JP2010145937A - 光導波路装置 - Google Patents

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正寛 井草
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俊彦 鈴木
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Abstract

【課題】本構成を有さない場合に比べ、光導波路の屈曲性の低下を抑制すると共に、受発光素子を支持する支持部材と光導波路との剥れを抑制した光導波路装置を提供すること。
【解決手段】帯状の光導波路10と、光導波路10が湾曲したとき外側となる主面を覆って配設され、光導波路10を補強する第1補強部材40Aと、光導波路10に光を送受光する受光素子34及び発光素子32の少なくとも一方と、受光素子34及び発光素子32の少なくも一方を支持すると共に光導波路10が湾曲したとき内側となる主面であって光導波路10における長手方向両端部の少なくとも一方の主面の一部を支持して配設される支持部材36と、光導波路10における長手方向両端部の少なくとも一方の主面と支持部材36との間に介在して支持部36Aを補強し、支持部36Aの幅よりも大きな幅を持つ第2補強部材40Bと、を具備する光導波路装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、光導波路装置に関する。
光通信技術の発展により、安価かつ信頼性のある光材料の開発が望まれている。また、地域や家庭内のネットワークや機器間配線を構築するための低コスト光部品の開発が必要になっている。それゆえ、低コストの光配線を実現するためには、プラスチックファイバやポリマー製の光部品が有力であると考えられている。
また、近年、ノート型パソコンや折り畳み型携帯電話等の携帯機器のヒンジに代表される稼働部に、光配線を適用することも検討されており、電気配線に用いられるフレキシブルプリント基板の如く、ねじれや折り曲げに対する追従性を有するフレキシブルタイプの光導波路が検討されている(特許文献1参照)。
また、光導波路の作製方法としては、ダイシングを用いて光導波路コアを作製する方法などが提案されている(特許文献2)。
また、光導波路の表面(主面)に補強フィルムを積層することが提案されている(例えば特許文献3)。
また、光導波路のコア端面にダンシングにより90度光路変換部を作製する手法が提案されている(特許文献4)。
特開2003−207659公報 特開平8−286046号公報 特開2008−32881公報 特開平10−300961号公報
本発明の課題は、本構成を有さない場合に比べ、光導波路の屈曲性の低下を抑制すると共に、受発光素子を支持する支持部材と光導波路との剥れを抑制した光導波路装置を提供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
光を伝播する導波路コア、及び前記導波路コアを包囲し前記導波路コアより屈折率の低いクラッド部と、を有する帯状の光導波路と、
前記光導波路が湾曲したとき外側となる主面を覆って配設され、前記光導波路を補強する第1補強部材と、
前記光導波路における長手方向両端部の少なくとも一方から前記導波路コアを伝搬した光を受光する受光素子、及び前記導波路コアに伝搬させる光を前記光導波路における長手方向両端部の少なくとも一方に照射する発光素子、の少なくとも一方と、
前記受光素子及び前記発光素子の少なくも一方を支持すると共に、前記光導波路が湾曲したとき内側となる主面であって当該光導波路における長手方向両端部の少なくとも一方の主面の一部を支持して配設される支持部材と、
前記光導波路における長手方向両端部の少なくとも一方の主面と前記支持部材との間に介在して支持部を補強する第2補強部材であって、当該支持部の幅よりも大きな幅を持つ第2補強部材と、
を具備する光導波路装置。
請求項1に係る発明によれば、本構成を有さない場合に比べ、本構成を有さない場合に比べ、光導波路の屈曲性の低下を抑制すると共に、受発光素子を支持する支持部材と光導波路との剥れを抑制した光導波路装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る光導波路装置の概略構成図である。図2は、本実施形態に係る光導波路装置における光送受信部周辺を示した概略越構成図である。図3は、本実施形態に係る光導波路装置における支持部材が光導波路を支持する支持部と第2補強部材との関係を示す模式的な平面図である。
本実施形態に係る光導波路装置11は、図1及び図2に示すように、帯状の光導波路10と、光導波路10の一方の主面を覆って配設される第1補強部材40Aと、光導波路10に形成された光導波路コアを伝搬する光信号を送受信する光送受信部12及び光送受信部14と、で構成されている。
光送受信部12及び光送受信部14は、受光素子34と、発光素子32と、受光素子34及び発光素子32を支持する箱状の支持部材36と、を備えている。光送受信部12に配される支持部材36は、光導波路10が湾曲したとき内側となる主面であって当該光導波路10における長手方向の一端部主面の一部を支持して配設されている。光送受信部14に配される支持部材36も、光導波路10が湾曲したとき内側となる主面であって当該光導波路10における長手方向の他端部主面の一部を支持して配設されている。
そして、光導波路10の長手方向一端部主面と支持部材36との間、及び光導波路10と長手方向他端部主面と支持部材36との間には、図3に示すように、それぞれ各支持部材36が光導波路10を支持する支持部36Aの幅よりも大きな幅を持つ第2補強部材40Bが配設されている。
つまり、支持部材36は、例えば、光導波路10側へ突出した部分を光導波路10における長手方向の端部主面に突き当てて支持部36Aを構成し、当該支持部36Aが第2補強部材40Bを介して光導波路10と接着され、当該光導波路10の長手方向端部を支持しつつ配設されている。
第2補強部材40Bは、光導波路の長手方向両端部主面(光導波路が湾曲したときに内側となる側の主面)にそれぞれ配されているが、支持部材36が光導波路10を支持する支持部36Aの幅よりも大きな幅とは、光導波路10長手方向長さを意味する。支持部材36が光導波路10を支持する支持部36Aは、第2補強部材40Bの幅中央部に配され、第2補強部材40Bは当該支持部36Aから幅方向にそれぞれはみ出している。つまり、第2補強部材40Bは、支持部36Aにおける光導波路長手方向両端側にそれぞれはみ出している。このはみ出し量R(光導波路10長手方向にはみ出している長さ)は、例えば3.0mm以上30.0mm以下、望ましくは3.0mm以上10.0mm以下とすることがよい(図3参照)。
第2補強部材40Bは、言い換えれば、支持部材36が光導波路10を支持する支持部36Aの面積(支持部36Aが第2補強部材40Bと接触する面積)よりも大きな面積を持つ。ここで、第2補強部材40Bの面積とは、光導波路に配設(接着)される面積である。この第2補強部材40Bの面積としては、例えば、支持部材36が光導波路10を支持する支持部36Aの面積よりも2倍以上20倍以下であり、望ましくは3倍以上10倍以下である。
一方、第2補強部材40Bが配設される光導波路10の主面とは反対側の主面に配設される第1補強部材40Aは、当該反対側の主面、即ち光導波路10が湾曲したとき外側となる主面全体を覆って配設されている。
ここで、第1補強部材40Aは、光導波路10を補強する部材である一方、第2補強部材40Bは支持部材36が光導波路10を支持する支持部36Aを補強するための部材である。第1補強部材40A及び第2補強部材40Bはいずれもフィルム状の部材で構成され、光導波路10に接着されて配設されている。
第1補強部材40A及び第2補強部材40Bの構成材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルサルファイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、液晶ポリマー、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミドなどが好適に挙げられる。特に、第1補強部材40A及び第2補強部材40Bの構成材料としては、他の材料に比べ膜厚が薄い状態においてもポリアミドイミド、ポリイミドが耐環境性や耐傷性、耐酸性、伸び歪みに強く入手のしやすさことから好適である。
第1補強部材40A及び第2補強部材40B(その構成材料)は、例えば、いずれもフィルム状で構成される。第1補強部材40A及び第2補強部材40Bは、光導波路10よりも引張り強さが高く構成される。第1補強部材40A及び第2補強部材40Bの引張り強さとしては、例えば、10N以上100N以下であり、望ましくは40N以上80以下であることがよい。
ここで、引張り強さは、次のようにして測定される値である。東洋精機社製ストログラフVE1Dを用いて破断するまでの最大強度を引張り強さとして測定している。
第1補強部材40A及び第2補強部材40B(その構成材料)は、導波路に接着して配設されることから屈曲に追従して伸びることがよく、例えば最大伸び率が10%以上300%以下の範囲であり、望ましくは20%以上100%以下であることがよい。
ここで、最大伸び率は、次のようにして測定される値である。東洋精機社製ストログラフVE1Dを用いて初期状態から破断までの伸びから最大伸び率を測定している。
第1補強部材40Aの厚みとしては、厚みが厚ければ厚いほど光導波路10の屈曲時にかかる引張り応力が大きくなるため、例えば、5μm以上50μm以下の範囲であり、望ましくは10μm以上30μm以下の範囲であることがよい。第2補強部材は受発光素子のとの距離をできるだけ近づけたいため、例えば、5μm以上50μm以下の範囲であり、望ましくは10μm以上30μm以下の範囲であることがよい。
支持部材36の各々に配設される発光素子32としては、平面型発光素子が好ましく用いられる。平面型発光素子としては、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:垂直共振器面発光レーザ)、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等が挙げられる。
支持部材36の各々に配設される受光素子34としては、平面型受光素子が好ましく用いられる。平面型受光素子としては、Pinフォトダイオード、アバランシェフォトダイオードなどが挙げられる。
光導波路10は、図5(A)乃至図5(C)に示すように、複数の導波路コア20が、光導波路10内で互いに特定間隔を維持して光導波路10の主面に平行な同一平面内で、互いに平行となってクラッド部30に埋設されている。ここで、主面とは、光導波路10の表面のうち、複数の導波路コア20の配列方向に対して略平行な表面のことである。ここで、図5は、本実施形態に係る光導波路装置における光導波路を示す概略構成図であり、図5(A)は斜視図であり、図5(B)は図5(A)のA−A断面図であり、図5(C)は図5(A)のB−B断面図である。
光導波路10の断面における、光導波路10の厚み方向長さと、光導波路10幅方向長さと、の比率は、光導波路の総厚にもよるが、屈曲時のねじれに対する強度の観点から1:10以上であることが好ましく、1:30以上であることが好ましい。
光導波路10の導波路コア20及びクラッド部30の構成材料としては、光導波路10の使用波長に対して透明であり、導波路コア20とクラッド部30との間に所望の屈折率差が設定され得るものであれば、特に制限されるものではなく、例えば脂環式オレフィン樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリイミド系樹脂等が挙げられる。
ただし、屈曲させる用途の光導波路10としての光学特性を発揮させるためには、各クラッド部30は、導波路コア20よりも屈折率が低い材料で構成することがよく、特に導波路コア20との屈折率差を確保するため、比屈折率差は1%以上、望ましくは3%以上であることがよい。。
なお、上記各基材や層の屈折率は、プリズムカップラーやエリプソメータ、アッベ屈折率計を用いて測定される(他の屈折率の測定も同様である)。
また、光導波路10がねじれられたり曲げられたりした際に、これに対して追従性を確保すると共に、配線形状の維持性も確保するという観点から、導波路コア20やクラッド部30を構成する樹脂材料の曲げ弾性率は0.1GPa以上4GPa以下の範囲であることが好ましく、0.1GPa以上2GPa以下の範囲内がより好ましい。
光導波路10の端部には、図3に示すように、光導波路10の導波路コア20を伝搬する光の光軸に対し45°の角度を有するミラー面10bが形成されている。このミラー面10bには、金属膜(図示省略)が設けられていてもよい。この金属膜としては、金、銀、及びこれらのいずれかの合金が使用される。このミラー面10bへの金属膜の形成には、スパッタリング法や真空蒸着法等による着膜が用いられる。
このミラー面10bは光導波路10の導波路コア20を導波する光の光路を変換する光路変換面として機能する。このため、発光素子32から出射されて光導波路10の主面10c側から入射された光は、このミラー面10bでその光路が90°折り曲げられ、光導波路10の導波路コア20内を伝搬する。そして、この導波路コア20内を伝搬した光が、導波路コア20の他端側に到ると、このミラー面10bでその光路が90°折り曲げられて受光素子34によって受光される。
なお、本実施形態では、光導波路10の端部には、導波路コア20を伝搬する光の光軸に対し45°の角度を有するミラー面10bが形成されている場合を説明するが、この形態に限られず、例えば、光導波路10の端部が、該光軸に対し90°の角度の端面10dが形成された構成であってもよい。この場合には、図4に示すように、発光素子32から出射された光が光導波路10の端部の該端面10dを介して導波路コア20へ入射されるように、光導波路10の端部の該端面10dに対向して発光素子32を設けた構成とすると共に、受光素子34も同様な構成とする。
本実施形態に係る光導波路装置11は、例えば、次に示すように作製される。
まず、光導波路10を作製する。この光導波路10の製造方法としては、光導波路の製造方法としては特に限定されず、公知の方法を必要に応じて2つ以上組み合わせて利用される。例えば、直接露光法や反応性イオンエッチング(RIE)法、金型を利用したエンボス法などが利用される。また、ダイシングソーを用いた切削加工により光導波路10を作製してもよい。具体的には、例えば特開平8−286064号公報に例示される方法;すなわち、基板上にクラッドとなる高分子からなる第1層を形成する工程と、該第1層よりも屈折率が高い高分子からなる第2層を形成する工程と、該第2層の一部をダイシングゾー等でもって機械的に切削除去することによってコア部を形成する工程と、該コア部より屈折率が低い高分子材料でコア部を覆う第3層を形成する工程を含む方法を利用して光導波路を作製する。
次に、得られた光導波路10の2つの主面に対して、それぞれ第1補強部材40A、及び第2補強部材40Bを貼り合せると共に接着して配設する。
ここで、光導波路10にダイシングソーにより切削加工を施す領域(例えば、外形を整えるための切削加工、90度光路変換部を形成するための切削加工等を施す領域)以外の領域に、第1補強部材40A及び第2補強部材40Bを配設させることがよい。また、当該切削加工後に、光導波路10に第1補強部材40A及び第2補強部材40Bを配設してもよい。これにより、第1補強部材40A及び第2補強部材40Bに対して直接切削加工が施されないことから、当該切削加工の際、光導波路10と第1補強部材40A及び第2補強部材40Bとの切削性の差による切削加工面の荒れが抑制される。なお、この切削加工面の荒れは、90度光路変換部を形成するための切削加工の場合、光損失を生じさせる原因となるものである。
次に、光導波路10の両端部の主面(光導波路10)にそれぞれ配された第2補強部材40B(第2補強部材)に対して、受光素子34及び発光素子32が固定された支持部材36の一部を突き当てると共に接着し、光送受信部12及び光送受信部14を取り付ける。
以上説明した本実施形態に係る光導波路装置1では、光導波路10が湾曲したとき外側となる主面を覆って光導波路10を補強する第1補強部材40A(第1補強部材)が配設されている。また、光導波路10の長手方向両端部主面のそれぞれ一部には、光送受信部となる受光素子34及び発光素子32を有する支持部材36により支持されると共に、当該光導波路10の長手方向両端部主面と支持部材36とのそれぞれの間に介在して支持部36Aを補強し且つ当該支持部36Aの幅よりも大きな幅を持つ第2補強部材40B(第2補強部材)が配設されている。これにより、第1補強部材40Aにより光導波路10が補強されると共に、第2補強部材40Bにより光送受信部となる支持部材36における光導波路10対する支持部36Aが補強される。このため、本実施形態に係る光導波路装置11では、光導波路の屈曲性の低下が抑制すると共に、受発光素子を支持する支持部材と光導波路との剥れが抑制される。結果、光導波路が屈曲したときに導波路コア20の破断や、光導波路10と受発光素子との位置ズレによる光損失が抑制される。
ここで、本実施形態に係る光導波路装置11は、例えば、中央部で折りたためる構造のクラムシェルタイプの機器に実装され、その機器のヒンジ部の折り曲げ方向に光導波路10の長手方向が沿うように実装されると、該機器が直線状に伸展された状態では、光導波路10は略直線状に延びた状態となる(図6(A)及び図7(A)参照)。そして、該機器が折りたたまれると、ヒンジ部に相当する領域で屈曲されて、伸展された状態では略直線状とされていた領域が円弧状に屈曲された状態となる(図6(B)及び図7(B)参照)。
一方、本実施形態に係る光導波路装置11を、2つに分かれた本体が特定方向にスライドする構造のスライドタイプの機器に実装し、一方の本体側に光導波路10の一端側を配置し、他方の本体側に光導波路10の他端側を配置した場合には、機器本体のスライドに応じて、例えば、光導波路10の一端部である領域矢印M2方向に移動されて、該移動前には直線状に伸びていた領域が(図8(A)参照)、円弧状に屈曲した状態となる(図8(B)参照)と共に、円弧状に屈曲されていた領域(図8(A)参照)が、直線状に伸展した状態となる(図8(B)参照)。
このように、本実施形態に係る光導波路装置11は、クラムシェルタイプの機器、及びスライドタイプの機器のいずれにも実装される。ここで、図6及び図8では、光導波路10のみ示し、他の部材(例えば光送受信部等)は省略している。
なお、本実施形態に係る光導波路装置11では、光導波路10の長手方向両端部にそれぞれ光送受信部12、14を配設した双方向で光受信する形態を説明したが、これに限られず、例えば、光導波路10の長手方向一端部のみに光送受信部を配設した形態であってもよいし、光導波路10の長手方向一端部に光受信部(受光素子のみを有する光受信部)を配設し、他端部に光送信部(発光素子のみを有する光送信部)を配設する形態であってもよい。
以下、本発明を、実施例を挙げてさらに具体的に説明する。ただし、これら各実施例は、本発明を制限するものではない。
(実施例1)
<光導波路1の作製>
以下のように光導波路1を作製した。
まず、厚さ:30μmのエポキシ系樹脂(クラッド層、屈折率1.53、引張り弾性率2GPa、)と、厚さ:40μmのエポキシ系樹脂(コア層、屈折率1.58、引張り弾性率1.5GPa)と、が積層された長さ110mm、幅110mmの2層高分子フィルムを準備した。
次に、高分子フィルムのクラッド層側を下面して、当該クラッド層に剥離型のダイシングテープ(電気化学工業社製 エレグリップ)を貼り付けた。
次に、クラッド層側を設置面(下面側)にして、上記高分子フィルムをダイシングソーに設置し、厚さ40μmのブレードを取り付けたダイシングソーを用いて、高分子フィルムの最下面(設置面)よりも10μm上方が切削深さとなり、幅50μmの導波路コアが高分子フィルム幅方向に1.5mmピッチで整列するように、上記コア層を切削して切削溝を形成することによって、複数の導波路コア(幅50μm、導波路コア間の間隔1.5mm)を形成した。
次に、上記高分子フィルムの複数の導波路コアの形成された側の面に、上記工程で形成された切削溝を充填すると共に導波路コアを覆い、且つ高分子フィルム全体の厚みが80μmとなるようにエポキシ系紫外線硬化樹脂(屈折率1.53)を塗布し、紫外線露光により硬化させた。これによって、複数の導波路コアがクラッド部によって覆われた帯状部材を作製した。次に、ダイシングソーによって、帯状部材の外形を整形すると共に、導波路コア長手方向両端部を切断して45度傾斜面を形成し、これを光路変換部とした。その後、露光により帯状部材からダイシングテープを剥離した。このようにして、長さ105mm、幅1.5mmの1チャンネル光導波路を得た。
次に、得られた光導波路の一方の主面(光導波路が湾曲したときに外側となる主面)に第1補強部材として「寺岡製作所製カプトンテープ(長さ100mm、幅10.0mm、厚み35μm、引張り強度78.5N、最大伸び率50%)を接着し、貼り合せた。
そして、上記第1補強部材付き光導波路を60本作製した。作製した第1補強部材付き光導波路から10本無作為に抜き出す一方で、光送受信部となる受光素子及び発光素子を配設した支持部材(京セラ製、光導波路に対する支持部の接着領域形状1.5mm×1.0mm[接着面積1.5mm])を準備した。
次に、第1補強部材付き光導波路の長手方向両端部における他方の主面(光導波路が湾曲したときに内側となる主面)であって、支持部材の支持部が接着される領域面に第2補強部材として「寺岡製作所製カプトンテープ(平面形状1.5mm×3mm[接着面積4.5mm]、厚み35μm、引張り強度78.5N、最大伸び率50%、はみ出し量R1.0mm)を接着して、貼り合せた。そして、準備した支持部材の支持部を光導波路に第2補強部材を介して当て付け接着し、光導波路の長手方向両端部側に光送受信部を配設した。
このようにして、光導波路装置を10個作製した。この光導波路装置の伝搬損失は2.0dBであった。
光導波路が湾曲したとき第1補強部材が外側となるように光導波路装置を、IPC屈曲試験(IPC規格TM−650)に設置し、屈曲半径R=1.0mm、屈曲速度:120cpm、ストローク:20mmの条件で実施したところ、10万回の屈曲試験に未破断であり、10個の光導波路装置は全て良好な屈曲耐性を示した。また、光送受信部の支持部材と光導波路との剥れも見られなかった。
次に、光導波路装置に対して、次のようにして引張り試験を行ったところ、第1補強部材付き光導波路のみのときの破断強度である7Nと同等の引張り強度であった。また、光送受信部の支持部材と光導波路との剥れも見られなかった。
−引張り強度試験−
東洋精機製ストログラフVE1Dを用いて光導波路装置の端部を固定し引っ張り強度試験を行った。
(比較例1)
実施例1と同様の材料を用いて、コア幅50μm、長さ100mm、幅1.5mmの1チャンネルの光導波路を60本作製した。そして、作製した光導波路から10本無作為に抜き出し、補強部材を配設しない以外は、実施例1と同様にして光導波路装置を10個作製した。この光導波路装置の伝搬損失は2.0dBであった。
光導波路装置を、IPC屈曲試験(IPC規格TM−650)に設置し、屈曲半径R=1.0mm、屈曲速度:120cpm、ストローク:20mmの条件で実施したところ、3万回の屈曲試験で破断が生じた。
また、光導波路装置に対して、実施例1と同様に引張り強度試験を行ったところ、5Nで光送受信部の支持部材と光導波路との剥れが見られた。
(比較例2)
実施例1と同様にして第1補強部材付き光導波路を60本作製した。そして、作製した第1補強部材付き光導波路から10本無作為に抜き出し、第2補強部材を配設しない以外は、実施例1と同様にして光導波路装置を10個作製した。この光導波路装置の伝搬損失は2.0dBであった。
光導波路装置を、IPC屈曲試験(IPC規格TM−650)に設置し、屈曲半径R=1.0mm、屈曲速度:120cpm、ストローク:20mmの条件で実施したところ、10万回の屈曲試験に未破断であったが、光送受信部の支持部材と光導波路との剥れが見られた。
また、光導波路装置に対して、実施例1と同様に引張り強度試験を行ったところ、光導波路のみのときの破断強度である5Nと同等の引張り強度光送受信部の支持部材と光導波路との剥れも見られた。
本実施形態に係る光導波路装置の概略構成図である。 本実施形態に係る光導波路装置における光送受信部周辺を示した概略越構成図である。 本実施形態に係る光導波路装置における支持部材が光導波路を支持する支持部と第2補強部材との関係を示す模式的な平面図である。 他の実施形態に係る光導波路装置における光送受信部周辺を示した概略越構成図である。 本実施形態に係る光導波路装置における光導波路を示す概略構成図であり、図5(A)は斜視図であり、図5(B)は図5(A)のA−A断面図であり、図5(C)は図5(A)のB−B断面図である。 本実施形態に係る光導波路装置がクラムシェルタイプの機器に実装されたときにける、光導波路の動きを説明するための模式図である。 本実施形態に係る光導波路装置がクラムシェルタイプの機器に実装されたときにける、光導波路の動きを説明するための模式図である。 本実施形態に係る光導波路装置がスライドタイプの機器に実装されたときにける、光導波路の動きを説明するための模式図である。
符号の説明
10 光導波路
10b ミラー面
10c 主面
10d 端面
11 光導波路装置
12 光送受信部
14 光送受信部
20 導波路コア
30 クラッド部
32 発光素子
34 受光素子
36 支持部材
36A 支持部
36A 当該支持部
40A 第1補強部材
40B 第2補強部材

Claims (1)

  1. 光を伝播する導波路コア、及び前記導波路コアを包囲し前記導波路コアより屈折率の低いクラッド部と、を有する帯状の光導波路と、
    前記光導波路が湾曲したとき外側となる主面を覆って配設され、前記光導波路を補強する第1補強部材と、
    前記光導波路における長手方向両端部の少なくとも一方から前記導波路コアを伝搬した光を受光する受光素子、及び前記導波路コアに伝搬させる光を前記光導波路における長手方向両端部の少なくとも一方に照射する発光素子、の少なくとも一方と、
    前記受光素子及び前記発光素子の少なくも一方を支持すると共に、前記光導波路が湾曲したとき内側となる主面であって当該光導波路における長手方向両端部の少なくとも一方の主面の一部を支持して配設される支持部材と、
    前記光導波路における長手方向両端部の少なくとも一方の主面と前記支持部材との間に介在して支持部を補強する第2補強部材であって、当該支持部の幅よりも大きな幅を持つ第2補強部材と、
    を具備する光導波路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015111322A (ja) * 2013-12-06 2015-06-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 位置検出装置、位置入力装置および画像表示システム

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