調部の出力信号に基づいて、該変調部におけるキャリアリーク量を小さくするよう前記信号出力部から出力される信号のオフセット電圧を調整するオフセット調整部と、前記信号出力部が前記第2の出力モードで信号を出力するときは、該信号出力部と前記変調部との間の利得を、前記第1の出力モードで信号を出力するときの利得に対して下げる制御を行う利得制御部と、を備えることを特徴とする無線送信機を用いる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、キャリアリーク量を制御する無線送信機及びキャリアリーク制御方法に関する。本発明は、例えば、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式等の直交変調方式を採用する無線送信機に適用するのが好適である。
QAM等の直交変調方式を採用する無線通信装置では、直交変調器においてキャリアリーク(直流電圧成分の残留)が生じる問題がある。キャリアリークは、例えば、直交変調器に入力される変調波信号のI成分とQ成分とのDCバイアスのずれや、直交変調器に用いられるデバイスの特性の不均衡により当該デバイス内部にキャリア信号が漏れこむこと等により発生することが知られている。
直交変調器でキャリアリークが生じると位相誤差が大きくなり、送信機での変調精度の悪化や受信機でのBER(Bit Error Rate)の悪化を招き、伝送特性を劣化させる要因となる。
そこで、上記のような直交変調器におけるキャリアリークを抑制する制御手段を備える無線通信装置が提案されている。
例えば、特許文献1では、電源投入時のメンテナンスを行う際にD/A変換器への入力信号を中心値に切替えることでキャリアリーク量を低減する回路構成が開示されている。
また、図11は、フィードバック制御を用いて自動的にキャリアリークを抑制する制御を行う無線通信装置の送信部の構成例を示す。
図において、1101は信号出力部、1102はキャリアリークキャンセル制御部、1103及び1104はD/Aコンバータ、1105及び1106はLPF(Low Pass Filter)、1107はOSC(Local oscillator:局部発振器)、1108は直交変調器を示す。
信号出力部1101から出力された、送信データ等を含む変調波信号のI(Inphase)成分(以下、Ich信号と表記)及びQ(Quadrature)成分(以下、Qch信号と表記)は、キャリアリークキャンセル制御部1102においてそれぞれDCオフセット電圧が調整された後、D/Aコンバータ1103、1104でデジタル信号からアナログ信号へと変換され、LPF1105、1106で高調波が除去されることにより帯域制限される。
直交変調器1108は、OSC1107から出力されるキャリア信号を、LPF1105及びLPF1106からそれぞれ出力されたIch信号及びQch信号により直交変調した信号を出力する。
なお、直交変調器1108からの出力信号の一部は、フィードバック信号としてダウンコンバートされアナログ信号からデジタル信号へと変換された後、キャリアリークキャンセル制御部1102へ送られる。キャリアリークキャンセル制御部1102は当該フィードバック信号からキャリアリーク量を検出し、検出した当該キャリアリーク量に基づいて、信号出力部1101から出力されるIch信号及びQch信号のそれぞれについてDCオフセット電圧の調整を行う。
図12に、キャリアリーク制御部1102における信号処理の例を示す。
まず、キャリアリーク制御部1102に入力された、小数点以下の信号を含んだ変調波信号(12)に、小数点以下の信号を含んだDCオフセット調整値(11)を加算し、DCオフセット電圧を調整する。なお、以下、DCオフセット調整処理で加算又は減算する値をDCオフセット調整値と表記する場合がある。
次に、上記DCオフセット電圧が調整された変調波信号(13)について小数点以下の値を四捨五入する。
そして、小数点(16)以下の値を含まない変調波信号(14)を、D/Aコンバータの入力ビット幅に応じてビット圧縮し、当該ビット圧縮された信号(15)をD/Aコンバータ1103、1104へ入力する。
直交変調器におけるキャリアリーク制御を行う従来例の一つとして、特許文献1のキャリアリーク調整回路では、電源投入時又はメンテナンスを行う際に、D/A変換機への入力信号を中心値に切り替える構成が開示されている。ただし、当従来例では直交変調後の信号をフィードバックしての自動キャリアリーク制御は考慮されておらず、運用前に個別調整を行う構成となっている。
特開平6−237281号公報
例えば、上記図11のような構成では、信号出力部901から変調波信号が出力されている時(以下、変調波信号出力時と表記する場合がある)は、キャリアリークキャンセル制御部1102において、DCオフセット調整値の加算はD/Aコンバータ1103、1104の1LSB(Least Significant Bit)以下の調整が可能である。つまり、図12で、変調波信号出力時にはキャリアリークキャンセル制御部1102に入力される変調波信号(12)の値が変化するため、DCオフセット調整値の小数点以下の値の加算により、DCオフセット調整後の変調波信号(13)の小数点以下を四捨五入した値の整数1桁目は常に影響を受ける。よって、D/Aコンバータ1103、1104へ入力される信号についてDCオフセット調整値の小数部単位で調整が可能となる。
一方、上記の例では、信号出力部1101から変調波信号が出力されず、定常電圧値の固定信号が出力されている時(以下、変調波信号無出力時と表記する場合がある)は、キャリアリークキャンセル制御部1102において当該固定信号へDCオフセット調整値を加算しても、D/Aコンバータの1LSB単位でしか調整できない。つまり、図12で変調波信号(12)に換えて、固定信号に小数点以下の値を含むDCオフセット調整値(11)を加算しても、DCオフセット調整後の信号の小数点以下を四捨五入した値の整数1桁目は影響を受けない。よって、D/Aコンバータ1103、1104へ入力されるデータのDCオフセットがDCオフセット調整値の整数部単位でしか変化せず、小数部単位での調整ができない。
例えば、図12では、DCオフセット調整値(11)は小数点以下4桁が有効となるため、変調波信号出力時はDCオフセット電圧をD/Aコンバータ入力の1LSB/16の幅(ステップ)で調整できるのに対し、変調波信号無出力時は1LSBの幅での調整となる。なお、以下、DCオフセット電圧の調整可能幅をDCオフセット調整ステップと表記することがある。
したがって、変調波信号が出力されている状態から変調波信号が出力されない状態に切り替わることにより、キャリアリークキャンセル制御部1102におけるDCオフセット調整ステップが16倍粗くなってしまう場合がある。そして、図11の直交変調器1108におけるキャリアリーク量を最小に近づける調整が困難となり、変調波信号出力時に比べ変調波信号無出力時のキャリアリーク量が大きくなってしまうという問題が生じることとなる。
また、予め信号出力部−直交変調器間の利得を下げ、キャリアリークキャンセル制御部1102において1LSBあたりのDCオフセット調整ステップを小さくできる場合がある。
しかし、信号出力部−直交変調部間の利得は、変調波信号出力の歪特性が最良となる振幅に設定されることが好ましく、当該利得を下げることにより変調波信号出力時の変調波信号出力の歪特性が劣化してしまうという上記とは別の問題を招来することとなる。
そこで、上記の問題を防ぎ、無線通信装置で発生するキャリアリーク量を抑制することを目的とする。好ましくは、変調波信号出力時、変調波信号無出力時ともに当該キャリアリーク量が最小に近づけることを目的とする。
本実施例の一態様は、第1の出力モードでは送信データに応じて電圧値が変化する信号を出力し、第2の出力モードではデータ非送信時に定常電圧値の信号を出力する信号出力部と、前記信号出力部から出力された信号でキャリア信号を変調する変調部と、前記変調部の出力信号に基づいて、該変調部におけるキャリアリーク量を小さくするよう前記信号出力部から出力される信号のオフセット電圧を調整するオフセット調整部と、前記信号出力部が前記第2の出力モードで信号を出力するときは、該信号出力部と前記変調部との間の利得を、前記第1の出力モードで信号を出力するときの利得に対して下げる制御を行う利得制御部と、を備えることを特徴とする無線送信機を用いる。
無線通信装置で発生するキャリアリーク量が抑制される。
以下、図面を用いて実施例の詳細について説明する。
(1)実施例の概要
本実施例の無線送信機は、信号出力部における信号の出力モードの変化に応じて、信号出力部−変調部(例えば直交変調器)の利得を切り替える制御を行うことで、直交変調器におけるキャリアリーク量を抑制する構成を備える。
以下の実施例では、信号出力部において、送信データに応じて電圧値が変化する信号(変調波信号)を出力する出力モードを第1の出力モードと表記し、また、データ非送信時に定常電圧値の信号を出力する出力モードを第2の出力モードと表記することがある。なお、第1の出力モードはデータ送信を行うときの出力モードであり、第2の出力モードはデータ送信を行わない出力モードである。この第1の出力モード及び第2の出力モードは、それぞれ上述の変調波信号出力時及び変調波信号無出力時に対応させることができる。
第1の出力モードのとき、すなわち変調波信号出力時は、変調波信号出力の歪特性を良好に保つ振幅になるよう信号出力部−変調部の利得を設定する。
一方、第2の出力モードのとき、すなわち変調波信号無出力時は、利得切替信号に応じて、利得制御部が信号出力部−変調部の利得を上記第1の出力モードのときに対して下げる(減衰させる)制御を行う。
ここで、利得切替信号とは、送信データを含む変調波信号が出力されない際に、回路の出力利得の切り替えを命令する上位レイヤからの信号である。あるいは、別途設けられた利得切替信号発生部において、送信データを含む変調波信号が出力されないことを示す上位レイヤからの信号の受信に応じて、回路の出力利得の切り替えを制御する信号としてもよい。なお、利得切替信号は例えば2値のデジタル信号とすることができる。
これにより、変調波信号無出力時はD/Aコンバータから出力される信号の1LSB単位の電圧変化量が圧縮されるので、Ich信号及びQch信号についてのDCオフセット調整ステップを小さくしてキャリアリーク量をより細かく制御できる。
図1を用いて、利得を下げる(減衰させる)制御に伴いDCオフセット調整ステップがより小さくなり、それによりキャリアリーク量をより細かく制御することが可能となる原理を説明する。
図の上段(以下、上図と表記)は、変調波信号無出力時に、D/Aコンバータ入力の1LSB単位の変化に対応するIch信号及びQch信号のDCオフセット調整量(電圧変化量)を示す。また、図の下段(以下、下図と表記)は、同様に変調波信号無出力時に、直交変調器に入力されるIch信号及びQch信号に対するDCオフセット電圧に対するキャリアリーク量を示す。
上図において、横軸は直交変調器へ入力されるIch信号及びQch信号についてのDCオフセット電圧、縦軸はD/Aコンバータ入力(デジタル値)を示す。
1及び4はそれぞれ利得減衰前及び利得減衰後(例えば1/4倍に減衰させるとする)の、D/Aコンバータ入力値に対する直交変調器への入力信号の電圧変化を示す。
また、2及び3はそれぞれ利得減衰前の直交変調器への入力信号の電圧振幅及びD/Aコンバータ入力値の1LSB単位あたりの電圧変化量を示し、5及び6はそれぞれ利得減衰後の電圧振幅及びD/Aコンバータ入力値の1LSB単位あたりの電圧変化量を示す。
よって、電圧変化量2及び5はそれぞれ利得減衰前及び利得減衰後のDCオフセット調整ステップを示すことになる。利得減衰前の電圧変化量2と利得減衰後の電圧変化量5とを比較すると、利得減衰分(1/4倍)だけD/Aコンバータ入力値に対する電圧変化量が小さくなる、すなわち、利得減衰後の1LSB単位のDCオフセット調整ステップは利得減衰分(1/4倍)だけ小さくなる。
一方、下図において、横軸は直交変調器へ入力されるIch信号及びQch信号についてのDCオフセット電圧、縦軸は直交変調器への入力信号についてのキャリアリーク量を示す。
7は、直交変調器へ入力されるIch信号及びQch信号のDCオフセット電圧の変化に対するキャリアリーク量の変化を示すキャリアリークカーブの例である。なお、キャリアリークカーブは直交変調器の特性により異なる曲線を描くものとする。
キャリアリークカーブ7から、直交変調器におけるキャリアリーク量の変化率はあるDCオフセット電圧周辺で急激に増大し極小点8を与えることが読み取れる。以下、このキャリアリークカーブ7の極小点8をキャリアリーク最小ポイント8と表記する。
直交変調器におけるキャリアリーク量を最小にするためには、キャリアリーク最小ポイント8により近づくようDCオフセット電圧が調整されることが好ましい。しかし、DCオフセット調整ステップの大きさにより、最小のキャリアリーク量が異なることになる。例えば、下図では、利得減衰前はキャリアリーク量9が最小であるのに対して、利得減衰後はキャリアリーク量10が最小となる。つまり、下図の場合では利得減衰後の方が、キャリアリーク量をよりキャリアリーク最小ポイント8に近づけるようDCオフセット電圧を調整できることになる。
よって、本実施例によれば、変調波信号出力時(第1の出力モードのとき)に変調波信号出力の歪特性を良好に維持しつつ、変調波信号無出力時(第2の出力モードのとき)に変調波信号出力時と同等のDCオフセット調整ステップを実現することにより変調波信号出力時と同等のキャリアリーク量の抑制を図ることを可能とする。
なお、以下に説明する実施例の形態は例示的なものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々に変形することが可能である。
(2)第1実施例
図2は第1実施例を示す図である。第1実施例では、D/Aコンバータが利得制御部の機能を備え、変調波信号無出力時に利得切替信号が当該D/Aコンバータに入力される。
図において、101は信号出力部、102はキャリアリークキャンセル制御部、103及び104はD/Aコンバータ、105及び106はLPF、107はOSC、108は直交変調器を示す。
信号出力部101は、第1の出力モードでは、送信データを含む変調信号のIch信号及び、Qch信号を生成し、キャリアリークキャンセル制御部102へ送出する。
信号出力部101は、第2の出力モードでは、変調波信号を生成せず、送信データが含まれない定常電圧値のIch信号及びQch信号をキャリアリークキャンセル制御部102へ送出する。
キャリアリークキャンセル制御部102は、信号出力部101から出力された信号のオフセット電圧を調整する調整部の機能を有する。
キャリアリークキャンセル制御部102は、信号出力部101から出力されたIch信号及びQch信号のそれぞれについてDCオフセット電圧の調整を行う。ここで、DCオフセット調整は、例えば図12に示すように、Ich信号及びQch信号のそれぞれにDCオフセット調整値が加算又は減算される。
キャリアリークキャンセル制御部102は、さらにDCオフセットが調整されたIch信号及びQch信号の値のそれぞれについて、小数点以下を四捨五入した後D/Aコンバータ103及び104の入力ビット幅に応じてビット圧縮する。
D/Aコンバータ103及び104は、それぞれキャリアリークキャンセル制御部102でDCオフセットが調整されたIch信号及びQch信号を、デジタル信号からアナログ信号へと変換し所定のレベル(利得)で出力する。
ここで、D/Aコンバータ103及び104の出力利得は利得切替信号100の入力に応じて切り替えられる。例えば、D/Aコンバータ103及び104のそれぞれは複数種類の出力利得を設定可能であり、信号出力部101が第1の出力モードのときはより高い振幅(ダイナミックレンジ大)に設定され、信号出力部101が第2の出力モードのときは利得切替信号100の入力に応じてより低い振幅(ダイナミックレンジ小)に設定される。
LPF105及び106は、それぞれD/Aコンバータ103及び104から出力されるIch信号及びQch信号について高調波を除去し直交変調器108に入力する。
直交変調器108は、入力されたIch信号及びQch信号により、OSC107から出力されるキャリア信号を直交変調した信号を出力する。
直交変調器108からの出力信号の一部は、フィードバック信号としてダウンコンバートされアナログ信号からデジタル信号へと変換された後、キャリアリークキャンセル制御部102へ送られる。
キャリアリークキャンセル制御部102は当該フィードバック信号から直交変調器108におけるキャリアリーク量を検出し、検出した当該キャリアリーク量に基づいて、信号出力部101から出力されるIch信号及びQch信号のDCオフセット調整に用いられるDCオフセット調整値をそれぞれ算出する。なお、DCオフセット調整値は、直交変調器108におけるキャリアリーク量を小さくするように(図1でキャリアリークカーブのキャリアリーク最小ポイントに近づけるように)設定される。
したがって、第1実施例では変調波信号無出力時(信号出力部が第2の出力モードのとき)にD/Aコンバータの出力利得を下げる制御がなされることにより、変調波無出力時にもキャリアリークキャンセル制御部におけるDCオフセット調整ステップを小さくし、変調波信号出力時と同等のキャリアリーク量の抑制を図ることが可能となる。
(3)第2実施例
図3は第2実施例を示す図である。第2実施例では、可変利得アンプが利得制御部の機能を備え、変調波信号無出力時に利得切替信号が当該可変利得アンプに入力される。
図において、201は信号出力部、202はキャリアリークキャンセル制御部、203及び204はD/Aコンバータ、205及び206はLPF、207はOSC、208は直交変調器を示す。
信号出力部201、キャリアリークキャンセル制御部202、OSC207、及び直交変調器208は、それぞれ第1実施例の信号出力部101、キャリアリークキャンセル制御部102、OSC107、及び直交変調器108と同様の動作をするので説明を省略する。
一方、本実施例では、第1実施例の構成に加えて、D/Aコンバータ203とLPF205との間に可変利得アンプ209aが設けられ、D/Aコンバータ204とLPF206との間に可変利得アンプ210aが設けられる。
D/Aコンバータ203及び204は、それぞれキャリアリークキャンセル制御部202でDCオフセット電圧が調整されたIch信号及びQch信号を、デジタル信号からアナログ信号へと変換し出力する。
可変利得アンプ209a及び210aは、それぞれD/Aコンバータ203及び204の出力信号を所定のレベル(利得)に増幅して出力する。
ここで、可変利得アンプ209a及び210aの出力利得は利得切替信号200aの入力に応じて切り替えられる。例えば、可変利得アンプ209a及び210aのそれぞれは複数種類の出力利得を設定可能であり、信号出力部201が第1の出力モードのときはより高い利得に設定され、信号出力部201が第2の出力モードのときは利得切替信号200aの入力に応じてより低い利得に設定される。なお、上記の電圧値の設定は、利得切替信号200aに基づきアナログの電圧値で設定されてもよいし、デジタル値の1、0の切り替えで設定されてもよい。
LPF205及び206は、それぞれ可変利得アンプ209a及び210aから出力されるIch信号及びQch信号について高調波を除去し直交変調器208に入力する。
したがって、第2実施例では変調波信号無出力時(信号出力部が第2の出力モードのとき)にD/Aコンバータと直交変調器との間に設けられた可変利得アンプの出力利得を下げる制御がなされることにより、変調波無出力時にもキャリアリークキャンセル制御部におけるDCオフセット調整ステップを小さくし、変調波信号出力時と同等のキャリアリーク量の抑制を図ることが可能となる。
また、図4は上述の第2実施例の変形例を示す図である。
本変形例では、上記第2実施例の可変利得アンプ209a及び210aに替えて、LPF205と直交変調器208との間に可変利得アンプ209bが設けられ、LPF206と直交変調器208との間に可変利得アンプ210bが設けられる。なお、第2実施例と共通の動作の説明は省略する。
LPF205及び206は、それぞれD/Aコンバータ203及び204から出力されるIch信号及びQch信号について高調波を除去し可変利得アンプ209b及び210bに入力する。
可変利得アンプ209b及び210bは、それぞれD/Aコンバータ203及び204の出力信号を所定のレベル(利得)に増幅して出力する。
ここで、可変利得アンプ209b及び210bの出力利得は信号出力部201の出力モードが変わると利得切替信号200bの入力に応じて替えられる。出力利得の切り替えについての動作は、第2実施例の可変利得アンプ209a及び210aの場合と同様である。
可変利得アンプ209b及び210bでそれぞれ出力されたIch信号及びQch信号は直交変調器208に入力される。
したがって、第2実施例の変形例では変調波信号無出力時(信号出力部が第2の出力モードのとき)にD/Aコンバータと直交変調器との間に設けられた可変利得アンプの出力利得を下げる制御がなされることにより、変調波無出力時にキャリアリークキャンセル制御部におけるDCオフセット調整ステップを小さくし、変調波信号出力時と同等のキャリアリーク量の抑制を図ることが可能となる。
(4)第3実施例
図5は第3実施例を示す図である。第3実施例では、減衰器が利得制御部の機能を備え、変調波信号無出力時に利得切替信号が当該減衰器を挟んで設けられるスイッチに入力される。
図において、301は信号出力部、302はキャリアリークキャンセル制御部、303及び304はD/Aコンバータ、305及び306はLPF、307はOSC、308は直交変調器を示す。
信号出力部301、及びキャリアリークキャンセル制御部302は、それぞれ第1実施例の信号出力部101、及びキャリアリークキャンセル制御部102と同様の動作をするので説明を省略する。
一方、本実施例では、第1実施例の構成に加えて、D/Aコンバータ303とLPF305との間に減衰器310aが設けられ、D/Aコンバータ304とLPF306との間に減衰器313aが設けられる。また、減衰器310aの両隣にSW(スイッチ)309a及び311aが減衰器310aを挟んで設けられ、減衰器313aの両隣にSW312a及び314aが減衰器313aを挟んで設けられる。
D/Aコンバータ303及び304は、それぞれキャリアリークキャンセル制御部202でDCオフセットが調整されたIch信号及びQch信号を、デジタル信号からアナログ信号へと変換し出力する。
SW309a及び311aはD/Aコンバータ303とLPF305とを接続する、又はD/Aコンバータ303及びLPF305と減衰器310aとを接続する。また、同様に、SW312a及び314aはD/Aコンバータ304とLPF306とを接続する、又はD/Aコンバータ303及びLPF305と減衰器313aとを接続する。
SW309a、311a、312a、及び314aは、それぞれ利得切替信号300aの入力に応じて例えば以下のように接続が切り替えられる。
信号出力部301が第1の出力モードのときは、SW309a及び311aはD/Aコンバータ303とLPF305とが接続されるように切り替えられ、また、SW312a及び314aはD/Aコンバータ304とLPF306とが接続されるように切り替えられる。
信号出力部301が第2の出力モードのときは利得切替信号300aの入力に応じて、SW309aはD/Aコンバータ303と減衰器310aとを接続するように、SW311aは減衰器310aとLPF305とを接続するように切り替えられる。また、同様に、信号出力部301が第2の出力モードのときは、SW312aはD/Aコンバータ304と減衰器313aとを接続するように、SW314aは減衰器313aとLPF306とを接続するように切り替えられる。
なお、上記スイッチの切り替えは、例えば、利得切替信号300aの1、0(デジタル値)に対応して切り替えられる。
減衰器310a及び313aは、信号出力部301が第2の出力モードのとき、それぞれD/Aコンバータ303及び304の出力信号を所定のレベル(利得)に減衰して出力する。
LPF305及び306は、信号出力部301が第1の出力モードのときに、それぞれD/Aコンバータ303及びD/Aコンバータ304から出力されるIch信号及びQch信号について高周波を除去し直交変調器208に入力する。
また、LPF305及び306は、信号出力部301が第2の出力モードのときに、それぞれ減衰器310a及び313aから出力されるIch信号及びQch信号について高調波を除去し直交変調器308に入力する。
したがって、第3実施例では変調波信号無出力時(信号出力部が第2の出力モードのとき)にD/Aコンバータと直交変調器との間に設けられた減衰器によりLPFへの入力利得を下げる制御がなされることにより、変調波無出力時にもキャリアリークキャンセル制御部におけるDCオフセット調整ステップを小さくし、変調波信号出力時と同等のキャリアリーク量の抑制を図ることが可能となる。
また、図6は上述の第3実施例の変形例を示す図である。
本変形例では、上記第3実施例の減衰器310a及び313aに替えて、LPF305と直交変調器308との間に減衰器310bが設けられ、LPF306と直交変調器308との間に減衰器310bが設けられる。なお、第3実施例と共通の動作の説明は省略する。
LPF305及び306は、それぞれD/Aコンバータ303及び304から出力されるIch信号及びQch信号について高調波を除去し出力する。
SW309b及び311bはLPF305と直交変調器308とを接続する、又はLPF306及び直交変調器308と減衰器310bとを接続する。また、同様に、SW312b及び314bはLPF305と直交変調器308とを接続する、又はLPF306及び直交変調器308と減衰器313bとを接続する。
SW309b、311b、312b、及び314bは、それぞれ利得切替信号300bの入力に応じて例えば以下のように接続が切り替えられる。
信号出力部301が第1の出力モードのときは、SW309b及び311bはLPF305と直交変調器とが接続されるように切り替えられ、また、SW312b及び314bはLPF306と直交変調器とが接続されるように切り替えられる。
信号出力部301が第2の出力モードのときは利得切替信号300bの入力に応じて、SW309bはLPF305と減衰器310bとを接続するように、SW311bは減衰器310bと直交変調器308とを接続するように切り替えられる。また、同様に、信号出力部301が第2の出力モードのときは、SW312bはLPF306と減衰器313bとを接続するように、SW314bは減衰器313bと直交変調器308とを接続するように切り替えられる。
なお、上記スイッチの切り替えは、例えば、利得切替信号300bの1、0(デジタル値)に対応して切り替えられる。
減衰器310b及び313bは、信号出力部301が第2の出力モードのとき、それぞれLPF305及び306の出力信号を所定のレベル(利得)に減衰して出力する。
直交変調器308は、信号出力部301が第1の出力モードのときはLPF305及びLPF306からそれぞれ出力されたIch信号及びQch信号により、OSC307から出力されるキャリア信号を直交変調した信号を出力する。また、直交変調器308は、信号出力部301が第2の出力モードのときは、減衰器310b及び減衰器313bからそれぞれ出力される信号により、OSC307から出力されるキャリア信号を直交変調した信号を出力する。
直交変調器308からの出力信号の一部は、フィードバック信号としてダウンコンバートされアナログ信号からデジタル信号へと変換された後、キャリアリークキャンセル制御部302へ送られる。
したがって、第3実施例では変調波信号無出力時(信号出力部が第2の出力モードのとき)にD/Aコンバータと直交変調器との間に設けられた減衰器によりLPFへの入力利得を下げる制御がなされることにより、変調波無出力時にもキャリアリークキャンセル制御部におけるDCオフセット調整ステップを小さくし、変調波信号出力時と同等のキャリアリーク量の抑制を図ることが可能となる。
(5)第4実施例
図7は第4実施例を示す図である。第4実施例では、可変減衰器が利得制御部の機能を備え、変調波信号無出力時に利得切替信号が当該可変減衰器に入力される。
図において、401は信号出力部、402はキャリアリークキャンセル制御部、403及び404はD/Aコンバータ、405及び406はLPF、407はOSC、408は直交変調器を示す。
信号出力部401、キャリアリークキャンセル制御部402、OSC407、及び直交変調器408は、それぞれ第1実施例の信号出力部101、キャリアリークキャンセル制御部102、OSC107、及び直交変調器108と同様の動作をするので説明を省略する。
一方、本実施例では、第1実施例の構成に加えて、D/Aコンバータ403とLPF405との間に可変減衰器409aが設けられ、D/Aコンバータ404とLPF406との間に可変減衰器410aが設けられる。
D/Aコンバータ403及び404は、それぞれキャリアリークキャンセル制御部202でDCオフセット電圧が調整されたIch信号及びQch信号を、デジタル信号からアナログ信号へと変換し出力する。
可変減衰器409a及び410aは、それぞれD/Aコンバータ403及び404の出力信号を所定のレベル(利得)に減衰して出力する。
ここで、可変減衰器409a及び410aの出力利得は利得切替信号400aの入力に応じて切り替えられる。例えば、可変減衰器409a及び410aのそれぞれは複数種類の出力利得を設定可能であり、信号出力部401が第1の出力モードのときはより高い利得に設定され、信号出力部401が第2の出力モードのときは利得切替信号400aの入力に応じてより低い利得に設定される。なお、上記の出力利得の設定は、利得切替信号400aに基づきアナログの電圧値で設定されてもよいし、デジタル値の1、0の切り替えで設定されてもよい。
LPF405及び406は、それぞれ可変利得アンプ409a及び410aから出力されるIch信号及びQch信号について高調波を除去し直交変調器408に入力する。
したがって、第4実施例では変調波信号無出力時(信号出力部が第2の出力モードのとき)にD/Aコンバータと直交変調器との間に設けられた可変減衰器の出力利得を下げる制御がなされることにより、変調波無出力時にもキャリアリークキャンセル制御部におけるDCオフセット調整ステップを小さくし、変調波信号出力時と同等のキャリアリーク量の抑制を図ることが可能となる。
また、図8は上述の第4実施例の変形例を示す図である。
本変形例では、上記第4実施例の可変減衰器409a及び410aに替えて、LPF405と直交変調器408との間に可変減衰器409bが設けられ、LPF406と直交変調器408との間に可変減衰器410bが設けられる。なお、第4実施例と共通の動作の説明は省略する。
LPF405及び406は、それぞれD/Aコンバータ403及び404から出力されるIch信号及びQch信号について高調波を除去し可変減衰器409b及び410bに入力する。
可変減衰器409b及び410bは、それぞれD/Aコンバータ403及び404の出力信号を所定のレベル(電圧)に減衰して出力する。
ここで、可変減衰器409b及び410bの出力利得は信号出力部201の出力モードが変わると利得切替信号400bの入力に応じて替えられる。出力利得の切り替えについての動作は、第4実施例の可変減衰器409a及び410aの場合と同様である。
可変減衰器409b及び410bでそれぞれ出力されたIch信号及びQch信号は直交変調器408に入力される。
したがって、第4実施例の変形例では変調波信号無出力時(信号出力部が第2の出力モードのとき)にD/Aコンバータと直交変調器との間に設けられた可変減衰器の出力利得を下げる制御がなされることにより、変調波無出力時にもキャリアリークキャンセル制御部におけるDCオフセット調整ステップを小さくし、変調波信号出力時と同等のキャリアリーク量の抑制を図ることが可能となる。
(6)適用例
上述の本発明の実施例に開示された構成は、例えば、無線基地局装置(BTS)等の無線通信装置に適用される。
図9は、本発明の実施例を適用した無線基地局装置の一例である。
アンテナ901で受信した無線信号は、受信部902で復調されデジタル信号に変換された後ベースバンド信号処理部903に送られ各種の信号処理が施される。
送信部904はキャリアリーク制御部905と増幅器(Power Amp:PA)906を含む。本実施例の構成はキャリアリーク制御部905に含まれる。ただし、信号出力部101、201、301、401、又は、信号出力部101、201、301、401及びキャリアリークキャンセル制御部102、202、302、402はベースバンド処理部903に含まれるとしてもよい。ベースバンド処理部903から送られてくる送信信号はキャリアリーク制御部906で直交変調された後、増幅器906で増幅され、アンテナ907から送信される。
図10は、本発明の実施例を3GPP(3rd Generation Partnership Project)で規格化が進められているLTE(Long Term Evolution)で採用されるRRE(Remote Radio Equipment)に適用する場合の装置構成例を示す。
RREは光ファイバによりeNB(Evolved Node B)に接続され、また、アンテナを介してユーザ端末と無線通信を行う。CPRI(Common Public Radio Interface)1001から送られてくる送信信号を本実施例の構成を含むキャリアリーク制御部1002で直交変調し、増幅器(Power Amp:PA)1003で増幅した後アンテナを介して送信する。
DCオフセット調整ステップの大きさと、キャリアリーク量の関係を示す。 第1実施例を説明する図。 第2実施例を説明する図。 第2実施例の変形例を説明する図。 第3実施例を説明する図。 第3実施例の変形例を説明する図。 第4実施例を説明する図。 第4実施例の変形例を説明する図。 実施例が適用される基地局装置の例。 実施例が適用されるRREの例。 フィードバック制御を用いて自動的にキャリアリーク量を抑制することを可能とする無線通信装置の送信部の構成例を示す。 キャリアリーク制御部における信号処理の例を示す。
符号の説明
1 利得減衰前のD/Aコンバータ入力値に対する直交変調器への入力信号の電圧変化
2 利得減衰前の直交変調器への入力信号の電圧振幅
3 利得減衰前のD/Aコンバータ入力値の1LSB単位あたりの電圧変化量
4 利得減衰後のD/Aコンバータ入力値に対する直交変調器への入力信号の電圧変化
5 利得減衰後の電圧振幅
6 利得減衰後のD/Aコンバータ入力値の1LSB単位あたりの電圧変化量
7 キャリアリークカーブ
8 キャリアリーク最小ポイント
9 利得減衰前の最小キャリアリーク量
10 利得減衰後の最小キャリアリーク量
11 DCオフセット調整値
12 変調波信号
13 DCオフセット調整後の変調波信号
14 小数点以下四捨五入後の変調波信号
15 ビット圧縮後の変調波信号
16 小数点
100、200a、200b、300a、300b、400a、400b 利得切替信号
101、201、301、401、1101 信号出力部
102、202、302、402、1102 キャリアリークキャンセル制御部
103、104、203、204、303、304、403、404、1103、1104 D/Aコンバータ
105、106、205、206、305、306、405、406、1105、1106 LPF
107、207、307、407、1107 OSC
108、208、308、408、1108 直交変調器
209a、209b、210a、210b 可変利得アンプ
309a、309b、311a、311b、312a、312b、314a、314b SW
310a、310b、313a、313b 減衰器
409a、409b、410a、410b 可変減衰器
901,907 アンテナ
902 受信部
903 ベースバンド処理部
904 送信部
905,1002 キャリアリーク制御部
906,1003 増幅器
1001 CPRI

Claims (8)

  1. キャリアリーク制御を行う無線送信機において、
    第1の出力モードでは送信データに応じて電圧値が変化する信号を出力し、第2の出力モードではデータ非送信時に定常電圧値の信号を出力する信号出力部と、
    前記信号出力部から出力された信号でキャリア信号を変調する変調部と、
    前記変調部の出力信号に基づいて、該変調部におけるキャリアリーク量を小さくするよう前記信号出力部から出力される信号のオフセット電圧を調整する調整部と、
    前記信号出力部が前記第2の出力モードで信号を出力するときは、該信号出力部と前記変調部との間の利得を、前記第1の出力モードで信号を出力するときの利得に対して下げる制御を行う利得制御部と、
    を備えることを特徴とする無線送信機。
  2. 前記利得制御部は、前記利得切替信号に基づいて前記利得を下げる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の無線送信機。
  3. 前記利得制御部は、D/Aコンバータを含み、該D/Aコンバータへの前記利得切替信号の入力に基づいて、該D/Aコンバータの出力利得を切り替えることにより前記利得を下げる制御を行うことを特徴とする請求項2記載の無線送信機。
  4. 前記利得制御部は、可変利得アンプを含み、該可変利得アンプへの前記利得切替信号の入力に基づいて、該可変利得アンプの増幅量を切り替えることにより前記利得を下げる制御を行うことを特徴とする請求項2記載の無線送信機。
  5. 前記利得制御部は、減衰器を含み、減衰器に接続されたスイッチへの前記利得切替信号の入力に基づいて、該スイッチを切り替えることにより前記利得を下げる制御を行うことを特徴とする請求項2記載の無線送信機。
  6. 前記利得制御部は、可変減衰器を含み、該可変減衰器への前記利得切替信号の入力に基づいて、該可変減衰器の減衰量を切り替えることにより前記利得を下げる制御を行うことを特徴とする請求項2記載の無線送信機。
  7. キャリアリーク制御を行う無線基地局装置において、
    第1の出力モードでは送信データに応じて電圧値が変化する信号を出力し、第2の出力モードではデータ非送信時に定常電圧値の信号を出力する信号出力部と、
    前記信号出力部から出力された信号でキャリア信号を変調する変調部と、
    前記変調部の出力信号に基づいて、該変調部におけるキャリアリーク量を小さくするよう前記信号出力部から出力される信号のオフセット電圧を調整する調整部と、
    前記信号出力部が前記第2の出力モードで信号を出力するときは、該信号出力部と前記変調部との間の利得を、前記第1の出力モードで信号を出力するときの利得に対して下げる制御を行う利得制御部と、
    を備えることを特徴とする無線基地局装置。
  8. 信号出力部が、第1の出力モードでは送信データに応じて電圧値が変化する信号を出力し、第2の出力モードではデータ非送信時に定常電圧値の信号を出力し、
    変調部が、前記信号出力部から出力された信号でキャリア信号を変調し、
    調整部が、前記変調部の出力信号に基づいて、該変調部におけるキャリアリーク量を小さくするよう前記信号出力部から出力される信号のオフセット電圧を調整し、
    利得調整部が、前記信号出力部が前記第2の出力モードで信号を出力するときは、該信号出力部と前記変調部との間の利得を、前記第1の出力モードで信号を出力するときの利得に対して下げる制御を行う、
    ことを特徴とするキャリアリーク制御方法。



JP2008325968A 2008-12-22 2008-12-22 無線送信機、キャリアリーク制御方法 Expired - Fee Related JP5146300B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008325968A JP5146300B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 無線送信機、キャリアリーク制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008325968A JP5146300B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 無線送信機、キャリアリーク制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010148020A true JP2010148020A (ja) 2010-07-01
JP5146300B2 JP5146300B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=42567932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008325968A Expired - Fee Related JP5146300B2 (ja) 2008-12-22 2008-12-22 無線送信機、キャリアリーク制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5146300B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102387522A (zh) * 2010-08-31 2012-03-21 中兴通讯股份有限公司 射频拉远单元功率控制模型的修正方法及装置、检测设备

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06237281A (ja) * 1993-02-10 1994-08-23 Fujitsu Ltd キャリアリーク調整回路
JP2001237723A (ja) * 2000-12-28 2001-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信装置
JP2001292079A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Mitsubishi Electric Corp 多重通信システムおよびその信号処理方法
JP2004221653A (ja) * 2003-01-09 2004-08-05 Hitachi Kokusai Electric Inc 送信機
JP2004260253A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Kawasaki Microelectronics Kk 無線送信機
WO2006072973A1 (ja) * 2005-01-04 2006-07-13 Fujitsu Limited Dcオフセット補償方法及びdcオフセット補償装置
JP2007243820A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Hitachi Kokusai Electric Inc 歪補償直交変調器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06237281A (ja) * 1993-02-10 1994-08-23 Fujitsu Ltd キャリアリーク調整回路
JP2001292079A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Mitsubishi Electric Corp 多重通信システムおよびその信号処理方法
JP2001237723A (ja) * 2000-12-28 2001-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送信装置
JP2004221653A (ja) * 2003-01-09 2004-08-05 Hitachi Kokusai Electric Inc 送信機
JP2004260253A (ja) * 2003-02-24 2004-09-16 Kawasaki Microelectronics Kk 無線送信機
WO2006072973A1 (ja) * 2005-01-04 2006-07-13 Fujitsu Limited Dcオフセット補償方法及びdcオフセット補償装置
JP2007243820A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Hitachi Kokusai Electric Inc 歪補償直交変調器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102387522A (zh) * 2010-08-31 2012-03-21 中兴通讯股份有限公司 射频拉远单元功率控制模型的修正方法及装置、检测设备
CN102387522B (zh) * 2010-08-31 2015-11-25 中兴通讯股份有限公司 射频拉远单元功率控制模型的修正方法及装置、检测设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP5146300B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100794983B1 (ko) 캐리어 누설을 억제하는 방법 및 시스템
KR100960065B1 (ko) 사양을 완화하기 위한 아날로그 무선 컴포넌트 손상의 보상
KR20010021052A (ko) 적응적 디지털 전치 왜곡 조정 장치 및 방법
US20060040625A1 (en) Transmission power amplifier unit
JP2001156868A (ja) 非線形歪み補償回路及びそれを用いた送信装置並びに移動通信機
JP2007180782A (ja) 極座標変調送信装置及び適応歪補償処理システム並びに極座標変調送信方法及び適応歪補償処理方法
JP5896392B2 (ja) 通信補正のための装置及び方法
JP2010011062A (ja) 送信装置及び電源電圧設定方法
CA2921898C (en) Amplifying stage working point determination
JP3269559B2 (ja) 無線周波送信機のオン状態とオフ状態との間で遷移を行う装置および方法
JP5146300B2 (ja) 無線送信機、キャリアリーク制御方法
JP3834299B2 (ja) 送信装置、無線基地局及びクリッピング方法
KR101963639B1 (ko) 신호 송신 장치에서 DC 오프셋 calibration 장치 및 방법
JP2003078360A (ja) 歪み補償装置
JP2001057522A (ja) 送信機
JP2001292079A (ja) 多重通信システムおよびその信号処理方法
JP2005012419A (ja) 増幅装置
JP5589696B2 (ja) 変換回路、調整方法、調整システムおよび製造方法
WO2011145346A1 (ja) 送信装置
US7760043B2 (en) Polar modulation apparatus
JP2004320185A (ja) 前置歪補償電力増幅装置
KR100650589B1 (ko) 이동통신시스템의 주파수변환장치 및 그 제어방법
JP2001102941A (ja) 無線機
JP2011155571A (ja) 信号補償装置及び通信装置
JP2004032594A (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120928

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees