JP2010143421A - 動力伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トランスミッション側に変更があっても対応を容易にすることを可能とする。
【解決手段】分配ケース5に回転自在に支持された連結中空軸39の軸心部に同軸に配置された車軸中間軸3と、連結中空軸39に直交配置された後輪側出力軸49と、トルク伝達を行うヘリカル・ギヤ41,45、リング・ギヤ47、ピニオン・ギヤ51からなるギヤ機構とを備えた動力伝達装置1であって、分配ケース5に、アダプタ105を着脱可能に取り付け、このアダプタ105を介してトランスミッション7のベル・ハウジング9へ分配ケース9を締結固定することを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】分配ケース5に回転自在に支持された連結中空軸39の軸心部に同軸に配置された車軸中間軸3と、連結中空軸39に直交配置された後輪側出力軸49と、トルク伝達を行うヘリカル・ギヤ41,45、リング・ギヤ47、ピニオン・ギヤ51からなるギヤ機構とを備えた動力伝達装置1であって、分配ケース5に、アダプタ105を着脱可能に取り付け、このアダプタ105を介してトランスミッション7のベル・ハウジング9へ分配ケース9を締結固定することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動車等の動力を分配するトランスファとして用いられる動力伝達装置に関する。
従来、動力伝達装置の構造として、特許文献1に記載のトランスファ装置がある。
このトランスファ装置は、トランスファ・ケースがトランスミッション側のトランスアクスル・ケースに直接結合されたものである。
このため、トランスミッション側のトランスアクスル・ケースに変更があり、トランスファ・ケースに対する結合部等が既存のトランスファ・ケースに対して変化すると、トランスファ・ケースを設計し直す必要があり、対応が容易ではないという問題があった。
解決しようとする問題点は、トランスミッション側に変更があり、動力伝達装置に対する結合部等が既存のものに対して変化すると、動力伝達装置のケースを設計し直す必要があり、対応が容易ではなかった点である。
本発明は、トランスミッション側に変更があっても対応を容易にするため、ケースに回転自在に支持された中空の第1の回転軸と、前記中空の第1の回転軸の軸心部に同軸に配置された第2の回転軸と、前記第1、第2の回転軸に直交配置された第3の回転軸と、前記第1,第3の回転軸間のトルク伝達を行うギヤ機構と、を備え前記ケースがトランスミッション側に結合され前記第2の回転軸が前記トランスミッションの出力を受けるデファレシャル装置の一方の出力を左右一方の車輪側へ伝達し前記第3の軸が前記トランスミッションの出力を前輪側又は後輪側へ伝達する動力伝達装置であって、前記ケースに、アダプタを着脱可能に取り付け、このアダプタを介して前記トランスミッションへ前記ケースを締結固定することを最も主要な特徴とする。
本発明は、ケースに回転自在に支持された中空の第1の回転軸と、前記中空の第1の回転軸の軸心部に同軸に配置され第2の回転軸と、前記第1、第2の回転軸に直交配置された第3の回転軸と、前記第1,第3の回転軸間のトルク伝達を行うギヤ機構と、を備え前記ケースがトランスミッション側に結合され前記第2の回転軸が前記トランスミッションの出力を受けるデファレシャル装置の一方の出力を左右一方の車輪側へ伝達し前記第3の軸が前記トランスミッションの出力を前輪側又は後輪側へ伝達する動力伝達装置であって、前記ケースに、アダプタを着脱可能に取り付け、このアダプタを介して前記トランスミッションへ前記ケースを締結固定する。
このため、トランスミッション側に変更があっても、アダプタの仕様変更により容易に対応させることができ、動力伝達装置のケースを設計し直す必要はなく、対応が容易となる。
トランスミッション側に変更があっても対応を容易にするという目的を、アダプタにより実現した。
[4輪駆動車]
図1は、4輪駆動車のスケルトン平面図である。
図1は、4輪駆動車のスケルトン平面図である。
図1のように、動力伝達装置1は、前輪側の一方の回転軸である車軸中間軸3(第2の回転軸)の外周に配置されている。但し、動力伝達装置1は、車軸中間軸3を後輪車軸に連結する後輪側の配置構成にすることもできる。
動力伝達装置1のケースである分配ケース5は、固定側であるトランスミッション7側のベル・ハウジング9に取り付けられている。
前記ベル・ハウジング9内には、デファレンシャル装置としてフロント・デファレンシャル装置11が支持されている。フロント・デファレンシャル装置11は、エンジン13から主クラッチ15、電動モータ17、トランスミッション7を介して駆動入力を受ける。この駆動入力は、リング・ギヤ21を介しデフ・ケース23に対して行われる。
フロント・デファレンシャル装置11の出力部である左右のサイド・ギヤ25,27には、車軸中間軸29,3がそれぞれ結合されている。この各車軸中間軸29,3が車軸である左右の前輪車軸31,33に結合され、フロント・デファレンシャル装置11と前輪車軸31,33との間が接続されている。前輪車軸31,33は、左右の前輪35,37にそれぞれ連動連結されている。
従って、各車軸中間軸29,3によりフロント・デファレンシャル装置11の駆動力出力が前輪車軸31,33を介して左右の前輪35,37に伝達される。
前記動力伝達装置1は、フロント・デファレンシャル装置11への駆動入力を後輪側へ分配出力するものである。前記車軸中間軸3は、動力伝達装置1の分配ケース5を貫通して配置されている。
前記分配ケース5内には、連結中空軸39(第1の回転軸)が軸方向に延設され、その一端側が分配ケース5に回転自在に支持され、他端側がフロント・デファレンシャル装置11のデフ・ケース23側に連結されている。連結中空軸39は、車軸中間軸3の外周に遊嵌配置され、車軸中間軸3が、連結中空軸39の軸心部に同軸に配置された構成となっている。
この連結中空軸39に、ヘリカル・ギヤ41が設けられ、このヘリカル・ギヤ41が伝達中間軸43の一端側のヘリカル・ギヤ45に噛み合っている。
前記伝達中間軸43の他端側には、ハイポイド・ギヤのリング・ギヤ47が設けられている。リング・ギヤ47は、後輪側出力軸49(第3の回転軸)のハイポイド・ギヤのピニオン・ギヤ51に噛み合っている。
後輪側出力軸49は、連結中空軸39及び車軸中間軸3に直交するように配置され、前記ヘリカル・ギヤ41,45、リング・ギヤ47、ピニオン・ギヤ51は、連結中空軸39及び後輪側出力軸49間のトルク伝達を行うギヤ機構を構成する。
前記後輪側出力軸49には、ユニバーサル・ジョイント53を介してプロペラ・シャフト55が結合されている。プロペラ・シャフト55には、ユニバーサル・ジョイント57、4WD用のオンデマンドのトルク伝達カップリング59を介してドライブ・ピニオン・シャフト61が結合されている。ドライブ・ピニオン・シャフト61のドライブ・ピニオン・ギヤ63は、リヤ・デファレンシャル装置65のリング・ギヤ67に噛み合っている。
リヤ・デファレンシャル装置65は、キャリヤ・ケース69に支持され、このリヤ・デファレンシャル装置65には、左右の後輪車軸71,73を介して左右の後輪75,77が連動連結されている。
従って、エンジン13から主クラッチ15、電動モータ17、トランスミッション7を介してフロント・デファレンシャル装置11のリング・ギヤ21にトルクが入力されると、一方では車軸中間軸29,3及び前輪車軸31,33を介して左右の前輪35,37へトルク伝達が行われる。他方では、デフ・ケース23、連結中空軸39、ヘリカル・ギヤ41,45、伝達中間軸43、リング・ギヤ47、ピニオン・ギヤ51を介して後輪側出力軸49へトルク伝達が行われる。
後輪側出力軸49からは、ユニバーサル・ジョイント53、プロペラ・シャフト55、ユニバーサル・ジョイント57、トルク伝達カップリング59、ドライブ・ピニオン・シャフト61、ドライブ・ピニオン・ギヤ63を介してリヤ・デファレンシャル装置65のリング・ギヤ67にトルク伝達が行われる。リヤ・デファレンシャル装置65からは、左右の後輪車軸71,73を介して、左右の後輪75,77へトルク伝達が行われる。
このトルク伝達により、前後輪35,37、75,77によりオンデマンドの4輪駆動状態で走行することができる。
[動力伝達装置]
図2は、動力伝達装置を軸主体に切断した断面図、図3は、変形例の要部斜視図である。
[動力伝達装置]
図2は、動力伝達装置を軸主体に切断した断面図、図3は、変形例の要部斜視図である。
図2のように、前記動力伝達装置1は、伝達中間軸43及び後輪側出力軸49に対して相対的に高位に配置された軸として前記連結中空軸39を有する3軸構造となっている。
分配ケース5は、連結中空軸39及び伝達中間軸43を回転自在に支持する第1のケース部分79と後輪側出力軸49を回転自在に支持する第2のケース部分81とからなっている。第1のケース部分79の開放側には、ケース・カバー83がボルト85により締結固定されている。
前記第1のケース部分79は、連結中空軸39及びヘリカル・ギヤ41を収容する第1の収容部87と伝達中間軸43、ヘリカル・ギヤ45及びリング・ギヤ47を収容する第2の収容部89とを一体に形成したものである。
前記第1の収容部87には、ヘリカル・ギヤ41の一側において軸受支持部91及びシール支持部93が設けられている。ヘリカル・ギヤ41の他側においてケース・カバー83には、軸受支持部95及びシール支持部97が設けられている。ケース・カバー83の開口部99内には、軸受支持部101が設けられている。軸受支持部101は、均一の内径でストレートに形成され、ケース・カバー83外へ開口している。
第1のケース部分79において、ベル・ハウジング9側の開口部103には、アダプタ105がボルト107により取り付けられている。アダプタ105については後述する。
軸受支持部91及び軸受支持部95には、前記ヘリカル・ギヤ41を一体に設けた前記連結中空軸39が、第1の軸受であるボール・ベアリング109,111により回転自在に支持されている。第1の収容部87のシール支持部93及びケース・カバー83のシール支持部97には、シールとしてオイル・シール113,115が取り付けられ、このオイル・シール113,115は、連結中空軸39の外周に密接し、相対摺動可能となっている。
連結中空軸39は、均一な内径を有する貫通孔117を有し、アダプタ105側の端部に貫通孔117よりも内径の大きなインナー・スプライン119を有し、ヘリカル・ギヤ41側の端部に段付き状に拡径形成されたシール支持部121を有している。
シール支持部121には、オイル・シール123が取り付けられ、前記車軸中間軸3の外周に密接し、相対摺動可能となっている。
インナー・スプライン119は、第1の収容部87の開口部103から突出し、アダプタ105内で前記デフ・ケース23から延びたボス部23aにスプライン係合している。
前記車軸中間軸3は、段付き状に形成され、前記フロント・デファレンシャル装置11側の端部に、サイド・ギヤ27に結合するためのスプライン125を有している。
車軸中間軸3のケース・カバー83側の端部(一端側)は、2段に拡径され、シール摺接部129と支持軸部131とが設けられている。
シール摺接部129には、前記オイル・シール123のシール・リップが相対摺動可能に密接している。支持軸部131は、連結中空軸39のシール支持部121(一端)から突出し前記分配ケース5のケース・カバー83に前記第2の軸受であるボール・ベアリング133を介して回転自在に支持されている。ボール・ベアリング133のインナー・レースは、支持軸部131に圧入されるとともにスナップ・リング135a,135bにより軸方向へ位置決められ、アウター・レースは、ケース・カバー83の軸受支持部101に圧入されて軸方向に突き当り、止め輪137により軸方向へ位置決められている。
前記車軸中間軸3及び連結中空軸39間には、前記ボール・ベアリング133に対して軸方向に離間した近接部139が突部139aにより形成されている。近接部139は、動力伝達装置1を車両へ組み込む前において車軸中間軸3のボール・ベアリング133を支点とした軸振れを規制するものである。
突部139aは、連結中空軸39の内周面でインナー・スプライン119に隣接して周回状に連続的に一体形成されている。この突部139aにおいて、平行部の軸方向幅は、10mm程度に設定され、車軸中間軸3の外周に対する隙間は、1mm程度に設定されている。
さらに、本実施例では、寸法A又はBが、寸法Cよりも大きく、例えば、A>B>Cの寸法関係に設定されている。寸法Aは、突部139aの平行部の内端からスプライン125の軸方向内端側までの距離、寸法Bは、軸受支持部101の開口部99までの軸方向長さ、寸法Cは、シール摺接部129の立ち上がり始端からオイル・シール123のシール・リップまでの距離である。
なお、近接部139を、図3のように、連結中空軸39に周回状に間欠的に設けられた突部139aで構成することも可能である。
近接部139の形成により、シールとしての前記オイル・シール123が、前記ボール・ベアリング133と前記近接部139との間で前記連結中空軸39及び車軸中間軸3間に設けられた構成となっている。
前記第2の収容部89は、伝達中間軸43の一端側において閉じ壁部141を有し、ケース・カバー83は、伝達中間軸43の他端側において閉じ壁部143を有している。
閉じ壁部141には、軸受支持部145が設けられ、閉じ壁部143には、軸受支持部147が設けられている。軸受支持部145,147に、伝達中間軸43の両端がテーパー・ローラー・ベアリング149,151を介して回転自在に支持されている。
前記第2のケース部分81は、後輪側出力軸49を支持するものであり、第1のケース部分79の第2の収容部89の後輪側出力方向の開口153に嵌合して組み付けられ、複数のボルト155(但し、図2では1個のみ示す。)により締結固定されている。
第2のケース部分81の一端部外周には、オー・リング157が取り付けられ、開口153内周に密接している。
第2のケース部分81には、軸受支持部159,161及びシール支持部163が設けられている。
軸受支持部159,161には、テーパー・ローラー・ベアリング164,165を介して後輪側出力軸49が回転自在に支持されている。後輪側出力軸49の外端部には、フランジ部材167がスプライン嵌合している。このフランジ部材167は、後輪側出力軸49に螺合するナット169により締結され、抜け止めが行われている。
前記シール支持部163には、オイル・シール171が取り付けられ、このオイル・シール171がフランジ部材167に密接し、相対摺動可能となっている。フランジ部材167には、ダスト・カバー173が取り付けられ、オイル・シール171の外側を覆っている。
図3は、図2のIII−III矢視におけるアダプタを備えた動力伝達装置の側面図である。
図2,図3のように前記アダプタ105は、動力伝達装置1をベル・ハウジング9へ取り付けるものである。このアダプタ105の両端には、インロー部105a,105bが形成され、オー・リング175,177が支持されている。
このアダプタ105は、インロー部105bが第1のケース部分79の開口部103内に嵌合し、インロー部105aが、ベル・ハウジング9の開口部9a内に嵌合している。
アダプタ105の外周部には、アダプタ固定部105cが複数一定間隔で形成され、さらにその外周側に合わせ固定部105dが設けられている。
アダプタ固定部105c及び合わせ固定部105d,105eは、エンジン13側の電動モータ17に対し車軸中間軸3及び連結中空軸39を挟んで反対側となる第1のケース部分79の第2の収容部89側に図3のように形成されている。
アダプタ105は、合わせ面AD1でベル・ハウジング9側に合わせられ、各合わせ固定部105dが図示しない各ボルトで締結されると共に、各合わせ固定部105eが各ボルト179によりでベル・ハウジング9側に締結結合される。
このようなアダプタ105を介した支持において合わせ固定部105dは車軸中間軸3及び連結中空軸39を挟んで反伝導モータ17側に位置するため、動力伝達装置をエンジン13側へ近接配置させることができる。
図4は、他のアダプタの変更部を破線で示した動力伝達装置の軸主体の断面図である。
図4のアダプタ105Aは、ベル・ハウジング9側の合わせ面がAD1からAD2に変更となったため、アダプタ105に対して破線の部分をベル・ハウジング9側へ延長したものである。
この場合、図3のように2カ所の合わせ固定部105dを破線位置にずらして設定する。
この合わせ固定部105dの位置変更により、動力伝達装置1の重量をベル・ハウジング9に対して確実に支持させることができる。
図5は、動力伝達装置の変形例に係り、反ベル・ハウジング側からみた側面図である。
図5のようにケース・カバー83に、補助固定部181,183が設けられている。この補助固定部181,183は、エンジン13のマウント部へボルトにより締結固定されるものであり、動力伝達装置1をより強固に支持させることができる。
図6は、本発明実施例が適用される他の4輪駆動車のスケルトン平面図である。なお、上記実施例と同一又は対応した構成部分には同符号又は同符号にCを付して説明し、重複した説明は省略する。
本実施例の動力伝達装置1Cは、実施例1の動力伝達装置1が伝達中間軸43を有する3軸構成であるのに対し、この伝達中間軸43を省略し、連結中空軸39C(第1の回転軸)にハイポイド・ギヤのリング・ギヤ41Cを取り付け、後輪側出力軸49のハイポイド・ギヤのピニオン・ギヤ51に噛み合せた2軸構成としたものである。
アダプタ105は前記同様である。
[実施例の効果]
本発明実施例では、分配ケース5に回転自在に支持された中空の連結中空軸39と、前記連結中空軸39の軸心部に同軸に配置された車軸中間軸3と、前記連結中空軸39に直交配置された後輪側出力軸49と、前記連結中空軸39及び後輪側出力軸49間のトルク伝達を行うヘリカル・ギヤ41,45、リング・ギヤ47、ピニオン・ギヤ51からなるギヤ機構とを備え前記分配ケース5がトランスミッション7側に結合され前記車軸中間軸3が前記トランスミッション7の出力を受けるフロント・デファレシャル装置11のサイド・ギヤ27の出力を右の車輪37側へ伝達し前記後輪側出力軸49が前記トランスミッション7の出力を後輪75,77側へ伝達する動力伝達装置1であって、前記分配ケース5に、アダプタ105を着脱可能に取り付け、このアダプタ105を介して前記トランスミッション7のベル・ハウジング9へ前記分配ケース9を締結固定する。
[実施例の効果]
本発明実施例では、分配ケース5に回転自在に支持された中空の連結中空軸39と、前記連結中空軸39の軸心部に同軸に配置された車軸中間軸3と、前記連結中空軸39に直交配置された後輪側出力軸49と、前記連結中空軸39及び後輪側出力軸49間のトルク伝達を行うヘリカル・ギヤ41,45、リング・ギヤ47、ピニオン・ギヤ51からなるギヤ機構とを備え前記分配ケース5がトランスミッション7側に結合され前記車軸中間軸3が前記トランスミッション7の出力を受けるフロント・デファレシャル装置11のサイド・ギヤ27の出力を右の車輪37側へ伝達し前記後輪側出力軸49が前記トランスミッション7の出力を後輪75,77側へ伝達する動力伝達装置1であって、前記分配ケース5に、アダプタ105を着脱可能に取り付け、このアダプタ105を介して前記トランスミッション7のベル・ハウジング9へ前記分配ケース9を締結固定する。
このため、トランスミッション7側に変更があっても、アダプタ105の仕様変更により容易に対応させることができ、動力伝達装置1の分配ケース5を設計し直す必要はなく、対応が容易となる。
トランスミッション7側に仕様変更がなくとも、アダプタ105の変更により動力伝達装置1の軸方向の取り付け位置を変更することができ、取り付け位置の自由度を拡大することができる。
1,1C 動力伝達装置
3 車軸中空軸(第1の回転軸)
5 分配ケース(ケース)
39,39C 連結中空軸(第2の回転軸)
41,45 ヘリカル・ギヤ(ギヤ機構)
47,41C リング・ギヤ(ギヤ機構)
49,49C 後輪側出力軸(第3の回転軸)
51 ピニオン・ギヤ(ギヤ機構)
105,105A アダプタ
105a,105b インロー部
105c アダプタ固定部
105d,105e 合わせ固定部
3 車軸中空軸(第1の回転軸)
5 分配ケース(ケース)
39,39C 連結中空軸(第2の回転軸)
41,45 ヘリカル・ギヤ(ギヤ機構)
47,41C リング・ギヤ(ギヤ機構)
49,49C 後輪側出力軸(第3の回転軸)
51 ピニオン・ギヤ(ギヤ機構)
105,105A アダプタ
105a,105b インロー部
105c アダプタ固定部
105d,105e 合わせ固定部
Claims (3)
- ケースに回転自在に支持された中空の第1の回転軸と、
前記中空の第1の回転軸の軸心部に同軸に配置された第2の回転軸と、
前記第1,第2の回転軸に直交配置された第3の回転軸と、
前記第1,第3の回転軸間のトルク伝達を行うギヤ機構と、
を備え前記ケースがトランスミッション側に結合され前記第2の回転軸が前記トランスミッションの出力を受けるデファレシャル装置の一方の出力を左右一方の車輪側へ伝達し前記第3の軸が前記トランスミッションの出力を前輪側又は後輪側へ伝達する動力伝達装置であって、
前記ケースに、アダプタを着脱可能に取り付け、
このアダプタを介して前記トランスミッションへ前記ケースを締結固定する、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1記載の動力伝達装置であって、
前記アダプタは、前記ケース及びトランスミッションに嵌合させるインロー部を備えた、
ことを特徴とする動力伝達装置。 - 請求項1又は2記載の動力伝達装置であって、
前記アダプタは、外周部に前記トランスミッション側へ締結するための合わせ固定部を備えた、
ことを特徴とする動力伝達装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008323065A JP2010143421A (ja) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | 動力伝達装置 |
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JP2008323065A JP2010143421A (ja) | 2008-12-19 | 2008-12-19 | 動力伝達装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107842587A (zh) * | 2017-11-02 | 2018-03-27 | 西安法士特汽车传动有限公司 | 一种电机侧面驱动纯电动车中央减速器 |
JP2019032067A (ja) * | 2017-08-09 | 2019-02-28 | 本田技研工業株式会社 | 動力伝達装置 |
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2008
- 2008-12-19 JP JP2008323065A patent/JP2010143421A/ja active Pending
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