JP2010147614A - 固体撮像装置およびその駆動方法、撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置およびその駆動方法、撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高画質な静止画撮影と低消費電力でモニター用動画撮影が可能な固体撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明の固体撮像装置は、受光量に応じた画素信号を生成する画素部が行列状に複数個配列されている撮像部と、撮像部の1行単位または複数行単位で画素を選択する行選択部と、選択された行に属する画素部からの画素信号を伝達する、列毎に設けられた列信号線と、列毎に設けられ、対応する列信号線に接続された入力端子と増幅した画素信号を出力するための出力端子とを有するアンプ回路と、列毎に設けられ、対応するアンプ回路のオンとオフとを切り替える切替回路と、列毎に設けられ、対応するアンプ回路がオフのとき、対応するアンプ回路の前記入力端子から前記出力端子に画素信号をバイパスさせるバイパス回路とを備える。
【選択図】図3A

Description

本発明は、入射された光を光電変換する画素が半導体基板上に2次元に配置された固体撮像装置、撮像装置および固体撮像装置の駆動方法に関する。
MOS型イメージセンサは、高速、高感度など優れた特徴があり、MOS型イメージセンサを搭載したデジタル一眼レフカメラ(DSLR)の市場は近年急速に拡大している。MOS型イメージセンサは一般に特許文献1に記載されているように撮像部と列回路から構成されている(図30)。
撮像部は入射された光を光電変換する画素が2次元に配置されており、行単位でリセット、電荷蓄積、読み出しが行われる。また、各列の画素の出力は各列に配置された垂直信号線に接続されている。一方、列回路は列単位の構成であり、画素からのアナログ信号をカラムアンプで増幅した後に保持する手段を有している。撮像部の各垂直信号線は対応する列回路に接続されており、行単位で画素信号を読み出すことが可能になっている。列回路に保持された1行分の画素信号は水平共通信号線と出力アンプからなる水平読み出し回路により順次チップ外部に出力される。カラムアンプで信号増幅を行えば、以降の回路で発生するノイズの影響が相対的に低減し、高画質な撮影が可能になる。
特開2003−51989号公報
デジタル一眼レフカメラでは当初MOS型イメージセンサは静止画撮影にのみ使用され、ファインダとしては従来の光学ファインダを使用していた。これに対し、最近はいわゆるライブビュー機能のあるカメラが主流になってきている。すなわち、カメラボディーに搭載されている小型液晶ディスプレイにイメージセンサで検出したモニター画像をリアルタイムに表示する電子ファインダも搭載したカメラが主流になってきている。ライブビューには2つの方式がある。1つは、ライブビュー用動画撮影と静止画撮影の両方をMOS型イメージセンサで行う方式である。もう1つは、ライブビュー用動画撮影を専用のイメージセンサ(小型のCCDセンサ等)で行い、静止画撮影をMOS型イメージセンサで行う方式である。2つ目の方式は製造コストがかかるにも関わらず、以下の理由で採用されている。
特許文献1のイメージセンサでは膨大なカラムアンプが搭載され(例えば12M画素のカメラでは3000個)、大きな電力を消費するため、電子ファインダ付カメラに適用するとその発熱によりセンサの温度が大きく上昇するという課題(第1の課題)を有している。
なお、温度が上昇すると、リーク電流増加による画質劣化、制御回路の動作異常などが発生し、電子ファインダが使用できる環境温度が著しく制限されることになる。ボディーが小型なカメラでは放熱が難しくこの課題はより深刻である。
さらに、第1の課題に対し、液晶ディスプレイの解像度は比較的小さいので、センサの列回路で信号の混合を行い出力画素数を小さくすれば水平読み出し部での消費電力は低減できるが、カラムアンプで発生する消費電力は低減することが出来ないという課題(第2の課題)を有している。
また、撮像部の一部の画素だけ間引いて読み出せばカラムアンプの消費電力は低減できるが、出力画像にモアレが発生するという課題(第3の課題)を有している。
前記課題を鑑み、本発明は、高画質な静止画撮影と電子ファインダに適した低消費電力でモニター用動画撮影が可能な固体撮像装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の固体撮像装置は、受光量に応じた画素信号を生成する画素部が行列状に複数個配列されている撮像部と、撮像部の1行単位または複数行単位で画素を選択する行選択部と、選択された行に属する画素部からの画素信号を伝達する、列毎に設けられた列信号線と、列毎に設けられ、対応する列信号線に接続された入力端子と増幅した画素信号を出力するための出力端子とを有するアンプ回路と、列毎に設けられ、対応するアンプ回路のオンとオフとを切り替える切替回路と、列毎に設けられ、対応するアンプ回路がオフのとき、対応するアンプ回路の前記入力端子から前記出力端子に画素信号をバイパスさせるバイパス回路とを備える。
この構成によれば、アンプ回路をオフにすることによって固体撮像装置の発熱量を大きく低減することができる。例えば、単発的な動作をする静止画撮影モードでは各アンプ回路をオンにすることにより高画質の静止画を撮影することができる。また、連続的な動作をする動画撮影モードでは各アンプ回路をオフにすることにより消費電力および発熱量を大きく低減することができる。このように、発熱量の低減によって動画撮影モードの直後の静止画撮影モードで撮像される静止画のノイズが低減され、画質劣化を大きく低減することができる。モニター用動画を長時間撮影する場合でも、発熱量を低減しかつ静止画の高品質化を図ることができる。
また、アンプ回路をオンすることによってアンプ回路以降の回路により発生するノイズの影響を小さくするので、当該ノイズによる影響を受けない高画質な画像を得ることができる。
ここで、前記固体撮像装置は、さらに、複数の前記出力端子から出力される複数の画素信号のうち所定数の画素信号を混合する混合回路を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、混合によって、いわゆる白キズおよびモアレを低減することができる。
ここで、前記混合回路は、各前記アンプ回路がオフのとき前記所定数の画素信号を混合するようにしてもよい。
ここで、前記切替回路は、前記アンプ回路を、モニター用動画撮影モードにおいてオンの状態にし、静止画撮影モードにおいてオフの状態にするようにしてもよい。
この構成によれば、混合により解像度が低くなったモニター用動画を撮影したのち高解像度の静止画をする場合でも、モニター用動画撮影モードでは発熱量を低減しているので、発熱によるノイズを低減し、かつ静止画撮影モードにおいて高解像度の静止画のノイズを大幅に低減することができる。このように、いわゆるライブビュー機能を有する一眼レフカメラに好適な固体撮像装置を提供することができる。
ここで、前記固体撮像装置は、列毎に設けられ、前記出力端子から出力される画素信号を内部に有する容量素子にサンプルおよびホールドするサンプルホールド回路と、少なくとも1つのサンプルホールド回路を選択する列選択回路とを備え、前記列選択回路は、各前記アンプ回路がオンのときサンプルホールド回路を1つずつ順次選択し、各前記アンプ回路がオフのとき所定数のサンプルホールド回路の同時選択を順次行い、前記混合回路は、前記所定数のサンプルホールド回路に含まれる所定数の前記容量素子により構成され、前記同時選択によって所定数の画素信号を混合するようにしてもよい。
この構成によれば、水平方向(つまり行方向)の所定数の画素信号を混合する混合回路を容易に実現することができる。すなわち、既存の容量素子を混合回路として機能させるので、混合回路としての特別な回路を実質的に追加することなく、容易に混合回路を実現することができる。
ここで、前記混合回路は、前記出力端子から出力される画素信号であって、同じ列に属する所定数の画素信号を混合するようにしてもよい。
ここで、前記固体撮像装置は、列毎に設けられ、内部に有する所定数の容量素子のそれぞれに、前記出力端子から出力される画素信号をサンプルおよびホールドするサンプルホールド回路と、列毎に設けられ、サンプルホールド回路を順次選択する列選択回路とを備え、前記サンプルホールド回路は、各前記アンプ回路がオフのとき、前記所定数の容量素子に、異なる行に属する所定数の画素信号をサンプルおよびホールドし、前記混合回路は、前記所定数の前記容量素子により構成され、前記列選択回路による選択によりホールドされている前記所定数の画素信号を混合するようにしてもよい。
この構成によれば、垂直方向(つまり列方向)の所定数の画素信号を混合する混合回路を容易に実現することができる。
ここで、前記列信号線は、第1信号線と第2信号線とを含み、同じ列に属する複数の画素部は、第1信号線に接続された画素部と、第2信号線に接続された画素部とを含み、前記アンプ回路は、増幅素子と、前記アンプ回路の前記入力端子と前記増幅素子の間に接続された入力容量素子と、前記増幅素子の入力と出力の間に接続された帰還容量素子とを含み、前記固体撮像装置は、さらに、列毎に設けられ、内部に有するクランプ用容量素子に前記出力端子から出力される画素信号をクランプするクランプ回路を有し、前記バイパス回路は、各前記アンプ回路がオフのとき、対応する第1の信号線からの画素信号を前記出力端子にバイパスし、さらに、対応する第2の信号線からの画素信号を前記入力容量素子および前記帰還容量素子の少なくとも一方にクランプし、前記混合回路は、前記入力容量素子および前記帰還容量素子の少なくとも一方と前記クランプ用容量素子を含み、各前記アンプ回路がオフのとき、それぞれにクランプされた画素信号を混合するようにしてもよい。
この構成によれば、さらに、アンプ回路内の入力容量素子または帰還容量素子を、本来の機能とは異なる、クランプ用の容量素子として転用するので、クランプ動作のゲインが増加し、後段回路のノイズの影響を低減できる。さらに、2つの行から同時画素信号を読み出すことによりフレームレートを向上できるという効果もある。
ここで、同じ列に属する少なくとも2つの隣接する前記画素部はそれぞれ1つセルを構成し、各セルは、第1光電変換素子と、第2光電変換素子と、浮遊拡散層と、第1光電変換素子から信号電荷を前記浮遊拡散層に転送する第1転送部と、第2光電変換素子から信号電荷を前記浮遊拡散層に転送する第2転送部と、前記浮遊拡散層の信号電荷を電圧に変換し画素信号として出力する増幅部とを含み、各前記アンプ回路がオフのとき、前記浮遊拡散層において、前記第1転送部により転送された信号電荷と、前記第2転送部により転送された信号電荷とを混合するようにしてもよい。
この構成によれば、さらに、各セル内で複数の画素部が浮遊拡散層と増幅部とを共用するので画素部の回路面積を小さくすることができる。さらに、2つの行から同時画素信号を読み出すことによりフレームレートを向上できるという効果もある。
ここで、前記固体撮像装置は、さらに、列毎に設けられ、前記出力端子から出力される画素信号をデジタル画素信号に変換するADコンバーターと、前記混合回路は、前記所定数のデジタル画素信号を混合するようにしてもよい。
この構成によれば、さらに、混合部がデジタル画素信号を混合するので、小さい値をもつデジタル画素信号であっても、ノイズの影響を受けないので、画像の暗い部分の画質を向上させることができる。
ここで、前記ADコンバーターは、画素信号の入力レンジを切り替え可能であり、各前記アンプ回路がオフのときの前記入力レンジは、各前記アンプ回路がオンのときの前記入力レンジよりも狭い構成としてもよい。
この構成によれば、各前記アンプ回路がオフのときのADコンバーターによるAD変換時間を短縮し、フレームレートを高めることができる。
ここで、前記アンプ回路は、増幅素子と、前記アンプ回路の前記入力端子と前記増幅素子の間に挿入された入力容量素子とを含み、前記固体撮像装置は、さらに、列毎に設けられ、内部に有するクランプ用容量素子に前記出力端子から出力される画素信号をクランプするクランプ回路と、列毎に設けられ、各前記アンプ回路がオフのとき、前記前記入力容量素子と前記クランプ用容量素子とを並列に接続する接続回路を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、アンプ回路内の入力容量素子を、本来の機能とは異なる、クランプ用の容量素子に転用することができる。その結果、クランプ動作のゲインが増加し、後段回路のノイズの影響を低減できる。
ここで、前記アンプ回路は、さらに、前記増幅素子の出力と入力の間に挿入された帰還容量素子を含み、前記接続回路は、各前記アンプ回路がオフのとき、さらに、前記帰還容量素子と前記クランプ用容量素子とを並列に接続する接続回路を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、さらに、アンプ回路内の帰還容量素子を、本来の機能とは異なる、クランプ用の容量素子に転用することができる。その結果、クランプ動作のゲインが増加し、後段回路のノイズの影響を低減できる。
また、本発明の撮像装置は、上記の固体撮像装置と、前記固体撮像装置によって撮像された画像のノイズを低減する画像処理部とを備える。
この構成によれば、固体撮像装置内部で発生したノイズにより劣化した画質を回復することができる。
ここで、前記画像処理部は、前記撮像部においてノイズを常に発生させる画素部の位置を記憶する記憶部と、前記固体撮像装置に撮像された画像において、前記記憶部に記憶された位置に対応する画素データを補間する補間部とを備えるようにしてもよい。
この構成によれば、固体撮像装置の撮像部に固有の格子欠陥等に起因する白キズとなる画素信号を除去して、画質を向上させることができる。
ここで、前記画像処理部は、前記固体撮像装置に撮像された画像に対してフィルター処理によりノイズを低減するようにしてもよい。
この構成によれば、固体撮像装置内部で発生したノイズによる画質劣化を目立たなくすることができる。
また、本発明の固体撮像装置の駆動方法は、固体撮像装置の駆動方法であって、前記固体撮像装置は、受光量に応じた画素信号を生成する画素部が行列状に複数個配列されている撮像部と、撮像部の1行単位または複数行単位で画素を選択する行選択部と、選択された行に属する画素部からの画素信号を伝達する、列毎に設けられた列信号線と、列毎に設けられ、対応する列信号線に接続された入力端子と増幅した画素信号を出力するための出力端子とを有するアンプ回路とを備え、前記固体撮像装置の駆動方法は、モニター用動画撮影モードと静止画撮影モードとの切り替えを検出するステップと、静止画撮影モードへの切り替えが検出されたとき、各前記アンプ回路をオンにするステップと、モニター用動画撮影モードへの切り替えが検出されたとき、各前記アンプ回路をオフにするステップと、モニター用動画撮影モードへの切り替えが検出されたとき、各前記アンプ回路の前記入力端子から前記出力端子に画素信号をバイパスさせるステップと、モニター用動画撮影モードにおいて、複数の前記出力端子から出力される複数の画素信号のうち所定数の画素信号を混合するステップとを有する。
この構成によれば、上記と同様の効果がある。
本発明に係る固体撮像装置によれば、高画質な静止画撮影機能と幅広い環境温度で使用できる電子ファインダ機能を有するデジタル一眼レフカメラ、ミラーレス(ミラーで反射(フレックス)させる構造を備えない)構造のデジタル一眼カメラ、レンズ固定型デジタルスチルカメラの実現が容易になるという効果がある。
以下、本発明に係る固体撮像装置の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施形態では一眼レフカメラと一眼カメラをあわせて一眼レフカメラと呼ぶものとする。
(第1の実施形態)
第1の実施形態における固体撮像装置は、列毎に設けられたアンプ回路(カラムアンプ)からなるカラムアンプ部を有する固体撮像装置であって、列毎に設けられ、対応するアンプ回路のオンとオフとを切り替える切替回路と、列毎に設けられ、対応するアンプ回路がオフのとき、対応するアンプ回路の前記入力端子から前記出力端子に画素信号をバイパスさせるバイパス回路とを備える。この構成により、アンプ回路をオフにすることによって固体撮像装置の発熱量を大きく低減することができる。例えば、連続的な動作をする動画撮影モードでは各アンプ回路をオフにすることにより消費電力および発熱量を大きく低減することができる。発熱量の低減によって動画撮影モードの直後の静止画撮影モードで撮像される静止画のノイズが低減され、画質劣化を大きく低減することができる。モニター用動画を長時間撮影する場合でも、発熱量を低減しかつ静止画の高品質化を図ることができる。
さらに、第1の実施形態の固体撮像装置は、所定数の画素信号を混合する混合回路を備え、この混合回路は、各前記アンプ回路がオフのとき前記所定数の画素信号を混合する。また、切替回路は、前記アンプ回路を、モニター用動画撮影モードにおいてオンの状態にし、静止画撮影モードにおいてオフの状態にするよう構成されている。混合により解像度が低くなったモニター用動画を撮影したのち高解像度の静止画をする場合でも、モニター用動画撮影モードでは発熱量を低減しているので、発熱によるノイズを低減し、かつ静止画撮影モードにおいて高解像度の静止画のノイズを大幅に低減することができる。このように、いわゆるライブビュー機能を有する一眼レフカメラに好適である。
図1は、本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。図1より、撮像部1、行選択回路3、カラムアンプ部4、クランプ部5、サンプルホールド(S/H)部6、マルチプレクサ(MUX)部7、列選択回路8、出力アンプ9から構成される。
撮像部1は、光電変換を行う画素部2が2次元状に配置された撮像領域である。ここでは4×4の2次元状に配列された16画素の例が示されているが、実際の総画素数は数百万個以上である。
行選択回路3は、横1行毎に行選択信号SEL、画素リセット信号RST、電荷転送信号TRANの3本の制御線を備え、撮像部1の各画素部に対して、行単位でリセット(初期化)、リード(読み出し)、およびラインセレクト(行選択)を制御する。
カラムアンプ部4は列方向に基本単位となるカラムアンプ4aが複数個アレイ状にならび、撮像部1からの行単位の出力を増幅する。
クランプ部5は列方向に基本単位となるクランプ回路5aが複数個アレイ状にならび、カラムアンプ部4からの行単位の出力から画素部2で発生する固定パターンノイズ成分を除去する。
S/H部6は列方向に基本単位となるS/H回路6aが複数個アレイ状にならび、クランプ部5からの行単位の出力をサンプルおよびホールドする。
MUX部7は列方向に基本単位となる単位回路7aが複数個アレイ状にならび、S/H部6内の各S/H回路6aと水平共通信号線43との接続を切り替える。
列選択回路8は、制御線を備え、MUX部7の列を順次選択する。
出力アンプ9はMUX部7および水平共通信号線43を介してS/H回路6aの出力を受け取り、増幅した後にチップ外部に出力する。
図2は列方向に並ぶ複数の画素部2の詳細を示す回路図である。
図2より、画素部2は、初期化時の電圧を増幅したリセット電圧と読み出し時の電圧を増幅したリード電圧とを垂直信号線(又は列信号線とも呼ぶ)18に出力することを特徴とし、入射した光を光電変換し電荷を出力するフォトダイオード(PD)10と、PD10により発生した電荷を蓄積し、蓄積した電荷を電圧信号として出力するフローティングディフュージョン(FD)12と、FD12の示す電圧が初期電圧(ここではVDD)になるようにリセットするリセットTr13と、PD10により出力される電荷をFD12に供給する転送Tr11と、FD12の示す電圧に追従して変化する電圧を出力する増幅Tr14と、行選択回路3からラインセレクト信号を受けたときに増幅Tr14の出力を垂直信号線18に接続する選択Tr15を含む。画素電流源Tr72は各列に1個ずつ配置されており、増幅Tr14の出力を垂直信号線18に供給するための電流を生成する。
図3Aは、本発明の第1の実施形態におけるカラムアンプ4aの第1例を示す図である。同図のカラムアンプ4aは、増幅素子AMPと切替回路4bとバイパス回路4cを備える。
切替回路4bは、スイッチトランジスタSW1とスイッチトランジスタSW2を有し、増幅素子AMPのオンとオフとを切り替える。スイッチトランジスタSW1、Sw2は、それぞれパワーセーブ反転信号44がハイレベル(以下単にHと記す)のとき閉じ、ローレベル(以下単にLと記す)のとき開く。ここで、増幅素子AMPの「オン」とは、増幅素子AMPが増幅動作を行うことをいう。ここで、増幅素子AMPの「オフ」とは、増幅素子AMPが増幅動作を行わず、かつ電力または電流を消費しないことをいう。同図では、2つのスイッチトランジスタSW1、SW2により電力供給を遮断することによって、増幅素子AMPをオフにしている。
バイパス回路4cは、増幅素子AMPがオフのとき、増幅素子AMPの入力端子から出力端子に画素信号をバイパスさせる。同図のバイパス回路は、増幅素子AMPからの増幅された画素信号と、バイパスされた増幅されていない画素信号の一方を選択するセレクタとなっている。
図3Bは、本発明の第1の実施形態におけるカラムアンプ4aの第2例を示す図である。同図は、図3Aと比べてスイッチトランジスタSW1が削除されている点のみ異なるが、動作は同じなので説明を省略する。
図3Cは、本発明の第1の実施形態におけるカラムアンプ4aの第3例を示す図である。同図は、図3Aと比べてスイッチトランジスタSW2が削除されている点のみ異なるが、動作は同じなので説明を省略する。
図4はカラムアンプ4a、クランプ回路5a、S/H回路6aからなる列回路の詳細を示す図である。この列回路の機能は画素部から出力されるリセット電圧とリード電圧との差分を示す信号を一時保持した後にMUX部7に出力することである。同図において切替回路4bは、パワーセーブトランジスタ25により構成される。パワーセーブ信号30がLのとき、パワーセーブトランジスタ25はオンになる。これにより、増幅トランジスタ22のゲートがグラウンドレベルになるので、増幅トランジスタ22がオフの状態になり、増幅動作も電流消費もしなくなる。
図4より、カラムアンプ4aは画素部2の信号が一方の端子に入力される入力容量26(容量値Cin)、入力容量26の他方の端子がゲートに接続され画素部2からの信号を増幅するカラムアンプ増幅Tr22、ゲートにカラムアンプバイアス電位28が接続され増幅Tr22に駆動電流を供給するカラムアンプバイアスTr23、カラムアンプ増幅Tr22による信号増幅の大きさを決めるフィードバック容量27(容量値Cfb)、ゲートにカラムアンプリセット信号29が供給され、カラムアンプ増幅Tr22の出力を所定電位に設定するリセット動作を行うカラムアンプリセットTr24、ゲートにカラムアンプパワーセーブ信号30が供給され、カラムアンプ増幅Tr22のゲート電位をグランドにセットするカラムアンプパワーセーブTr25、ゲートに出力選択信号1(33)が供給され、カラムアンプ増幅Tr22のドレインと出力を接続するカラムアンプ出力選択Tr1(31)、ゲートに出力選択信号2(34)が供給され、入力端子と出力端子を直接接続するカラムアンプ出力選択Tr2(32)からなる。
また、カラムアンプパワーセーブ信号30がL、出力選択信号1(33)がH、出力選択信号2(34)がLのとき、カラムアンプ4aは画素部2から入力端子を介して入力された信号を増幅し、増幅した信号を出力端子を介してクランプ回路5aに出力する。このときのゲインAはCin/Cfbである。一方、カラムアンプパワーセーブ信号30がH、出力選択信号1(33)がL、出力選択信号2(34)がHのとき、画素部2から入力端子を介して入力された画素信号は、バイパス回路4cを迂回し出力端子を介して直接クランプ回路5aに出力される。このとき、増幅Tr22のゲートはグランドとなるので、カラムアンプバイアスTr23からの電流は遮断され、カラムアンプ増幅Tr22を主とする増幅素子AMPはオフになっている。
また、クランプ回路5aはカラムアンプ4aから入力されるリセット信号とリード信号の差分すなわち画素信号を求めるクランプ容量35(容量値Ccl)と、ゲートにクランプ信号38が供給されクランプ容量35のカラムアンプ4aとは反対側の端子電位をクランプ電位VCL(37)に設定するためのクランプTr36からなる。また、S/H回路6aは、ゲートにS/H容量入力信号41が供給され画素信号を一時保持するS/H容量40(容量値Csh)と、S/H容量40に信号を入力するS/H容量入力Tr39を含む。
図5AはS/H部、MUX部およびその周辺の詳細を示す回路例である。
図5Aより、各S/H容量40と水平共通信号線43の間には列選択Tr42が配置されている。列選択Tr42はゲートに供給される列選択信号(H[n])に応じてS/H容量40に保持された信号を順次水平共通信号線43に出力する。水平共通信号線43を介して出力アンプ9に供給された信号は増幅された後にチップ外部に出力される。
ここで、画素部2には、画素リセット信号(RST)、電荷転送信号(TRAN)、および、行選択信号(SEL)が入力される。列回路(カラムアンプ4a、クランプ回路5a、S/H回路6a)には、カラムアンプパワーセーブ信号30、カラムアンプリセット信号29、カラムアンプ出力選択信号1(33)、2(34)、クランプ信号38、S/H容量入力信号41、MUX部7には、列選択信号H[n]が決められたタイミングで供給され、これら各制御信号にそれぞれ対応するトランジスタが開閉(オンオフ)される。
また、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置には、カメラスチル撮影に使える全画素読み出しモードと、カメラのモニター画像の撮影に使える画素混合モードを備えている。次にそれぞれの信号読み出し動作を説明する。
図6は、全画素読み出しモードにおける画素部と列回路に供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
図6より、カラムアンプパワーセーブ信号30はL、出力選択信号1(33)はH、出力選択信号1(34)はLのため、カラムアンプ4aは画素部2からの信号を増幅しクランプ回路5aに出力する。
タイミングt1においては、転送Tr11がオフでリセットTr13はオンであり、FD12の電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt2では転送Tr11、リセットTr13がオフなので、FD電位のリセット状態は保持される。このとき、選択Tr15はオンのため増幅Tr14と画素電流源Tr72がソースフォロア回路を構成し、Vfdrst−Vthがリセット電圧として垂直信号線18に出力される(正確にはVfdrst−Vth−αであるが、ここではαは省略)。さらに、このリセット電圧Vfdrst−Vthはカラムアンプ4aに入力される。カラムアンプ4aではカラムアンプリセット信号29がHなのでカラムアンプ増幅Tr22のゲート−ドレインがショートされ、ドレイン電圧は画素部2からの信号に依存しない一定電位Vcarstになり、クランプ容量35の一方の端子に出力する。一方、クランプ信号38とS/H容量入力信号41はHであり、クランプ容量35の他方の端子ならびにS/H容量40の電位はVCLに設定される。
タイミングt3では転送Tr11がオンとなるため、PD10に蓄積された電荷がFD12に転送され、Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧Vfdsigだけ低下しVfdrst−Vfdsigとなる。
タイミングt4では転送Tr11がオフで選択Tr15がオンであり、Vfdrst−Vfdsig−Vthがリード電圧として垂直信号線18に出力される。これによりカラムアンプ4aの入力はVfdsigだけ変化するので、その出力はVfdsig×Aだけ上昇する(カラムアンプリセット信号29はLでカラムアンプ7aのリセット状態が解除されているからである)。さらに、クランプTr36はオフなので、クランプ容量35の他方の端子の電位、すなわちS/H容量の電位はVfdsig×A×Ccl/(Ccl+Csh)だけ上昇する。
この電位変化は垂直信号線18におけるリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち画素信号であり、タイミングt5でS/H容量入力信号41がLとなりこの画素信号がS/H容量40に書き込まれる。
以上により1行分の画素信号がS/H部6に保持されることになる。
次に、図7は全画素読み出しモードにおけるMUX部に供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
タイミングt6では列選択信号H[1]がHとなり、列1の列選択Tr42がオンとなる。これにより列1のS/H容量40の信号が水平共通信号線43に出力され、出力アンプ9を介して外部に出力される。
タイミングt7では列選択信号H[2]がHとなり、列2の列選択Tr42がオンとなる。これにより列2のS/H容量の信号が水平共通信号線43に出力され、出力アンプを介して外部に出力される。同様に順次列選択信号をHにすれば各列のS/H容量40の信号が順次出力される。以上より、1行分の画素信号が順次出力される。さらに、図6および図7の動作を撮像部1の行数だけ繰り返せば、撮像部1全体の信号が読み出されることになる。
図8は、画素混合モードにおける画素部と列回路に供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
カラムアンプパワーセーブ信号30はH、出力選択信号1(33)はL、出力選択信号2(34)はHのため、カラムアンプ4aへの入力は増幅されずに直接クランプ回路5aに出力する。
タイミングt1においては、転送Tr11がオフでリセットTr13はオンであり、FD12の電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt2では転送Tr11、リセットTr13がオフなので、FD電位のリセット状態は保持される。このとき、選択Tr15はオンのため増幅Tr14と画素電流源Tr72がソースフォロア回路を構成し、Vfdrst−Vthがリセット電圧として垂直信号線18に出力される(正確にはVfdrst−Vth−αであるが、ここではαは省略)。さらに、このリセット電圧Vfdrst−Vthは、クランプ容量35の一方の端子に入力される。一方、クランプ信号とS/H容量入力信号41はHであり、クランプ容量35の他方の端子ならびにS/H容量40の電位はVCLに固定される。
タイミングt3では転送Tr11がオンとなるため、PD10に蓄積された電荷がFD12に転送され、Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧Vfdsigだけ低下しVfdrst−Vfdsigとなる。
タイミングt4では転送Tr11がオフで選択Tr15がオンであり、Vfdrst−Vfdsig−Vthがリード電圧として垂直信号線18に出力される。これによりクランプ容量35の入力はVfdsigだけ変化する。
さらに、クランプTr36はオフなので、クランプ容量35の他方の端子の電位、すなわちS/H容量40の電位はVfdsig×Ccl/(Ccl+Csh)だけ低下するこの電位変化は垂直信号線18におけるリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち画素信号であり、タイミングt5でS/H容量入力信号41がLとなりこの画素信号がS/H容量40に書き込まれる。
以上により1行分の画素信号がS/H部6に保持されることになる。
次に、図9は画素混合モードにおけるMUXに供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
タイミングt6では3つの列選択信号H[1]、H[2]、H[3]がHとなり、列1、2、3の列選択Tr42がオンとなる。これにより列1、2、3のS/H容量40の信号が同時に水平共通信号線43に出力され、混合された後に、出力アンプを介して外部に出力される。
タイミングt7では3つの列選択信号H[4]、H[5]、H[6]がHとなり、列4、5、6の列選択Tr42がオンとなる。これにより列4、5、6のS/H容量の信号が水平共通信号線43に出力され、混合された後に、出力アンプ9を介して外部に出力される。同様に順次3個ずつ列選択信号をHにすれば各列のS/H容量40の信号が順次、混合、出力される。
以上より、1行分の画素混合信号が順次出力される。さらに、図8、図9の動作を撮像部1の行数だけ繰り返せば、撮像部1全体の混合信号が読み出されることになる。
このように、図8、図9のタイムチャートに示したように、図5AのS/H部6において、回路規模を増加させることなく水平方向の画素混合をすることができる。すなわち、S/H部6内の複数個のS/H容量40は、水平方向(行方向)の画素を混合する混合回路としても機能する。
S/H部6において垂直方向(列方向)の画素を混合する場合の、S/H回路およびその周辺の回路例を図5Bに示す。図5Bは、1つの列に対応するS/H回路6bおよび1つの列に対応するMUX回路7bを示している。図5Aにおいて、各S/H回路6aおよび各MUX回路7aの代わりに、S/H回路6bおよびMUX回路7bを備えることにより、垂直方向の3画素の混合が可能になる。この場合、S/H回路6b内の3つのS/H容量40には、垂直方向の3つの画素信号をサンプルおよびホールドさせればよい。
以上、図面を用いて説明したように、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置は、受光量に応じた画素信号を生成する画素部2が行列状に複数個配列されている撮像部1と、撮像部の1行単位または複数行単位で画素を選択する行選択回路3と、選択された行に属する画素部2からの画素信号を伝達する、列毎に設けられた列信号線18と、列毎に設けられ、対応する列信号線に接続された入力端子と増幅した画素信号を出力するための出力端子とを有するカラムアンプ(増幅素子AMP)と、列毎に設けられ、対応するカラムアンプのオンとオフとを切り替える切替回路4bと、列毎に設けられ、対応するカラムアンプがオフのとき、対応するカラムアンプの前記入力端子から前記出力端子に画素信号をバイパスさせるバイパス回路4cとを備えている。これによれば、静止画撮影時は高画質・高解像度を必要なときにはカラムアンプで信号増幅を行うときは全画素読み出しモードを用い、電子ファインダなどのモニター画像撮影を行う場合などでは、カラムアンプに動作電流が流れないようにする。
さらに、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置及びその駆動方法では、カラムアンプに動作電流が流れないようにする場合は、画素混合モードを用いていることを特徴とする。
さらに、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置及びその駆動方法では、画素混合モードでは水平読み出し部で画素混合を行うことを特徴とする。
これにより、全画素読み出しモードではカラムアンプで信号増幅を行う。各回路部ではノイズが発生するが、この信号増幅によりカラムアンプ以降のノイズの影響を低減することができ、高画質・高解像度な静止画撮影が行うことが出来る。
さらに、電子ファインダのためのモニター画像撮影時は画素混合モードを用いることにより、出力画像不良(モアレ発生)を起こすことなく、カラムアンプで発生する消費電力を抑えることができ、リーク電流増加による画質劣化、制御回路の動作異常を防ぐことができ、温度、時間などの電子ファインダが使用できる自由度を広げることが出来る。
なお、本発明の固体撮像装置は、ライブビュー機能を有する一眼レフカメラにおいて(CMOSイメージセンサによってライブビューつまりモニター用動画撮影をする一眼レフカメラにおいて)モニター用の液晶パネルまたは電子ファインダ用の液晶パネルがインターレース走査をする場合には、行の間引きを伴ってもさほど画質が劣化しないことから、本実施形態の図5A、図9のように水平方向の画素混合を行うことがより好ましいと考えられる。
一方、水平方向のコントラストを利用したAF(Auto Focus)機能を有するカメラでは、水平方向の画素混合ではなく、水平方向の解像度を損なわないことから垂直方向の画素混合を行うことが好ましいと考えられる。
この場合は、垂直混合は各列のS/H容量を複数にし、複数行の画素信号をS/H回路に読み出し、各列のS/H容量の信号を同時に水平共通信号線43に読み出すようにすれば実現できる。
さらに、垂直混合を行う場合は、図4のようなフィードバック容量素子と入力容量素子を有するカラムアンプの場合は、アンプよりも前で行うことが好ましい。この場合、入力容量素子において混合することも可能であり、回路を増加させないという利点がある。また、例えば、後述する図19のようにカラムアンプよりも極力前で画素混合を行うことは、ノイズの混入が少ないうちにノイズを低減するので画質の点で好ましい。
また、図4とは異なり、カラムアンプの増幅素子が抵抗フィードバックを有するタイプあるいはフィードバックがないタイプである場合には、カラムアンプより後段で画素混合することが好ましいと考えられる。この場合、例えば、図5Bのような、S/H回路において画素混合すれば、回路増加を回避することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照に本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置を説明するが、後述する記載以外の部分は、上述した実施形態と同じである。
まず、図10Aは、本発明の第2の実施形態における固体撮像装置の列回路(カラムアンプ4a、クランプ回路5aおよびS/H回路6a)の詳細を示す図である。
図10Aより、カラムアンプ4aは画素部2の信号が一方の端子に入力される入力容量26(容量値Cin)、入力容量26の他方の端子がゲートに接続され画素部2からの信号を増幅する増幅Tr22、ゲートにカラムアンプバイアス電位が接続され増幅Tr22に駆動電流を供給するカラムアンプバイアスTr23、増幅Tr22による信号増幅の大きさを決めるフィードバック容量27(容量値Cfb)、ゲートにカラムアンプリセット信号29が供給され、増幅Tr22のドレイン出力を所定電位に設定するリセット動作を行うカラムアンプリセットTr24、ゲートにパワーセーブ反転信号44が供給され、増幅Tr22を流れる電流を遮断するカラムアンプパワーセーブTr25、ゲートに出力選択信号1(33)が供給され、入力容量26の増幅Tr22側の端子電位をクランプ容量35のS/H回路6a側に接続するカラムアンプ出力選択Tr1(31)、ゲートに出力選択信号2(34)が供給され、入力端子と出力端子を直接接続するカラムアンプ出力選択Tr2(32)からなる。
また、クランプ回路5aはカラムアンプ4aから入力されるリセット信号とリード信号の差分すなわち画素信号を求めるクランプ容量35(容量値Ccl)と、ゲートにクランプ信号38が供給されクランプ容量35のカラムアンプ4aとは反対側の端子電位をクランプ電位VCLに設定するためのクランプTr36からなる。
また、パワーセーブ反転信号44がH、出力選択信号1(33)がL、出力選択信号1(34)がLのとき、カラムアンプ4aは画素部2からの信号を増幅しクランプ回路5aに出力する。このときのゲインAはCin/Cfbである。
一方、パワーセーブ反転信号44がL、出力選択信号1(33)がH、出力選択信号1(34)がHのとき、画素部2からの信号は直接クランプ回路5aに出力される。このときのカラムアンプの等価回路を図10Bに示す。図10Bのように入力容量26とフィードバック容量27もクランプ容量に並列に接続されており、実効的にクランプ容量35の容量値が増加したことになる。また、カラムアンプパワーセーブTrはオフなので、カラムアンプバイアスTr23からの電流は遮断されている。
また、画素回路(図1〜図4)には、画素リセット信号(RST)、電荷転送信号(TRAN)、および、行選択信号(SEL)が、列回路、MUXには、カラムアンプパワーセーブ反転信号44、カラムアンプリセット信号、出力選択信号1(33)、出力選択信号2(34)、クランプ信号38、S/H容量入力信号41、列選択信号H[n]が決められたタイミングで供給され、これら各制御信号にそれぞれ対応するトランジスタが開閉(オンオフ)される。
本固体撮像装置は全画素読み出しモードと画素混合モードを備えている。次にそれぞれの信号読み出し動作を説明する。
図11は、全画素読み出しモードにおける画素部2と列回路(カラムアンプ4a、クランプ回路5a、S/H回路6a)に供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
パワーセーブ反転信号44はH、出力選択信号1(33)はL、出力選択信号1(34)はLのため、カラムアンプは画素部2からの信号を増幅しクランプ回路5aに出力する。
タイミングt1においては、転送Tr11がオフでリセットTr13はオンであり、FD12の電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt2では転送Tr11およびリセットTr13がオフなので、FD12の電位(リセット状態)は保持される。このとき、選択Tr15はオンのため増幅Tr14と画素電流源Tr72がソースフォロア回路を構成し、Vfdrst−Vthがリセット電圧として垂直信号線18に出力される(正確にはVfdrst−Vth−αであるが、ここではαは省略)。さらに、このリセット電圧Vfdrst−Vthはカラムアンプ4aに入力される。カラムアンプリセット信号29がHなので増幅Tr22のゲート−ドレインがショートされ、画素からの信号に依存しない一定電位Vcarstになり、クランプ容量35の一方の端子に出力する。一方、クランプ信号とS/H容量入力信号41はHであり、クランプ容量35の他方の端子ならびにS/H容量40の電位はVCLに設定される。
タイミングt3では転送Tr11がオンとなるため、PD10に蓄積された電荷がFD12に転送され、Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧Vfdsigだけ低下しVfdrst−Vfdsigとなる。
タイミングt4では転送Tr11がオフで選択Tr15がオンであり、Vfdrst−Vfdsig−Vthがリード電圧として垂直信号線18に出力される。これによりカラムアンプ4aの入力はVfdsigだけ変化するので、その出力はVfdsig×Aだけ上昇する(カラムアンプリセット信号はLでアンプのリセット状態が解除されているからである)。ここでA=Cin/Cfbである。
さらに、クランプTrはオフなので、クランプ容量35の他方の端子の電位、すなわちS/H容量40の電位はVfdsig×A×Ccl/(Ccl+Csh)だけ上昇する。ここでCshはS/H容量40の容量値を示す。
この電位変化は垂直信号線におけるリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち画素の画素信号であり、タイミングt5でS/H入力信号がLとなりこの画素信号がS/H容量40に書き込まれる。以上により1行分の画素信号がS/H回路に保持されることになる。
次に、図12は全画素読み出しモードにおけるMUXに供給される各制御信号のタイミングを示す図であり、第1の実施形態と同様に列選択信号を順次Hにすることにより各列のS/H容量40の信号が順次出力される。以上より、1行分の画素信号が順次出力される。
さらに、図11、図12の動作を撮像部1の行数だけ繰り返せば、撮像部1全体の信号が読み出されることになる。
図13は、画素混合モードにおける画素部2と列回路に供給される各制御信号のタイミングを示す図である。
パワーセーブ反転信号44はL、出力選択信号1(33)はH、出力選択信号1(34)はHのため、カラムアンプ4aへの入力は増幅されずに直接クランプ回路5aに出力する。
タイミングt1においては、転送Tr11がオフでリセットTr13はオンであり、FDの電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt2では転送Tr11およびリセットTr13がオフなので、FD電位のリセット状態は保持される。このとき、選択Tr15はオンのため増幅Tr14と画素電流源Tr72がソースフォロア回路を構成し、Vfdrst−Vthがリセット電圧として垂直信号線に出力される(正確にはVfdrst−Vth−αであるが、ここではαは省略)。さらに、このリセット電圧Vfdrst−Vthは、クランプ容量35の一方の端子に入力される。一方、クランプ信号とS/H容量入力信号はHであり、クランプ容量35の他方の端子ならびにS/H容量40の電位はVCLに設定される。
タイミングt3では転送Tr11がオンとなるため、PD10に蓄積された電荷がFDに転送され、Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧Vfdsigだけ低下しVfdrst−Vfdsigとなる。タイミングt4では転送Tr11がオフで選択Tr15がオンであり、Vfdrst−Vfdsig−Vthがリード電圧として垂直信号線に出力される。これによりクランプ容量35の入力はVfdsigだけ変化する。さらに、クランプTrはオフなので、クランプ容量35の他方の端子の電位、すなわちS/H容量40の電位はVfdsig×(Cin+Cfd+Ccl)/(Cin+Cfd+Ccl+Csh)だけ低下する。この電位変化は垂直信号線におけるリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち画素信号であり、タイミングt5でS/H入力信号がLとなりこの画素信号がS/H容量40に書き込まれる。
以上により1行分の画素信号がS/H回路に保持されることになる。
次に、図14は画素混合モードにおけるMUXに供給される各制御信号のタイミングを示す図である。第1の実施形態と同様に順次3個ずつ列選択信号をHにすれば各列のS/H容量40の信号が順次、加算、出力される。以上より、1行分の画素混合信号が順次出力される。さらに、図13、図14の動作を撮像部1の行数だけ繰り返せば、撮像部1全体の混合信号が読み出されることになる。
以上、説明したように、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置及びその駆動方法は、全画素読み出しモードではカラムアンプ部4で信号増幅を行うのでカラムアンプ部4以降のノイズの影響が低減する。その結果、高画質・高解像度な静止画撮影が可能になる。一方、画素混合モードではカラムアンプ部4に動作電流が流れないため消費電力を抑えることができ、幅広い環境温度でのモニター画像撮影が可能になる。
また、列回路で信号増幅は行わないが、水平読み出し部で画素混合を行うためノイズの影響は低減し、高画質が維持できる。さらに、第1の実施形態でのクランプ回路5aのゲインはCcl/(Ccl+Csh)であるが、本実施形態では(Cin+Cfd+Ccl)/(Cin+Cfd+Ccl+Csh)である。例えば、Ccl=Csh=Cin=Cfd=1pFとすると、第1の実施形態でのゲインは0.5であるが、本実施形態では0.75である。このように入力容量26とフィードバック容量27をクランプ容量35として機能させることによりクランプ回路5aのゲインがあがり、さらにノイズの影響を抑えることができる。
(第3の実施形態)
図15は、本発明の第3の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。撮像部1、行選択回路3、カラムアンプ部4、クランプ部5、サンプルホールド(S/H)部6、カラムADC部45、デジタル加算部46から構成される。
カラムADC部45は列方向に基本単位となるカラムADC45aが複数個アレイ状に並び、S/H部6に保持された行単位のアナログ画素信号をデジタル信号に変換する。
デジタル加算部46は列方向に基本単位となるデジタル加算器がアレイ状にならび、カラムADC部45からの出力データの加算を行う。
撮像部1、カラムアンプ部4、クランプ部5、S/H部6の詳細は第1の実施形態あるいは第2の実施形態と同様である。
図16はカラムADC部45の詳細を示す。カラムADC部45は、複数個の基本単位となるカラムADC45a、ランプ波生成回路49、およびカウンタ52を備える。ランプ波生成回路49およびカウンタ52は各カラムADC45aに共通である。各カラムADC45aは、コンパレータ48とラッチ51を含む。コンパレータ48は、S/H回路6aからの信号を入力しランプ波形と比較を行い、ランプ波形が画素信号よりも低いときにHを出力する。カウンタ52は、ランプ波形に同期してカウントアップを行う。ラッチ51にはカウンタの出力が入力され、コンパレータ48の比較結果であるラッチ信号がHからLに切り替わったときに、カウンタ52のカウント値を内部に書き込む。
次に、カラムADC45aのAD変換動作について図17Aのタイミングチャートを参照して説明する。まずタイミングt0で画素信号を入力し、ランプ波形は画素信号の最小値に、カウンタ52は0に設定する。また、ランプ波形は画素信号より低いレベルなのでラッチ信号はHである。次にタイミングt1で、ランプ波形のレベルは上昇し始める。上昇の傾きはタイミングt3で画素信号の最大値に達するように設定する。カウンタ52もランプ波形の上昇に同期させてカウントアップさせる。タイミングt2ではランプ波形が画素信号より大きくなるので、ラッチ信号がLレベルに切り替わり、そのときのカウンタ値がラッチ51に書き込まれる。先に述べたように、ランプ波形の上昇とカウントアップは同期しているので、ラッチ51に書き込まれたデジタル値は画素信号に対応した値になっている。以上の動作は各列で並列に行われており、1行分のアナログ画素信号が並列にAD変換され、各列のラッチに保持される。
本固体撮像装置は全画素読み出しモードと画素混合モードを備えている。次にそれぞれの信号読み出し動作を説明する。
全画素読み出しモードではまず撮像部1から1行分の画素信号を読み出しカラムアンプ部4で増幅した後にS/H部6に保持する。次に、カラムADC部45で一行分の画素信号をデジタル変換する。最後に図15には記載されていない出力部を介してこれらのデジタル信号は順次チップ外部に出力する。以上の動作を撮像部1の行数だけ繰り返せば撮像部1全体の信号が出力される。
画素混合モードでもまず撮像部1から1行分の画素信号を読み出すがカラムアンプ部4で増幅を行わずにS/H回路6に保持する。このときカラムアンプ部4はオフなので電力は消費しない。次に、カラムADC部45で一行分の画素信号をデジタル変換する。続いてデジタル加算部で複数列のデジタル画素信号の加算を行う。最後に図15には記載されていない出力部を介してこれらのデジタル加算信号は順次チップ外部に出力する。以上の動作を撮像部1の行数だけ繰り返せば撮像部1全体の信号が出力される。
全画素読み出しモードではカラムアンプで信号増幅を行うのでカラムアンプ部4以降のノイズの影響が低減する。その結果、高画質・高解像度な静止画撮影が可能になる。一方、画素混合モードではカラムアンプ部4に動作電流が流れないため消費電力を抑えることができ、幅広い環境温度での連続画像撮影が可能になる。また、列回路で信号増幅は行わないが、デジタル加算部で画素混合を行うためノイズの影響は低減し、高画質が維持できる。
なお、ここではデジタル加算部46で同じ行内の信号を加算したが、複数行の信号を保持して異なる行の信号の加算を行ってもよい。
また、画素混合モードではカラムアンプ部4で信号増幅を行わないため、信号振幅が小さくなる。そこで図17Bに示すように各カラムADC45aの入力レンジを小さくしてもよい。図17Bではランプ波形の振幅ならびにカウンタ動作を図17Aの半分にしている。これによりAD変換の期間が短くなり、フレームレートがあがるという効果がある。AD変換でのビット精度は下がるが後段で画素混合を行うことによりビット精度は回復できる。
(第4の実施形態)
図18は、本発明の第4の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。撮像部1、行選択回路3、カラムアンプ部4、クランプ部5、サンプルホールド(S/H)部6、マルチプレクサ部(MUX)7、列選択回路8、出力アンプ9から構成される。
撮像部1は、光電変換を行う画素部2を2個垂直方向に並べた画素セル53が2次元状に配置された撮像領域である。ここでは4×2の2次元状に配列された8画素セルの例が示されているが、実際の総画素数は数百万個以上である。
図19は列方向に並ぶ複数の画素部2の詳細を示す回路図である。画素セル53は、初期化時の電圧を増幅したリセット電圧と読み出し時の電圧を増幅したリード電圧とを垂直信号線に出力することを特徴とし、入射した光を光電変換し電荷を出力する2個のフォトダイオードPD10−1、−2と、PD10−1、−2により発生した電荷を蓄積し、蓄積した電荷を電圧信号として出力するフローティングディフュージョン(FD)12と、FD12の示す電圧が初期電圧(ここではVDD)になるようにリセットするリセットTr13と、PD10−1、−2により出力される電荷をFD12に供給する転送Tr11−1、−2と、FD12の示す電圧に追従して変化する電圧を出力する選択Tr15と、行選択回路から行選択信号を受けたときに選択Tr15の出力を垂直信号線18に接続する選択Tr15を含む。第1の実施形態では2画素で8個のTrを含んでいたが、ここでは2画素で5個のTrと部品点数が大幅に低減している。
図18の撮像部1以外の詳細は第1の実施形態と同様である。
本固体撮像装置には、全画素読み出しモードと画素混合モードを備えている。次にそれぞれの信号読み出し動作を説明する。
図20は、全画素読み出しモードにおける画素部2と列回路に供給される各制御信号のタイミングを示す図である(行1と行2の読み出し部分を記載)。
パワーセーブ信号はL、出力選択信号1(33)はH、出力選択信号1(34)はLのため、カラムアンプ4aは画素信号を増幅しクランプ回路5aに出力する。タイミングt1においては、リセットTr13はオンであり、FD12の電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt2ではリセットTr13がオフなので、FD12の電位(リセット状態)は保持される。このとき、選択Tr15はオンのため増幅Tr14と画素電流源Tr72がソースフォロア回路を構成し、Vfdrstに対応したリセット電圧がカラムアンプ4aに入力される。
タイミングt3ではPD10−1側の転送Tr11−1がオンとなるため、PD10−1に蓄積された電荷がFD12に転送され、Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧だけ低下する。
タイミングt4では転送Tr11−1、−2がオフで選択Tr15がオンであり、このFD12の電位に対応した電位がリード電圧として垂直信号線18に出力される。リード信号はカラムアンプ4aで増幅されクランプ回路5aに入力される。
クランプ回路5aではリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち画素信号が検出され、タイミングt5ではこの画素信号がS/H容量40に書き込まれる。以上により行1の画素信号がS/H回路5aに保持されることになる。S/H回路5aに保持された信号はMUX部7、出力アンプ9を介して順次チップ外部に出力される。
次にタイミングt6においては、リセットTr13はオンであり、FD12の電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt7ではリセットTr13がオフなので、FDの電位(リセット状態)は保持される。このとき、選択Tr15はオンのためVfdrstに対応したリセット電圧がカラムアンプ4aに入力される。
タイミングt8ではPD10−2側の転送Tr11−2がオンとなるため、PD10−2に蓄積された電荷がFD12に転送され、Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧だけ低下する。
タイミングt9では転送Tr11−1、−2がオフで選択Tr15がオンであり、このFD電位に対応した電位がリード電圧として垂直信号線18に出力される。リード信号はカラムアンプ4aで増幅されクランプ回路5aに入力される。
クランプ回路5aではリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち画素信号が検出され、タイミングt10ではこの画素信号がS/H容量40に書き込まれる。以上により行2の画素信号がS/H回路に保持されることになる。
S/H回路5aに保持された信号はMUX部7、出力アンプ9を介して順次チップ外部に出力される。以上の動作を撮像部1の行数の半分の回数だけ繰り返せば撮像部1全体の信号を出力する。
図21は、画素混合モードにおける画素部2と列回路(カラムアンプ4a、クランプ回路5a、S/H回路6a)に供給される各制御信号のタイミングを示す図である(行1と行2の読み出し部分を記載)。パワーセーブ信号30はH、出力選択信号1(33)はL、出力選択信号1(34)はHのため、カラムアンプ4aへの入力は増幅されずに直接クランプ回路5aに出力する。
タイミングt1においては、リセットTr13はオンであり、FD12の電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt2ではリセットTr13がオフなので、FD電位のリセット状態は保持される。このとき、選択Tr15はオンのため増幅Tr14と画素電流源Tr72がソースフォロア回路を構成し、Vfdrstに対応したリセット電圧がカラムアンプに入力される。
タイミングt3ではPD10−1側とPD10−2側の両方の転送Tr11−1、11−2がオンとなるため、PD10−1とPD10−2に蓄積された電荷がFD12に転送されFD12で混合され、Vfdはこの混合信号電荷量に応じた電圧だけ低下する。
タイミングt4では転送Tr11−1、11−2がオフで選択Tr15がオンであり、このFD電位に対応した電位が混合リード電圧として垂直信号線18に出力される。
混合リード信号はカラムアンプ4aで増幅されクランプ回路5aに入力される。クランプ回路5aではリセット電圧と混合リード電圧の差分に対応した電圧、すなわち画素混合信号が検出され、タイミングt5ではこの画素混合信号がS/H容量40に書き込まれる。以上により行1の画素混合信号がS/H回路6aに保持されることになる。S/H回路6aに保持された混合信号はMUX部7、出力アンプ9を介して順次チップ外部に出力される。以上の動作を撮像部1の行数の半分の回数だけ繰り返せば撮像部1全体の混合信号を出力する。
全画素読み出しモードではカラムアンプで信号増幅を行うのでカラムアンプ以降のノイズの影響が低減する。その結果、高画質・高解像度な静止画撮影が可能になる。一方、画素混合モードではカラムアンプに動作電流が流れないため消費電力を抑えることができ、幅広い環境温度でのモニター画像撮影が可能になる。また、カラムアンプでの増幅は行われないが画素部2で混合を行うため回路ノイズの影響は低減し、高画質が維持できる。
なお、ここでは2つのPDがリセットTr13、増幅Tr14、選択Tr15を共有する2画素1セル構成の場合を示したが、4画素1セルなどより多くの画素をセルとする場合も同様である。
(第5の実施形態)
図22は、本発明の第5の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。
図22より、撮像部1、行選択回路3、カラムアンプ−クランプ部54、サンプルホールド(S/H)部6、マルチプレクサ(MUX)部7、列選択回路8、出力アンプ9から構成される。また、撮像部1は、光電変換を行う画素部2が2次元状に配置された撮像領域である。ここでは4×4の2次元状に配列された16画素の例が示されている。各列には2本の垂直信号線が配置され、各画素は一行毎に交互に接続されている。カラムアンプ−クランプ部54は、列毎に設けられた基本単位となるカラムアンプ−クランプ回路54aを含む。S/H部6は、列毎に設けられた基本単位となるS/H回路6aを含む。
図23は列方向に並ぶ複数の画素部2の詳細を示す回路図である。画素回路は第1の実施形態と同様である。
また、第1の実施形態と異なる点は、垂直信号線が2本あることであり、行1の画素の選択Tr15と行3の画素の選択Tr15は垂直信号線1(18−1)に、行2の画素の選択Tr15は垂直信号線2(18−2)に接続されていることである。
次に、図24はカラムアンプ−クランプ回路54a、S/H回路6aからなる列回路の詳細を示す図である。
図24より、列回路は垂直信号線1もしくは2から供給される画素部2からの信号を一時保持した後にMUX部7に出力する機能と、垂直信号線1と2から供給される画素部2からの信号を混合した後に一時保持し、MUX部7に出力する機能を有し、これらの機能は切り替え可能である。
また、カラムアンプ−クランプ回路54aは一方の端子に画素部2からの信号が入力される入力容量26(容量値Cin)、入力容量26の他方の端子がゲートに接続され画素からの信号を増幅する増幅Tr22、ゲートにカラムアンプバイアス電位が接続され増幅Tr22に駆動電流を供給するカラムアンプバイアスTr23、増幅Tr22による信号増幅の大きさを決めるフィードバック容量27(容量値Cfb)、ゲートにカラムアンプリセット信号29が供給され、カラムアンプ−クランプ回路54aの出力を所定電位に設定するリセット動作を行うカラムアンプリセットTr24、ゲートにパワーセーブ反転信号44が供給され、増幅Tr22を流れる電流を遮断するカラムアンプパワーセーブTr25、カラムアンプ−クランプ回路54aの出力を入力しリセット信号とリード信号の差分すなわち画素信号を求めるクランプ容量35(容量値Ccl)と、ゲートにクランプ信号が供給されクランプ容量35のカラムアンプ−クランプ回路54aとは反対側の端子電位をクランプ電位VCLに設定するためのクランプTr36、垂直信号線1と2の信号を選択的に入力容量26に接続する切り替えTr55−1、切り替えTr55−2、垂直信号線2の信号をフィードバック容量27に接続する切り替えTr55−3、入力容量26の画素部2とは反対側の端子をクランプ容量35のカラムアンプ−クランプ回路とは反対側に接続する切り替えTr55−4、垂直信号線1の信号をクランプ容量35に接続する切り替えTr55−5、増幅Trの出力をクランプ容量35に接続する切り替えTr55−6からなる。以下、切り替え信号56−1から56−6は単に切り替え信号1から6と略記する。
次に、図25Aは、全画素読み出しモードにおける図24の列回路の等価回路を示す図である。図25Bは、垂直混合モードにおける図24の列回路の等価回路を示す図である。
すなわち、パワーセーブ反転信号44がH、切り替え信号1と2は交互にH、切り替え信号3、4、5はL、切り替え信号6はH固定にすれば列回路は図25Aの構成と等価になり、垂直信号線1と2の信号が交互にカラムアンプ−クランプ回路に供給され、増幅された画素信号はS/H容量40に保持される。
また、パワーセーブ反転信号44がL、切り替え信号1がL固定、切り替え信号2、3、4、5がH、切り替え信号6がL固定にすれば列回路は図25Bと等価になり垂直信号線18−1とS/H容量40の間にクランプ容量35、垂直信号線18−2とS/H容量40の間に入力容量26とフィードバック容量27が配置されることになる。
その結果、入力容量26とフィードバック容量27は垂直信号線2の信号に対するクランプ容量として機能し、垂直信号線1と2の信号が混合されてS/H容量40に書き込まれることになる。なお、この設定のときはカラムアンプ増幅Tr22の電流は遮断されている。
また、図25A、図25Bより、画素部2、列回路には、画素リセット信号(RST)、電荷転送信号(TRAN)、および、行選択信号(SEL)が、列回路には、カラムアンプパワーセーブ反転信号44、カラムアンプリセット信号29、切り替え信号1から6、クランプ信号38、S/H容量入力信号41が決められたタイミングで供給され、これら各制御信号にそれぞれ対応するトランジスタが開閉(オンオフ)される。
また、本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置は、全画素読み出しモードと画素混合モードを備えている。
以下、図面を参照しながら次にそれぞれの信号読み出し動作を説明する。
まず、図26は、全画素読み出しモードにおける画素部2と列回路に供給される各制御信号のタイミングを示す図である(行1と行2の読み出し部分を記載)。パワーセーブ反転信号44がH、切り替え信号1と2は交互にH、切り替え信号3、4、5はL、切り替え信号6はH固定のため、垂直信号線1あるいは2の信号がカラムアンプ−クランプ回路54aで増幅されS/H容量40に保持される。
タイミングt1においては、行1のリセットTr13はオンであり、行1のFD12の電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt2では行1のリセットTr13がオフなので、行1のFD電位のリセット状態は保持される。このとき、行1の選択Tr15はオンのため行1の増幅Tr14と画素電流源Tr72がソースフォロア回路を構成し、また選択Tr15がオンのため、Vfdrstに対応したリセット電圧が垂直信号線1を介してカラムアンプ−クランプ回路に入力される。
タイミングt3では行1の転送Tr11がオンとなるため、行1のPD10に蓄積された電荷がFDに転送され、Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧だけ低下する。
タイミングt4では行1の転送Tr11がオフで行1の選択Tr15がオンであり、このFD電位に対応した電位がリード電圧として垂直信号線1に出力される。
リード信号はカラムアンプ−クランプ回路54aで増幅され、さらにリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち行1の画素信号が検出され、タイミングt5ではこの行1の画素信号がS/H容量40に書き込まれる。以上により行1の画素信号がS/H回路に保持されることになる。S/H回路に保持された行1の画素信号はMUX、出力アンプを介して順次チップ外部に出力される。
次にタイミングt6においては、行2のリセットTr13はオンであり、行2のFDの電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt7では行2のリセットTr13がオフなので、行2のFD電位のリセット状態は保持される。このとき、行2に選択Tr15はオン、切り替え信号2はオンのためVfdrstに対応したリセット電圧がカラムアンプ−クランプ回路54aに入力される。
タイミングt8では行2の転送Tr11がオンとなるため、行2のPD10に蓄積された電荷が行2にFDに転送され、Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧だけ低下する。
タイミングt9では行2の転送Tr11がオフで行2の選択Tr15がオンであり、このFD電位に対応した電位がリード電圧として垂直信号線2に出力される。
リード信号はカラムアンプ−クランプ回路54aで増幅され、さらにリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち行2の画素信号が検出され、タイミングt10ではこの行2の画素信号がS/H容量40に書き込まれる。
以上により行2の画素信号がS/H回路6aに保持されることになる。S/H回路6aに保持された信号はMUX部7、出力アンプ9を介して順次チップ外部に出力される。図26の動作を撮像部1の行数の半分の回数だけ繰り返せば撮像部1全体の信号を出力する。
次に、図27は、画素混合モードにおける画素部2と列回路に供給される各制御信号のタイミングを示す図である(行1と行2の読み出し部分を記載)。
図27より、パワーセーブ反転信号44がL、切り替え信号1がL固定、切り替え信号2、3、4、5がH、切り替え信号6がL固定のため、カラムアンプ−クランプ回路54aによる増幅は行われないが、垂直信号線1と2の信号が混合されてS/H容量40に書き込まれることになる。
タイミングt1においては、行1と2のリセットTr13はオンであり、行1と2のFDの電位(以下ではVfd)はFDリセット電位Vfdrst(=VDD)に初期化される。
タイミングt2では行1と2のリセットTr13がオフなので、行1と2のFD電位のリセット状態は保持される。このとき、行1と2の選択Tr15はオンのため増幅Tr14と画素電流源Tr72がソースフォロア回路を構成し、行1のVfdrstに対応したリセット電圧が垂直信号線1を介してクランプ容量35に、行2のVfdrstに対応したリセット電圧が垂直信号線2を介して入力容量26とフィードバック容量27に入力される。
タイミングt3では行1と2の転送Tr11がオンとなるため、行1と2に蓄積された電荷がそれぞれFDに転送され、Vfdはこの信号電荷量に応じた電圧だけ低下する。
タイミングt4では行1と2の転送Tr11がオフで行1と2の選択Tr15がオンであり、行1のFD電位に対応した電位がリード電圧として垂直信号線1を介してクランプ容量35に、行2のFD電位に対応した電位がリード電圧として垂直信号線2を介して入力容量26とフィードバック容量27に入力される。
このとき行1のリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち行1の画素信号と、行2のリセット電圧とリード電圧の差分に対応した電圧、すなわち行2の画素信号との混合信号が検出され、タイミングt5ではS/H容量40に書き込まれる。
以上により行1と行2の画素混合信号がS/H回路6aに保持されることになる。S/H回路6aに保持された画素混合信号はMUX部7、出力アンプ9を介して順次チップ外部に出力される。図27の動作を撮像部1の行数の半分の回数だけ繰り返せば撮像部1全体の混合信号を出力する。
以上、説明したように、本発明の第5の実施形態に係る固体撮像装置は、全画素読み出しモードではカラムアンプ−クランプ回路54aで信号増幅を行うので、カラムアンプ−クランプ回路54a以降のノイズの影響が低減する。その結果、高画質・高解像度な静止画撮影が可能になる。一方、画素混合モードではカラムアンプ−クランプ回路54aに動作電流が流れないため消費電力を抑えることができ、幅広い環境温度でのモニター画像撮影が可能になる。
また、カラムアンプ−クランプ回路54aでの増幅は行われないが列回路で信号混合を行うため回路ノイズの影響は低減し、高画質が維持できる。さらに、撮像部1から2行分の信号を同時に読み出すためフレームレートが向上できるという効果もある。
(第6の実施形態)
図28は、本発明の第6の実施形態におけるカメラ(撮像装置)の構成を示す図である。
図28より、入力された光画像情報を電気信号に変換する固体撮像装置58、固体撮像装置58から検出された画素信号に対しノイズ低減処理およびカラー信号処理を行いカラー画像を生成するデジタル信号処理プロセッサ(DSP)59、カラー画像を記憶する半導体メモリ素子などの記録メディア60、モニター画像を表示し電子ファインダとして機能する液晶ディスプレイ61、固体撮像装置58、DSP61などを制御するシステムコントローラ62、メモリ63からなる。
また、固体撮像装置58の構成は第1から第5の実施形態のいずれかである(アナログ出力の固体撮像装置を適用する場合は外部にADCを付加するがここでは省略している)。
図29に本発明の第6の実施形態におけるカメラ(撮像装置)の撮像動作のフローチャートを示す。
まず、ステップS1ではモニターモードの設定を行う。固体撮像装置はカラムアンプをオフにするとともに画素混合をオンにし、DSPはモニターモードに対応した設定を行う。
ステップS2では固体撮像装置でモニター画像を撮像し液晶ディスプレイに表示する。
ステップS3ではカメラの使用者がシャッターを押したかどうかを判定する。押してない場合は、ステップS2に戻り再度モニター画像撮像、表示を行う。
押している場合はステップS4で静止画撮像モードを設定する。固体撮像装置はカラムアンプオフ、画素混合オフにし、DSPは静止画に対応した設定を行う。
ステップS5では固体撮像装置で静止画を撮影し、ステップS6ではDSPにおいてノイズ低減処理およびカラー画像処理をし、ステップS7では画像処理されたカラー画像を記録メディアに記録する。
ステップS6の画像処理のうちのノイズ低減処理をステップS61〜S62に示す。ここでは、メモリ63は、固体撮像装置58の撮像部中のノイズを常に発生させる画素部の位置を示す欠陥画素データを記憶しているものとする。この欠陥画素データは、例えば、工場出荷時や点検時に設定される。
ステップS61において、DSP59はメモリに記憶された欠陥画素データを読み出す。ステップS62において、DSP59は、固体撮像装置58により撮像された画像において、欠陥画素データが示す位置に対応する画素データを補間する。この補間により、固体撮像装置58の撮像部に固有の格子欠陥等に起因する白キズとなる画素信号を除去して、画質を向上させることができる。
さらに、ステップS63において、DSP59は、さらに、画像に対してフィルター処理を施すことよりノイズを低減する。固体撮像装置内部で後発的に発生したノイズによる画質劣化を目立たなくすることができる。
本発明の第6の実施形態において、モニター画像撮像時はカラムアンプオフなので電力は消費せず、環境温度によらず長時間電子ファインダが使用できる。またカメラの液晶ディスプレイの解像度に応じて画素混合を行っているのでカラムアンプオフでも大きな画像劣化はない。また、電力低減によりPDリーク電流起因の画素欠陥のレベルは低減する。さらに画素混合により欠陥レベルはさらに低減し、結果として補間処理すべき欠陥画素数は大幅に低減する。補間処理の処理量は欠陥数に比例するため、これはフレームレートを維持しながら十分な補間処理を実行することが容易になることを意味する。
一方、静止画撮影時はカラムアンプオンなので高解像度で高画質な撮影が可能になる。
このときはカラムアンプで電力を消費するが、静止画撮影は最大で連続10枚程度なので問題とはならない。
本発明に係る固体撮像装置はデジタル一眼レフカメラ、デジタル一眼カメラ、高級コンパクトカメラなど高画質、高機能が求められる撮像機器向けイメージセンサとして有用である。
本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の画素部の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるカラムアンプの第1例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるカラムアンプの第2例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるカラムアンプの第3例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の列回路の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における固体撮像装置のマルチプレクサ周辺の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるS/H回路およびMUX回路の変形例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の全画素読み出しモードの垂直読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の第1の実施形態における固体撮像装置の全画素読み出しモードの水平読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の実施形態における固体撮像装置の画素混合モードの垂直読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の実施形態における固体撮像装置の画素混合モードの水平読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の第2の実施形態における固体撮像装置の列回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるカラムアンプがオフの場合の図10Aの等価回路を示す図である。 本発明の第2の実施形態における固体撮像装置の全画素読み出しモードの垂直読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の第2の実施形態における固体撮像装置の全画素読み出しモードの水平読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の第2の実施形態における固体撮像装置の画素混合モードの垂直読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の第2の実施形態における固体撮像装置の画素混合モードの水平読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の第3の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態における固体撮像装置のカラムアンプ部の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態における固体撮像装置のカラムADCの動作を示す図である。 本発明の第3の実施形態における固体撮像装置のカラムADCの入力レンジを小さくしたときの動作を示す図である。 本発明の第4の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態における固体撮像装置の画素部の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態における固体撮像装置の全画素読み出しモードの垂直読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の第4の実施形態における固体撮像装置の画素混合モードの垂直読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の第5の実施形態における固体撮像装置の全体構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態における固体撮像装置の画素部の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態における固体撮像装置の列回路の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態における列回路の全画素読み出しモードにおける等価回路を示す図である。 本発明の第5の実施形態における列回路の画素混合モードにおける等価回路を示す図である。 本発明の第5の実施形態における固体撮像装置の全画素読み出しモードの垂直読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 本発明の第5の実施形態における固体撮像装置の画素混合モードの垂直読み出しに関する各制御信号のタイミングを示す図である。 第6の実施形態におけるカメラ(撮像装置)の構成を示す図である。 第6の実施形態におけるカメラ(撮像装置)の撮像動作のフローチャートを示す図である。 従来技術における固体撮像装置の全体構成を示す図である。
符号の説明
1 撮像部
2 画素部
3 行選択回路
4 カラムアンプ部
5 クランプ部
6 S/H部
7 マルチプレクサ部
8 列選択回路
9 出力アンプ
10 フォトダイオード(PD)
11 転送トランジスタ
12 フローティングディフュージョン(FD)
13 リセットトランジスタ
14 増幅トランジスタ
15 選択トランジスタ
16 電源
17 グランド
18 垂直信号線
19 画素リセット信号
20 電荷転送信号
21 行選択信号
22 カラムアンプ増幅トランジスタ
23 カラムアンプバイアストランジスタ
24 カラムアンプリセットトランジスタ
25 カラムアンプパワーセーブトランジスタ
26 入力容量
27 フィードバック容量
28 カラムアンプバイアス電位
29 カラムアンプリセット信号
30 カラムアンプパワーセーブ信号
31 カラムアンプ出力選択トランジスタ1
32 カラムアンプ出力選択トランジスタ2
33 カラムアンプ出力選択信号1
34 カラムアンプ出力選択信号2
35 クランプ容量
36 クランプトランジスタ
37 クランプ電位
38 クランプ信号
39 S/H容量入力トランジスタ
40 S/H容量
41 S/H容量入力信号
42 列選択トランジスタ
43 水平共通信号線
72 画素電流源Tr
73 画素電流源バイアス電位

Claims (17)

  1. 受光量に応じた画素信号を生成する画素部が行列状に複数個配列されている撮像部と、
    撮像部の1行単位または複数行単位で画素を選択する行選択部と、
    選択された行に属する画素部からの画素信号を伝達する、列毎に設けられた列信号線と、
    列毎に設けられ、対応する列信号線に接続された入力端子と増幅した画素信号を出力するための出力端子とを有するアンプ回路と、
    列毎に設けられ、対応するアンプ回路のオンとオフとを切り替える切替回路と、
    列毎に設けられ、対応するアンプ回路がオフのとき、対応するアンプ回路の前記入力端子から前記出力端子に画素信号をバイパスさせるバイパス回路と
    を備える固体撮像装置。
  2. 前記固体撮像装置は、さらに、複数の前記出力端子から出力される複数の画素信号のうち所定数の画素信号を混合する混合回路を備える
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記混合回路は、各前記アンプ回路がオフのとき前記所定数の画素信号を混合する
    請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記切替回路は、前記アンプ回路を、モニター用動画撮影モードにおいてオンの状態にし、静止画撮影モードにおいてオフの状態にする
    請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 前記固体撮像装置は、
    列毎に設けられ、前記出力端子から出力される画素信号を内部に有する容量素子にサンプルおよびホールドするサンプルホールド回路と、
    少なくとも1つのサンプルホールド回路を選択する列選択回路と
    を備え、
    前記列選択回路は、各前記アンプ回路がオンのときサンプルホールド回路を1つずつ順次選択し、各前記アンプ回路がオフのとき所定数のサンプルホールド回路の同時選択を順次行い、
    前記混合回路は、前記所定数のサンプルホールド回路に含まれる所定数の前記容量素子により構成され、前記同時選択によって所定数の画素信号を混合する
    請求項2、3または4に記載の固体撮像装置。
  6. 前記混合回路は、前記出力端子から出力される画素信号であって、同じ列に属する所定数の画素信号を混合する
    請求項2、3または4に記載の固体撮像装置。
  7. 前記固体撮像装置は、
    列毎に設けられ、内部に有する所定数の容量素子のそれぞれに、前記出力端子から出力される画素信号をサンプルおよびホールドするサンプルホールド回路と、
    列毎に設けられ、サンプルホールド回路を順次選択する列選択回路と
    を備え、
    前記サンプルホールド回路は、各前記アンプ回路がオフのとき、前記所定数の容量素子に、異なる行に属する所定数の画素信号をサンプルおよびホールドし、
    前記混合回路は、前記所定数の前記容量素子により構成され、前記列選択回路による選択によりホールドされている前記所定数の画素信号を混合する
    請求項6に記載の固体撮像装置。
  8. 前記列信号線は、第1信号線と第2信号線とを含み、
    同じ列に属する複数の画素部は、第1信号線に接続された画素部と、第2信号線に接続された画素部とを含み、
    前記アンプ回路は、増幅素子と、前記アンプ回路の前記入力端子と前記増幅素子の間に接続された入力容量素子と、前記増幅素子の入力と出力の間に接続された帰還容量素子とを含み、
    前記固体撮像装置は、さらに、
    列毎に設けられ、内部に有するクランプ用容量素子に前記出力端子から出力される画素信号をクランプするクランプ回路を有し、
    前記バイパス回路は、各前記アンプ回路がオフのとき、対応する第1の信号線からの画素信号を前記出力端子にバイパスし、さらに、対応する第2の信号線からの画素信号を前記入力容量素子および前記帰還容量素子の少なくとも一方にクランプし、
    前記混合回路は、前記入力容量素子および前記帰還容量素子の少なくとも一方と前記クランプ用容量素子を含み、各前記アンプ回路がオフのとき、それぞれにクランプされた画素信号を混合する
    請求項6に記載の固体撮像装置。
  9. 同じ列に属する少なくとも2つの隣接する前記画素部はそれぞれ1つセルを構成し、
    各セルは、第1光電変換素子と、第2光電変換素子と、浮遊拡散層と、第1光電変換素子から信号電荷を前記浮遊拡散層に転送する第1転送部と、第2光電変換素子から信号電荷を前記浮遊拡散層に転送する第2転送部と、前記浮遊拡散層の信号電荷を電圧に変換し画素信号として出力する増幅部とを含み、
    各前記アンプ回路がオフのとき、前記浮遊拡散層において、前記第1転送部により転送された信号電荷と、前記第2転送部により転送された信号電荷とを混合する
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  10. 前記固体撮像装置は、さらに、
    列毎に設けられ、前記出力端子から出力される画素信号をデジタル画素信号に変換するADコンバーターと、
    前記混合回路は、前記所定数のデジタル画素信号を混合する
    請求項2、3または4に記載の固体撮像装置。
  11. 前記ADコンバーターは、画素信号の入力レンジを切り替え可能であり、
    各前記アンプ回路がオフのときの前記入力レンジは、各前記アンプ回路がオンのときの前記入力レンジよりも狭い
    請求項10に記載の固体撮像装置。
  12. 前記アンプ回路は、増幅素子と、前記アンプ回路の前記入力端子と前記増幅素子の間に挿入された入力容量素子とを含み、
    前記固体撮像装置は、さらに、
    列毎に設けられ、内部に有するクランプ用容量素子に前記出力端子から出力される画素信号をクランプするクランプ回路と、
    列毎に設けられ、各前記アンプ回路がオフのとき、前記前記入力容量素子と前記クランプ用容量素子とを並列に接続する接続回路を備える
    請求項1に記載の固体撮像装置。
  13. 前記アンプ回路は、さらに、前記増幅素子の出力と入力の間に挿入された帰還容量素子を含み、
    前記接続回路は、各前記アンプ回路がオフのとき、さらに、前記帰還容量素子と前記クランプ用容量素子とを並列に接続する接続回路を備える
    請求項12に記載の固体撮像装置。
  14. 請求項1から13の何れかに記載の固体撮像装置と、
    前記固体撮像装置によって撮像された画像のノイズを低減する画像処理部と
    を備える撮像装置。
  15. 前記画像処理部は、
    前記撮像部においてノイズを常に発生させる画素部の位置を記憶する記憶部と、
    前記固体撮像装置に撮像された画像において、前記記憶部に記憶された位置に対応する画素データを補間する補間部と
    を備える請求項14に記載の撮像装置。
  16. 前記画像処理部は、前記固体撮像装置に撮像された画像に対してフィルター処理によりノイズを低減する
    請求項14または15に記載の撮像装置。
  17. 固体撮像装置の駆動方法であって、前記固体撮像装置は、受光量に応じた画素信号を生成する画素部が行列状に複数個配列されている撮像部と、撮像部の1行単位または複数行単位で画素を選択する行選択部と、選択された行に属する画素部からの画素信号を伝達する、列毎に設けられた列信号線と、列毎に設けられ、対応する列信号線に接続された入力端子と増幅した画素信号を出力するための出力端子とを有するアンプ回路とを備え、
    前記固体撮像装置の駆動方法は、
    モニター用動画撮影モードと静止画撮影モードとの切り替えを検出するステップと、
    静止画撮影モードへの切り替えが検出されたとき、各前記アンプ回路をオンにするステップと、
    モニター用動画撮影モードへの切り替えが検出されたとき、各前記アンプ回路をオフにするステップと、
    モニター用動画撮影モードへの切り替えが検出されたとき、各前記アンプ回路の前記入力端子から前記出力端子に画素信号をバイパスさせるステップと、
    モニター用動画撮影モードにおいて、複数の前記出力端子から出力される複数の画素信号のうち所定数の画素信号を混合するステップと
    を有する固体撮像装置の駆動方法。
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