JP2010140646A - レバー式コネクタ - Google Patents

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渡 社本
Kenji Makino
健司 牧野
Kiyofumi Ichida
清文 市田
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Abstract

【課題】両ハウジングの離脱動作を支障なく行う。
【解決手段】レバー60の嵌合・離脱方向への回動操作に伴い、カム溝67の溝面にカムフォロア42が摺接して、第1、第2ハウジング20、40の嵌合・離脱動作が行われる。カム溝67は、レバー60の離脱方向への回動操作に伴いカム作用を発揮して両ハウジング20、40の離脱動作を行う作動領域71と、作動領域71の離脱方向の終端に連なり、レバー60の離脱方向への回動操作によってもカム作用を発揮しない遊び領域72とからなる。レバー60と第2ハウジング40とは、レバー60が遊び領域72を通過する間に、両ハウジング20、40の離脱姿勢の傾きを矯正する傾き規制部44、44A、44B、66、66A、66Bを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
レバー式コネクタとして、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、互いに嵌合・離脱可能な第1、第2ハウジングと、第1ハウジングに回動可能に装着されるレバーとを備え、レバーにはカム溝が設けられ、第2ハウジングにはカムフォロアが設けられ、レバーの回動・離脱方向への回動操作によってカム溝とカムフォロアとが互いに係合してカム作用が発揮され、もって両ハウジングの嵌合・離脱動作が低操作力で行われるようになっている。
特開2004−288442公報
ところで、レバーを離脱方向へ回動する過程で、両ハウジングがその離脱領域の隙間範囲で正規の離脱姿勢から傾いた姿勢をとる場合がある。その場合に、両ハウジングの離脱動作が完了される予定の位置までレバーを回動しても、カムフォロアがカム溝の溝面から離間せずにカム溝との係合状態を保ち、両ハウジングが完全に引き離されないおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両ハウジングの離脱動作を支障なく行うことを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合・離脱可能な第1、第2ハウジングと、前記第1ハウジングに回動可能に装着されるレバーとを備え、前記レバーにはカム溝が設けられ、前記第2ハウジングにはカムフォロアが設けられ、前記レバーの嵌合・離脱方向への回動操作に伴い、前記カム溝の溝面に前記カムフォロアが摺接して、前記両ハウジングの嵌合・離脱動作を行うレバー式コネクタであって、前記カム溝は、前記レバーの離脱方向への回動操作に伴って前記両ハウジングの離脱動作を行うカム作用を発揮する作動領域と、前記作動領域の離脱方向の終端に連なり、前記レバーの離脱方向への回動操作によっても前記カム作用を発揮しない遊び領域とからなり、かつ、前記レバーと前記第2ハウジングとは、前記レバーが前記遊び領域を通過する間に、前記両ハウジングの離脱姿勢の傾きを矯正する傾き規制部を備えている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1、第2ハウジングは、前記嵌合・離脱方向に比べて前記嵌合・離脱方向と直交する幅方向に長い形状とされており、前記レバーの回動操作の支点、前記カム溝、及び前記傾き規制部は、前記第1ハウジングの幅方向の中央よりも一方側へ偏った位置に設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記レバー側の傾き規制部は、前記カム溝を有するカム板の外周縁に構成され、前記第2ハウジング側の傾き規制部は、前記第1ハウジング及び前記カム板が内嵌可能な筒状をなすフード部の奥壁内面に構成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記第2ハウジング側の前記傾き規制部は、前記フード部の奥壁内面に突出して設けられた底上部によって構成され、前記レバー側の前記傾き規制部は、前記レバーの離脱方向への回動操作に伴って前記底上部に摺動可能に構成されているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記レバー側の前記傾き規制部は、前記カム板の外周縁に突出して設けられた突起部によって構成され、前記第2ハウジング側の前記傾き規制部は、前記レバーの離脱方向への回動操作に伴って前記突起部に摺動可能に構成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記レバー側の傾き規制部は、前記カム溝を有するカム板の外面に設けられたピンによって構成され、前記第2ハウジング側の傾き規制部は、前記第1ハウジング及び前記カム板が内嵌可能な筒状をなすフード部の開口縁に構成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
レバーが離脱方向に回動されて遊び領域に入ったときに、両ハウジングの離脱姿勢が傾いていると、傾き規制部によって両ハウジングの離脱姿勢が矯正されるから、カムフォロアとカム溝の溝面とを完全に離間でき、両ハウジングの離脱動作を支障なく行うことができる。
<請求項2の発明>
第1、第2ハウジングが嵌合・離脱方向に比べて嵌合・離脱方向と直交する幅方向に長い形状とされており、レバーの回動操作の支点及びカム溝が第1ハウジングの幅方向の中央よりも一方側へ偏った位置に設けられているから、両ハウジングが互いに幅方向の一方側を近づけるとともに他方側を遠ざける向きに傾く姿勢をとるおそれがある。しかるに本発明によれば、傾き規制部が第1ハウジングの幅方向の中央よりも一方側へ偏った位置に設けられているから、両ハウジングの傾きが効果的に矯正される。
<請求項3の発明>
傾き規制部がカム溝を有するカム板の外周縁と第1ハウジング及びカム板が内嵌可能な筒状をなすフード部の奥壁内面とに構成されているから、両ハウジングが嵌合状態にあるときに、傾き規制部がフード部内に隠蔽されて保護状態に置かれる。その結果、傾き規制部が不用意に損傷されるのが防止される。
<請求項4の発明>
第2ハウジング側の傾き規制部がフード部の奥壁内面に突出して設けられた底上部によって構成され、レバー側の傾き規制部がレバーの離脱方向への回動操作に伴って底上部に摺動可能に構成されているから、レバー側の傾き規制部を特別な構造にする必要がなく、レバーの構成の簡素化を図れる。
<請求項5の発明>
レバー側の傾き規制部がカム板の外周縁に突出して設けられた突起部によって構成され、第2ハウジング側の傾き規制部がレバーの離脱方向への回動操作に伴って突起部に摺動可能に構成されているから、第2ハウジング側の傾き規制部を特別な構造にする必要がなく、第2ハウジングの構成の簡素化を図れる。
<請求項6の発明>
レバー側の傾き規制部がカム溝を有するカム板の外面に設けられたピンによって構成され、第2ハウジング側の傾き規制部が第1ハウジング及びカム板が内嵌可能な筒状をなすフード部の開口縁に構成されているから、第2ハウジング側の傾き規制部を特別な構造にする必要がなく、第2ハウジングの構成の簡素化を図れる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。本実施形態に係るレバー式コネクタ10は、互いに嵌合・離脱可能な一対の第1、第2ハウジング20、40と、第1ハウジング20に回動可能に装着されるレバー60とによって構成されている。なお、以下の説明において前後方向については、両ハウジング20、40の互いの嵌合面側を前方として説明する。
第1ハウジング20は合成樹脂製であって、前後方向(嵌合・離脱方向)と直交する幅方向に細長い角ブロック状をなしている。第1ハウジング20の長辺側の両側面には、レバー60の回動支点を構成する一対の支軸21が突出して設けられている。両支軸21は、第1ハウジング20の両側面の幅方向中央Mよりも一方側へ偏った位置で、かつ第1ハウジング20の両側面の後端側の位置に配され、円柱状に突出するとともにその突出端から一対の抜止片22を互いに逆向きに張り出してなる。
また、第1ハウジング20の長辺側の両側面には、一対の袋状の抜け規制部23が設けられている。レバー60の回動過程では、抜け規制部23の内面とレバー60の第2段差面65(後述する)とが互いに摺動することにより、嵌合時におけるレバー60の過度の拡開変形が規制されるようになっている。そして、第1ハウジング20内には、図示しない複数の雌側端子金具が収容されている。
レバー60は合成樹脂製であって全体として板状をなし、高さ方向に延びる操作板61と操作板61の両端から突出する一対のカム板62とによって構成されている。かかるレバー60は、嵌合完了位置へ向けて嵌合方向(図示反時計回り方向)に回動されるとともに、離脱完了位置へ向けて離脱方向(図示時計回り方向)に回動される。この場合、嵌合完了位置ではカム板62の後端縁が略水平に配され、離脱完了位置ではカム板62の後端縁が幅方向の他方側へ向けて上向きに傾斜して配されるようになっている。操作板61には、第1、第2ハウジング20、40のいずれかに係止可能な図示しないロック部が設けられ、レバー60が嵌合完了位置に到達したときに、ロック部の係止作用によってレバー60の離脱方向への戻り操作が規制されるようになっている。
両カム板62には、それぞれ支軸21が嵌合可能な軸受孔63が貫通して設けられている。両軸受孔63の外周縁には、それぞれ第1段差面64がカム板62の最外面よりも一段低い位置に設けられ、第1段差面64に抜止片22が摺動することでレバー60の第1ハウジング20からの抜け止めがなされるようになっている。また、両カム板62の外面の外周側には、それぞれ第2段差面65が一段低く設けられている。
両カム板62の第2段差面65の外周縁には、図2に示すように、それぞれレバー側傾き規制部66が設けられている。レバー側傾き規制部66は、両カム板62の外周縁に特有の構造を施すことなく円弧状に形成され、レバー60の離脱方向への回動過程で底上部44(後述する)と摺動するようになっている。
そして、両カム板62には、それぞれカム溝67が所定方向に延びて設けられている。詳しくはカム溝67は、カム板62の内部において貫通溝状をなし、レバー60の嵌合・離脱方向への回動操作によって第2ハウジング40のカムフォロア42(後述する)が押圧状態で摺動する嵌合用カム面68及び離脱用カム面69を有する作動領域71と、作動領域71の入り口側(作動領域71の離脱方向の終端位置で、かつ作動領域71の嵌合方向の始端位置)に連なり、かつカム板62の外周縁に開口する貫通溝状をなし、離脱用カム面69と連続する溝面が第2ハウジング40のカムフォロア42と非押圧状態で当接又は非当接とされる遊び領域72とからなる。
レバー60の離脱方向への回動操作に伴い、作動領域71では両ハウジング20、40の離脱動作が進行し、遊び領域72では両ハウジング20、40の離脱動作が進行しない構成とされている。作動領域71及び遊び領域72はいずれもレバー60の取付状態において第1ハウジング20の幅方向中央Mよりも一方側へ偏った位置に配されている。作動領域71と遊び領域72との境界は、両ハウジング20、40が正規の離脱姿勢をとっていれば両ハウジング20、40の離脱動作が完了すると予定された離脱予定位置に設定されている。一方、遊び領域72内には、両ハウジング20、40の実際の離脱動作が完了する離脱完了位置が設定されている。
作動領域71は、レバー60が嵌合完了位置へ向けて回動される過程で、幅方向の他方側へ向けて次第に上向きに傾斜するようになっている。図4に示すように、遊び領域72はカムフォロア42が導入される導入溝74を含み、導入溝74はレバー60が嵌合開始位置にあるときに前後方向に沿って配されるようになっている。
導入溝74の入り口とカム板62の後端縁との間には、既述した第2段差面65及びレバー側傾き規制部66が設けられている。また、両カム板62の外周縁のうち導入溝74の入り口を挟んで第2段差面65及びレバー側傾き規制部66と反対側の部位には、それぞれ逃がし凹部75が切り欠いて設けられ、レバー60が嵌合完了位置に達したときに、底上部44が逃がし凹部75に進入するようになっている。
続いて第2ハウジング40について説明すると、第2ハウジング40は同じく合成樹脂製であって、内側に図示しない雄側端子金具の雄タブが突出して配される筒状のフード部41を有している。フード部41は、幅方向に細長い角筒状をなし、その内部には第2ハウジング40及び両カム板62を受容して収容可能な嵌合空間が保有されている。フード部41の長辺側の両側内面には、両ハウジング20、40の幅方向中央M(嵌合空間の幅方向中央Mでもある)よりも一方側へ偏った位置に、一対のカムフォロア42が円柱状に突出して設けられている。
フード部41の奥壁内面には、ハウジング側傾き規制部を構成する台状の底上部44が突出して設けられている。底上部44は、フード部41の奥壁の幅方向中央Mよりも一方側へ偏った位置で、かつレバー60が離脱予定位置から離脱完了位置へ回動される間にレバー側傾き規制部66と対向する位置に配され、その突出端がフード部41の奥壁内面から前方へ嵩上げされている。底上部44の突出端には、レバー側傾き規制部66と当接可能な第1、第2当接面45、46が構成されている。第1当接面45は、第1ハウジング20の離脱姿勢が正規の姿勢から傾いている場合に、その第1ハウジング20の傾きに沿うように幅方向一方側へ向けて下り勾配に傾斜する形状とされ、両ハウジング20、40の離脱過程でレバー側傾き規制部66と摺動するようになっている。一方、第2当接面46は、幅方向に沿って略水平に配され、第1当接面45によって第1ハウジング20の離脱姿勢が立て直された両ハウジング20、40の離脱完了時にレバー側傾き規制部66と当接するようになっている。
次に、本実施形態に係るレバー式コネクタ10の嵌合・離脱動作及びその効果について説明する。
レバー60を嵌合開始位置に留め置き、両ハウジング20、40を互いに浅く嵌合する。すると、カム溝67の導入溝74に前方からカムフォロア42が進入する。その状態で、操作板61を摘みながらレバー60を嵌合完了位置へ向けて回動すると、カムフォロア42がカム溝67の作動領域71の嵌合用カム面68を摺動してカム作用が発揮され、両ハウジング20、40の嵌合動作が低操作力で進行する。レバー60が嵌合完了位置に至ると、カムフォロア42がカム溝67の奥端側に到達して、図示しない雌雄の両端子金具が正規深さで導通接続される。このとき、底上部44がレバー60の逃がし凹部75に嵌合状態で収容される。
次いで、メンテナンス等の必要に応じて両ハウジング20、40を互いに引き離す際には、図1に示すように、嵌合完了位置にあるレバー60の操作板61を摘みながらレバー60を離脱完了位置へ向けて回動する。すると、図2に示すように、カムフォロア42がカム溝67の作動領域71の離脱用カム面69を摺動してカム作用が発揮され、両ハウジング20、40の離脱動作が低操作力で進行する。
ところで、レバー60が離脱予定位置を通過するときに、離脱用カム面69からカムフォロア42に作用する嵌合・離脱方向と交差する斜め方向の反力に起因して、第1ハウジング20が嵌合空間内における隙間範囲でその幅方向の一方側を奥壁内面に近づけるとともにその幅方向の他方側を奥壁内面から遠ざける向きに傾いた姿勢をとり、これによってカムフォロア42がカム溝67から離間されない可能性がある。しかるに本実施形態によれば、両ハウジング20、40の離脱姿勢が傾いていても、カムフォロア42が遊び領域72に進入することにより、レバー側傾き規制部66が底上部44の第1、第2当接面45、46を順次摺動して、第2ハウジング40に対する第1ハウジング20の離脱姿勢の傾きが矯正されるようになっている。このため、レバー60が離脱完了位置に至ると、図3に示すように、カムフォロア42がカム溝67の溝面から離間して両者の係合状態が解除され、図4に示すように、両ハウジング20、40が支障なく引き離される。
また、本実施形態によれば、レバー側傾き規制部66がカム板62の外周縁に構成され、ハウジング側傾き規制部がカム板62が内嵌可能な筒状をなすフード部41の奥壁内面に底上部44として構成されているから、両ハウジング20、40が嵌合状態にあるときに、レバー側傾き規制部66及び底上部44がフード部41内に隠蔽されて保護状態に置かれる。その結果、レバー側傾き規制部66及び底上部44が不用意に損傷されるのが防止される。さらに、レバー側傾き規制部66が特別な構造を有していないため、レバー60の構成の簡素化を図れる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図5及び図6によって説明する。実施形態2では、傾き規制部44A、66Aの形態が実施形態1とは異なっている。その他は、実施形態1と概ね同様であり、実施形態1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態2におけるハウジング側傾き規制部44Aは、フード部41の奥壁内面に構成されるフラット面とされ、特別な構造を有することなく周囲の奥壁内面と面一で連続する形状とされている。
一方、レバー側傾き規制部は、両カム板62の外周縁に突出して設けられたヒレ状の突起部66Aによって構成されている。詳しくは突起部66Aは、導入溝74の入り口とカム板62の後端縁との間に配され、導入溝74の溝面と凹凸なく連続する湾曲面76を有している。
次に、実施形態2に係るレバー式コネクタ10Aの嵌合・離脱動作及びその効果について説明する。
レバー60の嵌合方向への回動操作に伴い、図5に示すように、カムフォロア42がカム溝67の嵌合用カム面68を摺動してカム溝67の奥端側に到達すると、両ハウジング20、40が互いに正規嵌合される。その状態からレバー60を離脱完了位置へ向けて回動すると、カムフォロア42がカム溝67の離脱用カム面69を摺動して両ハウジング20、40が少しずつ離間されて行く。レバー60が離脱予定位置を通過するときに、両ハウジング20、40が正規の離脱姿勢から傾いていれば、図6に示すように、さらなるレバー60の回動操作によって突起部66Aの湾曲面76がハウジング側傾き規制部44Aと摺動し、これによって両ハウジング20、40の離脱姿勢が徐々に立て直される。こうしてレバー60が離脱完了位置に至ると、両ハウジング20、40の離脱姿勢が矯正され、カムフォロア42がカム溝67の溝面から離間して両者の係合状態が解除されて、両ハウジング20、40が支障なく引き離される。
実施形態2によれば、ハウジング側傾き規制部44Aが特別な構造を有しないため、第2ハウジング40の構成の簡素化を図れる。
<実施形態3>
図7及び図8は本発明の実施形態3を示す。実施形態3では、傾き規制部44B、66Bの形態が実施形態1とは異なっている。その他は、実施形態1と概ね同様であり、実施形態1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態3におけるハウジング側傾き規制部44Bは、フード部41の前端における開口縁に構成され、特別な構造を有していない。
一方、レバー側傾き規制部は、両カム板62の外面に設けられた小円柱状のピン66Bによって構成されている。詳しくはピン66Bは、両カム板62の外面のうちカム溝67と軸受孔63とカム板62の後端縁とで囲まれる領域内に設定され、レバー60がカム溝67の遊び領域72に進入したときに、ハウジング側傾き規制部44Bと当接するようになっている。
次に、実施形態3に係るレバー式コネクタ10Bの嵌合・離脱動作及びその効果について説明する。
レバー60の嵌合方向への回動操作に伴い、カムフォロア42がカム溝67の嵌合用カム面68を摺動してカム溝67の奥端側に到達すると、両ハウジング20、40が互いに正規嵌合される。その状態からレバー60を離脱完了位置へ向けて回動すると、カムフォロア42がカム溝67の離脱用カム面69を摺動して両ハウジング20、40が少しずつ離間されて行く。レバー60が離脱予定位置を通過するときに、両ハウジング20、40が正規の離脱姿勢から傾いていれば、図8に示すように、さらなるレバー60の回動操作によってピン66Bの側縁がフードの開口縁に当接し、これによって両ハウジング20、40の離脱姿勢が徐々に立て直される。こうしてレバー60が離脱完了位置に至ると、両ハウジング20、40の離脱姿勢が矯正され、カムフォロア42がカム溝67の溝面から離間して両者の係合状態が解除されて、両ハウジング20、40が支障なく引き離される。
実施形態3によれば、ハウジング側傾き規制部44Bが特別な構造を有しないため、第2ハウジング40の構成の簡素化を図れる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、レバーの外周縁のうち底上部と摺動可能な部位が凹部又は凸部として構成されていてもよい。
(2)実施形態2では、フードの奥壁内面のうち突起部と摺動可能な部位が凹部又は凸部として構成されていてもよい。
(3)実施形態3では、フード部の開口縁のうちピンと当接可能な部位が凹部又は凸部として構成されていてもよい。
(4)レバーにはカム板が一枚だけ設けられるものであってもよい。
本発明の実施形態1に係るレバー式コネクタにおいて、レバーが嵌合完了位置まで回動されて、両ハウジングが正規嵌合された状態を示す一部破断平面図である。 レバーが離脱完了位置へ向かう途中まで回動されて、両ハウジングが離脱して行く状態を示す一部破断平面図である。 レバーが離脱完了位置まで回動されて、両ハウジングが離脱して行く状態を示す一部破断平面図である。 両ハウジングが完全に引き離された状態を示す一部破断平面図である。 実施形態2に係るレバー式コネクタにおいて、レバーが嵌合完了位置まで回動されて、両ハウジングが正規嵌合された状態を示す一部破断平面図である。 レバーが離脱完了位置まで回動されて、両ハウジングが離脱して行く状態を示す一部破断平面図である。 実施形態3に係るレバー式コネクタにおいて、レバーが嵌合完了位置まで回動されて、両ハウジングが正規嵌合された状態を示す一部破断平面図である。 レバーが離脱完了位置まで回動されて、両ハウジングが離脱して行く状態を示す一部破断平面図である。
符号の説明
10、10A、10B…レバー式コネクタ
20…第1ハウジング
21…支軸(レバーの回動操作の支点)
40…第2ハウジング
41…フード部
42…カムフォロア
44…底上部(第2ハウジング側の傾き規制部)
44A、44B…ハウジング側傾き規制部(第2ハウジング側の傾き規制部)
60…レバー
62…カム板
66…レバー側傾き規制部(レバー側の傾き規制部)
66A…突起部(レバー側の傾き規制部)
66B…ピン(レバー側の傾き規制部)
67…カム溝
71…作動領域
72…遊び領域

Claims (6)

  1. 互いに嵌合・離脱可能な第1、第2ハウジングと、前記第1ハウジングに回動可能に装着されるレバーとを備え、
    前記レバーにはカム溝が設けられ、前記第2ハウジングにはカムフォロアが設けられ、前記レバーの嵌合・離脱方向への回動操作に伴い、前記カム溝の溝面に前記カムフォロアが摺接して、前記両ハウジングの嵌合・離脱動作を行うレバー式コネクタであって、
    前記カム溝は、前記レバーの離脱方向への回動操作に伴いカム作用を発揮して前記両ハウジングの離脱動作を行う作動領域と、前記作動領域の離脱方向の終端に連なり、前記レバーの離脱方向への回動操作によっても前記カム作用を発揮しない遊び領域とからなり、かつ、
    前記レバーと前記第2ハウジングとは、前記レバーが前記遊び領域を通過する間に、前記両ハウジングの離脱姿勢の傾きを矯正する傾き規制部を備えていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記第1、第2ハウジングは、前記嵌合・離脱方向に比べて前記嵌合・離脱方向と直交する幅方向に長い形状とされており、
    前記レバーの回動操作の支点、前記カム溝、及び前記傾き規制部は、前記第1ハウジングの幅方向の中央よりも一方側へ偏った位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記レバー側の傾き規制部は、前記カム溝を有するカム板の外周縁に構成され、前記第2ハウジング側の傾き規制部は、前記第1ハウジング及び前記カム板が内嵌可能な筒状をなすフード部の奥壁内面に構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記第2ハウジング側の前記傾き規制部は、前記フード部の奥壁内面に突出して設けられた底上部によって構成され、前記レバー側の前記傾き規制部は、前記レバーの離脱方向への回動操作に伴って前記底上部に摺動可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載のレバー式コネクタ。
  5. 前記レバー側の前記傾き規制部は、前記カム板の外周縁に突出して設けられた突起部によって構成され、前記第2ハウジング側の前記傾き規制部は、前記レバーの離脱方向への回動操作に伴って前記突起部に摺動可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載のレバー式コネクタ。
  6. 前記レバー側の傾き規制部は、前記カム溝を有するカム板の外面に設けられたピンによって構成され、前記第2ハウジング側の傾き規制部は、前記第1ハウジング及び前記カム板が内嵌可能な筒状をなすフード部の開口縁に構成されている請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8651882B2 (en) 2010-11-26 2014-02-18 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Electrical junction box
CN105610003A (zh) * 2014-11-17 2016-05-25 住友电装株式会社 杆式连接器
CN112236908A (zh) * 2018-06-06 2021-01-15 住友电装株式会社 杆式连接器

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