JP2010144573A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】重質燃料が用いられて燃焼悪化が発生した場合でも機関の始動性を良好にすると共に、始動時におけるエミッションの悪化を生じさせることのない内燃機関の燃料噴射制御装置を提供する。
【解決手段】筒内噴射用インジェクタ32と吸気通路噴射用インジェクタ34とを備える内燃機関において、筒内噴射用インジェクタ32と吸気通路噴射用インジェクタ34とから所定の総燃料噴射量を所定の噴射比率の下に噴射して行う機関始動時の所定期間に、機関の燃焼悪化が検出されたときには、筒内噴射用インジェクタ32からの燃料噴射量のみを増量して制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射制御装置に関し、より詳しくは、筒内に向けて燃料を噴射する筒内噴射用インジェクタと吸気通路又は吸気ポート内に向けて燃料を噴射する吸気通路噴射用インジェクタとを備える、いわゆるデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御装置に関する。
一般に、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタと吸気通路又は吸気ポート内に向けて燃料を噴射するための吸気通路噴射用インジェクタとを備え,機関の運転状態に応じてこれらのインジェクタを切替え使用することにより、例えば低負荷運転領域での成層燃焼と高負荷運転領域での均質燃焼を実現させたり、両者を同時に使用して、燃費特性や出力特性の改善を図る、いわゆるデュアル噴射型内燃機関が知られている。
ところで、このようなデュアル噴射型内燃機関において、その始動性、特に冷間始動性を良好とするために、始動時には筒内噴射用インジェクタによる燃料噴射と共に、吸気通路噴射用インジェクタからも燃料を噴射するようにし、機関始動時の所定期間において機関の燃焼悪化が検出されたときには、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量の比率が増大するように変更するようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−325825号公報
しかしながら、かかる特許文献1に記載の技術では、始動時において燃焼が悪化した場合に、総燃料噴射量を変えずに、単に、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量の比率が増大するように変更するようにしているが、これは燃焼の不安定を招く場合があり、最適状態に適合させるのが困難でエミッションを悪化させるおそれがあることが判明した。詳述すると、総燃料噴射量を変えずに、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量の比率を単に増大させた場合には、吸気通路噴射用インジェクタからの燃料の噴射量が減少し、吸気通路壁面への付着燃料が変動すると共に筒内に流入する燃料量も変動する結果、燃焼室内での燃焼に適した混合気の速やかな形成のための最適状態への適合が難しく、かつ燃焼も不安定になるのである。したがって、特に、機関温度が低く、用いられる燃料が重質燃料の場合にはその気化が充分に行なわれないことから、始動性が改善されないおそれがあった。すなわち、吸気通路ないしは吸気ポート内に噴射された重質燃料は揮発性が悪いので、吸気通路壁面への付着燃料が多く、空燃比がリーンとなる結果、燃焼が悪化し失火等が生ずるおそれがあるからである。
そこで、本発明の目的は、重質燃料が用いられて燃焼悪化が発生した場合でも機関の始動性を良好にすると共に、始動時におけるエミッションの悪化を生じさせることのない内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の一形態に係る内燃機関の燃料噴射制御装置は、筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとを備える内燃機関において、
前記筒内噴射用インジェクタと前記吸気通路噴射用インジェクタとから所定の総燃料噴射量を所定の噴射比率の下に噴射して行う機関始動時の所定期間に、機関の燃焼悪化が検出されたときには、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量のみを増量して制御する燃料増量制御手段を備えることを特徴とする。
上記構成の内燃機関の燃料噴射制御装置によると、筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとを備える内燃機関において、所定の総燃料噴射量を所定の噴射比率の下に噴射して行う機関始動時の所定期間に、機関の燃焼悪化が検出されたときには、吸気通路噴射用インジェクタからの燃料噴射量は維持されたまま、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量のみが増量するように制御される。したがって、使用燃料が重質燃料の場合でも揮発性の低い重質燃料の吸気通路壁面への付着量ないしは筒内に流入する燃料量は維持され、同時に、増大されて噴射される筒内噴射燃料により、燃焼室内での燃焼に適した混合気の速やかな形成のための最適状態への適合が応答遅れなく達成され、空燃比がリーンとなることによる失火が抑制される。かくて、機関の始動性を良好にすると共に、始動時のエミッションの悪化を抑制することができる。
ここで、前記燃焼悪化は、機関始動時の所定期間での筒内圧に基づき熱発生量を推定する熱発生量推定手段により検出されてもよい。
この構成によれば、筒内圧を検出するのみで熱発生量が推定でき、容易に燃焼悪化を検出することができる。
なお、前記熱発生量推定手段により検出された、初期燃焼速度が所定値よりも遅く且つ熱発生量が所定値を超えるときは、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量を減量補正する減量補正手段を備えることが好ましい。
この構成によれば、筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量を増量し過ぎた場合のトルク低下をもたらす燃焼形態を把握して、燃料噴射量が減量補正されるので、トルク低下を防止することができると共に、燃費の悪化も避けることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明に係るデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御装置の概略構成が示されている図1を参照するに、機関(エンジン)10は4つの気筒10a(図1には1つのみが示されている)を備えている。各気筒10aはそれぞれ対応する吸気枝管12を介して共通のサージタンク14に接続されている。サージタンク14は吸気ダクト16を介してエアフローメーター18に接続され、エアフローメーター18はエアクリーナー20に接続されている。吸気ダクト16内には電動モータ22によって駆動されるスロットル弁24が配置されている。このスロットル弁24はアクセルペダルの操作とは独立して電子的に制御される、いわゆる電制スロットル弁である。一方、各気筒10aは共通の排気マニホルド26に連結され、この排気マニホルド26はその下流の、三元触媒コンバータ28が配置された排気通路30に連結されている。
各気筒10aに対しては、筒内に向けて燃料を噴射するための筒内噴射用インジェクタ32、吸気ポート又は吸気通路内に向けて燃料を噴射するための吸気通路噴射用インジェクタ34が設けられ、さらに、筒内圧に比例した出力電圧を発生する筒内圧センサー36及び点火プラグ37がそれぞれ燃焼室に臨んで取付けられている。また、各筒内噴射用インジェクタ32は不図示の共通の燃料分配管に接続されており、この燃料分配管は燃料分配管に向けて流通可能な逆止弁を介して、機関駆動式の高圧燃料ポンプに接続されている。一方、各吸気通路噴射用インジェクタ34は同じく不図示の共通の燃料分配管に接続されており、この燃料分配管の燃料圧レギュレータを介して、電動モータ駆動式の低圧燃料ポンプに接続されている。
また、電子制御ユニット(ECU)60はデジタルコンピュータからなり、双方向性バスを介して相互に接続されたROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、CPU(マイクロプロセッサ)、入力ポート及び出力ポートなどを具備している。
そして、本実施の形態では、さらに、機関冷却水温に比例した出力電圧を発生する水温センサー38、排気ガス中の酸素濃度に比例した出力電圧を発生する空燃比センサー(A/Fセンサー)40、アクセルペダルの踏込み量に比例した出力電圧を発生するアクセル開度センサー42、クランクシャフトの所定の角度ごとに出力パルスを発生するクランクポジションセンサー44が設けられ、これらの上述した各センサーの出力信号はECU60の入力ポートに入力される。ECU60のROMには、上述のアクセル開度センサー42及びクランクポジションセンサー44からの出力信号により得られる機関負荷率及び機関回転数に基づき、運転状態に対応させて設定されている燃料噴射量の値や機関冷却水温に基づく補正値等が予めマップ化されて記憶されている。
ここで、電子制御ユニット60の出力ポートは対応する駆動回路を介して、電動モータ22、各筒内噴射用インジェクタ32、各吸気通路噴射用インジェクタ34及び点火プラグ37に接続されている。
次に、上記構成を有する本発明の第1の実施形態のエンジン始動時の燃料噴射制御について、以下、図2に示すフローチャートを参照して説明する。まず、不図示のアクセサリスイッチのオンによりECU60に電源が投入され制御が開始される。そして、スタータスイッチがオンにされエンジン10のクランキングが開始されると、本第1の実施形態では筒内噴射用インジェクタ32による筒内噴射及び吸気通路噴射用インジェクタ34による吸気通路ないしはポート内噴射が実行される。これは、筒内噴射用インジェクタ32と吸気通路噴射用インジェクタ34とから所定の総燃料噴射量Tが所定の噴射比率αの下に噴射されることにより行われる。このときの総燃料噴射量T及び噴射比率αは、ECU60に電源が投入されたときに開始される始動時燃料噴射量及び噴射比率設定ルーチンにより、水温センサー38により検出される冷却水温Twに対応させて、予め実験などに基づきマップに保管されている値が読み出されて設定される。この結果、筒内噴射用インジェクタ32からはT・αの燃料量が、また、吸気通路噴射用インジェクタ34からはT・(1−α)の燃料量が初期値として噴射されることになる。
そして、エンジン10の回転数Neが所定の完爆回転数(例えば、300〜400rpm)を超えた後の所定期間(ファストアイドル制御期間)に、図2に示すフローチャートに従い始動時の燃料噴射制御ルーチンが実行されることになる。なお、この所定期間の終了の判定は、冷却水温Twが所定温度に到達したか否かにより行うことができる。
ここで、始動時の燃料噴射制御ルーチンを説明する前に、まず本実施の形態で用いられる熱発生量推定手段について簡単に説明する。この熱発生量推定手段は筒内圧に基づき熱発生量を推定するものである。エンジンにおいて、クランク角(CA)がθである際に筒内圧検出手段としての筒内圧センサー36によって検出される筒内圧をP(θ)とし、クランク角がθである際の筒内容積をV(θ)とし、比熱比をκとした場合に、筒内圧P(θ)と、筒内容積V(θ)を比熱比κで累乗した値Vκ(θ)との積値P(θ)・Vκ(θ)(以下、適宜「PVκ」と記す)のクランク角に対する変化パターン(図3参照)は、エンジンの燃焼室内における熱発生量のクランク角に対する変化パターンとほぼ一致することが知られている。したがって、本実施形態では、筒内圧センサ−36によって所定のクランク角のピストン位置で検出される筒内圧Pとその位置における筒内容積Vと比熱比κとを用いて、熱発生量を推定するようにしている。
そこで、本第1の実施の形態では、そのステップS201において、クランク角θとして各気筒10aの上死点後90度クランク角(以下、A90°CAと表記する)を採り、このピストン位置における筒内圧Pが筒内圧センサー36の出力信号から読み込まれ、この筒内圧Pと上記ピストン位置における筒内容積Vと比熱比κとから、A90°CAにおける熱発生量(=PVκ@A90°CA)が算出される。そして、ステップS202に進み、精度を向上させるべく、算出された熱発生量(=PVκ@A90°CA)の複数サイクル(例えば、10サイクル)に亘る平均熱発生量(=PVκave@A90°CA)が算出される。さらに、次のステップS203において、上述の水温センサー38からの検出値であるエンジン10の冷却水温Twに対応させて、予め実験などに基づきマップに保管されているエンジンのファストアイドル目標回転数Netを維持するための目標熱発生量(=PVκ T@A90°CA)が読み出される。
次に、ステップS204において、前に算出された平均熱発生量(=PVκave@A90°CA)と目標熱発生量(=PVκ T@A90°CA)との偏差(=ΔPVκ@A90°CA)が、「ΔPVκ@A90°CA=PVκ T@A90°CA−PVκave@A90°CA」から求められる。そして、この偏差(=ΔPVκ@A90°CA)が所定値より大きいか否かが次のステップS205において判定される。換言すると、所定の目標熱発生量が得られているか否かが判定される。この偏差(=ΔPVκ@A90°CA)が所定値より大きくないときは、所望の熱発生量が得られているとして、この始動時の燃料噴射制御ルーチンは終了される。しかし、この偏差(=ΔPVκ@A90°CA)が所定値より大きいときは、例えば、重質燃料に起因する燃焼悪化の故に、所定の目標熱発生量が得られていないとして次のステップS206に進む。この偏差(=ΔPVκ@A90°CA)は、クランク角に対する熱発生量の変化パターンを示す図3のグラフにおいて、目標熱発生量が得られている正常な燃焼形態の場合を示す曲線N(破線)と、悪化した燃焼形態の場合を示す曲線M(実線)との差として表記されている。
ここで、本第1の実施の形態では、次のステップS206において、追加筒内噴射フィードバック(図2にはFBと記す)補正量の算出条件が成立しているか否かが判定される。この算出条件が成立しているか否かの判定は、不図示のニュートラルスイッチNSWの判定フラグがONであるかOFFであるかにより行われる。ここで、ニュートラルスイッチNSWとは、不図示のトランスミッションのシフトレバーにより作動されるスイッチであり、シフトレバーがニュートラル位置、すなわち、エンジン10がトランスミッションに連結されていない状態のときに、ONとなるスイッチである。かくて、このニュートラルスイッチNSWがON又はOFFのときは、それぞれ、別に実行されるサブルーチンにおいて判定フラグもON又はOFFにセットされる。そこで、ニュートラルスイッチNSWの判定フラグがOFFであるときには算出条件が成立していないとして、この始動時の燃料噴射制御ルーチンは終了される。ニュートラルスイッチNSWの判定フラグがOFFであるということは、エンジン10がトランスミッションに連結され、通常走行状態にあるからである。
一方、ニュートラルスイッチNSWの判定フラグがONであるときには算出条件が成立しているとして次のステップS207に進み、上述の平均熱発生量(=PVκave@A90°CA)と目標熱発生量(=PVκ T@A90°CA)との偏差(=ΔPVκ@A90°CA)に基づいて、追加筒内噴射量(=eqinjdfb)が算出される。この追加筒内噴射量(=eqinjdfb)は、上記偏差(=ΔPVκ@A90°CA)の大小に応じて、追加筒内噴射フィードバック補正量の積分項(=eqinjdi)及び比例項(=eqinjdp)が予め実験などに基づき設定されて保管されているマップから読み出され、両者が加算されることにより求められる。
そして、本第1の実施の形態では、次のステップS208において、追加筒内噴射フィードバック補正実行条件が成立しているか否かが判定される。この判定は、例えば、(1)急速暖機制御中であるか否か、(2)始動後回転数ピーク判定が成立しているか否か、又は、(3)エンジン回転数Neが目標回転数Netより下回っているか否かなどをファクターとして行われ、そのうちいずれか1つでも満たさないときには条件不成立として、この始動時の燃料噴射制御ルーチンは終了される。ここで、(1)の急速暖機制御中であるか否かは、上述のエンジン10の冷却水温Twが所定値よりも低いときには急速暖機が必要であり急速暖機制御が実行されるので、このときは急速暖機制御中であると判定される。また、(2)の始動後回転数ピーク判定が成立しているか否かは、上述の完爆回転数を超えた後にエンジン回転数Neがピーク値を超えているときに始動後回転数ピーク判定が成立しているとして判定される。
かくて、ステップS208での追加筒内噴射フィードバック補正実行条件が成立していると判定されると、ステップステップS209に進み、前に算出された追加筒内噴射量(=eqinjdfb)が加算されて、筒内噴射用インジェクタ32による最終の筒内噴射量が設定される。そして、この設定された最終筒内噴射量は、各気筒の所定のクランク角位置において、筒内噴射用インジェクタ32から筒内に噴射されることになる。
次に、本発明の第2の実施形態のエンジン始動時の燃料噴射制御について、以下、図4に示すフローチャートを参照して説明する。この第2の実施形態は上述の第1の実施形態に対し付加的に実行される制御である。本発明者等の実験によると、上述の第1の実施形態において実行された筒内噴射用インジェクタ32からの燃料噴射量のみの増量制御を行うと、筒内噴射量を徐々に増量して行くにつれ燃焼悪化が改善され軸トルク(TRQ)は増加して行くが、増量し過ぎると増加していた軸トルクが最大値から反転して低下することが判明した。その様子を図5のグラフに示す。この図5のグラフでは、左側の縦軸に軸トルク(Nm)、横軸に最終筒内噴射量倍率、すなわち、前述の筒内噴射用インジェクタ32から噴射される燃料量の初期値T・αを「1」として、増量の結果の最終筒内噴射量がこれに対して何倍になるかを取って、軸トルク(TRQ)の変化の様子が示されている。この図5のグラフに示した例では、筒内噴射用インジェクタ32から噴射される重質燃料量の初期値T・αに対し、最終筒内噴射量がほぼ「1.25」倍で目標軸トルクが得られ、「1.4」倍で最大軸トルクが得られるが、「1.55」倍を超えると、軸トルクが目標軸トルクよりも低下していることが分かる。なお、この図5のグラフには、後の説明に用いるべく、右側の縦軸に空燃比(A/F)、横軸に最終筒内噴射量倍率を取って、A/Fの変化の様子も示されている。
また、図6のグラフには、図5のグラフに示した最終筒内噴射量の各倍率「1」、「1.25」、「1.4」及び「1.55」に対応した熱発生量のクランク角に対する変化の様子が示されている。ここで、曲線A(実線)、曲線B(一点鎖線)、曲線C(破線)及び曲線D(2点鎖線)は、それぞれ順に、倍率「1」、「1.25」、「1.4」及び「1.55」の場合の熱発生量である。この図6のグラフから、軸トルク低下をもたらす倍率「1.55」の場合の熱発生量を示す曲線Dは、目標軸トルクが得られる倍率「1.25」の場合の熱発生量を示す曲線Bに関して、上死点後90度クランク角(A90°CA)において、その熱発生量が多いが、上死点後60度クランク角(A60°CA)においては、その熱発生量が少ないことが判明した。換言すると、筒内噴射用インジェクタ32からの燃料噴射量の増量が過ぎた場合には、目標軸トルクが得られる燃焼に比べて、燃焼初期速度は遅くなるが、上死点後90度クランク角以降の熱発生量は多い燃焼形態になることが判明したのである。
そこで、かかる事実に基づいて、本第2の実施形態では、この軸トルクの低下を防止するために、図4のフローチャートに示すエンジン始動時の燃料噴射制御ルーチンが実行される。したがって、この図4のフローチャートに示す制御ルーチンでは、ステップS401において、第1の実施形態におけるステップステップS209で設定された最終筒内噴射量の、各気筒の所定のクランク角位置における、筒内噴射用インジェクタ32による筒内への噴射が実行されたか否かが判定され、実行されたのを待って、次のステップS402に進む。そして、ステップS402において、初期燃焼速度が所定値よりも遅く且つ熱発生量が所定値を超えるか否かが判定される。具体的には、上死点後60度クランク角(A60°CA)における熱発生量(=PVκ@A60°CA)が所定値Xよりも小さく、且つ上死点後90度クランク角(A90°CA)における熱発生量(=PVκ@A90°CA)が所定値Yより大きいか否かが判定される。ここで、所定値X及びYは、目標軸トルクが得られる最終の筒内噴射量が噴射されて燃焼された場合の、それぞれ、上死点後60度クランク角(A60°CA)における熱発生量(=PVκ@A60°CA)(図6に「X」として示す)及び上死点後90度クランク角(A90°CA)における熱発生量(=PVκ@A90°CA)(図6に「Y」として示す)である。上記の判定で、少なくともいずれか一方が否定された場合には、トルク低下をもたらす倍率の最終筒内噴射量は噴射されていない、すなわち、増量され過ぎてはいないとして、この始動時の燃料噴射制御ルーチンは終了される。
一方、ステップS402において肯定判定されたときには次のステップS403に進み、筒内噴射用インジェクタ32からの燃料噴射量が減量補正される。すなわち、上述の第1の実施形態のステップS207において求められていた追加筒内噴射量(=eqinjdfb)に対し、所定量が減ぜられ、新たな追加筒内噴射量(=eqinjdfb)が算出されるのである。そして、次のステップS404において、ここに算出された新たな追加筒内噴射量(=eqinjdfb)が加算されて、筒内噴射用インジェクタ32による新たな最終筒内噴射量が設定される。そして、この設定された新たな最終筒内噴射量が、次のサイクルにおける各気筒の所定のクランク角位置において、筒内噴射用インジェクタ32から筒内に噴射されることになる。
次に、本発明の第3の実施形態のエンジン始動時の燃料噴射制御について、以下、図7に示すフローチャートを参照して説明する。この第3の実施形態は上述の第2の実施形態と同様に、第1の実施形態に対し付加的に実行される制御である。前に、図5のグラフを参照して説明したように、本発明者等の実験によると、上述の第1の実施形態において実行された筒内噴射用インジェクタ32からの燃料噴射量のみの増量制御を行うと、筒内噴射量を徐々に増量して行くにつれ燃焼悪化が改善され軸トルク(TRQ)は増加して行くが、増量し過ぎると増加していた軸トルクが最大値から反転して低下することが判明した。図5のグラフには、その軸トルク(TRQ)の変化の様子とともに空燃比(A/F)の変化の様子も示されており、最終筒内噴射量倍率が大きくなるにつれA/Fはリッチになっていることが分かる。このように、A/Fはリッチになっているのに軸トルクは低下しているということは、燃料を無駄に消費している、換言すると、燃費を悪化させていることに他ならず、避けるべきである。
そこで、本第3の実施形態では、この燃費の悪化を防止するために、図7のフローチャートに示すエンジン始動時の燃料噴射制御ルーチンが実行される。この図7のフローチャートに示す制御ルーチンでは、ステップS701において、第2の実施形態と同様に、第1の実施形態におけるステップステップS209で設定された最終筒内噴射量の、各気筒の所定のクランク角位置における、筒内噴射用インジェクタ32による筒内噴射が実行されたか否かが判定され、実行されたのを待って、次のステップS702に進む。
そして、ステップS702において、空燃比センサー(A/Fセンサー)40の検出値が所定値Zを下回るか否かが判定される。ここで、この所定値Zは、目標軸トルクが得られる最終の筒内噴射量が噴射されて燃焼された場合の空燃比(図5に「Z」として示す)又は最大軸トルクが得られる最終の筒内噴射量が噴射されて燃焼された場合の空燃比とすることができる。上記の判定で、A/Fセンサー40の検出値が所定値Zを超える、すなわち、リーン側で否定された場合には、燃費を悪化させていないとして、この始動時の燃料噴射制御ルーチンは終了される。
一方、ステップS702において肯定判定されたときには次のステップS703に進み、第の実施形態と同様に、筒内噴射用インジェクタ32からの燃料噴射量が減量補正される。すなわち、上述の第1の実施形態のステップS207において求められていた追加筒内噴射量(=eqinjdfb)に対し、所定量が減ぜられ、新たな追加筒内噴射量(=eqinjdfb)が算出されるのである。そして、次のステップS704において、ここに算出された新たな追加筒内噴射量(=eqinjdfb)が加算されて、筒内噴射用インジェクタ32による新たな最終筒内噴射量が設定される。そして、この設定された新たな最終筒内噴射量が、次のサイクルにおける各気筒の所定のクランク角位置において、筒内噴射用インジェクタ32から筒内に噴射されることになる。
本発明に係るデュアル噴射型内燃機関の燃料噴射制御装置の概略を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態における始動時燃料噴射制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 クランク角に対する熱発生量の変化パターンを示すグラフであり、曲線N(破線)は目標熱発生量が得られている正常な燃焼形態、曲線M(実線)は悪化した燃焼形態の場合である。 本発明の第2の実施形態における始動時燃料噴射制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 最終筒内噴射量倍率の変化に対する軸トルク及び空燃比(A/F)の変化の様子を示すグラフである。 最終筒内噴射量の各倍率に対応した熱発生量のクランク角に対する変化の様子を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態における燃焼悪化判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 機関(エンジン)
32 筒内噴射用インジェクタ
34 吸気通路噴射用インジェクタ
36 筒内圧センサー
38 水温センサー
40 空燃比センサー(A/Fセンサー)
60 電子制御ユニット(ECU)

Claims (3)

  1. 筒内噴射用インジェクタと吸気通路噴射用インジェクタとを備える内燃機関において、
    前記筒内噴射用インジェクタと前記吸気通路噴射用インジェクタとから所定の総燃料噴射量を所定の噴射比率の下に噴射して行う機関始動時の所定期間に、機関の燃焼悪化が検出されたときには、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量のみを増量して制御する燃料増量制御手段を備えることを特徴とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
  2. 前記燃焼悪化は、機関始動時の所定期間での筒内圧に基づき熱発生量を推定する熱発生量推定手段により検出されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  3. 前記熱発生量推定手段により検出された、初期燃焼速度が所定値よりも遅く且つ熱発生量が所定値を超えるときは、前記筒内噴射用インジェクタからの燃料噴射量を減量補正する減量補正手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
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