JP2010143164A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷ジョブを受信したときの通信プロトコルによっては、印刷設定を受信できないため、画像形成装置が管理する印刷設定を有効にして画像形成を行っていた。そのため、印刷ジョブ送信者が期待しない印刷設定が有効になってしまうことがあった。
【解決手段】 画像形成装置は印刷ジョブをどの通信プロトコルを介して受信したかを判定する。また、画像形成装置が管理する印刷設定が初期設定から変更されているか否かを判定する。通信プロトコルがLPD、かつ印刷設定が変更されていた場合は、画像形成指示があるまで画像形成を開始しない。
【選択図】 図7

Description

本発明は特定の通信プロトコルを介して受信した印刷ジョブの印刷設定を変更するための画像形成装置に関する。
ネットワークに接続されたコンピュータから印刷ジョブを受信して画像形成を行う画像形成装置が普及している。画像形成装置は複数の通信プロトコル、例えばLPD(Line Printer Daemon)、IPP(Internet Printing Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)等に対応しており、どの通信プロトコルを介して印刷ジョブを受信しても画像形成を行うことができる。
しかし、使用される通信プロトコルによっては画像形成に影響する印刷設定を行えなかったり、できたとしても一部の印刷設定しか行えなかったり、十分な印刷設定を行うことができない。例えば、LPDを使用する場合、印刷時に印刷設定を行うことができない。LPDを使用して印刷を行う場合は、画像形成装置が管理し、画像形成装置を操作して設定変更可能である印刷設定を有効にして画像形成を行う。そのため、印刷時に有効となる印刷設定は印刷時にユーザが任意に設定可能ではなく、また誰かが設定した印刷設定が有効になるため、予期せぬ印刷設定が有効となって画像形成されてしまう。
そこで例えばFTPを介して印刷ジョブを受信した場合でも印刷設定を行うための技術が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1によると、FTPを介して受信した印刷ジョブの印刷設定情報に基づいて印刷設定に関する構成ファイルを生成する。生成した構成ファイルは印刷ジョブを送信したコンピュータに提供し、コンピュータ側で印刷設定を変更することが可能となっている。
特開2000−276313号公報
しかし、上述した従来の技術では、構成ファイルを生成し、それをコンピュータに提供してコンピュータから構成ファイルの更新を行う必要があるため、コンピュータと画像形成装置間で通信を行う必要があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、画像形成装置で印刷設定を変更することを目的とする。
印刷設定を変更可能である画像形成装置であって、
印刷ジョブを受信する受信手段と、
前記印刷ジョブをどの通信プロトコルを介して受信したかを判定する第一の判定手段と、
前記画像形成装置が管理する印刷設定が初期設定から変更されているか否かを判定する第二の判定手段と、
前記印刷ジョブを特定の通信プロトコルを介して受信した場合かつ前記印刷設定が初期設定から変更されている場合は前記印刷ジョブを記憶装置に格納して画像形成を開始しない非開始手段と、
画像形成を開始していないことを表示する表示手段と、
画像形成を開始する開始手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、印刷時に画像形成装置において印刷設定が可能となり、予期せぬ印刷設定が有効となって画像形成されることを防ぐことが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施の一形態に係る画像形成装置を収容するネットワークの構成を模式的に示す図である。本実施の形態では、画像形成装置としてデータ送信機能を有する複写機を説明する。
複写機1001は、図1に示すように、複写機1001と同等の機能を持つ複写機1002、ファクシミリ装置1003、データベース/メールサーバ1004、クライアントコンピュータ1005とともに、イーサネット(登録商標)などからなるLAN1006に収容されている。また、ファクシミリ1007とともに公衆回線1008に収容されている。複写機1001は、コピー機能、ファクシミリ機能を有するとともに、原稿画像を読み取り、該読み取った画像データをLAN1006上の各装置に送信するデータ送信機能を有する。また、PDL機能を有するので、LAN1006上に接続されているクライアントコンピュータ1005から指示されたPDL画像を受信して印刷することが可能である。複写機1001は、複写機1001で読み取った画像や、LAN1006上に接続されているコンピュータから指示されたPDL画像を、ハードディスク2004の指定したボックス領域に保存することが可能であり、ボックス領域に保存された画像を印刷することが可能になっている。
複写機1001は、LAN1006を介して複写機1002が読み取ったデータを受信し、受信したデータを複写機1001内のハードディスク2004に保存/印刷出力することが可能である。また、クライアントコンピュータ1005とLAN1006を介してデータベースサーバ1004の画像を受信し、複写機1001内に保存/印刷出力することが可能である。
ファクシミリ1003は、LAN1006を介して複写機1001が読み取ったデータを受信し、該受信したデータを送信することが可能である。
データベース/メールサーバ1004は、LAN1006を介して複写機1001が読み取ったデータを受信し、データベースに格納し、電子メールとして送信する機能を有するサーバ装置である。
クライアントコンピュータ1005は、データベース/メールサーバ1004に接続され、データベース/メールサーバ1004から所望のデータを取得して表示することが可能であるとともに、LAN1006を介して複写機1001が読み取ったデータを受信し、受信したデータを加工、編集することが可能である。
ファクシミリ1007は、公衆回線1008を介して複写機1001が読み取ったデータを受信し、受信したデータを印刷出力することが可能である。
図2は、本実施例の主要部構成を示すブロック図である。
コントローラユニット2000は、画像入力デバイスであるスキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2095を接続し、スキャナ2070で読み取られた画像データをプリンタ2095により印刷出力するコピー機能を実現するための制御を行うとともに、LAN1006や公衆回線1007(WANに接続することによって、画像情報やデバイス情報の入出力を行うための制御を行う。
コントローラユニット2000は、具体的には、CPU2001を有し、CPU2001は、ROM2003に格納されているブートプログラムによりオペレーションシステム(OS)を立ち上げ、このOS上でHDD(ハードディスクドライブ)2004に格納されているアプリケーションプログラムを実行することによって各種処理を実行する。このCPU2001の作業領域としてはRAM2002が用いられる。RAM2002は、作業領域とともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD2004は、上記アプリケーションプログラムとともに、画像データを格納する。
CPU2001には、システムバス2007を介して、ROM2003およびRAM2002とともに、操作部I/F(操作部インタフェース)2006、ネットワークI/F(ネットワークインタフェース)2010、モデム2050およびイメージバスI/F(イメージインタフェース)2005が接続されている。
操作部I/F2006は、タッチパネルを有する操作部2012とのインタフェースであり、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部I/F2006は、操作部2012においてユーザにより入力された情報をCPU2001に送出する。
次に、ネットワークI/F2010は、LAN1006に接続され、LAN1006を介してLAN1006上の各装置との間で情報の入出力を行う。モデム2050は、公衆回線1007に接続され、公衆回線1007を介して情報の入出力を行う。
イメージバスI/F2005は、システムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するためのバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394から構成される。画像バス2008上には、ラスタイメージプロセッサ(以下、RIPという)2060、デバイスI/F2020、スキャナ画像処理部2080、プリンタ画像処理部2090、画像回転部2030、サムネイル作成部2035および画像圧縮部2040が設けられている。RIP2060は、PDLコードをビットマップイメージに展開するプロセッサである。デバイスI/F2020には、スキャナ2070およびプリンタ2095が接続され、デバイスI/F2020は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部2090は、プリント出力画像データに対してプリンタの補正、解像度変換などを行う。画像回転部2030は、画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データをJPEGデータに、2値画像データをJBIG、MMR、MHなどのデータに圧縮するとともに、その伸張処理を行う。
図3は図1の複写機1001のリーダ部2070およびプリンタ部2095のハードウェア構成を模式的に示す図である。
リーダ部2070とプリンタ部2095とは、図3に示すように、一体的に構成されている。リーダ部2070は、原稿給紙ユニット250を搭載し、原稿給紙ユニット250は、原稿を先頭から順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送。各原稿の読取動作が終了する毎にその原稿をプラテンガラス211から排出トレイ(図示せず)に排出する。リーダ部2070は、原稿がプラテンガラス211上に給送されると、ランプ212を点灯し、移動ユニット213の移動を開始する。この移動ユニット213の移動によりプラテンガラス211上の原稿に対する読取走査が行われる。この読取走査中、原稿からの反射光は、各ミラー214,215,216およびレンズ217を経てCCDイメージセンサ(以下、CCDという)218に導かれ、原稿上の画像がCCD218の撮像面上に結像される。CCD218は、撮像面に結像された画像を電気信号に変換し、この電気信号は所定の処理施された後に制御装置110に入力される。
プリンタ部2095は、レーザドライバ321を有し、レーザドライバ321は、制御装置110から入力された画像データに基づきレーザ発光部322を駆動する。これにより、レーザ発光部322からは画像データに応じたレーザ光が発光され、このレーザ光は走査されながら感光ドラム323上に照射される。感光ドラム323上には、照射されたレーザ光により静電潜像が形成され、この静電潜像は現像器324から供給されたトナーによりトナー像として可視像化される。レーザ光の照射タイミングに同期して、各カセット311,312から記録紙が搬送路を介して感光ドラム323と転写部325との間に給紙され、感光ドラム323上のトナー像は転写部325により給紙された記録紙上に転写される。
トナー像が転写された記録紙は搬送ベルトを介して定着ローラ対(加熱ローラと加圧ローラ)326に送られ、定着ローラ対326は、記録紙を熱圧し、記録紙上のトナー像を記録紙上に定着させる。この定着ローラ対326を通過した記録紙は、排紙ローラ対327により排紙ユニット330に排紙される。排紙ユニット330は、ソート、ステイプルなどの後処理を施すことが可能なシート処理装置からなる。また、両面記録モードが設定されている場合には、記録紙を排紙ローラ対327まで搬送した後に、排紙ローラ対327の回転方向を逆転させ、フラッパ328によって再給紙搬送路339へ導く。再給紙搬送路339に導かれた記録紙は、上述したタイミングで感光ドラム323と転写部325との間に再給紙され、この記録紙の裏面にトナー像が転写される。
次に、操作部2012の構成を図4に示す。LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は操作部からの設定を初期化する時に用いる。
前記構成を持つ画像形成装置において、本発明による実施例を説明する。本実施例では、通信プロトコルとしてLPR/LPDを使用する。また、使用する印刷ジョブはPDF(Portable Document Format)ファイルを使用する。クライアントコンピュータ1005からLPRコマンドを使用してPDFファイルを複写機1001に対して送信するが、印刷設定は行わずPDFファイルを直接送信する。以上の条件で本実施例を説明するが、これは実施の形態を限定するものではない。
図5に本実施の形態のフローチャートを示す。
S500では、複写機1001はLAN1006を介して、クライアントコンピュータ1005から送信されたPDFファイルを受信する。クライアントコンピュータ1005は図6に示すLPRコマンドを使用してPDFファイルを送信する。601はLPRコマンドを表す。602は複写機1001のIPアドレスを指定する。本実施例では、xxx.xxx.xxx.xxxが指定されている。603は複写機1001のキューを指定する。本実施例では、prnが指定されている。604は送信するPDFファイルのファイル名称を表す。本実施例では、test1.pdfが指定されている。
S510では、複写機1001は印刷ジョブをどの通信プロトコルを介して受信したかを判定する。また、複写機1001が管理する印刷設定が初期設定から変更されているか否かを判定する。通信プロトコルがLPD、かつ印刷設定が変更されていたらS520に進む。それ以外ならS560に進む。本実施例では通信プロトコルがLPDであり、LCD表示部2013から図示されない印刷設定変更画面を操作して部数印字設定が変更されていると仮定し、S520に進む。
S520では、印刷ジョブを記憶装置に格納し、画像形成を開始しない。使用される記憶装置はRAM2002であっても良いし、HDD2004であっても良い。
S530では、印刷設定変更画面を表示する。印刷設定変更画面の例を図7に示す。701はLCD表示部2013に表示される印刷設定変更画面の一例を示す。702はメッセージ表示欄である。本実施例では、画像形成に影響のある印刷設定が変更さていることをユーザに通知するためのメッセージを表示している。703は印刷設定表示欄である。本実施例では、画像形成に影響する印刷設定一覧を表示している。本実施例では、部数印字の設定が初期設定のOFFからONに変更されていることを表している。704は初期設定ボタンである。画像形成に影響する設定を初期設定に戻すために使用するボタンである。ボタン704を押下することにより、印刷設定を初期設定に戻すことができる。705は一時印刷設定変更ボタンである。一時的に印刷設定を変更したい場合に使用するボタンである。ボタン705を押下すると図示しない印刷設定画面が表示され、印刷設定を変更することができる。そこで設定した印刷設定は、今回の印刷のみに有効となる。706は恒久印刷設定変更ボタンである。恒久的に印刷設定を変更したい場合に使用するボタンである。ボタン706を押下すると図示しない印刷設定画面が表示され、印刷設定を変更することができる。そこで設定した印刷設定は、複写機1001が管理する印刷設定に反映されるため、次回以降の印刷設定にも有効になる。707は印刷ボタンである。ボタン707を押下すると印刷ジョブの印刷が開始される。708はキャンセルボタンである。ボタン708を押下すると印刷ジョブがキャンセルされる。
S540では、印刷開始指示があったかを判定する。印刷開始指示があった場合はS550に進む。ボタン707が押下されたときにS550に進む。印刷開始指示があるまで、S540から先に進まない。
S550では、印刷設定を有効にして画像形成を行う。
S560では、通常の印刷ジョブ処理を行う。複写機1001が管理する印刷設定を有効にして画像形成を行う。
ネットワーク構成図 主要構成を示すブロック図 ハードウェア構成図 操作部外観 実施例を説明するフローチャート LPRコマンドの例 印刷設定変更画面の例

Claims (3)

  1. 印刷設定を変更可能である画像形成装置であって、
    印刷ジョブを受信する受信手段(S500)と、
    前記印刷ジョブをどの通信プロトコルを介して受信したかを判定する第一の判定手段(S510)と、
    前記画像形成装置が管理する印刷設定が初期設定から変更されているか否かを判定する第二の判定手段(S510)と、
    前記印刷ジョブを特定の通信プロトコルを介して受信した場合かつ前記印刷設定が初期設定から変更されている場合は前記印刷ジョブを記憶装置に格納して画像形成を開始しない非開始手段(S520)と、
    画像形成を開始していないことを表示する表示手段(S530、701)と、
    画像形成を開始する開始手段(S550)と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記特定の通信プロトコルとはLPD(Line Printer Daemon)であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記表示手段は、印刷設定を変更するための入力画面を表示することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014164420A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Canon Inc 印刷装置、印刷装置の制御方法、及びプログラム

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