JP5652077B2 - 画像形成装置及び部品接続位置識別方法 - Google Patents

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Description

この発明は着脱可能な部品を使用するデジタル複合機(MFP)、ファクシミリ(FAX)装置、プリンタ、複写機等の画像形成装置、及び画像形成装置においてこのような部品が正しい位置に接続されているか否かを識別する部品接続位置識別方法に関する。
従来から、プリンタや複合機などの画像形成装置において、YMCK(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)のトナーを用いてカラー画像を形成することが広く行われている。このトナーは、交換時の利便性などの観点から現像装置や感光体などをプロセスカートリッジとして一体化して、広く供給されている。
また、画像形成装置は、カラー画像の形成に際し、K・Y・M・Cの4色のトナー像を順次中間転写ベルト等で重ね合わせるが、この際の色ずれ精度及び濃度などのプロセスコントロールは、プロセスカートリッジを本体に装着した際の配列が一定であることを前提として行っている。
しかし、プロセスカートリッジは、画像形成装置本体から着脱可能な構成となっているため、本体の装着部分(以下、「ステーション」という)に装着する際、誤って別の色のステーションに装着したり、同色のプロセスカートリッジを誤って複数本装着するなどの誤装着がされることも多い。
そこで、誤装着を防止するための技術として、ステーションの構造を色毎に異なる形状として、色の異なるプロセスカートリッジの誤装着を防止するものが既に知られている。
例えば、プロセスカートリッジ表面に各種突起や凹陥部のような物理的なハードキーを設け、異なる形状のハードキーを持つプロセスカートリッジは機械的にステーションに装着できないようにして、各ステーションに、対応する色のプロセスカートリッジのみが装着できるようにする方法などである。
特許文献1には、ハードキーを設けた識別情報タグをカートリッジに装着して、画像形成装置への装着可否を機械的に識別することが開示されている。
しかし、プロセスカートリッジの物理的構造を色毎に変えた場合、色毎に異なる部品を製造する必要があり、製造ラインや金型も色毎に設ける必要があり製造コストが高くなるという問題がある。
この点、特許文献1に記載の技術によれば、カートリッジに別部品としてハードキーを設けた識別情報タグを取り付けるため、カートリッジ側の形状や構造を統一でき、製造コストを削減することができる。しかしながら、本体側とは機械的に装着可否を判断する点に変わりはなく、かつ別部品も製造しなければならないから依然としてコスト削減の余地は残している。
一方、プロセスカートリッジには、トナー残量、シリアルナンバ、製造メーカーなどの情報を記憶保持し本体側の制御ICと通信可能な不揮発性メモリ(以下、「IDチップ」という)を備えたものがある。しかし、この本体側との通信に同期式シリアル通信規格であるIC(Inter-Integrated Circuit)を用いた場合、規格の制約上、同期をとるためのクロック線とデータ転送するためのデータ線に、複数のプロセスカートリッジのIDチップを並列に接続することになる。このため、上記の機械的な識別ではなく、IDチップとの通信により、間違ったステーションへのプロセスカートリッジの装着を排除しようとしても、本体の制御IC側からみると、各色のプロセスカートリッジ(のIDチップ)がどのステーションに装着されているかを識別することができないという問題もあった。
この発明は、このような問題を解決し、制御部が各接続部に接続された部品と通信するための信号線に、複数の部品が並列に接続される場合であっても、上記制御部が、複数の接続部にそれぞれ正しい部品が接続されているか否かを検出できる構成を、安価に実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の画像形成装置は、制御部と、その制御部からの信号を供給可能な複数の信号線と、その複数の信号線とそれぞれ接続される複数の接続端子を持ちそれぞれ異なる種類の部品と対応している複数の接続部とを備えた画像形成装置であって、上記複数の接続端子は上記部品が備える複数の部品端子とそれぞれ接続するためのものであり、その各種類の部品はそれぞれ、複数の回路端子を備えその回路端子の全てが対応する上記信号線に接続されると上記制御部と通信可能となるような集積回路を備えるものであり、上記各接続端子とその各接続端子に接続される信号線との相対的位置の対応関係が上記複数の接続部ごとにそれぞれ異なり、上記各部品端子と上記各回路端子との間の配線は、上記部品がその部品の種類と対応する上記接続部に接続された場合のみ、上記部品端子及び上記接続端子を介して上記集積回路が備える上記複数の回路端子の全てが対応する信号線と接続される状態になるように上記部品の種類ごとに引き回しが異なるようにしたものである。
このような画像形成装置において、上記複数の信号線がグランド線を含み、上記集積回路が備える複数の回路端子がグランド端子を含み、上記部品を上記複数の接続部のうち何れの接続部と接続しても、上記集積回路が備える複数の回路端子のうちグランド端子と上記グランド線とが接続される状態になるようにするとよい。
また、上記画像形成装置において、上記各部品における集積回路に、上記複数の回路端子に加え、上記複数の部品端子の各々と接続された複数の配置確認用端子と、上記複数の配置確認用端子に上記部品端子を介してそれぞれ配置確認用の信号が入力され、その入力された信号が、予め設定されている信号と一致しない場合に、上記複数の配置確認用端子の少なくとも1つから、上記部品の配置位置が正しくない旨を示すエラー信号を出力する出力手段とを設け、上記制御部に、上記複数の接続部にそれぞれ接続された部品の集積回路と通信を開始する前に、上記複数の信号線に対して上記配置確認用の信号を供給し、その後、上記エラー信号の有無を検出する手段を設けるとよい。
また、上記画像形成装置において、上記制御部が、所定のイベントを検出した場合に、上記複数の信号線に対して上記配置確認用の信号を供給し、その後、上記エラー信号があることを検出した場合に、少なくとも1つの上記接続部に、不適切な部品が接続されていると判断するようにするとよい。
また、上記画像形成装置において、上記制御部が、当その画像形成装置の主電源オン、カバー閉及び省エネルギモードからの復帰のうち何れか1つのイベントを検出すると、上記複数の信号線に対して上記配置確認用の信号を供給するようにするとよい。
また、上記画像形成装置において、上記制御部は、上記複数の信号線に対して上記配置確認用の信号を供給した後、上記エラー信号がないことを検出した場合に、上記複数の接続部にそれぞれ接続された部品の集積回路と通信を開始し、その通信の際に通信エラーが発生した集積回路については、少なくとも電源が供給されていないと判断するようにするとよい。
また、上記画像形成装置において、上記複数の部品は、それぞれブラック、マゼンタ、シアン、イエローのプロセスカートリッジであり、上記制御部が、上記ブラックのプロセスカートリッジの集積回路と通信可能であれば、他のプロセスカートリッジの集積回路に電源が供給されていないと判断した場合でも、モノクロ画像形成の実行を許可するようにするとよい。
この発明による部品接続位置識別方法は、制御部と、その制御部からの信号を供給可能な複数の信号線と、その複数の信号線とそれぞれ接続される複数の接続端子を持ちそれぞれ異なる種類の部品と対応している複数の接続部とを備えた画像形成装置における部品接続位置識別方法であって、上記各接続端子とその各接続端子に接続される信号線との相対的位置の対応関係が上記複数の接続部ごとにそれぞれ異なるように上記各接続端子と上記各信号線とを接続する第1の工程と、上記接続部に接続する複数種類の部品に搭載する集積回路として、複数の回路端子を備え、その各回路端子が全て対応する上記信号線に接続されると上記制御部と通信可能となるような集積回路を用意する第2の工程と、上記各部品の種類に応じて、その部品が備える複数の部品端子と上記各回路端子とを、その部品がその部品の種類と対応する上記接続部に接続された場合のみ、上記部品端子及び上記接続端子を介して上記複数の回路端子の全てが対応する信号線と接続される状態になるように上記部品の種類ごとに接続する第3の工程と、上記制御部に、いずれかの種類の上記部品が上記接続部いずれかに接続された場合に、その接続された部品の集積回路と通信できるか否かによって、その部品が適切な接続部に接続されているか否か判断させる第4の工程とを備えたものである。
以上のようなこの発明の画像形成装置及び部品接続位置識別方法によれば、制御部が各接続部に接続された部品と通信するための信号線に、複数の部品が並列に接続される場合であっても、上記制御部が、複数の接続部にそれぞれ正しい部品が接続されているか否かを検出できる構成を、安価に実現することができる。
この発明の第1の実施形態の画像形成装置及び、その画像形成装置が使用する部品の実施形態である着脱可能なプロセスカートリッジの概略構成を示した図である。 第1の実施形態のプロセスカートリッジにおけるIDチップの搭載状態を示す図である。 第2の実施形態のプロセスカートリッジにおけるIDチップの搭載状態を示す図である。 第2の実施形態において、CPU及び各プロセスカートリッジのIDチップが実行する動作の手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態のプロセスカートリッジにおけるIDチップの搭載状態を示す図である。 第3の実施形態において、CPU及び各プロセスカートリッジのIDチップが実行する動作の手順を示すフローチャートである。 図6の変形例を示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔第1の実施形態:図1,図2〕
まず、この発明の画像形成装置の第1の実施形態について説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態の画像形成装置及び、その画像形成装置が使用する部品の実施形態である着脱可能なプロセスカートリッジの概略構成を示した図である。
図1に示すように、この発明の画像形成装置10は、CPU11,ROM12,4つのコネクタ13K〜13C,4つのステーション14K〜14C,プルアップ抵抗21,22を備え、これらが各種信号線23〜26及びシステムバス27により接続されている。また、ステーション14K〜14Cに装着する着脱可能な部品として、それぞれIDチップ32を備えた4つのプロセスカートリッジ31K〜31Cを備えている。
なお、コネクタ、ステーション、プロセスカートリッジ、IDチップについては、K(ブラック),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の色毎に設け、図ではKYMCのアルファベットを名称の先頭及び/又は符号の末尾に設けてこれを識別しているが、以下説明の便宜のため、特段個体を識別する必要がない場合は、アルファベットを付さない名称及び符号を用いて説明する。
上記構成のうちCPU11は、所定のプログラムを実行することによりこの画像形成装置10の全体を制御する中央処理装置であり、Vcc,CLK,DATA,GND(グランド)の各信号線23〜26に接続している。そして、各コネクタ13を介してこれらの信号線23〜26と接続される、プロセスカートリッジ31のIDチップ32との間で、これらの信号線23〜26を介して信号を送受信することにより、IC規格に従った通信を行うことができ、この通信の際にはマスタとして機能する。
なお、信号線23〜26のうちCLK信号線24およびDATA信号線25は、それぞれプルアップ抵抗21,22によりプルアップされ、どこからも信号入力がない場合には信号値はハイレベルの「1」に保持される。
次に、ROM12は、CPU11が実行するプログラムを格納している読み出し専用の記憶手段である。
コネクタ13は、プロセスカートリッジ31を信号線23〜26に接続するための接続部である。ステーション14は、プロセスカートリッジ31を装着するための装着部である。
そして、コネクタ13には、プロセスカートリッジ31がステーション14に装着された場合にプロセスカートリッジ31が備える4つの部品端子33が位置する箇所に、その部品端子33の各々が接続する4つの接続端子15を設けている。
この接続端子15の物理的な形状や配置位置は、全てのコネクタ13において共通である。ステーション14の形状についても、全ての色について共通である。また、プロセスカートリッジ31そのもの及び部品端子33の形状や配置位置も、各色のプロセスカートリッジ31において共通である。従って、プロセスカートリッジ31を、対応する色のステーション14に装着した場合も、異なる色のステーション14に装着した場合も、同じように装着可能であるし、同じように部品端子33を接続端子15と接続可能である。
しかし、各位置の接続端子15と信号線23〜26との接続関係は、ステーション毎に異なる。また、これと対応して、プロセスカートリッジ31における各位置の部品端子33とIDチップ32が備える端子との接続関係も、プロセスカートリッジ31の色毎に異なる。この点については後述する。
なお、プロセスカートリッジ31は、像担持体、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段、除電手段などを備え、KYMCのいずれかの色のトナーを用いて、用紙や中間転写ベルト等に該トナーの色の画像を形成する画像形成手段である。
そして、IDチップ32及び上述の部品端子33を備える。このうちIDチップ32は、CPU11がプロセスカートリッジ31あるいは画像形成装置10の制御に使用する情報を記憶保持する不揮発性メモリである。IDチップ32が記憶する情報としては、例えば帯電量、現像バイアスなどの作像条件、製造年月日、識別番号、トナー充填量、メーカー名等が考えられる。このようなIDチップ32は例えばEEPROMやフラッシュメモリなどの読書き可能な不揮発性メモリにより構成することができる。
ここで、図2に、プロセスカートリッジ31におけるIDチップ32の配線状態を示す。
図2に示すように、IDチップ32は、信号線23〜26とそれぞれ対応する4つの回路端子34(Vcc,CLK,DATA,GND)を備える。そして、これら4つの回路端子34が全て対応する信号線23〜26と接続された場合に、CPU11がIDチップ32と通信可能な状態となる。
なお、マスタとなるCPU11は、IDチップ32と通信を行う場合、CLK信号線24及びDATA信号線25を用いて各コネクタ13に接続されるIDチップ32とデータの送受信を行う。そして通信を開始する前にCPU11はまず、通信対象となるIDチップ32の識別番号(アドレス)を特定して接続されたIDチップ32全てに送信した後、応答のあったIDチップ32とのみ通信を続行する。その後、クロック信号で同期をとりながらDATA信号線25を介して通信対象となるIDチップ32にビットデータを送信(書込)又はIDチップ32からビットデータを受信(読込)することで、プロセスカートリッジ31の情報を更新、把握してユーザに交換時期などを知らせることができる。
また、図1には、この実施形態の特徴に関連する構成を中心に示したが、画像形成装置10は、これら以外にも、給紙手段や定着手段、操作部、通信手段等を設け、ユーザの操作あるいは外部装置からの要求に従って用紙に画像を形成するデジタル複合機(MFP)、ファクシミリ(FAX)装置、プリンタ、複写機等として構成することができる。
このような画像形成装置10の一つの特徴は、各コネクタ13における接続端子15と信号線23〜26との接続関係が、ステーション14毎に異なる点、及び、プロセスカートリッジ31における部品端子33とIDチップ32の回路端子34との接続関係も、これと対応してプロセスカートリッジ31の色(種類)毎に異なる点である。
そこで、以下この点について説明する。
まず、接続端子15は、図1に示すように、例えばKステーション14Kのコネクタ13Kにおいては、図で左側の端子から順に、Vcc,CLK,DATA,GNDの信号線にそれぞれ接続されている。従って、4つの接続端子は、左側から順に、Vcc端子,CLK端子,DATA端子,GND端子として機能することになる。
また、Yステーション14Yのコネクタ13Yにおいては、左側の端子から順に、Vcc,DATA,CLK,GNDの信号線にそれぞれ接続されている。従って、4つの接続端子は、左側から順に、Vcc端子,DATA端子,CLK端子,GND端子として機能することになる。
同様に、Mステーション14Mのコネクタ13Mの接続端子は、左側から順に、DATA端子,CLK端子,Vcc端子,GND端子として、Cステーション14Cのコネクタ13Cの接続端子は、左側から順に、CLK端子,Vcc端子,DATA端子,GND端子として機能する。
ただし、各接続端子15の物理的な形状は、機能によらず共通である。
そして、各色のプロセスカートリッジ31に設ける部品端子33の機能は、対応する色のステーション14におけるコネクタの接続端子15と同じ順番で並ぶことになる。
すなわち、Kプロセスカートリッジ31Kの部品端子33は、左側から順に、Vcc端子,CLK端子,DATA端子,GND端子として機能し、Yプロセスカートリッジ31Yの部品端子33は、左側から順に、Vcc端子,DATA端子,CLK端子,GND端子として機能する等である。各部品端子33の物理的な形状も、機能によらず共通である。
図2では、各プロセスカートリッジ31における部品端子33の配列を、図2の上側を図1の左側と対応させて示している。
一方、図2に示したように、各色のプロセスカートリッジ31において、IDチップ32における回路端子34の配列は、色によらず共通である。従って、IDチップ32のハードウェアも各色で共通化することができる。
そしてこのため、IDチップ32における回路端子34と、プロセスカートリッジ31における部品端子33との対応関係は、プロセスカートリッジ31の色に応じて異なることになる。
従って、IDチップ32を搭載するプロセスカートリッジ31上の回路基板においては、図2(A)〜(D)に示すように、プロセスカートリッジの色に応じて異なる配線パターンを設け、IDチップ32における各回路端子34を、対応する部品端子33と接続するようにしている。Vccの回路端子をVccの部品端子に、CLKの回路端子をCLKの部品端子に、という具合である。
各端子の間に以上のような配線を行うことにより、各色のプロセスカートリッジ31を、その色のステーション14に装着した場合には、IDチップ32の各回路端子34の全てが、部品端子33及び接続端子15を介して、それぞれ対応する信号線23〜26に接続される。Vccの回路端子がVcc信号線23と接続され、CLKの回路端子がCLK信号線24と接続されるという具合である。そしてこのことにより、CPU11とIDチップ32とが通信可能な状態となる。
一方、各色のプロセスカートリッジ31を、間違った(異なる色の)ステーション14に装着した場合には、IDチップ32の各回路端子34の少なくとも1つが、部品端子33及び接続端子15を介して、対応しない信号線23〜26に接続されることになる。例えば、Kプロセスカートリッジ31KをYステーション14Yに接続した場合、Vccの回路端子はVcc信号線23と接続されるが、CLKの回路端子がDATA信号線25と接続され、DATAの回路端子がCLK信号線24と接続されるという具合である。そして、この状態では、CPU11がIDチップ32と通信しようとした場合には、各回路端子34に適切な信号が入力されないため、通信エラーとなり、通信ができない。
従って、CPU11は、プロセスカートリッジ31が正しいステーション14に装着された場合のみ、正常に通信ができることを通じて自動的にそのことを認識することができ、各色のプロセスカートリッジ31の形状が全く同じものであっても、間違ったステーション14に装着されたプロセスカートリッジ31を正しい位置に装着されたものであると誤認しないようにすることができる。
従って、全てのプロセスカートリッジ及びステーションの形状や構造を統一することができる。このため、製造ラインや金型も色毎に設ける必要がなくなり、画像形成装置10及びプロセスカートリッジ31の製造コストを安価なものにすることができる。
なお、グランド線やグランド端子については、対応しない信号線や端子(例えばVcc)と接続されてしまうとショートが発生する等して装置の動作に大きな不具合を与える可能性があるため、各色で配置を共通にし、プロセスカートリッジ31が間違ったステーション14に装着された場合でも、グランド線とグランド端子との間は正しく接続がなされるようにしている。
従って、図1に示した画像形成装置10では、プロセスカートリッジの識別は、実質的に3つの端子の配列で行うことになり、3の階乗=6種類の識別が可能である。
また、CPU11がセンサ等の何らかの手段で各ステーション14にプロセスカートリッジが装着されているか否かを検出できるのであれば、その情報と、正しいステーション14に装着されているプロセスカートリッジ31の情報とを比較することにより、どのステーション14に間違ったプロセスカートリッジ31が装着されているかを特定して、ユーザに通知する等の対応も可能である。
また、各コネクタ13の接続端子15と各信号線23〜26との対応関係については、図示の対応関係に限られるものではない。部品端子33から回路端子34までの配線により、プロセスカートリッジ31が正しいステーション14に装着された状態で、各回路端子34の全てが対応する信号線23〜26に接続されるようにできれば、途中の配線に特に制約はない。
さらに、ステーション14の色の順序(K,Y,M,C)も、図示のものに限られないのはもちろんである。
〔第2の実施形態:図3,図4〕
次に、この発明の画像形成装置の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、Kプロセスカートリッジのみは形状の違いにより他の色のプロセスカートリッジと区別できるようにした点と、通信エラーを起こさなくても、CPU11が各ステーション14に正しいプロセスカートリッジ31が装着されていることを確認できるようにした点が、第1の実施形態と異なるのみである。
そこで、これらの点に関連する構成及び動作についてのみ説明し、その他の点の説明は省略する。また、第1の実施形態で説明した構成と対応するものには、第1の実施形態の場合と同じ符号を用いる。
図3に、第2の実施形態のプロセスカートリッジ31におけるIDチップ42の搭載状態を、図2と同様に示す。
図3からわかるように、この実施形態においては、プロセスカートリッジ31のIDチップ42に、図2に示したIDチップ32にも備えていた回路端子34に加え、D0〜D2の配置確認用端子45と、A0〜A2の基準信号端子46とを備えている。しかし、IDチップ42の端子構成は各色で共通であり、そのハードウェアも、各色で共通化することができる。
そして、プロセスカートリッジ31においては、部品端子33と回路端子34とを第1の実施形態の場合と同様に接続することに加え、各配置確認用端子45も、部品端子33のうちGND端子以外の3つの端子と接続している。
ただし、配置確認用端子45と部品端子33との間の配線順は、プロセスカートリッジ31の色によらず共通であり、図で上側の部品端子33から順に、D0,D1,D2の配置確認用端子45に接続している。従って、図1と対比するとわかるように、各プロセスカートリッジ31が対応する色のステーション14に装着された場合、各配置確認用端子45は、プロセスカートリッジ31の色によって異なる信号線と接続されることになる。
また、A0〜A2の各基準信号端子46には、配置確認用端子45に入力する信号と比較するための基準信号として、色毎に異なる信号を入力する配線が接続している。
例えば、図3(A)に示すKプロセスカートリッジ31Kにおいては、A0〜A2の全てにハイレベルの「1」の信号が入力される。(B)に示すYプロセスカートリッジ31Yにおいては、A0とA2に「1」の信号が、A1にローレベルの「0」の信号が入力される。(C)に示すMプロセスカートリッジ31Mにおいては、A1とA2に「1」の信号が、A0に「0」の信号が入力される。(D)に示すCプロセスカートリッジ31Cにおいては、A0とA1に「1」の信号が、A2に「0」の信号が入力される。
次に、図4のフローチャートを参照しながら、この実施形態の画像形成装置10において、プロセスカートリッジの誤装着を検出するためにCPU11及び各プロセスカートリッジ31のIDチップ42が実行する動作について説明する。これらの動作は、CPU11及びIDチップ42がそれぞれ、予め所定のメモリに記憶しているか、必要に応じてメモリから読み出したプログラムを実行することにより行うものである。
なお、図4に示す動作で検出するのは、カラーのY,M,Cのステーション及びプロセスカートリッジの装着状態であり、Kのステーション及びプロセスカートリッジについては、形状の違いにより、他の3つと区別できるようにしている。すなわち、機械的構成により誤装着が起こらないようにしている。
画像形成装置10は、主電源オン、カバー閉及び省エネルギモードからの復帰など、プロセスカートリッジ31がCPU11による監視から離れて取り外しが可能であった状態からCPU11による監視下に復帰するようなイベントを検出した場合、プロセスカートリッジ31との通信を開始する前に、図4のフローチャートに示す動作を行う。
この動作は、まずCPU11がステップS11でVcc,CLK,DATAの各信号線の信号をそれぞれ1,1,0に設定することにより開始される。なお、図1と図3を対比するとわかるように、Y,M,Cのプロセスカートリッジ31が正しいステーション14に装着された状態でCPU11がこの配置確認用の信号を設定すると、各プロセスカートリッジ31においてIDチップ42の各配置確認用端子45に入力する信号は、対応する各基準信号端子46に供給される信号と一致する。
すなわち、例えばYプロセスカートリッジ31Yにおいては、D0〜D2の各配置確認用端子に印加される信号は、(D0,D1,D2)=(Vcc,DATA,CLK)=(1,0,1)であり、D0とA0,D1とA1,D2とA2の信号がそれぞれ一致する。M及びCのプロセスカートリッジ31においても同様である。
しかし、プロセスカートリッジ31が間違ったステーション14に装着されている場合には、少なくとも1組の電極において、配置確認用端子45に入力する信号は、対応する基準信号端子46に供給される信号と一致しない。
例えば、Yプロセスカートリッジ31YをMステーション14Mに装着した場合、D0〜D2の各配置確認用端子に入力する信号は、(D0,D1,D2)=(DATA,CLK,Vcc)=(0,1,1)となり、(A0,A1,A2)=(1,0,1)であるから、D2とA2の信号は一致するものの、D0とA0,D1とA1の信号は一致しない。
図4のステップS12乃至S14の動作は、CPU11が設定した配置確認用の信号を検出したIDチップ42の動作であり、各プロセスカートリッジ31のIDチップ42がそれぞれ独立に行う動作である。そしてこの動作において、IDチップ42は、上記の各基準信号端子46に供給される信号(A0,A1,A2)と、CPU11により対応する各配置確認用端子45に入力された信号(D0,D1,D2)とを比較する(S12,S13)。
そして、これらが全て一致した場合には、プロセスカートリッジ31は正しいステーション14に装着されていると判断し、このことを示すため、全ての配置確認用端子45をハイインピーダンスにする(S14)。
一方、ステップS12で一組でも信号が相違した場合は、プロセスカートリッジ31は間違ったステーション14に装着されていると判断し、このことを示すため、配置確認用端子45のうち0の信号が印加されている端子の出力信号を0に固定し、それ以外の配置確認用端子をハイインピーダンスにする(S15)。なお、D0〜D2のいずれの端子に0の信号が印加されているかはプロセスカートリッジ31がどのステーション14に装着されているかにより異なる。しかし、どのステーション14に装着されている場合でも、0の信号が印加されている配置確認用端子45は、部品端子33と接続端子15を介してDATA信号線25に接続されている。なぜなら、CPU11がステップS11の組み合わせで信号を設定した場合、0の信号はDATA信号線25を通してのみ入力されるものだからである。
次のステップS16では、IDチップ42がステップS14又はS15の処理を完了したと考えられるタイミングで、CPU11がDATA信号線25の信号値を読み取る。少なくとも1つのIDチップ42がステップS15で配置確認用端子の出力を0に固定していた場合、DATA信号線25の信号値は0になる。
従って、CPU11がステップS16で読み取った信号値が0の場合、誤装着されたプロセスカートリッジ31が少なくとも1つあることがわかる(S17)。そこで、CPU11はプロセスカートリッジ31のIDチップ42との通信は行わず、誤装着がある旨をユーザに通知する等のエラー処理を行う。
一方、全てのIDチップ42がステップS14で配置確認用端子の出力をハイインピーダンスにしている場合、DATA信号線25の信号値は、プルアップ抵抗22のため1(ハイレベル)になる。
従って、CPU11がステップS16で読み取った信号値が1の場合、誤装着されたプロセスカートリッジ31がないことがわかる。そこで、CPU11はプロセスカートリッジ31のIDチップ42との通信を開始し、通常の制御処理に移行する(S18)。
以上の手順によれば、CPU11は、通信エラーを起こすことなくプロセスカートリッジ31の誤装着を検出することができる。従って、不測の信号をIDチップ42に供給して、IDチップ42が記憶しているデータを誤って書き換えてしまうような事態を防止できる。
特に、CPU11がステップS11で設定する信号の印加時間を、IDチップ42へのデータの書き込みに必要なデータ幅より短い時間とすれば、一層効果的に誤書き込みを防止することができる。
なお、図4に示した手順では、プロセスカートリッジ31の識別は、実質的に、0の信号がどの配置確認用端子に届くか、により行うことになる。従って、グランド以外の(色によって端子との間の配線が異なる)信号線が3本の場合、3つのプロセスカートリッジしか識別できないので、ブラックについては別に識別手段を設けたものである。
しかし、グランド以外の信号線が4本以上ある場合には、4つのプロセスカートリッジ全てについて、図4に示した手順で誤装着の検出が可能である。
〔第3の実施形態:図5,図6〕
次に、この発明の画像形成装置の第3の実施形態について説明する。
この第3の実施形態は、第2の実施形態と同様、通信エラーを起こさなくても、CPU11が各ステーション14に正しいプロセスカートリッジ31が装着されていることを確認できるようにしたものである。しかし、Kプロセスカートリッジも含めて4種全てについて、同じ手法で誤装着の検出ができるようにした点が、第2の実施形態と異なる。
そこで、これらの点に関連する構成及び動作についてのみ説明し、その他の点の説明は省略する。また、第1及び第2の実施形態で説明した構成と対応するものには、第1及び第2の実施形態の場合と同じ符号を用いる。
図5に、第3の実施形態のプロセスカートリッジ31におけるIDチップ52の搭載状態を、図2及び図3と同様に示す。
図5からわかるように、この実施形態においては、プロセスカートリッジ31のIDチップ52には、図3に示したIDチップ42に備えていた回路端子34及び配置確認用端子45は設けているが、基準信号端子46は設けていない。
これに代えて、図示は省略しているが、内部回路において、D0〜D2の配置確認用端子45に印加される信号と比較するため、A0〜A2の基準信号端子46に当たるデータを記憶している。その内容は以下の表1に示すように、プロセスカートリッジ31の色に応じて異なるものであるが、詳細については後述する。
Figure 0005652077
なお、回路端子34及び配置確認用端子45と部品端子33との接続関係は、第2の実施形態の場合と同様である。また、IDチップ52の端子構成は各色で共通であり、そのハードウェアも、各色で共通化することができる。
次に、図6のフローチャートを参照しながら、この実施形態の画像形成装置10において、プロセスカートリッジの誤装着を検出するためにCPU11及び各プロセスカートリッジ31のIDチップ52が実行する動作について説明する。
画像形成装置10は、主電源オン、カバー閉及び省エネルギモードからの復帰など、プロセスカートリッジ31がCPU11による監視から離れて取り外しが可能であった状態からCPU11による監視下に復帰するようなイベントを検出した場合、プロセスカートリッジ31との通信を開始する前に、図6のフローチャートに示す動作を行う。
この動作は、まずCPU11がステップS21でVcc,CLK,DATAの各信号線の信号をそれぞれ1,1,0に設定することにより開始される。この処理は、図4のステップS11と同様なものである。ただし、図6の処理においては、CPU11は次に別の信号を設定するため、ステップS11で設定する信号の値を「一次の値」と呼ぶことにする。
そして、ステップS22では、各プロセスカートリッジ31のIDチップ52がそれぞれ、CPU11により各配置確認用端子45に入力された信号の一次の値を、自身が予め比較対象として記憶している表1に示した一次の値と比較し、その比較結果を記憶する。表1に記載したカッコ内の3つの値を、左から順にD0,D1,D2の配置確認用端子45に入力した信号の値と比較すればよい。なお、一次の3つの値は、第2の実施形態において基準信号端子46に供給されていた信号と対応するものである。
次のステップS23では、IDチップ52がステップS22の処理を完了したと考えられるタイミングで、CPU11がVcc,CLK,DATAの各信号線の信号をそれぞれ1,0,0に設定する。このステップS23で設定する信号の値を「二次の値」と呼ぶことにする。
そして、ステップS24では、各プロセスカートリッジ31のIDチップ42がそれぞれ、CPU11により各配置確認用端子45に入力された信号の二次の値を、ステップS22の場合と同様、自身が予め比較対象として記憶している表1に示した二次の値と比較する。なお、二次の3つの値は、各色のプロセスカートリッジ31が正しいステーション14に装着された状態でCPU11が各信号線23〜25に二次の値を設定した場合にD0,D1,D2の配置確認用端子45に入力する信号の値と対応するものである。
従って、プロセスカートリッジ31が正しいステーション14に装着されている場合、ステップS22及びS24での比較において、全ての配置確認用端子45について、値が表1に示した値と一致するはずである。ゆえに、これらが全て一致した場合には、IDチップ52は、プロセスカートリッジ31が正しいステーション14に装着されていると判断し(S25)、このことを示すため、全ての配置確認用端子45をハイインピーダンスにする(S26)。
一方、ステップS22及びS24の少なくとも一方で一組でも信号が相違した場合は、IDチップ52は、プロセスカートリッジ31が間違ったステーション14に装着されていると判断し、このことを示すため、配置確認用端子45のうち一次と二次の双方で0の信号が印加されている端子の出力信号を0に固定し、それ以外の配置確認用端子をハイインピーダンスにする(S27)。
なお、D0〜D2のいずれの端子に0の信号が印加されるかはプロセスカートリッジ31がどのステーション14に装着されているかにより異なる。しかし、どのステーション14に装着されている場合でも、一次と二次の双方で0の信号が印加された配置確認用端子45は、部品端子33と接続端子15を介してDATA信号線25に接続されている。なぜなら、CPU11がステップS21及びS23の組み合わせで信号を設定した場合、一次と二次の双方で0の信号が印加されるのはDATA信号線25を通してのみだからである。
以下のステップS28乃至S30の処理は、図4のステップS16乃至S18の処理と同様であるので、説明を省略する。
以上の手順によれば、CPU11は、第2の実施形態の場合と同様、通信エラーを起こすことなくプロセスカートリッジ31の誤装着を検出することができる。
なお、図6に示した手順では、CPU11が信号線に一次と二次の値を順次設定するようにしたことにより、一次で0の信号(ここで説明した例ではDATA信号線25の信号)がどの配置確認用端子に届くか、と、二次で1の信号(ここで説明した例ではVcc信号線23の信号)が別のどの配置確認用端子に届くか、の組み合わせで、3×2=6通りの識別が可能である。従って、4つのプロセスカートリッジを問題なく識別することができる。
グランド以外の信号線が4本以上ある場合には、信号線の本数をnとして、一次からn−1次までの信号をそれらの信号線に順次設定することにより、nの階乗通りのプロセスカートリッジを識別可能である。
〔変形例:図7〕
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、各部の具体的な構成や配線、印加する信号及び処理の内容等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、図4及び図6に示した手順では、正常に動作するプロセスカートリッジ31が誤装着されている場合にはこれを検出できるものの、プロセスカートリッジ31がそもそも装着されていなかったり、装着されていてもIDチップ42に電源が供給されておらず全く動作していない場合には、誤装着はないという検出結果になる。
しかし、これらの場合には、ステップS18又はS30でCPU11がIDチップと通信しようとした場合に通信エラーとなるので、それとわかる。このような場合には、通信エラーが起こっても特に問題はない。
そこで、このような事態に適切に対処するため、例えば図6に示した処理を、図7に示すように変形することが考えられる。
すなわちステップS30でCPU11が各ステーション14に装着された(されているはずの)プロセスカートリッジ31のIDチップ52と通信を開始した後、CPU11はステップS31でIDチップ52との通信に通信エラーが発生したか否か判断する。そして、通信エラーが発生した場合には、ステップS32で、通信エラーの発生したIDチップ52には、少なくとも電源が供給されていない(ステーション14へのプロセスカートリッジ31の装着自体されていない可能性もある)と判断し、通信を中止する。
通信エラーが発生していない場合には、特に問題ないのでステップS33でIDチップ52との通信を続行する。
なお、以上の処理を行う場合、少なくともブラックのプロセスカートリッジ31が正しくKステーション14に装着されていれば、他の色のプロセスカートリッジ31について電源が供給されていない(ステップS31でYESの)場合であっても、モノクロ画像形成の実行を許可するようにすることも考えられる。このような場合、プロセスカートリッジ31が動作可能な状態で誤装着されている場合とは異なり、プロセスカートリッジ31が誤装着されていたとしても動作しないため、画像形成装置10の動作に悪影響を与えることはなく、モノクロの画像形成は正常に行うことができると考えられるためである。
以上説明してきた誤装着の検出に関する構成及び処理は、プロセスカートリッジ以外の部品の装着位置を検出する場合に適用することも可能である。また、画像形成装置以外の電子装置において、着脱可能な部品や部材の装着位置を検出場合に適用することも可能である。
また、以上説明してきた各実施形態及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
以上説明してきたように、この発明の画像形成装置及び部品接続位置識別方法によれば、制御部が各接続部に接続された部品と通信するための信号線に、複数の部品が並列に接続される場合であっても、上記制御部が、複数の接続部にそれぞれ正しい部品が接続されているか否かを検出できる構成を、安価に実現することができる。
従って、この発明を適用することにより、部品の形状や向上を統一して製造コストを抑えた画像形成装置を提供することができる。
10:画像形成装置 11:CPU 12:ROM
13K〜13C:コネクタ 14K〜14C:ステーション 15:接続端子
21,22:プルアップ抵抗 23〜26:信号線 27:システムバス
31K〜31C:プロセスカートリッジ 32,42,52:IDチップ
33:部品端子 34:回路端子 45:配置確認用端子
46:基準信号端子
特開2005−250375号公報

Claims (8)

  1. 制御部と、該制御部からの信号を供給可能な複数の信号線と、該複数の信号線とそれぞれ接続される複数の接続端子を持ちそれぞれ異なる種類の部品と対応している複数の接続部とを備えた画像形成装置であって、
    前記複数の接続端子は前記部品が備える複数の部品端子とそれぞれ接続するためのものであり、該各種類の部品はそれぞれ、複数の回路端子を備え該回路端子の全てが対応する前記信号線に接続されると前記制御部と通信可能となるような集積回路を備えるものであり、
    前記各接続端子と該各接続端子に接続される信号線との相対的位置の対応関係が前記複数の接続部ごとにそれぞれ異なり、
    前記各部品端子と前記各回路端子との間の配線は、前記部品が該部品の種類と対応する前記接続部に接続された場合のみ、前記部品端子及び前記接続端子を介して前記集積回路が備える前記複数の回路端子の全てが対応する信号線と接続される状態になるように前記部品の種類ごとに引き回しが異なることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記複数の信号線がグランド線を含み、
    前記集積回路が備える複数の回路端子がグランド端子を含み、
    前記部品を前記複数の接続部のうち何れの接続部と接続しても、前記集積回路が備える複数の回路端子のうちグランド端子と前記グランド線とが接続される状態になることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    前記各部品における集積回路は、
    前記複数の回路端子に加え、前記複数の部品端子の各々と接続された複数の配置確認用端子と、
    前記複数の配置確認用端子に前記部品端子を介してそれぞれ配置確認用の信号が入力され、該入力された信号が、予め設定されている信号と一致しない場合に、前記複数の配置確認用端子の少なくとも1つから、前記部品の配置位置が正しくない旨を示すエラー信号を出力する出力手段とを備え、
    前記制御部が、前記複数の接続部にそれぞれ接続された部品の集積回路と通信を開始する前に、前記複数の信号線に対して前記配置確認用の信号を供給し、その後、前記エラー信号の有無を検出する手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、所定のイベントを検出した場合に、前記複数の信号線に対して前記配置確認用の信号を供給し、その後、前記エラー信号があることを検出した場合に、少なくとも1つの前記接続部に、不適切な部品が接続されていると判断することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は4記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、当該画像形成装置の主電源オン、カバー閉及び省エネルギモードからの復帰のうち何れか1つのイベントを検出すると、前記複数の信号線に対して前記配置確認用の信号を供給することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項3乃至5のいずれか一項記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記複数の信号線に対して前記配置確認用の信号を供給した後、前記エラー信号がないことを検出した場合に、前記複数の接続部にそれぞれ接続された部品の集積回路と通信を開始し、該通信の際に通信エラーが発生した集積回路については、少なくとも電源が供給されていないと判断することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置であって、
    前記複数の部品は、それぞれブラック、マゼンタ、シアン、イエローのプロセスカートリッジであり、
    前記制御部が、前記ブラックのプロセスカートリッジの集積回路と通信可能であれば、他のプロセスカートリッジの集積回路に電源が供給されていないと判断した場合でも、モノクロ画像形成の実行を許可するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 制御部と、該制御部からの信号を供給可能な複数の信号線と、該複数の信号線とそれぞれ接続される複数の接続端子を持ちそれぞれ異なる種類の部品と対応している複数の接続部とを備えた画像形成装置における部品接続位置識別方法であって、
    前記各接続端子と該各接続端子に接続される信号線との相対的位置の対応関係が前記複数の接続部ごとにそれぞれ異なるように前記各接続端子と前記各信号線とを接続する第1の工程と、
    前記接続部に接続する複数種類の部品に搭載する集積回路として、複数の回路端子を備え、その各回路端子が全て対応する前記信号線に接続されると前記制御部と通信可能となるような集積回路を用意する第2の工程と、
    前記各部品の種類に応じて、該部品が備える複数の部品端子と前記各回路端子とを、該部品が該部品の種類と対応する前記接続部に接続された場合のみ、前記部品端子及び前記接続端子を介して前記複数の回路端子の全てが対応する信号線と接続される状態になるように前記部品の種類ごとに接続する第3の工程と、
    前記制御部に、いずれかの種類の前記部品が前記接続部いずれかに接続された場合に、該接続された部品の集積回路と通信できるか否かによって、該部品が適切な接続部に接続されているか否か判断させる第4の工程とを備えることを特徴とする部品接続位置識別方法。
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