JP2010204192A - コネクタ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板スペース上の制約を低減しつつ、電源投入中にコネクタの接続が解除されそうなことを検知し、回路の破損を防止することができるコネクタ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】コネクタは、第1のハウジング部31と、第1のハウジング部31と接続するための第2のハウジング部32と、第1のハウジング部31に配置されるショート端子33と、第1のハウジング部31および第2のハウジング部32に配置され、第1のハウジング部31および第2のハウジング部32が接続された時、互いにまたはショート端子33と接触するロング端子34とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成部と、後処理部と、画像形成部と後処理部との間で信号を伝達するためのコネクタとから構成される画像形成装置に関する。
プリンタや複合機等の画像形成装置は画像形成後の排出紙を後処理部に搬送し、ステイプルなどの後処理を行うことがある。この時、後処理部はメンテナンス性などを考慮し装置の後ろ側にあるケーブルとコネクタで画像形成部と接続されており、サービスマンが装置の後ろ側で作業を行う際は装置の状態がわからず、誤って動作中にも関わらずコネクタを抜いてしまうことがある。このため、活線挿抜時のスパイクノイズにより、コネクタの接続先である回路が破損に至ることがある。この活線挿抜時の破損を防止するための方法として、特許文献1のように電源を供給される側の基板に対して別ルートから電源を供給しておき、活線挿抜時の電圧変化を抑え、スパイクノイズの発生を妨げる技術が記載されている。
特開昭64−2791
特許文献1記載の発明によれば、コネクタで接続される基板それぞれに別の予備コネクタを用意し、それらのコネクタを接続する必要があり基板スペース上の制約が大きい。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、基板スペース上の制約を低減しつつ、電源投入中にコネクタの接続が解除されそうなことを検知し、回路の破損を防止することができるコネクタ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明に係るコネクタは、第1のハウジング部と、前記第1のハウジング部と接続するための第2のハウジング部と、前記第1のハウジング部に配置されるショート端子と、前記第1のハウジング部および前記第2のハウジング部に配置され、前記第1のハウジング部および前記第2のハウジング部が接続された時、互いにまたは前記ショート端子と接触するロング端子とを備える。
上述したように、本発明に係るコネクタは、基板スペース上の制約を低減しつつ、電源投入中にコネクタの接続が解除されそうなことを検知し、回路の破損を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、本発明に係る画像形成装置として、複写機能、印刷機能及びFAX送信/受信機能を併せ持つ複合機を例にとり説明する。
図1は本実施形態に係る複合機を構成する画像形成部Aの機能ブロック図である。画像形成部Aは、CPU(Central Processing Unit)1、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、各種センサ群4、用紙搬送部5、画像読取部6、記憶部7、画像形成部本体8、送受信部9、操作表示部10、後処理I/F部19を備えている。
CPU1は、ROM2に記憶されている制御プログラム、記憶部7に記憶されている画像データ、送受信部9を介して外部機器から入力される各種指示及び操作表示部10から入力される操作指示に基づいて複合機の全体動作を制御する。CPU1の制御処理の詳細については、以下に複合機の動作として説明する。
ROM2は、CPU1で実行される制御プログラム及びその他のデータを記憶する不揮発性メモリである。
RAM3は、CPU1が制御プログラムを実行して各種動作を行う際に、データの一時保存先となるワーキングエリアとして用いられる揮発性メモリである。
各種センサ群4は、例えば用紙切れ検出センサや、用紙詰まり検出センサ、用紙位置検出センサ、温度センサ等の画像形成動作に必要な各種センサであり、それぞれのセンサで検出した各種の情報を検出信号としてCPU1に出力する。
用紙搬送部5は、用紙トレイに収納されている用紙を画像形成部本体8に搬送するための搬送ローラ及び搬送ローラ駆動用のモータや、画像形成処理後の用紙を排紙トレイ(図示略)に搬送するための搬送ローラ及び搬送ローラ駆動用のモータなどから構成されている。
画像読取部6は、ADF(自動原稿送り装置)とCCD(Charge Coupled Device)センサ等を備え、ADFによって順次給紙される原稿の画像をCCDセンサに読み取らせ、原稿画像に基づく画像データを出力する。なお、画像読取部6は、画像データをCPU1に出力し、一方、CPU1は、画像データを記憶部7に記憶させる。
記憶部7は、例えばHDD(Hard Disk Drive)であり、CPU1の要求に応じて画像データを記憶する。
画像形成部本体8は、CPU1の制御の下、記憶部7に記憶されている画像データに基づいてトナーによって形成される印刷画像を、用紙搬送部5により搬送される用紙に転写し、当該印刷画像の定着処理を行う。
送受信部9は、ローカルエリアネットワーク(図示略)を介してパーソナルコンピュータ(図示略)等の外部機器に接続し、この外部機器との間で各種信号の送受信を行う。
操作表示部10は、スタートキー、ストップキー、電源キー、テンキー(数値入力キー)、タッチパネル10a、クリアキーやその他の各種操作キー、を備えており、それぞれのキーの操作指示をCPU1に出力すると共に、CPU1の制御の下、タッチパネル10aに種々の画面を表示する。
後処理I/F部19は、画像形成部Aと後処理部25(図2)との制御信号などの伝達を行う。
図2は本発明におけるコネクタを示す説明図である。コネクタは、第1のハウジング部31および第2のハウジング部32、ならびにこれらに配置されるショート端子33およびロング端子34を備えている。後処理部25は、このコネクタを介して後処理I/F部19と電気的に接続され、画像形成部Aにより画像を形成された用紙上へステイプルなどの後処理を施す。
第1のハウジング部31は後処理部25側に配置されており、少なくともショート端子33を配置している(図2では最も外側)。図2に示されるように、ショート端子33の長さは、第1のハウジング部31の長さより短い。第2のハウジング部32は後処理I/F部19側に配置されており、第1のハウジング部31のショート端子33に対向する最も外側の位置にロング端子34を配置している。そして第1のハウジング部31と第2のハウジング部32は接続されており、ショート端子33とロング端子34が接触することにより、後処理I/F部19の接続検知部20において接続が検知されている。また、第1のハウジング部31および第2のハウジング部32の内側には、ロング端子34が配置され、互いに接触している。
図2に示されるように、ロング端子34の長さは、第2のハウジング部32の長さより長く、また、ショート端子33の長さより長い。ここで、ロング端子34とロング端子34の接触に比べ、ショート端子33とロング端子34の接触する長さは短くなっている。このため、ハウジングの接続を解除するとき、接触する長さの短いショート端子33とロング端子34の組み合わせにおいて、まず最初に端子間の接触が解除され、接続検知部20に検知される。
なお、図2においては、ショート端子33が第1のハウジング部31の最も外側のみに配置された場合を示しているが、最も外側のみに限らず、内側にもショート端子33を配置してもよい。但し、最も外側にショート端子33を配置することにより、内側においてロング端子34同士の接続が解除されるより先に、ショート端子33とロング端子34との接続が解除され、接続検知部20で検知することが可能となる。
また、図2においては、第1のハウジング部31が後処理部25側に配置され第2のハウジング部32が後処理I/F部19側に配置された場合を示しているが、これに限らず、あるいは、第1のハウジング部31が後処理I/F部19側に配置され第2のハウジング部32が後処理部25側に配置されてもよい。
図3は本実施形態におけるコネクタロック機構を示す説明図である。
コネクタロック機構35は第1のハウジング部31を第2のハウジング部32から接続を解除しようと矢印Yの方向に引き抜こうとしても、第1のハウジング部31とコネクタロック機構35が物理的に干渉することにより、ロング端子34同士の組み合わせの接続端子の場合、端子同士が接触を解除しないようになっている。このコネクタロック機構35は、複合機に電源が投入されると、端子同士が接触を解除できないすなわちコネクタを挿抜できないロック状態へ移行する。
また、図4は本実施形態における制御の一の例を示すフローチャートである。
ステップS1において、接続検知部20は、複合機の電源が投入されている状態で、ユーザーがコネクタを抜こうとして、ショート端子33とロング端子34との接触がなくなったかどうか判断する。接触がなくなったと判断した場合はステップS2へ進む。接触がなくなっていないと判断した場合は終了へ進む。
ステップS2において、後処理I/F部19の電源供給部17は、画像形成部Aから後処理I/F部19を介して後処理部25へ供給している電源の供給を停止する。
これにより、ユーザーがコネクタを抜こうとしていることを検知すると、電源供給を停止するため、コネクタの活線挿抜を原因とするスパイクノイズにより回路が破損することを防ぐことができる。
また、図5は本実施形態における制御の他の例を示すフローチャートである。
ステップS11において、接続検知部20は、複合機の電源が投入されており且つコネクタロック機構35がロックされている状態で、ユーザーがコネクタを抜こうとして、ショート端子33とロング端子34との接触がなくなったかどうか判断する。接触がなくなったと判断した場合はステップS12へ進む。接触がなくなっていないと判断した場合は終了へ進む。
ステップS12において、後処理I/F部19の判定部18は、画像形成部Aが用紙を後処理部25へ排出するジョブを実行中か否かを判断する。ジョブ実行中でないと判断した場合はステップS13へ進む。ジョブ実行中であると判断した場合、S12へ戻る(すなわち、ロック状態を保持する)。
ステップS11において、コネクタロック機構35によるロック状態を解除する。そして、ステップS14へ進む。
ステップS14において、後処理I/F部19の電源供給部17は、画像形成部Aから後処理I/F部19を介して後処理部25へ供給している電源の供給を停止する。
これにより、ユーザーがコネクタを抜こうとしていることを検知すると、画像形成部Aの状況を判断し、用紙を排出するジョブが実行されている間はコネクタロック機構35によるロック状態を保持し、用紙を排出するジョブが完了するとロック状態の保持を解除し電源供給を停止する。従って、図4の効果に加えて、画像形成部Aにおいて画像形成された用紙を確実に後処理部25で受け取ることができるという効果を奏する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本実施形態に係る複合機を構成する画像形成部Aの機能ブロック図である。 本実施形態に係るコネクタを示す説明図である。 本実施形態に係るコネクタロック機構を示す説明図である。 本実施形態に係る制御の一の例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る制御の他の例を示すフローチャートである。
1 CPU、2 ROM、3 RAM、4 各種センサ群、5 用紙搬送部、6 画像読取部、7 記憶部、8 画像形成部本体、9 送受信部、10 操作表示部、10a タッチパネル、17 電源供給部、18 判定部、19 後処理I/F部、20 接続検知部。

Claims (6)

  1. 第1のハウジング部と、
    前記第1のハウジング部と接続するための第2のハウジング部と、
    前記第1のハウジング部に配置されるショート端子と、
    前記第1のハウジング部および前記第2のハウジング部に配置され、前記第1のハウジング部および前記第2のハウジング部が接続された時、互いにまたは前記ショート端子と接触するロング端子とを備えるコネクタ。
  2. 前記ロング端子と前記ショート端子とが接触する部分の長さは、前記ロング端子同士が接触する部分の長さより短いことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 請求項1乃至2のいずれかに記載のコネクタと、
    用紙上へ画像を形成する画像形成部と、
    前記コネクタを介して前記画像形成部と電気的に接続され、前記画像形成部により画像を形成された前記用紙上へ後処理を施す後処理部とを備え、
    前記画像形成部は、前記ロング端子と前記ショート端子との接触に応じて前記画像形成部と前記後処理部との電気的な接続を検知する接続検知部を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 電源が投入されると、前記コネクタを挿抜できないロック状態へ移行するコネクタロック機構を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成部は、前記接続検知部により前記画像形成部と前記後処理部との電気的な接続が解除されたことが検知された場合に、前記後処理部への電源供給を停止する電源供給部を更に有することを特徴とする請求項3乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成部は、前記接続検知部により前記画像形成部と前記後処理部との電気的な接続が解除されたことが検知された場合に、前記後処理部への用紙の排出を伴うジョブが実行中であるか否か判定する判定部を更に有し、
    前記コネクタロック機構は、前記判定部により前記ジョブが実行中であると判定された場合には、前記ジョブが完了するまで前記ロック状態を保持する請求項4に記載の画像形成装置。
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