JP2010144838A - 車両の自動変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ドライバーの意志に沿ったいわゆる飛び変速を実現でき、かつ変速開始までの時間が長くなってしまう、いわゆるタイムラグの発生を回避できる車両の自動変速装置を提供する。
【解決手段】
スロットル開速度Sが、負値あるいは正値かつ所定値以下の下方領域C1の遅延時間T1、及び正値かつ所定値以上の上方領域C2の遅延時間T2を、下方領域C1と上方領域C2との間の中間領域Cmの遅延時間Tmより短い時間に設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車速とスロットル開度に応じた目標変速段が設定された変速段領域マップを有し、車速とスロットル開度の検出により自動的に目標変速段となるように変速制御される車両の自動変速装置に関する。
車速とスロットル開度に応じた目標変速段を変速段領域マップから読み出し、目標変速段となるように変速制御をするように構成された自動車の自動変速装置として、従来例えば特許文献1に記載されたものがある。
前記特許文献1に記載の従来装置では、目標変速段が2段以上変化した場合に、1段ずつ変速させるか、2段一挙に変化させるかをスロットル開度に応じて制御するように構成されている。
特公昭61−58697
前記従来装置では、変速ショックを緩和でき、クラッチ機構の耐久性を向上できるものの、ドライバーの一挙に2段変速するという意志に応えられない場合がある。
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、ドライバーの意志に沿ったいわゆる飛び変速を実現でき、かつ変速開始までの時間が長くなってしまう、いわゆるタイムラグの発生を回避できる車両の自動変速装置を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、エンジンと、該エンジンの運転状態に応じた変速段に自動的に変速する自動変速機と、少なくとも車速とスロットル開度に対応した目標変速段が定められた変速段領域マップと、検出された車速とスロットル開度に対応した目標変速段を前記変速段領域マップから読み出すとともに、スロットル開度を変化させることにより、前記目標変速段が、前記変速段領域マップの第1領域B1から隣接する第2領域B2に進入した場合、該進入時から所定の遅延時間Tが経過した時にスロットル開度が位置する変速段領域を目標変速段と判定し、前記自動変速機の変速段を前記判定した目標変速段に自動的に変速制御する変速制御装置とを備えた車両の自動変速装置において、
前記変速制御装置は、前記スロットル開度を変化させることにより前記進入状態となった場合、進入時のスロットル開度変化速度(以下、スロットル開速度、と記す)Sを求めるとともに、該スロットル開速度Sが、負値あるいは正値かつ所定値以下の下方領域の遅延時間T1、及び正値かつ所定値以上の上方領域の遅延時間T2を、前記下方領域と上方領域との間の中間領域の遅延時間Tmより短い時間に設定する
ことを特徴としている。
請求項1の発明に係る車両の自動変速装置では、スロットル開速度Sが遅い下方領域と速い上方領域との間に中間領域を設け、下方領域の遅延時間T1及び上方領域の遅延時間T2を中間領域の遅延時間Tmをより短く設定した。
スロットル開速度Sが速い上方領域の場合には、短時間でスロットル開度が変速段領域マップの第1領域から第2領域を経て第3領域に達するので、遅延時間がT2と短く設定されていても確実に飛び変速を実現できる。また1段変速の場合にも、直ちに変速が開始されるので、タイムラグの発生を回避できる。
また、スロットル開速度Sが遅い、あるいは負値(スロットル戻し)の下方領域の場合には、遅延時間をT1と短く設定したので、2段変速は行わず、1段ずつ変速することとなり、タイムラグが生じるのを回避できる。なお、前記下方領域で飛び変速を実現しようとすると、前記遅延時間を長く設定する必要があり、その結果、変速開始までの時間が延び、タイムラグが生じ、運転フィーリングを悪化させる。
一方、スロットル開速度がある程度大きい中間領域では、遅延時間をTmと比較的長く設定しているので、この時間内に、スロットル開度が変速段領域マップの第1領域から第2領域を経て第3領域に達することとなり、飛び変速を確実に実行できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図4は、本発明の一実施形態による自動車の自動変速装置を説明するための図である。
図において、1は自動車のエンジンであり、スロットルバルブ1aの開度を調整することによりエンジン回転速度が変化する。2は自動変速装置であり、該自動変速装置2は、流体式トルクコンバータ3と、複数のクラッチ機構及びブレーキ機構を有する歯車変速装置4と、制御ユニット(ECU・変速制御装置)5と、前記歯車変速装置(自動変速機)4のクラッチ機構,ブレーキ機構への油圧を制御する油圧制御装置6とを備えている。
前記制御ユニット5には、前記エンジン1のスロットルバルブ1aの開度を検出するスロットル開度センサ7からのスロットル開度信号a,及び車速センサ8からの車速信号bが入力される。
また前記制御ユニット5は、スロットル開度及び車速に応じた目標変速段が定められた変速段領域マップ5aを内蔵している。この変速段領域マップ5aは、図2に示すように、車速(v)とスロットル開度(%)に対応した目標変速段を定めたものである。例えば、車速とスロットル開度との交点が第1領域B1内にある場合は、目標変速段は4速となる。なお、図2中、C1〜C3は、シフトアップ時の変速線を示し、C1′〜C3′は、シフトダウン時の変速線を示す。
前記制御ユニット5は、変速段領域マップ5aから前記スロットル開度信号a及び車速信号bに対応した目標変速段を読み出し、該目標変速段を実現するための変速制御信号Aを前記油圧制御装置6に出力する。この油圧制御装置6からの油圧により前記歯車変速装置4が前記目標変速段に切り換えられる。
ここで、前記制御ユニット5は、スロットル開度の変化により、目標変速段が、前記変速段領域マップの第1領域(例えば4速の領域)B1から隣接する第2領域(例えば3速領域)B2に進入した場合、その進入の検出時から所定の遅延時間(ディレィタイム)Tが経過した時に車速及びスロットル開度が位置する変速段領域を目標変速段と判定し、前記変速制御信号Aを出力する。
例えば前記遅延時間Tの経過時に、車速及びスロットル開度が前記第2領域B2に位置している場合は、3速が目標変速段となり、1段ずつの変速が行われる。一方、車速及びスロットル開度が第3領域B3に位置している場合は、2速が目標変速段となり、従って飛び変速が行われる。
そして前記制御ユニット5は、ドライバーが前記スロットルバルブ1aの開度を変化させることにより前記進入状態となった場合、進入時のスロットル開速度Sを演算するとともに、該演算されたスロットル開速度Sが、負値あるいは正値かつ第1所定値a以下である下方領域C1と、正値かつ第2所定値b以上の上方領域C2との中間に位置する中間領域Cmとを設けている。
そして、前記下方領域C1の遅延時間時間T1及び前記上方領域C2の遅延時間T2は、前記中間領域Cmの前記遅延時間Tmより短い時間に設定されている。また、上方領域C2の遅延時間T2>下方領域C1の遅延時間T1となっている。
なお、本実施形態では、前記中間領域Cmの遅延時間Tmは、具体的には最大で例えば100ms程度に設定されており、これにより変速開始までの遅れ(タイムラグ)を適正化している。また、前記遅延時間については、上方領域C2の遅延時間T2<下方領域C1の遅延時間T1としても良いし、あるいは上方領域の遅延時間T2=下方領域の遅延時間T1としてもよい。
次に前記制御ユニット5による変速制御を図4に示すフローチャートに沿って説明する。
制御ユニット5は、前記車速信号b及びスロットル開度信号aに基づいて、変速要求の有無を判断する。例えば図2において、車速v1,スロットル開度が第1領域B1内のd1で走行中に、スロットル開度がd2に増加した場合、スロットル開度がシフトダウン変速線C3′を越えるまでは変速要求なし、越えると変速要求あり、と判断される(ステップS1)。変速要求なしの場合は、前回の変速段段がそののまま保持される(ステップS2)。一方、変速要求ありの場合は、変速ディレィ中(変速開始待ち)か否かが判断され(ステップS3)、変速ディレィ中でない場合は、変速判定タイマtが0にリセットされ(ステップS4)、スロットル開速度Sから変速ディレィSftDly(変速タイムT)が演算される(ステップS5)。そして、変速判定タイマtがSftDly(変速タイムT)以上かが判定され(ステップS6)とが比較され、この場合は以上でないのでステップS2に移行して前段に保持される。ステップS3で変速ディレイ中と判断されると、変速判定タイマtがカウントアップされる(ステップS7)。そしてステップS6で変速判定タイマtがSftDlyを越えると、その時点での変速段要求を目標変速段と判定して変速制御が実施される(ステップS8)。
以上のように、本実施形態では、スロットル開速度Sが非常に速い上方領域C2においては、短時間でスロットル開度が変速段領域マップ5aの例えば第1領域B1から第2領域B2を経て第3領域B3に達するので、遅延時間がT2と短く設定されていても確実に飛び変速を実現できる。また、遅延時間T2が短い時間に設定されているので、1段変速の場合にも直ちに変速が行われ、タイムラグが生じることはない。
また、スロットル開速度Sが非常に遅い、あるいは負値(スロットル戻し)の下方領域C1の場合には、遅延時間をT1と短く設定したので、2段変速は行われず、1段ずつの変速が直ちに行われることとなり、この下方領域でもタイムラグが生じるのを回避できる。なお、前記下方領域C1において、2段飛び変速を実現しようとすると、前記遅延時間を大幅に長く設定する必要があり、その結果、タイムラグが生じ、運転フィーリングを悪化させる。
一方、スロットル開速度Sが中程度に大きい中間領域Cmでは、遅延時間をTmと比較的長く設定しているので、この遅延時間Tm内に、スロットル開度が変速段領域マップ5aの例えば第1領域B1から第2領域B2を経て第3領域B3に達することとなり、飛び変速を確実に実行できる。
なお、前記実施形態では、前記中間領域Cmの遅延時間Tmが一定である場合を説明したが、本発明の遅延時間Tmは、必ずしも一定である必要はなく、各種の変形例が採用可能である。例えば、図3に特性曲線Tm′で表すように、遅延時間を、スロットル開速度が高くなるに従って短くなるように変化させてもよい。
本発明の一実施形態による自動車の変速制御装置を説明するためのブロック構成図である。 前記実施形態の車速−スロットル開度に対応した目標変速段を定める変速段領域マップである。 前記実施形態のスロットル開速度−遅延時間特性図である。 前記実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
1a スロットルバルブ
2 自動変速装置
4 自動変速機
5 制御ユニット(変速制御装置)
5a 変速段領域マップ
B1 第1領域
B2 第2領域
C1 下方領域
C2 上方領域
Cm 中間領域
S スロットル開度変化速度
T1 下方領域の遅延時間
T2 上方領域の遅延時間
Tm 中間領域の遅延時間
v 車速

Claims (1)

  1. エンジンと、
    該エンジンの運転状態に応じた変速段に自動的に変速する自動変速機と、
    少なくとも車速とスロットル開度に対応した目標変速段が定められた変速段領域マップと、
    検出された車速とスロットル開度に対応した目標変速段を前記変速段領域マップから読み出すとともに、スロットル開度を変化させることにより、前記目標変速段が、前記変速段領域マップの第1領域から隣接する第2領域に進入した場合、該進入時から所定の遅延時間Tが経過した時にスロットル開度が位置する変速段領域を目標変速段と判定し、前記自動変速機の変速段を前記判定した目標変速段に自動的に変速制御する変速制御装置と
    を備えた車両の自動変速装置において、
    前記変速制御装置は、前記スロットル開度を変化させることにより前記進入状態となった場合、進入時のスロットル開度変化速度を求めるとともに、該スロットル開度変化速度が、負値あるいは正値かつ所定値以下の下方領域の遅延時間、及び正値かつ所定値以上の上方領域の遅延時間を、前記下方領域と上方領域との間の中間領域の遅延時間より短い時間に設定する
    ことを特徴とする車両の自動変速装置。
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JP2014126112A (ja) * 2012-12-26 2014-07-07 Daihatsu Motor Co Ltd 車両の自動変速機の制御方法

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