JP2010145670A - 画像形成装置、制御装置、異常推定プログラムおよび異常推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常発生の検出回数の計数結果に頼ることなく、階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定する。
【解決手段】階層的接続構造の末端に位置する機能部品11a〜13aと、その中間に位置する中継部品22a〜24と、その中枢に位置する中央処理部21とを備える画像形成装置において、前記中央処理部21を、異常発生に応じて前記機能部品11a〜13aが出力する異常信号を受け付ける動作制御手段21aと、前記階層的接続構造を認識する構造認識手段21bと、前記異常信号を受け付けると、前記複数の機能部品11a〜13aのそれぞれにおける前記異常信号の出力有無と、前記階層的接続構造についての認識結果とを基に、前記階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定する異常箇所推定手段21cとして機能させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、制御装置、異常推定プログラムおよび異常推定方法に関する。
一般に、デジタル複写機やプリンタ装置等の画像形成装置は、モータやセンサ等といった各種機能部品を備えている。そして、マイクロコンピュータとして機能するCPU(Central Processing Unit)が、これら各種機能部品の動作を制御して、用紙上への画像出力等の処理を行うようになっている。
このような画像形成装置では、紙詰まり等の異常が発生すると、その異常発生箇所に係わる機能部品が異常信号を出力する。これにより、CPUは、異常が発生したことを認識して、その旨の表示出力を行う。
ただし、CPUに制御される各種機能部品は、IC、LSI、ASIC等の集積回路、コネクタおよびハーネスといった各種中継部品を介して接続されており、これらの中継部品の不良等が起因して異常が発生してしまうことがある。
このことから、画像形成装置の中には、異常発生の検出回数を各種機能部品の別と関連付けて計数し、基準回数以上の異常を検出したか否かによって、当該異常の要因となり得る箇所を推定するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−316719号公報
しかしながら、異常検出回数を基にした異常箇所推定では、基準回数に達しない異常に関して、当該異常の要因となり得る箇所を推定できない。この点については、判定に用いる基準回数を小さく設定することも考えられるが、その場合には要因を絞りきれないおそれがある。
本発明は、異常検出回数の計数結果に拘らずに異常発生の要因となる箇所を推定し得る画像形成装置、制御装置、異常推定プログラムおよび異常推定方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、階層的接続構造の末端に位置する複数の機能部品と、前記階層的接続構造の中間に位置する中継部品と、前記階層的接続構造の中枢に位置し、前記中継部品を介して、または当該中継部品を介さずに、前記複数の機能部品と接続する中央処理部とを備え、前記中央処理部は、前記複数の機能部品の動作制御を行うとともに、異常発生に応じて前記機能部品が出力する異常信号を受け付ける動作制御手段と、前記階層的接続構造に関する情報を保持し、または当該情報を取得して、当該階層的接続構造を認識する構造認識手段と、前記異常信号を受け付けると、前記複数の機能部品のそれぞれにおける前記異常信号の出力有無と、前記階層的接続構造についての認識結果とを基に、前記階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定する異常箇所推定手段としての機能を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、前記異常箇所推定手段での推定結果に関する情報を出力する情報出力手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、階層的接続構造の末端に位置する複数の機能部品に対して、当該階層的接続構造の中間に位置する中継部品を介して、または当該中継部品を介さずに接続することで、当該階層的接続構造の中枢に位置する中央処理部を備え、前記中央処理部は、前記複数の機能部品の動作制御を行うとともに、異常発生に応じて前記機能部品が出力する異常信号を受け付ける動作制御手段と、前記階層的接続構造に関する情報を保持し、または当該情報を取得して、当該階層的接続構造を認識する構造認識手段と、前記異常信号を受け付けると、前記複数の機能部品のそれぞれにおける前記異常信号の出力有無と、前記階層的接続構造についての認識結果とを基に、前記階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定する異常箇所推定手段としての機能を有することを特徴とする制御装置である。
請求項4に係る発明は、階層的接続構造の末端に位置する複数の機能部品に対して、当該階層的接続構造の中間に位置する中継部品を介して、または当該中継部品を介さずに接続することで、当該階層的接続構造の中枢に位置する中央処理部を、前記複数の機能部品の動作制御を行うとともに、異常発生に応じて前記機能部品が出力する異常信号を受け付ける動作制御手段と、前記階層的接続構造に関する情報を保持し、または当該情報を取得して、当該階層的接続構造を認識する構造認識手段と、前記異常信号を受け付けると、前記複数の機能部品のそれぞれにおける前記異常信号の出力有無と、前記階層的接続構造についての認識結果とを基に、前記階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定する異常箇所推定手段として機能させることを特徴とする異常推定プログラムである。
請求項5に係る発明は、階層的接続構造の末端に位置する複数の機能部品に対して、当該階層的接続構造の中間に位置する中継部品を介して、または当該中継部品を介さずに接続することで、当該階層的接続構造の中枢に位置する中央処理部を備えた制御装置において、異常発生に応じて前記機能部品が出力する異常信号を前記中央処理部で受け付けるステップと、前記中央処理部が前記階層的接続構造に関する情報を保持し、または当該情報を取得して、当該階層的接続構造を認識するステップと、前記異常信号を受け付けると、前記複数の機能部品のそれぞれにおける前記異常信号の出力有無と、前記階層的接続構造についての認識結果とを基に、前記階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定するステップとを含むことを特徴とする異常推定方法である。
請求項1,3〜5に係る発明によれば、異常発生の検出回数の計数結果に頼ることなく、階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定することができる。したがって、例えば頻発しない異常であっても、異常発生の要因となる箇所を特定した上で、当該異常発生への対処を行い得るようになり、当該異常発生による装置非稼働時間の低減、当該異常発生への対処作業の効率向上、誤った対処を行うことの防止等が実現可能となる。
請求項2に係る発明によれば、情報出力手段での出力結果を基に、異常箇所推定手段での推定結果を把握した上で、異常発生への対処を行うことができる。つまり、異常発生への対処のために、情報出力手段での出力結果を利用可能になる。
以下、図面に基づき本発明に係る画像形成装置、制御装置、異常推定プログラムおよび異常推定方法について説明する。
先ず、画像形成装置の概略構成を説明する。ここでは、画像形成装置として、デジタル複写機を例に挙げる。
図1は、デジタル複写機の概略構成の一例を示す模式図である。
図例のデジタル複写機1aは、記録媒体上に白黒画像を形成して出力するものである。記録媒体としては、普通紙または再生紙といった印刷用紙やOHPシート等が挙げられるが、ここでは単に「用紙」として以下の説明を行う。
用紙上への白黒画像の印刷出力に必要となる構成要素として、デジタル複写機1aは、少なくとも、用紙を収納する用紙収納部2と、用紙収納部2から繰り出した用紙の搬送を行う用紙搬送部3と、周知の電子写真技術を利用してトナー像形成を行うとともに形成したトナー像を用紙搬送部3が搬送する用紙上へ転写する画像形成部4と、画像転写後の用紙の排出を行う用紙排出部5と、を備えている。また、これらの各構成要素2〜5の他に、デジタル複写機1aは、画像形成部4が基にする画像データを原稿から光学的に読み取って取得する画像読取部6と、図示せぬユーザインタフェース部と、を備えている。
図2は、デジタル複写機の概略構成の他の例を示す模式図である。
図例のデジタル複写機1bは、用紙上にカラー画像を形成して出力するものである。カラー対応機ゆえに、デジタル複写機1bは、画像形成部が上述した白黒対応機の場合とは異なる。
すなわち、デジタル複写機1bは、複数色成分(例えばCMYKの各色)のそれぞれに対応する複数の画像形成部4Y,4M,4C,4Kと、各画像形成部4Y,4M,4C,4Kで形成されたトナー像が転写されて重ねられる像担持体としての中間体ベルト7とを備えており、中間体ベルト7上に転写重畳されたカラートナー像が用紙搬送部3の搬送する用紙上へ転写されて出力される。他の構成要素2,3,5,6については、上述した白黒対応機の場合と同様である。
以上のような構成のデジタル複写機1a,1bでは、いずれの構成例においても、用紙収納部2からの用紙の繰り出しや用紙搬送部3による当該用紙の搬送等を行うための駆動源となるモータ、用紙搬送部3による当該用紙の搬送状態を検出するセンサ、筐体内からの排気により当該筐体内を冷却する電動ファン等、といった各種機能部品を備えている。そして、マイクロコンピュータとして機能するCPUが、これら各種機能部品の動作を制御して、用紙上への画像出力等の処理を行うようになっている。
また、このようなデジタル複写機1a,1bでは、紙詰まり等の異常が発生すると、その異常発生箇所に係わる機能部品が異常信号を出力する。これにより、CPUは、異常が発生したことを認識して、その旨の表示出力をユーザインタフェース部に行わせるようになっている。
次に、以上のような機能を実現するための構成、すなわち各種機能部品およびCPUを含む機能構成について説明する。
図3は、デジタル複写機の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3(a)に示すように、デジタル複写機1a,1bの筐体内には、モータ11a〜11e、センサ12a,12b、電動ファン13aといった複数の機能部品が設けられている。これらの各種機能部品11a〜13aは、当該デジタル複写機1a,1bの筐体内に配された電子基板20と電気的に接続されている。この電子基板20は、本発明に係る制御装置として機能するものである。
電子基板20上には、マイクロコンピュータとして機能するCPU(中央処理部)21が設けられている。そして、CPU21が、各種機能部品11a〜13aの動作を制御するようになっている。
また、電子基板20上には、CPU21に加えて、各種機能部品11a〜13aと接続するコネクタ22a〜22e、モータ11a〜11eの駆動を制御するモータドライバ等のIC23a〜23e、および、内部論理回路を定義・変更できる集積回路であるCPLD(Complex Programmable Logic Device)24が設けられている。そして、これらの各種中継部品22a〜24が、各種機能部品11a〜13aとCPU21との間に介在することで、各種機能部品11a〜13aとCPU21との間の電気的接続を中継するようになっている。
このような機能構成においては、各種機能部品11a〜13aとCPU21とが各種中継部品22a〜24を介して接続されることで、階層的接続構造が構築されることになる。
具体的には、図3(b)に示すような階層的接続構造が構築される。
図例の階層的接続構造は、当該階層的接続構造の末端に各種機能部品11a〜13aが位置し、当該階層的接続構造の中間に各種中継部品22a〜24が位置し、当該階層的接続構造の中枢にCPU21が位置する、いわゆるツリー構造となっている。
この階層的接続構造の構築によって、各種機能部品11a〜13a、各種中継部品22a〜24およびCPU21は、それぞれの間に親子関係を有することになる。
例えば、子であるモータ11a,11bに対しては、コネクタ22aが親となる。子であるモータ11cに対しては、コネクタ22bが親となる。子であるモータ11d,11eに対しては、コネクタ22cが親となる。子であるセンサ12aに対しては、コネクタ22dが親となる。子であるセンサ12bおよび電動ファン13aに対しては、コネクタ22eが親となる。
また、子であるコネクタ22aに対しては、IC23a,23cが親となる。子であるコネクタ22bに対しては、IC23bが親となる。子であるコネクタ22cに対しては、IC23d,23eが親となる。子であるコネクタ22d,22eに対しては、CPU21が親となる。
さらに、子であるIC23a〜23dに対しては、CPLD24が親となる。子であるIC23eに対しては、CPU21が親となる。また、子であるCPLD24に対しては、CPU21が親となる。
このように、階層的接続構造における親子関係は、直接的な接続対応関係によって特定される。したがって、例えばCPU21とモータ11aとの間は、その間に中継部品22a,23a,23c,24が介在しているため、ここでいう親子関係には相当しない。
このような階層的接続構造の中枢に位置するCPU21は、予め用意されたプログラムを実行することによって、図3(a)に示すように、動作制御手段21a、構造認識手段21b、異常箇所推定手段21cおよび情報出力手段21dとして機能するようになっている。
動作制御手段21aは、各種機能部品11a〜13aの動作制御を行うとともに、異常発生に応じて各種機能部品11a〜13aが出力する異常信号を受け付ける。各種機能部品11a〜13aが異常信号を出力する際の異常検知や、各種機能部品11a〜13aが出力する異常信号の態様等については、公知技術を利用すればよいため、ここではその説明を省略する。
構造認識手段21bは、上述した階層的接続構造に関する情報に基づいて、当該階層的接続構造を認識する。階層的接続構造に関する情報は、当該階層的接続構造を特定し得る情報であれば、その形式や内容等は特に限定されるものではない。また、階層的接続構造に関する情報は、CPU21内に予め設定されて保持しているものであってもよいし、CPU21が当該情報の記憶箇所にアクセスして取得するものであってもよい。
異常箇所推定手段21cは、異常信号を受け付けると、各種機能部品11a〜13aのそれぞれにおける異常信号の出力有無と、階層的接続構造についての認識結果とを基に、当該階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定する。異常箇所の推定手順については、詳細を後述する。
情報出力手段21dは、異常箇所推定手段21cでの推定結果に関する情報を出力する。推定結果に関する情報は、当該推定結果を特定し得る情報であれば、その形式や内容等は特に限定されるものではない。また、推定結果に関する情報の出力先としては、例えばデジタル複写機1a,1bのユーザインタフェース部が挙げられるが、これに限定されることはなく、当該デジタル複写機1a,1bとネットワーク回線を介して接続するコンピュータ装置等であってもよい。
これらの各手段21a〜21dは、CPU21でのプログラム実行によって実現される。換言すると、これらの各手段21a〜21dは、CPU21内またはCPU21がアクセスする記憶箇所にインストールされたプログラム(異常推定プログラム)によって実現される。その場合に、当該プログラムは、インストールに先立ち、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されて提供されるものであっても、または通信回線を介して外部から配信されるものであってもよい。
次に、以上のような階層的接続構造の中枢に位置するCPU21による制御処理例、特に当該階層的接続構造における異常箇所の推定手順(すなわち、異常推定方法。)について、具体的に説明する。
CPU21は、階層的接続構造の末端に位置する各種機能部品11a〜13aの少なくとも一つから異常信号が出力され、その異常信号を動作制御手段21aが受け付けると、それを契機にして異常箇所の推定処理を開始する。
異常箇所の推定処理の開始にあたり、CPU21では、構造認識手段21bが、階層的接続構造に関する情報に基づいて、当該階層的接続構造を認識する。これにより、当該階層的接続構造を構成する各種機能部品11a〜13a、各種中継部品22a〜24およびCPU21について、それぞれの間でどのような親子関係を有しているかが分かる。
また、CPU21では、階層的接続構造の末端に位置する全ての機能部品11a〜13aについて、動作制御手段21aが異常信号を受け付けているか否か、すなわち全ての機能部品11a〜13aのそれぞれにおける異常信号の出力有無を認識する。これにより、階層的接続構造の末端に位置する全ての機能部品11a〜13aのうち、どの機能部品が異常信号を出力し、どの機能部品が異常信号を出力していないかが特定される。
このようにして、階層的接続構造についての認識結果と、各種機能部品11a〜13aのそれぞれにおける異常信号の出力有無とを得ると、続いて、CPU21では、異常箇所推定手段21cが、以下に述べる異常判定処理を行う。
図4は、異常判定処理の手順の一具体例を示す流れ図である。図例のように、異常判定処理には、第一異常判定処理(図4(a)参照。)と、第二異常判定処理(図4(b)参照。)とがある。
第一異常判定処理においては、異常箇所推定手段21cは、先ず、全ての機能部品11a〜13aの中で異常信号を出力したものが一つだけであるか否かを判定する(ステップ101、以下ステップを「S」と略す。)。
階層的接続構造の末端に位置する子の一つだけが異常であれば、異常箇所推定手段21cは、その子の親に遡り、当該親について、当該親が複数の子を持つか否か、すなわち異常信号を出力した子の他に子が接続されているか否かを判定する(S102)。その結果、他に子が接続されていれば、異常でない正常な子が存在していることになるので、異常箇所推定手段21cは、当該親と異常信号を出力した子との間に、異常発生の要因があると推定する(S103)。
また、他に子が接続されていなければ、異常箇所推定手段21cは、当該親の親、すなわち当該親を子とした場合における親に遡る。そして、その遡った親について、複数の子を持つか否かを判定する(S104)。その結果、他に子が接続されていれば、異常でない正常な子が存在していることになるので、異常箇所推定手段21cは、遡った親の子に相当する当該親と異常信号を出力した子との間に、異常発生の要因があると推定する(S105)。
一方、異常信号を出力した末端の子が一つだけではなく複数存在する場合には(S101)、異常箇所推定手段21cは、異常信号を出力したそれぞれの子の親に遡り、それぞれの子の親が共通であるか否かを判定する(S106)。
そして、それぞれの子の親が共通であれば、その共通である親について、当該親の子の全てが異常信号を出力しているか否か、すなわち全ての子が異常であるか否かを判定する(S107)。その結果、全ての子が異常であれば、異常箇所推定手段21cは、その共通である親と、その親(すなわち、共通である親を子とした場合における親。)との間に、異常発生の要因があると推定する(S108)。これに対して、全ての子が異常ではなく、正常な子が存在していれば、異常箇所推定手段21cは、共通である親と、異常信号を出力しているそれぞれの子との間に、異常発生の要因があると推定する(S109)。
なお、異常信号を出力した末端の子が複数存在するのにそれぞれの子の親が共通でない場合には、異常箇所推定手段21cは、第二異常判定処理を行う。
第二異常判定処理においては、異常箇所推定手段21cは、異常信号を出力した複数の子について、それぞれの子に共通な親に辿り着くまで、子の側から階層的接続構造を遡る(S201)。そして、共通な親まで遡ったら、続いて、異常箇所推定手段21cは、その遡った共通な親について、異常信号を出力していない正常な末端の子が存在しているか否かを判定する(S202)。
その結果、正常な末端の子が存在していなければ、共通な親に接続する末端の子の全てが異常信号を出力していることになるので、異常箇所推定手段21cは、その共通な親に異常発生の要因があると推定する(S203)。
一方、正常な末端の子が存在する場合には(S202)、異常箇所推定手段21cは、共通な親と、当該親に接続する全ての子とが、新たなツリー構造を構成するものと見立てる。すなわち、当該共通な親以下の接続構造部分を、階層的接続構造全体から抽出して、新たな階層的接続構造とみなす。そして、その新たな階層的接続構造に対して、改めて上述した手順による第一異常判定処理を行うようにする(S204)。
以上のような一連の手順による異常判定処理を行うことで、異常箇所推定手段21cは、各種機能部品11a〜13aからの異常信号の出力があると、その出力回数、すなわち異常発生の検出回数に頼ることなく、階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定するのである。
異常箇所推定手段21cが異常発生の要因となる箇所を推定すると、その後、CPU21では、情報出力手段21dがその推定結果に関する情報を出力する。これにより、デジタル複写機1a,1bの利用者や保守員等は、その出力結果を参照して把握した上で、異常状態を解消するための対処を行えることになる。
なお、本実施形態では、本発明の好適な実施具体例について説明したが、本発明はその内容に限定されるものではない。
例えば、本実施形態で例に挙げた階層的接続構造は一具体例に過ぎず、階層数等の接続構造がこれに限定されないことは勿論である。
また、本実施形態では、画像形成装置としてデジタル複写機1a,1bを例に挙げて説明したが、プリンタ装置等の他の画像形成装置についても本発明を適用することが考えられる。
つまり、本発明は、本実施形態で説明した内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更してもよい。
デジタル複写機の概略構成の一例を示す模式図である。 デジタル複写機の概略構成の他の例を示す模式図である。 デジタル複写機の機能構成の一例を示すブロック図である。 異常判定処理の手順の一具体例を示す流れ図である。
符号の説明
1a,1b…デジタル複写機、11a〜11e…モータ(機能部品)、12a,12b…センサ(機能部品)、13a…電動ファン(機能部品)、20…電子基板、21…CPU(中央処理部)、21a…動作制御手段、21b…構造認識手段、21c…異常箇所推定手段、21d…情報出力手段、22a〜22e…コネクタ(中継部品)、23a〜23e…IC(中継部品)、24…CPLD(中継部品)

Claims (5)

  1. 階層的接続構造の末端に位置する複数の機能部品と、
    前記階層的接続構造の中間に位置する中継部品と、
    前記階層的接続構造の中枢に位置し、前記中継部品を介して、または当該中継部品を介さずに、前記複数の機能部品と接続する中央処理部とを備え、
    前記中央処理部は、
    前記複数の機能部品の動作制御を行うとともに、異常発生に応じて前記機能部品が出力する異常信号を受け付ける動作制御手段と、
    前記階層的接続構造に関する情報を保持し、または当該情報を取得して、当該階層的接続構造を認識する構造認識手段と、
    前記異常信号を受け付けると、前記複数の機能部品のそれぞれにおける前記異常信号の出力有無と、前記階層的接続構造についての認識結果とを基に、前記階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定する異常箇所推定手段
    としての機能を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記異常箇所推定手段での推定結果に関する情報を出力する情報出力手段
    を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 階層的接続構造の末端に位置する複数の機能部品に対して、当該階層的接続構造の中間に位置する中継部品を介して、または当該中継部品を介さずに接続することで、当該階層的接続構造の中枢に位置する中央処理部を備え、
    前記中央処理部は、
    前記複数の機能部品の動作制御を行うとともに、異常発生に応じて前記機能部品が出力する異常信号を受け付ける動作制御手段と、
    前記階層的接続構造に関する情報を保持し、または当該情報を取得して、当該階層的接続構造を認識する構造認識手段と、
    前記異常信号を受け付けると、前記複数の機能部品のそれぞれにおける前記異常信号の出力有無と、前記階層的接続構造についての認識結果とを基に、前記階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定する異常箇所推定手段
    としての機能を有することを特徴とする制御装置。
  4. 階層的接続構造の末端に位置する複数の機能部品に対して、当該階層的接続構造の中間に位置する中継部品を介して、または当該中継部品を介さずに接続することで、当該階層的接続構造の中枢に位置する中央処理部を、
    前記複数の機能部品の動作制御を行うとともに、異常発生に応じて前記機能部品が出力する異常信号を受け付ける動作制御手段と、
    前記階層的接続構造に関する情報を保持し、または当該情報を取得して、当該階層的接続構造を認識する構造認識手段と、
    前記異常信号を受け付けると、前記複数の機能部品のそれぞれにおける前記異常信号の出力有無と、前記階層的接続構造についての認識結果とを基に、前記階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定する異常箇所推定手段
    として機能させることを特徴とする異常推定プログラム。
  5. 階層的接続構造の末端に位置する複数の機能部品に対して、当該階層的接続構造の中間に位置する中継部品を介して、または当該中継部品を介さずに接続することで、当該階層的接続構造の中枢に位置する中央処理部を備えた制御装置において、
    異常発生に応じて前記機能部品が出力する異常信号を前記中央処理部で受け付けるステップと、
    前記中央処理部が前記階層的接続構造に関する情報を保持し、または当該情報を取得して、当該階層的接続構造を認識するステップと、
    前記異常信号を受け付けると、前記複数の機能部品のそれぞれにおける前記異常信号の出力有無と、前記階層的接続構造についての認識結果とを基に、前記階層的接続構造における異常発生の要因となる箇所を推定するステップと
    を含むことを特徴とする異常推定方法。
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