JP2011106599A - 動力伝達装置への軸連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の軸の長さを長くすることを可能とする。
【解決手段】一端側に開口した中空部91及び他端側に形成されたピニオン・ギヤ43を有する後輪側出力軸41と、後輪側出力軸41の外周側に配置され開口を拡径しながら屈曲させた加締部101及び前記ピニオン・ギヤ43の背面側間に固定されたユニット・ベアリング87とを備え、後輪側出力軸41を、ユニット・ベアリング87によりトランスファ・ケース5の開口部89に回転自在に支持し、中空部91に、プロペラ・シャフト45の軸端部47を挿入して前記インナー・スプライン93に相対回転不能に結合したことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車などの動力伝達装置への軸連結構造に関する。
従来、動力伝達装置にプロペラ・シャフトを結合する結合構造として特許文献1の図4に記載のものがある。
この結合構造は、動力伝達装置であるトランスファにプロペラ・シャフトを結合するためのものである。トランスファー・ケースの出力軸としての後輪出力側には、出力ベベルギヤを備えた後輪側出力軸がベアリングを介して回転自在に支持されている。後輪側出力軸の後端部には、スプラインが設けられ、コンパニオン・フランジがスプライン結合されている。このコンパニオン・フランジにプロペラ・シャフトの端部がボルトにより締結結合され、トランスファにプロペラ・シャフトを結合している。
したがって、トランスファの後輪側出力軸からプロペラ・シャフトへ円滑にトルク伝達することができる。
しかし、かかる結合構造では、ベアリングを介してトランスファー・ケースに回転自在に支持させる後輪側出力軸の中間部とコンパニオン・フランジをスプライン結合させる後輪側出力軸後端部のスプラインとが軸方向に並んでしまい、後輪側出力軸全体の長さが長くなるという問題があった。
このため、ユニバーサル・ジョイントの位置を車体前方へずらすことができず、ステアリング・ラックやフレーム等の車体側の交差部材の配置に制約があった。また、プロペラ・シャフトの長さが短くなり、ユニバーサル・ジョイント間でのプロペラ・シャフトの取付角度が大きくなり、音振特性低下の原因となる恐れがあった。
かかる問題は、ドライブ・ピニオン・シャフトを入力軸とする終減速装置においてもほぼ同様である。
特開平10−138775号公報
解決しようとする問題点は、動力伝達装置に他の軸を連結するときに、入力軸又は出力軸全体の長さが長くなる点である。
本発明は、入力軸又は出力軸全体の長さ短くすることを可能とするために、少なくとも一端側に開口した中空部及び他端側に形成されたピニオン・ギヤを有する入力軸又は出力軸と、前記入力軸又は出力軸の外周側に配置され前記開口を拡径しながら屈曲させた加締部及び前記ピニオン・ギヤの背面側間に固定されたベアリングとを備え、前記入力軸又は出力軸を、前記ベアリングによりハウジングの開口部に回転自在に支持し、前記中空部に、他の軸の軸端部を挿入して前記軸結合部に相対回転不能に結合したことを特徴とする。
本発明では、少なくとも一端側に開口した中空部及び他端側に形成されたピニオン・ギヤを有する入力軸又は出力軸と、前記入力軸又は出力軸の外周側に配置され前記開口を拡径しながら屈曲させた加締部及び前記ピニオン・ギヤの背面側間に固定されたベアリングとを備え、前記入力軸又は出力軸を、前記ベアリングによりハウジングの開口部に回転自在に支持し、前記中空部に、他の軸の軸端部を挿入して前記軸結合部に相対回転不能に結合した。
このため、ベアリングを介してハウジングに回転自在に支持させる入力軸又は出力軸の外周部と他の軸の軸端部を結合させる中空部とを、外周側と内周側とにオーバーラップして形成することができる。
このため、入力軸又は出力軸全体の長さを短くすることができ、その分他の軸の長さを長くすることができる。
4輪駆動車のスケルトン平断面図である。(実施例1) 動力伝達装置への軸連結構造を示す平断面図である。(実施例1) 4輪駆動車の要部スケルトン平断面図である。(実施例2) 動力伝達装置への軸連結構造を示す一部切欠平断面図である。(実施例2)
入力軸又は出力軸全体の長さを短くするという目的を、入力軸又は出力軸の中空部及び加締部により実現した。
[4輪駆動車]
図1は、4輪駆動車のスケルトン平断面図である。
図1のように、本発明実施例における動力伝達装置としてのトランスファ1は、前輪側の一方のフロント中間軸3の外周に配置されている。トランスファ1のハウジングであるトランスファ・ケース5は、トランスミッション7側のベル・ハウジング9に取り付けられている。
ベル・ハウジング9内には、フロント・デファレンシャル装置11が支持されている。フロント・デファレンシャル装置11は、エンジン13から駆動用モータ15、トランスミッション7を介して駆動入力を受ける。なお、トランスミッション7は、CVT17で構成され、CVT17は、トランスミッション変速用モータ19で変速される構成となっている。
前記トランスミッション7を介した駆動入力は、リング・ギヤ21を介しフロント・デフ・ケース17に対して行われる。
フロント・デファレンシャル装置11の出力部である左右のサイド・ギヤ23,25には、フロント中間軸27,3がそれぞれ結合されている。この各フロント中間軸27,3が車軸である左右の前輪車軸29,31に結合され、フロント・デファレンシャル装置11と前輪車軸29,31との間を接続する。従って、フロント・デファレンシャル装置11は、前輪車軸29,31間に介設されている。
トランスファ1は、フロント・デファレンシャル装置11への駆動入力を後輪側へ分配するものである。トランスファ1のトランスファ・ケース5を貫通して前記フロント中間軸3が貫通配置されている。前輪車軸29,31は、左右の前輪33,35にそれぞれ連動連結されている。
トランスファ・ケース5内には、フロント・デファレンシャル装置11の出力回転部としてフロント・デフ・ケース17から連結中空軸37が延設されている。連結中空軸37は、フロント・デフ・ケース17に一体回転可能に結合されている。この連結中空軸37は、フロント中間軸3の外周に遊嵌し、この連結中空軸37に、リング・ギヤ39が取り付けられ、後輪側出力軸41のピニオン・ギヤ43に噛み合っている。リング・ギヤ39及びピニオン・ギヤ43は、ベベル・ギヤで形成されて直交噛み合いしている。従って、後輪側出力軸41は、連結中空軸37に対して直交配置され、本発明の一例として出力軸を構成する。
後輪側出力軸41には、プロペラ・シャフト45の前輪側の軸端部47が結合されている。プロペラ・シャフト45は、本発明の一例として他の軸を構成し、軸端部47にユニバーサル・ジョイント49を介して本体軸部51を結合して備え、本体軸部51にユニバーサル・ジョイント53を介して結合された後輪側の軸端部55を備えている。
本体軸部51は、前本体軸部51a及び後本体軸部51bの組み合わせであり、前本体軸部51a及び後本体軸部51bが伸縮吸収部56を介して結合されたものである。伸縮吸収部56は、軸スプライン構造を持ち、前本体軸部51a及び後本体軸部51bの軸方向相対動を許容する。
なお、ユニバーサル・ジョイント49の僅か後方で後本体軸部51b下側には、ステアリング・ラック等の車体側の交差部材Mが位置している。
後輪側の軸端部55は、オンデマンドでトルク伝達を行うカップリング57に結合され、このカップリング57に、終減速装置59側のドライブ・ピニオン・シャフト61が結合されている。
ドライブ・ピニオン・シャフト61は、ピニオン・ギヤ63を備え、ピニオン・ギヤ63は、リヤ・デファレンシャル装置65のリング・ギヤ67に噛み合っている。
リヤ・デファレンシャル装置65は、キャリヤ・ケース69に回転自在に支持されている。
リヤ・デファレンシャル装置65の左右のサイド・ギヤ71,73には、リヤ中間軸75,77が結合されている。リヤ中間軸75,77には、左右の後輪車軸79,81が結合され、この後輪車軸79,81に、左右の後輪83,85が連動連結されている。
従って、エンジン13から駆動用モータ15、トランスミッション7を介してフロント・デファレンシャル装置11のリング・ギヤ21にトルクが入力されると、一方ではフロント中間軸27,3及び前輪車軸29,31を介して左右の前輪33,35へトルク伝達が行われる。他方では、フロント・デフ・ケース17、連結中空軸37、リング・ギヤ39及びピニオン・ギヤ43を介して後輪側出力軸41へトルク伝達が行われる。
後輪側出力軸41からは、プロペラ・シャフト45の軸端部47、ユニバーサル・ジョイント49、本体軸部51、ユニバーサル・ジョイント53、プロペラ・シャフト45の軸端部55、カップリング57、ドライブ・ピニオン・シャフト61、ピニオン・ギヤ63を介して、リヤ・デファレンシャル装置65のリング・ギヤ67にトルク伝達が行われる。リヤ・デファレンシャル装置65からは、リヤ中間軸75,77、左右の後輪車軸79,81を介して、左右の後輪83,85へトルク伝達が行われる。
このトルク伝達により、前後輪33,35、83,85によって、オンデマンドの4輪駆動状態で走行可能となる。
[動力伝達装置への軸連結構造]
図2は、動力伝達装置への軸連結構造を示す平断面図である。
図2のように、後輪側出力軸41は、外周部がベアリングであるユニット・ベアリング87によりトランスファ・ケース5の開口部89に回転自在に支持されている。
この後輪側出力軸41には、中空部91が貫通形成されている。中空部91の軸方向中間部には、軸結合部としてインナー・スプライン93が形成されている。中空部91の内端部側95と外端部側97とは、インナー・スプライン93よりも大径に形成されている。インナー・スプライン93の内端部側95寄りには周溝93aが形成されている。
後輪側出力軸41の外周部には、内端部のピニオン・ギヤ43に隣接して軸受嵌合部99が形成されている。後輪側出力軸41の軸方向外端部には、加締部101が形成されている。加締部101は、中空部91の開口を拡径しながら屈曲させたものであり、例えば揺動かしめ工法により形成されている。
ユニット・ベアリング87は、後輪側出力軸41の軸受嵌合部99に嵌合して取り付けられている。このユニット・ベアリング87のインナー・レース87aが、加締部101による軸方向締結力により加締部101及び前記ピニオン・ギヤ43背面側間にシム103を介して締結固定されている。
ユニット・ベアリング87は、アウター・レース87bに、突当フランジ部87c、カバー舌部87d、ベアリング・オイル通路87e、87fが形成されている。ベアリング・オイル通路87e、87fは、径方向に貫通する孔状に形成されている。ユニット・ベアリング87は、外端部側にベアリング内部を外部から封止するシール105を備えている。シール105は、シール・リング107に接し、カバー舌部87dは、シール・リング107の外周縁を覆っている。
ユニット・ベアリング87は、開口部89の軸受支持部109に嵌合して取り付けられ、外端の突当フランジ部87cが開口部89外端面に突き当てられている。突当フランジ部87cは、この突当フランジ部87cに形成された締結凸部87caがボルト111により開口部89外端面に締結固定されている。
軸受支持部109には、ケース・オイル通路109aが軸方向へ長溝状に形成され、トランスファ・ケース5内部をベアリング・オイル通路87e、87fに連通させている。
したがって、トランスファ・ケース5内の潤滑油であるギヤ・オイルは、ケース・オイル通路109a及びベアリング・オイル通路87e、87fを通ってユニット・ベアリング87に供給されるようになっている。
プロペラ・シャフト45の軸端部47には、シール・リング受部47aが設けられ、スプライン47b、周凹部47cが形成されている。この軸端部47は、後輪側出力軸41の外端部から中空部91に挿入され、スプライン47bがインナー・スプライン93にスプライン結合されている。周凹部47cには、スナップ・リング113が取り付けられ、インナー・スプライン93側の周溝93aに係合し、後輪側出力軸41に対するプロペラ・シャフト45の軸端部47の抜け止めが行われている。
したがって、中空部91に、プロペラ・シャフト45の軸端部47を挿入して軸結合部であるインナー・スプライン93に相対回転不能に結合した構成となっている。なお、中空部91とピニオン・ギヤ43側との間は、中空部91と一体に設けられ又はキャップや液状ガスケット、パッキン、或いは他のシール・リングなどの封止部材により閉止した形状とすることもできる。
シール・リング受部47aには、前記シール・リング107の内周部が圧入固定されている。このシール・リング107と前記シール105とにより、外部からの泥水や粉塵などに対して封止する封止部材を構成する。
上述した封止部材を用いることにより、前記トランスファ・ケース5内のギヤ・オイルは、前記後輪側出力軸41の内端から前記インナー・スプライン93に侵入しない。
なお、トランスファ・ケース5は、ケース本体115にケース・カバー117がボルト119により締結結合されたものである。このトランスファ・ケース5に、連結中空軸37がベアリング121,123により回転自在に支持されている。ベアリング121,123の軸方向外側で、連結中空軸37とトランスファ・ケース5との間に、シール125,127が設けられている。
ケース・カバー117とフロント中間軸3との間にもシール129が設けられ、フロント中間軸3に取り付けられたダスト・カバー131がシール129に接している。
トランスファ・ケース5には、オイル通路133が形成され、ベル・ハウジング9とシール127,129間とを連通させている。
前記リング・ギヤ39は、連結中空軸37のフランジ部37aに、ボルト135により締結固定されている。
かかる構造において、フロント・デフ・ケース17から連結中空軸37にトルクが伝達されると、リング・ギヤ39及びピニオン・ギヤ43が噛み合い回転する。
この噛み合い回転により、後輪側出力軸41がユニット・ベアリング87を介してトランスファ・ケース5に対し回転する。
この回転は、インナー・スプライン93からスプライン47bを介してプロペラ・シャフト45の軸端部47に伝達される。
この軸端部47からは、前記のようにユニバーサル・ジョイント49、本体軸部51へとトルク伝達が行われる。
中空部91の外端部97と後輪側出力軸41の外周との間にオー・リングなどの封止部材Zを設けているので、リング・ギヤ39及びピニオン・ギヤ43の噛み合い回転によりトランスファ・ケース5内のギヤ・オイルが飛散すると、後輪側出力軸41の内端部から中空部91の内端部側95内へオイルが侵入可能となる。
すなわち、前記ハウジングであるトランスファ・ケース5内の潤滑油であるギヤ・オイルが、前記出力軸である後輪側出力軸41の内端から軸結合部であるインナー・スプライン93へ侵入可能な構造となり、スプライン部へグリス潤滑することなく、潤滑性が向上する。
こうすることにより、前記ギヤ・オイルの侵入により、インナー・スプライン93及びスプライン47b間の潤滑が行われる。また、ケース・オイル通路からベアリング・オイル通路87e、87fへギヤ・オイルが流通し、ユニット・ベアリング87の潤滑が行われる。
[実施例1の効果]
本発明実施例1のトランスファ1への軸連結構造では、一端側に開口した中空部91及び他端側に形成されたピニオン・ギヤ43を有する後輪側出力軸41と、前記後輪側出力軸41の外周側に配置され前記開口を拡径しながら屈曲させた加締部101及び前記ピニオン・ギヤ43の背面側間に固定されたユニット・ベアリング87とを備え、前記後輪側出力軸41を、前記ユニット・ベアリング87によりトランスファ・ケース5の開口部89に回転自在に支持し、前記中空部91に、プロペラ・シャフト45の軸端部47を挿入して前記インナー・スプライン93に相対回転不能に結合した。
このため、ユニット・ベアリング87を介してトランスファ・ケース5に回転自在に支持させる後輪側出力軸41の軸受嵌合部99とプロペラ・シャフト45の軸端部47をスプライン結合させる中空部91のインナー・スプライン93とを、外周側と内周側とにオーバーラップして形成することができる。
したがって、後輪側出力軸41全体の長さを短くすることができ、その分プロペラ・シャフト45の長さを長くすることができる。
すなわち、プロペラ・シャフト45の本体軸部51の長さを長くすることができ、ユニバーサル・ジョイント49,53間の取付角度をより小さくすることが可能となり、音振特性の向上を図ることができる。
また、ユニバーサル・ジョイント49をトランスファ1側に近づけることができ、ステアリング・ラック等の車体側の交差部材Mの配置を容易に行わせることができる。
後輪側出力軸41は、ユニット・ベアリング87でトランスファ・ケース5に支持するため、後輪側出力軸41及びユニット・ベアリング87を予めセットにしてからトランスファ・ケース5の開口部89に組み付けることができ、組み付けが容易である。
前記中空部91は、前記後輪側出力軸41を貫通し、前記インナー・スプライン93に対する前記プロペラ・シャフト45の軸端部47の結合は、スプライン結合であり、後輪側出力軸41の開口側を前記プロペラ・シャフト45側に対して封止するシール105及び封止部材Zを設け、前記トランスファ・ケース5内のギヤ・オイルが、前記後輪側出力軸41の内端から前記インナー・スプライン93に侵入可能である。
このため、インナー・スプライン93及びスプライン47bのスプライン結合をギヤ・オイルにより充分潤滑することができる。
図3,図4は、本発明の実施例2に係り、図3は、4輪駆動車の要部スケルトン平断面図、図4は、動力伝達装置への軸連結構造を示す一部切欠平断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同一であり、同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にAを付し、重複した説明は省略する。
図3,図4のように、本実施例は、動力伝達装置として後輪側の終減速装置1Aに適用したものである。
すなわち、実施例1の後輪側出力軸41に代えて後輪側のドライブ・ピニオン・シャフト61Aが適用され、プロペラ・シャフト45の軸端部47に代えて後輪側の軸端部55Aが適用されたものである。
したがって、本実施例においても実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
[その他]
ベアリングとして、ユニット・ベアリング87以外のテーパー・ローラー・ベアリング、ボール・ベアリング等を使用することもできる。一対の転動体とアウター,インナー・レースを含めて軸方向に分離配置される一対のベアリング組を用いても良い。
1 トランスファ(動力伝達装置)
5 トランスファ・ケース(ハウジング)
41 後輪側出力軸(出力軸)
43,63 ピニオン・ギヤ
45 プロペラ・シャフト(他の軸)
47,55A 軸端部
47b スプライン
61A ドライブ・ピニオン・シャフト(入力軸)
87,87A ユニット・ベアリング(ベアリング)
89,89A 開口部
91,91A 中空部
93,93A インナー・スプライン(軸結合部)
101,101A 軸受嵌合部(外周部)
105,105A シール(封止部材)
107,107A シール・リング
Z 封止部材

Claims (3)

  1. 少なくとも一端側に開口した中空部及び他端側に形成されたピニオン・ギヤを有する入力軸又は出力軸と、
    前記入力軸又は出力軸の外周側に配置され前記開口を拡径しながら屈曲させた加締部及び前記ピニオン・ギヤの背面側間に固定されたベアリングとを備え、
    前記入力軸又は出力軸を、前記ベアリングによりハウジングの開口部に回転自在に支持し、
    前記中空部に、他の軸の軸端部を挿入して前記軸結合部に相対回転不能に結合した、
    ことを特徴とする動力伝達装置への軸連結構造。
  2. 請求項1記載の動力伝達装置への軸連結構造であって、
    前記ベアリングは、ユニット・ベアリングである、
    ことを特徴とする動力伝達装置への軸連結構造。
  3. 請求項1又は2記載の動力伝達装置への軸連結構造であって、
    前記中空部は、前記入力軸又は出力軸を貫通し、
    前記軸結合部に対する前記他の軸の軸端部の結合は、スプライン結合であり、
    前記入力軸又は出力軸の開口側を前記他の軸側に対して封止する封止部材を設け、
    前記ハウジング内の潤滑油が、前記入力軸又は出力軸の内端から前記軸結合部に侵入可能である、
    ことを特徴とする動力伝達装置への軸連結構造。
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