JP2010142281A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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啓 西尾
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Abstract

【課題】大当たりゲームとして、「遊技者に有益となる当たり」と「遊技者に有益とならない当たり」とを備えている場合でも「遊技者に有益となる当たり」に当たり易いパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】事前判定手段221により遊技者に有益となる当たりが含まれていると判定された場合は、その遊技者に有益となる当たりに対応する遊技球の入球により大入賞装置の可動片が動作を開始するまでの時間を算出する。そして算出した算出時間と検出された回転体の収容部の位置情報とに基づいて、当該遊技球の入球により大入賞装置の可動片が動作を開始する際に回転体の収容部の位置が所定範囲内にあるか否かの判定を行い、収容部の位置が所定範囲内にあると判定した場合は、画像表示器にその旨を示す予告演出画像を表示するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、変動入賞装置を備えたパチンコ遊技機に関するものである。
従来から「ヒコーキ」或いは「羽根物」等と称されているパチンコ遊技機は、周知のように、一対の羽根(可動片)からなる変動入賞装置が遊技盤に設けられ、所定の始動口に遊技球が入賞すると、ソレノイドが作動して変動入賞装置の羽根を1回ないし2回開閉させる開閉ゲームを行い、遊技盤面を流下する遊技球を捕捉して変動入賞装置内に導くように構成されている。変動入賞装置の内部には、Vゾーンと称される特定領域が設けられており、変動入賞装置に入賞した遊技球が、さらに特定領域を通過した場合は、大当たりが発生する。大当たり状態においては、ソレノイドの作動により羽根が所定の期間開放されるか、所定の期間に規定数の遊技球の入賞が検出されるまで継続的に開閉するか、もしくは、所定回数(例えば18回)継続的に開閉することで、第1ラウンドとして動作する。そして、当選した大当たりの内容に応じて第2ラウンドが連続的に開始されて羽根の継続的な開閉が更に繰り返される。以下同様に所定ラウンド数(当選した大当たりの内容に応じて、最高16ラウンド)まで繰り返され、このような大当たりの期間中に多数の遊技球を獲得できるようにしたものである。
先行文献としては、特許文献1などがある。
特開2007−252538公報
ところで、上記したパチンコ遊技機では、遊技球が変動入賞装置内のVゾーンを通過したときの大当たりゲームとして、「遊技者に有益となる当たり」と「遊技者に有益とならない当たり」という2種類の当たりゲームを備えたものがある。
しかしながら、この種のパチンコ遊技機では、遊技球が変動入賞装置内のVゾーン通過による大当たりが「遊技者に有益となる当たり」であるか、或いは「遊技者に有益とならない当たり」であるか判別できないため、「遊技者に有益とならない当たり」が設けられている分だけ、「遊技者に有益となる当たり」に当選し難いという問題点があった。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、大当たりゲームとして、「遊技者に有益となる当たり」と「遊技者に有益とならない当たり」とを備えている場合でも「遊技者に有益となる当たり」に当たり易いパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、本発明の第1の形態は、遊技球が通過可能な始動領域と、前記始動領域を遊技球が通過することにより特別図柄を変動表示する特別図柄表示手段と、演出画像を表示する画像表示手段と、遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な可動片を有する変動入賞装置と、外周に遊技球を収容可能な収容部を有し、前記変動入賞装置の内部において一定速度で回転する回転部材と、前記収容部に収容された遊技球が通過可能な特定領域と、前記収容部の位置を検出する位置検出手段と、前記始動領域への遊技球の入球を契機に遊技データを取得する遊技データ取得手段と、前記遊技データを当該遊技球の入球による前記特別図柄表示手段における図柄変動開始まで記憶する遊技データ記憶手段と、前記遊技データに遊技者に有益となる当たりが含まれているか否かを事前に判定する判定手段と、前記判定手段により遊技者に有益となる当たりが含まれていると判定された場合に、当該遊技球の入球により前記可動片が動作を開始するまでの時間を算出する時間算出手段と、前記時間算出手段により算出した算出時間と、前記位置検出手段により検出された前記収容部の位置情報とにより、当該遊技球の入球により前記可動片が動作開始する際に前記収容部の位置が所定範囲内にあるか否かの判定を行う位置判定手段と、前記位置判定手段により、前記収容部の位置が所定範囲内にあると判別された場合に、前記画像表示手段にその旨を示す予告演出画像を表示する演出制御手段と、を備えたことを特徴とする。
第1の形態によれば、画像表示手段に表示される予告演出画像に基づいて、遊技者が遊技球の発射を行うようにすれば、大当たりゲームとして、「遊技者に有益となる当たり」と「遊技者に有益とならない当たり」とを備えている場合でも「遊技者に有益となる当たり」に当たり当選する確率を高めることができる。また、遊技者に面白みのある遊技を提供することができる。
本発明の第2の形態は、前記時間算出手段は、当該入球により前記変動入賞装置の可動片が動作を開始するまでに前記変動入賞装置に遊技球が入球しないと仮定した場合の時間を算出することを特徴とする。
第2の形態によれば、時間算出手段により、当該入球により変動入賞装置の可動片が動作を開始するまでの時間を容易に算出することが可能になる。
本発明の第3の形態は、前記特別図柄表示手段により所定図柄が停止表示されることにより前記変動入賞装置を所定時間、開状態に変化させる開閉ゲームを実行する開閉ゲーム制御手段と、前記開閉ゲーム中に前記変動入賞装置内に入賞した遊技球を検知する入球
検知手段と、前記変動入賞装置内に入賞した遊技球が排出されたことを検知する排出球検知手段と、を備え、前記開閉ゲーム制御手段は、前記変動入賞装置の可動片が動作したときに、前記入球検知手段により遊技球の入球が検知されなかった場合は所定時間経過した時点で前記開閉ゲームを終了し、前記入球検知手段により遊技球の入球が検知された場合は、前記排出球検知手段により遊技球の排出が検知された時点で前記開閉ゲームを終了することを特徴とする。
第3の形態によれば、変動入賞装置が入賞した遊技球が排出されたことを検知する排出球検知手段を備えている場合でも、時間算出手段により、当該入球により変動入賞装置の可動片が動作を開始するまでの時間を容易に算出することが可能になる。
本発明の第4の形態は、前記演出制御手段は、前記予告演出画像として、当該入球以前の入球による開閉ゲームにおいて遊技球の発射停止を示唆する画像を表示することを特徴とする。
第4の形態によれば、変動入賞装置内に遊技球が入賞したときと入賞しなったときで、変動入賞装置の動作完了時間が異なる場合でも、「遊技者に有益となる当たり」に当たり当選する確率を高めることができる。
本発明によれば、画像表示手段に表示される予告演出画像に基づいて、遊技者が遊技球の発射を行うようにすれば、大当たりゲームとして、「遊技者に有益となる当たり」と「遊技者に有益とならない当たり」とを備えている場合でも「遊技者に有益となる当たり」に当たり当選する確率を高めることができる。また、遊技者に面白みのある遊技を提供することができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤1が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤1の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を遊技盤1の遊技領域に発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。また、図示しないが受け皿部102の上面には遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤1の略中央には変動入賞装置である大入賞装置2が設けられている。
大入賞装置2の上部両側には、遊技球を大入賞装置2内へ導入する導入部として、遊技球が入賞し難い閉状態と遊技球が入賞し易い開状態に変化可能な一対の可動片3L、3Rが設けられている。なお、本実施の形態では、可動片の形状を羽根形状としているが、これはあくまでも一例であり、可動片は羽根形状ではなくてもよい。また可動片は必ずしも一対である必要も無い。
大入賞装置2の内部には、入球検知部4、回転体5、及び特定領域(Vゾーン)6等が設けられている。
入球検知部4は、可動片3L、3Rを介して大入賞装置2に入賞した遊技球を検知する。このため、入球検知部4には、後述する入球検知スイッチ(SW)が設けられている。
回転体5は、電源投入時から一定の回転速度で回転し、その外周には遊技球を1個収容可能な収容部(凹部)5aが形成されている。
特定領域6は、回転体5の収容部5aに遊技球が収容されたときに、その収容された遊技球のみが通過するような位置に配置されている。この特定領域6の内部には、遊技球の入球を検知する特定領域SW6aが設けられている。
大入賞装置2の内部後方には、演出表示用の表示器として、例えば液晶表示装置などからなる画像表示器7が配置されている。
遊技盤1の大入賞装置2の下方両側には2つの始動口11、11が配置されている。また大入賞装置2の下方中央には、ゲート12と、開閉爪を有する電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)13が配置されている。
始動口11、11は、遊技球が入球したときに後述する特別図柄表示器21に表示される特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、始動口11、11の内部には、遊技球の入球を検知する第1始動口スイッチが夫々設けられている。
ゲート12は、遊技球が通過したときに後述する普通図柄表示器22に表示される普通図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、ゲート12の内部にも、遊技球の通過を検知するゲートスイッチが設けられている。
電チュー13は、後述する普通図柄表示器22に表示される普通図柄が所定態様で停止したときに開閉爪を、所定時間開成する動作を行い、遊技球が入球したときに上記始動口11同様、特別図柄表示器21に表示される特別図柄を変動表示させる権利を発生させる。このため、電チュー13の内部には遊技球の入球を検知する第2始動口スイッチが設けられている。
なお、遊技盤1には、上記以外にも、普通入賞口や風車、多数の遊技釘が設けられている。風車や遊技釘は、遊技球の落下速度を遅くすると共に、落下方向を複雑に変化させて遊技進行上の興趣を高めている。
遊技盤1の右側下方の遊技領域外には、特別図柄表示器21と普通図柄表示器22が設けられている。
特別図柄表示器21は、例えば7セグメント表示器などにより構成され、特別図柄を変動表示させることにより大当たり或いは小当たりに当選したか否かを表示する。
普通図柄表示器22は、例えばLEDなどにより構成され、LEDを所定態様で停止表示させることにより普通図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
特別図柄保留ランプ23は、特別図柄表示器21の特別図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する。
普通図柄保留ランプ24は、普通図柄表示器22の普通図柄の変動表示を開始させる権利の保留個数を表示する。
図2は、本実施の形態のパチンコ遊技機の大入賞装置の動作を示した図である。
この図2(a)に示すように、可動片3L、3Rを介して大入賞装置2内に遊技球が入賞した場合、入賞した遊技球は入球検知部4を通過して一定速度で回転している回転体5の外周面上に落下する。ここで、例えば回転体5の収容部5aが入球検知部4の真下、或いはその前後近傍に位置している場合は、遊技球が回転体5の収容部5aに収容される確率が高くなる。そして回転体5の収容部5aに遊技球が収容された場合、収容部5aに収容された遊技球は、回転体5の時計周り方向の回転により、図2(b)に示すように特定領域6に誘導されることになる。
回転体5の近傍には、回転体5の収容部5aの位置を検出する位置検出センサ(位置検出手段)8が配置されている。
図3は、本実施の形態のパチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
図3に示す遊技制御装置には、遊技制御基板30、演出制御基板40、画像制御基板50、ランプ制御基板60、及び払出制御基板70等が設けられている。
遊技制御基板30は、CPU31、ROM32、RAM33を有し、当該パチンコ遊技機の遊技進行といった主たる制御を行う。このため、遊技制御基板30には、大入賞装置2内に設けられている回転体5、始動口11内に設けられた第1始動口SW11a、電チュー13内に設けられた第2始動口SW13a、電チュー13を開閉動作させるための第2始動口ソレノイド13b、ゲート12内に設けられたゲートSW12aが接続されている。また、大入賞装置2の可動片3L、3Rを開閉動作させるための大入賞口ソレノイド2a、入球検知部4内に配置され、大入賞装置2内への遊技球の入球を検知する入球検知SW4a、特定領域6内に配置され、特定領域6への遊技球の入球を検知する特定領域SW6a、大入賞装置2に入賞した遊技球が排出されたことを検知する排出球検知SW9aが接続されている。さらに、上記した特別図柄表示器21、普通図柄表示器22、特別図柄保留ランプ23、普通図柄保留ランプ24等が接続されている。さらに遊技制御基板30には、演出制御基板40及び払出制御基板70に接続されている。
演出制御基板40は、CPU41、ROM42、RAM43、RTC44を有し、演出全体の制御を行う。このため、演出制御基板40には、演出ボタン104と、回転体5の外周に設けられている収容部5aの位置を検出する位置検出センサ8が接続されている。
CPU41は、例えばリーチ演出や後述する本実施形態の予告演出を実現するための各種機能ブロックを備えている。また、ROM42には、演出制御用の各種プログラムが格納されている。
画像制御基板50は、CPU51、ROM52、RAM53を有し、画像及び音声の制御を行う。画像制御基板50には、画像表示器7、スピーカ54が接続されている。
画像制御基板50のROM52には、画像表示器7に表示する演出画像データ、例えばリーチ演出用の画像データ、大当たりゲーム状態のときに画像表示器7に表示する大当たりゲーム用の画像データ、スピーカ54から出力する各種音声データ等が予め記憶されている。
ランプ制御基板60は、CPU61、ROM62、RAM63を有し、各種ランプ、例えば枠ランプ64や盤ランプ65等の制御を行う。
払出制御基板70は、CPU71、ROM72、RAM73を有し、遊技制御基板30からの制御信号に基づいて、払出制御基板70に接続されている払出駆動モータ74の駆動制御を行う。また、払出制御基板70には、払出球検出SW75a、球有り検出SW75b、満タン検出SW75c等が接続されている。
図4は、本実施の形態のパチンコ遊技機の遊技制御装置に設けられている機能ブロックを示した図であり、(a)は遊技制御基板に設けられている機能ブロックの一例、(b)は演出制御基板に設けられている機能ブロックの一例を夫々示した図である。
図4(a)に示す遊技制御基板30のROM32は、遊技データ取得手段201、開閉ゲーム制御手段202、大当たりゲーム制御手段203、時短ゲーム発生手段204、及び特別図柄制御手段205を備えている。また、遊技制御基板30のRAM33は、特別図柄保留記憶手段211を備えている。
遊技データ取得手段201は、始動口11又は電チュー13への遊技球の入球を契機に遊技データを取得する。遊技データとしては、少なくとも、当該入球が大当たり又は小当たりであるか否かを示す当たり乱数と、当たり乱数が小当たりの時に、遊技球が大入賞装置2内の特定領域6を通過したときに付与する当たりが「遊技者に有益となる当たり」であるか、或いは「遊技者に有益とならない当たり」であるかを示す当たり図柄乱数とを含む。
開閉ゲーム制御手段202は、特別図柄表示器21に所定の特別図柄(小当たり図柄)が停止表示されたときに、大入賞装置2の可動片3L、3Rを所定時間、開状態に変化させる開閉ゲームを実行する。また、開閉ゲーム制御手段202は、大入賞装置2の可動片3L、3Rが開閉動作したときに、入球検知部4の入球検知SW4aにより遊技球の入球が検知されなかった場合は、所定時間(例えば2秒)経過した時点で、開閉ゲームを終了する。一方、入球検知部4の入球検知SW4aにより遊技球の入球が検知された場合は、大入賞装置2から遊技球が排出されたことを検知する排出球検知SW9aにより遊技球の排出が検知された時点で開閉ゲームを終了する。
大当たりゲーム制御手段203は、特別図柄表示器21に所定の特別図柄(大当たり図柄)が停止表示されたとき、或いは開閉ゲーム制御手段202による開閉ゲーム中に遊技球が大入賞装置2の特定領域6を通過したときに、所定の大当たりゲームを実行する。
時短ゲーム発生手段204は、大当たりゲーム制御手段203による大当たりゲーム実行終了後、所定の時短ゲーム期間が終了するまで時短ゲームを発生させる。
特別図柄制御手段205は、特別図柄保留記憶手段211に記憶された遊技データに基づいて、特別図柄表示器21に変動表示する特別図柄の制御を行う。
特別図柄保留記憶手段211は、遊技球が始動口11又は電チュー13に入球したときに取得した遊技データ(当たり乱数、図柄乱数)を、遊技球が検出された順番と対応付けて保留球として記憶する。
このため、特別図柄保留記憶手段211は、第1記憶領域212a、第2記憶領域212b、第3記憶領域212c、第4記憶領域212dという4つの記憶領域を備えており、始動口11又は電チュー13に遊技球が入球するたびに、第1記憶領域212aから順番に遊技データを記憶していく。つまり、第1記憶領域212aに遊技データが記憶された状態で、始動口11又は電チュー13に遊技球が入球すると、第2記憶領域212bに遊技データが記憶される。このようにして、特別図柄保留記憶手段211には、最大4つまで遊技データが記憶される。なお、4つの記憶領域212a〜212dまでの全てに遊技データが記憶された状態で始動口に遊技球が入球した場合には、当該入球による遊技データの取得は行われることなく、始動口への遊技球の入球に対する賞球の払い出しだけが行われる。
また、特別図柄保留記憶手段211に記憶された遊技データは、特別図柄制御手段205によって、常に第1記憶領域212aの遊技データから読み出され、第1記憶領域212aの遊技データを読み出されると、第2記憶領域212b〜第4記憶領域212dに記憶された遊技データが、当該記憶領域212b〜212dから一つ前の記憶領域212a〜212cに移行する。つまり、第1記憶領域212aの遊技データを読み出されると、第2記憶領域212bの遊技データが第1記憶領域212aに移行し、第3記憶領域212cの遊技データが第2記憶領域212bに移行し、第4記憶領域212dの遊技データが第3記憶領域212cに移行する。従って、第4記憶領域212dは空きとなり、再び遊技データを記憶することが可能になる。
一方、図4(b)に示す演出制御基板40のROM42は、事前判定手段221と演出制御手段222を備えている。また、演出制御基板40のRAM43は、事前判定データ記憶手段231を備えている。
事前判定手段221は、遊技制御基板30から送信されてくる先読みデータに基づいて、当該先読みデータに対応する開閉ゲームにおいて大入賞装置2内に遊技球が入賞したと仮定したときに「遊技者に有益となる当たり」が発生する可能性が高いか否かを事前に判定する。このため、事前判定手段221は、先読みデータ判別手段223、時間算出手段224、位置判定手段225、及び判定データ制御手段226を備えている。
先読みデータ判別手段223は、遊技制御基板30から送信されてくる先読みデータを受信したときに遊技者に有益となる当たりが含まれているか否かの判別を行う。
時間算出手段224は、先読みデータ判別手段223において先読みデータに遊技者に有益となる当たりが含まれていると判定された場合に、当該遊技球の入球により大入賞装置2の可動片3L、3Rの動作開始までの時間を算出する。但し、時間算出手段224は、当該入球による大入賞装置2の可動片3L、3Rが動作を開始するまでに大入賞装置2に遊技球が入賞しないと仮定した場合の時間を算出する。
位置判定手段225は、時間算出手段224により算出された算出時間と、位置検出センサ8により検出された回転体5の収容部5aの位置情報とにより、当該遊技球の入球により大入賞装置2の可動片3L、3Rが動作を開始する際に、回転体5の収容部5aの位置が所定範囲内にあるか否かの判定を行う。
例えば回転体5が一周10秒で回転し、回転体5の収容部5aが入球検知部4の真下を通過する前後1秒間に、入球検知部4を通過した遊技球のみが収容部5aに収容されるように構成されている場合は、収容部5aが入球検知部4の真下を通過する前後2〜3秒間に入球検知部4を通過する場合に収容部5aが所定範囲であると判定して、例えば事前判定フラグをオンにする。
判定データ制御手段226は、事前判定データ記憶手段231へのデータの書き込みと、データの読出しの制御を行う。例えば、遊技制御基板30からの先読みデータが受信された場合は、その先読みデータと事前判定データを、受信順に事前判定データ記憶手段231に記憶させる制御を行う。このため、事前判定データ記憶手段231は、第1記憶領域232a、第2記憶領域232b、第3記憶領域232c、第4記憶領域232dという4つの記憶領域を備えており、先読みデータを受信するたびに、第1記憶領域232aから順番に、先読みデータと事前判定データが記憶される。つまり、第1記憶領域232aに先読みデータと事前判定データが記憶された状態で、次の先読みデータを受信した場合は、第2記憶領域232bに先読みデータと事前判定データが記憶される。
このとき、事前判定データ記憶手段231に記憶させる事前判定データは、位置判定手段225の判定結果に基づく事前判定フラグと予告フラグとされる。
予告フラグは、通常OFFに設定されているが、事前判定フラグがONの場合は、判定データ制御手段226によって、それ以前の記憶領域に記憶されている予告フラグをOFFからONに書き換えるようにしている。つまり、第4記憶領域232dに記憶される事前判定フラグがONの場合、判定データ制御手段226は、第1記憶領域232a〜232cに記憶されている予告フラグをOFFからONに書き換えるようにしている。
また、事前判定データ記憶手段231に記憶された事前判定データは、判定データ制御手段226によって、常に第1記憶領域232aの遊技データから読み出され、第1記憶領域232aの事前判定データが読み出されると、第2記憶領域232b〜第4記憶領域232dに記憶された事前判定データが、当該記憶領域232b〜232dから一つ前の記憶領域232a〜232cに移行する。つまり、第1記憶領域232aの遊技データを読み出されると、第2記憶領域232bの遊技データが第1記憶領域232aに移行し、第3記憶領域232cの遊技データが第2記憶領域232bに移行し、第4記憶領域232dの遊技データが第3記憶領域232cに移行する。従って、第4記憶領域232dは空きとなり、再び事前判定データを記憶することが可能になる。
演出制御手段222は、事前判定データ記憶手段231から読み出された事前判定データの予告フラグがONの場合、その旨を示す予告演出画像を画像表示器7に表示する制御を行う。例えば、演出制御手段222は、予告演出画像として、開閉ゲームにおいて遊技球の発射停止を示唆する画像を表示する。これは、当該入球以前の入球による開閉ゲームにおいて大入賞装置2内に遊技球が入賞した場合は、排出球検知SW9aにより遊技球の排出が検知された時点で開閉ゲームを終了することから、1回の開閉ゲームに要する時間が、先に時間算出手段223において算出した算出時間と異なってしまい、回転体5の収容部5aの位置が所定範囲内からずれてしまうからである。
また演出制御手段222は、事前判定データ記憶手段231から読み出された事前判定データの事前判定フラグがONの場合、その旨を示す演出画像を画像表示器7に表示する制御を行う。例えば、演出制御手段222は、演出画像として遊技者に大当たりを期待させるチャンス演出画像等を表示する。
次に、本実施の形態のパチンコ遊技機の遊技動作について説明する。
先ず、通常ゲーム中においては、図1に示した始動口11に遊技球が入球した場合は、遊技データとして、当たり乱数と当たり図柄乱数を抽選により取得する。
ここで、当たり乱数の値が所定の大当たり乱数値であった場合は、特別図柄表示器21に大当たり図柄を表示する。これにより、大当たりゲーム制御手段203は、大入賞装置2の可動片3L、3Rを開閉する大当たりゲームを実行する。大当たりゲームとしては、例えば、大入賞装置2の可動片3L、3Rを所定回数(例えば18回)開閉するか、或いは大入賞装置2内に所定個数(例えば9個)の遊技球が入賞するまでの期間を1ラウンドとした開閉動作(断続動作)を15ラウンドを行う。
一方、取得した遊技データの当たり乱数が所定の小当たり乱数値であった場合は、特別図柄表示器21に小当たり図柄を表示する。これにより、開閉ゲーム制御手段202は、大入賞装置2の可動片3L、3Rを所定回数(例えば1回)、所定時間(例えば0.8秒)開状態に変化させる開閉ゲームを実行する。
開閉ゲーム中に大入賞装置2内に遊技球が入賞し、さらに入賞した遊技球が回転体5の収容部5aに収容されて特定領域6を通過した場合は、大当たりゲーム制御手段203は、大入賞装置2の可動片3L、3Rを開閉する大当たりゲームを実行する。
このとき、大当たりゲーム制御手段203は、当該開閉ゲームを行う元となった当たり乱数と共に取得された当たり図柄乱数に基づいて「遊技者に有益となる当たり」、或いは「遊技者に有益とらない当たり」の何れか、即ち出球を伴う当たり、或いは出球を伴わない当たりの何れかの大当たりゲームを実行する。例えば、「遊技者に有益となる当たり」を実行する場合は、大入賞装置2の可動片3L、3Rを18回開閉するか、或いは大入賞装置2内に9個の遊技球が入賞するまでの期間を1ラウンドとした開閉動作を15ラウンド行い、「遊技者に有益とならない当たり」を実行する場合は、大入賞装置2の可動片3L、3Rを18回開閉する開閉動作を1ラウンドのみ行うようにする。
上記大当たりゲーム終了後、時短ゲーム発生手段204は、第1の時短ゲーム(0回)または第1の時短ゲームよりゲーム回数が多い第2の時短ゲーム(100回)のいずれかを発生させる。なお、時短ゲーム発生手段204は、例えば大当たりゲームとして、「遊技者に有益となる当たり」に当選した場合は、第2の時短ゲームを選定することが好ましい。
通常ゲーム中に、遊技球がゲート12を通過し、普通図柄表示器22が所定の態様(当たり)で停止した場合、電チュー13は、例えば0.2秒、開状態となる。
一方、時短ゲーム中に、遊技球がゲート12を通過して普通図柄表示器22が所定の態様で停止した場合、電チュー13は、上記0.2秒よりも長い例えば3.5秒、開状態となる。
図5は、本実施の形態のパチンコ遊技機において開閉ゲームを行ったときの各部の動作期間の一例を示した図である。
開閉ゲーム制御手段202により実行される開閉ゲームの期間は、特別図柄表示器21の特別図柄が変動している図柄変動期間、特別図柄表示器21の特別図柄が停止している図柄停止期間、大入賞装置2のか可動片3L、3Rすることにより大入賞装置2の大入賞口を開放する大入賞口開放期間、及び大入賞装置2内に遊技球が入賞したか否か、或いは大入賞装置2内に遊技球が入賞した場合は、入賞した遊技球が排出球として排出されたか否かを検出する入球/排出検知期間からなる。
ここで、本実施の形態では、図柄変動期間を2秒、図柄停止期間を1秒、大入賞装置2の大入賞口の開放動作期間を1秒、大入賞装置2内に遊技球が入賞しなかった場合の遊技球の入球/排出検知期間を2秒とする。
上記開閉ゲーム中に、第1始動口SW11a又は第2始動口SW13aにおいて遊技球を検知した場合は、その遊技球の入球時に取得した遊技データを、一旦RAM33の特別図柄保留記憶手段211に記憶する。
次に、本実施の形態のパチンコ遊技機において予告演出画像を実行する実行タイミングについて説明する。
図6は、特別図柄保留ランプの保留状態を示した図である。
先ず、大入賞装置2の開閉ゲーム中に始動口11又は電チュー13に遊技球が3個入賞すると、図6(a)に示すように特別図柄保留ランプ23の4つの保留ランプ23a〜23dのうち、保留ランプ23a〜23cが点灯する。このとき、保留ランプ23a〜23cごとに取得された遊技データは、一旦、特別図柄保留記憶手段211に記憶されるが、本実施の形態では、この特別図柄保留記憶手段211に記憶された遊技データを先読みデータとして演出制御基板40に送信する。
ここで、例えば図6(a)に示すように特別図柄保留ランプ23の保留ランプ23a〜23cが点灯しているときに、始動口11に遊技球が入賞すると、図6(b)に示すように、保留ランプ23a〜23cの点灯に加えて保留ランプ23dが点灯する。更に、この保留ランプ23dにおいて取得された遊技データも、一旦特別図柄保留記憶手段211に記憶されると共に先読みデータとして演出制御基板40に送信されることになる。
そして、演出制御基板40の事前判定手段221において、保留ランプ23dに対応する先読みデータが「遊技者に有益となる当たり」、即ち「出球あり当たり」が含まれていると判定した場合は、次に時間算出手段224において1個目の保留ランプ23aにより表示されている特別図柄の変動開始から4個目の保留ランプ23dにより表示されている特別図柄の変動終了までの時間を算出する。
例えば、1回の開閉ゲーム期間における各動作時間を夫々図5に示す時間であると仮定すると、1個目〜3個目の保留ランプ23a〜23cの開閉ゲーム時間の合計は18秒(6秒×3)、4個目の保留ランプ23dの図柄変動開始から図柄変動終了までの時間は3秒であることから、時間算出手段224において算出される算出時間は21秒となる。
次に、本実施の形態では、位置判定手段225により、時間算出手段224において算出された算出時間と、位置検出センサ8で検出された回転体5の収容部5aの位置情報とに基づいて、4個目の保留ランプ23dにより表示されている特別図柄の変動停止時に、回転体5の収容部5aの位置が所定範囲内であるか否か、即ち、4個目の保留ランプ23dの特別図柄の停止前後2〜3秒の間に、回転体5の収容部5aが入球検知部4の真下を通過するか否かの判定を行う。そして、位置判定手段225により回転体5の収容部5aの位置が所定範囲内であると判定された場合は、事前判定データ記憶手段231に記憶させる事前判定データの事前判定フラグをONにすると共に、それより前に記憶された事前判定データの予告フラグをOFFからONに書き換えるようにする。
これにより演出制御手段222は、事前判定データ記憶手段231から読み出された事前判定データの予告フラグ或いは事前判定フラグがONであるか否かにより画像表示器7に予告演出画像やチャンス演出画像を表示する。
従って、このような本実施形態のパチンコ遊技機によれば、画像表示器7に表示される予告演出画像に基づいて、遊技者が遊技球の発射を行うようにすれば、大当たりゲームとして「遊技者に有益となる当たり」と「遊技者に有益とならない当たり」とを備えている場合でも「遊技者に有益となる当たり」に当たり当選する確率を高めることができる。また、遊技者に面白みのある遊技を提供することができる。
また、本実施の形態では、時間算出手段224において、当該入球により大入賞装置2の可動片3L、3Rが動作を開始するまでに大入賞装置2に遊技球が入賞しないと仮定した場合の時間を算出するようにしているので、当該入球により大入賞装置2の可動片3L、3Rが動作を開始するまでの時間を容易に算出することが可能になる。
さらに、本実施の形態では、開閉ゲーム制御手段202が、大入賞装置2の可動片3L、3Rが動作したときに、入球検知SW4aにより遊技球の入球が検知されなかった場合は、所定時間経過した時点で開閉ゲームを終了し、入球検知SW4aにより遊技球の入球が検知された場合は、排出球検知SW9aにより遊技球の排出が検知された時点で開閉ゲームを終了するようにしている。このように構成すれば、大入賞装置2が排出球検知SW9aを備えている場合でも、時間算出手段224により、当該入球により大入賞装置2の可動片3L、3Rが動作を開始するまでの時間を容易に算出することが可能になる。
さらにまた、本実施形態では、演出制御手段222は、予告演出画像として、当該入球以前の入球による開閉ゲームにおいて遊技球の発射停止を示唆する画像を表示する制御を行うことができるので、大入賞装置2に遊技球が入賞したときと、遊技球が入賞しなったときとで、大入賞装置2の動作完了時間が異なる場合でも、「遊技者に有益となる当たり」に当たり当選する確率を高めることができる。
なお、本実施形態では、大入賞装置2が排出球検知SW9aを備えている場合を例に挙げて説明したが、大入賞装置2が排出球検知SW9aを備えていない場合でも本発明を適用することは可能である。その場合は、大入賞装置2に遊技球が入賞したときと、遊技球が入賞しなったときで、大入賞装置2の動作完了時間が同じになるので、予告演出画像として、当該入球以前の入球による開閉ゲームにおいて遊技球の発射停止を示唆する画像は表示する必要がなく、当該入球による開閉ゲームにおいて大当たりが発生する期待度が高い旨を表示するのみで良い。
以下、これまで説明した本実施の形態のパチンコ遊技機の動作を実現するために遊技制御装置の遊技制御基板が実行する処理を示したフローチャートである。
なお、以下に説明する処理は、遊技制御基板30のCPU31がROM32に格納されているプログラムを実行することにより実現することができる。
[タイマ割込処理]
図7は、タイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
CPU31は、割込処理として、乱数更新処理(S1)、始動口SW処理(S2)、ゲートSW処理(S3)、特定領域SW処理(S4)、特別図柄処理(S5)、普通図柄処理(S6)、大入賞口処理(S7)、電チュー処理(S8)、賞球処理(S9)、出力処理(S10)を行った後、繰り返し初期値乱数の更新を行う(S11)を行う。
以下、CPUがタイマ割込処理において実行する各種処理について説明する。
[始動口SW処理]
図8は、始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により遊技データ取得手段201の機能が実現される
この場合、CPU31は、第1始動口SW11a又は第2始動口SW13aがONであるか否かの判定を行い(S21)、これら始動口SWがONであると判定した場合は(S21:Yes)、始動口SWの検知回数をカウントした始動口検知カウンタのカウント値Uが、U<4であるか否かの判定を行う(S22)。カウント値Uが「4」より小さい場合は(S22:Yes)、カウント値Uに「1」を加算する(S23)。
次に、各種乱数(大当たり乱数、大当たり図柄乱数)を取得してRAM33に格納し(S24)、賞球3個コマンドをセットして(S25)、始動口SW処理を終了する。なお、ステップS22において、カウント値Uが「4」であると判定した場合は(S22:No)、ステップS25に移行して、賞球3個コマンドをセットして始動口SW処理を終了する。また、ステップS21において、始動口SWがONでないと判定した場合は(S21:No)、そのまま始動口SW処理を終了する。
[ゲートSW処理]
図9は、ゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、ゲート12のゲートSW12aがONであるか否かの判定を行い(S31)、ゲートSW12aがONであると判定した場合は(S31:Yes)、ゲートSW12aの検知回数をカウントしたゲートカウンタのカウント値Gが、G<4であるか否かの判定を行う(S32)。カウント値Gが「4」より小さい場合は(S32:Yes)、カウント値Gに「1」を加算し(S33)、普通図柄用の当たり乱数を取得してRAM33に格納して(S34)、ゲートSW処理を終了する。なお、ゲートSW12aがONでない場合(S31:No)、またはカウント値G<4の場合も(S32:No)、ゲートSW処理を終了する。
[特定領域SW処理]
図10は、特定領域SW処理を示したフローチャートである。なお、この処理により大当たりゲーム制御手段203の機能の一部が実現される
この場合、CPU31は、大入賞装置2内の特定領域6の有効期間中、即ち小当たり動作を開始してから所定期間内であるか否かの判定を行い(S41)、Vゾーンの有効期間中であると判定した場合は(S41:Yes)、次に特定領域6の有効期間が経過したか否かの判定を行う(S42)。
ここで、特定領域6が有効時間を経過していないと判定した場合は(S42:No)、特定領域SW6aがオンであるか否かの判定を行う(S43)。
次に、特定領域SW6aがオンの場合は(S43:Yes)、特典遊技である時短遊技を100回付与するか否かの判定を行い(S44)、100回の時短遊技を付与する場合は(S44:Yes)、時短カウンタのカウント値Jに「100」をセットする(S45)。一方、100回の時短遊技数を付与しない場合は(S44:No)、カウント値Jに「0」をセットする(S46)。この後、時短遊技状態をセットして移行する(S47)。この後、大入賞装置2を開閉する大当たり動作を開始し(S48)、オープニングをセットして(S49)、メイン処理に戻る。なお、特定領域SW6aがオンでない場合は(S43:No)、メイン処理に戻る。
一方、特定領域6の有効時間を経過したと判定した場合は(S42:Yes)、時短カウンタのカウント値Jが「0」であるか否かの判定を行い(S50)、カウント値Jが「0」であれば(S50:Yes)、メイン処理に戻り、時短カウント値Jが「0」でなければ(S50:No)、カウント値Jから「1」を減算する(S51)。この後、再び時短カウンタのカウント値Jが「0」であるか否かの判定を行い(S52)、カウント値Jが「0」であれば(S52:Yes)、遊技状態を通常遊技状態にセットして(S53)、メイン処理に戻り、カウント値Jが「0」でなければ(S52:No)、通常遊技状態にセットすることなくメイン処理に戻る。
[入球検知SW処理]
図11は入球検知SW処理を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、大入賞装置2の入球検知SW4aがONであるか否かの判定を行い(S61)、入球検知SW4aがONであると判定した場合は(S61:Yes)、大当たり中であるか否かの判定を行う(S62)。大当たり中であると判定した場合は(S62:Yes)、入賞個数をカウントする入賞個数カウンタのカウント値Cに「1」を加算し(S63)、賞球10個のコマンドをセットして(S64)、メイン処理に戻る。
一方、大当たり中でないと判定した場合は(S62:No)、小当たり中であるか否かの判定を行い(S65)、小当たり中であると判定した場合は(S65:Yes)、大入賞装置2内の入球個数を示すカウンタのカウント値Xに「1」を加算する(S66)。この後、ステップS64において、賞球10個のコマンドだけをセットして、メイン処理に戻る。
なお、ステップS61において、入球検知SW4aがONでないと判定した場合(S61:No)、或いは小当たり中でないと判定した場合は(S65:No)、そのままメイン処理に戻る。
[排出球検知SW処理]
図12は排出球検知SW処理を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、大入賞装置2の排出球検知SW9aがONであるか否かの判定を行い(S67)、排出球検知SW9aがONであると判定した場合は(S67:Yes)、大入賞装置2内の入球個数を示すカウンタのカウント値Xから「1」を減算する(S68)。次に、カウント値Xの値が「0」であるか否かの判定を行い(S69)、カウント値Xの値が「0」であると判定した場合は(S69:Yes)、排出フラグをONにして(S70)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS67において、排出球検知SW9aがONでないと判定した場合は(S67:No)、カウント値Xの値を減算することなくステップS69に移行する。またステップS69において、カウント値Xの値が「0」でないと判定した場合は(S69:No)、排出フラグをONにすることなくメイン処理に戻る。
[大入賞口処理(小当たり)]
図13は、小当たり時に実行する大入賞口処理を示したフローチャートである。なお、この処理により開閉ゲーム制御手段202の機能の一部が実現される
この場合、CPU31は、先ず、小当たり中であるか否かの判定を行い(S71)、小当たり中であると判定した場合は(S71:Yes)、次にエンディング中であるか否かの判定を行う(S72)。ステップS72おいて、エンディング中でないと判定した場合は、次にインターバル中であるか否かの判定を行い(S73)、インターバル中であると判定した場合は(S73:Yes)、インターバル時間が経過したか否かの判定を行う(S74)。インターバル時間経過していると判定した場合は(S74:Yes)、大入賞装置2の可動片3L、3Rを、例えば0.8秒開放する(S75)。
次に、CPU31は、大入賞装置2の可動片3L、3Rの開放時間が経過したか否かの判定を行い(S76)、所定の開放時間経過したと判定した場合は(S76:Yes)、大入賞装置2の可動片3L、3Rを閉口する(S77)。
次に、CPU31は、排出フラグがオンであるか否かの判定を行い(S78)、排出フラグがONであれば(S78:Yes)、排出フラグをOFFにして(S79)、小当たりを終了する(S80)。この後、メイン処理に戻る。一方、排出フラグがONでないと判定し場合は(S78:No)、そのままメイン処理に戻る。なお、ステップS71において、小当たり中でないと判定した場合(S71:No)、ステップS74において、インターバル時間を経過していないと判定した場合(S74:No)、或いはステップS76において、所定の開放時間経過していないと判定した場合(S76:No)、メイン処理に戻る。また、ステップS72において、エンディング中と判定した場合は(S72:Yes)、ステップS78に移行する。また、ステップS73において、インターバル中でないと判定した場合は(S73:No)、ステップS76に移行する。
[大入賞口処理(大当たり処理)]
図14は、大当たり時に実行する大入賞口処理を示したフローチャートである。なお、この処理により大当たりゲーム制御手段203の機能の一部が実現される。
この場合、CPU31は、大当たり中であるか否かの判定を行い(S81)、大当たり中であると判定した場合は(S81:Yes)、大当たりのオープニング中であるか否かの判定を行う(S82)。大当たりのオープニング中であると判定した場合は(S82:Yes)、オープニング時間を経過したか否かの判定を行う(S83)。オープニング時間を経過したと判定した場合は(S83:Yes)、大当たりラウンド数をカウントするラウンドカウンタのカウント値Rに「1」を加算し(S84)、大入賞装置2の可動片3L、3Rを開閉動作する(S85)。なお、ステップS81において、大当たりでないと判定した場合(S81:No)、あるいはステップS83において、オープニング時間を経過していないと判定した場合は(S83:No)、メイン処理に戻る。
次に、大入賞装置2の作動時間が経過したか否かの判定を行い(S86)、大入賞装置2の作動時間が経過していなければ(S86:No)、大入賞装置2の1ラウンドあたりの入賞数をカウントする入賞カウンタのカウント値Cが「9」であるか否かの判定を行う(S87)。カウント値Cが「9」である場合は(S87:Yes)、大入賞装置2の作動を終了し(S88)、カウント値Cが「9」でない場合は(S87:No)、メイン処理に戻る。
一方、大入賞装置2の作動時間が経過していた場合は(S86:Yes)、カウント値Cのチェックすることなく、大入賞装置2の作動を終了する(S88)。
大入賞装置2の作動終了後は、カウント値Cを「0」にして(S89)、大当たりラウンド回数が最終ラウンドであるか否かの判定を行う(S90)。大当たりラウンドが最終ラウンドである場合は(S90:Yes)、エンディングを開始し(S91)、大当たりラウンドが最終ラウンドでない場合は(S90:No)、メイン処理に戻る。
エンディング開始後は、ラウンドカウンタのカウント値Rを「0」にする(S92)。この後、エンディング時間が経過したか否かの判定を行い(S93)、エンディング時間を経過したと判定した場合は(S93:Yes)、大当たりを終了して(S94)、メイン処理に戻る。
一方、エンディング時間を経過していないと判定した場合は(S93:No)、大当たりを終了することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS82において、大当たりのオープニング中でないと判定した場合は(S82:Yes)、大入賞装置2の可動片3L、3Rが作動中であるか否かの判定を行い(S95)、大入賞装置2の可動片3L、3Rが作動中であれば(S95:Yes)、ステップS86に移行する。
また、大入賞装置2の可動片3L、3Rが作動中でなければ(S95:No)、次にインターバル中であるか否かの判定を行い(S96)、インターバル中でなければ(S96:No)、ステップS93に移行する。
また、インターバル中であれば(S96:Yes)、次にインターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S97)、インターバル時間経過したと判定した場合は(S97:Yes)、ステップS84に移行し、インターバル時間経過していないと判定した場合は(S87:No)、メイン処理に戻る。
[特図変動処理]
図15は、特図変動処理を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、大当たり又は小当たり中であるか否かの判定を行い(S101)、大当たり又は小当たり中でないと判定した場合は(S101:No)、特別図柄表示器21の特別図柄が変動中であるか否かの判定を行う(S102)。特別図柄が変動中であると判定した場合は(S102:Yes)、次に変動時間が終了したか否かの判定を行い(S103)、変動時間が終了したと判定した場合は(S103:Yes)、特別図柄表示器21に対して変動停止コマンドを送信して(S104)、変動を終了する(S105)。次に変動時間をリセットし(S106)、特図停止中処理(S107)を実行した後、メイン処理に戻る。なお、ステップS101において、大当たり又は小当たり中であると判定した場合(S101:Yes)、或いはステップS103において、変動時間が終了していないと判定した場合は(S103:No)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS102において、特別図柄表示器21の特別図柄が変動中でないと判定した場合は(S102:No)、第1及び第2始動口SW11a、13aの検知回数をカウントした始動口検知カウンタのカウント値Uが、U≧1であるか否かの判定を行い(S108)、カウント値Uが≧1であると判定した場合は(S108:Yes)、カウント値Uを「1」減算する(S109)、この後、特別図柄表示器21に変動開始コマンドを送信し(S110)、特別図柄表示器21の変動を開始する(S111)。そしてこの後、変動時間の計測を開始して(S112)、メイン処理に戻る。
また、ステップS108において、カウント値Uが≧1でないと判定した場合は(S108:No)、メイン処理に戻る。
[特図停止中処理]
図16は、特図停止中処理を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、停止した特別図柄が大当たり図柄であるか否かの判定を行う(S121)。停止図柄が大当たり図柄である場合は(S121:Yes)、100回の時短遊技を付与するため、時短カウンタのカウント値Jに「100」をセットして(S122)、時短遊技状態にセットする(S123)。この後、大入賞装置2を開放する大当たりを開始し(S124)、さらにオープニングをセットして(S125)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS121において、停止図柄が大当たり図柄でないと判定した場合は(S121:No)、次に停止した特別図柄が小当たり図柄であるか否かの判定を行い(S126)、停止図柄が小当たり図柄である場合は(S126:Yes)、大入賞装置2の可動片3L、3Rの開放時間を0.8秒にセットし(S127)て、小当たりを開始する(S128)。この後、メイン処理に戻る。
また、ステップS126において、停止した特別図柄が小当たり図柄でないと判定した場合は(S126:No)、時短カウンタJの値が「0」であるか否かの判定を行い(S129)、時短カウンタJの値が「0」であれば(S129:Yes)、メイン処理に戻り、時短カウンタJの値が「0」でなければ、時短カウントJを「1」減算する(S130)。この後、再び時短カウント値Jが「0」であるか否かの判定を行い(S131)、時短カウント値Jが「0」であれば(S131:Yes)、遊技状態を通常遊技状態にセットして(S132)、メイン処理に戻る。また時短カウント値Jが「0」でなければ(S131:No)、通常遊技状態にセットすることなくメイン処理に戻る。
[普図変動処理]
図17は、普通図柄変動処理を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、電チュー13が作動中であるか否かの判定を行い(S141)、電チュー13が作動中でなければ(S141:No)、普通図柄が変動中であるか否かの判定を行う(S142)。普通図柄が変動中であると判定した場合は(S142:Yes)、次に変動時間が終了したか否かの判定を行い(S143)、変動時間が終了したと判定した場合は(S143:Yes)、変動を停止する(S144)。
次に、変動時間をリセットし(S145)、停止図柄が当たり図柄であるか否かの判定を行う(S146)。停止図柄が当たり図柄であると判定した場合は(S146:Yes)、電チュー13の作動を開始して(S147)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS146において、停止図柄が当たり図柄でない場合は(S146:No)、電チュー13を作動することなく、メイン処理に戻る。
一方、ステップS142において、普通図柄が変動中でないと判定した場合は(S142:No)、ゲートSW12aのゲートカウンタのカウント値Gが、G≧1であるか否かの判定を行い(S148)、カウント値Gが≧1である場合は(S148:Yes)、カウント値Gを「1」減算する(S149)。この後、普通図柄表示器22の変動を開始させ(S150)、変動時間の計測を開始する(S151)。この後、メイン処理に戻る。
なお、ステップS148において、カウント値Gが≧1でないと判定した場合は(S148:No)、メイン処理に戻る。
[電チュー処理]
図18は、電チュー処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、電チュー13が作動中であるか否かの判定を行い(S161)、電チュー13が作動中であれば(S161:Yes)、次にインターバル中であるか否かの判定を行う(S162)。ここで、インターバル中であると判定した場合は(S162:Yes)、インターバル時間が経過したか否かの判定を行い(S163)、インターバル時間経過していると判定した場合は(S163:Yes)、次に時短中であるか否かの判定を行う(S164)。そして、時短中であれば(S164:Yes)、電チュー13の開放時間を2.1秒にセットし(S165)、時短中でなければ(S164:No)、電チュー13の開放時間を0.1秒にセットする(S166)。この後、電チュー13を開放する(S167)。
次に、電チュー13の開放時間が経過したか否かの判定を行い(S168)、電チュー13の開放時間が経過したと判定した場合は(S168:Yes)、電チュー13を閉口して(S169)、電チュー13の作動を終了して(S170)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS162において、インターバル中でないと判定した場合は(S162:No)、ステップS168に移行する。また、ステップS161において電チュー13が作動中でないと判定した場合(S161:No)、ステップS163においてインターバル時間が経過していないと判定した場合(S163:No)、或いはステップS168において電チュー13の開放時間が経過していないと判定した場合は(S168:No)、メイン処理に戻る。
[出力処理]
図19は、出力処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU31は、ステップS171において、演出制御基板40に先読みデータを送信する。ここで、先読みデータとは、始動口11の第1始動口SW11a又は電チュー13の第2始動口SW13aがONになったときに取得される各種乱数データである。
次に、ステップS172において、変動開始コマンドを送信する。
次に、演出制御基板40における処理について説明する。
遊技制御基板30から送信された各コマンドは、演出制御基板40に設けられているRAM43に一時的に記憶される。演出制御基板40のCPU41は、RAM43に記憶されたコマンドを所定間隔でチェックし、記憶されている各コマンドに基づいて演出制御を行う。
図20は、演出制御基板が実行する主要な演出制御処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、CPU41は、事前判定処理(S201)、変動開始コマンド受信処理(S202)、演出制御処理(S203)を繰り返し実行する。
[事前判定処理]
図21は、事前判定処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により事前判定手段221、時間算出手段224、位置判定手段225の機能が実現される。
この場合、CPU41は、先ず、ステップS211において、RAM43に先読みデータを受信したか否かの判定を行い、先読みデータを受信していないと判定した場合は事前判定処理を終了する。
一方、先読みデータを受信したと判定した場合(S211:Yes)、次に受信した先読みデータを、一旦、RAM43に記憶し(S212)、先読みデータから各乱数の判定を行う(S213)。先読みデータの乱数を判定した結果、出球有り当たりに当選しているか否かの判定を行い(S214)、出球有り当たりに当選していると判定した場合は、当該出球有り当たりの保留変動開始までの時間を計算する(S215)。
次に、ステップS216において、当該保留変動開始時に回転体5の収容部5aの位置を計算により求める。そして続くステップS217において、回転体の収容部5aの位置は所定範囲内か否かの判定を行い、所定範囲内であると判定した場合は、事前判定記憶手段231に記憶する事前判定データの事前判定フラグをONにする(S218)。この後、既に事前判定記憶手段231に記憶されている事前データの予告フラグをONに書き換えて(S219)、事前判定処理を終了する。
なお、ステップS211において、先読みデータを受信していないと判定した場合(S211:No)、ステップS214において、出球有り当たりに当選していないと判定した場合(S214:No)、或いはステップ217において、回転体5の収容部5aの位置が所定範囲内で無いと判定した場合(S217:No)、事前判定処理を終了する。
[変動開始コマンド受信処理]
図22は、変動開始コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により演出制御手段222の機能の一部が実現される。
CPU41は、ステップS221において、変動開始コマンドを受信したか否かの判定を行い、変動開始コマンドを受信したと判定した場合は(S221:Yes)、続くステップS222において、事前判定データ記憶手段231の第1記憶領域232aに記憶されている事前判定データの予告フラグがONであるか否かの判定を行う。ステップS222において、予告フラグがONであると判定した場合は(S222:Yes)、画像表示器7に予告演出画像を表示するための予告演出コマンドをセットする(S223)。この後、事前判定データ記憶手段231の第1記憶領域232aの事前判定データを消去すると共に、第2記憶領域232b〜第4記憶領域232dに記憶されている事前判定データを第1記憶領域232a〜第4記憶領域232cに移行して(S224)、変動開始コマンド受信処理を終了する。
一方、ステップS222において、予告フラグがONでないと判定した場合は(S222:No)、次に事前判定フラグがONであるか否かの判定を行い(S225)、事前判定フラグがONであると判定した場合は(S225:Yes)、画像表示器7にチャンス演出画像を表示するためのチャンス演出コマンドをセットし(S226)、事前判定フラグがONでないと判定した場合は(S225:No)、画像表示器7に通常演出画像を表示する通常演出コマンドをセットして(S227)、ステップS224に進む。
[演出制御処理]
図23は、演出制御処理の一例を示したフローチャートである。なお、この処理により演出制御手段222の機能の一部が実現される。
この場合、CPU41は、ステップS231において、予告演出コマンド又は通常演出コマンドンドに基づいて画像表示器7の画像表示を制御する。そして続くステップS232において、駆動ユニットの駆動制御を行い、ステップS233において、音声出力装置(スピーカ)54の制御を行う。
なお、本実施の形態においては、事前判定処理を演出制御基板40において実行する場合を例に挙げて説明したが、事前判定処理は遊技制御基板30において実行することも勿論可能である。但し、遊技制御基板30のROM32のメモリ容量等を加味すると事前判定処理は演出制御基板40において行うほうが好ましい。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。 (a)(b)は、本実施の形態のパチンコ遊技機の大入賞装置の動作を示した図である。 本実施の形態のパチンコ遊技機の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。 本実施の形態のパチンコ遊技機の遊技制御装置に設けられている機能ブロックを示した図であり、(a)は遊技制御基板に設けられている機能ブロックの一例、(b)は演出制御基板に設けられている機能ブロックの一例を夫々示した図である。 本実施の形態のパチンコ遊技機において開閉ゲームを行ったときの各部の動作期間の一例を示した図である。 (a)(b)は、特別図柄保留ランプの保留状態を示した図である。 タイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。 始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。 ゲートSW処理の一例を示したフローチャートである。 特定領域SW処理を示したフローチャートである。 入球検知SW処理を示したフローチャートである。 排出球検知SW処理を示したフローチャートである。 小当たり時に実行する大入賞口処理を示したフローチャートである。 大当たり時に実行する大入賞口処理を示したフローチャートである。 特図変動処理を示したフローチャートである。 特図停止中処理を示したフローチャートである。 普通図柄変動処理を示したフローチャートである。 電チュー処理の一例を示したフローチャートである。 出力処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御基板が実行する主要な演出制御処理の一例を示したフローチャートである。 事前判定処理の一例を示したフローチャートである。 変動開始コマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。 演出制御処理の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
1…遊技盤、2…大入賞装置、3L、3R…可動片、4…入球検知部、4a…入球検知SW、5…回転体、5a…収容部、6…特定領域、6a…特定領域SW、7…画像表示器、8…位置検出センサ、9a…排出球検知SW、11…始動口、11a…第1始動口SW、12…ゲート、12a…ゲートSW、13…電チュー、13a…第2始動口SW、13b…第2始動口ソレノイド、21…特別図柄表示器、22…普通図柄表示器、23…特別図柄保留ランプ、23a〜23d…保留ランプ、24…普通図柄保留ランプ、30…遊技制御基板、31 41…CPU、32 42…ROM、33 43…RAM、40…演出制御基板、100…パチンコ遊技機、201…遊技データ取得手段、202…開閉ゲーム制御手段、203…ゲーム制御手段、204…時短ゲーム発生手段、205…特別図柄制御手段、211…特別図柄保留記憶手段、221…事前判定手段、222…演出制御手段、223…先読みデータ判別手段、224…時間算出手段、225…位置判定手段、226…判定データ制御手段、231…事前判定データ記憶手段

Claims (4)

  1. 遊技球が通過可能な始動領域と、
    前記始動領域を遊技球が通過することにより特別図柄を変動表示する特別図柄表示手段と、
    演出画像を表示する画像表示手段と、
    遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な可動片を有する変動入賞装置と、
    外周に遊技球を収容可能な収容部を有し、前記変動入賞装置の内部において一定速度で回転する回転部材と、
    前記収容部に収容された遊技球が通過可能な特定領域と、
    前記収容部の位置を検出する位置検出手段と、
    前記始動領域への遊技球の入球を契機に遊技データを取得する遊技データ取得手段と、
    前記遊技データを当該遊技球の入球による前記特別図柄表示手段における図柄変動開始まで記憶する遊技データ記憶手段と、
    前記遊技データに遊技者に有益となる当たりが含まれているか否かを事前に判定する判定手段と、
    前記判定手段により遊技者に有益となる当たりが含まれていると判定された場合に、当該遊技球の入球により前記可動片が動作を開始するまでの時間を算出する時間算出手段と、
    前記時間算出手段により算出した算出時間と、前記位置検出手段により検出された前記収容部の位置情報とにより、当該遊技球の入球により前記可動片が動作開始する際に前記収容部の位置が所定範囲内にあるか否かの判定を行う位置判定手段と、
    前記位置判定手段の判定結果に基づいて、前記収容部の位置が所定範囲内にあると判別された場合に、前記画像表示手段にその旨を示す予告演出画像を表示する演出制御手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記時間算出手段は、当該入球により前記変動入賞装置の可動片が動作を開始するまでに前記変動入賞装置に遊技球が入球しないと仮定した場合の時間を算出することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記特別図柄表示手段により所定図柄が停止表示されることにより前記変動入賞装置を所定時間、開状態に変化させる開閉ゲームを実行する開閉ゲーム制御手段と、
    前記開閉ゲーム中に前記変動入賞装置内に入賞した遊技球を検知する入球検知手段と、
    前記変動入賞装置内に入賞した遊技球が排出されたことを検知する排出球検知手段と、を備え、
    前記開閉ゲーム制御手段は、前記変動入賞装置の可動片が動作したときに、前記入球検知手段により遊技球の入球が検知されなかった場合は所定時間経過した時点で前記開閉ゲームを終了し、前記入球検知手段により遊技球の入球が検知された場合は、前記排出球検知手段により遊技球の排出が検知された時点で前記開閉ゲームを終了することを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記演出制御手段は、前記予告演出画像として、当該入球以前の入球による開閉ゲームにおいて遊技球の発射停止を示唆する画像を表示することを特徴とする請求項2又は3に記載のパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017093525A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 サミー株式会社 ぱちんこ遊技機

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JP2007143922A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

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