JP2010145360A - 反転使用可能な焼結皿及び焼結皿自動反転装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積み上げられた状態で4辺からのペレットの落下を防止でき、かつ、任意の焼結皿のみを反転でき、それによって下方に変形しやすい焼結皿の歪みを平均化する反転使用可能な焼結皿及び焼結皿自動反転装置を提供する。
【解決手段】正方形または長方形の底板2を有し、底版2の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁3,4を有し、前記2辺以外の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁5,6を有するスペーサー無焼結皿1とを有し、前記底板2とペレット落下防止壁3,4,5,6を有し、さらに底版2の上面と下面のそれぞれの周辺部あるいは中心部に非直線的に配置された少なくとも3つのスペーサー7を有するスペーサー付焼結皿8とを有し、前記スペーサー付焼結皿8とスペーサー無焼結皿1を交互に重ねた焼結皿の対を少なくとも一つ有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、核燃料ペレットを積載する焼結皿であって反転使用可能な焼結皿及び該焼結皿を自動反転可能な焼結皿自動反転装置に関する。
特に、本発明は、焼結皿の底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を設け、前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を設けることにより、積み上げられた状態では4辺からのペレットの落下を防止でき、かつ、積み上げられた焼結皿の任意の焼結皿のみを反転し他の焼結皿はそのまま使用でき、それによって下方に凸状に変形しやすい焼結皿の歪みを平均化し、もって長寿命かつ信頼性が高い反転使用可能な焼結皿及び焼結皿自動反転装置に関する。
一般に、核燃料ペレット焼結用移送容器は、スキッドと呼ばれている台板の上に、焼結皿を多段に積み重ねてなる。焼結皿の上には核燃料の成形体ペレットが装荷され、たとえば連続式焼結炉において焼結処理される。
連続式焼結炉における核燃料の焼結は、焼結皿の上に成形体ペレットを装荷した焼結用移送容器を、置換室において不燃性ガス、例えば、窒素ガスにてガス置換した後、連続式焼結炉の硬質セラミック製炉床の上に置き、プッシャーにより炉床の上を滑動させながら、焼結用移送容器に装荷された成形体ペレットを、還元性雰囲気で1600℃以上の高温で処理することで行われ、焼結後の焼結用移送容器は、冷却された後、再び、置換室において水素ガスが室内に洩れないように、窒素ガスによるガス置換を行い、その後、連続式焼結炉から搬出される。
核燃料ペレットの焼結皿は、連続式焼結炉において還元性雰囲気で1600℃以上の高温の条件下に晒される。しかも、核燃料ペレットの焼結処理時には、加熱した後に室温まで冷却する必要があるため、急激な温度変化を受ける。そのため、核燃料ペレットを積載する焼結皿には、急激な温度変化による熱歪みで割れが生じない材料、例えばモリブデン金属板が用いられており、厚さ1.0〜4.0mmのモリブデン金属板を成形して作るようにしている。
しかし、それでも上記急激な温度変化を繰り返し受け、かつ、上面に装荷された核燃料ペレットの重量の関係で、繰り返しの使用によって焼結皿の底版は一般的に下方に凸な状態になる。
これに対して、特許第2999366号では、下方に凸状態になった焼結皿が、連続式焼結炉の内部で回動しないように、台板に回り止め突起を設け、焼結皿に上下に貫通孔を設けて挿入ロッドを挿通させている。
特公平6−8912号公報 特許第2999366号公報
上述したように、核燃料ペレットを積載する焼結皿は、積載方法及び移送システムの観点から、片面にのみ核燃料ペレットを積載している。
そのため、ペレット重量や高温による熱歪み等の影響により、焼結皿は下向きに凸に変形していく。
焼結皿の変形を修復する手段として、昇温・加圧するなどの処置が行われているが、修復した焼結皿は既に内部に温度特性の異なる組織が形成されているために再変形しやすくなる。また、焼結皿はモリブデン製であり重いため、処置を行う作業者への負担が大きい。モリブデン金属は希少金属で高価であり、頻繁に買い換えると製造コストがかさむ問題があった。
変形した焼結皿を使用すると以下の問題があった。
焼結皿が変形することで、積載された核燃料ペレットが上部の焼結皿にあたり、欠けや割れを起こしやすくなる。
また、変形が生じることにより、積み重ねた焼結皿の高さが核的制限値を超えるという問題が生じ、そのため、高さ方向の変形が大きくなると積載段数を減らさなければならなくなる。搬送設備のサイクル時間変更は非常に困難なことから,搬送の単位量が低下し、結果として生産性が低下する問題があった。
本発明の解決しようとする課題は、積み上げられた状態で4辺からのペレットの落下を防止でき、かつ、積み上げられた焼結皿の任意の焼結皿のみを反転し他の焼結皿はそのまま使用でき、それによって下方に凸状に変形しやすい焼結皿の歪みを平均化し、もって長寿命かつ信頼性が高い反転使用可能な焼結皿及び焼結皿自動反転装置を提供することにある。
なお、特公平6−8912号公報は、焼結皿の中に敷板を設け、該敷板を反転できると記載されているが、焼結皿自体は反転して使用することができず、焼結皿自体が変形した場合の問題を解決することはできない。また、この方法では敷板という部品が増加し、敷板の厚さあるいはその変形量により、核的制限値を超えるおそれがある。
本発明による反転使用可能な焼結皿は、
正方形または長方形の底板を有し、前記底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を有し、前記2辺以外の前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を有し、前記底版の上面と下面のそれぞれの周辺部あるいは中心部に非直線的に配置された少なくとも3つのスペーサーを有するスペーサー付焼結皿と、
正方形または長方形の底板を有し、前記底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を有し、前記2辺以外の前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を有するスペーサー無焼結皿とを有し、
前記スペーサー付焼結皿と前記スペーサー無焼結皿を交互に重ねた焼結皿の対を少なくとも一つ有することを特徴とする。
本発明による焼結皿自動反転装置は、
正方形または長方形の底板を有し、前記底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を有し、前記2辺以外の前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を有し、前記底版の上面と下面のそれぞれの周辺部に少なくとも3つのスペーサーを有するスペーサー付焼結皿と、正方形または長方形の底板を有し、前記底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を有し、前記2辺以外の前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を有するスペーサー無焼結皿とを有し、前記スペーサー付焼結皿と前記スペーサー無焼結皿を交互に積み上げた反転使用可能な焼結皿を搬送する搬送ラインの上方に配置されるプラットホームと、
前記プラットホーム上に移動可能に設けられ、前記スペーサー付焼結皿と前記スペーサー無焼結皿を交互に積み上げた反転使用可能な焼結皿の所定の焼結皿の下方に差し込んでそれより上の焼結皿を把持する把持手段と、前記把持手段を上下に昇降させる昇降手段とを有する焼結皿持ち上げ装置と、
前記プラットホーム上に移動可能に設けられ、前記焼結皿の最上部の焼結皿の上下に差し込んで把持する把持手段と、前記把持手段が焼結皿を把持した状態で該焼結皿を上下反転する反転手段と、前記反転手段が焼結皿を反転した状態で前記焼結皿を水平面内で90°回転する回転手段と、前記把持手段と前記反転手段を上下に昇降させる昇降手段とを有する焼結皿反転装置と、
前記スペーサー付焼結皿と前記スペーサー無焼結皿を交互に積み上げた反転使用可能な焼結皿の上方位置に接近または待避可能なように、前記焼結皿持ち上げ装置と前記焼結皿反転装置をプラットホーム上で移動させる移動手段と、
を有することを特徴とする。
本発明による焼結皿自動反転装置はさらに、
前記搬送ラインの近傍に設けられ、前記積み上げられた焼結皿の各焼結皿の底版の歪みをレーザーによって測定するレーザー測定手段と、
前記レーザー測定手段からの測定結果を入力し、歪みが所定の閾値を超えた焼結皿について、その上方の焼結皿を前記焼結皿持ち上げ装置によって把持して一時的に待避し、前記焼結皿反転装置によって前記歪みが所定の閾値を超えた焼結皿を反転して再び積み重ね、前記焼結皿持ち上げ装置が把持していた焼結皿を反転した焼結皿上に積み重ねるように、前記焼結皿持ち上げ装置と前記焼結皿反転装置と前記移動手段を制御する制御手段とを有するようにすることができる。
本発明による焼結皿自動反転装置は、
前記焼結皿は識別情報を有し、前記焼結皿の識別情報を読み取る焼結皿識別手段と、
前記レーザー測定手段からの測定結果を入力し、前記焼結皿識別手段の識別情報とマッチングし、各焼結皿の使用回数と歪みの履歴を含む履歴情報を記録する情報処理手段とを有し、
前記制御手段は、使用回数と歪みをファクターに含む閾値を超える焼結皿について、該焼結皿を反転するように前記焼結皿持ち上げ装置と前記焼結皿反転装置と前記移動手段を制御するようにすることができる。
前記焼結皿反転装置の把持手段は、複数の焼結皿の上下に差し込んで複数枚の焼結皿を把持することができるようにすることができる。
本発明による焼結皿は、正方形または長方形の底板を有し、前記底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を有し、前記2辺以外の前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を有している。
かかる形状により、本発明による焼結皿は積み重ねた状態で4辺にペレット落下防止壁を有し、ペレットが落下するのを防止できる。また、下向きのペレット落下防止壁を有する辺から、横方向に核燃料の成形体ペレットを装入でき、製造工程上きわめて好都合である。
しかも、本発明の焼結皿は、上下を反転し、しかる後に水平面内で90°回転させることにより、上下面が反対になっただけで、ペレット落下防止壁はもとの位置に位置することができる。
これにより、積み上げられた焼結皿の任意の焼結皿のみを反転し他の焼結皿はそのまま使用することができる。したがって、各焼結皿が区々に変形する場合、変形が大きい焼結皿のみを反転して使用することができる。
むろん、全部の焼結皿を同時に反転しても使用することができる。
このように、本発明の焼結皿によれば、焼結皿を上下反転して使用できるようにしたことにより、上面あるいは下面からの変形が平均化され、長寿命かつ信頼性が高い焼結皿を得られ、積み重ねた焼結皿の高さが核的制限値を超えるという問題を解消することができる。
また、上記本発明の焼結皿の形状を基本とし、底版の上面と下面のそれぞれの周辺部に少なくとも3つのスペーサーを有するスペーサー付焼結皿と、かかるスペーサーを設けていないスペーサー無焼結皿を交互に積み重ねることにより、スペーサーによって各焼結皿の間隔を一定に保つことができ、かつ、任意のスペーサー付焼結皿あるいは任意のスペーサー無焼結皿を反転しても、他の焼結皿をそのままに使用することができる効果を有する。
また、スペーサー付焼結皿はスペーサー底版の周辺部に設けられているため、スペーサーの間に横方向に核燃料の成形体ペレットを送入でき、製造工程上好都合である。
本発明の焼結皿自動反転装置は、上述したスペーサー付焼結皿とスペーサー無焼結皿を交互に積み上げた焼結皿を搬送する搬送ラインの上方に配置されるプラットホームと、焼結皿持ち上げ装置と、焼結皿反転装置と、移動手段を有する。
前記焼結皿持ち上げ装置は、積み上げられた焼結皿の所定の焼結皿の下方に差し込んでそれより上の焼結皿を把持する把持手段と、把持手段を上下に昇降させる昇降手段とを有している。
前記焼結皿反転装置は、積み上げられた焼結皿の最上部の焼結皿の上下に差し込んで把持する把持手段と、前記把持手段が焼結皿を把持した状態で該焼結皿を上下反転する反転手段と、前記反転手段が焼結皿を反転した状態で前記焼結皿を水平面内で90°回転する回転手段と、前記把持手段と前記反転手段を上下に昇降させる昇降手段とを有している。
また、前記移動手段は、積み上げられた焼結皿の上方位置に接近または待避可能なように、前記焼結皿持ち上げ装置と前記焼結皿反転装置をプラットホーム上で移動させることができるように構成されている。
上記構造により、本発明の焼結皿自動反転装置は、所定の焼結皿を反転する場合、焼結皿持ち上げ装置により、対象の焼結皿の上の焼結皿を把持し、移動手段により待避し、次に焼結皿反転装置により対象の焼結皿の上下を反転して水平面内で90°回転して原の場所に戻し、焼結皿持ち上げ装置によりそれが把持していた焼結皿を対象の焼結皿の上に再度積み上げることができる。
レーザー測定手段と、制御手段をさらに備えた本発明の焼結皿自動反転装置によれば、レーザー測定手段によって積み上げられた焼結皿の各焼結皿の底版の歪みをレーザーによって測定し、制御手段が前記レーザー測定手段からの測定結果を入力し、歪みが所定の閾値を超えた焼結皿について、その上方の焼結皿を前記焼結皿持ち上げ装置によって把持して一時的に待避し、前記焼結皿反転装置によって前記歪みが所定の閾値を超えた焼結皿を反転して再び積み重ね、前記焼結皿持ち上げ装置が把持していた焼結皿を反転した焼結皿上に積み重ねるように、前記焼結皿持ち上げ装置と前記焼結皿反転装置と前記移動手段を制御することができる。
これにより、歪みが所定の閾値を超えた焼結皿が自動的に検出され、自動的に反転され、焼結皿の上面あるいは下面からの変形が平均化され、長寿命かつ信頼性が高い焼結皿を得られる。
本発明の反転使用可能な焼結皿及び焼結皿自動反転装置によれば、焼結皿の変形を緩和
でき、かかる焼結皿変形緩和により、焼結皿修理頻度を低減し、焼結皿の寿命を長期化し、焼結皿によるペレット潰れを回避し、未臨界性を担保する厚さ(核的制限値)を遵守することができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるスペーサー無焼結皿を示している。
図1の上部は本実施形態によるスペーサー無焼結皿の平面図、図1の下部は同スペーサー無焼結皿の側面図をそれぞれ示している。
図1に示すように、本実施形態によるスペーサー無焼結皿1は、正方形または長方形の底板2を有し、底版2の対向する2辺(図1の例では上下の2辺)に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁3,4を有し、2辺以外の他の2辺(図1の例では左右の2辺)に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁5,6を有している。
符号7は、焼結皿が積み重ねられた状態で図示しない挿入ロッドを挿通させる貫通孔を示している。
図2は、スペーサー無焼結皿1と組み合わされて使用される本発明の一実施形態によるスペーサー付焼結皿8を示している。図2において、図1と同一の部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
スペーサー付焼結皿8は、スペーサー9を有するほか、図1のスペーサー無焼結皿1と同じ構造を有している。
スペーサー9は、底版2の上面と下面のそれぞれの周辺部あるいは中心部に非直線的に少なくとも3つ配置されている。図2の例では、スペーサー9は底板2の上面と下面のそれぞれの面の周辺部に8つ、中心部に1つ配置されている。図2の例では、底板2の上面と下面のスペーサー9の位置が整合しているが整合していなくてもよい。
スペーサー9が周辺部あるいは中心部に配置されるのは、スペーサー9の間で横方向から、核燃料の成形体ペレットを装入できるようにするためである。したがって、核燃料の成形体ペレットを装入する側の周辺部では、核燃料の成形体ペレットを装入する妨げにならないように、スペーサー9を配置するのが好ましい。
また、スペーサー9が非直線的に少なくとも3つ配置されるのは、スペーサー付焼結皿8自体、および、隣接するスペーサー無焼結皿1を安定的に支承するためである。安定的に支承することができる限り、その数や配置は任意である。
図3は、本発明の一実施形態による上下部スペーサー付焼結皿10を示している。
上下部スペーサー付焼結皿10は、積み重ねられた焼結皿の上部あるいは下部に使用される焼結皿であり、底版11を有し、底版11の2辺から垂直に立ち上がるペレット落下防止壁12,13を有している。ペレット落下防止壁12,13と同じ側の底版11の面には、スペーサー14が設けられている。スペーサー14が底版11の上面と下面のそれぞれの周辺部あるいは中心部に非直線的に少なくとも3つ配置されている点は、スペーサー付焼結皿8の場合と同じである。
符号15は貫通孔を示している。
図4は、上下部スペーサー無焼結皿16を示している。
図4において、図3と同一の部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図4の上下部スペーサー無焼結皿16は、スペーサー14がないことを除いて、上下部スペーサー付焼結皿10と同じである。
図5に、積み重ねられた焼結皿を示している。符号17は、核燃料の成形体ペレットを示している。
なお、本明細書において、「スペーサー無焼結皿」と「スペーサー付焼結皿」を包含していうとき、「スペーサー無焼結皿」と「スペーサー付焼結皿」と「上下部スペーサー付焼結皿」と「上下部スペーサー無焼結皿」を包含していうとき、及び「積み重ねられた焼結皿」を指すとき、まとめて「焼結皿」ということにしている。
図5に示されているように、積み重ねられた焼結皿は、スペーサー無焼結皿1とスペーサー付焼結皿8を交互に積み重ね、少なくとも1つのスペーサー無焼結皿1とスペーサー付焼結皿8の対を有している。
スペーサー無焼結皿1とスペーサー付焼結皿8を交互にどの程度積み重ねるかは、核的制限値、連続式焼結炉のスループットによって決定される。
図5から分かるように、本発明によるスペーサー無焼結皿1とスペーサー付焼結皿8を交互に積み重ねことにより、焼結皿は積み重ねた状態で4辺にペレット落下防止壁を有し、核燃料の成形体ペレット17が落下するのを防止できる。
また、下向きのペレット落下防止壁を有する辺から、横方向に核燃料の成形体ペレット17を装入できるため、核燃料の成形体ペレット17を装荷しては焼結皿1または8を積み重ね、さらに核燃料の成形体ペレット17を装荷することができる。
スペーサー無焼結皿1またはスペーサー付焼結皿8は、上下を反転し、しかる後に水平面内で90°回転させることにより、上下面が反対になっただけで、ペレット落下防止壁はもとの位置に位置することができる。
これにより、積み上げられた焼結皿の任意の焼結皿のみを反転し他の焼結皿はそのまま使用することができる。
したがって、各焼結皿がまちまちに変形する場合、変形が大きい焼結皿のみを反転して使用することができる。むろん、全部の焼結皿を同時に反転しても使用することができる。
上下部スペーサー付焼結皿10または上下部スペーサー無焼結皿16は、ペレット落下防止壁を提供する。もっとも、上下部スペーサー付焼結皿10や上下部スペーサー無焼結皿16の代わりに、スペーサー付焼結皿8またはスペーサー無焼結皿1を使用することにより、ペレット落下防止壁を提供することができる。したがって、上下部スペーサー付焼結皿10や上下部スペーサー無焼結皿16は、本発明に不可欠な要素ではない。しかし、スペーサー付焼結皿8またはスペーサー無焼結皿1を使用すると最上部上向きもしくは最下部下向きのペレット落下防止壁が無用であるので、上下部スペーサー付焼結皿10や上下部スペーサー無焼結皿16を使用するのが好ましい。なお、図5は模式図であり、スペーサー9は短く描き表しているが、スペーサー9はペレット17より長いことが必要である。
以上の焼結皿を使用した本発明の焼結皿自動反転装置について説明する。
図6は、本発明の一実施形態による焼結皿自動反転装置を示している。
図6において、符号18は積み重ねられた焼結皿を示しており、符号19は積み重ねられた焼結皿18を搬送する搬送ラインを示している。
本実施形態の焼結皿自動反転装置20は、搬送ライン19をまたがるようにして架設された台座21を有し、台座21は搬送ライン19の上方に配置されたプラットホーム22を支承している。
なお、プラットホーム22は、搬送ライン19の上方に配置されていればよく、建造物等の構造部材によって支承されていてもよい。
焼結皿自動反転装置20はさらに、プラットホーム22上に移動可能に設けられた焼結皿持ち上げ装置23と焼結皿反転装置24を有している。
プラットホーム22上には、積み重ねられた焼結皿18の上方位置に接近または待避可能なように、焼結皿持ち上げ装置23と焼結皿反転装置24をプラットホーム22上で移動さる移動手段25を有している。図6の例では、移動手段25は、レールと図示しない駆動手段とからなり、焼結皿持ち上げ装置23と焼結皿反転装置24を図6のX方向に移動させることができる。
なお、移動手段25は積み重ねられた焼結皿18の上方位置に接近または待避可能であればよく、図6のX方向に限られず、たとえば図6のX方向に直交する方向に焼結皿持ち上げ装置23と焼結皿反転装置24を移動させることができるようにしてもよい。
焼結皿自動反転装置20は、搬送ライン19の近傍に設けられ、積み重ねられた焼結皿18の各焼結皿の底版の歪みをレーザーによって測定するレーザー測定手段26,27を含む。
レーザー測定手段26は、搬送ライン19に沿って焼結皿の底版の歪みを測定でき、レーザー測定手段27は、搬送ライン19に直交する方向に沿って焼結皿の底版の歪みを測定できる。
搬送ライン19に直交する方向のレーザー測定手段27は、搬送ライン19の走行に邪魔にならない場所に配設され、あるいは少なくとも待避できるようにする。
さらに、本実施形態の焼結皿自動反転装置20は、レーザー測定手段26,27からの測定結果を入力し、歪みが所定の閾値を超えた焼結皿について、その上方の焼結皿を焼結皿持ち上げ装置23によって把持して一時的に待避し、焼結皿反転装置24によって歪みが所定の閾値を超えた焼結皿を反転して再びそれを積み重ね、続いて焼結皿持ち上げ装置23が把持していた焼結皿を前記反転した焼結皿上に積み重ねるように、焼結皿持ち上げ装置23と焼結皿反転装置24と移動手段25を制御する制御手段(図示せず)を有している。
また、焼結皿に付された識別情報を読み取る焼結皿識別手段(図示せず)と、前記レーザー測定手段からの測定結果を入力し、前記焼結皿識別手段の識別情報とマッチングし、各焼結皿の使用回数と歪みの履歴を含む履歴情報を記録する情報処理手段(図示せず)を有している。
積み重ねられた焼結皿18を含めた核燃料ペレット焼結用移送容器は、図7に示すように、成形工程と焼結工程と研削工程の各工程を経て再び成型工程から開始する。焼結皿自動反転装置20は図7に示すように、研削工程の終了後と次の成形工程の間に配置される。
成形工程では,一般的な成形機でU粉末を連続式に加圧して成形体ペレットを作る。成形機から連続式に抜き出された成形体(直径約10mm,高さ約10mm)を、一定の個数分自動的に切り出して一列に並べる。これら並べられた複数の成形体を焼結皿へスライドして載荷させる。焼結皿は定められたピッチで送られ、最終的にはほぼ全面に成形体ペレットが載荷される。
このように成形体ペレットを載荷させるに場合にはスライド操作、すなわち横方向に核燃料の成形体ペレットを押して焼結皿上に載荷させることが不可欠であるが、本発明の焼結皿によれば、2辺の落下防止壁が下向きに立ち下がっているため、スライド操作の障害となる落下防止壁が存在せず、成形工程で積み重ねられた焼結皿を90度回転するメカニズムと併用し、次々と焼結皿を積み重ねては核燃料の成形体ペレットを載荷させることができる。
最終的に別の容器にこれらの焼結皿を所定の複数段重ねた後、いったん貯蔵庫に収納して焼結工程に搬送される。比較的密度の低い成形体はこの焼結工程で堅いセラミック状態となる。
焼結後は所定の直径にそろえる研削工程が行われる。ここでも焼結皿から焼結ペレットをスライドして整列装置に供給する必要から、90度焼結皿を回転するメカニズムと併用する。
以下に、焼結皿持ち上げ装置23と焼結皿反転装置24の詳細とその作用を説明する。
図8は焼結皿持ち上げ装置23を搬送ライン19の方向から見た側面図である。
図8に示すように、焼結皿持ち上げ装置23は、プラットホーム22上に移動可能に設けられ、積み重ねられた焼結皿18の所定の焼結皿の下方に差し込んでそれより上の焼結皿を把持する把持手段28と、把持手段28を上下に昇降させる昇降手段29とを有している。
図8中、符号18は積み重ねられた焼結皿18、符号26は搬送ライン19の方向に沿って焼結皿の歪みを測定するレーザー測定手段、符号27は搬送ライン19の方向に直角な方向に沿って焼結皿の歪みを測定するレーザー測定手段を示している。
把持手段28は、シリンダー機構を有し、把持のための腕を水平に、すなわち図8に示したY方向に伸縮させることができ、把持手段28の下端の把持部を所定の焼結皿の下方に差し込んでそれより上の焼結皿を把持することができるように構成されている。
昇降手段29は、シリンダー機構あるいは任意に構成できる昇降機構を有し、把持手段28を垂直方向に、すなわち図8に示したZ方向に昇降させることができ、把持手段28の下端の把持部が積み重ねられた焼結皿18の任意の高さの焼結皿に届くようにする。
レーザー測定手段26,27が積み上げられた焼結皿18の各焼結皿の底版の歪みを測定し、測定結果を制御手段に出力する。制御手段は、レーザー測定手段26,27からの測定結果を入力し、歪みが所定の閾値を超えた焼結皿を発見すると、移動手段25を制御して焼結皿持ち上げ装置23を積み重ねられた焼結皿18の上方に移動させ、次に焼結皿持ち上げ装置23を制御して歪みが所定の閾値を超えた焼結皿(反転しようとする焼結皿)の上方の焼結皿を把持させ、再び移動手段25を制御して焼結皿持ち上げ装置23を一時的に待避させる。
図9は焼結皿持ち上げ装置23が反転しようとする焼結皿の上方の焼結皿を把持して待避している状態を示す。
次に、制御手段は、移動手段25を制御して焼結皿反転装置24を搬送ライン19上の焼結皿の上方に移動させ、続いて焼結皿反転装置24を制御して歪みが所定の閾値を超えた焼結皿のみを把持させ、上下反転させ、水平面内で90°回転させ、さらに焼結皿上に積み重ねるように制御する。なお、上記上下反転させさらに水平面内で90°回転させることをまとめて「反転」という。
図10は、焼結皿反転装置24が、歪みが所定の閾値を超えた焼結皿18a(反転対象焼結皿18a)を把持し、それを反転させようとするところを示している。
焼結皿反転装置24は、搬送ライン上の焼結皿の最上部の反転対象焼結皿18aの上下に差し込んで把持する把持手段30と、把持手段30が反転対象焼結皿18aを把持した状態で該焼結皿18aを上下反転する反転手段31と、反転手段31が反転対象焼結皿18aを反転した状態で前記焼結皿18aを水平面内で90°回転する回転手段32と、把持手段30と反転手段31を上下に昇降させる昇降手段33とを有している。
なお、図10の例では、昇降手段33が回転手段32の上に付いており、昇降手段33が回転手段32と把持手段30と反転手段31を昇降させるようになっているが、回転手段32を昇降手段33の上に設け、昇降手段33が把持手段30と反転手段31を昇降させ、回転手段32が把持手段30と反転手段31と昇降手段33全体を回転させるようにしてもよい。
図11に、把持手段30と反転手段31の詳細を示す。
把持手段30は、図示しない反転対象焼結皿18aを挟持するための把持爪30a,30bを有している。上部の把持爪30aは下部の把持爪30bに対して可動に構成され、下部の把持爪30bを反転対象焼結皿18aの下部に差し込んで上部の把持爪30aを下方に移動させることにより、把持爪30a,30bによって反転対象焼結皿18aを掴むことができるようになっている。
反転手段31は、把持手段30の一部に介在し、図10に示す破線を中心に把持爪30a,30bを回転させる。図10の例では反転手段31は、落下防止爪31aを有している。落下防止爪31aは反転対象焼結皿18aの縁に当接できるように可動に設けられている。
反転対象焼結皿18aを上下反転させるときは、反転手段31は、把持爪30a,30bが反転対象焼結皿18aを掴んでいる状態で、落下防止爪31aが下方の半円の軌跡を描くように、図10に示す破線を中心に把持爪30a,30bを180°回転させる。
反転中は落下防止爪31aが反転対象焼結皿18aの落下を防止し、反転後は反転対象焼結皿18aの上下面が反転前の逆になり、ただし、立ち上がりのペレット落下防止壁と立ち下がりのペレット落下防止壁の位置が反転前の状態から90°回転した状態になっている。
上下反転後、図10に示す回転手段32により、反転対象焼結皿18aを水平面内で90°回転させ、これにより、立ち上がりのペレット落下防止壁と立ち下がりのペレット落下防止壁の位置が反転前の状態になる。
次に昇降手段33により、反転(上下反転と90°回転)した反転対象焼結皿18aを、搬送ライン19上の積み重ねられた焼結皿上に戻す。これにより、積み重ねられた焼結皿の最上部の焼結皿のみが反転されて載置された状態になる。
続いて、制御手段により、移動手段25を制御して、焼結皿反転装置24を待避させ、さらに移動手段25を制御して、焼結皿持ち上げ装置23を搬送ライン19上の積み重ねられた焼結皿上に移動させ、焼結皿持ち上げ装置23を制御して、焼結皿持ち上げ装置23が保持していた焼結皿を、反転した焼結皿の上部に積み重ねる。
以上の操作により、最初に積み重ねられていた焼結皿18のうち、歪みが所定の閾値を超えた反転対象焼結皿18aのみが反転されて上下面が反対になり、他の焼結皿はそのままの状態で積み重ねられている状態になる。
元のように積み重ねられた焼結皿を含む移送容器は、図7に示すように、成型工程に送られ、核燃料の成形体ペレットを載荷して、順次焼結工程と研削工程に送られる。
なお、上述した反転手段31の落下防止爪31aは、万一の焼結皿の落下を防止するためのものであり、把持爪30a,30bによる把持を確実することにより、省略することができる。
また、上述した実施形態では、レーザー測定手段26,27によって歪みが所定の閾値を超えた焼結皿を発見したときに、当該歪みが所定の閾値を超えた焼結皿を反転するようにしていたが、本発明は焼結皿の使用履歴と組み合わせて、所定の焼結皿を反転させるようにすることができる。
この場合、焼結皿に識別情報を付し、焼結皿の識別情報を読み取る焼結皿識別手段と、レーザー測定手段26,27からの測定結果を入力し、焼結皿識別手段からの識別情報とマッチングし、各焼結皿の使用回数と歪みの履歴を含む履歴情報を記録する情報処理手段とを備えるようにする。
上記情報処理手段の記録により、たとえば所定回数以上使用した焼結皿を一律に反転対象焼結皿としたり、あるいは、所定回数と所定量の歪みの組合せにより所定の焼結皿を反転対象焼結皿としたり、実施の状況や経験値に合わせて焼結皿を反転させることができる。
また、上述した実施形態では、一枚の反転対象焼結皿18aのみを反転させる場合について説明したが、本発明は、複数枚あるいは積み重ねられた焼結皿の全部を一度に反転させるようにしてもよい。この場合、上述した反転手段31の落下防止爪31aを設けることが好ましい。
また、上述した実施形態では、レーザー測定手段26,27を併用し、レーザー測定手段26,27によって所定の歪みを生じた焼結皿を反転させるようにしていたが、本発明はレーザー測定手段26,27に頼らず、目視検査によって所定の焼結皿を反転させるようにしてもむろんよい。この場合、前記制御手段は、捜査員によって手動で操作できるインターフェースを有するのが好ましい。
その場合においても、焼結皿の上面あるいは下面からの変形が平均化され、長寿命かつ信頼性が高い焼結皿を得られる効果を得られる。
最後に、本発明による効果を数値データによって説明する。
従来のように反転する動作を行わずに核燃料ペレットを模擬したモリブデン製ペレットを積載して焼結工程を5回繰り返した焼結皿6枚と、1回使用ごとに全焼結皿の反転動作を行い、モリブデン製ペレットを積載して焼結工程を5回行った焼結皿6枚の変形量を測定したところ、反転動作を行わなかった焼結皿の下方向の最大変形量は0.7mm、反転動作を行った焼結皿の最大変形量は0.6mmと同程度であった。
しかし、反転を行わなかった焼結皿は全体的に下方向に変形が進んでいるのに対し、反転を行った焼結皿は上方向の変形と下方向の変形が交互に見られた。
さらに焼結回数を進めたところ、反転を行なった焼結皿は70回焼結した段階での最大変化量が1mm程度であったのに対し、反転を行わなかった焼結皿は28回使用の段階で最大4mmの変形量が見られた。
この結果より、本発明による焼結皿自動反転装置の導入による焼結皿の変形の緩和は効果的であることは明らかである。
本発明の一実施形態によるスペーサー無焼結皿の平面と側面を示す図面。 本発明の一実施形態によるスペーサー付焼結皿の平面と側面を示す図面。 本発明の一実施形態による上下部スペーサー付焼結皿の平面と側面を示す図面。 本発明の一実施形態による上下部スペーサー無焼結皿の平面と側面を示す図面。 本発明の焼結皿を積み重ねた状態の側面を示す図。 本発明の一実施形態による焼結皿自動反転装置の側面図。 本発明による焼結皿自動反転装置を使用するタイミングを示す説明図。 本発明の一実施形態による焼結皿持ち上げ装置を搬送ラインの方向から見た側面図。 本発明の一実施形態による焼結皿持ち上げ装置が反転しようとする焼結皿の上方の焼結皿を把持して待避している状態を示す側面図。 本発明の一実施形態による焼結皿反転装置が、歪みが所定の閾値を超えた焼結皿を把持して反転させようとするところを示す側面図。 把持手段と反転手段の詳細を示す斜視図。
符号の説明
1 スペーサー無焼結皿
2 底板
3 ペレット落下防止壁
4 ペレット落下防止壁
5 ペレット落下防止壁
6 ペレット落下防止壁
7 貫通孔
8 スペーサー付焼結皿
9 スペーサー
10 上下部スペーサー付焼結皿
11 底版
12 ペレット落下防止壁
13 ペレット落下防止壁
14 スペーサー
15 貫通孔
16 上下部スペーサー無焼結皿
17 核燃料の成形体ペレット
18 積み重ねられた焼結皿
18a 反転対象焼結皿
19 搬送ライン
20 焼結皿自動反転装置
21 台座
22 プラットホーム
23 焼結皿持ち上げ装置
24 焼結皿反転装置
25 移動手段
26 レーザー測定手段
27 レーザー測定手段
28 把持手段
29 昇降手段
30 把持手段
30a 把持爪
30b 把持爪
31 反転手段
31a 落下防止爪
32 回転手段
33 昇降手段

Claims (5)

  1. 正方形または長方形の底板を有し、前記底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を有し、前記2辺以外の前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を有し、前記底版の上面と下面のそれぞれの周辺部あるいは中心部に非直線的に配置された少なくとも3つのスペーサーを有するスペーサー付焼結皿と、
    正方形または長方形の底板を有し、前記底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を有し、前記2辺以外の前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を有するスペーサー無焼結皿とを有し、
    前記スペーサー付焼結皿と前記スペーサー無焼結皿を交互に重ねた焼結皿の対を少なくとも一つ有することを特徴とする反転使用可能な焼結皿。
  2. 正方形または長方形の底板を有し、前記底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を有し、前記2辺以外の前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を有し、前記底版の上面と下面のそれぞれの周辺部に少なくとも3つのスペーサーを有するスペーサー付焼結皿と、正方形または長方形の底板を有し、前記底版の対向する2辺に上向きに立ち上がるペレット落下防止壁を有し、前記2辺以外の前記底版の他の2辺に下向きに立ち下がるペレット落下防止壁を有するスペーサー無焼結皿とを有し、前記スペーサー付焼結皿と前記スペーサー無焼結皿を交互に積み上げた反転使用可能な焼結皿を搬送する搬送ラインの上方に配置されるプラットホームと、
    前記プラットホーム上に移動可能に設けられ、前記スペーサー付焼結皿と前記スペーサー無焼結皿を交互に積み上げた反転使用可能な焼結皿の所定の焼結皿の下方に差し込んでそれより上の焼結皿を把持する把持手段と、前記把持手段を上下に昇降させる昇降手段とを有する焼結皿持ち上げ装置と、
    前記プラットホーム上に移動可能に設けられ、前記焼結皿の最上部の焼結皿の上下に差し込んで把持する把持手段と、前記把持手段が焼結皿を把持した状態で該焼結皿を上下反転する反転手段と、前記反転手段が焼結皿を反転した状態で前記焼結皿を水平面内で90°回転する回転手段と、前記把持手段と前記反転手段を上下に昇降させる昇降手段とを有する焼結皿反転装置と、
    前記スペーサー付焼結皿と前記スペーサー無焼結皿を交互に積み上げた反転使用可能な焼結皿の上方位置に接近または待避可能なように、前記焼結皿持ち上げ装置と前記焼結皿反転装置をプラットホーム上で移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする焼結皿自動反転装置。
  3. 前記搬送ラインの近傍に設けられ、前記積み上げられた焼結皿の各焼結皿の底版の歪みをレーザーによって測定するレーザー測定手段と、
    前記レーザー測定手段からの測定結果を入力し、歪みが所定の閾値を超えた焼結皿について、その上方の焼結皿を前記焼結皿持ち上げ装置によって把持して一時的に待避し、前記焼結皿反転装置によって前記歪みが所定の閾値を超えた焼結皿を反転して再び積み重ね、前記焼結皿持ち上げ装置が把持していた焼結皿を反転した焼結皿上に積み重ねるように、前記焼結皿持ち上げ装置と前記焼結皿反転装置と前記移動手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の焼結皿自動反転装置。
  4. 前記焼結皿は識別情報を有し、前記焼結皿の識別情報を読み取る焼結皿識別手段と、
    前記レーザー測定手段からの測定結果を入力し、前記焼結皿識別手段の識別情報とマッチングし、各焼結皿の使用回数と歪みの履歴を含む履歴情報を記録する情報処理手段とを有し、
    前記制御手段は、使用回数と歪みをファクターに含む閾値を超える焼結皿について、該焼結皿を反転するように前記焼結皿持ち上げ装置と前記焼結皿反転装置と前記移動手段を制御することを特徴とする請求項3記載の焼結皿自動反転装置。
  5. 前記焼結皿反転装置の把持手段は、複数の焼結皿の上下に差し込んで複数枚の焼結皿を把持することができることを特徴とする請求項2に記載の焼結皿自動反転装置。
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