JP2008233556A - レンズ筐体及び光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズと光導波路を一体に形成したレンズ筐体を提供する。
【解決手段】レンズ筐体1Aは、所定の波長領域において高い透明性を有した樹脂材質で構成され、複数のレンズ20が一体に形成されたレンズ形成部2Aと、レンズ形成部2Aと一体に構成され、レンズ形成部2Aの後面にレンズ20の光軸に合わせて一方の端部が配置される複数の導波路形成溝32Aを有した導波路形成部3Aと、レンズ20と反対側の導波路形成部3Aの端部を傾斜させて形成され、導波路形成溝32Aの他方の端部と対向した反射面30を備える。導波路形成溝32Aにレンズ筐体1Aより屈折率の高い光透過物質が充填されると、反射面30とレンズ20との間で光が伝送されるコアが構成され、導波路形成溝32Aの形状に応じて光導波路が形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光が伝送される光導波路とレンズが一体に構成されたレンズ筐体及びこのレンズ筐体を備えた光モジュールに関する。詳しくは、光透過物質が充填される溝で光導波路を構成して、光導波路とレンズと結合させることで、レンズ設計や、レンズにつながる光路設計の自由度を向上させたものである。
従来、光信号を出力する光モジュールでは、発光素子が収納されるパッケージに窓部を形成し、この窓部にレンズを備えて、発光素子とレンズを直接結合する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−354642号公報
しかし、従来の光モジュールでは、発光素子等の光素子とレンズが直接結合されるので、光素子とレンズとの間において所望の光路を形成することができず、レンズの配置や光路設計等の自由度が低いという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、光導波路を介してレンズと光素子等を結合できるようにしたレンズ筐体及びこのレンズ筐体を備えた光モジュールを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明のレンズ筐体は、所定の波長領域において透明性を有した材質で構成され、少なくとも2個のレンズが一体に形成されたレンズ形成部と、レンズ形成部と一体に構成され、レンズ形成部の後面にレンズの光軸に合わせて一方の端部が配置される複数の導波路形成溝を有した導波路形成部と、レンズ形成部と反対側の導波路形成部の端部を傾斜させて形成され、導波路形成溝の他方の端部と対向した反射面とを備えたことを特徴とする。
本発明のレンズ筐体では、レンズ形成部及び導波路形成部より屈折率の高い光透過物質が導波路形成溝に充填されると、反射面とレンズとの間で光が伝送されるコアが構成され、導波路形成溝の形状に応じて光導波路が形成される。
また、本発明の光モジュールは、所定の波長領域において透明性を有した材質で構成され、少なくとも2個のレンズ及びレンズの光軸に合わせて各レンズの後方に一方の端部が配置された複数の導波路形成溝が一体に形成されると共に、レンズと反対側の端部を傾斜させて、導波路形成溝の他方の端部と対向した反射面が形成されたレンズ筐体と、レンズ筐体より高い屈折率を有した材質で構成され、レンズ筐体の導波路形成溝に充填されて、反射面とレンズとの間で光が伝送されるコアを構成する光透過物質と、レンズ筐体が実装される実装基板と、レンズ筐体の反射面と対向して実装基板に実装され、反射面で反射する光により、導波路形成溝に充填された光透過物質で構成されるコアと結合される光素子とを備えたことを特徴とする。
本発明の光モジュールでは、光素子から出射された光は、レンズ筐体の反射面で反射して、導波路形成溝に充填された光透過物質で構成されるコアに入射し、導波路形成溝内を伝送されて、レンズから出射される。
本発明のレンズ筐体及び光モジュールでは、レンズ筐体に形成された導波路形成溝の形状に応じて光導波路を形成することができるので、光導波路を介してレンズと光素子等を結合でき、レンズ設計や、レンズにつながる光路設計の自由度を向上させることができる。
また、レンズ筐体は金型を用いて一体成型で作製することができるので、レンズと光素子を光導波路を介して結合した光モジュールを、低コストで実現することができる。
以下、図面を参照して本発明のレンズ筐体及び光モジュールの実施の形態について説明する。
<本実施の形態のレンズ筐体の構成例>
図1は、本実施の形態のレンズ筐体の一例を示す斜視図、図2は、本実施の形態のレンズ筐体の一例を示す平面図、図3は、本実施の形態のレンズ筐体の一例を示す側断面図である。
本実施の形態のレンズ筐体1Aは、レンズ形成部2Aと導波路形成部3Aを備える。レンズ形成部2Aと導波路形成部3Aは、所定の波長領域において透明性の高い樹脂材料で構成され、レンズ筐体1Aは、レンズ形成部2Aと導波路形成部3Aが一体に成形される。本例では、レンズ筐体1Aは、波長850nmに対して90パーセント以上の透過率を有するエポキシ系有機溶剤を用いて作製されている。
レンズ形成部2Aは、複数のレンズ20を備える。レンズ20は、レンズ形成部2Aの前面に所定の形状の凸レンズを一体に形成して構成され、本例では、4個のレンズ20が一列に配置される。ここで、レンズ20の径は450μmとし、レンズ20の間隔(ピッチ)は500μmとした。
レンズ20は、光軸に垂直な面としたレンズ形成部2Aの後面が光の入出射面となり、例えば、レンズ形成部2Aの後面から入射された所定の放射角で拡がる光が、レンズ20を透過することでコリメートされ、平行光がレンズ20から出射される。また、レンズ20から入射された平行光が、レンズ20を透過することで集光されて、レンズ形成部2Aの後面から出射される。
導波路形成部3Aは、レンズ形成部2Aの後面側からレンズ20の光軸方向に沿って伸びる平板形状で、レンズ形成部2Aと反対側の端部に反射面30を備える。反射面30は、レンズ形成部2Aの後面に対して垂直な平面で構成される実装面31に対して略45度に傾斜した斜面で構成される。
また、導波路形成部3Aは、各レンズ20の後方に導波路形成溝32Aを備える。導波路形成溝32Aは、実装面31側が開口した断面形状が四角状の溝で、レンズ形成部2Aの後面から反射面30に対向する位置に到達し、レンズ形成部2Aの一方の端部は、レンズ20の光軸の位置に合わせて配置される。
ここで、導波路形成溝32Aの反射面30側での間隔は、接続対象となるレーザアレイ等の発光部の間隔に合わせて250μmとした。一方、導波路形成溝32Aのレンズ20側での間隔は、各導波路形成溝32Aをレンズ20の光軸に合わせるため、レンズ20の間隔に合わせられる。本例では、レンズ20を大径にすることで、レンズ筐体1Aを用いて光コネクタや光モジュールを構成する場合の結合トレランスが緩和されるようにしている。このため、レンズ20の径に合わせてレンズ20の間隔は500μmとしてあり、各導波路形成溝32Aのレンズ20側での間隔は、本例では500μmである。
これにより、レンズ筐体1Aでは、導波路形成溝32Aの間隔が反射面30側よりレンズ20側の方が広く構成されている。このため、各導波路形成溝32Aは、反射面30側からレンズ20に向かうに従って、徐々に間隔が広がるように曲線部分を有したS字型溝である。
<本実施の形態のレンズ筐体の作用効果例>
上述した構成のレンズ筐体1Aでは、導波路形成溝32Aにレンズ筐体1Aよりも屈折率の高い光透過物質を充填させると、この導波路形成溝32Aに充填された光透過物質が、光導波路のコアとして機能して、レンズ筐体1Aは導波路構造を有するものとなる。
従って、レンズ筐体1Aのレンズ20と反対側の反射面30に、光素子や光伝送路を配置することで、導波路構造を介して光素子や光伝送路等とレンズ20との結合を行うことが可能となる。なお、反射面30では光路変換が行われることで、面受発光タイプの光素子と結合を行うことが可能になる。
そして、コアを構成する導波路形成溝32Aの間隔を反射面30側とレンズ20側とで変えることで、例えばレーザアレイやファイバアレイ等のピッチが決まっている光デバイスに対して、ピッチを異ならせたレンズ20とを一括で実装することが可能になる。
これにより、光デバイスのレーザや光ファイバ等のピッチと、レンズ20のピッチを統一する必要がなくなるため、レンズ設計の拘束が少なくなり、より高性能なレンズや、径の大きなレンズを使用することができる。
さて、導波路形成溝32Aの間隔を反射面30側とレンズ20側とで変える場合、急激に曲げたり角度をつけて折り曲げた形状とすると、光透過物質を充填してコアとして使用した場合に大きな損失が生じる。このため、各導波路形成溝32Aは、損失が大きくなるような半径が小さい曲線部分や、角度がきつい折り曲げ部分が存在しない緩やかな曲線で繋がった形状とすることで、コアとして使用される場合の損失を少なくして、コアの間隔を変えることができる。
更に、導波路形成溝32AをY形状に分岐するような形状とすれば、光透過物質を充填すると、光の合分波が行われる導波路を構成することができる。これにより、より高機能な光モジュールを実現することが可能になる。
レンズ筐体1Aは、金型を用いたモールド成型で作製することができる。特に、本例の形状では、導波路形成部3Aを挟む方向を抜き方向とした2つの金型で、実装面31及び導波路形成溝32Aと、反射面30を作製することができる。また、レンズ20の光軸方向を抜き方向とした金型で、レンズ20を作製することができる。これにより、3つの金型の組み合せでレンズ20、導波路形成溝32A及び反射面30を作製することができ、レンズに導波路が一体に構成されるレンズ筐体1Aを低コストで提供できる。
なお、導波路形成溝32Aが反射面30に到達していると、光透過物質を充填する際に、光透過物質で反射面を形成するための型もしくは光透過物質の充填後に反射面を切削する工程等が必要となり、製作工程が複雑になる。このため、導波路形成溝32Aは、反射面30まで到達しない形状としてある。
<本実施の形態の光モジュールの構成例>
図4は、本実施の形態の光モジュールの一例を示す斜視図、図5は、本実施の形態の光モジュールの一例を示す平面図、図6は、本実施の形態の光モジュールの一例を示す側断面図である。
本実施の形態の光モジュール10Aは、図1〜図3で説明したレンズ筐体1Aと、レンズ筐体1Aが実装される実装基板4と、実装基板4に実装され、レンズ筐体1Aと光学的に結合される面発光型レーザ5とを備える。
レンズ筐体1Aは、上述したように、4個のレンズ20と、反射面30と各レンズ20をつなぐ緩やかな曲線と直線の組合せで構成した4本の導波路形成溝32Aを備え、各導波路形成溝32Aに光透過物質33が充填される。光透過物質33は、所定の波長領域において透明性が高く、レンズ筐体1Aを構成する材料より高屈折率材である。本例では、レンズ筐体1Aの屈折率は約1.5であるのに対して、光透過物質33の屈折率は約1.52とした。
光透過物質33の屈折率を、レンズ筐体1Aの屈折率より若干高くすると、導波路形成溝32Aに充填された光透過物質33に光が閉じ込められて伝送されるコア34として機能する。一方、反射面30で反射してレンズ筐体1Aに入射した光を、レンズ筐体1Aから光透過物質33によるコア34に入射させるため、上述したようにレンズ筐体1Aと光透過物質33の屈折率差が大きくならないようにして、損失を少なくしている。
実装基板4は、本例ではシリコン(Si)で構成され、上面にレンズ筐体1Aが実装される。レンズ筐体1Aは、図1に示す実装面31が実装基板4に接着固定される。実装基板4は、レンズ筐体1Aの反射面30に対向する下部に実装凹部40が形成され、実装凹部40に面発光型レーザ5が実装される。
面発光型レーザ(VCSEL)5は光素子の一例で、実装基板4に対して略垂直方向に光を出射する。面発光型レーザ5は、複数の発光部が所定の間隔で一列に並列された本例では4chのレーザアレイであり、発光部の間隔は250μmである。このため、レンズ筐体1Aに形成された導波路形成溝32Aの反射面30側での間隔は、面発光型レーザ5の発光部の間隔に合わせて250μmとした。
面発光型レーザ5は、レンズ筐体1Aの反射面30に対向して実装され、面発光型レーザ5から出射された光が反射面30で反射すると、導波路形成溝32Aに充填された光透過物質33によるコア34に結合する位置に固定されている。
図7は、レンズ筐体と実装基板の実装形態の一例を示す断面図である。実装基板4をシリコンで構成する場合、シリコンの屈折率は約3.5であり、光透過物質33の屈折率(1.52)より高い。このため、レンズ筐体1Aの導波路形成溝32Aに充填された光透過物質33と、実装基板4が直接接するような実装形態では、実装基板4に光が吸収される可能性がある。
そこで、光透過物質33より屈折率の低い材料で構成されたフィルム41を間に挟んで、レンズ筐体1Aの実装面31と実装基板4を接着固定すると良い。なお、実装基板4上に、光透過物質33より屈折率の低い材料でクラッド層を形成して、レンズ筐体1Aを実装しても良い。また、実装基板4をシリコンより屈折率が低いガラス等で構成しても良い。
<本実施の形態の光モジュールの作用効果例>
光モジュール10Aは、面発光型レーザ5から出射された光Cが、レンズ筐体1Aの実装面31に対して、反射面30に向かって略垂直方向から入射する。レンズ筐体1Aの実装面31に対して略垂直方向から入射した光Cは、反射面30で全反射して光路が90度変換される。
反射面30で全反射した光Cは、導波路形成溝32Aの反射面30側の端部から、導波路形成溝32Aに充填された光透過物質33によるコア34に入射し、導波路形成溝32A内を伝送される。
光透過物質33によるコア34を伝送される光Cは、導波路形成溝32Aのレンズ20側の端部から出射し、レンズ20を通りコリメートされて、平行光が出射される。
なお、図4等に示す光モジュール10Aに対向して、面発光型レーザに代えて受光素子を備えた光モジュールが接続されている構成では、送信側の光モジュール10Aのレンズ20から出射された光信号(平行光)は、対向する受信側の光モジュールのレンズ20に入射する。レンズ20に入射した光は、導波路形成溝32Aのレンズ20側の端部に集光され、光透過物質33によるコア34に入射し、導波路形成溝32A内を伝送される。
光透過物質33によるコア34を伝送される光は、導波路形成溝32Aの反射面30側の端部から出射し、反射面30で全反射して光路が90度変換される。反射面30で全反射した光は、レンズ筐体1Aの実装面31に対して略垂直方向へ出射し、図示しない受光素子で受光される。
なお、以上の例では、レンズを介して受発光素子を接続する形態で説明したが、発光素子と光ファイバ、または光ファイバと受光素子を接続する形態としても実現可能である。
このように、本実施の形態の光モジュール10Aでは、例えばファイバコネクタ等に挿抜できるようなガイド機構を備えることで、着脱可能な光コネクタ機能をもつ光送受信モジュールを実現できる。
また、コア34を構成する導波路形成溝32Aの間隔を反射面30側とレンズ20側とで変えることで、ピッチが決まっている面発光型レーザ5に対して、ピッチを異ならせたレンズ20を一括で実装することが可能になる。これにより、大径のレンズ20を使用することができ、結合トレランスを緩和することができる。
<本実施の形態の光モジュールの変形例>
図8は、他の実施の形態の光モジュールの一例を示す斜視図である。他の実施の形態の光モジュール10Bは、レンズ筐体1Bと、レンズ筐体1Bが実装される実装基板4と、実装基板4に実装され、レンズ筐体1Bと光学的に結合される面発光型レーザ5とを備える。
レンズ筐体1Bは、レンズ筐体1Aと同様に、所定の波長領域において透明性の高い樹脂材料で構成され、本例では2個のレンズ20が形成されたレンズ形成部2Bと、反射面30と各レンズ20をつなぐ分岐部35を有した導波路形成溝32Bが形成された導波路形成部3Bが一体に成形される。
導波路形成溝32Bは、緩やかな曲線と直線の組合せで構成され、反射面30側では2本の溝が、分岐部35で合流してレンズ20側では1本となるY形状である。各導波路形成溝32Bには、レンズ筐体1Bを構成する材料の屈折率(1.5)より高い屈折率(1.52)の材料で構成される光透過物質33が充填され、導波路形成溝32Bは、光透過物質33がコア34として機能する。
レンズ筐体1Bは、実装基板4に接着固定される。実装基板4は、レンズ筐体1Bの反射面30に対向する下部に実装凹部40が形成され、実装凹部40に面発光型レーザ5が実装される。
面発光型レーザ5は、本例では4chのレーザアレイであり、発光部の間隔は250μmである。このため、レンズ筐体1Bに形成された導波路形成溝32Bの反射面30側での間隔は、面発光型レーザ5の発光部の間隔に合わせて250μmとした。これに対して、レンズ20の径は450μmで、レンズ20の間隔は500μmとしてあり、各導波路形成溝32Bのレンズ20側での間隔は、本例では500μmである。
面発光型レーザ5は、レンズ筐体1Bの反射面30に対向して実装され、面発光型レーザ5から出射された光が反射面30で反射すると、導波路形成溝32Bに充填された光透過物質33によるコア34に結合する位置に固定されている。
光モジュール10Bでは、面発光型レーザ5と結合される反射面30側では2本の導波路形成溝32Bが、分岐部35で合流してレンズ20側では1本となるので、面発光型レーザ5の異なる発光部から出射された光が、1本の導波路形成溝32B内を伝送されることになり、光信号の合波が可能となる。
なお、図示しないが、導波路形成溝を、面発光型レーザ5と結合される反射面30側では1本の溝がレンズ20側では2本以上に分岐される形状とすれば、分岐部を有した光導波路が形成されて、光信号の分波が可能となる。
図9は、他の実施の形態の光モジュールの別の例を示す要部側断面図である。図9に示す光モジュールでは、レンズ筐体1Cの反射面として、縦方向に凸状に湾曲した集光反射面36を備える。
集光反射面36は、面発光型レーザ5から出射され、レンズ筐体1Cの実装面31に対して略垂直方向から入射した光Cを反射して、導波路形成溝32Aの集光反射面36側の端部に集光させる曲面で構成される。これにより、面発光型レーザ5から出射された光を、導波路形成溝32Aに充填された光透過物質33によるコア34に集光して結合させることができるので、結合損失を減らすことができる。
なお、レンズ筐体1Cは金型を用いたモールド成型で作製されるので、反射面の形状は切削によらず金型の形状で作ることができ、凸状に湾曲した反射面を作製することは容易である。
図10は、他の実施の形態の光モジュールの別の例を示す要部平面断面図である。図10に示す光モジュールでは、レンズ筐体1Dの反射面として、水平方向に凸状に湾曲した集光反射面37を備える。
集光反射面37は、図6に示すように面発光型レーザ5から出射され、レンズ筐体1Dに対して略垂直方向から入射した光Cを反射して、導波路形成溝32Aの集光反射面37側の端部に集光させる曲面で構成される。これにより、面発光型レーザ5から出射された光を、導波路形成溝32Aに充填された光透過物質33によるコア34に集光して結合させることができるので、結合損失を減らすことができる。
なお、図9に示す集光反射面36と組み合わせて、球面状の集光反射面を備える構成としても良い。レンズ筐体1Dは金型を用いたモールド成型で作製されるので、球面状の反射面でも容易に作製できる。
図11は、他の実施の形態の光モジュールの別の例を示す要部側断面図である。図11に示す光モジュールでは、レンズ筐体1Eの反射面33と対向してコリメートレンズ38を備える。コリメートレンズ38は、レンズ筐体1Eの実装面31にマイクロレンズを作製することで形成され、面発光型レーザ5から所定の放射角で出射された光Cを集光して、導波路形成溝32Aの断面形状に合わせた径の平行光に変換する。
これにより、面発光型レーザ5から出射された光を、導波路形成溝32Aに充填された光透過物質33によるコア34に集光して結合させることができるので、結合損失を減らすことができる。
なお、レンズ筐体1Eは金型を用いたモールド成型で作製されるので、実装面31に凸レンズを作製することは容易であり、抜き方向が同じであることから、例えば、導波路形成溝32Aを作製する金型でコリメートレンズ38を一括して作製することも可能である。
本発明は、電子機器のボード間やチップ間の光通信モジュールや、光ファイバを利用した通信ケーブルのコネクタ等に適用される。
本実施の形態のレンズ筐体の一例を示す斜視図である。 本実施の形態のレンズ筐体の一例を示す平面図である。 本実施の形態のレンズ筐体の一例を示す側断面図である。 本実施の形態の光モジュールの一例を示す斜視図である。 本実施の形態の光モジュールの一例を示す平面図である。 本実施の形態の光モジュールの一例を示す側断面図である。 レンズ筐体と実装基板の実装形態の一例を示す断面図である。 他の実施の形態の光モジュールの一例を示す斜視図である。 他の実施の形態の光モジュールの別の例を示す要部側断面図である。 他の実施の形態の光モジュールの別の例を示す要部平面断面図である。 他の実施の形態の光モジュールの別の例を示す要部側断面図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D,1E・・・レンズ筐体、10A,10B・・・光モジュール、2A・・・レンズ形成部、20・・・レンズ、3A・・・導波路形成部、30・・・反射面、31・・・実装面、32A,32B・・・導波路形成溝、33・・・光透過物質、34・・・コア、35・・・分岐部、36,37・・・集光反射面、38・・・コリメートレンズ、4・・・実装基板、40・・・実装凹部、5・・・面発光型レーザ

Claims (5)

  1. 所定の波長領域において透明性を有した材質で構成され、少なくとも2個のレンズが一体に形成されたレンズ形成部と、
    前記レンズ形成部と一体に構成され、前記レンズ形成部の後面に前記レンズの光軸に合わせて一方の端部が配置される複数の導波路形成溝を有した導波路形成部と、
    前記レンズ形成部と反対側の前記導波路形成部の端部を傾斜させて形成され、前記導波路形成溝の他方の端部と対向した反射面と
    を備えたことを特徴とするレンズ筐体。
  2. 前記レンズ形成部及び前記導波路形成部より高い屈折率を有した材質で構成され、前記導波路形成溝に充填されて、前記反射面と前記レンズとの間で光が伝送されるコアを構成する光透過物質を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のレンズ筐体。
  3. 所定の波長領域において透明性を有した材質で構成され、少なくとも2個のレンズ及び前記レンズの光軸に合わせて前記各レンズの後方に一方の端部が配置された複数の導波路形成溝が一体に形成されると共に、前記レンズと反対側の端部を傾斜させて、前記導波路形成溝の他方の端部と対向した反射面が形成されたレンズ筐体と、
    前記レンズ筐体より高い屈折率を有した材質で構成され、前記レンズ筐体の前記導波路形成溝に充填されて、前記反射面と前記レンズとの間で光が伝送されるコアを構成する光透過物質と、
    前記レンズ筐体が実装される実装基板と、
    前記レンズ筐体の前記反射面と対向して前記実装基板に実装され、前記反射面で反射する光により、前記導波路形成溝に充填された前記光透過物質で構成される前記コアと結合される光素子と
    を備えたことを特徴とする光モジュール。
  4. 前記導波路形成溝は、曲線または曲線と直線を組み合わせた形状を有し、前記レンズ側の端部と前記反射面側の端部でピッチが変換される
    ことを特徴とする請求項3記載の光モジュール。
  5. 前記導波路形成溝は、少なくとも1本の溝が複数に分岐される分岐部を有した
    ことを特徴とする請求項3記載の光モジュール。
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