JP2010144620A - 電動ポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転軸部材14に接続され、回転軸部材14の軸芯方向の一方に備えられたポンプ部10と、回転軸部材14の軸芯方向の他方に備えられたドライバ部30と、回転軸部材14に接続され、ポンプ部10とドライバ部30との間に備えられ、モータロータ23を有するモータ部20と、ポンプ部10とドライバ部30とモータ部20とを収容するケースKとを備えており、ドライバ部30はモータ部20を作動させ、モータロータ23とドライバ部30とがケースKの内部の同一の内部空間Vに位置し、モータロータ23のドライバ部30側の部位に、回転軸部材14の回転により内部空間Vの中の流体Rを撹拌する撹拌翼Fが設けてある。
【選択図】図2
Description
また、前記モータロータとドライバ部とが共に位置する前記内部空間内の流体を、前記撹拌翼で撹拌するから、例えば、ドライバ部の部品表面に温度の高い流体層エリアが形成されるのを、流体の強制撹拌によって防止することができ、ドライバ部の局部における温度エネルギーを、前記内部空間の全体に拡散させることで、ドライバ部の温度低下を図ることができる。その結果、ドライバ部の好ましい作動環境を維持することができる。
一方、前記撹拌翼の駆動そのものは、モータ部の駆動によって作動する前記回転軸部材の回転によって実施されているので、専用の駆動機構を用意せずに運転することができ、設備としてのコストアップを抑えた状態で、運転コストの低下を叶えることが可能となる。
また、前記ドライバ部30は前記モータ部20を作動させ、前記モータロータ23と前記ドライバ部30とが前記ケースK内部の同一の内部空間Vに位置し、前記モータロータ23の前記ドライバ部30側の部位に、前記回転軸部材14の回転により前記内部空間V内の空気(流体の一例)Rを撹拌する撹拌翼Fが設けてある。
また、ポンプボデー11には収納凹部11aと偏心する軸受孔11bが形成されている。
前記収納凹部11a内には、外歯のインナロータ13aとこれと噛合する内歯のアウタロータ13bよりなるトロコイドポンプ13が設けられている。
アウタロータ13bは外周面が収納凹部11aにより回転自在に支持され、インナロータ13aは軸受孔11bに回転自在に支持された回転軸部材14の一端部に同一軸芯上に固着されている。
前記回転軸部材14の回転に伴って、前記吸入ポート15aから吸入室15に送液対象のオイルを吸入し、前記ポンプ作動室13cから吐出室16を経由して吐出ポート16aに送液することができる。
ステータ22は積層鉄板のコア22aとコイル支持枠22cに巻回されたコイル22bよりなるもので、樹脂製のモータハウジング21内に一体的にモールドされている。
モータロータ23は、円筒状のバックヨーク23aの外周に永久磁石23bを一体的に固着したもので、一端部に前記インナロータ13aが圧入固着された前記回転軸部材14の他端部に、前記バックヨーク23aが同一軸芯上に固着されている。因みに、前記バックヨーク23aは、強磁性体材料によって形成してある。
前記モータロータ23の前記ドライバ部30側の部位(本実施形態においては、バックヨーク23aのドライバ部30側の端面)に、前記撹拌翼Fが一体に設けられている。前記撹拌翼Fは、図に示すように、バックヨーク23aの平面視において中心部分から外周への放射線上に位置する複数の矩形板で構成してあり、バックヨーク23aの周方向に間隔をあけて設けられている。
また、前記ドライバ部30側の端部には、前記ドライバ部30の基板31、及び、カバー32が取り付けてある。
尚、モータハウジング21とポンプボデー11との間、及び、モータハウジング21と前記カバー32との間には、それぞれ環状のシール部材S3を介在させて、液密状態を保持させてある。
前記ポンプカバー12、ポンプボデー11、モータハウジング21、カバー32とで、前記ケースKが構成されている。
従って、モータハウジング21の内側の空間は、密閉空間として構成され、当該内部空間Vに、前記モータロータ23と前記ドライバ部30とが共存している。
ドライバ部30により制御される電流が前記センサレスブラシレスDCモータのステータ22のコイル22bに印加されると回転磁界を生じ、モータロータ23が回転する。その回転に伴って、回転軸部材14を介してトロコイドポンプ13が回転駆動される。
その結果、ドライバ部30の部品表面に温度の高い空気層エリアが形成されるのを、前記撹拌翼Fの強制撹拌効果によって防止することができる。よって、ドライバ部30の局部における温度エネルギーを、前記内部空間Vの全体に拡散させることで、ドライバ部30の温度低下を図ることができる。
その結果、ドライバ部30の好ましい作動環境を維持することができる。
一方、前記撹拌翼Fの駆動そのものは、モータ部20の駆動によって実施されているので、専用の駆動機構を用意せずに運転することができ、設備としてのコストアップを抑えた状態で、運転コストの低下を叶えることが可能となる。
以下に他の実施の形態を説明する。
この実施形態による電動ポンプPは、前記モータロータ23の構成が、先の実施形態のものと異なっており、複数の積層鋼板23cの中に永久磁石23bを埋めこんで構成してある。
この電動ポンプPによれば、リラクタンストルクが発生するので、大きいトルクを得易い。
〈2〉 前記撹拌翼Fは、先の実施形態で説明したものに限るものではなく、例えば、図3、図4に示すように、前記モータロータ23を構成する積層鋼板23cの一部を前記ドライバ部30側に折り曲げて形成してあってもよい。
この実施形態によれば、モータロータ23の構成部品である積層鋼板23cを使用して、前記撹拌翼Fを構成するから、部品の兼用化によってコストダウンを図ることができる。また、撹拌翼Fを通してモータロータ23に熱を逃げ易くでき、前記内部空間Vの冷却を、より効率よく行える。
〈3〉 前記内部空間Vには、先の実施形態で説明した流体Rとして空気のみが存在していたが、これに限定されるものではない。例えば、作動油や冷却水などの液体や、作動油と空気とが混在したものであってもよく、それらを含めて流体と総称する。
〈4〉 尚、本実施形態の電動ポンプPは、ポンプ部10がトロコイドポンプ13で構成された場合を例示したが、ポンプ部10がインペラで構成されていてもよく、ポンプ部10の種類により限定されるものではない。
14 回転軸部材
20 モータ部
23 モータロータ
23a バックヨーク
23b 永久磁石
23c 積層鋼板
30 ドライバ部
F 撹拌翼
K ケース
R 流体(空気)
V 内部空間
Claims (7)
- 回転軸部材に接続され、前記回転軸部材の軸芯方向の一方に備えられたポンプ部と、
前記回転軸部材の軸芯方向の他方に備えられたドライバ部と、
前記回転軸部材に接続され、前記ポンプ部と前記ドライバ部との間に備えられ、モータロータを有するモータ部と、
前記ポンプ部と前記ドライバ部と前記モータ部とを収容するケースとを備えており、
前記ドライバ部は前記モータ部を作動させ、
前記モータロータと前記ドライバ部とが前記ケース内部の同一の内部空間に位置し、前記モータロータの前記ドライバ部側の部位に、前記回転軸部材の回転により前記内部空間内の流体を撹拌する撹拌翼が設けてある電動ポンプ。 - 前記撹拌翼は、前記モータロータのヨークに一体形成してある請求項1に記載の電動ポンプ。
- 前記撹拌翼は、前記モータロータを構成する積層鋼板の一部を前記ドライバ部側に折り曲げて形成した請求項1又は2に記載の電動ポンプ。
- 前記内部空間には空気が存在し、前記撹拌翼が回転することにより前記空気が撹拌されて前記ドライバ部を冷却する請求項1〜3の何れか一項に記載の電動ポンプ。
- 前記内部空間には作動油が存在し、前記撹拌翼が回転することにより前記作動油が撹拌されて前記ドライバ部を冷却する請求項1〜4の何れか一項に記載の電動ポンプ。
- 前記モータロータは、強磁性体で構成されたヨークの外周面に永久磁石を一体的に設けて構成してある請求項1〜5の何れか一項に記載の電動ポンプ。
- 前記モータロータは、複数の積層鋼板の中に永久磁石を埋めこんで構成してある請求項1〜5の何れか一項に記載の電動ポンプ。
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