JP2010144896A - 接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被締結側管状部材(5)の端部に設けられた部材(6)のネジ山には被締結側管状部材側締結部材(10)が螺合しており、被締結側管状部材(5)の端部に設けられた前記部材(6)のネジ山は、締結側管状部材(9)端部の締結部材(93)が螺合する領域と、被締結側管状部材側締結部材(10)が螺合する領域とでは、ネジ山の向きが逆向きに形成されている。
【選択図】図3
Description
図4、図5において、エンジン1には、油圧ポンプ2が装備されている。一方、図示しないシャーシーフレームにはステアリングギアボックス3が取付けられ、そのステアリングギアボックス3はステアリングコラム4と継ぎ手によって接続されている。
図4、図5の例では、例えば、一端にコネクタボルト6Jを設けた鋼管製の高圧チューブ5Jの他端が、油圧ポンプ2に接続されている。高圧チューブ5Jのコネクタボルト6Jは、固定のために、エンジン1に取付けられたチューブブラケット7の取付け孔71に係合(挿通)される。
図示では明示していないが、ギアボックス3にも、高圧チューブ8が接続されている。
係る相対運動や振動を吸収するため、油圧ポンプ2側の高圧チューブ5Jと、ギアボックス3側の高圧チューブ8とは、可撓性を有する高圧ホース9によって接続される。
高圧ホース9は、ホース本体91と、ホース端部のフレアナット93とを有している。
図5は、油圧ポンプ2側の高圧チューブ5Jと高圧ホース9との接続部を示している。
そして、コネクタボルト6Jの雄ネジ61Jに高圧ホース9端部のフレアナット93を螺合して、高圧ホース9が回転しないようにおさえながらフレアナット93を締め付ける。
ここで、チューブブラケット7の取付け孔71の直径は、コネクタボルト6Jの径よりも大きいので、ロックボルト10が緩んでしまうと、高圧チューブ5Jがチューブブラケット7から外れてしまい、高圧チューブ5Jは油圧ポンプ2との接続部分のみで支えられた状態となる。そのような状態で、大きな力が作用すれば、高圧チューブ5Jは変形してしまう恐れがある。
しかし、係る従来技術は、一般家庭の台所等における都市ガスの配管を固定するための機構であり、振動が多い車両のエンジン近傍に適用するものではない。そのため、上述した従来技術の問題点を解消することは出来なかった。
ここで、支持部材(固定用ブラケット7)は、例えばエンジン(1)側に固定されているのが好ましい。
その結果、被締結側管状部材(5)が支持部材(固定用ブラケット7)から外れてしまうことが防止され、外力が作用して被締結側管状部材(5)が変形してしまうことも防止される。そして、例えば、被締結側管状部材(5)の剛性が高い場合には(請求項4)、被締結側管状部材(5)が破損してしまうことが防止される。
図1において、エンジン1には、油圧ポンプ2が装備されており、図示しないシャーシーフレームにはステアリングギアボックス3が取付けられている。
油圧ポンプ2とステアリングギアボックス3とは、高圧油が流れる油圧配管であるパワステ配管によって連通されている。
図1において、係るパワステ配管は、油圧ポンプ2側(エンジン1側)の高圧チューブ5(被締結側管状部材)、高圧ホース9(締結側管状部材)、ステアリングギアボックス3側の高圧チューブ8を有している。
高圧チューブ5のコネクタボルト6の先端は、高圧チューブ5を支持するため、固定用ブラケット7の取付け孔71(図3参照)に係合或いは挿通されている。そして固定用ブラケット7は、エンジン1に取り付けられた。
高圧ホース9は可撓性を有する材料製であり、高圧チューブ5と高圧チューブ8との相対変位(相対的な運動、振動等)、換言すれば、エンジン1と図示しないシャーシーフレームとの相対的な変位を吸収する。
高圧ホース9の高圧チューブ5側の端部には、高圧チューブ5との接続用のフレアナット93(図3参照)が設けられている。
図2において、コネクタボルト6は、外径の異なる2つの雄ネジ部61、62を有しており、外径が小さい雄ネジ61が、高圧ホース9側(図2では下側)に位置するように形成されている。
高圧ホース9と高圧チューブ5とを接続するに際して、例えば、固定用ブラケット7の図示しない開口部にコネクタボルト6を相通して、コネクタボルト6を固定用ブラケット7に係止する。そして、コネクタボルト6の雄ネジ62(外径が大きい雄ネジ)にロックナット10を螺合させる。そして、ロックナット10を締め付けて、コネクタボルト6のヘッド部63とロックナット10により、固定用ブラケット7を挟み込むように固定する。
そして、コネクタボルト6に形成された外径が小さい雄ネジ61に、高圧ホース9の端部に設けられたフレアナット93を螺合する。
ここで、上述した様に、コネクタボルト6に形成された外径の異なる二つの雄ネジ61、62は、ネジ山の向きが逆向き(図示の例では、雄ネジ61は右ネジ、雄ネジ62は左ネジ)に形成されている。そのため、フレアナット93を矢印R1で示すように回転した際に、コネクタボルト6が共回りをしてしまっても、当該共回りの回転方向R1Aは、左ネジであるロックナット10を左ネジである雄ネジ62に対して締め付ける方向である。
すなわち、高圧ホース9の端部のフレアナット93をコネクタボルト6の外径の小さな雄ネジ61に螺合した際に、コネクタボルト6が共回りしたとしても、その共回り方向R1Aは、ロックナット10を締め付ける方向であり、コネクタボルト6のヘッド部63とロックナット10により、固定用ブラケット7をより強固に挟み込む作用を奏する方向である。
そして、高圧チューブ5に外力が作用しても、高圧チューブ5が変形し、破損してしまうことが防止される。
2・・・油圧ポンプ
3・・・ステアリングギアボックス
5・・・高圧チューブ
6・・・ボルトコネクタ
7・・・固定用ブラケット
9・・・高圧ホース
10・・・ロックナット
61・・・外径が小さい雄ネジ部
62・・・外径が大きい雄ネジ部
93・・・フレアナット
Claims (5)
- 被締結側管状部材の端部にネジ山を形成した部材が設けられ、締結側管状部材の端部には前記ネジ山と螺合する締結部材が設けられ、被締結側管状部材の端部に設けられた前記部材のネジ山には被締結側管状部材側締結部材が螺合しており、被締結側管状部材の端部に設けられた前記部材のネジ山は、締結側管状部材端部の締結部材が螺合する領域と、被締結側管状部材側締結部材が螺合する領域とでは、ネジ山の向きが逆向きに形成されていることを特徴とする接続構造。
- 被締結側管状部材の端部に設けられたネジ山を形成した部材は大径のヘッド部を備え、該ヘッド部と被締結側管状部材側締結部材により支持部材を挟み込んで配置されている請求項1の接続構造。
- 被締結側管状部材の端部に設けられた前記部材のネジ山における締結側管状部材端部の締結部材が螺合する領域の外径寸法は、被締結側管状部材側締結部材が螺合する領域の外径寸法よりも小さい請求項1、2の何れかの接続構造。
- 被締結側管状部材は剛性が高い管状部材であり、締結側管状部材は可撓性を有する管状部材である請求項1〜3の何れか1項の接続構造。
- 前記剛性が高い管状部材及び可撓性を有する管状部材は、車両のエンジン周辺に配置されている請求項4の接続構造。
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Cited By (2)
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EP2400281A1 (en) | 2010-06-25 | 2011-12-28 | Seiko Epson Corporation | Pyroelectric detector, pyroelectric detection device, and electronic instrument |
JP2019007532A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | 未来工業株式会社 | 管継手、被固定部材装置、及び固定体装置 |
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2008
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