JP2010160942A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタハウジングを離脱させる際の作業性を良くすることが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】前記一対のコネクタハウジング10,20の嵌合途中においては待機位置に保持されるとともに、前記一対のコネクタハウジング10,20の正規嵌合状態においては検知位置への移動を許容される検知部材60と、前記検知部材60が前記待機位置にあるときに同検知部材60の傾動を許容する傾動許容部45と、前記検知部材60が前記待機位置において傾動することで前記ロック部材27,50の一方50に当接して同ロック部材50を前記係止解除方向に変位させるロック解除部66と、を有する。
【選択図】図13

Description

本発明は、検知部材付きのコネクタに関する。
従来より、コネクタハウジングの嵌合状態を検知する検知部材を備えたコネクタが知られている(例えば特許文献1)。このコネクタには、コネクタハウジングの嵌合動作を進行させるレバーが設けられるとともに、互いに係止してコネクタハウジングを正規嵌合状態にロックする一対のロック部材が設けられている。ロック部材は、弾性変位可能なロックアームと、このロックアームが係止可能なロック突部とからなり、ロックアームが係止解除方向に弾性変位することでロック突部との係止が解除され、コネクタハウジングが離脱可能な状態(ロック解除)になる。
また、コネクタには、コネクタハウジングの嵌合途中においては待機位置(ロックアームの係止解除方向への弾性変位を許容する位置)に保持されるとともに、コネクタハウジングの正規嵌合状態においては検知位置(ロックアームの係止解除方向への弾性変位を規制する位置)への移動を許容される検知部材が備えられている。これにより、レバーの回動操作後に、検知部材を待機位置から検知位置へ移動させることができるか否かによって、コネクタハウジングが正規嵌合されているか否かを検知することができる。
特開2004−30982公報
ところで、コネクタにおいては、メンテナンス等のために、正規の嵌合状態にあるコネクタハウジングを一旦離脱させることがある。そして、上記のようなコネクタの場合には、コネクタハウジングを離脱させる際には、まず、検知部材を検知位置から待機位置へ移動させ、その後、ロックアームを係止解除方向へ弾性撓みさせることでロックを解除し、レバーを嵌合時とは逆向きに回動させてコネクタを離脱させる。
すなわち、コネクタハウジングを離脱させる際には、検知部材を検知位置から待機位置へ移動する操作と、ロックアームを係止解除方向へ変位させる操作(ロックの解除操作)とを段階的に行う必要がある。このように、コネクタハウジングを離脱させる際に、2段階の操作を要することは作業性が良くないため工夫が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタハウジングを離脱させる際の作業性を良くすることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、互いに嵌合・離脱を可能とされた一対のコネクタハウジングと、前記一対のコネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると互いに係止して前記一対のコネクタハウジングを正規嵌合状態にロックするとともに、一方が係止解除方向に変位することで互いの係止を解除して前記一対のコネクタハウジングのロックを解除する一対のロック部材と、前記一対のコネクタハウジングの嵌合途中においては待機位置に保持されるとともに、前記一対のコネクタハウジングの正規嵌合状態においては検知位置への移動を許容される検知部材と、前記検知部材が前記待機位置にあるときに同検知部材の傾動を許容する傾動許容部と、前記検知部材が前記待機位置において傾動することで前記ロック部材の一方に当接して同ロック部材を前記係止解除方向に変位させるロック解除部と、を有している。
このような構成によれば、検知部材を検知位置から待機位置に移動させるとともに待機位置において傾動させると、ロック解除部がロック部材の一方に当接してこのロック部材を係止解除方向に変位させ、コネクタハウジングのロックが解除される。したがって、検知部材を操作するだけでロックの解除をも行うことができるから、検知部材の操作とロックの解除操作とを段階的に行う場合に比べ、コネクタハウジングを離脱させる際の作業性を良くすることができる。
また、前記一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングには、この一対のコネクタハウジングの嵌合動作を進行させるレバーが取り付けられており、前記一対のロック部材のうち少なくとも一方は前記レバーに備えられているものとしてもよい。
本発明によれば、コネクタハウジングを離脱させる際の作業性を良くすることが可能なコネクタを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図1〜図14を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態におけるコネクタCは、互いに嵌合・離脱を可能とされた一対のコネクタハウジング10,20を備えている。以下、各構成部材において、両コネクタハウジング10,20における嵌合面側をそれぞれ前方とし、また、図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
一対のコネクタハウジング10,20のうち一方のコネクタハウジング(以後、雄側ハウジング10と称する)は、前方に突出するフード部11を有し、そのフード部11内においては、複数本(本実施形態では3本)の雄端子金具12が前方に突出している。雄側ハウジング10のフード部11の外周面には、金属製のシールドシェル(雄側シールドシェル13と称する)が一体に設けられているとともに、左右一対のカムフォロア(図示せず)が突出して設けられている。
一対のコネクタハウジング10,20のうち他方のコネクタハウジング(以後、雌側ハウジング20と称する)は、雌端子金具21が収容される複数(本実施形態では3つ)のキャビティ22を備えたハウジング本体23と、このハウジング本体23を包囲する筒状嵌合部24とを備えて構成されている。雌側ハウジング20のハウジング本体23と筒状嵌合部24との間の隙間には、雄側ハウジング10のフード部11が嵌入されるようになっている。
筒状嵌合部24の内周には、金属製のシールドシェル(雌側シールドシェル25と称する)がインサート成形により一体に設けられている。雌側シールドシェル25の前端部は、両ハウジング10,20の嵌合状態では、雄側シールドシェル13に外嵌し、その外周面に接触した状態になる。また、雌側シールドシェル25の後端部には金属製の筒状部材30が接続され、筒状部材30には、複数本の電線31を一括してシールドする編組線からなるシールド部材32の端末部が、カシメリング33によりかしめ付けられている。
筒状嵌合部24の外周には、雄側ハウジング10と雌側ハウジング20との嵌合動作を進行させるレバー40を支持するための左右一対の支持軸(図示せず)が突出して設けられている。
レバー40は、左右一対のカム板部41と、このカム板部41を連結する連結部42とを有し、全体として略門形に形成されている(図2参照)。両カム板部41は、筒状嵌合部24の支持軸に嵌合されており、これにより、レバー40は筒状嵌合部24の外周に沿って初期位置(図3参照)と正規嵌合位置(図1参照)との間で、支持軸を中心として略90°の角度回動し得るようになっている。
連結部42における幅方向(レバー40の回動中心軸と平行な方向)の中央部分は、レバー40を回動操作するときに指が宛がわれる回動操作部43とされている。回動操作部43は、左右両側壁43Sと、この両側壁間に差し渡された上下2本の架橋部43A,43Bとを有している。左右両側壁43Sと上下両架橋部43A,43Bとにより囲まれた空間は、レバー40が初期位置の状態で後ろ上がり状に傾いて前後方向に開放された形態、言い換えると、レバー40の回動方向に沿った向きに開放された形態の開放空間Sとなっている(図3参照)。なお、以下のレバー40に関する構造説明では、レバー40が初期位置にある状態を想定している。
レバー40には、後述するロック突部27に係止して両ハウジング10,20を正規嵌合状態にロックするロックアーム50が設けられている。なお、ロックアーム50とロック突部27とが、本発明の一対のロック部材を構成している。
ロックアーム50は、回動操作部43の下側の架橋部43Bの前端から斜め後上方(開放空間Sに突入する方向)に向かって片持ち状に延出する形態をなしている。ロックアーム50は、上下方向(上側の架橋部43Aに対して接近・離間する方向)に弾性撓み可能とされている。
ロックアーム50は、図7に示すように、左右に間隔を空けて配された一対のアーム部51と、両アーム部51の間を連結する形態をなす係止部52とを有している。係止部52は、レバー40の回動動作に伴なって後述するロック突部27に当接し、ロックアーム50を弾性撓みさせつつロック突部27に乗り上げ、レバー40が正規嵌合位置に至ると、ロック突部27を乗り越えてロック突部27に係止するようになっている。係止部52とロック突部27とが係止することにより、両ハウジング10,20は正規の嵌合状態にロックされる。
また、ロックアーム50は、アーム部51の延出端同士を連結する形態をなすロック解除操作部53を有している。ロック解除操作部53は、上側の架橋部43Aよりも後方に位置し、ロック解除操作部53を指で操作することによりロックアーム50を上方(係止解除方向)へ弾性撓みさせることができるようになっている。
また、アーム部51には、各アーム部51の上縁(上側の架橋部43A側の縁)に沿って外側(係止部52とは反対側)に張り出す張出部54が設けられている。張出部54は、アーム部51のうちロック解除操作部53から係止部52よりも前方にわたる範囲(アーム部51の固定端側の部分を除く範囲)に設けられている。
アーム部51に設けられた張出部54のうち前側の端部(係止部52よりも前側の部分)は、後述する検知部材60のロック解除部66が当接可能な当接部55とされている(図11参照)。当接部55の下面(上側の架橋部43Aとは反対側の面)は、ロック解除部66に当接する当接面55Aとされている。当接面55Aは、検知部材60の移動方向に対して略平行をなしている。
雌側ハウジング20の後端部には、正規嵌合位置に至ったレバー40が係止するロック部26が設けられている。ロック部26は、雄側ハウジング10の後端部において上方に突出して設けられ、その後面には、ロックアーム50の係止部52が係止するロック突部27が設けられている。
ロック部26の後面は、レバー40の回動方向に沿う傾斜をなしている。また、ロック突部27のうちレバー40の回動方向における初期位置側の面は、レバー40の回動方向に対して傾斜し、係止部52の乗り上げ動作を案内する案内面27Aとされている。そして、ロック突部27のうちレバー40の回動方向における正規嵌合位置側の面は、係止部52が係止する係止面27Bとされ、レバー40の回動方向に対して略垂直をなしている。
レバー40の回動操作部43には、一対のハウジング10,20の嵌合状態を検知するための検知部材60が備えられている。検知部材60は、ロックアーム50の延び方向に沿ってスライド移動可能に取り付けられている。詳しくは、検知部材60は、ロックアーム50の上方から前方へ退避してロックアーム50の係止解除方向への弾性変位を許容する待機位置(図10参照)と、ロックアーム50の上方に進入してロックアーム50の係止解除方向への弾性変位を規制する検知位置(図8参照)との間で移動し得るように設けられている。
検知部材60は、図7に示すように、左右方向に長い支持バー61と、この支持バー61の両端から支持バー61に対して垂直方向に延出する左右一対のガイドバー62と、支持バー61における幅方向中央位置からガイドバー62と略並行に突出する撓み片63とを備えて構成されている。左右両ガイドバー62は、開放空間Sのうちロックアーム50のアーム部51の両外側方に差し入れられるようになっている。なお、検知部材60は、左右両ガイドバー62を回動操作部43の左右両側壁43Sおよび上下両架橋部43A,43Bに摺接させることによって移動を案内される。
左右両ガイドバー62には、左右両ガイドバー62の上端縁に沿って内向きに突出するリブ部64が設けられている(図4参照)。リブ部64は、左右両ガイドバー62の全長に亘って形成されている。また、左右両ガイドバー62の下端縁部62Aは、各ガイドバー62の全長にわたり、リブ部64と略平行をなして内向きに突出する形状をなしている。
左右両ガイドバー62の延出端寄りの位置(後述する係止爪63Aと横並びの位置)には、レバー40の回動操作部43に形成されたストッパ44に当接して、検知部材60の待機位置からの抜け止めを図る抜止突起65が設けられている。抜止突起65は、各ガイドバー62の下端縁部62Aから下向きに突出しており、ストッパ44は、ロックアーム50の根元位置、詳しくは下側の架橋部43Bのうちロックアーム50の両側方(左右両側壁43Sとロックアーム50との間の部分)に形成されている。
撓み片63は片持ち状をなし、その延出方向に対して略直交する方向(ロックアーム50の弾性撓み方向とほぼ同じ方向)へ弾性撓みし得るようになっている。撓み片63の自由端部には、下向きに突出する係止爪63Aが設けられている。撓み片63は、左右両ガイドバー62の下端縁部62Aよりも上側にずれた位置に設けられ、係止爪63Aは、下端縁部62Aの間に突出している。
さて、雌側ハウジング20には、検知部材60が待機位置にあるときに検知部材60の傾動を許容する傾動許容部45が設けられている。傾動許容部45は、レバー40の上側の架橋部43Aと下側の架橋部43Bとに設けられている。なお、上側の架橋部43Aに設けられた傾動許容部45を上側傾動許容部45A、下側の架橋部43Bに設けられた傾動許容部45を下側傾動許容部45Bと称する。上側傾動許容部45Aおよび下側傾動許容部45Bは、上下架橋部43A,43Bの前端部(検知部材60の検知位置側への押し込み方向後側の部分)に設けられている。
上側傾動許容部45Aは、上側の架橋部43Aの内面(開放空間Sに臨む面)に設けられ、上方へ凹む形態をなしている。上側傾動許容部45Aは、上側の架橋部43Aの前端から後側へ向かって(検知部材60の待機位置から検知位置に向かう移動方向の手前側から奥へ向かって)少しずつ凹み寸法を大きくする傾斜をなす第1傾動許容面46と、第1傾動許容面46の後端からさらに後方へ向かって少しずつ凹み寸法を小さくする第2傾動許容面47とを有している。
下側傾動許容部45Bは、下側の架橋部43Bの内面(開放空間Sに臨む面)に設けられ、下方へ凹む形態をなしている。下側傾動許容部45Bは、下側の架橋部43Bの前端から後側へ向かって(検知部材60の待機位置から検知位置に向かう移動方向の手前側から奥へ向かって)少しずつ凹み寸法を小さくする傾斜をなす第3傾動許容面48を有している。なお、第1傾動許容面46と第3傾動許容面48とは略平行をなしている。
そして、検知部材60には、待機位置において傾動することでロックアーム50(ロック部材の一方)に当接してロックアーム50を上方(係止解除方向)に変位させるロック解除部66が設けられている(図11参照)。ロック解除部66は、左右両ガイドバー62の下端縁部62Aのうち延出端の部分(後端の部分)とされている。ロック解除部66の上面(リブ部64と対向する面)は、ロックアーム50の当接部55の当接面55Aに当接する面(以後、解除当接面66Aと称する)とされている。解除当接面66Aは、平坦な面とされている。
ロック解除部66は、検知部材60が検知位置にあるときには、ロックアーム50のロック解除操作部53と横並びの位置に至り、その全体が当接部55よりも前方にずれて配される(図8参照)。また、ロック解除部66は、検知部材60が待機位置にあるときには、ロックアーム50の係止部52よりも手前側に位置し、当接部55と対向して解除当接面66Aが当接面55Aに当接する、もしくは非常に接近した状態で配される(図10参照)。
次に、上記のように構成されたコネクタCの嵌合・離脱作業について説明する。
コネクタCが離脱されている状態では、雌側ハウジング20のレバー40は初期位置に保持されるとともに、検知部材60が待機位置に保持されている。この状態から、レバー40のカム板部41の内面のカム溝41Aの入口に雄側ハウジング10のカムフォロアを進入させ、レバー40を正規嵌合位置に向けて回動させる。すると、カム溝41Aとカムフォロアとの係合によるカム作用によって、両ハウジング10,20が互いに引き寄せられ、レバー40を正規嵌合位置まで回動させると、両ハウジング10,20は正規嵌合状態になる。
レバー40が正規嵌合位置に至る直前では、ロックアーム50の係止部52がロック突部27の案内面27Aに当接し、その傾斜によって係止部52はロック突部27に乗り上がり、これによりロックアーム50は係止解除方向へ弾性撓みさせられる。そして、レバー40が正規嵌合位置に達すると同時に、ロックアーム50は弾性復帰して係止部52がロック突部27の係止面27Bに係止し、もって、レバー40が正規嵌合位置にロックされるとともに、両ハウジング10,20が正規嵌合状態にロックされる。
レバー40が正規嵌合位置まで回動すると、ロックアーム50の係止部52と待機位置にある検知部材60の係止爪63Aの間にロック突部27が介在した状態となり(図10参照)、そのロック突部27の案内面27Aが係止爪63Aと対向して配される。この状態から、待機位置にある検知部材60を開放空間S内へ向けて押し込むと、案内面27Aの傾斜により係止爪63Aは案内面27A上を摺動し、撓み片63は上側の架橋部43Aに向かって弾性撓みさせられ、ロック突部27と係止部52とに乗り上がる。そして、検知部材60が検知位置に達すると、撓み片63が弾性復帰し、係止爪63Aが係止部52に係止し、もって、検知部材60が待機位置への戻りを規制された状態に保持される(図8参照)。
レバー40が正規嵌合位置に達していない場合には、ロックアーム50の係止部52がロック突部27に乗り上がったままの状態で留め置かれるから、検知部材60を検知位置側へ押しても係止爪63Aが係止部52に突き当たって検知位置へ押し込むことができない。つまり、レバー40の回動操作の後、検知部材60を検知位置へ押し込むことができるか否かにより、レバー40が正規嵌合位置に至ったか否か、即ち両ハウジング10,20が正規嵌合されたか否かを検知することができる。
そして、正規嵌合されているコネクタCを離脱させる際には、まず、検知部材60を、検知位置から待機位置へ引っ張り出す。このときには、検知部材60の支持バー61を摘んで検知部材60を強く引っ張ると、係止爪63Aと係止部52とが当接して撓み片63が弾性撓みしつつ係止爪63Aが係止部52に乗り上がり、やがて係止爪63Aと係止部52との係止が解除される。そのまま、検知部材60を引っ張ると、係止爪63Aがロック突部27を乗り越え、検知部材60は待機位置に至る(図10および図11参照)。
次いで、検知部材60を待機位置において傾動させる。すると、ロック解除部66の解除当接面66Aがロックアーム50の当接部55の当接面55Aに強く当接し、ロックアーム50を係止解除方向へ押圧して弾性変位させる(図13参照)。このとき、検知部材60の後端(ガイドバー62の延出端)は第2傾動許容面47に沿って移動する。やがて、ロックアーム50は、図13に示すように、係止部52がロック突部27よりも上方へ持ち上がった状態、すなわち係止部52とロック突部27との係止が外れた状態(ロック解除状態)になる。このとき、図14に示すように、検知部材60の後端部(左右両ガイドバー62の延出端部)は上側傾動許容部45Aに嵌合し、左右両ガイドバー62の上面が第1傾動許容面46に当接した状態になり、また左右両ガイドバー62の前端寄りの部分(支持バー61側の部分)は下側傾動許容部45Bに嵌合し、左右両ガイドバー62の下面が第3傾動許容面48に当接した状態になる。そして、検知部材60を傾動させたまま(ロック解除状態を保ったまま)、レバー40を初期位置側へ回動させるとコネクタCが離脱される。
上記のように構成された本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態のコネクタCは、検知部材60が待機位置にあるときに検知部材60の傾動を許容する傾動許容部45と、検知部材60が待機位置において傾動することでロックアーム50に当接してロックアーム50を係止解除方向に変位させるロック解除部66と、を有している。
これにより、検知部材60を検知位置から待機位置に移動させるとともに待機位置において傾動させると、ロック解除部66がロックアーム50に当接してこのロックアーム50を係止解除方向に変位させ、両ハウジング10,20のロックが解除される。したがって、検知部材60を操作するだけでロックの解除をも行うことができるから、従来のように検知部材の操作とロックの解除操作とを段階的に行う場合に比べて、両ハウジング10,20を離脱させる際の作業性を良くすることができる。
また、雌側ハウジング20には、コネクタCの嵌合動作を進行させるレバー40が取り付けられており、ロックアーム50は、レバー40に設けられている。これにより、レバー40を回動させるとロックアーム50のロックがかかるから、レバー40の移動とロック動作とを別々にしなくて済み、作業性が良い。
また、検知部材60は、レバー40の回動操作部43に備えられているので、コネクタCを離脱させる際には、検知部材60を傾動させた姿勢に保持しつつレバー40の回動操作を行い易いから、操作性の向上を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、レバー40の回動操作によって一対のハウジング10,20を嵌合・離脱させるようにしたが、本発明は、レバーを用いずに一対のハウジングを嵌合・離脱させる場合にも適用することができる。
(2)上記実施形態では、レバー40にロックアーム50を設け、雌側ハウジング20のロック部26にロック突部27を設けるようにしたが、本発明によれば、レバーにロック突部を設け、雌側ハウジングにロックアームを設けてもよい。
(3)上記実施形態では、雌側ハウジング20にレバー40を設けたが、本発明によれば、雄側ハウジングにレバーを設けてもよい。
本実施形態にかかるコネクタの断面図 雌側ハウジングの正面図 同断面図 検知部材を支持バーとは反対側から見た側面図 レバーの回動操作部と検知部材とを表す一部切欠き正面図 図5のA−A断面図 図6のC−C断面図 検知部材が検知位置にある状態を表す図5のA−A断面位置における一部拡大断面図 同一部切欠き平断面図 検知部材が待機位置にある状態を表す図5のA−A断面位置における一部拡大断面図 同図5のB−B断面位置における一部拡大断面図 同一部切欠き平断面図 検知部材が待機位置において傾動した状態を表す図5のA−A断面位置における一部拡大断面図 同図5のB−B断面位置における一部拡大断面図
C…コネクタ
10…雄側ハウジング(コネクタハウジング)
20…雌側ハウジング(コネクタハウジング)
27…ロック突部(ロック部材)
40…レバー
45…傾動許容部
50…ロックアーム(ロック部材)
60…検知部材
66…ロック解除部

Claims (2)

  1. 互いに嵌合・離脱を可能とされた一対のコネクタハウジングと、
    前記一対のコネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると互いに係止して前記一対のコネクタハウジングを正規嵌合状態にロックするとともに、一方が係止解除方向に変位することで互いの係止を解除して前記一対のコネクタハウジングのロックを解除する一対のロック部材と、
    前記一対のコネクタハウジングの嵌合途中においては待機位置に保持されるとともに、前記一対のコネクタハウジングの正規嵌合状態においては検知位置への移動を許容される検知部材と、
    前記検知部材が前記待機位置にあるときに同検知部材の傾動を許容する傾動許容部と、
    前記検知部材が前記待機位置において傾動することで前記ロック部材の一方に当接して同ロック部材を前記係止解除方向に変位させるロック解除部と、
    を有するコネクタ。
  2. 前記一対のコネクタハウジングのうち一方のコネクタハウジングには、この一対のコネクタハウジングの嵌合動作を進行させるレバーが取り付けられており、前記一対のロック部材のうち少なくとも一方は前記レバーに備えられている請求項1に記載のコネクタ。
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