JP2010140724A - コネクタ及びコネクタの接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】相手側コネクタに対するコネクタ挿入力の増大を抑えることができるコネクタを提供する。
【解決手段】雌コネクタ1の本体11が備える係止部材110は、開口41から端子収容室4内に当接部111を進入させている。端子収容室4に収容される端子7は、当接部111と係合する係合孔71を備えている。端子7は、係止部材110の当接部111を係合孔71に端子収容室4への端子6の離脱方向に当接させて、端子収容室4内での位置決めをされる。端子収容室4は、雄コネクタ2の端子6が挿入される挿入口40の開口した下端部から、上方に向けて左右の幅を徐々に拡幅させて上方へ延びた拡幅部43を備えている。このため、端子収容室4に収容された端子7は、係止部材110の当接部111と当接した係合孔71を支点として、端子収容室4内で左右方向に揺動自在となる。
【選択図】図2
【解決手段】雌コネクタ1の本体11が備える係止部材110は、開口41から端子収容室4内に当接部111を進入させている。端子収容室4に収容される端子7は、当接部111と係合する係合孔71を備えている。端子7は、係止部材110の当接部111を係合孔71に端子収容室4への端子6の離脱方向に当接させて、端子収容室4内での位置決めをされる。端子収容室4は、雄コネクタ2の端子6が挿入される挿入口40の開口した下端部から、上方に向けて左右の幅を徐々に拡幅させて上方へ延びた拡幅部43を備えている。このため、端子収容室4に収容された端子7は、係止部材110の当接部111と当接した係合孔71を支点として、端子収容室4内で左右方向に揺動自在となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、相手側コネクタの備える相手側端子をハウジングの備える端子収容室に挿入して端子収容室内の接続端子に接続するコネクタ、及び該コネクタと相手側コネクタとの接続構造に関する。
この種のコネクタは、下記の特許文献1に開示されている。特許文献1のレバー嵌合式コネクタは、雄コネクタを雌コネクタに挿入された状態でレバーが操作されると、レバーが雌コネクタを上方に押圧する。これにより、雄コネクタがレバーを介して雌コネクタに引き込まれ、雌コネクタの端子が雄コネクタの端子収容室に挿入されて端子収容室内の端子に接続される。
雄コネクタの端子収容室内での端子の延設方向と雌コネクタの端子の挿入方向とが一致せずに斜めに挿入されると、端子同士が干渉することで、雄コネクタを雌コネクタへ挿入するのに必要なコネクタ挿入力が増大する。特許文献1に開示されたようなレバー式のコネクタでは、両コネクタの装着方向に対して斜めにレバーによる引込力が働くため、雄コネクタが雌コネクタに傾いて引き込まれ、雄コネクタの端子収容室内での端子の延設方向に対して斜めに雌コネクタの端子が挿入されて、必要なコネクタ挿入力が大きくなる傾向が強かった。
本発明は斯かる課題に鑑みてなされたもので、上記課題を解決できるコネクタを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明のコネクタは、相手側コネクタの備える相手側端子をハウジングの備える端子収容室に挿入して、前記端子収容室内の接続端子に接続するコネクタであって、前記端子収容室が、前記端子収容室の幅方向への前記接続端子の揺動を許容するように、相手側端子の挿入口側から奥方向に向けて拡幅して延びた拡幅部を備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記ハウジングが前記端子収容室内に臨ませた当接部を、前記接続端子の備える被当接部に、前記端子収容室への相手側端子の挿入方向又は離脱方向に当接させて、前記端子収容室内での前記接続端子の位置決めを行うコネクタであって、前記当接部及び前記被当接部の何れか一方の他方に対する当接面を、前記端子収容室の幅方向の中央部から両端部にかけて、当接方向と逆方向に後退させて構成したことを特徴とする。
また、本発明のコネクタの接続構造は、相手側コネクタに対する上記コネクタの接続構造であって、前記相手側コネクタが相手側端子を突出させた突出面と、前記コネクタの前記挿入口の開口面との何れか一方から、前記相手側端子の挿脱方向に向けて突設された突出部と、他方から前記相手側端子の挿脱方向に向けて延びて前記突出部を挿入される挿入部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記コネクタ又は前記相手側コネクタに支持されたレバーの操作で両コネクタ同士を引き込み合わせ、前記相手側端子を前記端子収容室に挿入して前記端子収容室内の接続端子に接続することを特徴とする。
また、本発明は、前記ハウジングが前記端子収容室内に臨ませた当接部を、前記接続端子の備える被当接部に、前記端子収容室への相手側端子の挿入方向又は離脱方向に当接させて、前記端子収容室内での前記接続端子の位置決めを行うコネクタであって、前記当接部及び前記被当接部の何れか一方の他方に対する当接面を、前記端子収容室の幅方向の中央部から両端部にかけて、当接方向と逆方向に後退させて構成したことを特徴とする。
また、本発明のコネクタの接続構造は、相手側コネクタに対する上記コネクタの接続構造であって、前記相手側コネクタが相手側端子を突出させた突出面と、前記コネクタの前記挿入口の開口面との何れか一方から、前記相手側端子の挿脱方向に向けて突設された突出部と、他方から前記相手側端子の挿脱方向に向けて延びて前記突出部を挿入される挿入部とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記コネクタ又は前記相手側コネクタに支持されたレバーの操作で両コネクタ同士を引き込み合わせ、前記相手側端子を前記端子収容室に挿入して前記端子収容室内の接続端子に接続することを特徴とする。
本発明によれば、コネクタ挿入力を小さく抑えて相手側コネクタとの接続を行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は本実施形態のコネクタ装置の構成の概略を示す図であり、(a)は斜視図,(b)は雄コネクタ2を断面で示す側面図である。なお、以下の説明で用いる上下,前後,左右の各方向は説明に用いる各図に示している。この上下,前後,左右は説明のために記載したもので、実際の配置と異なってよいことはもちろんである。
図1は本実施形態のコネクタ装置の構成の概略を示す図であり、(a)は斜視図,(b)は雄コネクタ2を断面で示す側面図である。なお、以下の説明で用いる上下,前後,左右の各方向は説明に用いる各図に示している。この上下,前後,左右は説明のために記載したもので、実際の配置と異なってよいことはもちろんである。
コネクタ装置は、雌コネクタ1をレバー3の操作で雄コネクタ2に引き込むことで、雌コネクタ1と雄コネクタ2とが装着される。雌コネクタ1は、端子収容室4を備えた略四角ブロック状の本体11と、本体11の前後及び左右の四隅に設けられて雄コネクタ2に挿入される本体11をガイドするガイド突部12と、本体11の左側面の前後方向の中央部に設けられてレバー操作されるレバー3をガイドするガイド部13と、本体11の前後の側面の下縁にそれぞれ設けられて上面でレバー3を支持する複数の受部14と、本体11の前後の側面に突設された支軸15とを備えている。
レバー3は、本体11の前後の側面を外側から挟み込んで配置される一対の側板31と、側板31の左端部から本体11を覆うように延びて側板31同士を接続する操作部32と、本体11の左側面を覆う操作部32を左右方向に貫通して上下方向に延びたガイド溝33と、側板31の外面の右端部に雌コネクタ1の右端部の受部14と左右位置を揃えて突設された押圧部35とを備えており、側板31を前後方向に貫通する貫通孔36に支軸15を挿通されて、雌コネクタ1に揺動自在に支持される。
雄コネクタ2は、端子6を端子収納孔5から上方に突出させた略四角ブロック状の本体21と、本体21の上端部から上方に延びて略四角筒状を呈し、雌コネクタ1の本体11を挿入されるフード部22と、フード部22の内面の前後及び左右の四隅に設けられて雌コネクタ1のガイド突部12をガイドするガイド凹部23と、フード部22の前後の内面の右端部で上下方向に延びて雌コネクタ1の右端部の受部14及びレバー3の押圧部35をガイドするガイド凹部24と、フード部22の前後の内面の左右方向の中央部に設けられて雌コネクタ1の支軸15を下から支持する支持部26とを備えている。ガイド凹部24の下端部から上下方向の中央部にかけての右縁からは、右方に向けて当接凹部25が延びている。
コネクタ装置では、支軸15でレバー3を支持した雌コネクタ1がフード部22に上端開口部から挿入されて、レバー3の操作部32が下方に押し込まれると、支軸15を支点としてレバー3が左側を下方に移動させるように揺動する。これに伴い、レバー3の押圧部35が上方に移動してガイド凹部24から当接凹部25内に進入し、当接凹部25の上側内面を上方に押圧する。これにより、雌コネクタ1の本体11は、レバー3を介して雄コネクタ2のフード部22内に引き込まれる。雌コネクタ1の左端部の受部14に側板31の下縁を当接させるまでレバー3が揺動すると、本体11の下面が本体21の上面と合わさり、雌コネクタ1と雄コネクタ2とが装着される。
このようにして構成されるコネクタ装置での雌コネクタ1が備える端子収容室4の構成について説明する。図2は雌コネクタ1の端子収容室4を拡大して示す断面図であり、(a)は端子7を収容した状態を前後方向に延びる断面で,(b)は端子7を収容していない状態を左右方向に延びる断面で,(c)は(b)に示す端子収容室4に端子7が収容された状態をそれぞれ示している。
図2(a)に示すように、端子収容室4の前壁には、前壁を前後方向に貫通する開口41が設けられている。開口41の上縁に位置する本体11からは、開口41内に係止部材110が延びている。係止部材110の後端面からは、後方に向けて当接部111が膨出して、端子収容室4内に進入している。
端子収容室4に収容される端子7は、雄コネクタ2の端子6と接続される接続部7aと、電線の芯線を加締めるワイヤバレル7bと、被覆を加締めるインシュレーションバレル7cとを備えている。接続部7aは、略四角筒状を呈しており、端子収容室4内に進入した係止部材110の当接部111と係合する係合孔71が、前壁を前後方向に貫通して形成されている。また、接続部7a内には、先端開口部から端子7内に挿入された雄コネクタ2の端子6を、前側から弾性支持する弾性支持片72が設けられている。端子7は、係止部材110の当接部111を係合孔71に端子収容室4からの端子6の離脱方向に当接させて、端子収容室4内での位置決めをされる。
図2(b)に示すように、端子収容室4は、雄コネクタ2の端子6が挿入される挿入口40の開口した下端部から、上方に向けて左右の幅を徐々に拡幅させて上方へ延びた拡幅部43を備えている。つまり、拡幅部43を構成する端子収容室4の左右の側壁4aは、下側から上側にかけて互いの間隔を徐々に広げるように配置されており、拡幅部43より上側の端子収容室4の左右の側壁4bは、互いに平行に向き合って配置されている。このため、図2(c)に矢印で示すように、端子収容室4に収容された端子7は、係止部材110の当接部111と当接した係合孔71を支点として、端子収容室4内で左右方向に揺動自在となる。
雄コネクタ2の端子6が端子収容室4に挿入される際の動作を、図3を用いて説明する。図3は雌コネクタ1の端子7内に雄コネクタ2の端子6が挿入される状態を左右方向に延びる断面で拡大して示す図であり、(a)は端子6の先端部,(b)は基端部までが挿入された状態を示している。
図3(a)に示すように、端子収容室4内で端子7が端子収容室4の軸心に対して上端側を傾けて配置されている状態で、雄コネクタ2の端子6が端子収容室4に挿入された場合、端子7は、端子6から受ける押圧力で、図3(b)に示すように、端子6の挿入方向に沿って配置されるように係合孔71を支点として揺動する。図3に示す例では、同図(a)に示すように、端子7が端子収容室4内で上端側を左方に傾けて配置されている状態で、雄コネクタ2の端子6が端子収容室4の軸心に沿うように端子7内に挿入されているので、端子7の左内側壁が端子6により右方に押圧され、端子7は、同図(b)に矢印で示すように上端側を右方に揺動させて、端子6の挿入方向、つまり端子収容室4の軸心に沿う方向に配置された状態となる。
雌コネクタ1を雄コネクタ2に装着する際に、レバー3が支軸15を支点として揺動し、雄コネクタ2の当接凹部25をレバー3の押圧部35が上方に押圧すると、雌コネクタ1が雄コネクタ2への装着方向である下方に対して斜めに傾いてフード部22内に引き込まれる。このため、端子収容室4の軸心に対して斜めに雄コネクタ2の端子6が挿入されるが、端子7は、端子6の挿入方向に沿って配置されるように、端子6から受ける押圧力で係合孔71を支点として揺動する。
このように、本実施形態によれば、端子7を収容する端子収容室4が、挿入口40の開口する下端側から上方に向けて左右の幅を徐々に拡幅させて上方へ延びた拡幅部43を備えていることから、端子収容室4内への端子6の挿入方向に沿って配置されるように、端子7を端子収容室4内で左右方向に揺動させることができる。このため、端子6と端子7との干渉による端子6の挿入力の増大を抑え、雌コネクタ1を雄コネクタ2に挿入する際のコネクタ挿入力の増大を抑えることができる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。図4は本実施形態の雌コネクタ1が備える係止部材110を拡大して示す図であり、(a)は左右方向に延びる端子収容室4の断面図で,(b)は後方からの斜視図で,(c)は(a)の拡大図で、それぞれ示している。
本実施形態の雌コネクタ1では、図4(a),(b)に示すように、本体11の備える係止部材110が、端子7の係合孔71への当接面となる当接部111の下端面を、端子収容室4の左右の幅方向の中央部から両端部にかけて、当接方向と逆方向となる上方に後退させている。図に示す例では、当接部111の下端面は、後方から見て略円弧状を呈している。このため、図4(c)に拡大して示すように、当接部111の下端面の左右の両側部の下側には、当接部111の左右方向の中央部と当接した係合孔71の下縁部とのクリアランス111aが形成される。
雄コネクタ2の端子6が端子収容室4に挿入される際の動作を、図5を用いて説明する。図5は雌コネクタ1の端子7内に雄コネクタ2の端子6が挿入される状態を左右方向に延びる断面で示す図であり、(a)は端子7の全体を,(b)は係止部材110が備える当接部111との当接箇所をそれぞれ拡大して示している。
端子収容室4に収容された端子7は、係合孔71を支点として図5(a)に矢印で示すように端子収容室4内で左右方向に揺動する際、図5(b)に示すように、係合孔71の下縁部の左右の両側部を、当接部111の下端面の左右の両側部の下側に形成されたクリアランス111a内に進入させ、当接部111の下端面の形状に沿うように係合孔71の下縁部を左右方向に傾ける。
レバー3の操作で雌コネクタ1が雄コネクタ2に装着される際に、端子収容室4の軸心に対して斜めに雄コネクタ2の端子6が挿入されると、端子7は、当接部111の下端面に沿わせて係合孔71の下縁部を傾けて、端子6の挿入方向に沿って配置されるように、係合孔71を支点として揺動する。
このように、本実施形態によれば、端子収容室4が拡幅部43を備えているので、端子収容室4内への端子6の挿入方向に沿って配置されるように、端子7を端子収容室4内で左右方向に揺動させて、端子6と端子7との干渉による端子6の挿入力の増大を抑え、雌コネクタ1を雄コネクタ2に挿入する際のコネクタ挿入力の増大を抑えることができる。
しかも、端子7の係合孔71に当接する当接部111の下端面が、左右の幅方向の中央部から両端部にかけて、係合孔71への当接方向と逆方向に後退していることから、端子収容室4内で揺動する端子7が備える係合孔71の当接部111への当接面を、当接部111の下端面に沿うように傾けて、端子6と端子7との干渉による端子の挿入力の増大を効果的に抑えることができる。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。図6は本実施形態の雌コネクタ1が備える端子収容室4を拡大して示す図であり、(a)は左右方向に延びる断面図で,(b)は挿入口40の開口する本体11の下端面側からの斜視図で、それぞれ示している。図7は本実施形態の雄コネクタ2が備える本体21の左右方向に延びる断面を拡大して示す斜視図である。
本実施形態では、図6に示すように、雌コネクタ1の端子収容室4は、左右の幅を拡幅させて左右の側壁を互いに平行に配置して構成された嵌合部42を、拡幅部43の下側に備えている。図6(b)に示すように、嵌合部42は、挿入口40の開口面となる本体11の下端面に、嵌合孔42aを開口させている。嵌合孔42aは、隔壁120によって左右の幅方向に挿入口40と隔てられており、挿入口40の左右の両側に対となって配置されている。
図7に示すように、雄コネクタ2が備える本体21の上面には、各端子収納孔5の上端開口部の左右の両側に、それぞれ一対の嵌合片51が配置されている。各嵌合片51は、本体21の上面から上方に延びており、下端側から上端側にかけて徐々に左右の肉厚を薄くする平板状を呈している。
本実施形態のコネクタ装置で、雌コネクタ1に雄コネクタ2を装着する際の動作を、端子7が端子収容室4の軸心に対して上端側を傾けて配置されている場合について説明する。図8は雌コネクタ1の端子7内に雄コネクタ2の端子6が挿入される状態を左右方向に延びる断面で示す図であり、(a)は端子7の端子6への挿入時,(b)は嵌合片51の嵌合孔42aへの挿入時,(c)は雌コネクタ1の雄コネクタ2への装着時をそれぞれ示している。
図8(a)に示すように、雄コネクタ2の端子6が端子収容室4の挿入口40から端子7内に挿入されると、図8(b)に示すように、端子6の左右の両側に位置した嵌合片51が、挿入口40の左右の両側に開口した嵌合孔42a内に挿入される。これに伴い、同図に矢印で示すように、端子7は、端子6の挿入方向に沿って配置されるように、係合孔71を支点として左右方向に揺動する。嵌合孔42aは、嵌合片51に内側面を接触させて、嵌合片51にガイドされながら下方に移動する。このため、雌コネクタ1は、雄コネクタ2に対して、端子収納孔5から突出した端子6の軸心に端子収容室4の軸心を一致させる所定の挿入姿勢を保ちながら、図8(c)に示すように雄コネクタ2のフード部22内に引き込まれる。
レバー3の操作で雌コネクタ1が雄コネクタ2に装着される際には、嵌合孔42aを嵌合片51にガイドされた端子収容室4の軸心に沿って、雄コネクタ2の端子6が挿入される。端子収容室4の軸心に対して傾いて配置された端子7は、端子6の挿入方向に沿って配置されるように、係合孔71を支点として揺動する。
このように、本実施形態によれば、端子収容室4が拡幅部43を備えているので、端子収容室4内への端子6の挿入方向に沿って配置されるように、端子7を端子収容室4内で左右方向に揺動させて端子6と端子7との干渉による端子6の挿入力の増大を抑え、雌コネクタ1を雄コネクタ2に挿入する際のコネクタ挿入力の増大を抑えることができる。
しかも、雌コネクタ1が備える嵌合孔42aを雄コネクタ2が備える嵌合片51でガイドして、雌コネクタ1を雄コネクタ2に対して所定の姿勢を保ってフード部22内に引き込むことができる。従って、雄コネクタ2に対して雌コネクタ1が傾くのに伴い、端子6と端子7との干渉による端子の挿入力が増大するのを抑えることができる。
また、雌コネクタ1と雄コネクタ2との装着後には、嵌合孔42aと嵌合片51とが嵌合することで、コネクタ1,2間に生じる振動や傾き等に伴い、端子6と端子7との接続位置がずれるのを抑え、両コネクタ1,2同士の電気的接触信頼性を向上させることもできる。
なお、上記第2の実施形態では、当接部111の下端面を、端子収容室4の左右の幅方向の中央部から両端部にかけて、当接方向と逆方向となる上方に後退させた場合について説明した。しかしながら、当接部111が上端面でも係合孔71に当接する構成を有している場合には、当接部111の上端面を、端子収容室4の左右の幅方向の中央部から両端部にかけて、当接方向と逆方向となる下方に後退させる構成としてもよい。
上記第3の実施形態では、上記第2の実施形態と同様に、係止部材110が備える当接部111の下端面及び下端面のうちの係合孔71に当接する面を、端子収容室4の左右の幅方向の中央部から両端部にかけて、当接方向と逆方向に後退させて、当接部111の左右方向の中央部と当接した係合孔71の下縁部とのクリアランス111aを、当接部111の下端面の左右の両側部に設ける構成としてもよい。
この構成によれば、上記第2の実施形態と同様に、端子収容室4内で揺動する端子7が備える係合孔71の当接部111への当接面を、左右の幅方向の中央部から両端部にかけて当接方向と逆方向に後退した当接部111の下端面に沿うように傾けて、端子6と端子7との干渉による端子の挿入力の増大を効果的に抑えることができる。
また、端子7の係合孔71に当接する当接部は、係合部材110に備えられている必要はない。例えば、係合部材110に代えて端子収容室4の前壁及び後壁の少なくとも一方に突出部を設け、この突出部に係合孔71を当接させてもよい。更に、上記第2の実施形態では、この突出部の下端面及び上端面のうちの係合孔71に当接する面を、当接部111と同様の形状に構成してもよい。
また、上記各実施形態では、係止部材110が本体11の前壁側のみに備えられている場合について説明したが、後壁側にも係止部材110を備えている構成としてもよい。更に、上記第2の実施形態では、後壁側の係止部材110が備える当接部111も、前壁側の係止部材110と同様に構成してもよい。また、端子7が当接部111と当接させるのは、係合孔71には限られず、接続部7aの前面又は後面に備えられた突出部又は凹部でもよい。
また、端子収容室4の構成は、端子収容室4内での左右の幅方向への端子7の揺動を許容するための拡幅部43を備えるのであれば任意であり、例えば、第1及び第2の各実施形態でも、上記第3の実施形態と同様に、挿入口40の開口する拡幅部43の下端側を拡幅させた構成としてもよい。
また、上記第3の実施形態では、雌コネクタ1が嵌合片を備え、雄コネクタ2が嵌合孔を備える構成としてもよい。また、上記各実施形態では、本発明をレバー3を備えるレバー嵌合式コネクタに適用した場合について説明した。しかしながら、本発明は、レバー嵌合式コネクタ以外のコネクタにも適用することができる。
1 雌コネクタ
11 本体
110 係止部材
111 当接部
120 隔壁
2 雄コネクタ
3 レバー
4 端子収容室
40 挿入口
42 嵌合部
42a 嵌合孔
41 開口
51 嵌合片
6 端子
7 端子
71 係合孔
11 本体
110 係止部材
111 当接部
120 隔壁
2 雄コネクタ
3 レバー
4 端子収容室
40 挿入口
42 嵌合部
42a 嵌合孔
41 開口
51 嵌合片
6 端子
7 端子
71 係合孔
Claims (4)
- 相手側コネクタの備える相手側端子をハウジングの備える端子収容室に挿入して、前記端子収容室内の接続端子に接続するコネクタであって、
前記端子収容室は、前記端子収容室の幅方向への前記接続端子の揺動を許容するように、相手側端子の挿入口側から奥方向に向けて拡幅して延びた拡幅部を備えることを特徴とするコネクタ。 - 前記ハウジングが前記端子収容室内に臨ませた当接部を、前記接続端子の備える被当接部に、前記端子収容室への相手側端子の挿入方向又は離脱方向に当接させて、前記端子収容室内での前記接続端子の位置決めを行うコネクタであって、
前記当接部及び前記被当接部の何れか一方の他方に対する当接面を、前記端子収容室の幅方向の中央部から両端部にかけて、当接方向と逆方向に後退させて構成したことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。 - 相手側コネクタに対する請求項1又は2に記載のコネクタの接続構造であって、
前記相手側コネクタが相手側端子を突出させた突出面と、前記コネクタの前記挿入口の開口面との何れか一方から、前記相手側端子の挿脱方向に向けて突設された突出部と、他方から前記相手側端子の挿脱方向に向けて延びて前記突出部を挿入される挿入部とを備えることを特徴とするコネクタの接続構造。 - 前記コネクタ又は前記相手側コネクタに支持されたレバーの操作で両コネクタ同士を引き込み合わせ、前記相手側端子を前記端子収容室に挿入して前記端子収容室内の接続端子に接続することを特徴とする請求項3に記載のコネクタの接続構造。
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---|---|---|---|
JP2008314725A JP2010140724A (ja) | 2008-12-10 | 2008-12-10 | コネクタ及びコネクタの接続構造 |
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-
2008
- 2008-12-10 JP JP2008314725A patent/JP2010140724A/ja active Pending
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WO2017051703A1 (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
JP2017062915A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | コネクタ |
CN108028486A (zh) * | 2015-09-24 | 2018-05-11 | 株式会社自动网络技术研究所 | 连接器 |
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