JP2011082765A - 電子機器、送受信部間の接続方法及びフィルム状配線 - Google Patents

電子機器、送受信部間の接続方法及びフィルム状配線 Download PDF

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敏裕 黒田
Tomoaki Shibata
智章 柴田
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Abstract

【課題】2つの筐体がスライド構造によって、相対的な位置を変化させる構造を有し、該2つの筐体を光導波路によって接続する電子機器において、スライドによって、光導波路などで構成されるフィルム状配線に割れやクラックが発生しない電子機器、送受信部間の接続方法及びフィルム状配線を提供すること
【解決手段】第1の筐体が第2の筐体に対して相対的に滑動する機構を有し、少なくとも何れか一方の筐体に表示手段を有する電子機器であって、前記第1の筐体に第1の送受信部を有し、前記第2の筐体に第2の送受信部を有し、該第1の送受信部と該第2の送受信部とを接続するフィルム状配線を有し、前記第一の筐体から前記第二の筐体に向いて見た前記フィルム状配線の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように第1の送受信部及び第2の送受信部にフィルム状配線を接続してなる電子機器である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関し、詳しくは携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)など、複数の筐体を有し、それらが相対的に滑動する機構を有する電子機器、送受信部間の接続方法及びフィルム状配線に関する。
携帯電話などのモバイルタイプの電子機器においては、小型化が要望されており、折り畳み式やスライド式の筐体構造のものが商品化されている。例えば、携帯電話の場合には、通話相手の音声を受信する受話器を有する筐体と、音声を通話相手に送信するための送話器及びキー操作部を有する筐体から構成され、ヒンジ部を介して接続されるか、又はスライド構造により接続されている。これら2つの筐体は、相対的に位置を変えられる構造を有するため、これら2つの筐体をつなぐ配線はフレキシブルである必要がある。そこで、例えば、これら2つの筐体を電気的に接続する手段として、フレキシブルプリント基板部材を複数枚、枚葉状に重ね合わせたものを用いることが提案されている(特許文献1、請求項1参照)。
しかしながら、従来の電気配線による信号の伝送では、近接する配線間の信号の相互干渉や減衰が障壁となり、高速・高密度化の限界が見え始めており、また、伝送する情報量の増大による配線数の増加により小型化の障害となっており、小型で高速の信号伝送手段が要望されている。
このような要望に対して、2つの筐体を光導波路で接続する技術が提案されている(特許文献2参照)。特許文献2には、2つの筐体の相対的な位置を可変に接続する連結部と、2つの筐体に設けられたボードを光配線により接続するための少なくとも1個の光導波路を持つ光導波路フィルムを備える携帯機器が提案されている(特許文献2、請求項1参照)。具体的には、この連結部(ヒンジ)に沿って光導波路フィルムを折り曲げる構造が提案されている(特許文献2、図10、図11の(b)、図12参照)。
特許文献2によれば、連結部(ヒンジ)の曲げ半径5mm程度でも光信号を損失なく伝達できるとある(特許文献2、段落0018)。
特開2004−222173号公報 特開2006−42307号公報
特許文献2に開示される連結部(ヒンジ)で2つの筐体を折り畳む構造を有する電子機器においては、連結部(ヒンジ)の周りの光導波路フィルムの部分にのみ折り畳みによる応力が掛かることになり、連結部(ヒンジ)の周りの光導波路フィルムの部分を予め曲げた状態にするという対応が提案されている(特許文献2、請求項5、図13参照)。
しかしながら、2つの筐体がスライド構造によって、相対的な位置を変化させる構造を有する電子機器においては、特許文献1の図4と図5に示されているように2つの筐体間を繋ぐ配線の折り曲げ部が、筐体のスライドにより配線の前後に移動するため、応力の掛かる部分も移動することになり、前述の様な対応では、配線に掛かる応力に対応することが出来なくなっている。
本発明は、2つの筐体がスライド構造によって、相対的な位置を変化させる構造を有し、該2つの筐体に備えられた送受信部を光導波路などのフィルム状配線によって接続する電子機器において、該フィルム状配線を特殊な形状にすることなく、スライドによる光導波路などのフィルム状配線に割れやクラックが発生しない電子機器、送受信部間の接続方法及びフィルム状配線を提供することを目的とするものである。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、フィルム状配線を特定の方法で2つの筐体に備えられた送受信部に接続することで、スライド構造を有する薄型の携帯電話などにおいて、光導波路などで構成されるフィルム状配線に割れやクラックが発生しないことを見出した。本発明はかかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
(1)第1の筐体が第2の筐体に対して相対的に滑動する機構を有し、少なくとも何れか一方の筐体に表示手段を有する電子機器であって、前記第1の筐体に第1の送受信部を備えた第1の回路基板部を有し、前記第2の筐体に第2の送受信部を備えた第2の回路基板部を有し、前記第1の送受信部と前記第2の送受信部とを接続するフィルム状配線を有し、前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに前記フィルム状配線の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように前記第1の送受信部及び前記第2の送受信部に前記フィルム状配線を接続してなる電子機器、
(2)前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに、前記フィルム状配線の長手方向の中心線と、前記第1の筐体及び前記第2の筐体が滑動する方向に対して垂直方向の線が交わる2点の最大距離が、前記第1の筐体と前記第2の筐体の間の空間部の最大厚み以上である前記(1)に記載の電子機器、
(3)前記第1の筐体が前記第2の筐体に対して相対的に滑動したときの前記第1の送受信部が形成する軌跡と前記第2の送受信部が形成する軌跡が、前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに重ならないように、前記第1の送受信部と前記第2の送受信部を配置してなる前記(1)又は(2)に記載の電子機器、
(4)前記フィルム状配線が、前記第1の送受信部に接続する部分及び前記第2の送受信部に接続する部分における前記フィルム状配線の、前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見た面が、互いに同一面であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載の電子機器、
(5)前記フィルム状配線が接続する前記第1の送受信部の前記フィルム状配線の面が、前記第1の送受信部を備えた前記第1の回路基板部の面に対して角度(角度1)を有して配置され、及び/又は前記フィルム状配線が接続する前記第2の送受信部の前記フィルム状配線の面が、前記第2の送受信部を備えた前記第2の回路基板部の面に対して角度(角度2)を有して配置される前記(1)〜(4)のいずれかに記載の電子機器、
(6)前記角度1と前記角度2が、互いに略同一である前記(5)に記載の電子機器、
(7)前記角度1と前記角度2が、いずれも90度である前記(6)に記載の電子機器、
(8)前記角度1と前記角度2の何れか一方が90度であり、他方が0度であることを前記(5)に記載の電子機器、
(9)前記フィルム状配線の長手方向に対して垂直方向の断面の長手方向の長さが、電子機器の最大厚みの2/3以下である前記(1)〜(8)のいずれかに記載の電子機器、
(10)前記フィルム状配線が、コア部とコア部を取り囲むクラッド層を有する光導波路である前記(1)〜(9)のいずれかに記載の電子機器、
(11)前記フィルム状配線が、コア部とコア部を取り囲むクラッド層を有する光導波路とフレキシブル配線板との複合体である前記(1)〜(9)のいずれかに記載の電子機器、
(12)前記複合体が、その上面から見てフレキシブル配線板の配線が光導波路のコア部より外側に設けられてなる前記(11)に記載の電子機器、
(13)前記フィルム状配線が前記第1の送受信部及び前記第2の送受信部に接続する部分の前記フィルム状配線の厚みが、少なくとも該フィルム状配線の長手方向の中央部よりも厚い前記(1)〜(12)のいずれかに記載の電子機器、
(14)第1の筐体が第2の筐体に対して相対的に滑動する機構を有し、少なくとも何れか一方の筐体に表示手段を有し、前記第1の筐体に第1の送受信部を備えた第1の回路基板部を有し、前記第2の筐体に第2の送受信部を備えた第2の回路基板部を有し、前記第1の送受信部と前記第2の送受信部とを接続するフィルム状配線を有する電子機器の送受信部間の接続方法において、前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに前記フィルム状配線の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように前記第1の送受信部及び前記第2の送受信部に前記フィルム状配線を接続することを特徴とする送受信部間の接続方法、
(15)前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに、フィルム状配線の長手方向の中心線が描く線と、前記第1の筐体及び前記第2の筐体が滑動する方向に対して垂直方向の線が交わる2点の最大距離が、前記第1の筐体と前記第2の筐体の間の空間部の最大厚み以上となるように、前記第1の送受信部及び前記第2の送受信部に前記フィルム状配線を接続することを特徴とする前記(14)に記載の送受信部間の接続方法、及び
(16)前記(1)〜(13)のいずれかに記載の電子機器に用いられるフィルム状配線、
を提供するものである。
2つの筐体が相互的に滑動する構造を有する電子機器において、2つの筐体に備えられている送受信部間を接続するフィルム状配線を特定の方法で接続することで、スライドを繰り返した場合に、光導波路などで構成されるフィルム状配線に割れやクラックが発生せず、簡便に良好な通信機能を維持し得る。
スライド構造を有する携帯電話(本発明の電子機器)の構成の一例を示す斜視図(a)及び断面図(b)である。 筐体がスライドした後の携帯電話(本発明の電子機器)の構成の一例を示す斜視図(a)及び断面図(b)である。 スライド構造を有する携帯電話(本発明の電子機器)を、第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図である。 スライド構造を有する従来の携帯電話の構成を示す斜視図(a)及び断面図(b)である。 筐体がスライドした後の従来の携帯電話の構成を示す斜視図(a)及び断面図(b)である。 スライド構造を有する従来の携帯電話に使用されているフィルム状配線を示す斜視図である。 フィルム状配線の平面図(a)、フィルム状配線を曲げ送受信部に接続した上面図(b)及びその拡大図(c)である。 送受信部におけるフィルム状配線の接続方法の一態様を示す断面図(a)及び第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図(b)である。 送受信部におけるフィルム状配線の接続方法の他の一態様を示す断面図(a)及び第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図(b)である。 送受信部におけるフィルム状配線の接続方法の他の一態様を示す断面図(a)及び第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図(b)である。 送受信部におけるフィルム状配線の接続方法の他の一態様を示す断面図(a)及び第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図(b)である。 送受信部におけるフィルム状配線の接続方法の他の一態様を示す断面図(a)及び第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図(b)である。 送受信部におけるフィルム状配線の接続方法の他の一態様を示す断面図(a)及び第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図(b)である。 送受信部におけるフィルム状配線の接続方法の他の一態様を示す断面図(a)及び第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図(b)である。 送受信部におけるフィルム状配線の接続方法の他の一態様を示す断面図(a)及び第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図(b)である。 本発明で用いる光導波路とフレキシブル配線板の複合体(光電気混載基板)であるフィルム状配線の断面図(a)と上面図(b)を示す概念図である。 本発明で用いる光導波路(1芯)のフィルム状配線の断面図である。 補強材が設けられたフィルム状配線の上面図(a)、一態様の断面図(b)及び他の態様の断面図(c)である。 光導波路のコア部がフィルム状配線の長手方向に対して角度を有して設けられた一態様の上面図(a)及び断面図(b)である。 本発明で用いる光導波路(2芯)のフィルム状配線の断面図である。 本発明で用いる光導波路(4芯)のフィルム状配線の断面図である。 本発明で用い得る積層光導波路(4芯)のフィルム状配線の断面図である。 光導波路(1芯)のフィルム状配線を略U字状に曲げ、コア部で切断した場合の断面図である。
本発明の電子機器は、第1の筐体が第2の筐体に対して相対的に滑動する機構を有し、少なくとも何れか一方の筐体に表示手段を有する電子機器であって、前記第1の筐体に第1の送受信部を備えた第1の回路基板部を有し、前記第2の筐体に第2の送受信部を備えた第2の回路基板部を有し、前記第1の送受信部と前記第2の送受信部とを接続するフィルム状配線を有し、前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに前記フィルム状配線の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように前記第1の送受信部及び前記第2の送受信部に前記フィルム状配線を接続してなる。
以下、電子機器のひとつである携帯電話を例として、図1〜図23を用いて詳細に説明する。
図1(a)は本発明の電子機器のひとつである携帯電話の構成を示す斜視図であり、図1(b)は図1(a)のA−A'断面を図1(a)の矢印方向に見た断面図である。本発明におけるスライド構造を有する電子機器(携帯電話)10は、第1の送受信部14を有する第1の筐体11と第2の送受信部15を有する第2の筐体12を有し、第1の送受信部14を備えた第1の回路基板部18と第2の送受信部15を備えた第2の回路基板部19を有し、第1の送受信部14と第2の送受信部15はフィルム状配線17により接続されている。そして、本発明の電子機器は、少なくとも何れか一方の筐体に表示手段を有するが、図1に示すように、表示手段13が第1の筐体11にある場合を例として、以下説明する。
本発明では、フィルム状配線17として光導波路を用いることが好ましい態様である。また、フレキシブル配線板等の接続手段が上記光導波路と別個独立に存在してもよい。更には、光導波路とフレキシブル配線板等の接続手段は一体化されていてもよく、本発明において、フィルム状配線17として、光導波路とフレキシブル配線板が一体化した複合体(光電気混載基板)を用いることも好ましい態様である。
第1の筐体11には、通常、音声を受信するレシーバー、音声を送信するマイクロフォン、文字や画像等を表示する表示部などが備えられており、これらは第1の回路基板部18に備えられた第1の送受信部14でフィルム状配線と接続されている。
第2の筐体12には、通常、無線送信回路部、該無線送信回路部に接続されたアンテナ、文字情報等を入力する文字入力キーが配置されており、これらは第2の回路基板部19に備えられた第2の送受信部15でフィルム状配線と接続されている。また、電源としての電池部を備えている。
本発明の電子機器は、第1の筐体11が第2の筐体12に対して相対的に滑動する機構を有することが特徴である。より具体的には、図1(a)及び(b)の状態から、第1の筐体11及び/又は第2の筐体12がスライドし、図2(a)及び(b)に示す状態になる。
本発明は、第1の筐体11及び/又は第2の筐体12がスライドするに際し、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たときにフィルム状配線17の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように第1の送受信部14及び第2の送受信部15にフィルム状配線17を接続することを特徴とする。
図3は、図1に示す本発明の電子機器を、第1の筐体から第2の筐体に向いて見た透視図である。このように、フィルム状配線17の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように第1の送受信部14及び第2の送受信部15にフィルム状配線17が接続されている。このような構成をとることで、フィルム状配線17は、弧の部分の曲がりぐあいを比較的緩やかにすることができるため、スライドを何度繰り返しても、光導波路などのフィルム状配線17に掛かる応力を低減でき、割れやクラックを抑制できる。
弧の部分の曲がりぐあいは、本発明の効果を奏する範囲であれば特に制限はないが、フィルム状配線17に掛かる応力低減の観点から、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たときにフィルム状配線の長手方向の中心線が描く線と前記第1の筐体及び前記第2の筐体が滑動する方向に対して垂直方向の線が交わる2点の最大距離Wが、第1の筐体と第2の筐体の間の空間部の最大厚み以上であることが好ましい。
以上の点を、スライド構造を有する従来の携帯電話(電子機器)との比較で詳細に説明する。図4及び図5は、筐体をスライドさせる前後の、従来の携帯電話の構成を示す斜視図及び断面図であり、図6はここで用いられるフィルム状配線17の斜視図である。
スライド構造を有する従来の携帯電話(電子機器)では、筐体がスライドされたときに、フィルム状配線17の長手方向の中心線は、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たときに、重なるようにスライドされる。このような、従来の構成であると、図4(b)及び図5(b)に示すように、第1の筐体11と第2の筐体12の間の狭い空間部に、フィルム状配線17を略U字状に曲げ配置せざるを得ず、略U字状の折り曲げ部の曲がりぐあいはかなりきついものとなること、及び図4(b)及び図5(b)に示すように該折り曲げ部は筐体のスライドにより配線方向に移動することから、繰り返しスライドさせることにより、フィルム状配線17の破損につながる。
本発明の特徴である、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たフィルム状配線の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように第1の送受信部及び第2の送受信部にフィルム状配線を接続する方法としては、種々の態様がある。
例えば、図1(a)及び図2(a)に示されるように、第1の筐体11が第2の筐体12に対して相対的に滑動したときの第1の送受信部14が形成する軌跡と、第2の送受信部15が形成する軌跡が、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たときに、重ならないように第1の送受信部及び第2の送受信部を配置して接続する方法である。
その他、図9に示すように、第1の送受信部14から伸びるフィルム状配線の方向と第2の送受信部15から伸びるフィルム状配線の方向が異なるように送受信部を配置し、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たフィルム状配線17の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように第1の送受信部及び第2の送受信部とフィルム状配線を接続させることができる。
また、図19に示すように、フィルム状配線17の光導波路のコア部をフィルム状配線の長手方向に対して角度を有して設けた態様がある。このフィルム状配線は例えば図19の上面図(a)に示されるような長方形の(長方形の外縁を図中では点線としている。)導波路をいったん作成した後、上面図(a)の点線と実線とで囲まれて形成される右上部及び左下部の略台形を切除することにより上記コア部をフィルム状配線の長手方向に配置してなるフィルム状配線を得ることができる。このようにすることで、送受信部に接続する該フィルム状配線17の光導波路の両端部の位置をその長手方向と垂直な方向においてずらしたフィルム状配線にすることができる。このフィルム状配線を曲げ、送受信部に接続する場合であって、第1の筐体に設けられた第1の送受信部と第2の筐体に設けられた第2の送受信部に筐体の厚み方向において距離があるときは、フィルム状配線17の光導波路の両端部の位置がずれているため、フィルム状配線にかかる応力を低減することができる。この場合、第1の受送信部及び第2の受送信部において、フィルム状配線の面が第1の基板及び第2の基板の面に垂直に配置されている場合、光導波路の両端部の該位置のずれが送受信部間の第1及び第2の筐体間の厚み方向における距離と同じとなるようすることが好ましい。
次に、本発明の他の態様について詳細に説明する。上述のスライド構造を有する携帯電話の構成において、第1の送受信部14に接続する部分及び第2の送受信部15に接続する部分における前記フィルム状配線17の、第1の筐体から第2の筐体に向いて見た面が、互いに同一面であるように第1の送受信部及び第2の送受信部とフィルム状配線を接続する場合である。
より具体的には、図7に示されるように、フィルム状配線17の一方の面をA面、他方の面をB面(斜線部分)としたときに、例えば、フィルム状配線17が送受信部に接続する部分において、いずれもA面が第1の筐体方向に向くように、フィルム状配線17を捻って、第1の送受信部と第2の送受信部に接続させるものである。
このような構成をとることで、フィルム状配線17は、弧の曲がり具合を緩やかにすることができる。
上述した図7のフィルム状配線17を第1の送受信部と第2の送受信部に接続させた場合、図8に示されるように、第1の送受信部を備えた第1の回路基板部の面に対する角度(角度1)とフィルム状配線が接続する第2の送受信部のフィルム状配線の面が、第2の送受信部を備えた第2の回路基板部の面に対する角度(角度2)の双方が0度、すなわち、第1の回路基板部18の面に対して平行となるように配置される態様となる。
一方、フィルム状配線17が第1の送受信部又は第2の送受信部に接続する部分のフィルム状配線の面を、該送受信部を備えた回路基板部に対して角度を有して配置する態様もある。すなわち前記角度1と角度2は、同じでも異なってもいいし、また、どちらか一方だけに角度を与え、他方は角度を0度としてもよい。このような角度を持たせることで、フィルム状配線17に対する捻りの程度を抑制することができ、スライド時にフィルム状配線17に対する応力を緩和できる。本発明においては、図13に示すように、角度1と角度2が、略同一であることが、フィルム状配線17を捻ることに対する影響を減少させられるとの観点から好適である。図11は、角度1と角度2の双方を90度、すなわち、第1の回路基板部18の面に対して垂直に立てるように配置する他の一態様である。図10は、角度1を90度として、角度2を0度とする他の一態様である。また、図12は、フィルム状配線17が第1の送受信部に接続する部分のフィルム状配線17の面と、フィルム状配線17が第2の送受信部に接続する部分のフィルム状配線17の面とが、互いに平行になるようにする他の一態様である。
そして、図14は、第1の送受信部14から伸びるフィルム状配線17と、第2の送受信部15から伸びるフィルム状配線17とが交差するように送受信部を配置する他の一態様である。さらに、図15は、第1の送受信部14から伸びるフィルム状配線17と、第2の送受信部15から伸びるフィルム状配線17とがなす形状は図14とほぼ同じであるが、第1の筐体11が第2の筐体12に対して相対的に滑動したときの、第1の送受信部14が形成する軌跡と、第2の送受信部15が形成する軌跡が、第1の筐体から第2の筐体に向いて見て、ほぼ重なるように送受信部を配置する点で異なる他の一態様である。
なお、このような態様においても、前述のように、第1の筐体11が第2の筐体12に対して相対的に滑動したときの第1の送受信部14が形成する軌跡と第2の送受信部15が形成する軌跡が、第1の筐体から第2の筐体に向いて見て、重ならないように配置することがより好ましい。
次に、フィルム状配線17として、好適な態様である光導波路20は、図17に示すような構造を有することが好ましい。すなわち、コア部21がクラッド部22に覆われた構造である。
フィルム状配線17として、光導波路を用いたときの、曲げ半径Rと光損失の関係について、以下説明する。まず、光導波路は、コアの数によって、コアが1つの1芯、コアが2つの2芯、コアが4つの4芯などがあり、通常、双方向に通信をすることから、2芯以上のものが用いられる。また、コアの数が多いほど、またコアの大きさが大きいほど、情報量が多くなる。一方、コアの数及び大きさが増大するにつれて、光導波路自体が大きくなるため、小型の電子機器においては、コアの数及び大きさが制限される。
コアが1芯の場合、コアが2芯の場合及びコアが4芯の場合の概念図を図17及び図20〜図22に示す。ここでは、コアが50μmのものを例に説明する。
図17は1芯の光導波路であり、ここでは、コアとクラッドの屈折率比(コア/クラッド)を1.022とし、コアの大きさを50μm角、光導波路の厚さを100μmとした。
また、図20は2芯の光導波路である。コアが50μm角であると、コア間の距離はコア同士の干渉を抑制するために、その3倍の長さのクラッド層が間に必要であるとされる。また、末端については、光漏れのない程度のクラッド層があれば十分であるので、10μm程度である。従って、図20に示すように、導波路の幅が270μm程度、導波路の厚さが100μm(0.1mm)程度ということになる。
次に、図21は4芯の光導波路である。コア間の距離は上記と同様に、コアの幅の3倍の長さのクラッド層が必要であるため、導波路の幅は全体で670μm程度、導波路の厚さが100μm(0.1mm)程度となる。
次に、図17に示すような1芯の光導波路(コアとクラッドの屈折率比=1.022、コア;50μm角、光導波路の厚さ;100μm)を作製し、曲げ半径と光損失変化を測定した結果を第1表に示す。ここで曲げ半径Rとは図23に示すLの1/2とする。第1表に示すように、曲げ半径が1.5mm以下であると、光損失が0.5dBを超え、実用化が困難なレベルとなる。また、光損失を0.5dB以下の実用化レベルに抑えるため曲げ半径を2mmとすると略U字状に曲げた部分の高さ(H)は導波路の厚さ100μmを考慮すると4.20mmとなる。図5の従来の携帯電話のフィルム状配線をこの光導波路に変更した場合、略U字状に曲げた部分の高さ(H)は、4.2mmとなり、薄型化が要求される携帯電話等の小型電子機器のニーズには適合しない。
Figure 2011082765
一方、図8〜15に示すように、本発明による電子機器の構造、すなわち、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たときに、フィルム状配線の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように第1の送受信部及び第2の送受信部にフィルム状配線を接続する構造にすれば、第1の筐体と第2の筐体間の狭い空間にフィルム状配線を略U字状に曲げ配する従来の方法では障害となっていた、曲げ半径が小さくなることによる光損失の問題は生じない。具体的には、本発明によれば、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たときにフィルム状配線が、第1の筐体と第2の筐体間の狭い空間の最大厚みより大きい弧を描いて第1の送受信部及び第2の送受信部に接続することが可能となるため、小さい曲げ半径による光損失の問題は生じない。また、第1の筐体と第2の筐体間の狭い空間にフィルム状配線を略U字状に曲げ配する従来の方法では、曲げ半径が小さい状態でフィルム状配線を接続した第1の筐体と第2の筐体をスライドさせることになり、フィルム配線に強い応力が掛かることになり、フィルム状配線の割れやクラックが発生していたが、本発明によれば、第1の筐体と第2の筐体間の狭い空間の最大厚みより大きい弧を描くようにフィルム状配線を第1の送受信部及び第2の送受信部に接続することで、フィルム状配線を接続した第1の筐体と第2の筐体をスライドさせた場合にフィルム配線に掛かる応力を緩和させることができ、フィルム状配線の割れやクラックの発生を防止できる。さらに、例えば、図20の光導波路を用いた場合その幅は270μmであり、実施例で用いる複合体でもその幅は2mmであるので、本発明の接続方法によれば、第1の筐体と第2の筐体間にこれらの幅より少し大きい空間があれば、フィルム状配線を該記空間に配することができ、携帯電話の薄型化を図ることができる。
また、図21に示す4芯においても、光導波路の幅は670μm程度であるので、2芯の場合と同様に、携帯電話を構成する第1の筐体と第2の筐体の間の狭い空間部に配することができ、携帯電話の薄型化が図ることができる。
さらに、フィルム状配線を接続する第1の送受信部及び第2の送受信部の厚みが厚い場合でも、本発明の接続方法では、第1の送受信部と第2の送受信部の回路基板部へのそれぞれの取り付け位置を第1の筐体から第2の筐体に向いて見て重ならないよう配置することができ、さらに第1の筐体と第2の筐体をスライドさせた場合の第1の送受信部及び第2の送受信部の軌跡が重ならないように配置することができ、これらによって、第1の筐体と第2の筐体の間の狭い空間部を有効に活用することができ、携帯電話の薄型化を図ることができる。
また、図22に示すように、下部クラッド、コア、及び上部クラッドを複数組重ねた積層型の光導波路を用いることもでき、さらなる大容量の通信も可能である。
本発明におけるフィルム状配線17として、光導波路とフレキシブル配線板が接合された複合体(光電気混載基板)を用いることも好ましい態様の一つである。
該複合体は、コアとクラッドを備えた光導波路とフレキシブル配線板が接合されてなり、接合は全面にわたってなされていることが好ましい。
前記複合体の場合、その上面から見てフレキシブル配線板の配線が光導波路のコア部より外側に設けられていることが、フィルム状配線の補強の観点から好ましい。
以下、本発明で用いられる光導波路とフレキシブル配線板について説明する。
[光導波路]
本発明で用いる光導波路は、コアとクラッドを備えたものであり、従来、光導波路として用いられるものを利用することができる。例えば、(A)ベースポリマー、(B)光重合性化合物、及び(C)光重合開始剤を含有する樹脂組成物からなる光導波路形成用樹脂フィルムを用いて作成することができる。
この光導波路形成用樹脂フィルム及び光導波路形成用樹脂フィルムを用いた光導波路の形成方法としては、国際公開第2006/038691号パンフレットに記載のフィルム及び光導波路の形成方法などが利用できる。
[フレキシブル配線板]
フレキシブル配線板としては、FPC(Flexible Printed Circuit)基板を好適に用いることができる。FPC基板の基材の材料としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレンテレフタレート、液晶ポリマーなどが用いられるが、一般的には耐熱性や入手のしやすさの観点からポリイミドが用いられる。市販品としては、例えばカプトン(東レ・デュポン株式会社製)を用いたFPC基板が挙げられる。
ここで、フレキシブル配線板を構成する基材の厚さについては特に制限はないが、光電気混載基板自体に求められる厚さから、該基材の厚さは適宜決定されるものであり、具体的には、5〜50μmの範囲が好ましい。
[複合体(光電気混載基板)]
上記光導波路及びフレキシブル配線板を接合して、複合体(光電気混載基板)は製造される。フィルム状配線17が、複合体の場合を図16に示す。複合体は、光導波路20とフレキシブル配線板30を接合してなる。光導波路20のコア部21と電気配線32は、図16に示すように、その透視図において重複又はクロスしないことが屈曲時に重複又は該クロス部分への応力の集中を抑制する観点から好ましい。
光導波路とフレキシブル配線板の接合に際しては、必要に応じて、接着剤を使用することができる。接着剤の種類としては、光導波路及びフレキシブル配線板の材質に応じて、適宜決定することができる。
複合体に可撓性を持たせるためには、接着剤が硬化後に柔軟性を有することが好ましく、具体的には、硬化後において、弾性率が700MPa以下であることが好ましく、600MPa以下であることがさらに好ましく、500MPa以下であることが特に好ましい。また、接着剤としての強度の点から、1MPa以上であることが好ましく、5MPa以上であることがより好ましい。
接着剤の種類としては、アクリルゴム系接着剤や市販品としては、日立化成工業株式会社製高耐熱接着絶縁材KS7003(弾性率700MPa)、日立化成ポリマー株式会社製フレキシブル印刷配線板用接着剤ハイボン808(弾性率50MPa)などが好適に例示される。
光導波路とフレキシブル配線板の接合方法については特に制限はないが、密着性、気泡巻き込み防止の観点から、ロールラミネータ、または平板型ラミネータを用いる方法が好ましい。ロールラミネータでのラミネート温度は、室温(25℃)〜100℃の範囲とすることが好ましい。室温(25℃)以上であると、光導波路との密着性が向上し、100℃以下であると、接着剤が流動することなく、必要とする膜厚が得られる。以上の観点から、40〜100℃の範囲がより好ましい。圧力は0.2〜1.0MPa(1〜10kgf/cm2)が好ましく、ラミネート速度は0.1〜3m/minが好ましいが、これらの条件には特に制限はない。
また、平板型ラミネータとは、積層材料を一対の平板の間に挟み、平板を加圧することにより圧着させるラミネータのことを指し、例えば、真空加圧式ラミネータを好適に用いることができる。ここでの加熱温度は、50〜100℃とすることが好ましく、圧着圧力は、0.1〜1.0MPa(1〜10kgf/cm2)とすることが好ましいが、これらの条件には特に制限はない。
本発明におけるフィルム状配線17は、図18に示されるように、送受信部(フィルム状配線の端部近傍)において、補強材33などを配することで、その厚みを少なくとも中央部よりも厚くすることが好ましい。フィルム状配線の可撓性を確保するとともに、送受信部での物理的強度を担保するためである。なお、補強材33は、フィルム状配線17の一方の面に配されていてもよいし、両面に配されていてもよい。また、該補強材33の貼付方法としては、特に制限はないが、接着剤を介して貼付する方法が簡便である。用い得る接着剤としては、光導波路とフレキシブル配線板の接合に用いるのと同様のものを用いることができる。
以下、本発明の実施例をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら制限されるものではない。
(評価方法)
1.曲げ時の光損失
各実施例及び比較例で製造された複合体(光電気混載基板)のフィルム状配線について、その長手両端部に光入射側には導波路に内接する円の径より小さいコア径の50μmのマルチモードファイバを、光出射側には導波路に外接する円の径より大きいコア径の114μmのマルチモードファイバを透明で紫外線硬化型の接着剤(ダイキン工業(株)製「UV2100」)を用いて芯を合せてそれぞれの端面を接続した。
次に、光入射側のマルチモードファイバの片側には波長850nmのレーザー光源(EXFO社製「FLS300」)を接続し、光出射側のマルチモードファイバの片側には受光センサ((株)アドバンテスト製「Q82214」)を接続した。
導波路を真っ直ぐにした状態で、レーザー光を入射して受光センサにて初期の光損失AdBを計測した。実施例では図7の(c)のようにフィルム状配線を捻り、図8と図9の状態に曲げて光損失BdBを測定し、比較例では、曲げ半径Rの2倍の直径を有する棒に導波路を180度円周に巻きつけた状態で、光損失BdBを測定した。直線時A−曲り時Bを計算することで、曲げ時の光損失を得た。
2.屈曲スライド試験
各実施例及び比較例で製造された複合体(光電気混載基板)のフィルム状配線について、スライド耐久試験機((株)大昌電子製)を用い、実施例では、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たときに、フィルム状配線の長手方向の中心線が描く線と第1の筐体及び第2の筐体が滑動する方向に対して垂直方向の線が交わる2点の最大距離(W)を4mm(図8のケース)と6mm(図9のケース)になるようフィルム状配線を曲げて取り付け、比較例では、フィルム状配線を略U字状に曲げ、曲げ半径Rを1mmになるよう取り付け、それぞれスライド量を20mm、スライド速度2回/秒の条件で屈曲耐久試験を行い、1000回毎に破断の有無を観察して破断しない最大回数を求めた。
3.引張弾性率及び引張強度
測定対象のフィルム状配線の製造工程の途中で製作される光導波路から、幅10mm、長さ70mmのサンプルを得、引張試験機((株)オリエンテック製「RTM−100」)を用い、JIS−K7127に準拠して、以下の条件で測定した。
条件:つかみ具間距離50mm、温度25℃、引張り速度50mm/min
引張弾性率は、引張り応力―ひずみ曲線の初めの直線部分を用いて以下に示す式により算出した。また、引張り応力―ひずみ曲線において、破断するまでの最大強度を引張強度とした。
引張り弾性率(MPa)=直線上の2点間の応力の差(N)÷光導波路の元の平均断面積(mm2)÷同じ2点間のひずみの差
実施例1
(1−1)光導波路形成用フィルムの作製
〔クラッド層形成用樹脂フィルムの作製〕
(A)バインダポリマーとして、フェノキシ樹脂(商品名:フェノトートYP−70、東都化成株式会社製)48質量部、(B)光重合性化合物として、アリサイクリックジエポキシカルボキシレート(商品名:KRM−2110、分子量:252、旭電化工業株式会社製)49.6質量部、(C)光重合開始剤として、トリフェニルスルホニウムヘキサフロロアンチモネート塩(商品名:SP−170、旭電化工業株式会社製)2質量部、増感剤として、SP−100(商品名、旭電化工業株式会社製)0.4質量部、有機溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート40質量部を広口のポリ瓶に秤量し、メカニカルスターラ、シャフト及びプロペラを用いて、温度25℃、回転数400rpmの条件で、6時間撹拌し、クラッド層形成用樹脂ワニスAを調合した。その後、孔径2μmのポリフロンフィルタ(商品名:PF020、アドバンテック東洋(株)製)を用いて、温度25℃、圧力0.4MPaの条件で加圧濾過し、さらに真空ポンプ及びベルジャーを用いて減圧度50mmHgの条件で15分間減圧脱泡した。
上記で得られたクラッド層形成用樹脂ワニスAを、ポリアミドフィルム(商品名:ミクトロン、東レ(株)製、厚さ:12μm)のコロナ処理面上に塗工機(マルチコーターTM−MC、(株)ヒラノテクシード製)を用いて塗布し、80℃、10分、その後100℃、10分乾燥し、次いで保護フィルムとして離型PETフィルム(商品名:ピューレックスA31、帝人デュポンフィルム(株)、厚さ:25μm)を離型面が樹脂側になるように貼り付け、クラッド層形成用樹脂フィルムを得た。このとき樹脂層の厚さは、塗工機のギャップを調節することで、任意に調整可能であり、本実施例では硬化後の膜厚が、下部クラッド層25μm、上部クラッド層70μm(コア部が無い部分の厚み)となるように調節した。
〔コア層形成用樹脂フィルムの作製〕
(A)バインダポリマーとして、フェノキシ樹脂(商品名:フェノトートYP−70、東都化成(株)製)26質量部、(B)光重合性化合物として、9,9−ビス[4−(2−アクリロイルオキシエトキシ)フェニル]フルオレン(商品名:A−BPEF、新中村化学工業(株)製)36質量部、およびビスフェノールA型エポキシアクリレート(商品名:EA−1020、新中村化学工業(株)製)36質量部、(C)光重合開始剤として、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド(商品名:イルガキュア819、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)1質量部、及び1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン(商品名:イルガキュア2959、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)1質量部、有機溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート40質量部を用いたこと以外は上記製造例と同様の方法および条件でコア層形成用樹脂ワニスBを調合した。その後、上記製造例と同様の方法および条件で加圧濾過さらに減圧脱泡した。
上記で得られたコア層形成用樹脂ワニスBを、PETフィルム(商品名:コスモシャインA1517、東洋紡績(株)製、厚さ:16μm)の非処理面上に、上記製造例と同様な方法で塗布乾燥し、次いで保護フィルムとして離型PETフィルム(商品名:ピューレックスA31、帝人デュポンフィルム(株)、厚さ:25μm)を離型面が樹脂側になるように貼り付け、コア層形成用樹脂フィルムを得た。本実施例では硬化後の膜厚が50μmとなるよう、塗工機のギャップを調整した。
[光導波路の作製]
上記で得られた下部クラッド層形成用樹脂フィルムの保護フィルムである離型PETフィルム(ピューレックスA31)を剥離し、紫外線露光機((株)オーク製作所製、EXM−1172)にて樹脂側(基材フィルムの反対側)から紫外線(波長365nm)を1J/cm2照射し、次いで80℃で10分間加熱処理することにより、下部クラッド層を形成した。
次に、該下部クラッド層上に、ロールラミネータ(日立化成テクノプラント(株)製、HLM−1500)を用い圧力0.4MPa、温度50℃、ラミネート速度0.2m/minの条件で、上記コア層形成用樹脂フィルムをラミネートし、次いで平板型ラミネータとして真空加圧式ラミネータ((株)名機製作所製、MVLP−500)を用い、500Pa以下に真空引きした後、圧力0.4MPa、温度50℃、加圧時間30秒の条件にて加熱圧着して、コア層を形成した。
次に、幅50μmのネガ型フォトマスクを介し、上記紫外線露光機にて紫外線(波長365nm)を0.6J/cm2照射し、次いで80℃で5分間露光後加熱を行った。その後、支持フィルムであるPETフィルムを剥離し、現像液(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート/N,N−ジメチルアセトアミド=8/2、質量比)を用いて、コアパターンを現像した。続いて、洗浄液(イソプロパノール)を用いて洗浄し、100℃で10分間加熱乾燥した。
次いで、上記と同様なラミネート条件にて、上部クラッド層として上記クラッド層形成用樹脂フィルムをラミネートした。さらに、紫外線(波長365nm)を両面に合計で25J/cm2照射後、160℃で1時間加熱処理することによって、上部クラッド層を形成し基材フィルムが外側に配置された光導波路を作製した。さらにポリアミドフィルム剥離のため、該光導波路を85℃/85%の高温高湿条件で24時間処理し、基材フィルムを除去した光導波路を作製した。
なお、コア層及びクラッド層の屈折率をMetricon社製プリズムカプラー(Model2010)で測定したところ、波長830nmにて、コア層が1.584、クラッド層が1.550であった。また、作製した光導波路の伝搬損失を、光源に850nmの面発光レーザー((EXFO社製、FLS−300−01−VCL)を、受光センサに(株)アドバンテスト製、Q82214を用い、カットバック法(測定導波路長10、5、3、2cm、入射ファイバー;GI−50/125マルチモードファイバー(NA=0.20)、出射ファイバー;SI−114/125(NA=0.22))により測定したところ、0.05dB/cmであった。
また、得られた光導波路の引張弾性率及び引張強度を上記方法により測定した結果、引張弾性率が2,000MPa、引張強度が70MPaであった。
(1−2)シート状接着剤の作製
HTR−860P−3(帝国化学産業(株)製、商品名、グリシジル基含有アクリルゴム、分子量100万、Tg−7℃)100質量部、YDCN−703(東都化成(株)製、商品名、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、エポキシ当量210)5.4質量部、YDCN−8170C(東都化成(株)製、商品名、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、エポキシ当量157)16.2質量部、プライオーフェンLF2882(大日本インキ化学工業(株)製、商品名、ビスフェノールAノボラック樹脂)15.3質量部、NUCA−189(日本ユニカー株式会社製、商品名、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン)0.1質量部、NUCA−1160(日本ユニカー(株)製、商品名、γ‐ウレイドプロピルトリエトキシシラン)0.3質量部、A−DPH(新中村化学工業(株)製、商品名、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート)30質量部、イルガキュア369(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製、商品名、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1−オン:I−369)1.5質量部、シクロヘキサノンを加えて攪拌混合し、真空脱気した。この接着剤ワニスを、厚さ75μmの表面離型処理ポリエチレンテレフタレート(帝人株式会社製、テイジンテトロンフィルム:A−31)上に塗布し、80℃で30分間加熱乾燥し粘接着シートを得た。この粘接着シートに、厚さ80μmの光透過性の支持基材(サーモ株式会社製、低密度ポリエチレンテレフタレート/酢酸ビニル/低密度ポリエチレンテレフタレート三層フィルム:FHF−100)をあわせてラミネートすることにより保護フィルム(表面離型処理ポリエチレンテレフタレート)、粘接着剤層、及び光透過性の支持基材からなるシート状接着剤を作製した。粘接着剤層の厚さは10μmとした。
(1−3)複合体(光電気混載基板)の作製
光導波路に、ロールラミネータ(日立化成テクノプラント(株)製、HLM−1500)を用い圧力0.4MPa、温度50℃、ラミネート速度0.2m/minの条件で、保護フィルムを剥がしたシート状接着剤をラミネートした。続いてダイシングソー((株)ディスコ製、DAD−341)を用いて、導波路を短冊状(長さ120mm、幅2mm)に加工し、支持基材側から紫外線(365nm)を250mJ/cm2照射し、粘接着剤層と支持基材界面の密着力を低下させ支持基材を剥がして接着剤付き光導波路を得た。
次に、電気配線を有するフレキシブル配線板(長さ120mm、幅2mm、基材:カプトン100EN(上記方法により測定した引張強度は370MPaであった。)、基板厚さ:25μm、銅回路厚さ:12μm)の所定の箇所に接着剤付き光導波路を、紫外線露光機((株)大日本スクリーン製,MAP−1200−L)付随のマスクアライナー機構を利用して位置決めし、同ロールラミネータを用い圧力0.4MPa、温度80℃、ラミネート速度0.2m/minの条件で仮圧着した後、クリンオーブン中で160℃、1時間加熱しフレキシブル光導波路とフレキシブル配線板を接着して、複合体(光電気混載基板)を得た。
(1−4)電子機器の作製及び評価
上記で作成した複合体(光電気混載基板)であるフィルム状配線を、図8に示すような形状に曲げて、電子機器を作製した。ここで、ここで、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たときのフィルム状配線の長手方向の中心線が描く線と、第1の筐体及び第2の筐体が滑動する方向に対して垂直方向の線が交わる2点の最大距離(W)は12mm(図8)とした。
この電子機器について、光損失を測定したところ、0.01dBであった。また、100万回のスライド回数に耐えることを確認した。さらには、図8の形状に曲げた複合体(光電気混載基板)であるフィルム状配線の最大高さ(複合体(光電気混載基板)の高さ(H))は2mmであった。
実施例2
実施例1において、フィルム状配線を、図9に示すような形状に曲げて接続したこと以外は実施例1と同様にして、電子機器を作製した。ここで、第1の筐体から第2の筐体に向いて見たときのフィルム状配線の長手方向の中心線が描く線と、第1の筐体及び第2の筐体が滑動する方向に対して垂直方向の線が交わる2点の最大距離(W)は21mm(図9)とした。実施例1と同様に評価したところ、光損失については、0.001dBであり、100万回のスライド回数に耐えることを確認した。
実施例3〜8
実施例1において、フィルム状配線を、それぞれ図10〜15に示すような形状に曲げて接続したこと以外は実施例1と同様にして、電子機器を作製した。
評価結果を第2表に示す。第2表に示すように、光損失は及びスライド回数の結果のいずれも良好であり、特に、図14及び図15に示す態様では、曲げ時の光損失が0dBであって、光損失の点から好ましい態様である。
Figure 2011082765
比較例1
上記で作成した複合体(光電気混載基板)のフィルム状配線を略U字状に曲げ、曲げ半径Rを1mmとなるように曲げた所、光損失は1.2dBであった。また、この曲げ半径を1mmを維持しつつスライドを繰り返したところ、スライド回数は5千回で破断した。この場合の複合体(光電気混載基板)の高さ(H)は4.3mmであった。
本発明のスライド構造を有する電子機器によれば、筐体間の空間が狭くても筐体間を接続するフィルム状配線での信号のやりとりが可能となり、携帯電話などの電子機器自体の薄型化が可能となる。また、長時間にわたってスライドを繰り返しても、光導波路などで構成されるフィルム状配線に割れやクラックが発生せず、良好な通信機能を維持し得る。従って、携帯電話、PDA、小型のパーソナルコンピューター等に好適に使用することができる。
10.携帯電話(本発明の電子機器)
11.第1の筐体
12.第2の筐体
13.表示手段
14.第1の送受信部
15.第2の送受信部
16.送受信部
17.フィルム状配線
18.第1の回路基板部
19.第2の回路基板部
20.光導波路
21.コア部
22. クラッド部
30.フレキシブル配線板
31.基材
32.電気配線
33.補強材

Claims (16)

  1. 第1の筐体が第2の筐体に対して相対的に滑動する機構を有し、少なくとも何れか一方の筐体に表示手段を有する電子機器であって、前記第1の筐体に第1の送受信部を備えた第1の回路基板部を有し、前記第2の筐体に第2の送受信部を備えた第2の回路基板部を有し、前記第1の送受信部と前記第2の送受信部とを接続するフィルム状配線を有し、前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに前記フィルム状配線の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように前記第1の送受信部及び前記第2の送受信部に前記フィルム状配線を接続してなる電子機器。
  2. 前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに、前記フィルム状配線の長手方向の中心線と、前記第1の筐体及び前記第2の筐体が滑動する方向に対して垂直方向の線が交わる2点の最大距離が、前記第1の筐体と前記第2の筐体の間の空間部の最大厚み以上である請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の筐体が前記第2の筐体に対して相対的に滑動したときの、前記第1の送受信部が形成する軌跡と前記第2の送受信部が形成する軌跡が、前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに重ならないように、前記第1の送受信部と前記第2の送受信部を配置してなる請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記フィルム状配線が、前記第1の送受信部に接続する部分及び前記第2の送受信部に接続する部分における前記フィルム状配線の、前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見た面が、互いに同一面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記フィルム状配線が接続する前記第1の送受信部の前記フィルム状配線の面が、前記第1の送受信部を備えた前記第1の回路基板部の面に対して角度(角度1)を有して配置され、及び/又は前記フィルム状配線が接続する前記第2の送受信部の前記フィルム状配線の面が、前記第2の送受信部を備えた前記第2の回路基板部の面に対して角度(角度2)を有して配置される請求項1〜4のいずれかに記載の電子機器。
  6. 前記角度1と前記角度2が、互いに略同一である請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記角度1と前記角度2が、いずれも90度である請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記角度1と前記角度2の何れか一方が90度であり、他方が0度である請求項5に記載の電子機器。
  9. 前記フィルム状配線の長手方向に対して垂直方向の断面の長手方向の長さが、電子機器の最大厚みの2/3以下である請求項1〜8のいずれかに記載の電子機器。
  10. 前記フィルム状配線が、コア部とコア部を取り囲むクラッド部を有する光導波路である請求項1〜9のいずれかに記載の電子機器。
  11. 前記フィルム状配線が、コア部とコア部を取り囲むクラッド部を有する光導波路とフレキシブル配線板との複合体である請求項1〜9のいずれかに記載の電子機器。
  12. 前記複合体が、その上面から見てフレキシブル配線板の配線が光導波路のコア部より外側に設けられてなる請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記フィルム状配線が前記第1の送受信部及び前記第2の送受信部に接続する部分の前記フィルム状配線の厚みが、少なくとも該フィルム状配線の長手方向の中央部よりも厚い請求項1〜12のいずれかに記載の電子機器。
  14. 第1の筐体が第2の筐体に対して相対的に滑動する機構を有し、少なくとも何れか一方の筐体に表示手段を有し、前記第1の筐体に第1の送受信部を備えた第1の回路基板部を有し、前記第2の筐体に第2の送受信部を備えた第2の回路基板部を有し、前記第1の送受信部と前記第2の送受信部とを接続するフィルム状配線を有する電子機器の送受信部間の接続方法において、前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに前記フィルム状配線の長手方向の中心線の少なくとも一部が弧を描くように前記第1の送受信部及び前記第2の送受信部に前記フィルム状配線を接続することを特徴とする送受信部間の接続方法。
  15. 前記第1の筐体から前記第2の筐体に向いて見たときに、フィルム状配線の長手方向の中心線が描く線と、前記第1の筐体及び前記第2の筐体が滑動する方向に対して垂直方向の線が交わる2点の最大距離が、前記第1の筐体と前記第2の筐体の間の空間部の最大厚み以上となるように、前記第1の送受信部及び前記第2の送受信部に前記フィルム状配線を接続することを特徴とする請求項14に記載の送受信部間の接続方法。
  16. 請求項1〜13のいずれかに記載の電子機器に用いられるフィルム状配線。
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